JPH0772363A - レンズ鏡胴 - Google Patents

レンズ鏡胴

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JPH0772363A
JPH0772363A JP5159385A JP15938593A JPH0772363A JP H0772363 A JPH0772363 A JP H0772363A JP 5159385 A JP5159385 A JP 5159385A JP 15938593 A JP15938593 A JP 15938593A JP H0772363 A JPH0772363 A JP H0772363A
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JP
Japan
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helicoid
barrel
fixed
lens barrel
cylinder
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JP5159385A
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Yoshiyuki Nojima
良之 野島
Haruki Nakayama
春樹 中山
Shizuo Ishii
静雄 石井
Yoshiaki Takahashi
良陽 高橋
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘリコイドの螺合により回動を行う可動筒と
回動を行わない固定筒とを樹脂成形したレンズ鏡胴にお
いて、ヘリコイドガタを修正し、不要な光線が通過する
のを防ぐため、ヘリコイドに肉盛りをしても、円滑なヘ
リコイド作動が行えるようにする。 【構成】 固定筒のヘリコイドの山部に、可動筒のオス
ヘリコイドの谷部に当接する高さの凸部を、円周上少な
くとも3ヶ所に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、主としてカメラに用
いるレンズ鏡胴に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、レンズ鏡胴にはレンズを移動
させるため、ヘリコイドが用いられているが、以前は金
属材料を切削加工を行ってレンズ鏡胴を製作していた。
しかし、近年になりレンズ鏡胴の軽量化やコストダウン
のため、プラスチックが多用化され、ヘリコイドもプラ
スチック化するようになった。このため、レンズ鏡胴は
成形加工により、均一の部品が容易に量産できるように
なったが、金型の製作誤差や成形時の歪等により、ヘリ
コイド間に許容限度以上のガタが生ずることがある。一
般に、回動を行うヘリコイド筒は比較的単純な円対称に
構成されているため、成形時の歪は少ないが、回動を行
わないヘリコイド筒は種々の機能を搭載して複雑な形状
に構成されているため、成形時の歪みが大きい。このよ
うなとき、プラスチックでは金属材料の如く容易に修正
することは困難であった。また、通常のヘリコイドの金
型は中心線に沿って回転しながら抜く構成であるので、
ガタを修正しようとするとヘリコイドの全周に肉付けを
することになり、同様に金型の製作誤差や成形の歪等に
より、部分的に過剰な修正となり、円滑なヘリコイド作
動ができなくなる恐れがあった。
【0003】上記の回動を行わないヘリコイド筒には、
その回動を阻止するためや他の部材を配置するために、
ヘリコイドの光軸方向の一部に長孔を設ける必要がある
が、外光がこの長孔に入射されると、光線洩れの恐れが
あった。このため、従来はヘリコイドの前方又は後方に
遮光部材を必要とした。
【0004】また、光軸方向の一部に溝や長孔を設けた
ヘリコイドの樹脂金型を製作するとき、フライス加工に
てヘリコイドを切削するカッターは、長孔を形成するコ
マに当たらないようにコマの直前で逃げながら加工する
ので、長孔に接するまでヘリコイドを螺設することはで
きない。従って、ヘリコイドと長孔との間にある程度の
間隙が生じ、この間隙を外光が通過し、光線漏れの恐れ
が生じる。このため、従来はヘリコイドの前方又は後方
に遮光部材を必要とした。
【0005】その上、ヘリコイドの光軸方向の一部に長
孔を設け、ヘリコイド筒の端部にてヘリコイドが途切
れ、連続したヘリコイドが長孔の光軸方向に存在しない
領域が生じたとき、外光がこの領域を通過して光線洩れ
の原因となった。
【0006】更に、レンズシャッタカメラのレンズ鏡胴
にはセクター(シャッタ羽根)が設けられ、セクターを
セクター保持板で保持しているが、レンズ鏡胴の小型化
に伴い、セクター保持板の外径は異形となり、セクター
内の光がセクター保持板の外径の間隙を通って洩れる恐
れがあったり、レンズ鏡胴の固定筒にガイド溝を設け、
そのガイド溝にガイド部材がスライドするとき、外光が
ガイド溝とガイド部材との間隙を通って洩れる恐れがあ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本願発明はカメラのレ
ンズ鏡胴におけるヘリコイドガタや光線洩れを解決する
ものであり、詳しくは下記の課題を解決するものであ
る。
【0008】第1の課題は、ヘリコイド間のガタを修正
し、不要な光線が通過するのを防ぐため、ヘリコイドに
肉盛りをしても、円滑なヘリコイド作動が行えるように
するものである。
【0009】第2の課題は、ヘリコイドの光軸方向の一
部にヘリコイドを螺設しない長孔を設けても、光線洩れ
が生ずることがないようにするものである。
【0010】第3の課題は、外光がセクター保持板又は
ガイド部材の外径を通って洩れることがないようにする
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題は本願発
明における、ヘリコイドの螺合により回動を行う可動筒
と回動を行わない固定筒とを樹脂成形したレンズ鏡胴に
おいて、前記固定筒のヘリコイドの山部に、前記可動筒
のオスヘリコイドの谷部に当接する高さの凸部を、円周
上少なくとも3ヶ所に設けたことを特徴とするレンズ鏡
胴により解決される。
【0012】
【実施例】本願発明の実施例を図1乃至図13に基づいて
詳細に説明する。
【0013】第1の実施例を図1乃至図3に基づいて説
明する。図1はレンズ鏡胴を簡略化した断面図であり、
1はカメラ本体またはカメラ本体に連なる部材に固着さ
れ、樹脂を成形加工した固定筒であり、内周にメスヘリ
コイドを設けており、1aは谷径を示し、1bは山径を
示す。2は図示せぬ駆動力により回動可能な可動筒であ
り、外周にオスヘリコイドを設けているが、図が混乱し
ないようにオスヘリコイドの谷径2aのみ図示し、山径
は図示していない。固定筒1には図示してないが、各種
の機能を搭載することができるため、種々の凹凸があっ
て複雑な形状をしている。それ故、樹脂成形すると歪み
が生じ、メスヘリコイド1aが変形して真円になり難
い。可動筒2は回動するため、他の機能の搭載が困難な
ため、比較的円対称で単純な形状をしており、樹脂成形
しても歪みが少なく、オスヘリコイドの真円度は確保さ
れる。この結果、固定筒1と可動筒2をヘリコイド螺合
したとき、許容度以上のヘリコイドガタや真円度不良が
生じてしまう。
【0014】この問題を解決するために、図2の3で示
す様に、固定筒1のメスヘリコイドの山径1bを円周上
3ケ所にて可動筒2のオスヘリコイドの谷径2aに当接
する高さまで肉盛りし、ヘリコイドガタを吸収する。図
3は肉盛りしたヘリコイドの拡大断面図である。また、
肉盛り箇所は円周上3ケ所に限定する必要はないが、あ
まり増やすとヘリコイド螺合のフリクションが増し、作
動不具合になる。
【0015】なお、このような肉盛りは、光軸に沿って
メスヘリコイドの金型を回転しながら抜く構造の金型で
は不可能であり、メスヘリコイドの金型を多分割して互
いに干渉しないように図2の矢印の如く中心方向にスラ
イドさせる構造の金型でのみ実現できる。
【0016】更に、本実施例は、オスヘリコイドが固定
筒に設けられ、メスヘリコイドが可動筒に設けられてい
る鏡胴においても応用でき、固定筒のオスヘリコイドを
肉盛りすればよい。
【0017】第2の実施例を図4乃至図7に基づいて説
明する。図4は樹脂成形された固定筒21の斜視図であ
り、メスヘリコイド21aが螺設されており、長孔21bが
光軸に平行にてメスヘリコイド21aを横切って設けられ
ている。長孔21bは図示していないレンズ鏡枠を直進移
動させるためのガイド部材のガイド溝や、FPC等の逃
げ部として用いられる。図5は固定筒21と可動筒22をヘ
リコイド螺合した拡大図であり、図4の長孔21bが設け
られていない部分の拡大断面図である。図5において、
外部の矢印方向から外光が入射しても、ヘリコイドが螺
合した部分を通過することは出来ず、同図の右方へ射出
することはない。しかし、図4において長孔21bが設け
られている部分は、その拡大断面図を図6で示すよう
に、外部の矢印方向から外光が入射すると、入射光は単
純な屈折をするだけで同図の右方へ射出してしまい、こ
のようなレンズ鏡胴を有するカメラにおいてはフィルム
面に不要光が露光してしまう恐れがある。
【0018】図7はこの問題を解決する図であり、固定
筒21のメスヘリコイドの山部を肉盛りして可動筒22のヘ
リコイドの谷径に相当する22aに当接させることによ
り、同図に示す外部の矢印方向から外光が入射しても固
定筒21のメスヘリコイドを通過できず、同図の右方へ射
出することはない。円周方向におけるメスヘリコイドの
山部を肉盛りする箇所を図4の21cで示す。但し、肉盛
りを円周方向にあまり拡大すると、ヘリコイド螺合の際
のフリクションが増すので、光線洩れがしない範囲で最
小限に留めておいた方がよい。なお、上記実施例と逆に
固定筒21のオスヘリコイドを、可動筒22にメスヘリコイ
ドを螺設しても同じ目的を達成できる。
【0019】第3の実施例を図8及び図9に基づいて説
明する。図8は、樹脂成形された固定筒30の内周の拡大
図であり、メスヘリコイド31及び光軸に平行にしてヘリ
コイドを螺設しない長孔32を有している。このような固
定筒30のメスヘリコイド31の金型を機械加工するとき、
金型には長孔32用のコマがあるので、メスヘリコイド31
のカッターは長孔32用のコマを逃げる必要があり、その
結果、メスヘリコイド31が螺設されない部分33が生じて
しまう。このような固定筒30をカメラのレンズ鏡胴とし
て用いたとき、33の部分を外光が通過して、光線洩れを
生じる危険があった。
【0020】この問題を解決するために、メスヘリコイ
ド加工の完了した金型を一度分解し、メスヘリコイド31
に隣接したメスヘリコイドのない部分33を適宜数カ所選
択し、その部分を放電加工にてヘリコイドの山形状に類
似した溝を作ることによって、光線洩れを防ぐことがで
きる。このようにして加工した金型により成形したメス
ヘリコイドの拡大図を図9(a)で示す。34は金型の放
電加工により生じた凸部であり、そのA−A断面図を図
9(b)で示すように、山の高さは略同じ高さで、山の
幅はヘリコイド螺合の障害にならないようにヘリコイド
の山幅より狭くしてある。この凸部は長孔32の両側に少
なくとも1ヵ所以上設ければよい。
【0021】第4の実施例を図10及び図11に基づいて説
明する。図10(a)は、樹脂成形された固定筒40の拡大
図であり、ヘリコイド41及び光軸に平行にしてヘリコイ
ドが螺設されない長孔42を有している。なお、ヘリコイ
ドはオスヘリコイドでもメスヘリコイドでもよい。同図
における長孔42の上方では、固定筒40の端部によりヘリ
コイドが途中で途切れ、矢印方向から外光が入射され、
光線洩れの原因となる。図10(b)は、A−Aにおける
断面図である。
【0022】この問題を解決するために、長孔42の上方
におけるヘリコイドの谷部を山の高さ迄肉盛りして、光
線洩れを防ぐ図が、図11(a)に示してある。図11
(b)はB−Bにおける断面図である。図11(a)にお
いては、長孔42の上方にある全てのヘリコイドの谷部を
山の高さ迄肉盛りしているが、このようにせずとも光線
洩れを防ぐことができればよいのであるから、円周方向
にヘリコイドが途切れてさえいなければよく、長孔42の
上方の一部に谷部があっても差し支えない。
【0023】なお、固定筒40とヘリコイド螺合する図示
していない可動筒のヘリコイドは、固定筒40の肉盛りし
た部分と当接しないように、山部を谷の高さまで削る必
要がある。
【0024】第5の実施例を図12に基づいて説明する。
図12はズームレンズ鏡胴の横断面図である。51はカメラ
本体に連なる部材に固着された固定筒であり、可動筒52
とヘリコイド螺合している。可動筒52は,FCレンズ53
を保持するFCレンズ鏡枠54をネジ結合したFC摺動枠
55とヘリコイド螺合すると共に、RCレンズ56を保持す
るRC摺動枠57に立設したカムピン58によりカム結合し
ている。59は直進ガイドで固定筒51に対する回り止めを
有し、図示していない腕部を有し、FC摺動枠55の回動
を防止している。また、直進ガイド59は可動筒52に回動
自在に且つ一体的に取り付けられている。60はRC摺動
枠57に立設したガイドシャフトであり、FC摺動枠55に
貫通することにより、FC摺動枠55と共にRC摺動枠57
の回動を防止している。このズームレンズ鏡胴を作動さ
せるには、図示していない駆動機構により可動筒52の後
端に設けた歯車52aを回動させることにより、可動筒52
は回動しながら光軸方向に移動し、固定筒51により回動
を阻止され、可動筒52と共に光軸方向に直進する直進ガ
イド59の腕部により、回動を阻止されるFC摺動枠55を
ヘリコイドにより光軸方向に直進移動させる。また、同
時にRC摺動枠57もガイドシャフト60により回動を阻止
され、可動筒52のカムにより光軸方向に直進移動させ
る。
【0025】FC摺動枠55の後部には、シャッタのセク
ター71(シャッタ羽根)が内蔵され、セクター保持板72
により定められた空間で開閉する。セクター保持板72
は、図12の光軸より上部に描かれたように、FC摺動枠
55の段部55aに当接している所は問題ないが、セクター
の構造により円周上全て段部を設けることは困難であ
り、図12の光軸より下部に描かれたように、部分的には
段部を設けることができずに、間隙73が生じてしまうこ
とがある。このような間隙73が生じた場合は、セクター
保持板72を拡大して大きなフランジを設ければよいが、
径方向及び厚み方向に影響が出るため、鏡胴の小型化の
障害になる。また、単に間隙73を小さくするようにFC
摺動枠55とセクター保持板72とのクリアランスを縮小す
ることを考えても、部品寸法精度や組み立て精度の点か
ら、完全に間隙73をなくすとは不可能である。間隙73が
あると、セクター71を閉じたときでも外光が入射して光
線洩れの原因となる。この光線洩れを防止するために、
FC摺動枠55の内径55bより外径が大なる薄肉弾性板75
を内径55bに圧入して、セクター保持板72に接着材等に
より固着することにより、間隙73からの光線洩れを防止
することができる。なお、薄肉弾性板75を予めセクター
保持板72に固着し、FC摺動枠55に組付けると、位置決
め治具を用いることができ、固着精度が向上し、組み立
て作業性もよい。また、薄肉弾性板としては、ポリエス
テルフィルム、ビニールシート、ゴムシート等を用いる
ことができる。
【0026】第6の実施例を図12及び図13に基づいて説
明する。図13はズームレンズ鏡胴の後方から見た斜視図
である。51は図12と同じ固定筒であり、左右にガイド溝
51aがヘリコイド51bを横切って光軸に平行に設けられ
ている。59は図12と同じ直進ガイドであり、図13には図
示してないが、図12の可動筒52に回動自在に且つ一体的
に取り付けられている。59aは、固定筒51に対する回り
止めであり、ガイド溝51aと嵌合する。腕部59bは図12
のFC摺動枠55の回動を阻止する。この構成において、
図12の下部に示すように、矢印の如く外光が入射したと
き、ガイド溝51aと回り止め59aとの間隙80を通過し
て、光線洩れの原因となる。この光線洩れを防止するた
めに、回り止め59aより外径が大なる突起81aを有する
薄肉弾性板81を直進ガイド59に接着又はネジ止めするこ
とにより、間隙80からの光線洩れを防止することができ
る。なお、薄肉弾性板81を予め直進ガイド59に接着又は
ネジ止めをし、鏡胴内で組み立てると、位置決め治具を
用いることができ、固着精度が向上し、組み立て作業性
もよい。また、薄肉弾性板としては、ポリエステルフィ
ルム、ビニールシート、ゴムシート等を用いることがで
きる。
【0027】
【発明の効果】請求項1乃至請求項4の発明は、ヘリコ
イド部の簡単な金型修正で下記の効果を奏することがで
きる。
【0028】請求項1は、嵌合ガタのあるヘリコイドの
作動を円滑にすることができると共に、レンズ鏡胴とし
ての同軸精度の向上を図ることができ、また、光軸方向
にスライドする複数のヘリコイド用金型の合わせによる
バリが生じても、ヘリコイドが円滑に作動することがで
きる。
【0029】請求項2は、ヘリコイドに光軸方向に設け
た長孔からの光線漏れを防止できる。
【0030】請求項3は、通常の金型加工では、光軸方
向に設けた長孔の両端部にヘリコイドが螺設されない間
隙を有するヘリコイドにおいて、間隙に凸部を設けるこ
とにより光線洩れを防ぐことができ、光線洩れ対策に高
い効果が得られる部分を選択的に加工できるため、加工
コストが低い。
【0031】請求項4は、ヘリコイドが端部で途切れた
間隙より、長孔部へ光線洩れが生じるのを防ぐことがで
きる。
【0032】請求項6及び請求項7の発明は、簡単な薄
肉弾性部材を用いることにより、下記の効果を奏するこ
とができる。
【0033】請求項6は、薄肉弾性板を用いているの
で、省スペースで、セクター保持板の周辺の間隙からの
光線漏れを防ぐことができる。
【0034】請求項7は、薄肉弾性板を用いているの
で、省スペースで、固定筒のガイド溝の間隙からの光線
漏れを防ぐことができ、直進ガイド部材が光軸方向に移
動するためのガイド溝のみに配設してあるため、薄肉弾
性板がヘリコイドに当接することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】対策前のレンズ鏡胴の断面図である。
【図2】対策後のレンズ鏡胴の断面図である。
【図3】対策後のヘリコイドの拡大断面図である。
【図4】固定筒の斜視図である。
【図5】長孔が設けられていないヘリコイドの拡大断面
図である。
【図6】長孔が設けられているヘリコイドの拡大断面図
である。
【図7】対策後のヘリコイドの拡大断面図である。
【図8】固定筒の内周の拡大図である。
【図9】対策後の固定筒の内周の拡大図である。
【図10】固定筒の拡大図である。
【図11】対策後の固定筒の拡大図である。
【図12】ズームレンズ鏡胴の横断面図である。
【図13】ズームレンズ鏡胴を後方から見た斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,21,30,40,51 固定筒 2,22,52 可動筒 21b,32,42 長孔 51a ガイド溝 59 直進ガイド 71 セクター 72 セクター保持板 75、81 薄肉弾性板
フロントページの続き (72)発明者 高橋 良陽 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘリコイドの螺合により回動を行う可動
    筒と回動を行わない固定筒とを樹脂成形したレンズ鏡胴
    において、前記固定筒のヘリコイドの山部に、前記可動
    筒のオスヘリコイドの谷部に当接する高さの凸部を、円
    周上少なくとも3ヶ所に設けたことを特徴とするレンズ
    鏡胴。
  2. 【請求項2】 ヘリコイドの螺合により回動を行う可動
    筒と回動を行わない固定筒とを樹脂成形し、該固定筒の
    ヘリコイドにおける光軸方向の一部にヘリコイドが螺設
    されない長孔を有するレンズ鏡胴において、前記固定筒
    の長孔の周囲におけるヘリコイドの山部に、前記可動筒
    のヘリコイドの谷部に当接する高さの凸部を設けたこと
    を特徴とするレンズ鏡胴。
  3. 【請求項3】 ヘリコイドの螺合により回動を行う可動
    筒と回動を行わない固定筒とを樹脂成形し、該固定筒の
    ヘリコイドにおける光軸方向の一部にヘリコイドが螺設
    されない長孔を有し、該長孔の両側部にヘリコイドが螺
    設されない間隙を有するレンズ鏡胴において、ヘリコイ
    ドの山と略同じ高さにて該ヘリコイドの山の幅より狭い
    凸部を設け、前記凸部を前記長孔の両側部の間隙に少な
    くとも各々1ヵ所該ヘリコイドと連設させると共に、前
    記長孔と隣接させることを特徴とするレンズ鏡胴。
  4. 【請求項4】 ヘリコイドの螺合により回動を行う可動
    筒と回動を行わない固定筒とを樹脂成形し、該固定筒の
    ヘリコイドにおける光軸方向の一部にヘリコイドが螺設
    されない長孔を有し、該固定筒のヘリコイドが該固定筒
    の端部にて途切れることにより該固定筒の長孔の光軸方
    向に連続したヘリコイドが存在しない領域を有するレン
    ズ鏡胴において、前記ヘリコイドが存在しない領域に前
    記ヘリコイドの山部の高さに相当する凸部を立設し、前
    記凸部と前記領域の近傍にあるヘリコイドとを連設する
    と共に、前記可動筒のヘリコイドに前記凸部の当接を防
    ぐ凹部を設けたことを特徴とするレンズ鏡胴。
  5. 【請求項5】 前記固定筒のヘリコイドがメスヘリコイ
    ドであり、該メスヘリコイドを成形する金型が、少なく
    とも3個の金型に分割され、光軸方向に摺動することを
    特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4
    記載のレンズ鏡胴。
  6. 【請求項6】 セクターを内設した鏡枠と、該鏡枠のフ
    ィルム面側の内径部に装着することにより該セクターを
    保持するセクター保持板とを備えたレンズ鏡胴におい
    て、前記セクター保持板が装着される鏡枠の内径より大
    なる外径部を少なくとも1ケ所以上有する薄肉弾性板を
    前記セクター保持板にフィルム面側より固着したことを
    特徴とするレンズ鏡胴。
  7. 【請求項7】 カメラ本体に連なる部材に固着され光軸
    に平行なガイド溝を有する固定筒と、該固定筒とヘリコ
    イド螺合して回動する可動筒と、前記ガイド溝を摺動す
    るガイド部を有し、該可動筒のフィルム面側と回動自在
    に係着されたガイド部材とを備えたレンズ鏡胴におい
    て、前記ガイド溝より大なる形状を有する薄肉弾性板を
    前記ガイド部材のガイド部にフィルム面側より固着した
    ことを特徴とするレンズ鏡胴。
JP5159385A 1993-06-29 1993-06-29 レンズ鏡胴 Pending JPH0772363A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013178366A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Hoya Corp レンズ鏡筒の遮光構造
JP2015227922A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 コニカミノルタ株式会社 レンズ保持部材の製造方法、その製造方法に用いるスライドコア金型、レンズバレル及び撮像装置

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