JPH0774253A - 半導体集積回路の設計方法 - Google Patents
半導体集積回路の設計方法Info
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- JPH0774253A JPH0774253A JP15941993A JP15941993A JPH0774253A JP H0774253 A JPH0774253 A JP H0774253A JP 15941993 A JP15941993 A JP 15941993A JP 15941993 A JP15941993 A JP 15941993A JP H0774253 A JPH0774253 A JP H0774253A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回路面積の縮小化を図る半導体集積回路の設
計方法を提供することを目的とする。 【構成】 同一導電型のトランジスタの拡散層を、接続
するネットの重み付けを重くすることにより近くに配置
して、トランジスタ島の配置を決定する第2のステップ
S3と、上下に隣接する第1導電型または第2導電型ト
ランジスタの拡散層が同一ネットである場合には、該接
続を拡散層で行うことを決定する第3のステップS4
と、配置の決定されたトランジスタ島について、該トラ
ンジスタ島を上下方向の軸を中心に裏返すことにより、
上下に隣接するトランジスタを拡散層によって接続でき
る場合、並びに横に隣接するトランジスタ島間を拡散層
の共有によって合体できる場合には、該トランジスタ島
を上下方向の軸を中心に裏返して配置を決定する第4の
ステップS5とを有して構成する。
計方法を提供することを目的とする。 【構成】 同一導電型のトランジスタの拡散層を、接続
するネットの重み付けを重くすることにより近くに配置
して、トランジスタ島の配置を決定する第2のステップ
S3と、上下に隣接する第1導電型または第2導電型ト
ランジスタの拡散層が同一ネットである場合には、該接
続を拡散層で行うことを決定する第3のステップS4
と、配置の決定されたトランジスタ島について、該トラ
ンジスタ島を上下方向の軸を中心に裏返すことにより、
上下に隣接するトランジスタを拡散層によって接続でき
る場合、並びに横に隣接するトランジスタ島間を拡散層
の共有によって合体できる場合には、該トランジスタ島
を上下方向の軸を中心に裏返して配置を決定する第4の
ステップS5とを有して構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路の設計
方法に関し、特に、同一導電型のトランジスタのソース
・ドレインを接続するネットを、重み付けの調整によっ
て近くに配置することで拡散層を用いて接続し、一般の
配線層での配線を減らすと共に、面積の縮小化を図った
半導体集積回路の設計方法に関する。
方法に関し、特に、同一導電型のトランジスタのソース
・ドレインを接続するネットを、重み付けの調整によっ
て近くに配置することで拡散層を用いて接続し、一般の
配線層での配線を減らすと共に、面積の縮小化を図った
半導体集積回路の設計方法に関する。
【0002】また、CMOS複合ゲートの合成を行う際
に、レイアウトレベルで対称の部分を持つ論理回路に対
して、接続関係を変えても全体として論理的に等価であ
る場合に、該論理素子の位置を入れ換えることにより、
ゲート面積を最小化した半導体集積回路の設計方法に関
する。
に、レイアウトレベルで対称の部分を持つ論理回路に対
して、接続関係を変えても全体として論理的に等価であ
る場合に、該論理素子の位置を入れ換えることにより、
ゲート面積を最小化した半導体集積回路の設計方法に関
する。
【0003】
【従来の技術】従来の半導体集積回路では、レイアウト
設計の方法として、トランジスタの並び順を考えること
で横方向の拡散層の共有を多くする、即ち、トランジス
タ島をできるだけ長くするという方法がとられていた。
しかし、接続すべきネットがPチャネルトランジスタ間
またはNチャネルトランジスタ間のソース・ドレインの
2点のみにつながっている場合には該方法で効果が上が
るが、3点以上に接続のあるネットの場合は拡散層以外
を使った配線をしなければならず、効果が薄れるという
問題があった。
設計の方法として、トランジスタの並び順を考えること
で横方向の拡散層の共有を多くする、即ち、トランジス
タ島をできるだけ長くするという方法がとられていた。
しかし、接続すべきネットがPチャネルトランジスタ間
またはNチャネルトランジスタ間のソース・ドレインの
2点のみにつながっている場合には該方法で効果が上が
るが、3点以上に接続のあるネットの場合は拡散層以外
を使った配線をしなければならず、効果が薄れるという
問題があった。
【0004】また、CMOS複合ゲートには、単純なA
NDゲート、ORゲートだけでなく図8(1)に示され
るようなゲートを1段のゲートとして実現できる特徴が
ある。図8(1)の回路の実現例として、図9に示され
るような配置が考えられる。
NDゲート、ORゲートだけでなく図8(1)に示され
るようなゲートを1段のゲートとして実現できる特徴が
ある。図8(1)の回路の実現例として、図9に示され
るような配置が考えられる。
【0005】この図9の配置ではトランジスタの電流駆
動能力を考慮してトランジスタのチチャネル幅を変えて
ある。この配置は図8(1)の回路のPチャネルトラン
ジスタ、及びNチャネルトランジスタの接続が対称であ
るという特徴を利用したものであるが、トランジスタの
チャネル幅がトランジスタ毎に違うため、何も存在しな
い領域が存在し、無駄な領域が存在するという欠点があ
った。
動能力を考慮してトランジスタのチチャネル幅を変えて
ある。この配置は図8(1)の回路のPチャネルトラン
ジスタ、及びNチャネルトランジスタの接続が対称であ
るという特徴を利用したものであるが、トランジスタの
チャネル幅がトランジスタ毎に違うため、何も存在しな
い領域が存在し、無駄な領域が存在するという欠点があ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
半導体集積回路の設計方法では、レイアウト設計の方法
として、トランジスタの並び順を考えることで横方向の
拡散層の共有を多くする方法が採られていたが、接続す
べきネットがPチャネルトランジスタ間またはNチャネ
ルトランジスタ間の3点以上に接続のあるネットの場合
には拡散層以外を使った配線をしなければならず、チッ
プ面積が増大するという問題があった。
半導体集積回路の設計方法では、レイアウト設計の方法
として、トランジスタの並び順を考えることで横方向の
拡散層の共有を多くする方法が採られていたが、接続す
べきネットがPチャネルトランジスタ間またはNチャネ
ルトランジスタ間の3点以上に接続のあるネットの場合
には拡散層以外を使った配線をしなければならず、チッ
プ面積が増大するという問題があった。
【0007】また、従来の半導体集積回路の設計方法で
は、CMOS複合ゲート合成方式において、トランジス
タの電流駆動能力を考慮してトランジスタのチャネル幅
を変えた場合に、トランジスタの大きさの差に起因する
無駄な領域が存在し、これにより最小の面積のCMOS
複合ゲートが得られないという問題があった。
は、CMOS複合ゲート合成方式において、トランジス
タの電流駆動能力を考慮してトランジスタのチャネル幅
を変えた場合に、トランジスタの大きさの差に起因する
無駄な領域が存在し、これにより最小の面積のCMOS
複合ゲートが得られないという問題があった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するもので、
その目的は、3点以上に接続のあるネットでも、同じタ
イプのトランジスタのソース・ドレインを接続するネッ
トの重み付けの調整により、近くに配置することで拡散
層を用いて接続し、一般の配線層での配線を減らすと共
に、面積の縮小を図る半導体集積回路の設計方法を提供
することである。
その目的は、3点以上に接続のあるネットでも、同じタ
イプのトランジスタのソース・ドレインを接続するネッ
トの重み付けの調整により、近くに配置することで拡散
層を用いて接続し、一般の配線層での配線を減らすと共
に、面積の縮小を図る半導体集積回路の設計方法を提供
することである。
【0009】また本発明の他の目的は、CMOS複合ゲ
ートの合成を行う際に、レイアウトレベルで対象の部分
を持つ論理回路に対して、接続関係を変えても全体とし
て論理的に等価である場合に、該論理素子の位置を入れ
換えることにより、ゲートの面積を最小化する半導体集
積回路の設計方法を提供することである。
ートの合成を行う際に、レイアウトレベルで対象の部分
を持つ論理回路に対して、接続関係を変えても全体とし
て論理的に等価である場合に、該論理素子の位置を入れ
換えることにより、ゲートの面積を最小化する半導体集
積回路の設計方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
横方向に第1導電型または第2導電型のトランジスタに
よって形成されたトランジスタ島が並び、第1導電型の
トランジスタ島と第2導電型のトランジスタ島を1組と
した時のトランジスタ島列の組の上下の順序が、…,第
1導電型,第2導電型,第2導電型,第1導電型,…、
の如く交互に並ぶ半導体集積回路の設計方法において、
図1に示す如く、前記第1導電型または第2導電型のト
ランジスタ島の長さが、予測トランジスタ島列の長さの
1/N(N≧1の実数)以下になるように前記第1導電
型または第2導電型のトランジスタ島を生成する第1の
ステップS2と、同一導電型のトランジスタの拡散層
を、接続するネットの重み付けを重くすることにより近
くに配置して、前記第1導電型または第2導電型のトラ
ンジスタ島の配置を決定する第2のステップS3と、上
下に隣接する第1導電型または第2導電型トランジスタ
の拡散層が同一ネットである場合には、該接続を拡散層
で行うことを決定する第3のステップS4と、配置の決
定された前記第1導電型または第2導電型のトランジス
タ島について、該トランジスタ島を上下方向の軸を中心
に裏返すことにより、上下に隣接するトランジスタを拡
散層によって接続できる場合、並びに横に隣接するトラ
ンジスタ島間を拡散層の共有によって合体できる場合に
は、該トランジスタ島を上下方向の軸を中心に裏返して
配置を決定する第4のステップS5とを具備することで
ある。
横方向に第1導電型または第2導電型のトランジスタに
よって形成されたトランジスタ島が並び、第1導電型の
トランジスタ島と第2導電型のトランジスタ島を1組と
した時のトランジスタ島列の組の上下の順序が、…,第
1導電型,第2導電型,第2導電型,第1導電型,…、
の如く交互に並ぶ半導体集積回路の設計方法において、
図1に示す如く、前記第1導電型または第2導電型のト
ランジスタ島の長さが、予測トランジスタ島列の長さの
1/N(N≧1の実数)以下になるように前記第1導電
型または第2導電型のトランジスタ島を生成する第1の
ステップS2と、同一導電型のトランジスタの拡散層
を、接続するネットの重み付けを重くすることにより近
くに配置して、前記第1導電型または第2導電型のトラ
ンジスタ島の配置を決定する第2のステップS3と、上
下に隣接する第1導電型または第2導電型トランジスタ
の拡散層が同一ネットである場合には、該接続を拡散層
で行うことを決定する第3のステップS4と、配置の決
定された前記第1導電型または第2導電型のトランジス
タ島について、該トランジスタ島を上下方向の軸を中心
に裏返すことにより、上下に隣接するトランジスタを拡
散層によって接続できる場合、並びに横に隣接するトラ
ンジスタ島間を拡散層の共有によって合体できる場合に
は、該トランジスタ島を上下方向の軸を中心に裏返して
配置を決定する第4のステップS5とを具備することで
ある。
【0011】前記課題を解決するために、本発明の第2
の特徴は、横方向に第1導電型または第2導電型のトラ
ンジスタによって形成されたトランジスタ島が並び、第
1導電型のトランジスタ島と第2導電型のトランジスタ
島を1組とした時のトランジスタ島列の組の上下の順序
が、…,第1導電型,第2導電型,第2導電型,第1導
電型,…、の如く交互に並ぶ半導体集積回路の設計方法
において、図1に示す如く、同一導電型のトランジスタ
の拡散層を、接続するネットの重み付けを重くすること
により近くに配置して、前記第1導電型または第2導電
型のトランジスタ島の配置を決定する第2のステップS
3と、上下に隣接する第1導電型または第2導電型トラ
ンジスタの拡散層が同一ネットである場合には、該接続
を拡散層で行うことを決定する第3のステップS4と、
配置の決定された前記第1導電型または第2導電型のト
ランジスタ島について、該トランジスタ島を上下方向の
軸を中心に裏返すことにより、上下に隣接するトランジ
スタを拡散層によって接続できる場合、並びに横に隣接
するトランジスタ島間を拡散層の共有によって合体でき
る場合には、該トランジスタ島を上下方向の軸を中心に
裏返して配置を決定する第4のステップS5とを具備す
ることである。
の特徴は、横方向に第1導電型または第2導電型のトラ
ンジスタによって形成されたトランジスタ島が並び、第
1導電型のトランジスタ島と第2導電型のトランジスタ
島を1組とした時のトランジスタ島列の組の上下の順序
が、…,第1導電型,第2導電型,第2導電型,第1導
電型,…、の如く交互に並ぶ半導体集積回路の設計方法
において、図1に示す如く、同一導電型のトランジスタ
の拡散層を、接続するネットの重み付けを重くすること
により近くに配置して、前記第1導電型または第2導電
型のトランジスタ島の配置を決定する第2のステップS
3と、上下に隣接する第1導電型または第2導電型トラ
ンジスタの拡散層が同一ネットである場合には、該接続
を拡散層で行うことを決定する第3のステップS4と、
配置の決定された前記第1導電型または第2導電型のト
ランジスタ島について、該トランジスタ島を上下方向の
軸を中心に裏返すことにより、上下に隣接するトランジ
スタを拡散層によって接続できる場合、並びに横に隣接
するトランジスタ島間を拡散層の共有によって合体でき
る場合には、該トランジスタ島を上下方向の軸を中心に
裏返して配置を決定する第4のステップS5とを具備す
ることである。
【0012】更に、本発明の第3の特徴は、図7に示す
如く、レイアウトレベルで対象の部分を持つ論理回路に
対して、接続関係を変えても全体として論理的に等価で
ある場合には、該論理素子の位置を入れ換える、配置改
善ステップS32を具備することである。
如く、レイアウトレベルで対象の部分を持つ論理回路に
対して、接続関係を変えても全体として論理的に等価で
ある場合には、該論理素子の位置を入れ換える、配置改
善ステップS32を具備することである。
【0013】
【作用】本発明の第2の特徴の半導体集積回路の設計方
法では、横方向に第1導電型または第2導電型のトラン
ジスタによって形成されたトランジスタ島が並び、第1
導電型のトランジスタ島と第2導電型のトランジスタ島
を1組とした時のトランジスタ島列の組の上下の順序
が、…,第1導電型,第2導電型,第2導電型,第1導
電型,…、の如く交互に並ぶ半導体集積回路の設計方法
において、図1に示す如く、第2のステップS3によ
り、同一導電型のトランジスタの拡散層を、接続するネ
ットの重み付けを重くすることにより近くに配置して、
第1導電型または第2導電型のトランジスタ島の配置を
決定し、次に第3のステップS4により、上下に隣接す
る第1導電型または第2導電型トランジスタの拡散層が
同一ネットである場合には、該接続を拡散層で行うこと
を決定し、更に第4のステップS5により、配置の決定
された第1導電型または第2導電型のトランジスタ島に
ついて、該トランジスタ島を上下方向の軸を中心に裏返
すことにより、上下に隣接するトランジスタを拡散層に
よって接続できる場合、並びに横に隣接するトランジス
タ島間を拡散層の共有によって合体できる場合には、該
トランジスタ島を上下方向の軸を中心に裏返して配置を
決定するようにしている。
法では、横方向に第1導電型または第2導電型のトラン
ジスタによって形成されたトランジスタ島が並び、第1
導電型のトランジスタ島と第2導電型のトランジスタ島
を1組とした時のトランジスタ島列の組の上下の順序
が、…,第1導電型,第2導電型,第2導電型,第1導
電型,…、の如く交互に並ぶ半導体集積回路の設計方法
において、図1に示す如く、第2のステップS3によ
り、同一導電型のトランジスタの拡散層を、接続するネ
ットの重み付けを重くすることにより近くに配置して、
第1導電型または第2導電型のトランジスタ島の配置を
決定し、次に第3のステップS4により、上下に隣接す
る第1導電型または第2導電型トランジスタの拡散層が
同一ネットである場合には、該接続を拡散層で行うこと
を決定し、更に第4のステップS5により、配置の決定
された第1導電型または第2導電型のトランジスタ島に
ついて、該トランジスタ島を上下方向の軸を中心に裏返
すことにより、上下に隣接するトランジスタを拡散層に
よって接続できる場合、並びに横に隣接するトランジス
タ島間を拡散層の共有によって合体できる場合には、該
トランジスタ島を上下方向の軸を中心に裏返して配置を
決定するようにしている。
【0014】つまり、先ず、Pチャネル及びNチャネル
それぞれのトランジスタの接続関係からトランジスタ島
を生成する。配置はこのトランジスタ島のPチャネル及
びNチャネルのペアを1つの単位として扱う。トランジ
スタを積み上げる下段から順次、NPNNPまたはPN
NPPNのようにトランジスタペアのPNの上下が交互
になるよう並べる。この際、配置の方法としては従来の
手法を用いることができるが、拡散層間を接続するネッ
トの重みづけ等を行って、上下のNチャネル同士または
Pチャネル同士のトランジスタの拡散層のネットがなる
べく同じ位置になるように配置する。更に上述の配置
後、トランジスタ島のY軸に対して対称の裏返しによっ
て、上下の拡散層が共有できるトランジスタ島を探索
し、あれば裏返す。また、隣合うトランジスタ島の拡散
層探索を行い、隣合う両端の拡散層が同じネットに接続
しているならば1つの島に合体する。これらの操作はP
チャネル及びNチャネル毎に独立して行う。最後に、従
来の方法に従い配線を行い所望のレイアウトパタンを得
る。
それぞれのトランジスタの接続関係からトランジスタ島
を生成する。配置はこのトランジスタ島のPチャネル及
びNチャネルのペアを1つの単位として扱う。トランジ
スタを積み上げる下段から順次、NPNNPまたはPN
NPPNのようにトランジスタペアのPNの上下が交互
になるよう並べる。この際、配置の方法としては従来の
手法を用いることができるが、拡散層間を接続するネッ
トの重みづけ等を行って、上下のNチャネル同士または
Pチャネル同士のトランジスタの拡散層のネットがなる
べく同じ位置になるように配置する。更に上述の配置
後、トランジスタ島のY軸に対して対称の裏返しによっ
て、上下の拡散層が共有できるトランジスタ島を探索
し、あれば裏返す。また、隣合うトランジスタ島の拡散
層探索を行い、隣合う両端の拡散層が同じネットに接続
しているならば1つの島に合体する。これらの操作はP
チャネル及びNチャネル毎に独立して行う。最後に、従
来の方法に従い配線を行い所望のレイアウトパタンを得
る。
【0015】本発明の第2の特徴の半導体集積回路の設
計方法によれば、拡散層コンタクト幅、拡散層コンタク
ト余裕、及びポリシリコン拡散層コンタクト間隔等が必
要となる、従来のコンタクト間を第1金属層を用いて接
続していた部分を、拡散層による接続で実現し、この場
合、2つのトランジスタが並ぶ時に必要な拡散層の幅が
必要であるだけである。結果として、拡散層間を接続す
るための面積を節約することができる。
計方法によれば、拡散層コンタクト幅、拡散層コンタク
ト余裕、及びポリシリコン拡散層コンタクト間隔等が必
要となる、従来のコンタクト間を第1金属層を用いて接
続していた部分を、拡散層による接続で実現し、この場
合、2つのトランジスタが並ぶ時に必要な拡散層の幅が
必要であるだけである。結果として、拡散層間を接続す
るための面積を節約することができる。
【0016】また、配置後にトランジスタ島のY軸に対
して対称の裏返しを行うため、更に上下のNチャネル同
士またはPチャネル同士のトランジスタのネットが同じ
になる配置を増やすことができる。更に、隣合うトラン
ジスタ島の拡散層探索を行い、隣合う両端の拡散層が同
じネットに接続している場合には、合体させることによ
りトランジスタ島を短く生成する短所を補うことができ
る。
して対称の裏返しを行うため、更に上下のNチャネル同
士またはPチャネル同士のトランジスタのネットが同じ
になる配置を増やすことができる。更に、隣合うトラン
ジスタ島の拡散層探索を行い、隣合う両端の拡散層が同
じネットに接続している場合には、合体させることによ
りトランジスタ島を短く生成する短所を補うことができ
る。
【0017】また、本発明の第1の特徴の半導体集積回
路の設計方法では、図1に示す如く、先ず第1のステッ
プS2により、第1導電型または第2導電型のトランジ
スタ島の長さが、予測トランジスタ島列の長さの1/N
(N≧1の実数)以下になるように第1導電型または第
2導電型のトランジスタ島を生成した後、第1の特徴の
半導体集積回路の設計方法における第2、第3、及び第
4のステップを行うようにしている。
路の設計方法では、図1に示す如く、先ず第1のステッ
プS2により、第1導電型または第2導電型のトランジ
スタ島の長さが、予測トランジスタ島列の長さの1/N
(N≧1の実数)以下になるように第1導電型または第
2導電型のトランジスタ島を生成した後、第1の特徴の
半導体集積回路の設計方法における第2、第3、及び第
4のステップを行うようにしている。
【0018】つまり、第2の特徴の半導体集積回路の設
計方法と同様にトランジスタ島を生成するが、この際、
レイアウト全体の生成すべき形状、またはトランジスタ
の積み上げ段数とトランジスタの全体幅とから予測され
る1段当りのトランジスタ島幅をWの1/N(ただしN
≧1)を最大幅として生成し、該Pチャネル及びNチャ
ネルのペアのトランジスタ島を1つの単位として配置す
るため、上下のPチャネル同士またはNチャネル同士の
トランジスタの拡散層のネットが同じとなる配置を容易
に見つけることができる。
計方法と同様にトランジスタ島を生成するが、この際、
レイアウト全体の生成すべき形状、またはトランジスタ
の積み上げ段数とトランジスタの全体幅とから予測され
る1段当りのトランジスタ島幅をWの1/N(ただしN
≧1)を最大幅として生成し、該Pチャネル及びNチャ
ネルのペアのトランジスタ島を1つの単位として配置す
るため、上下のPチャネル同士またはNチャネル同士の
トランジスタの拡散層のネットが同じとなる配置を容易
に見つけることができる。
【0019】また、本発明の第3の特徴の半導体集積回
路の設計方法では、図7に示す如く、ステップS31で
従来用いられている配置手法で配置処理を行った後、配
置改善ステップS32で、レイアウトレベルで対称の部
分を持つ論理回路に対して、接続関係を変えても全体と
して論理的に等価である場合には、該論理素子の位置を
入れ換え、更にステップS33で、従来の配線手法で配
線処理を行い、レイアウト設計データDDを得ている。
路の設計方法では、図7に示す如く、ステップS31で
従来用いられている配置手法で配置処理を行った後、配
置改善ステップS32で、レイアウトレベルで対称の部
分を持つ論理回路に対して、接続関係を変えても全体と
して論理的に等価である場合には、該論理素子の位置を
入れ換え、更にステップS33で、従来の配線手法で配
線処理を行い、レイアウト設計データDDを得ている。
【0020】つまり配置改善ステップS32では、複合
ゲート合成を行う際に、例えば同じ信号を入力する複数
のトランジスタがPチャネル、Nチャネル共に直列に並
んでいるような場合には、接続記述レベルでその一方の
チャネルのトランジスタの並ぶ順番を入れ換えることと
し、これにより、実現されるゲートの面積を最小化する
ことができる。
ゲート合成を行う際に、例えば同じ信号を入力する複数
のトランジスタがPチャネル、Nチャネル共に直列に並
んでいるような場合には、接続記述レベルでその一方の
チャネルのトランジスタの並ぶ順番を入れ換えることと
し、これにより、実現されるゲートの面積を最小化する
ことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて
説明する。尚、以下に説明する第1、第2、及び第3の
実施例では、横方向にPチャネルまたはNチャネルのト
ランジスタによって形成されたトランジスタ島が並び、
Pチャネルのトランジスタ島とNチャネルのトランジス
タ島を1組とした時のトランジスタ島列の組の上下の順
序が、…,P,N,N,P,…、の如く交互に並んだ半
導体集積回路を処理の対象としており、半導体集積回路
のレイアウト設計の内、特に、配置処理に特徴がある。
説明する。尚、以下に説明する第1、第2、及び第3の
実施例では、横方向にPチャネルまたはNチャネルのト
ランジスタによって形成されたトランジスタ島が並び、
Pチャネルのトランジスタ島とNチャネルのトランジス
タ島を1組とした時のトランジスタ島列の組の上下の順
序が、…,P,N,N,P,…、の如く交互に並んだ半
導体集積回路を処理の対象としており、半導体集積回路
のレイアウト設計の内、特に、配置処理に特徴がある。
【0022】図1に、本発明の第1の実施例に係る半導
体集積回路の設計方法の処理手順を示す。
体集積回路の設計方法の処理手順を示す。
【0023】先ず、ステップS1において、ネット記述
(ネットリスト)NLからPチャネル及びNチャネルそ
れぞれのトランジスタの接続関係を、トランジスタを辺
(edge)、トランジスタのソース・ドレインを節(nod
e)で表したグラフで表現する。
(ネットリスト)NLからPチャネル及びNチャネルそ
れぞれのトランジスタの接続関係を、トランジスタを辺
(edge)、トランジスタのソース・ドレインを節(nod
e)で表したグラフで表現する。
【0024】次に、ステップS2及びS3で、グラフ表
現を基にトランジスタ島を生成する。ここでトランジス
タ島は、生成すべき形状、またはトランジスタの積み上
げ段数とトランジスタの全体幅とから予測される一段あ
たりの幅をWとする時、W/N(但し、NはN>1であ
る任意の正整数)を最大幅として生成される。また、ト
ランジスタ島はPチャネル及びNチャネルのペアで扱
い、Pチャネル及びNチャネル共に、最大幅W/Nに最
も近くなるトランジスタ島数が最も多くなるような組み
合わせにする。
現を基にトランジスタ島を生成する。ここでトランジス
タ島は、生成すべき形状、またはトランジスタの積み上
げ段数とトランジスタの全体幅とから予測される一段あ
たりの幅をWとする時、W/N(但し、NはN>1であ
る任意の正整数)を最大幅として生成される。また、ト
ランジスタ島はPチャネル及びNチャネルのペアで扱
い、Pチャネル及びNチャネル共に、最大幅W/Nに最
も近くなるトランジスタ島数が最も多くなるような組み
合わせにする。
【0025】次にステップS4の配置処理では、Pチャ
ネル及びNチャネルのペアを1つの単位として扱う。ま
た、トランジスタを積み上げる下段から順次、NPPN
NPまたはPNNPPNのようにトランジスタペアのP
チャネル及びNチャネルの上下の順番が交互になるよう
に並べる。ここで、トランジスタ島の配置処理は、同タ
イプのトランジスタのソース・ドレインを接続するネッ
トを持つトランジスタ島同志を近くに配置するための重
み付けとして、同タイプのトランジスタ間のソース・ド
レインを接続する。即ち、拡散層間を接続するネットの
重みを一般ネットのk(k>1)倍にして配置を行う。
ネル及びNチャネルのペアを1つの単位として扱う。ま
た、トランジスタを積み上げる下段から順次、NPPN
NPまたはPNNPPNのようにトランジスタペアのP
チャネル及びNチャネルの上下の順番が交互になるよう
に並べる。ここで、トランジスタ島の配置処理は、同タ
イプのトランジスタのソース・ドレインを接続するネッ
トを持つトランジスタ島同志を近くに配置するための重
み付けとして、同タイプのトランジスタ間のソース・ド
レインを接続する。即ち、拡散層間を接続するネットの
重みを一般ネットのk(k>1)倍にして配置を行う。
【0026】例えば、図4(1)に示す配置例では、P
ウェルPw1上にNチャネルのトランジスタ島N11
が、NウェルNw1上にPチャネルのトランジスタ島P
21、P31、及びP32が、PウェルPw2上にNチ
ャネルのトランジスタ島N41がそれぞれ配置され、下
からNPPNの順に並んでいる。
ウェルPw1上にNチャネルのトランジスタ島N11
が、NウェルNw1上にPチャネルのトランジスタ島P
21、P31、及びP32が、PウェルPw2上にNチ
ャネルのトランジスタ島N41がそれぞれ配置され、下
からNPPNの順に並んでいる。
【0027】更にステップS5では、配置処理後のトラ
ンジスタ島のY軸に対して対称となるものを裏返しする
ことによって、上下の拡散層が共有できるトランジスタ
島を探索し、あれば裏返す。また、隣合うトランジスタ
島の拡散層探索を行い、同じネットならば1つの島に合
体する。これらの操作はPチャネル及びNチャネル毎に
独立して行う。
ンジスタ島のY軸に対して対称となるものを裏返しする
ことによって、上下の拡散層が共有できるトランジスタ
島を探索し、あれば裏返す。また、隣合うトランジスタ
島の拡散層探索を行い、同じネットならば1つの島に合
体する。これらの操作はPチャネル及びNチャネル毎に
独立して行う。
【0028】例えば、図4(1)に示す配置例におい
て、Pチャネルのトランジスタ島P32について、拡散
層DP32aとDP32bをY軸に対して裏返すことにより、P
チャネルトランジスタ島P32の拡散層DP32bとPチャ
ネルトランジスタ島P21の拡散層DP31cとが上下に並
び、これらの間に接続ネットが存在する場合には、図4
(2)に示すように拡散層DB2による共有化を行うこと
ができる(但し、図4(2)においては、後述の第3実
施例における位置合わせ処理も行っていることに注
意)。
て、Pチャネルのトランジスタ島P32について、拡散
層DP32aとDP32bをY軸に対して裏返すことにより、P
チャネルトランジスタ島P32の拡散層DP32bとPチャ
ネルトランジスタ島P21の拡散層DP31cとが上下に並
び、これらの間に接続ネットが存在する場合には、図4
(2)に示すように拡散層DB2による共有化を行うこと
ができる(但し、図4(2)においては、後述の第3実
施例における位置合わせ処理も行っていることに注
意)。
【0029】最後に、従来の方法に従ってステップS6
の配線処理を行い、所望のレイアウトパタン(設計デー
タDD)を得る。
の配線処理を行い、所望のレイアウトパタン(設計デー
タDD)を得る。
【0030】図2に、本発明の第2の実施例に係る半導
体集積回路の設計方法の処理手順を示す。トランジスタ
島生成まで(ステップS11からステップS13まで)
の手順は第1の実施例における処理(ステップS1から
ステップS3まで)と同様である。
体集積回路の設計方法の処理手順を示す。トランジスタ
島生成まで(ステップS11からステップS13まで)
の手順は第1の実施例における処理(ステップS1から
ステップS3まで)と同様である。
【0031】本実施例では配置をMin−Cut手法を
用いて行う。この場合、ネットの重み付けの初期設定
(ステップS14)は、第1の実施例と同様に、同タイ
プのトランジスタ間のソース・ドレインを接続するネッ
トの重みを一般ネットのk(k>1)倍にする。次にス
テップS15で、通常と同じ方法で領域にトランジスタ
島を割り当てて行き、ステップS16で配置領域の細分
化を行い、その結果に基づきステップS17でネットの
重み付けの修正を行う。
用いて行う。この場合、ネットの重み付けの初期設定
(ステップS14)は、第1の実施例と同様に、同タイ
プのトランジスタ間のソース・ドレインを接続するネッ
トの重みを一般ネットのk(k>1)倍にする。次にス
テップS15で、通常と同じ方法で領域にトランジスタ
島を割り当てて行き、ステップS16で配置領域の細分
化を行い、その結果に基づきステップS17でネットの
重み付けの修正を行う。
【0032】配置領域の細分化に従って、同タイプのト
ランジスタのソース・ドレインを接続するネットを持つ
トランジスタ島が、それぞれ図5中の領域Cと領域Eに
割り当てられた時、該ソース・ドレインは隣接して配置
されることはない。従って、拡散層で接続することはな
いので、該トランジスタ間のソース・ドレインを接続す
るネットの重みを一般ネットと同じ重みに変える。領域
Cと領域D及び領域Dと領域Eに割り当てられた場合
は、隣接して配置されるようにするため、重みは一般ネ
ットのk倍のままである。
ランジスタのソース・ドレインを接続するネットを持つ
トランジスタ島が、それぞれ図5中の領域Cと領域Eに
割り当てられた時、該ソース・ドレインは隣接して配置
されることはない。従って、拡散層で接続することはな
いので、該トランジスタ間のソース・ドレインを接続す
るネットの重みを一般ネットと同じ重みに変える。領域
Cと領域D及び領域Dと領域Eに割り当てられた場合
は、隣接して配置されるようにするため、重みは一般ネ
ットのk倍のままである。
【0033】以上の配置処理を行った後、更に、ステッ
プS18ではトランジスタ島のY軸に対して対称の裏返
しによって、上下の拡散層が同じネットと接続するトラ
ンジスタ島を探索し、あれば裏返しを行う。また、隣合
うトランジスタ島の拡散層の探索を行い、同じネットな
らば1つの島に合体する。これらの操作はPチャネル及
びNチャネル毎に独立して行う。最後に、従来の方法に
従って配線処理(ステップS19)を行い所望のレイア
ウトパタン(設計データDD)を得る。
プS18ではトランジスタ島のY軸に対して対称の裏返
しによって、上下の拡散層が同じネットと接続するトラ
ンジスタ島を探索し、あれば裏返しを行う。また、隣合
うトランジスタ島の拡散層の探索を行い、同じネットな
らば1つの島に合体する。これらの操作はPチャネル及
びNチャネル毎に独立して行う。最後に、従来の方法に
従って配線処理(ステップS19)を行い所望のレイア
ウトパタン(設計データDD)を得る。
【0034】次に、図3に、本発明の第3の実施例に係
る半導体集積回路の設計方法の処理手順を示す。本実施
例では、トランジスタ島の裏返しまで(ステップS21
からステップS24まで)の手順を、第1の実施例にお
ける処理(ステップS1からステップS5まで)または
第2の実施例における処理(ステップS11からステッ
プS18まで)と同様に行い、ステップS25におい
て、配置されたトランジスタ島列の中で、最大幅のトラ
ンジスタ島列以外に対してトランジスタ島列の長い順に
以下の位置合わせを行う。
る半導体集積回路の設計方法の処理手順を示す。本実施
例では、トランジスタ島の裏返しまで(ステップS21
からステップS24まで)の手順を、第1の実施例にお
ける処理(ステップS1からステップS5まで)または
第2の実施例における処理(ステップS11からステッ
プS18まで)と同様に行い、ステップS25におい
て、配置されたトランジスタ島列の中で、最大幅のトラ
ンジスタ島列以外に対してトランジスタ島列の長い順に
以下の位置合わせを行う。
【0035】例えば、図4(1)において、トランジス
タ島P21の拡散層DP21bとトランジスタ島P31の拡
散層DP31b、トランジスタ島P21の拡散層DP21cとト
ランジスタ島P32の拡散層DP32aが同じネットの時、
拡散層DP21bと拡散層DP31bが拡散層DB1で接続できて
も、トランジスタ島P31とトランジスタ島P32との
拡散層間隔を保つために、拡散層DP21cと拡散層DP32a
の間にズレが生じ、これらの間を拡散層で接続するのは
好ましくない。
タ島P21の拡散層DP21bとトランジスタ島P31の拡
散層DP31b、トランジスタ島P21の拡散層DP21cとト
ランジスタ島P32の拡散層DP32aが同じネットの時、
拡散層DP21bと拡散層DP31bが拡散層DB1で接続できて
も、トランジスタ島P31とトランジスタ島P32との
拡散層間隔を保つために、拡散層DP21cと拡散層DP32a
の間にズレが生じ、これらの間を拡散層で接続するのは
好ましくない。
【0036】そこで、トランジスタ島P21の拡散層D
P21cを引き延ばし、矩形の拡散層DB2で接続する。この
ような処理を、トランジスタ島が左詰めで配置されてい
る場合には左から右へ、右詰めで配置されている場合に
は右から左へ、中央に置おかれている場合には中央から
外側へと2回、最大幅のトランジスタ島列より大きくな
らない範囲で行ってゆく。
P21cを引き延ばし、矩形の拡散層DB2で接続する。この
ような処理を、トランジスタ島が左詰めで配置されてい
る場合には左から右へ、右詰めで配置されている場合に
は右から左へ、中央に置おかれている場合には中央から
外側へと2回、最大幅のトランジスタ島列より大きくな
らない範囲で行ってゆく。
【0037】その後の配線処理(ステップS26)も第
1及び第2の実施例と同様に従来使用されている配線手
法で行う。
1及び第2の実施例と同様に従来使用されている配線手
法で行う。
【0038】以上のように、本発明の第1、第2、また
は第3の実施例によれば、従来行われていた、予めトラ
ンジスタ島をできるだけ長く生成する方法と異なり、予
測される1段あたりのトランジスタ島幅をWの1/N
(ただしN≧1)を最大幅として生成し、該Pチャネル
及びNチャネルのペアのトランジスタ島を1つの単位と
して配置するため、上下のPチャネル同士またはNチャ
ネル同士のトランジスタの拡散層のネットが同じとなる
配置を容易に見つけることができる。
は第3の実施例によれば、従来行われていた、予めトラ
ンジスタ島をできるだけ長く生成する方法と異なり、予
測される1段あたりのトランジスタ島幅をWの1/N
(ただしN≧1)を最大幅として生成し、該Pチャネル
及びNチャネルのペアのトランジスタ島を1つの単位と
して配置するため、上下のPチャネル同士またはNチャ
ネル同士のトランジスタの拡散層のネットが同じとなる
配置を容易に見つけることができる。
【0039】また、配置後にトランジスタ島のY軸に対
して対称の裏返しを行うため、更に上下のNチャネル同
士またはPチャネル同士のトランジスタのネットが同じ
になる配置を増やすことができる。
して対称の裏返しを行うため、更に上下のNチャネル同
士またはPチャネル同士のトランジスタのネットが同じ
になる配置を増やすことができる。
【0040】また、隣合うトランジスタ島の拡散層探索
を行い、隣合う両端の拡散層が同じネットに接続してい
る場合には、合体させることによりトランジスタ島を短
く生成する短所を補うことができる。
を行い、隣合う両端の拡散層が同じネットに接続してい
る場合には、合体させることによりトランジスタ島を短
く生成する短所を補うことができる。
【0041】例えば、図6(1)に示すように、従来の
第1金属層を用いて接続するコンタクトC1及びC3間
の配線、並びにコンタクトC2及びC4間の配線につい
て、拡散層コンタクト幅Cw、拡散層コンタクト余裕D
Cd、及びポリシリコン拡散層コンタクト間隔PDdが
必要である。これに対して、本発明の第1、第2、また
は第3の実施例による配置処理では、上下のNチャネル
同士またはPチャネル同士のトランジスタを拡散層DB
1及びDB2によって接続した結果、2つのトランジス
タが並ぶ時に必要となる拡散層の幅が必要であるだけで
あり拡散層間を接続するための面積を節約することがで
きる。
第1金属層を用いて接続するコンタクトC1及びC3間
の配線、並びにコンタクトC2及びC4間の配線につい
て、拡散層コンタクト幅Cw、拡散層コンタクト余裕D
Cd、及びポリシリコン拡散層コンタクト間隔PDdが
必要である。これに対して、本発明の第1、第2、また
は第3の実施例による配置処理では、上下のNチャネル
同士またはPチャネル同士のトランジスタを拡散層DB
1及びDB2によって接続した結果、2つのトランジス
タが並ぶ時に必要となる拡散層の幅が必要であるだけで
あり拡散層間を接続するための面積を節約することがで
きる。
【0042】次に、本発明の第4の実施例による複合ゲ
ートの合成方式の実施例を説明する。図7は、本発明の
第4の実施例に係る半導体集積回路の設計方法の処理手
順である。
ートの合成方式の実施例を説明する。図7は、本発明の
第4の実施例に係る半導体集積回路の設計方法の処理手
順である。
【0043】先ずステップS31で、従来用いられてい
るような配置手法で配置処理を行った後、配置改善ステ
ップS32で、レイアウトレベルで対称の部分を持つ論
理回路に対して、接続関係を変えても全体として論理的
に等価である場合には、該論理素子の位置を入れ換え
る。更にステップS33で、従来の配線手法で配線処理
を行い、レイアウト設計データDDを得ている。
るような配置手法で配置処理を行った後、配置改善ステ
ップS32で、レイアウトレベルで対称の部分を持つ論
理回路に対して、接続関係を変えても全体として論理的
に等価である場合には、該論理素子の位置を入れ換え
る。更にステップS33で、従来の配線手法で配線処理
を行い、レイアウト設計データDDを得ている。
【0044】つまり配置改善ステップS32では、CM
OS複合ゲート合成を行う際に、例えば同じ信号を入力
する複数のトランジスタがPチャネル、Nチャネル共に
直列に並んでいるような場合には、接続記述レベルでそ
の一方のチャネルのトランジスタの並ぶ順番を入れ換
え、これにより、実現されるゲート面積の最小化を実現
している。
OS複合ゲート合成を行う際に、例えば同じ信号を入力
する複数のトランジスタがPチャネル、Nチャネル共に
直列に並んでいるような場合には、接続記述レベルでそ
の一方のチャネルのトランジスタの並ぶ順番を入れ換
え、これにより、実現されるゲート面積の最小化を実現
している。
【0045】次に、具体的な回路に対して、本実施例の
半導体集積回路の設計方法を適用して説明する。図8
(1)は、加算回路における加算段のトランジスタレベ
ルの回路図である。同図の回路は、PチャネルとNチャ
ネルのトランジスタの接続が双対かつ対称であるという
特色を持っている。このため、PチャネルとNチャネル
のトランジスタを全く同じ順番で並べた場合に、その配
置も図9に示すように対称とすることができる。このよ
うな対称性をもつ複合ゲートは、対称性を利用すること
により、非対称な複合ゲートに比べて、より小さな面積
で配置できることが期待できる。
半導体集積回路の設計方法を適用して説明する。図8
(1)は、加算回路における加算段のトランジスタレベ
ルの回路図である。同図の回路は、PチャネルとNチャ
ネルのトランジスタの接続が双対かつ対称であるという
特色を持っている。このため、PチャネルとNチャネル
のトランジスタを全く同じ順番で並べた場合に、その配
置も図9に示すように対称とすることができる。このよ
うな対称性をもつ複合ゲートは、対称性を利用すること
により、非対称な複合ゲートに比べて、より小さな面積
で配置できることが期待できる。
【0046】ところが、図9において各トランジスタ
は、必要とされる電流駆動能力に応じてそのチャネル幅
を最適化されているため、100のような何もない空間
が存在してしまう。このような空間が生じたのは、図8
(1)の回路の後半部分の直列になったトランジスタ群
PC1’及びPC2が、図9の配置では拡散領域D2’
及びD3’に対応し、そのチャネル幅が必要とする電流
駆動能力を満たすために、電源Vssまたは電源Vddに近
い物ほど大きくなっているためである。
は、必要とされる電流駆動能力に応じてそのチャネル幅
を最適化されているため、100のような何もない空間
が存在してしまう。このような空間が生じたのは、図8
(1)の回路の後半部分の直列になったトランジスタ群
PC1’及びPC2が、図9の配置では拡散領域D2’
及びD3’に対応し、そのチャネル幅が必要とする電流
駆動能力を満たすために、電源Vssまたは電源Vddに近
い物ほど大きくなっているためである。
【0047】このようすは、拡散領域だけを図10に示
すように抜き出して考えるとわかりやすい。図10
(a)は、拡散領域D2’及びD3’の位置関係を表し
たものである。そこで、拡散領域D2’及びD3’が対
称であることを利用して、拡散領域D2’の向きを拡散
領域D2のように左右逆にすると、必要とする領域の高
さが図10(b)に示すように距離dだけ減り、空き領
域100’が無くなることが分かる。
すように抜き出して考えるとわかりやすい。図10
(a)は、拡散領域D2’及びD3’の位置関係を表し
たものである。そこで、拡散領域D2’及びD3’が対
称であることを利用して、拡散領域D2’の向きを拡散
領域D2のように左右逆にすると、必要とする領域の高
さが図10(b)に示すように距離dだけ減り、空き領
域100’が無くなることが分かる。
【0048】拡散領域だけを考えると、このような手法
により、必要とする面積を減らすことができるように見
えるが、実際にはこの手法は単純には適用できない。何
故ならば、このような入れ換えを行うトランジスタのゲ
ートの位置も入れ換わるため、トランジスタのゲート間
を結ぶための配線が必要となり、このための空間が必要
となってしまうからである。つまり、図8(1)の回路
を忠実に実現しようとすると、上述の拡散層の入れ換え
を行っても、必要とする面積が実際に減ることが期待で
きないのである。
により、必要とする面積を減らすことができるように見
えるが、実際にはこの手法は単純には適用できない。何
故ならば、このような入れ換えを行うトランジスタのゲ
ートの位置も入れ換わるため、トランジスタのゲート間
を結ぶための配線が必要となり、このための空間が必要
となってしまうからである。つまり、図8(1)の回路
を忠実に実現しようとすると、上述の拡散層の入れ換え
を行っても、必要とする面積が実際に減ることが期待で
きないのである。
【0049】そこで、図8(1)の回路の後半部分、即
ち部分回路PC1’及びPC2を、図8(2)に示すよ
うに、部分回路PC1及びPC2に変更してみる。この
変更は、直列に並ぶトランジスタの接続の順番を変更し
ただけであるため、回路の論理関数は変化しない。とこ
ろが、この変更を加えた図11に示す回路を実際に配置
すると、図12に示すように拡散層を入れ換えたのと同
じ効果が現れているのがわかる。このことは、シリコン
基板上に配置されたトランジスタの相対的位置の変更の
みでは面積を減少できないような場合でも、複合ゲート
の表す論理関数を変えない範囲で回路を変更することに
より、更に面積の小さい配置を得られることを示してい
る。
ち部分回路PC1’及びPC2を、図8(2)に示すよ
うに、部分回路PC1及びPC2に変更してみる。この
変更は、直列に並ぶトランジスタの接続の順番を変更し
ただけであるため、回路の論理関数は変化しない。とこ
ろが、この変更を加えた図11に示す回路を実際に配置
すると、図12に示すように拡散層を入れ換えたのと同
じ効果が現れているのがわかる。このことは、シリコン
基板上に配置されたトランジスタの相対的位置の変更の
みでは面積を減少できないような場合でも、複合ゲート
の表す論理関数を変えない範囲で回路を変更することに
より、更に面積の小さい配置を得られることを示してい
る。
【0050】本実施例では、完全対称なCMOS複合ゲ
ートの配置に関して本手法を適用する方法を述べたが、
対象とする複合ゲートは、その一部分に図8(1)に示
すような同じ入力信号を共有するトランジスタが直列接
続されている場合に一般的に適用できることは明らかで
ある。
ートの配置に関して本手法を適用する方法を述べたが、
対象とする複合ゲートは、その一部分に図8(1)に示
すような同じ入力信号を共有するトランジスタが直列接
続されている場合に一般的に適用できることは明らかで
ある。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴の半導
体集積回路の設計方法によれば、横方向に第1導電型ま
たは第2導電型のトランジスタによって形成されたトラ
ンジスタ島が並び、第1導電型のトランジスタ島と第2
導電型のトランジスタ島を1組とした時のトランジスタ
島列の組の上下の順序が、…,第1導電型,第2導電
型,第2導電型,第1導電型,…、の如く交互に並ぶ半
導体集積回路の設計方法において、第2のステップによ
り、同一導電型のトランジスタの拡散層を、接続するネ
ットの重み付けを重くすることにより近くに配置して、
第1導電型または第2導電型のトランジスタ島の配置を
決定し、次に第3のステップにより、上下に隣接する第
1導電型または第2導電型トランジスタの拡散層が同一
ネットである場合には、該接続を拡散層で行うことを決
定し、更に第4のステップにより、配置の決定された第
1導電型または第2導電型のトランジスタ島について、
該トランジスタ島を上下方向の軸を中心に裏返すことに
より、上下に隣接するトランジスタを拡散層によって接
続できる場合、並びに横に隣接するトランジスタ島間を
拡散層の共有によって合体できる場合には、該トランジ
スタ島を上下方向の軸を中心に裏返して配置を決定する
こととしたので、拡散層コンタクト幅、拡散層コンタク
ト余裕、及びポリシリコン拡散層コンタクト間隔等が必
要となる、従来のコンタクト及び金属層を用いた接続部
分を、拡散層による接続で実現して拡散層間を接続する
ための面積を節約することができ、また、配置後にトラ
ンジスタ島のY軸に対して対称の裏返しを行うため、上
下の同一導電型同士のトランジスタのネットが同じにな
る配置を増やすことができ、更に、隣合うトランジスタ
島の拡散層探索を行い、隣合う両端の拡散層が同じネッ
トに接続している場合には、合体させることによりトラ
ンジスタ島を短く生成する短所を補うことができ、結果
として回路面積の縮小化を図り得る半導体集積回路の設
計方法を提供することができる。
体集積回路の設計方法によれば、横方向に第1導電型ま
たは第2導電型のトランジスタによって形成されたトラ
ンジスタ島が並び、第1導電型のトランジスタ島と第2
導電型のトランジスタ島を1組とした時のトランジスタ
島列の組の上下の順序が、…,第1導電型,第2導電
型,第2導電型,第1導電型,…、の如く交互に並ぶ半
導体集積回路の設計方法において、第2のステップによ
り、同一導電型のトランジスタの拡散層を、接続するネ
ットの重み付けを重くすることにより近くに配置して、
第1導電型または第2導電型のトランジスタ島の配置を
決定し、次に第3のステップにより、上下に隣接する第
1導電型または第2導電型トランジスタの拡散層が同一
ネットである場合には、該接続を拡散層で行うことを決
定し、更に第4のステップにより、配置の決定された第
1導電型または第2導電型のトランジスタ島について、
該トランジスタ島を上下方向の軸を中心に裏返すことに
より、上下に隣接するトランジスタを拡散層によって接
続できる場合、並びに横に隣接するトランジスタ島間を
拡散層の共有によって合体できる場合には、該トランジ
スタ島を上下方向の軸を中心に裏返して配置を決定する
こととしたので、拡散層コンタクト幅、拡散層コンタク
ト余裕、及びポリシリコン拡散層コンタクト間隔等が必
要となる、従来のコンタクト及び金属層を用いた接続部
分を、拡散層による接続で実現して拡散層間を接続する
ための面積を節約することができ、また、配置後にトラ
ンジスタ島のY軸に対して対称の裏返しを行うため、上
下の同一導電型同士のトランジスタのネットが同じにな
る配置を増やすことができ、更に、隣合うトランジスタ
島の拡散層探索を行い、隣合う両端の拡散層が同じネッ
トに接続している場合には、合体させることによりトラ
ンジスタ島を短く生成する短所を補うことができ、結果
として回路面積の縮小化を図り得る半導体集積回路の設
計方法を提供することができる。
【0052】また、本発明の第2の特徴の半導体集積回
路の設計方法によれば、トランジスタ島を生成する際、
レイアウト全体の生成すべき形状、またはトランジスタ
の積み上げ段数とトランジスタの全体幅とから予測され
る1段当りのトランジスタ島幅をWの1/N(ただしN
>1)を最大幅として生成し、該導電型のペアのトラン
ジスタ島を1つの単位として配置するため、上下の同一
導電型同士のトランジスタの拡散層のネットが同じとな
る配置を容易に見つけることができ、結果として、回路
面積を更に縮小し得る半導体集積回路の設計方法を提供
することができる。
路の設計方法によれば、トランジスタ島を生成する際、
レイアウト全体の生成すべき形状、またはトランジスタ
の積み上げ段数とトランジスタの全体幅とから予測され
る1段当りのトランジスタ島幅をWの1/N(ただしN
>1)を最大幅として生成し、該導電型のペアのトラン
ジスタ島を1つの単位として配置するため、上下の同一
導電型同士のトランジスタの拡散層のネットが同じとな
る配置を容易に見つけることができ、結果として、回路
面積を更に縮小し得る半導体集積回路の設計方法を提供
することができる。
【0053】また、本発明の第3の特徴の半導体集積回
路の設計方法によれば、配置改善ステップで、レイアウ
トレベルで対象の部分を持つ論理回路に対して、接続関
係を変えても全体として論理的に等価である場合には、
該論理素子の位置を入れ換えることとしたので、実現さ
れるゲート面積を最小化し得る半導体集積回路の設計方
法を提供することができる。
路の設計方法によれば、配置改善ステップで、レイアウ
トレベルで対象の部分を持つ論理回路に対して、接続関
係を変えても全体として論理的に等価である場合には、
該論理素子の位置を入れ換えることとしたので、実現さ
れるゲート面積を最小化し得る半導体集積回路の設計方
法を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路の
設計方法のフローチャートである。
設計方法のフローチャートである。
【図2】本発明の第2の実施例に係る半導体集積回路の
設計方法のフローチャートである。
設計方法のフローチャートである。
【図3】本発明の第3の実施例に係る半導体集積回路の
設計方法のフローチャートである。
設計方法のフローチャートである。
【図4】本発明の実施例の設計方法を説明する配置図で
あり、図4(2)は図4(1)に対してトランジスタ島
の裏返し処理を行った後の配置図である。
あり、図4(2)は図4(1)に対してトランジスタ島
の裏返し処理を行った後の配置図である。
【図5】本発明の実施例の設計方法を説明する(重み付
け調整をするためのクラスタの位置関係を示す)配置図
である。
け調整をするためのクラスタの位置関係を示す)配置図
である。
【図6】本発明の実施例の設計方法を説明する配置図で
あり、図6(2)は各実施例の配置処理を行った後の配
置図である。
あり、図6(2)は各実施例の配置処理を行った後の配
置図である。
【図7】本発明の第4の実施例に係る半導体集積回路の
設計方法のフローチャートである。
設計方法のフローチャートである。
【図8】図8(1)はCMOS複合ゲートのトランジス
タレベルの回路例を示す回路図、図8(2)は直列のト
ランジスタ群の並び順変更後の回路図である。
タレベルの回路例を示す回路図、図8(2)は直列のト
ランジスタ群の並び順変更後の回路図である。
【図9】図8(1)の回路をシリコン基盤上に実現した
レイアウトパタンである。
レイアウトパタンである。
【図10】第4の実施例の配置改善処理の説明図であ
り、図10(b)は図10(a)における拡散領域を入
れ違いに配置した後の配置図である。
り、図10(b)は図10(a)における拡散領域を入
れ違いに配置した後の配置図である。
【図11】図8(1)の回路に対して配置改善を行った
後の回路図である。
後の回路図である。
【図12】図11の回路をシリコン基盤上に実現したレ
イアウトパタンである。
イアウトパタンである。
S1〜S26,S31〜S33 処理ステップ NL ネットリスト(ネット記述) DD 設計データ Pw1,Pw2 Pウェル(Nチャネルのトランジスタ
島列) Nw1 Nウェル(Pチャネルのトランジスタ島列) P21,P31,P32 Pチャネルのトランジスタ島 N11,N12,N41 Nチャネルのトランジスタ島 DP21a〜DP21d,DP31a,DP31b,DP32a〜DP32c 拡
散層(トランジスタのソース・ドレインの拡散層) DN11a〜DN11d,DN41a〜DN41d 拡散層(トランジス
タのソース・ドレインの拡散層) DB1,DB2 拡散層(拡散層間を接続する拡散層) C1〜C4 拡散層コンタクト PDd ポリシリコン拡散層コンタクト間隔 Cw 拡散層コンタクト幅 DCd 拡散層コンタクト余裕 A,B,C,D,E 領域 a,b,c 入力信号 cy キャリー入力 S 和出力 Vdd,Vss 電源 Q1〜Q7 N型トランジスタ PC1 部分回路(Pチャネルの直列のトランジスタ
群) PC2,PC2’ 部分回路(Nチャネルの直列のトラ
ンジスタ群) D1〜D4,D2’,D3’ 拡散領域 AQ1〜AQ7 N型トランジスタの形成されている領
域 100 (Pチャネルの拡散領域とNチャネルの拡散領
域の間に空いた)空間 100’ (Pチャネルの拡散領域とNチャネルの拡散
領域の間に空いた)領域
島列) Nw1 Nウェル(Pチャネルのトランジスタ島列) P21,P31,P32 Pチャネルのトランジスタ島 N11,N12,N41 Nチャネルのトランジスタ島 DP21a〜DP21d,DP31a,DP31b,DP32a〜DP32c 拡
散層(トランジスタのソース・ドレインの拡散層) DN11a〜DN11d,DN41a〜DN41d 拡散層(トランジス
タのソース・ドレインの拡散層) DB1,DB2 拡散層(拡散層間を接続する拡散層) C1〜C4 拡散層コンタクト PDd ポリシリコン拡散層コンタクト間隔 Cw 拡散層コンタクト幅 DCd 拡散層コンタクト余裕 A,B,C,D,E 領域 a,b,c 入力信号 cy キャリー入力 S 和出力 Vdd,Vss 電源 Q1〜Q7 N型トランジスタ PC1 部分回路(Pチャネルの直列のトランジスタ
群) PC2,PC2’ 部分回路(Nチャネルの直列のトラ
ンジスタ群) D1〜D4,D2’,D3’ 拡散領域 AQ1〜AQ7 N型トランジスタの形成されている領
域 100 (Pチャネルの拡散領域とNチャネルの拡散領
域の間に空いた)空間 100’ (Pチャネルの拡散領域とNチャネルの拡散
領域の間に空いた)領域
Claims (2)
- 【請求項1】 横方向に第1導電型または第2導電型の
トランジスタによって形成されたトランジスタ島が並
び、第1導電型のトランジスタ島と第2導電型のトラン
ジスタ島を1組とした時のトランジスタ島列の組の上下
の順序が、…,第1導電型,第2導電型,第2導電型,
第1導電型,…、の如く交互に並ぶ半導体集積回路の設
計方法において、 前記第1導電型または第2導電型のトランジスタ島の長
さが、予測トランジスタ島列の長さの1/N(N≧1な
る実数)以下になるように前記第1導電型または第2導
電型のトランジスタ島を生成する第1のステップと、 同一導電型のトランジスタの拡散層を、接続するネット
の重み付けを重くすることにより近くに配置して、前記
第1導電型または第2導電型のトランジスタ島の配置を
決定する第2のステップと、 上下に隣接する第1導電型または第2導電型トランジス
タの拡散層が同一ネットである場合には、該接続を拡散
層で行うことを決定する第3のステップと、 配置の決定された前記第1導電型または第2導電型のト
ランジスタ島について、該トランジスタ島を上下方向の
軸を中心に裏返すことにより、上下に隣接するトランジ
スタを拡散層によって接続できる場合、並びに横に隣接
するトランジスタ島間を拡散層の共有によって合体でき
る場合には、該トランジスタ島を上下方向の軸を中心に
裏返して配置を決定する第4のステップと、 を有することを特徴とする半導体集積回路の設計方法。 - 【請求項2】 レイアウトレベルで対称の部分を持つ論
理回路に対して、接続関係を変えても全体として論理的
に等価である場合には、該論理素子の位置を入れ換え
る、配置改善ステップを有することを特徴とする半導体
集積回路の設計方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15941993A JPH0774253A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 半導体集積回路の設計方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15941993A JPH0774253A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 半導体集積回路の設計方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0774253A true JPH0774253A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=15693336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15941993A Pending JPH0774253A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 半導体集積回路の設計方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0774253A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6516458B1 (en) | 1999-10-13 | 2003-02-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Layout structure for integrated circuit, method and system for generating layout for CMOS circuit |
JP2010087341A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Elpida Memory Inc | 半導体装置 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP15941993A patent/JPH0774253A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6516458B1 (en) | 1999-10-13 | 2003-02-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Layout structure for integrated circuit, method and system for generating layout for CMOS circuit |
JP2010087341A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Elpida Memory Inc | 半導体装置 |
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