JPH0772750B2 - 地下埋設回線位置検出方法 - Google Patents

地下埋設回線位置検出方法

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JPH0772750B2
JPH0772750B2 JP2066993A JP2066993A JPH0772750B2 JP H0772750 B2 JPH0772750 B2 JP H0772750B2 JP 2066993 A JP2066993 A JP 2066993A JP 2066993 A JP2066993 A JP 2066993A JP H0772750 B2 JPH0772750 B2 JP H0772750B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力ケーブルなど地下
埋設回線の水平方向位置及び地中深さを磁界測定により
検出する地下埋設回線位置検出方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年都市の過密化、生活の高度化などに
伴い、地下に多条の電力ケーブル、水道管、ガス管、電
話線管路などが埋設され、地下ではこれら埋設管が複数
に入り組み、その位置関係を正確に把握することは、極
めて困難になっている。そのため、埋設管を増設するた
め建設機械を用いて道路工事を行なっている際、誤って
既存の上記埋設管を破損するなどの事故が多発してい
る。このような事故を未熟に防止するためには、是非と
も上記埋設管の位置確認手段が必要となる。
【0003】ここで、従来上記埋設管の位置確認手段と
されているものには、大きく分けて次の三種類のものが
ある。 (1)まず、上記埋設管に高周波電流を流し、それによ
り発生する磁界を計測し、位置を確認するというもので
ある。しかしながら、この方法が有効であるためには、
埋設管が大地と絶縁され、地中に金属などのきょう雑物
がなく、地中深さが約3m以下であるという条件が、必
要である。しかも、埋設管に高周波電流を流し、磁界を
発生させると、二次・三次誘導が発生し、磁界のみを測
定してもそれが埋設管のものであるかどうか定かでない
ことが多い。したがって、埋設管の位置を実際的かつ正
確に測定できるとは言い得ないものである。 (2)次に、レーダー技術を用いて埋設管の位置を知る
という方法がある。すなわち、地上に配置した発信機か
ら地中に向け電波を発射し、その発射波を受信して埋設
管の位置を知るものである。しかしながら、地中には上
記埋設管の他に、コンクリートの破片、鉄屑、その他の
固形物が散在しているのが現状であり、上記埋設管から
の反射波の他にこれら固形物からの反射波も受信されて
しまい、この方法によっても上記埋設管の位置を正確に
知ることは困難である。仮に、埋設管からのものと固形
物からのものとを識別し、不要な反射波を消去する手段
を用いるとしても、全体として大規模かつ高価な装置と
ならざるを得ない。 (3)最後に、人力による掘削で、埋設管の位置を知る
方法がある。すなわち、深夜道路の主要部分のみ人力に
より試堀・調査するというものである。現状では、上記
(1)及び(2)の方法の信頼性が低いため、ほとんど
この方法によっている。しかしながら、この作業は、一
般人の生活活動を阻害しないようにするため、深夜のご
く限られた時間でしか行なえず、しかも多大の労力・費
用を要するばかりでなく、騒音の発生など公害の原因と
もなるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の問題点に鑑み、
本発明の目的は、対象である埋設管以外の物体に攪乱さ
れず、外部からのノイズに阻害されることなく、すなわ
ち容易にかつ精度・感度が高く地下埋設管の位置を確認
でき、公害の原因となるおそれのない地下埋設回線位置
検出方法を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、地上におい
て、地下に埋設された回線を横切るように、センサを移
動して、この回線を流れる低周波電流により発生する磁
束密度の実測値分布を取得するプロセスと、この実測値
分布に基いて、この回線の種別を判別するプロセスと、
このセンサを鉛直方向に移動し、鉛直方向の磁束密度の
実測値からこの回線の深さを求めるプロセスと、この実
測値分布が対称性を有する場合には、その対称軸上にこ
の回線の水平方向原点位置を設定し、対称性を有しない
場合には、この実測値分布を理論分布とマッチングさ
せ、マッチングした際の理論分布の原点位置をこの回線
の水平方向原点位置とするプロセスとを有する。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を、図面を参照しながら説明
する。まず、図6〜図12を参照しながら、本実施例の
地下埋設回線位置検出方法の原理について述べる。
【0007】本方法の検出対象である回線(電力ケーブ
ル)には(1)単相交流ケーブル、(2)三相交流ケー
ブル(1回線)、(3)三相交流ケーブル(2回線)で
あって、1号線と2号線を流れる電流が相等しいもの及
び(4)三相交流ケーブル(2回線)であって、1号線
と2号線を流れる電流が相違するものとがある。 (1)単相交流ケーブルについて 図6は、単相交流ケーブルにおける磁界の説明図であ
る。図6中、Gは地面、CBは地面G下に埋設された単
相交流ケーブルである。そして、点P(x、y)におい
て、
【0008】
【数1】
【0009】
【数2】 これを横軸x、縦軸を磁束密度Bとして図示すると、図
7のようになる。この図7において、水平磁束密度BH
は、単相交流ケーブルCBの真上においてのみ極大値B
H1を有し、この点で垂直磁束密度Bv は零となる。ま
た、垂直磁束密度Bv の極大点は1つ(極大値Bv1)で
ある。そして、(数1)から、x座標を一定(鉛直方
向)として、水平磁束密度Bv とy座標を少なくとも2
点測定し、得られた2式を連立方程式として解けば、単
相交流ケーブルCBの深さhを求めることができる。
【0010】 (2)三相交流ケーブル(1回線)について 図8は、三相交流ケーブルA、B、Cが地面G下に埋設
されている状態を示す。ここで、図6と同様な点P
(x、y)において、時刻tに、これらケーブルA、
B、Cが作る磁束密度をそれぞれB1 、B2 、B3 とす
ると、
【0011】
【数3】
【0012】
【数4】 そして、水平磁束密度BH (t)の振幅BH と、垂直磁
束密度Bv (t)の振幅Bv とを図示すると、図9のよ
うになる。即ち、BH は三相交流ケーブルA、B、Cの
真上においてのみ極大値BH1を有し、この点でBv は零
となる。またBv の極大点は2つ(極大値Bv1(=
v2)である。
【0013】(3)三相交流ケーブル(2回線)であっ
て、1号線と2号線を流れる電流が相等しいものについ
て 図10は、2回線電力ケーブル(A、B、Cは1号線、
A’、B’、C’は2号線)の布設状態を示す。bはケ
ーブル間の間隔、CLは中心線である。さて、上記と同
様な点P(x、y)において、ケーブルA、B、C、
A’、B’、C’が作る磁束密度をB1 、B2 、B3
4 、B5 、B6 とし、1号線の電流をI1 、2号線の
電流をI2 とすれば、
【0014】
【数5】
【0015】
【数6】 ここで、θ1 =ωt、θ2 =ωt+2/3π、θ3 =ω
t−2/3π、θ4 =ωt−2/3π、θ5 =ωt+2
/3π、θ6 =ωtであり、γi、γj、cosθi
cosθj 、sinθi 、sinθj は、x座標及び上
記深さhの関数である。そして、1号線と2号線を等し
い電流が流れる(I1 =I2 )とき、水平磁束密度BH
(t)の振幅BH と、垂直磁束密度Bv (t)の振幅B
v を図示すると、図11のようになる。即ち、中心線C
Lを中心に対称な分布となり、Bv は中心線CLの真上
においてのみ極大値Bv1を有する。またBH は中心線C
Lをはさんで2つの等しい極大値(BH1、BH2)を有す
る。
【0016】(4)三相交流ケーブル(2回線)であっ
て、1号線と2号線を流れる電流が相違するものについ
て これは、(数5)、(数6)において、I1 ≠I2 とな
る場合である。図12にI2 /I1 =1.07となる場
合を示す。このようにI1 ≠I2 となる場合、Bv にお
いてもBH においても、2つの極大点(Bv1とBv2、B
H1とBH2)を有することになる。そして、本方法におい
ては、後述するBv 、BH 理論分布群記憶手段(図1参
照)に、Bv /BH 比(I1 、I2 の関数)をパラメー
タとして、このような分布曲線群を、位置検出に先立
ち、多数記憶させておく。
【0017】(5)エネルギ分布について さて、上記水平磁束密度BH 、垂直磁束密度Bv が与え
られたとき、B2 =BH 2 +Bv 2 はエネルギに比例す
る量である。このエネルギB2 の分布におけるピーク
は、上記(1)〜(3)の場合のように、Bv 、BH
対称軸(ケーブルの真上又は中心線CL)を有する場
合、当然この対称軸上にある。逆にいうと、このエネル
ギ分布のピーク点は、ケーブル又は中心線CLの位置を
示す。ところが、(4)のように、1号線、2号線の電
流が一致せず、Bv 、BH が対称軸を有しないときに
は、エネルギ分布のピーク点は中心線上CL上に位置し
ない。しかし、図13(b)に示すように、I1 >I2
であれば、このエネルギ分布(図13(a))のピーク
点Pは、必ず中心線CLと大きな電流(I1 )が流れる
ケーブル(図13(b)では1号線)との間に位置す
る。そして、中心線CLとこのケーブルとの間の距離
は、実際上10cm前後である。したがって、Bv 、BH
が非対称分布を示す場合においても、このピーク点Pの
位置は、中心線CLの概略位置を示すものと言うことが
できる。
【0018】次に、図1〜図5及び図14、図15を参
照しながら、本実施例に係る地下埋設回線位置検出方法
を説明する。図1は、本方法を実施するための検査装置
のブロック図である。1はCPUなどの制御部であり、
2は検査の進行状況や検査結果を表示するCRTなどの
表示手段、3は検査に必要な指令などを制御部1へ送る
ためのキーボードなどの入力手段である。ここで一般
に、回線に通電すると、地上において交番磁束を生ずる
が、この磁束をコイルからなるセンサSで捕える。そし
て、センサSに誘起される電圧をもとに、以下の検出を
行うものである。ここで、LV は垂直方向に支持される
垂直コイル、LH は水平方向に支持される水平コイルで
あり、これらコイルLV 、L H によりセンサSが形成さ
れる。このように、水平コイル、垂直コイルLV は十字
状に配線し、回線を電流が流れることにより生成される
磁束につき、水平磁束密度BH 、垂直磁束密度Bv を同
時に計測することができる。したがって、対象である回
線に、格別の計測用電流を流す必要はなく、時々刻々変
化する商用周波交流が流れるケーブルに対しても、水平
磁束密度BH の計測時と垂直磁束密度Bv の計測時にタ
イムラグを生ずることなく円滑に計測を行うことができ
る。勿論ケーブルに直流又は低周波の計測用電流を流し
ても差支えない。また、基本的に現に流れている低周波
電流を利用するものであるので、高次誘導の影響を受け
にくく、しかも計測が容易となる。なお、図示していな
いが、センサSの感度を向上すべく、コイルを差働結線
したり、冷却したりしてもよい。4は垂直コイルLV
誘起される電圧を増幅する増幅器、5は同様な水平方向
の増幅器であり、これらの出力はインターフェイス6、
7を介して制御部1へ送られる。8は、この実測値を、
水平磁束密度BH 、垂直磁束密度Bv へ変換して、上記
x方向の実測値分布を生成、記憶するBv 、BH 実測値
分布生成記憶手段、9はこの記憶手段8の実測値分布の
うち水平磁束密度BH 、垂直磁束密度Bvのそれぞれの
分布から極大点を抽出するBv 、BH 極大点抽出手段、
10は上記記憶手段8に記憶された磁束密度Bv 、BH
からエネルギB2 (=Bv 2 +BH 2 )の分布を生成す
ると共に、このエネルギ分布のピーク点Pを抽出するエ
ネルギ分布生成記憶手段、11は水平磁束密度BH と垂
直磁束密度Bv のピーク値の比(Bv /BH 比)をパラ
メータとして、(数5)、(数6)に基づく磁束密度B
v 、BH の理論分布を多数記憶しているBv 、BH 理論
分布群記憶手段、12は図3(後述)のアルゴリズムに
より、水平磁束密度BH の極大点の個数と、垂直磁束密
度Bv の極大点の個数に基き、検査対象である回線が、
上記(1)〜(4)のうちどれに属するものであるかを
判定する回線パターン判定手段、13は(数1)、(数
2)などから回線の深さhを決定すると共に、Bv 、B
H 実測値分布生成記憶手段8及びエネルギ分布生成記憶
手段10のデータを参照して、回線の水平方向位置を決
定する回線位置決定手段である。
【0019】次に、図2〜図5を参照しながら、本実施
例に係る地下埋設回線位置検出方法の各ステップを説明
する。まず、地上において、地下に埋設された回線を横
切るように、センサSを移動させる。図14において、
CAは地下に埋設された回線、nはこの回線CAの真の
方向である。ここで、検出前はこの真の方向nは不明で
あるが、概略の方向M1は予め分かっている。そこで、
この概略の方向M1を定めた上で(ステップ1)、この
方向M1に直交するラインL1をセンサSの移動ライン
とする。そして、このラインL1上においてセンサSを
移動し、次いで、図15に示すように、移動ラインを、
このラインL1から、L2,L3のように、水平面内で
一点を中心に回転するようにずらし、水平磁束密度BH
又は垂直磁束密度Bv が最大となるラインL2を探し出
し、このラインL2の方向を回線方向に直交する方向と
定める(ステップ2)。そして、探し出したラインL2
上でセンサSを移動し、垂直コイルLV 、水平コイルL
H 、増幅器4、5、インターフェイス6、7、制御部1
を介して、Bv 、BH 実測値分布生成記憶手段8へデー
タを送る(ステップ3)。そして、Bv 、BH 極大点抽
出手段9により、垂直磁束密度Bv の分布及び水平磁束
密度BH の分布のそれぞれにおいて極大点を抽出する
(ステップ4)。次いで、上記記憶手段8内の実測値分
布から、エネルギ分布生成記憶手段10によりエネルギ
分布のピーク点Pを求め、概略原点位置を決定する(ス
テップ5)。上述したように、(1)〜(3)の回線パ
ターンでは、このピーク点Pは回線の真上又は中心線C
LKに位置し、(4)のパターンでは中心線CLと大き
な電流が流れる号線との間に位置し、回線の概略の水平
方向位置を与えるものである。
【0020】次いで、この実測値分布に基いて、回線パ
ターン(種別)を判定する(ステップ6)。具体的に
は、上述したように水平磁束密度BH の極大点(以下
「水平点」という)と、垂直磁束密度Bv の極大点(以
下「垂直点」という)との個数により判定することがで
きる。即ち図3に示すように、水平点及び垂直点のいず
れもが2個であれば、2回線(6相)電流相違と判定す
る(ステップ51、52、54)。また、水平点が2
個、垂直点が1個であれば2回線(6相)電流一致と判
定する(ステップ51、52、55)。水平点が1個、
垂直点が2個ならば1回線(3相)(ステップ51、5
3、56)、水平点、垂直点がともに1個ならば単相
(ステップ51、53、57)と判定する。
【0021】次いで、上記実測値分布が対称性を有する
とき(即ち、(1)単相、(2)1回線(3相)又は
(3)2回線(6相)で電流一致の場合)、その対称軸
上に水平方向原点位置を設定する。具体的には、図4に
示すように、この原点位置から鉛直方向にセンサSを移
動して、少なくとも2点につき、計測を行う。そのデー
タを、(数1)、(数2)などに代入し、連立方程式を
解くことにより、回線の深さhを求める(ステップ6
1)。次いで、上記実測値分布から原点を求め(ステッ
プ62)、この原点位置が、エネルギ分布のピーク点P
から誤差を考慮した許容範囲内であることを確認した上
でこの点を原点位置として確定する(ステップ63、6
4)。もしそうでなければ、測定ミスと考えられるの
で、表示手段2にその旨表示して再測定を促す(ステッ
プ65)。
【0022】一方、上記実測値分布が対称性を有しない
場合((4)2回線(6相)電流相違)、上記と同様
に、センサSを鉛直方向に移動して深さhを求める(ス
テップ66)。次いで、図5に示すように、この実測値
分布と、Bv 、BH 理論分布群記憶手段11に記憶され
た理論分布のうちBv /BH 比が一致するものを選出
し、これらのマッチングをとり、マッチングした際の理
論分布の原点を、回線の原点位置とする(ステップ67
〜70)。
【0023】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成したので、
既に回線に流されている低周波電流を用い、誘導を生じ
ず正確に位置検出を行いうる。また、試掘などを要せず
地上でセンサをスキャンすることで、検出できるので、
迅速・容易に回線の位置を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地下埋設回線位置検出方法に用いる検
出装置のブロック図
【図2】本発明の地下埋設回線位置検出方法のフローチ
ャート
【図3】本発明の地下埋設回線位置検出方法のフローチ
ャート
【図4】本発明の地下埋設回線位置検出方法のフローチ
ャート
【図5】本発明の地下埋設回線位置検出方法のフローチ
ャート
【図6】本発明の地下埋設回線位置検出方法の原理説明
【図7】本発明の地下埋設回線位置検出方法の原理説明
【図8】本発明の地下埋設回線位置検出方法の原理説明
【図9】本発明の地下埋設回線位置検出方法の原理説明
【図10】本発明の地下埋設回線位置検出方法の原理説
明図
【図11】本発明の地下埋設回線位置検出方法の原理説
明図
【図12】本発明の地下埋設回線位置検出方法の原理説
明図
【図13】本発明の地下埋設回線位置検出方法の原理説
明図
【図14】本発明の地下埋設回線位置検出方法の工程説
明図
【図15】本発明の地下埋設回線位置検出方法の工程説
明図
【符号の説明】
CA 回線 S センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上において、地下に埋設された回線を
    横切るように、センサを移動して、この回線を流れる低
    周波電流により発生する磁束密度の実測値分布を取得す
    るプロセスと、 この実測値分布に基いて、磁束密度の極点の個数によっ
    この回線の種別が少なくとも単相、1回線、2回線の
    いずれであるかを判別するプロセスと、 このセンサを
    鉛直方向に移動し、鉛直方向の磁束密度の実測値からこ
    の回線の深さを求めるプロセスと、 この実測値分布が対称性を有する場合には、その対称軸
    上にこの回線の水平方向原点位置を設定し、対称性を有
    しない場合には、この実測値分布を理論分布とマッチン
    グさせ、マッチングした際の理論分布の原点位置をこの
    回線の水平方向原点位置とするプロセスとを有すること
    を特徴とする地下埋設回線位置検出方法。
  2. 【請求項2】 前記センサが、磁束密度の水平方向成分
    及び垂直方向成分を同時に検出すべく、十字状に配線さ
    れたコイル群である請求項1記載の地下埋設回線位置検
    出方法。
  3. 【請求項3】 前記回線の種別の判別が、実測値分布に
    おける磁束密度の水平方向成分及び垂直方向成分の極大
    点の個数により行われる請求項1記載の地下埋設回線位
    置検出方法。
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