JPH0773232A - Hdl解析における回路情報抽出装置 - Google Patents

Hdl解析における回路情報抽出装置

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JPH0773232A
JPH0773232A JP5220182A JP22018293A JPH0773232A JP H0773232 A JPH0773232 A JP H0773232A JP 5220182 A JP5220182 A JP 5220182A JP 22018293 A JP22018293 A JP 22018293A JP H0773232 A JPH0773232 A JP H0773232A
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hdl
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simulation
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JP5220182A
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Inventor
Masaaki Murakami
雅映 村上
Takafumi Inoue
貴文 井上
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Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
Original Assignee
Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集積回路の開発初期において、必要となる回
路情報を抽出することにより、集積回路の開発工期を短
縮するHDL解析回路情報抽出装置を得ることを目的と
する。 【構成】 入力されたHDL記述から、HDL記述の示
す回路の動作に関する情報を抽出するようにしたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路にお
いて、マスターの決定、およびパッケージの決定等の仕
様決定、あるいは、回路仕様決定に必要な情報を、HD
L(Hardware Description La
nguage)記述から、自動的に解析して抽出するH
DL解析回路情報抽出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のHDL解析回路情報抽出
装置を示すとともに、その故障検出情報、あるいは消費
電力情報を抽出する場合の動作を示した図である。この
図において、12は、HDL記述による回路情報からゲ
ートレベルで記述されたネットリスト、あるいは回路図
を得るための論理合成装置、13は、ゲートレベルの回
路情報を用いて、論理シミュレーションを行ない、回路
情報の真偽を判定する論理シミュレーション装置、14
は、ゲートレベルの回路情報を用いて故障検出情報を得
るための故障シミュレーション装置、15は、ゲートレ
ベルの回路情報を用いて、消費電力情報を得るための消
費電力見積装置である。
【0003】次に動作について説明する。まず、HDL
記述ネットリストは、論理合成装置12により、HDL
記述からゲートレベルのネットリスト、あるいは、ゲー
トレベルの回路図へと変換される。
【0004】論理シミュレーション装置13は、変換さ
れたゲートレベルのネットリスト、あるいは、ゲートレ
ベルの回路図の真偽を確かめるために、論理シミュレー
ションを行なう。
【0005】論理シミュレーションで、ゲートレベルの
ネットリスト、あるいは回路図が、正確であると判断さ
れた場合には、故障シミュレーション装置14により、
故障検出情報が抽出されるとともに、消費電力見積装置
15により、消費電力情報が抽出される。
【0006】また、論理シミュレーションにより、ゲー
トレベルのネットリスト、あるいは回路図に、誤りがあ
ると判断された場合には、ゲートレベルのネットリス
ト、あるいは回路図の何処に誤りが存在するかを特定す
る。その後に、ゲートレベルのネットリスト、あるい
は、ゲートレベルの回路図を修正して再度、論理シミュ
レーションを実行する。また、HDL記述により、ネッ
トリストを修正した場合には、再度、論理合成装置12
により、ゲートレベルのネットリスト、あるいは、ゲー
トレベルの回路図へ変換後、論理シミュレーションを実
行する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のHDL解析回路
情報抽出装置は以上のように構成されているので、LS
Iの故障検出情報を抽出するためには、LSIの回路構
成を模式的に表現された最小構成要素(ゲート単位)で
のシミュレーションを行なわなければならない。このた
めに、HDLで表された回路では、ゲート単位で構成さ
れた回路へ変換後に、シミュレーションを行なう必要が
あり、このシミュレーションを行なうために、多くの時
間が必要となるなどの問題点があった。
【0008】また、LSIの仕様を決定する際に必要な
情報を得るために、様々なシミュレーションを行なう必
要があり、これによっても、多くの時間と人手とが必要
となってしまうなどの問題点があった。
【0009】請求項1の発明は、上記のような問題点を
解消するためになされたもので、ゲートレベルでのシミ
ュレーションによって得られる情報を、より簡単に、し
かも短時間で獲得できるHDL解析回路情報抽出装置を
得ることを目的とする。
【0010】また、請求項2の発明は、HDL記述によ
る回路の故障検出情報を、短時間で得られ、容易にフィ
ードバックできるHDL解析回路情報抽出装置を得るこ
とを目的とする。
【0011】また、請求項3の発明は、HDL記述によ
る回路の消費電力情報を、短時間で容易に抽出できるH
DL解析回路情報抽出装置を得ることを目的とする。
【0012】また、請求項4の発明は、HDL記述によ
る回路の回路規模の見積を、短時間で容易にできるHD
L解析回路情報抽出装置を得ることを目的とする。
【0013】また、請求項5の発明は、HDL記述によ
る回路のLSIの仕様を、短時間で容易に決定できるH
DL解析回路情報抽出装置を得ることを目的とする。
【0014】また、請求項6の発明は、HDL記述によ
る回路の未故障検出の箇所を、HDL記述中の何処にあ
るかを特定して表示できるHDL解析回路情報抽出装置
を得ることを目的とする。
【0015】また、請求項7の発明は、仮想配線情報を
使用して、HDL記述を用いた仮想シミュレーションを
実行できるHDL解析回路情報抽出装置を得ることを目
的とする。
【0016】また、請求項8の発明は、HDL記述を解
析し実行された仮想シミュレーションにより発生したタ
イミングエラーを、HDL記述上に記述して表示できる
HDL解析回路情報抽出装置を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るH
DL解析回路情報抽出装置は、入力されたHDL記述か
ら、HDL記述の示す回路の動作に関する情報を抽出す
るようにしたものである。
【0018】また、請求項2の発明に係るHDL解析回
路情報抽出装置は、HDL記述の示す回路の動作に関す
る情報を解析して、この回路の故障検出情報を抽出する
ようにしたものである。
【0019】また、請求項3の発明に係るHDL解析回
路情報抽出装置は、HDL記述の示す回路の動作に関す
る情報を解析して、この回路の消費電力を見積るように
したものである。
【0020】また、請求項4の発明に係るHDL解析回
路情報抽出装置は、HDL記述の示す回路の動作に関す
る情報を解析して、この回路の回路規模を見積るように
したものである。
【0021】また、請求項5の発明に係るHDL解析回
路情報抽出装置は、HDL記述の示す回路の回路規模の
見積結果、または、この回路の消費電力の見積結果に応
じて、回路の構成要素を選択するようにしたものであ
る。
【0022】また、請求項6の発明に係るHDL解析回
路情報抽出装置は、HDL記述の示す回路の動作に関す
る情報を解析して、この回路の故障検出情報または未故
障検出情報を抽出し、この回路の故障検出箇所または未
故障検出箇所をHDL記述上に表示するようにしたもの
である。
【0023】また、請求項7の発明に係るHDL解析回
路情報抽出装置は、HDL記述の示す回路の回路規模を
見積り、その結果を基にして、回路に適した仮想配線を
選択し、この仮想配線情報を回路の動作に関する情報に
用いて、回路の仮想シミュレーションを実行するように
したものである。
【0024】また、請求項8の発明に係るHDL解析回
路情報抽出装置は、仮想シミュレーションの実行でタイ
ミングエラーが発生すると、このタイミングエラーを基
にしてHDL記述上のエラー箇所を求めるようにしたも
のである。
【0025】
【作用】請求項1の発明におけるHDL解析回路情報抽
出装置は、入力されたHDL記述から、HDL記述の示
す回路の動作に関する情報を抽出する抽出手段を備えた
ことにより、ゲートレベルでのシミュレーションを実施
することで得られるような情報が、より簡単に獲得され
る。
【0026】また、請求項2の発明におけるHDL解析
回路情報抽出装置は、HDL記述の示す回路の動作に関
する情報を解析して、この回路の故障検出情報を抽出す
る故障検出情報抽出手段を備えたことにより、HDL記
述をゲートレベルでシミュレーションした場合に得られ
る回路の故障検出情報が、短時間で獲得される。
【0027】また、請求項3の発明におけるHDL解析
回路情報抽出装置は、HDL記述の示す回路の動作に関
する情報を解析して、この回路の消費電力を見積る消費
電力見積手段を備えたことにより、ゲートレベルでシミ
ュレーションした場合に得られる消費電力情報が、短時
間で抽出される。
【0028】また、請求項4の発明におけるHDL解析
回路情報抽出装置は、HDL記述の示す回路の動作に関
する情報を解析して、この回路の回路規模を見積る回路
規模見積手段を備えたことにより、ゲートレベルでシミ
ュレーションの場合に得られる回路規模情報が、つま
り、ゲートレベルに変換された場合の回路規模情報が、
短時間で得られる。
【0029】また、請求項5の発明におけるHDL解析
回路情報抽出装置は、回路規模の見積結果、または消費
電力の見積結果に応じて回路の構成要素を選択する構成
要素選択手段を備えたことにより、具体化された上記回
路の構成要素に関する情報が、短時間で得られる。
【0030】また、請求項6の発明におけるHDL解析
回路情報抽出装置は、HDL記述の示す回路の故障検出
情報または未故障検出情報を抽出し、回路の故障検出箇
所または未故障検出箇所を、HDL記述上で表示する表
示手段を備えたことにより、HDL記述の示す回路の未
故障検出または故障検出の箇所の位置が、素早く表示さ
れる。
【0031】また、請求項7の発明におけるHDL解析
回路情報抽出装置は、HDL記述の示す回路の回路規模
を見積り、その結果を基にして、回路に適した仮想配線
を選択し、選択した仮想配線情報を回路の動作に関する
情報に用いて、回路の仮想シミュレーションを実行する
シミュレーション手段を備えたことにより、回路の仮想
配線が決定され、配線情報を用いた回路の仮想シミュレ
ーションが実行される。
【0032】また、請求項8の発明におけるHDL解析
回路情報抽出装置は、仮想シミュレーションの実行でタ
イミングエラーが発生すると、このタイミングエラーを
基にしてHDL記述上のエラー箇所を求めるタイミング
エラー発生箇所表示手段を備えたことにより、前記の仮
想シミュレーションにより発生したタイミングエラー
が、HDL記述上に特定され表示される。
【0033】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1において、1はHDL記述解析装置(抽出手
段)であり、このHDL記述解析装置1は、HDL記述
を解析して、HDL記述中のRTL記述あるいは機能記
述の部分を抽出して出力するものである。ここで、図2
は、機能記述によるHDL記述の例であり、図3は、図
2に示されたHDL記述をゲートレベルで記述したもの
である。具体的には、HDL記述解析装置1は、図2に
示す様な機能記述の演算子(図2の「&」参照)を抽出
して出力するようになっている。即ち、HDL記述解析
装置1は、HDL記述から回路の動作に関する情報を抽
出して、これを簡略化された回路情報(論理シミュレー
ション情報)として出力するものである。当然のことな
がら、シミュレーションで指示される処理動作は、HD
L記述解析装置1の抽出する回路情報の示す動作と同様
である。このことについて説明すると、即ち、ゲートレ
ベルのシミュレーションでは、ゲートの入力信号を判断
し、それぞれのゲートに見合った出力が得られる。例え
ば、図3に示すANDゲートでは、入力IN1に
「1」,入力IN2に「1」が入力された時に、出力O
UTに「1」が出力される。また、入力IN1あるいは
入力IN2の何方か一方、または両方に「0」が入力さ
れると、出力OUTに「0」が出力される。これと同様
の結果は、図2の機能記述の演算子「&」を使用するこ
とで得られる。つまり、演算子「&」により、入力IN
1と入力IN2とが共に真ならば真が得られ、何方か一
方あるいは共に偽ならば偽が得られる。このように、機
能記述等からなる回路情報を用いても、ゲートレベルで
の論理シミュレーションと同様の論理シミュレーション
を行なうことができる。
【0034】2はHDL記述解析装置1によって抽出さ
れた回路情報(動作情報)と、故障検出用の入力テスト
パターンとを解析することにより、故障検出情報を抽出
する故障検出情報抽出装置(故障検出情報抽出手段)で
ある。なお、入力テストパターンとは、LSIの回路の
動作をチェックするための波形データのことである。即
ち、故障検出情報抽出装置2は、回路の動作情報から、
回路で成される処理動作を認識し、認識した回路動作に
上記入力テストパターンを当てはめることで、この回路
の故障時の故障を検出するための故障検出情報を得るも
のである。例えば、図2の演算子「&」の場合、故障検
出情報抽出装置2は、演算子「&」を解析して、この回
路の入力の何方かが縮退故障すると、その出力が「0」
となることを求め、このような関係を故障検出情報とし
て出力するようになっている。なお、回路の動作情報
は、ゲートレベルのシミュレーションの指示する動作と
同様である。このため、故障検出情報抽出装置2の出力
する故障検出情報は、ゲートレベルのシミュレーション
結果によるものと同様である。例えば、図2のHDL記
述の回路の場合、この回路のゲートレベルのシミュレー
ションでは、図3のANDゲートの入力IN1またはI
N2の何方かが縮退故障すると、入力がどのように変化
しても出力として「0」しか得られないことが示され
る。これは、上記の演算子「&」の解析によるものと同
様である。このように、本装置では、上記記載の示すよ
うに、論理シミュレーションを行なわずに、回路の動作
情報を直接抽出してその代わりとし、この動作を基にし
て故障シミュレーションを行なうようになっているので
ある。
【0035】次に動作について説明する。HDL記述解
析装置1は、HDL記述からRTL記述あるいは機能記
述の部分を抽出し、この抽出情報(回路情報)を故障検
出情報抽出装置2に出力する。
【0036】上記の抽出情報を受けた故障検出情報抽出
装置2は、この情報を解析することで、この回路の処理
動作を認識する。さらに、故障検出情報抽出装置2は、
認識した回路動作に入力テストパターンを当てはめて、
故障シミュレーションを実施例し、回路の故障検出情報
を求める。
【0037】このように、故障検出情報抽出装置2は、
回路をゲートレベルに変換することなく、回路情報(動
作情報)に直接入力テストパターンを用いることによ
り、ゲートレベルでのシミュレーションを用いて得られ
る故障検出情報と同じものを、短時間で、しかも容易に
抽出するのである。
【0038】実施例2.以下、この発明の実施例2を図
について説明する。図4において、1はHDL記述解析
装置であり、この装置は、先の実施例1で説明した通り
のものである。また、3はHDL記述解析装置1より抽
出された回路(の動作)情報と、消費電力見積用の入力
テストパターンを解析することにより、回路の消費電力
を見積る消費電力見積装置(消費電力見積手段)であ
る。詳述すると、消費電力見積装置3は、回路の動作情
報から、回路でなされる処理動作を認識し、認識した回
路動作に上記入力テストパターンを当てはめてテストす
ることで、この回路の処理で必要とされる消費電力を見
積るものである。即ち、この消費電力見積装置3も、実
施例1の故障検出情報抽出装置2と同様に、論理シミュ
レーションから回路の動作情報を得ることはせず、抽出
した回路の動作情報を直接貰い受けて、回路の動作をテ
ストするようになっている。例えば、ANDゲートの出
力OUTが「0」→「1」に変化した時の消費電力量
と、「1」→「0」に変換した時の消費電力量とを参照
することで、入力テストパターンによって動作したAN
Dゲートの消費電力量が得られるが、消費電力見積装置
3は、このような算出を機能記述等に入力テストパター
ンを用いて行なうようになっているのである。
【0039】次に動作について説明する。HDL記述か
らHDL記述解析装置1によって得られた抽出情報は、
消費電力見積装置3へ出力される。すると、消費電力見
積装置3は、この回路情報を入力テストパターンにより
解析することで、この回路の処理動作を認識する。そし
て、消費電力見積装置3は、認識した回路動作に入力テ
ストパターンによる具体的なテストデータ等を当てはめ
ることにより、この回路の動作によって発生する回路の
消費電力を見積る。
【0040】このように、消費電力見積装置3は、回路
をゲートレベルに変換することなく、先の図3に示され
るゲートレベルで行なわれるシミュレーションで得られ
る消費電力見積情報が、短時間で、しかも容易に抽出さ
れる。
【0041】実施例3.以下、この発明の実施例3を図
について説明する。図5において、1はHDL記述解析
装置であり、この装置は、先の実施例1で説明した通り
のものである。また、4はHDL記述解析装置1によっ
て抽出された回路情報を解析することにより、HDL記
述で書かれた回路が、実際のLSIになったときの回路
規模を見積る回路規模見積装置(回路規模見積手段)で
ある。例えば、回路規模見積装置4は、機能記述等の演
算子により、回路をゲートレベルに変換した時のゲート
数を得て、回路全体のトランジスタ数を算出するように
なっている。なお、それぞれのゲートが必要とするチッ
プ上のトランジスタ数は、予め決まっているので、これ
をもとにして回路規模見積装置4は、ゲート数からトラ
ンジスタ数を求めるのである。
【0042】次に動作について説明する。HDL記述解
析装置1からの抽出情報は、回路規模見積装置4へ出力
される。この回路情報を受けた回路規模見積装置4は、
この情報から、回路全体のトランジスタ数を算出するこ
とにより、回路の回路規模を見積る。
【0043】このように、HDL記述解析装置1によっ
て回路情報が得られ、さらに、この回路情報を元に、回
路規模見積装置4によって、回路規模が見積られること
により、ゲートレベルでのシミュレーションで得られる
回路規模見積情報と同等のものが、短時間で、しかも容
易に抽出される。
【0044】実施例4.以下、この発明の実施例4を図
について説明する。図6において、1はHDL記述解析
装置、3は消費電力見積装置、4は回路規模見積装置で
あり、これらの装置は、上記の各の実施例で説明した通
りのものである。なお、消費電力見積装置3によって抽
出された消費電力情報と、回路規模見積装置4によって
抽出された回路規模情報とは、次に説明するLSI情報
抽出装置5へ出力されるようになっている。また、5は
LSI情報抽出装置(構成要素選択手段)である。この
LSI情報抽出装置5は、上記の消費電力情報と回路規
模情報とを基にして、HDL記述の示す回路にとっての
最適なマスターやパッケージ等のLSIの情報を抽出す
るものである。具体的には、LSI情報抽出装置5は、
入力した消費電力情報と回路規模情報の示す電力値や規
模に応じた適切なマスターやパッケージを、予め用意し
ているマスター情報6とパッケージ情報7との中から選
択するものである。
【0045】次に動作について説明する。HDL記述解
析装置1からの抽出情報をもとに、消費電力見積装置3
と回路規模見積装置4とから、消費電力見積情報と回路
規模見積情報とが得られ、これらの情報が、LSI情報
抽出装置5へ出力される。
【0046】LSI情報抽出装置5は、上記の回路情報
による回路を構成するにあたって、上記の各情報を基に
して、最適なマスターや最適なパッケージ等を選択し、
それらの情報を抽出する。
【0047】そして、最適なマスターやパッケージ等の
情報を、上記の回路情報に添えて出力することにより、
的確で具体化されたLSI情報が抽出される。即ち、H
DL記述による回路のLSIの仕様が、短時間で容易に
決定される。
【0048】実施例5.以下、この発明の実施例5を図
について説明する。図7において、1はHDL記述解析
装置、2は故障検出情報抽出装置であり、これらの装置
は、上記の実施例1で説明した通りのものである。ま
た、8は、故障検出情報抽出装置2で抽出された故障検
出情報により、HDL記述中の故障の検出されていない
箇所を求め、これをHDL記述上で特定し表示する未故
障検出箇所表示装置(表示手段)である。
【0049】次に動作について説明する。HDL記述解
析装置1からの抽出情報をもとに、故障検出情報抽出装
置2によって故障検出情報が得られ、この情報が、未故
障検出箇所表示装置8へ出力される。そして、故障検出
情報を受信した未故障検出箇所表示装置8によって、未
故障の箇所が検出されて、それがHDL記述上に表示さ
れる。
【0050】この結果、HDL記述上の未故障の箇所を
一目で理解することができる。しかも、HDL記述解析
装置1からの回路情報が使用されていることにより、こ
のような表示が素早く行なわれる。
【0051】実施例6.以下、この発明の実施例6を図
について説明する。図8において、1はHDL記述解析
装置、4は回路規模見積装置であり、これらの装置は、
上記の各実施例で説明した通りのものである。また、9
は、HDL記述シミュレーション装置(シミュレーショ
ン手段)である。このHDL記述シミュレーション装置
9は、回路規模見積装置4からの回路規模見積情報を基
にして、ゲートで表された場合の回路の各ファンアウト
の情報を得るものである。また、HDL記述シミュレー
ション装置9は、ファンアウト情報を得ると、ファンア
ウト情報の示す各ファンアウトの容量値に適した仮想配
線情報をファイル11から抽出するものである。なお、
仮想配線情報とは、回路を構成した場合の配線において
発生する負荷容量等の情報のことである。さらに、HD
L記述シミュレーション装置9は、抽出した仮想配線情
報を、HDL記述解析装置1で得られたHDL記述の示
す回路の動作に関する情報に用いて、仮想シミュレーシ
ョンを行なうものである。そして、HDL記述シミュレ
ーション装置9は、上記仮想シミュレーションの実行に
より、上記仮想配線において、その容量に応じて発生す
る仮想遅延情報等のタイミングに関する情報を得るよう
になっている。
【0052】次に動作について説明する。HDL記述解
析装置1からの抽出情報をもとに、回路規模見積装置4
によって回路規模見積情報が得られ、この情報が、HD
L記述シミュレーション装置9へ出力される。
【0053】そして、HDL記述シミュレーション装置
9は、回路規模見積情報に、この回路規模見積情報を基
にして得られる仮想配線情報を考慮した上で、HDL記
述の示す回路の仮想シミュレーションを実行し、このシ
ミュレーションによって得られた情報等を出力する。
【0054】この結果、より具現化されたHDL記述の
示す回路のシミュレーション情報を獲得でき、しかも、
HDL記述解析装置1からの回路情報が使用されている
ことにより、このような処理が素早く行なわれる。
【0055】実施例7.以下、この発明の実施例7を図
について説明する。図9において、1はHDL記述解析
装置、4は回路規模見積装置、9はHDL記述シミュレ
ーション装置であり、これらの装置は、上記の各実施例
で説明した通りのものである。なお、HDL記述シミュ
レーション装置9は、仮想シミュレーションを実行した
結果、タイミングエラーが発生すると、タイミングエラ
ー情報を後述するタイミングエラー発生箇所表示装置へ
出力するようになっている。また、10は、HDL記述
シミュレーション装置9からのタイミングエラー情報を
受けると、この情報を基にHDL記述中のタイミングエ
ラーの発生している箇所を求めて、それをHDL記述上
に表示するタイミングエラー発生箇所表示装置(タイミ
ングエラー発生箇所表示手段)である。
【0056】次に動作について説明する。HDL記述シ
ミュレーション装置9による仮想シミュレーションの実
行に際して、タイミングエラーが発生すると、この時の
タイミングエラー情報は、HDL記述シミュレーション
装置9からタイミングエラー発生箇所表示装置10へ出
力される。
【0057】そして、このタイミングエラー情報から、
タイミングエラー発生箇所表示装置10によって、HD
L記述中のタイミングエラーの発生している箇所が求め
られるとともに、その内容が表示される。
【0058】これにより、HDL記述上のエラーの箇所
を一目で理解することができ、しかも、HDL記述解析
装置1からの回路情報が使用されていることにより、こ
のような表示が素早く行なわれる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、入力されたHDL記述から、HDL記述の示す回路
の動作に関する情報を抽出するように構成したので、H
DLで表された回路を、ゲート単位で構成された回路へ
変換後にシミュレーションしなくても、容易にシミュレ
ーションによって得られる情報を獲得できるなどの効果
がある。これにより、シミュレーションを行なうための
時間を節約することができる。このように、LSI開発
の初期段階で、素早くシミュレーション情報が得られる
ため、LSI開発工期を短縮できるなどの効果がある。
【0060】また、請求項2の発明によれば、HDL記
述の示す回路の動作に関する情報を解析して、この回路
の故障検出情報を抽出するように構成したので、回路の
ゲートレベルでのシミュレーションで得られる故障検出
情報を、短時間で、しかも容易に抽出できる効果があ
る。
【0061】また、請求項3の発明によれば、HDL記
述の示す回路の動作に関する情報を解析して、この回路
の消費電力を見積るように構成したので、回路のゲート
レベルでのシミュレーションで得られる消費電力見積情
報を、短時間で、しかも容易に抽出できる効果がある。
【0062】また、請求項4の発明によれば、HDL記
述の示す回路の動作に関する情報を解析して、この回路
の回路規模を見積るように構成したので、回路のゲート
レベルでのシミュレーションで得られる回路規模見積情
報を、短時間で、しかも容易に抽出できる効果がある。
【0063】また、請求項5の発明によれば、回路規模
の見積結果、または消費電力の見積結果に応じた回路の
構成要素を選択するように構成したので、HDL記述に
よる回路のLSIの仕様が、短時間で容易に決定できる
効果がある。また、これにより、LSIの仕様を決定す
る際において、必要な情報を得るための様々なシミュレ
ーションを行なう必要がなくなり、多くの時間と人手と
を倹約できる効果がある。
【0064】また、請求項6の発明によれば、HDL記
述の示す回路の動作に関する情報を解析して、この回路
の故障検出情報または未故障検出情報を抽出し、この回
路の故障検出箇所または未故障検出箇所をHDL記述上
に表示するように構成したので、HDL記述上の未故障
または故障の箇所を一目で理解することができ、しか
も、このような表示を素早く行なうことができる効果が
ある。
【0065】また、請求項7の発明によれば、HDL記
述の示す回路の回路規模を見積り、その結果を基にし
て、回路に適した仮想配線を選択し、この仮想配線情報
を回路の動作に関する情報に用いて、回路の仮想シミュ
レーションを実行するように構成したので、配線情報を
用いた回路の仮想シミュレーションによって得られる情
報を獲得できる。しかも、このような処理を素早く行な
うことができるなどの効果がある。
【0066】また、請求項8の発明によれば、仮想シミ
ュレーションの実行でタイミングエラーが発生すると、
このタイミングエラーを基にしてHDL記述上のエラー
箇所を求めるように構成したので、HDL記述上のエラ
ーの箇所を一目で理解することができ、しかも、このよ
うな表示を素早く行なうことができるなどの効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるHDL解析回路情報
抽出装置を示す構成図である。
【図2】この発明の実施例1における機能記述を用いた
HDL記述の記述例を説明する図である。
【図3】この発明の実施例1におけるHDL記述をゲー
トレベルに変換した例を示す回路図である。
【図4】この発明の実施例2によるHDL解析回路情報
抽出装置を示す構成図である。
【図5】この発明の実施例3によるHDL解析回路情報
抽出装置を示す構成図である。
【図6】この発明の実施例4によるHDL解析回路情報
抽出装置を示す構成図である。
【図7】この発明の実施例5によるHDL解析回路情報
抽出装置を示す構成図である。
【図8】この発明の実施例6によるHDL解析回路情報
抽出装置を示す構成図である。
【図9】この発明の実施例7によるHDL解析回路情報
抽出装置を示す構成図である。
【図10】従来例におけるHDL解析回路情報抽出装置
を示す構成、および故障検出情報または消費電力情報を
抽出する場合の動作を示した図である。
【符号の説明】
1 HDL記述解析装置(抽出手段) 2 故障検出情報抽出装置(故障検出情報抽出手段) 3 消費電力見積装置(消費電力見積手段) 4 回路規模見積装置(回路規模見積手段) 5 LSI情報抽出装置(構成要素選択手段) 8 未故障検出箇所表示装置(表示手段) 9 HDL記述シミュレーション装置(シミュレーショ
ン手段) 10 タイミングエラー発生箇所表示装置(タイミング
エラー発生箇所表示手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 HDL記述から得られる回路情報を元
    に、集積回路のマスターの決定またはパッケージの決定
    や回路等の仕様決定に必要な回路情報を抽出するHDL
    解析回路情報抽出装置において、入力されたHDL記述
    からHDL記述の示す回路の動作に関する情報を抽出す
    る抽出手段を備えたことを特徴とするHDL解析回路情
    報抽出装置。
  2. 【請求項2】 前記の抽出手段によって得れたHDL記
    述の示す回路の動作に関する情報を解析して、前記回路
    の故障検出情報を抽出する故障検出情報抽出手段を備え
    たことを特徴とする請求項1記載のHDL解析回路情報
    抽出装置。
  3. 【請求項3】 前記の抽出手段によって得られたHDL
    記述の示す回路の動作に関する情報を解析して、前記回
    路の消費電力を見積る消費電力見積手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載のHDL解析回路情報抽出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記の抽出手段によって得られたHDL
    記述の示す回路の動作に関する情報を解析して、前記回
    路の回路規模を見積る回路規模見積手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載のHDL解析回路情報抽出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記の回路規模見積手段による回路規模
    の見積結果、または前記の消費電力見積手段による消費
    電力の見積結果に応じて、前記のHDL記述の示す回路
    の構成要素を選択する構成要素選択手段を備えたことを
    特徴とする請求項3または請求項4記載のHDL解析回
    路情報抽出装置。
  6. 【請求項6】 前記の抽出手段によって得られたシミュ
    レーション情報を解析して、前記のHDL記述の示す回
    路の故障検出情報または未故障検出情報を抽出し、この
    回路の故障検出箇所または未故障検出箇所を、前記のH
    DL記述上に表示する表示手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載のHDL解析回路情報抽出装置。
  7. 【請求項7】 前記の抽出手段によって得られたHDL
    記述の示す回路の動作に関する情報を解析して前記回路
    の回路規模を見積る回路規模見積手段と、前記回路規模
    見積手段による回路規模の見積結果を基にして前記回路
    に適した仮想配線を選択し、選択した仮想配線情報を前
    記回路の動作に関する情報に用いて前記回路の仮想シミ
    ュレーションを実行するシミュレーション手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1記載のHDL解析回路情報
    抽出装置。
  8. 【請求項8】 前記のシミュレーション手段による仮想
    シミュレーションの実行でタイミングエラーが発生する
    と、このタイミングエラー情報から前記のHDL記述上
    のエラー箇所を求めるタイミングエラー発生箇所表示手
    段を備えたことを特徴とする請求項7記載のHDL解析
    回路情報抽出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008134824A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Fujitsu Ltd 消費電力解析方法及びプログラム
JP2009075970A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Fujitsu Ltd 電力演算装置、方法及びプログラム

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