JPH0775569B2 - 厨房用収納庫 - Google Patents
厨房用収納庫Info
- Publication number
- JPH0775569B2 JPH0775569B2 JP2261007A JP26100790A JPH0775569B2 JP H0775569 B2 JPH0775569 B2 JP H0775569B2 JP 2261007 A JP2261007 A JP 2261007A JP 26100790 A JP26100790 A JP 26100790A JP H0775569 B2 JPH0775569 B2 JP H0775569B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cabinet
- storage
- ceiling
- rear wall
- kitchen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)
Description
本発明は、厨房用収納庫に関する。
厨房には、洗い物をする流し台、ガスレンジが載置され
るガスレンジ台、食品を調理する調理台等の厨房セット
が設置されている。 これらの厨房セットは、上部が作業台になっていて、下
部にはキャビネットが設けられている。 キャビネットは、前面に開放自在な扉が設けられてい
て、内部に設けられた棚や網かご等に醤油、ソース、食
用油等の容器類、なべ類や包丁等の調理器具などを整理
して収納できるようになっている。
るガスレンジ台、食品を調理する調理台等の厨房セット
が設置されている。 これらの厨房セットは、上部が作業台になっていて、下
部にはキャビネットが設けられている。 キャビネットは、前面に開放自在な扉が設けられてい
て、内部に設けられた棚や網かご等に醤油、ソース、食
用油等の容器類、なべ類や包丁等の調理器具などを整理
して収納できるようになっている。
【発明が解決しようとする課題】 ところで、厨房セットにおいて問題となるのは、キャビ
ネット内部の掃除である。 たとえば、過って食用油などをキャビネット内に零した
りした場合、まず、収納されている物を全て取り出し、
棚や網かごも取り除いたのち、身体を屈めてキャビネッ
ト内に臨ませ雑巾等で内部を拭き取るようにしなければ
ならず、キャビネット内壁面を完全に掃除するには非常
に時間のかかるものである。また、奥の方の掃除が完全
にできないものである。 したがって、どうしても掃除が不十分になりがちで、キ
ャビネット内が不潔でゴキブリなどの巣になりやすく、
冷蔵庫に入れなくても済むような買い置きの野菜や果物
などの保存場所としては好ましくないものであった。 さらに、一般に使用されている普及型の厨房セットの場
合、大抵合板を組み合わせることにより形成されてい
て、キャビネット内部も合板の表面に塗装等が施されて
いるのみであるので、古くなってくると、塗装が禿げて
非常に見栄えが悪くなってくるとともに塗装の禿た部分
から合板に汚れが浸透して拭ってもとれなくなると言う
問題がある。 また、キャビネット内に整理用の棚などが設けられてい
ないものも多い。 本発明は、このような事情に鑑みて、既成の厨房セット
のキャビネット内を効率よく整理整頓できるとともに、
簡単に清掃できて清潔に保つことができる厨房用収納庫
を提供することを目的としている。
ネット内部の掃除である。 たとえば、過って食用油などをキャビネット内に零した
りした場合、まず、収納されている物を全て取り出し、
棚や網かごも取り除いたのち、身体を屈めてキャビネッ
ト内に臨ませ雑巾等で内部を拭き取るようにしなければ
ならず、キャビネット内壁面を完全に掃除するには非常
に時間のかかるものである。また、奥の方の掃除が完全
にできないものである。 したがって、どうしても掃除が不十分になりがちで、キ
ャビネット内が不潔でゴキブリなどの巣になりやすく、
冷蔵庫に入れなくても済むような買い置きの野菜や果物
などの保存場所としては好ましくないものであった。 さらに、一般に使用されている普及型の厨房セットの場
合、大抵合板を組み合わせることにより形成されてい
て、キャビネット内部も合板の表面に塗装等が施されて
いるのみであるので、古くなってくると、塗装が禿げて
非常に見栄えが悪くなってくるとともに塗装の禿た部分
から合板に汚れが浸透して拭ってもとれなくなると言う
問題がある。 また、キャビネット内に整理用の棚などが設けられてい
ないものも多い。 本発明は、このような事情に鑑みて、既成の厨房セット
のキャビネット内を効率よく整理整頓できるとともに、
簡単に清掃できて清潔に保つことができる厨房用収納庫
を提供することを目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、前面に収
容物の収納口となる開口部を有し、厨房セットの作業台
下部に設けられたキャビネットへ内装自在な大きさの箱
状に形成され、少なくともその内壁面が非透水性材料で
形成されいるとともに、その側端縁を受けて物品を載置
する載置棚を水平に支持する受部がその両側壁の内面に
多段に形成されていて、少なくとも天井の一部を構成す
る天井構成要素、後壁の一部を構成する後壁構成要素お
よび一側壁が一体成形された第1の分割体と、少なくと
も天井の残部を構成する天井構成要素、後壁の残部を構
成する後壁構成要素および他側壁が一体成形された第2
の分割体とが組み合わせられて、天井、後壁、および両
側壁が形成されるようになっており、かつ、照明器具や
消臭剤容器等の機能部材が両分割体の接合部を隠蔽する
ように内壁面に固定されていることを特徴とする厨房用
収納庫を要旨としている。
容物の収納口となる開口部を有し、厨房セットの作業台
下部に設けられたキャビネットへ内装自在な大きさの箱
状に形成され、少なくともその内壁面が非透水性材料で
形成されいるとともに、その側端縁を受けて物品を載置
する載置棚を水平に支持する受部がその両側壁の内面に
多段に形成されていて、少なくとも天井の一部を構成す
る天井構成要素、後壁の一部を構成する後壁構成要素お
よび一側壁が一体成形された第1の分割体と、少なくと
も天井の残部を構成する天井構成要素、後壁の残部を構
成する後壁構成要素および他側壁が一体成形された第2
の分割体とが組み合わせられて、天井、後壁、および両
側壁が形成されるようになっており、かつ、照明器具や
消臭剤容器等の機能部材が両分割体の接合部を隠蔽する
ように内壁面に固定されていることを特徴とする厨房用
収納庫を要旨としている。
この厨房用収納庫(以下、「収納庫」とのみ記す)は、
まず、各分割体にばらした状態で、各分割体毎に積み重
ねて嵩張らないようにして搬送し、使用場所でこれら分
割体を組み立てる。 なお、収納庫内部に分割体と分割体の接合部を覆うよう
に、照明器具、消臭剤容器、受皿等の機能部材を配置す
る。 そして、キャビネットの扉を開放し、開口部が前面を向
くようにして完成して収納庫をキャビネット内に内装す
る。 そして、対応する所望の受部にトレイ等の載置棚側端縁
を支持させ、この載置棚上あるいは収納庫の底部に収容
物を整理整頓して並べる。 また、収納庫内が汚れた場合、まず、収納物を取り除く
とともに、収納庫をキャビネット内から引き出して、水
洗い等により内部を洗浄できる。
まず、各分割体にばらした状態で、各分割体毎に積み重
ねて嵩張らないようにして搬送し、使用場所でこれら分
割体を組み立てる。 なお、収納庫内部に分割体と分割体の接合部を覆うよう
に、照明器具、消臭剤容器、受皿等の機能部材を配置す
る。 そして、キャビネットの扉を開放し、開口部が前面を向
くようにして完成して収納庫をキャビネット内に内装す
る。 そして、対応する所望の受部にトレイ等の載置棚側端縁
を支持させ、この載置棚上あるいは収納庫の底部に収容
物を整理整頓して並べる。 また、収納庫内が汚れた場合、まず、収納物を取り除く
とともに、収納庫をキャビネット内から引き出して、水
洗い等により内部を洗浄できる。
以下に、本発明を、その実施例をあらわす図面を参照し
つつ詳しく説明する。 第1図は本発明にかかる収納庫の1実施例をあらわす。 図にみるように、この収納庫1は、厨房セットの調理
台,流し台,ガスレンジ台等の作業台の下部に設けられ
たキャビネット内に内装できる大きさに合成樹脂により
形成されていて、受部として多数の溝1aが両側壁1bの対
向する位置に水平に設けられている。 溝1aは、両側壁1bに波状に凹凸を設けることにより形成
されていて、トレイ状や網状の載置棚2の側端縁が嵌挿
されるとともに、摺動自在に支持されるようになってい
る。 また、壁面と壁面との各コーナー部1cが曲面形状にされ
ている。 なお、図中、18は光センサ付きの照明器具、19は消臭剤
容器である。 この収納庫1は、第2図にみるように、2つの分割体1
1,12を組み合わせることにより形成されるようになって
いる。 分割体11は、収納庫1の天井の一部を構成する天井構成
要素11a,底板の一部を構成する底板構成要素11b,後壁の
一部を構成する後壁構成要素11cおよび一方の側壁1bが
射出成形により一体成形され、分割体12は、天井の残部
を構成する天井構成要素12a,底板の残部を構成する底板
構成要素12b,後壁の残部を構成する後壁構成要素12cお
よび他方の側壁1bが射出成形により一体成形されてい
る。 また、各構成要素11a,11b,11c,12a,12b,12cには、第2
図および第3図にみるように、その各端縁に沿って突条
13がそれぞれ形成されている。 突条13には係合溝13aが設けられていて、両分割体11,12
を組み合わせたのち、第4図にみるように、この係合溝
13aに係止部材14の係合突部14aを係合させることで、両
分割体11,12を一体化できるようにされている。 また、この分割体11,12の一体化と同時に天井構成要素1
1aと天井構成要素12aとの間に形成される係合溝61に照
明器具18の上面に形成された係合突条18aが係合される
とともに、後壁構成要素11cと後壁構成要素12cとの間に
同じく形成される係合溝(図示していない)に消臭剤容
器19の裏面に設けられた係合突条19aを係合させること
により、収納庫1の内壁面に照明器具18および消臭剤容
器19が固定されるようになる。しかも、これら照明器具
18および消臭剤容器19が分割体11,12の接合部を隠蔽す
るように配置されるので、収納庫1内部が見栄えよくな
る。 なお、係合溝13aと係合突部14aとの係合は、係止部材14
を突条13の開放端13b側からスライドさせることにより
行われる。 さらに、両分割体11,12は、上桟15および受皿16を取り
付けることにより完全に一体化されるるようになってい
る。しかも、受皿16が底板構成要素11bと底板構成要素1
2bとの接続部を隠蔽することにもなる。 図中、17は収納庫1の裏面に接着剤により固着される受
皿状の脚であって、その受皿部分に殺虫剤を担持するこ
とができるようになっている。 また,16aは着脱自在な油吸着シートである。 この収納庫1は、上記のようになっており、分割体11
(12)を分離した状態で、第5図にみるように、それぞ
れ積み重ねて搬送し、使用時に組む立てることがで
き、、輸送時に嵩張らず輸送コストを低減することがで
きる。 そして、使用時に組み立てると、分割体11と分割体12と
の接合部が照明器具18,消臭剤容器19および受皿16によ
って隠蔽され、収納庫1内部に接合部が表出しないた
め、見栄えのよい収納庫1となる。この収納庫1を、第
6図にみるように、厨房セットKの各作業台3の下側に
設けられたキャビネット31内に内装すると、キャビネッ
ト31の内壁面が収納庫1によって隠蔽されて直接外部か
ら見ることができなくなる。 したがって、古くなって塗装の禿げたような厨房セット
Kでも見栄えよくすることができる。 また、載置棚2を受ける溝1aが多段に設けられているの
で、収納物の高さに応じて載置棚2の位置を変更するこ
とができ、各収納物を整理整頓して収納することができ
る。 しかも、載置棚2上に物品を載置すると、側壁と天井と
のコーナー部1cに大きな力が加わるが、各分割体11,12
が一体成形されているので、この力を後壁構成要素11c
(12c)で支えることができる。したがって、載置棚2
上に重量物を載せることができる。 さらに、合成樹脂製であるので、油等を零したりして収
納庫1の内部が汚れた場合には、まず、収納物を取り出
したのち、収納庫1をキャビネット31から引き出して、
風呂場などに持って行けば、内部を水洗い等により簡単
に、かつ、完全に清掃することができる。 特に、コーナー部1cが曲面形状になっているので、コー
ナー部1cの清掃も容易である。 ところで、厨房セットKのキャビネット31は、メーカー
等によってその高さや幅が異なるため、収納庫1は、ど
のサイズのキャビネット31にも内装できるように小さい
厨房セットKに適合するサイズに統一されていて、製造
コストを低減することができるようになっている。 したがって、第6図にみるように、大きいサイズの厨房
セットKに用いた場合、収納庫1とキャビネット31の側
壁面や天井面との間に隙間8が形成されるようになる
が、収納庫1の天板の上を容器54等の載置台としたり、
隙間8間の側壁面の所望位置に隙間と略同じ幅の板状材
55を接着剤等により一体化しこの板状材55に醤油瓶58等
を載せるようにしたり、幅の狭い収納庫1′を別途用意
しておき、この収納庫1′を収納庫1と並べるように配
置して隙間8を埋めるようにすることもできる。 なお、収納庫1′も幅の狭い分割体を組み合わせること
により形成されている。また、板状材55は、第7図にみ
るように、その側面から突出する突出部55aを収納庫1
の外側壁面に形成された凹部1eに嵌合されるとともに、
接着剤を介して収納庫1に一体化させる構造とすること
が好ましい。 ところで、流し台の場合は、第8図にみるように、キャ
ビネット31の内部に排水管(ダクト)35が突出している
ことがあるが、このような場合、排水管35の臨む部分が
切り欠かれて平面視で略L字形をした収納庫4を内装す
るようになっている。 また、第9図にみるように、中央に排水管35がある場合
は、上記略L字形の収納庫4と幅の狭い矩形の収納庫
1′を組み合わせてキャビネット31に内装することもで
きる。 なお、収納庫4は、第10図にみるように、平面視で略L
字形の分割体41と分割体42とを組み合わせることにより
形成されている。 また、収納庫1,1′,4には、その前面開口部を開閉自在
に覆う扉(図示せず)を装着するようにしても構わな
い。 扉が装着された収納庫をキャビネット31内に内装する
と、キャビネット31の扉と収納庫の扉によって二重扉構
造になるため、収納庫内部をより清潔に保つことができ
る。 本発明にかかる収納庫は、上記の実施例に限定されな
い。 たとえば、上記の実施例では、収納庫が全て合成樹脂で
形成された分割体を組み合わせることにより形成されて
いたが、合板等で外枠を形成し、その内面に合成樹脂や
ホーローなどの層を設けた分割体を用いるようにしても
構わない。 また、分割体の接合は、接着剤やボルトとナットの組み
合わせによるものでも構わない。 さらに、光センサ付き照明器具や消臭剤容器等の機能部
材は、接着剤等で収納庫内壁面に固定するようにしても
よいし、後部壁面にも載置棚の後端縁を受ける溝を設け
ても構わない。 なお、この収納庫は、キャビネット内に内装するだけで
なく、厨房内の整理棚などとしても用いることができ
る。
つつ詳しく説明する。 第1図は本発明にかかる収納庫の1実施例をあらわす。 図にみるように、この収納庫1は、厨房セットの調理
台,流し台,ガスレンジ台等の作業台の下部に設けられ
たキャビネット内に内装できる大きさに合成樹脂により
形成されていて、受部として多数の溝1aが両側壁1bの対
向する位置に水平に設けられている。 溝1aは、両側壁1bに波状に凹凸を設けることにより形成
されていて、トレイ状や網状の載置棚2の側端縁が嵌挿
されるとともに、摺動自在に支持されるようになってい
る。 また、壁面と壁面との各コーナー部1cが曲面形状にされ
ている。 なお、図中、18は光センサ付きの照明器具、19は消臭剤
容器である。 この収納庫1は、第2図にみるように、2つの分割体1
1,12を組み合わせることにより形成されるようになって
いる。 分割体11は、収納庫1の天井の一部を構成する天井構成
要素11a,底板の一部を構成する底板構成要素11b,後壁の
一部を構成する後壁構成要素11cおよび一方の側壁1bが
射出成形により一体成形され、分割体12は、天井の残部
を構成する天井構成要素12a,底板の残部を構成する底板
構成要素12b,後壁の残部を構成する後壁構成要素12cお
よび他方の側壁1bが射出成形により一体成形されてい
る。 また、各構成要素11a,11b,11c,12a,12b,12cには、第2
図および第3図にみるように、その各端縁に沿って突条
13がそれぞれ形成されている。 突条13には係合溝13aが設けられていて、両分割体11,12
を組み合わせたのち、第4図にみるように、この係合溝
13aに係止部材14の係合突部14aを係合させることで、両
分割体11,12を一体化できるようにされている。 また、この分割体11,12の一体化と同時に天井構成要素1
1aと天井構成要素12aとの間に形成される係合溝61に照
明器具18の上面に形成された係合突条18aが係合される
とともに、後壁構成要素11cと後壁構成要素12cとの間に
同じく形成される係合溝(図示していない)に消臭剤容
器19の裏面に設けられた係合突条19aを係合させること
により、収納庫1の内壁面に照明器具18および消臭剤容
器19が固定されるようになる。しかも、これら照明器具
18および消臭剤容器19が分割体11,12の接合部を隠蔽す
るように配置されるので、収納庫1内部が見栄えよくな
る。 なお、係合溝13aと係合突部14aとの係合は、係止部材14
を突条13の開放端13b側からスライドさせることにより
行われる。 さらに、両分割体11,12は、上桟15および受皿16を取り
付けることにより完全に一体化されるるようになってい
る。しかも、受皿16が底板構成要素11bと底板構成要素1
2bとの接続部を隠蔽することにもなる。 図中、17は収納庫1の裏面に接着剤により固着される受
皿状の脚であって、その受皿部分に殺虫剤を担持するこ
とができるようになっている。 また,16aは着脱自在な油吸着シートである。 この収納庫1は、上記のようになっており、分割体11
(12)を分離した状態で、第5図にみるように、それぞ
れ積み重ねて搬送し、使用時に組む立てることがで
き、、輸送時に嵩張らず輸送コストを低減することがで
きる。 そして、使用時に組み立てると、分割体11と分割体12と
の接合部が照明器具18,消臭剤容器19および受皿16によ
って隠蔽され、収納庫1内部に接合部が表出しないた
め、見栄えのよい収納庫1となる。この収納庫1を、第
6図にみるように、厨房セットKの各作業台3の下側に
設けられたキャビネット31内に内装すると、キャビネッ
ト31の内壁面が収納庫1によって隠蔽されて直接外部か
ら見ることができなくなる。 したがって、古くなって塗装の禿げたような厨房セット
Kでも見栄えよくすることができる。 また、載置棚2を受ける溝1aが多段に設けられているの
で、収納物の高さに応じて載置棚2の位置を変更するこ
とができ、各収納物を整理整頓して収納することができ
る。 しかも、載置棚2上に物品を載置すると、側壁と天井と
のコーナー部1cに大きな力が加わるが、各分割体11,12
が一体成形されているので、この力を後壁構成要素11c
(12c)で支えることができる。したがって、載置棚2
上に重量物を載せることができる。 さらに、合成樹脂製であるので、油等を零したりして収
納庫1の内部が汚れた場合には、まず、収納物を取り出
したのち、収納庫1をキャビネット31から引き出して、
風呂場などに持って行けば、内部を水洗い等により簡単
に、かつ、完全に清掃することができる。 特に、コーナー部1cが曲面形状になっているので、コー
ナー部1cの清掃も容易である。 ところで、厨房セットKのキャビネット31は、メーカー
等によってその高さや幅が異なるため、収納庫1は、ど
のサイズのキャビネット31にも内装できるように小さい
厨房セットKに適合するサイズに統一されていて、製造
コストを低減することができるようになっている。 したがって、第6図にみるように、大きいサイズの厨房
セットKに用いた場合、収納庫1とキャビネット31の側
壁面や天井面との間に隙間8が形成されるようになる
が、収納庫1の天板の上を容器54等の載置台としたり、
隙間8間の側壁面の所望位置に隙間と略同じ幅の板状材
55を接着剤等により一体化しこの板状材55に醤油瓶58等
を載せるようにしたり、幅の狭い収納庫1′を別途用意
しておき、この収納庫1′を収納庫1と並べるように配
置して隙間8を埋めるようにすることもできる。 なお、収納庫1′も幅の狭い分割体を組み合わせること
により形成されている。また、板状材55は、第7図にみ
るように、その側面から突出する突出部55aを収納庫1
の外側壁面に形成された凹部1eに嵌合されるとともに、
接着剤を介して収納庫1に一体化させる構造とすること
が好ましい。 ところで、流し台の場合は、第8図にみるように、キャ
ビネット31の内部に排水管(ダクト)35が突出している
ことがあるが、このような場合、排水管35の臨む部分が
切り欠かれて平面視で略L字形をした収納庫4を内装す
るようになっている。 また、第9図にみるように、中央に排水管35がある場合
は、上記略L字形の収納庫4と幅の狭い矩形の収納庫
1′を組み合わせてキャビネット31に内装することもで
きる。 なお、収納庫4は、第10図にみるように、平面視で略L
字形の分割体41と分割体42とを組み合わせることにより
形成されている。 また、収納庫1,1′,4には、その前面開口部を開閉自在
に覆う扉(図示せず)を装着するようにしても構わな
い。 扉が装着された収納庫をキャビネット31内に内装する
と、キャビネット31の扉と収納庫の扉によって二重扉構
造になるため、収納庫内部をより清潔に保つことができ
る。 本発明にかかる収納庫は、上記の実施例に限定されな
い。 たとえば、上記の実施例では、収納庫が全て合成樹脂で
形成された分割体を組み合わせることにより形成されて
いたが、合板等で外枠を形成し、その内面に合成樹脂や
ホーローなどの層を設けた分割体を用いるようにしても
構わない。 また、分割体の接合は、接着剤やボルトとナットの組み
合わせによるものでも構わない。 さらに、光センサ付き照明器具や消臭剤容器等の機能部
材は、接着剤等で収納庫内壁面に固定するようにしても
よいし、後部壁面にも載置棚の後端縁を受ける溝を設け
ても構わない。 なお、この収納庫は、キャビネット内に内装するだけで
なく、厨房内の整理棚などとしても用いることができ
る。
本発明にかかる収納庫は、以上のように構成されている
ので、厨房セットのキャビネット内の収納物を整理整頓
して見栄えよく収納できるとともに、古い厨房セットの
キャビネット内壁の欠損部も外部から隠すことができ
る。 しかも、取り出して簡単に内部を水洗い等により清掃す
ることができるため、厨房セットのキャビネット内をい
つも清潔に保つことができる。 さらに、分割体を組み立てるようになっているので、搬
送時にコンパクトになり、輸送コストが低減されると言
う効果も奏する。 また、分割体が一体成形されているので、強度が有り、
重量の有る物品も載置棚上に載せることができるととも
に、分割体と分割体の接合部が機能部材により隠蔽され
るようになっているので、収納庫内部が非常に見栄えよ
いものとなる。
ので、厨房セットのキャビネット内の収納物を整理整頓
して見栄えよく収納できるとともに、古い厨房セットの
キャビネット内壁の欠損部も外部から隠すことができ
る。 しかも、取り出して簡単に内部を水洗い等により清掃す
ることができるため、厨房セットのキャビネット内をい
つも清潔に保つことができる。 さらに、分割体を組み立てるようになっているので、搬
送時にコンパクトになり、輸送コストが低減されると言
う効果も奏する。 また、分割体が一体成形されているので、強度が有り、
重量の有る物品も載置棚上に載せることができるととも
に、分割体と分割体の接合部が機能部材により隠蔽され
るようになっているので、収納庫内部が非常に見栄えよ
いものとなる。
第1図は本発明にかかる収納庫の1実施例をあらわす正
面図、第2図はその分解斜視図、第3図はその分割体の
接合構造をあらわす斜視図、第4図は接合構造をあらわ
す断面図、第5図は分割体の搬送時の状態をあらわす正
面図、第6図はそのキャビネット内に内装した状態の1
例をあらわす斜視図、第7図は収納庫の側面に取り付け
られる板状材の取付構造をあらわす断面図、第8図は排
水管が一側に寄って設けられた流し台下のキャビネット
内に収容した収納庫を透視してあらわす平面図、第9図
は排水管が中央に設けられた流し台下のキャビネット内
に収容した収納庫を透視してあらわす平面図、第10図は
略L字形の収納庫の分解斜視図である。 1,1′,4……収納庫、2……載置棚、3……作業台、1a
……溝(受部)、1b……側壁、11,12,41,42……分割
体、16……受皿、18……照明器具、19……消臭剤容器、
11a,12a……天井構成要素、11c,12c……後壁構成要素、
31……キャビネット、K……厨房セット
面図、第2図はその分解斜視図、第3図はその分割体の
接合構造をあらわす斜視図、第4図は接合構造をあらわ
す断面図、第5図は分割体の搬送時の状態をあらわす正
面図、第6図はそのキャビネット内に内装した状態の1
例をあらわす斜視図、第7図は収納庫の側面に取り付け
られる板状材の取付構造をあらわす断面図、第8図は排
水管が一側に寄って設けられた流し台下のキャビネット
内に収容した収納庫を透視してあらわす平面図、第9図
は排水管が中央に設けられた流し台下のキャビネット内
に収容した収納庫を透視してあらわす平面図、第10図は
略L字形の収納庫の分解斜視図である。 1,1′,4……収納庫、2……載置棚、3……作業台、1a
……溝(受部)、1b……側壁、11,12,41,42……分割
体、16……受皿、18……照明器具、19……消臭剤容器、
11a,12a……天井構成要素、11c,12c……後壁構成要素、
31……キャビネット、K……厨房セット
Claims (1)
- 【請求項1】前面に収容物の収納口となる開口部を有
し、厨房セットの作業台下部に設けられたキャビネット
へ内装自在な大きさの箱状に形成され、少なくともその
内壁面が非透水性材料で形成されいるとともに、その側
端縁を受けて物品を載置する載置棚を水平に支持する受
部がその両側壁の内面に多段に形成されていて、少なく
とも天井の一部を構成する天井構成要素、後壁の一部を
構成する後壁構成要素および一側壁が一体成形された第
1の分割体と、少なくとも天井の残部を構成する天井構
成要素、後壁の残部を構成する後壁構成要素および他側
壁が一体成形された第2の分割体とが組み合わせられ
て、天井、後壁、および両側壁が形成されるようになっ
ており、かつ、照明器具や消臭剤容器等の機能部材が両
分割体の接合部を隠蔽するように内壁面に固定されてい
ることを特徴とする厨房用収納庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2261007A JPH0775569B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 厨房用収納庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2261007A JPH0775569B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 厨房用収納庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04138105A JPH04138105A (ja) | 1992-05-12 |
JPH0775569B2 true JPH0775569B2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=17355762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2261007A Expired - Lifetime JPH0775569B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 厨房用収納庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0775569B2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-28 JP JP2261007A patent/JPH0775569B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04138105A (ja) | 1992-05-12 |
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