JPH077383U - 稲の育苗装置 - Google Patents

稲の育苗装置

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JPH077383U
JPH077383U JP039041U JP3904193U JPH077383U JP H077383 U JPH077383 U JP H077383U JP 039041 U JP039041 U JP 039041U JP 3904193 U JP3904193 U JP 3904193U JP H077383 U JPH077383 U JP H077383U
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JP
Japan
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seedling raising
bed
temperature
nursery
hot water
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Application number
JP039041U
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English (en)
Inventor
恒雄 小野寺
Original Assignee
恒雄 小野寺
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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  • Greenhouses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、健康な稲苗を育成するための育苗
装置を提供するものである。 【構成】 本考案の育苗装置は、育苗箱6を温水槽8の
基礎台10上に、直接複数積重ねて形成した育苗ベット
1と、ベット1内の温度を加熱保温するための石油燃焼
式給湯機4と、その温度を検知制御するサーモスタット
3と、育苗ベット1内に積重ねた育苗箱6内温度を、早
期に均一化するための換気管2や散水ノズル5などで構
成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、稲の育苗装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
我が国では、今や田植機による稲作が主流技術となっているが、この田植機に よる稲作の場合、その育苗技術が重要な課題となっている。
【0003】 特に、東北地方のような冷害地域では、一般に、中苗育苗技術が採用されてお り、この場合、育苗過程での育苗がうまくできるか否かによって、品質や収穫量 など最終作柄に影響する。
【0004】 従って、冷害を引起こす要因は、乾籾、浸種、催芽、幡種、緑化、硬化、移植 の各段階で、極め細かい温度管理が重要である。
【0005】 まず、外気温度が15℃になった時点で乾籾を浸種するが、この発芽から出芽 に到る催芽期間の最適生育温度は、30〜35℃が適当で、発芽が最も早いうえ 、発芽の揃い方も均一である。
【0006】 また、緑化以降の硬化期には、20〜25℃の範囲から除々に低温にして、最 終的には、本田条件と同じ外気温度まで下げるといった温度管理も必要であり、 理論的にも実際的にも優れ、一部の農家では、各種育苗方法が採用され、実用普 及している。
【0007】 例えば、従来の育苗方法としては、温室内に架台を設置し、その架台に育苗箱 を積重ねて、温風ファンで加熱保温する方法(実願昭63−35833)が開示 されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの育苗方法は、電気で加熱保温するため、設備費や維持 費が嵩むことと、多量の催芽処理ができないことなどから、これまでのところ、 一般農家への大巾な普及がなされていないのが現状である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、かかる課題を解決するために、本考案の育苗装置においては、育苗箱 6を複数積重ねて、これに直接カバーシート7で覆った育苗ベット1とそのベッ ト1内の雰囲気温度を適温に保温する換気管2と、ベット1内雰囲気温度を検出 制御するサーモスタット3と、加熱保温のためのタイマー付き石油燃焼式給湯機 4と温水循環ポンプ9で構成されている。
【0010】 また、育苗ハウス装置内の温度を出来るだけ短時間に均一温度にするため、育 苗箱6を積重ねて育苗ベット1を構築する前に、幡種12の工程と覆土工程間で 、50℃以下の温水を散布するように散水ノズル5も設置した。
【0011】 このような、本考案の育苗ハウス装置と温水散布方法を採用することによって 、均質で多量の催芽処理が可能となり、設備費や維持費の安価な育苗装置を開発 することができた。
【0012】
【作用】
本考案の装置を使用する際の作用については、図1と図2を参照しながら説明 する。
【0013】 まず、温水槽8に基礎台10を付設して、これに複数の育苗箱6を積重ねた後 、換気管2を適時配設し、これに直接カバーシート7で覆って育苗ベット1を構 築し、温度制御用のサーモスタット3と、市販のタイマー付き石油燃焼式給湯機 4とで、温水槽8を加熱保温しながら、温水循環ポンプ9で温水を撹拌すること によって、育苗ハウス装置を形成すると同時にハウス内温度を自動的にコントロ ールする。
【0014】 これらの作業によって、育苗ハウス内の温度は、均一になり、均質な稲苗を作 ることが出来る。
【0015】 なお、この市販のタイマー付き給湯機4には、空だき防止装置やタイマー過熱 防止装置などが内蔵したものを使用し、安全性を確保している。
【0016】 一方、育苗ハウス内に構築した育苗箱6における内外部の雰囲気温度を出来る だけ早く均一化させ、一定温度に保持するため、土床11作り工程を経て、育苗 箱6上に幡種12した段階で、直ちに、散水ノズル5で45〜50℃の湯を散布 してから覆土13した後、素早く育苗箱6を基礎台10に積重ねて、全体をカバ ーシート7で覆うようにする。
【0017】 このようにして、育苗箱6を積重ねる前に熱湯を散布すると、育苗ハウスの装 置内温度は、均一化しやすい。
【0018】
【実施例】
実施例として、図3には、幡種工程で温水を散布した場合と温水を散布しない 場合における、育苗ハウス内の育苗箱の温度分布を示した。
【0019】 また、図4には、育苗ハウス内の育苗箱に1cm程度出芽した幼苗の出芽量を 育苗貯蔵位置で比較した状況について示す。
【0020】 この図3と図4の結果より、本考案の育苗ハウス装置を使用して育苗貯蔵した 方が、育苗ハウス内の温度分布が平準で、出芽量も均一化して、その後の稲苗の 生育ムラを無くすことができた。
【0021】
【考案の効果】 本考案の装置を使用した場合には、次の効果が期待できる。
【0022】 すなわち、育苗箱を多量に積重ねができるので、育苗床面積を広くできること と、ハウス内温度を均一に制御できるので、出芽時の生育をムラなくさせること ができるので、それ以後の稲苗の生育ムラも最小限に抑えることができることと 、石油燃焼式給湯機を加熱保温に用いるため、設備費や維持費がかなり安価にな ることなどの利点が多い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1には、本考案の育苗ハウス装置の概要を示
す。
【図2】図2には、本考案の育苗ハウス装置の主要部を
示す。
【図3】図3には、本育苗ハウス装置を使用した場合に
おけるハウス内の温度分布を比較した結果について示
す。
【図4】図4には、本考案の育苗ハウス装置を使用した
場合における出芽時の生育ムラについて比較した結果を
示す。
【符号の説明】
1.育苗ベット 2.換気管 3.サーモスタット 4.石油燃焼式給湯機 5.散水ノズル 6.育苗箱 7.カバーシート 8.温水槽 9.温水循環ポンプ 10.基礎台 11.土床 12.幡種 13.覆土 14.搬送コンベアー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗箱6を直接積重ねて、カバーシート
    7で覆った育苗ベット1と、そのベット1内の雰囲気温
    度を適温に保温するための換気管2と、ベット1内温度
    の検出制御用サーモスタット3と、タイマー付き石油燃
    焼式給湯機4とで構成されたことを特徴とした育苗ハウ
    ス装置。
  2. 【請求項2】 上記の請求項1の育苗ハウス装置におい
    て、出芽時の生育ムラを軽減する目的で、覆土13工程
    で、50℃程度の温水を散布する方法。
JP039041U 1993-07-16 1993-07-16 稲の育苗装置 Pending JPH077383U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50124042A (ja) * 1974-03-15 1975-09-29
JPS5342783U (ja) * 1976-09-14 1978-04-12

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50124042A (ja) * 1974-03-15 1975-09-29
JPS5342783U (ja) * 1976-09-14 1978-04-12
JPS604541Y2 (ja) * 1976-09-14 1985-02-08 繁 宮山 パチンコ台レール係止用割ピン

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