JPH0773523B2 - 靴の底 - Google Patents

靴の底

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JPH0773523B2
JPH0773523B2 JP4299892A JP29989292A JPH0773523B2 JP H0773523 B2 JPH0773523 B2 JP H0773523B2 JP 4299892 A JP4299892 A JP 4299892A JP 29989292 A JP29989292 A JP 29989292A JP H0773523 B2 JPH0773523 B2 JP H0773523B2
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明彦 趙
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主にジョギングやランニ
ング又はテニスのような各種スポーツ種目を実戦のよう
に練習するとき、下腿部筋肉の筋力強化と共にストレッ
チ及びバランストレーニングのために履き、それ以外に
歩行用としても兼用することができる履物の靴底の構造
物として適切な靴の底に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は特願平4−277078号の
如く、筋力強化のためジョギングやランニング時は勿
論、各種運動の実戦に必要な技術習得のための練習時に
も履くことができる靴の底面の構造物として適切な靴の
底を提案した。該靴の底は、図7に簡単に示すように、
靴底の本体21の後半下部位が除去され、該除去された
部位に上に凹んだアーチ22が形成され、該アーチ22
の両端22A,22Bが地面に着くとき、靴底の本体2
1の底面23が地面から所定の角度斜め上方に向けて傾
くように形成されたものである。このような構造の靴の
底が備えられた履物は、ジョギングやランニングのよう
な軽い運動で筋力強化のトレーニングを効果的に行える
だけではなく、各種運動の練習時に実戦に必要な技術習
得と筋力強化トレーニングを同時に行うことができ、特
に他の道具を使用することなく収縮された筋肉のストレ
ッチとバランスのトレーニングを簡単に実施することが
できるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な構造の靴の底は筋力強化のためのトレーニング以外の
用途、例えば、平常時に履き歩くのには不自然で、該靴
の底を備えた靴を履き運動するために練習場に移動する
とか、又は運動後他の場所に移動しようとする場合、普
通の歩行用の履物を別に携帯しなければならず、そのつ
ど履き替えなければならず、手間がかかり不便で煩わし
いという問題点があった。本発明の目的は、このように
普通の歩行用の履物を別に携帯しなければならず、又そ
のつど履き替えなければならない不便と煩わしい問題点
を解決するために案出したもので、筋力強化のためのト
レーニングと一般の歩行に兼用可能な靴の底面の構造物
として用いる靴の底を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、靴底の本体の後半の下部分
が除去され、該除去された部位が地面に着くとき除去さ
れていない底面が地面から所定の角度斜め上方に向けて
傾くように形成される靴の底において、前記靴底の本体
の除去された部位に結合手段を介して結合・分離可能に
取付けられ、かつ該靴底の本体の除去された部位に結合
された状態では、前記除去されていない底面とほぼ同一
角度で地面に着くことが可能なかかと部材を備え、かか
と部材を装着しない状態ではトレーニング用として、か
かと部材を装着した状態では歩行用として兼用可能であ
ることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明は上述のように構成されているので、か
かと部材が分離された状態では、ジョギングやランニン
グ又は実戦の練習をする場合、靴の底は足先からかかと
へのスムースな中心移動が可能であり、足を踏み出し体
重を足先に移動させる動作を迅速かつ確実にすることが
でき、着用者が足先に体重を乗せて跳ぶことにより、下
腿三頭筋の筋力強化と共に瞬発力の向上も図ることがで
きる。また、着用者が平常時の真直ぐ立っている状態
で、足関節の中間位置、即ち一番安定な関節角度を取る
ことができ、反対にかかとを地面に着くことにより背屈
位を取ることができる。このような背屈位を取ることに
より収縮された筋肉のストレッチが可能となる。また、
靴の底は足先とかかとを略水平にして平地で素足で立っ
ているような姿勢も取ることができ、既存のシーソー形
(T字形)ボードを用いるのと同様のバランストレーニ
ングを行うことができる。
【0006】 一方、結合手段によりかかと部材を靴底
の本体に結合した状態では、靴底の本体の底面とかかと
部材の底面とがほぼ同一角度で地面に着くことが可能と
なり、普通の歩行用の履物となり、自然にかつ容易に履
き歩くことができる。
【0007】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の一実施例につ
いて説明する。図1は本発明の一実施例による靴の底の
靴底の本体1とかかと部材10を分離した状態の斜視図
である。靴底の本体1は靴の底の大部位を占し、着用者
の足裏を支持する上面を有する上部の支持部材2と、該
支持部材2の下に付設され地面に直接着く底面を有する
薄い地面接触部材4からなり、該支持部材2の後半下部
位が除去され、該除去された部位に上に凹んだアーチ6
が形成され、該アーチ6の両端6A,6Bが地面に全部
着くと地面接触部材4の底面5が地面から斜め上方に向
けて傾くように構成されている。ここで支持部材2は若
干の伸縮性を有することにより、着用者が歩くときや走
るとき、曲がる材質を選定する。地面接触部材4は該支
持部材2より更に柔軟で、地面との衝撃を緩衝又は吸収
する材質を選定する。そして、前記した特願平4−27
7078号の如く、支持部材2の上面3は、地面接触部
材4の底面5に対して略15度の傾斜を成し、該地面接
触部材4の底面5は、アーチ6の両端6A,6Bが地面
に全部着くと地面から最大25度の傾斜を成し、また靴
底の本体1の全長を100パーセントとしたとき、アー
チ6の前端6Aは靴底の本体1の後端から約40パーセ
ントの前の方の位置にあるように配置されている。
【0008】支持部材2のアーチ6上に上狭下広の、い
わゆるダブテール(dovetail)形の突出部7が横方向に形
成されており、該突出部7は後述するかかと部材10と
の結合手段の一要素として形成されている。かかと部材
10は通常的な靴のかかとのような典型的な形態をして
いる。該かかと部材10は、前記靴底の本体1と同様に
2種の材質からなり、例えば、強直な支持体11と該支
持体11の下面に付設された衝撃吸収パット12からな
り、かかと部材10の上面13が前記靴底の本体1のア
ーチ6の曲面と対応する形で形成され、かかと部材10
の底面14が靴底の本体1の底面5とほぼ同一角度で地
面に直接着くようになっている。
【0009】かかと部材10の上面13にはかかと部材
と靴底の本体とを結合する結合手段の他の要素としての
凹溝部15が形成されている。該凹溝部15は前記した
靴底の本体1の突出部7と嵌合し、靴底の本体1とかか
と部材10をダブテール(蟻継ぎ)の形式で横方向から
簡単に抜き差しできるように構成されている。なお、こ
のような結合手段に対して前記の突出部7と凹溝部15
を取り替えて形成しても、又はこれらの方向を、即ち横
方向から差しこんだものを後方から前方に差しこむよう
にしても実施可能である。また、該突出部7と凹溝部1
5はそれぞれ複数で形成でき、他のどんな形態でも相互
の結合と分離が可能なようにしてもよい。
【0010】図2はダブテール形の突出部7と凹溝部1
5がそれぞれ形成されている靴底の本体1とかかと部材
10の結合状態を示す側断面図である。図2に示すよう
に、靴底の本体1の突出部7とかかと部材10の凹溝部
15が下にいくほど広くなっているので上下方向には互
いに分離しないことが分かる。
【0011】本実施例は、以上のような構成よりなるの
で、靴底本体1を備えた靴を履き歩行又は軽いランニン
グをする場合、着用者の体の中心が前の方に若干傾いて
いるので、図3に示すように、足先に体重をのせ歩行又
は走る動作が自然に取れる。したがって、着用者はさほ
ど疲れずに歩行又はランニングでき、このとき自然に下
腿三頭筋の筋力強化のための筋力トレーニングを行うこ
とになる。また、練習競技でのジャンプをする場合、左
右への反復ジャンプも前後への反復ジャンプも速くでき
るので、瞬発力のトレーニングも同時にできることにな
る。
【0012】また、図4に示すように、靴底本体1を備
えた靴を履きストレッチトレーニングをする場合、着用
者は真直ぐ立ってその靴底のアーチ6の両端6A,6B
が地面に着くような姿勢を取ればよい。すると、その靴
底の底面5が地面に対して約25°斜め上方に向けて傾
き、この状態で着用者の下腿三頭筋が伸展される。ま
た、図5に示すように、バランストレーニングをする場
合、靴底本体1を備えた靴を履いた着用者は、アーチ6
の前端6Aだけが地面に着くように足先を若干上げて、
支持部材2の上面3が地面と略水平になるような姿勢を
取る。これにより、既存のシーソー形(T字形)ボード
を用いるのと同様のバランストレーニングができる。
【0013】そして、靴底本体1を備えた靴を履き運動
するために練習場に移動するとか、又は運動後他の場所
に移動しようとする場合、図2に示すように、靴底の本
体1の突出部7とかかと部材10の凹溝部15を嵌合さ
せると、普通の歩行用の履物となり、自然にかつ容易に
履き歩くことができる。
【0014】次に、図6に沿って第2実施例を示すと、
前記突出部7と凹溝部15が上下には分離しないが、横
には摺動して分離し得るので、この点を補完するため
に、靴底の本体1には上面3から突出部7の中央部を貫
通する穴17を形成し、かかと部材10には該穴17と
一致する凹溝部15の中央部に所定の長さのネジ溝18
を形成し、該穴17及びネジ溝18にネジ19が螺合・
締結され、靴底の本体1及びかかと部材10が一体に結
合されている。これにより、靴底の本体1及びかかと部
材10は、上下方向は勿論横方向にも分離されることは
なく、一層確実に結合され、歩行中靴底の本体1からか
かと部材10が脱落する虞はない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による靴の
底を備えた履物は、かかと部材を分離させた状態では、
軽いジョギングやランニングにより、下腿三頭筋の筋力
強化のための筋力トレーニングができると共に、該当種
目の技術習得のための練習でも下腿三頭筋の筋力トレー
ニングができ、更に瞬発力を向上させることができる。
また、特に他の特別な用具を用いなくても、筋力トレー
ニング後に収縮された筋肉のストレッチ及びバランスト
レーニングを簡易に効果的に行うことができ、筋肉の柔
軟性を養いかつ体の中心を保つ固有受容器の機能向上を
図ることができる。
【0016】 一方、かかと部材を靴底の本体に結合さ
せた状態では、普通の歩行用の履物としても着用でき
る。したがって使用者はトレーニングのため練習場に移
動するときや又はトレーニング後他の場所に移動すると
き履物を履き替えなくてもよい。更に、改善された靴の
底を備えた履物は平常時にもかかと部材を分離するだけ
で所望するトレーニングをすることができるので、特別
なスケジュールがなくても歩行中や事務室等任意の場所
で簡単にトレーニングを実施することができる。
【0017】即ち、本発明はトレーニング用と普通の歩
行用を兼用できる靴の底面の構造物として適切な改善さ
れた靴の底を提供することにより、使用者が2個の履物
を別途に携帯し、またいちいち履き替えなければならな
い不便と煩わしさを解決するものであり、該靴の底の実
用性を極大化し、着用者が時と場所に拘わらず軽い運動
を気軽に実施することができ、生活に密着した、運動選
手は言うまでもなく、凡国民的な健康維持に寄与する非
常に効果的な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による靴底の本体とかかと部材が分離さ
れた状態を示す分離斜視図である。
【図2】本発明による靴底の本体とかかと部材が結合さ
れた状態を示す側断面図である。
【図3】着用者がランニングする場合の状態を説明する
靴の底の側断面図である。
【図4】着用者がストレッチトレーニングをする場合の
状態を説明する靴の底の側断面図である。
【図5】着用者がバランストレーニングをする場合の状
態を説明する靴の底の側断面図である。
【図6】第2実施例を示し、靴底の本体とかかと部材に
締結ネジが螺着・締結された状態を示す側断面図であ
る。
【図7】従来の筋力強化のトレーニングのための靴の底
面の構造物として用いられる靴の底の構造を示した側断
面図である。
【符号の説明】
1 靴底の本体 2 支持部材 3 上面 4 地面接触部材 5 底面 6 アーチ 6A アーチ前端 6B アーチ後端 7 突出部 10 かかと部材 11 支持体 12 衝撃吸収パット 13 上面 14 底面 15 凹溝部 17 穴 18 ネジ溝 19 ネジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴底の本体の後半の下部分が除去され、
    該除去された部位が地面に着くとき除去されていない底
    面が地面から所定の角度斜め上方に向けて傾くように形
    成される靴の底において、 前記靴底の本体の除去された部位に結合手段を介して結
    合・分離可能に取付けられ、かつ該靴底の本体の除去さ
    れた部位に結合された状態では、前記除去されていない
    底面とほぼ同一角度で地面に着くことが可能なかかと部
    材を備え、かと部材を装着しない状態ではトレーニング
    用として、かかと部材を装着した状態では歩行用として
    兼用可能であることを特徴とする靴の底。
JP4299892A 1992-05-26 1992-11-10 靴の底 Expired - Fee Related JPH0773523B2 (ja)

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KR1019920008946A KR930022995A (ko) 1992-05-26 신발밑창

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JPH05344901A JPH05344901A (ja) 1993-12-27
JPH0773523B2 true JPH0773523B2 (ja) 1995-08-09

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023029142A (ja) * 2021-08-18 2023-03-03 一男 坪井 拇指球加重の靴中敷き

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