JPH077110U - 着磁機 - Google Patents

着磁機

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Publication number
JPH077110U
JPH077110U JP3866293U JP3866293U JPH077110U JP H077110 U JPH077110 U JP H077110U JP 3866293 U JP3866293 U JP 3866293U JP 3866293 U JP3866293 U JP 3866293U JP H077110 U JPH077110 U JP H077110U
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JP
Japan
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superconducting
coil
yoke
magnetic field
superconducting coil
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Pending
Application number
JP3866293U
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English (en)
Inventor
信隆 小林
健 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP3866293U priority Critical patent/JPH077110U/ja
Publication of JPH077110U publication Critical patent/JPH077110U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型永久磁石の着磁にも用いることができ、
かつ、高磁場を発生させることのできる着磁機を提供す
ること。 【構成】 超伝導コイルと、超伝導コイルの外側に、磁
路を形成するために設けられた継鉄と、超伝導コイルを
冷却するために設けられた装置とより成る着磁機におい
て、超伝導コイルを2つに分けて1対にし、1対の超伝
導コイルを、お互い対向するように、継鉄の内側対向面
に固着させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、永久磁石を磁化させる際の着磁過程に用いられる着磁機に関する。 本考案に係る着磁機は、永久磁石に大きな磁化を与える必要のある場合に用いら れ、特に、大型永久磁石の着磁に用いるのに適している。
【0002】
【従来の技術】
永久磁石を磁化させる段階で着磁が行われる。このとき使用する着磁機には、 通常、電磁石が用いられている。しかし、永久磁石に大きな磁化を与えたい場合 に使用する着磁機に設けるものとしては、通常の電磁石は、その発生磁場が小さ いため適していない。
【0003】 このため、高磁場を発生させることができる着磁機が従来より考えられている 。従来考えられたものに、たとえば、パルスコイルを使用した着磁機、および、 ソレノイド型超伝導コイルを使用した着磁機がある。
【0004】 パルスコイルを使用した着磁機は、コイルに大電流を流せるようにするため、 コンデンサーに貯めた電荷を瞬間的に流す。よって、数万[Oe]の高磁場を発 生させることができるが、大きな電力を必要とするという問題がある。また、大 電流を流すために発生熱が大きく、1回稼働させる毎にしばらくの間休ませて冷 却しなければいけないという問題がある。
【0005】 ソレノイド型超伝導コイルを使用した着磁機は、数万[Oe]の高磁場を発生 させることができ、しかも、超伝導のために、ほとんど電力を消費せず、熱の発 生もなくて都合がよい。しかし、大型の永久磁石(たとえば、直径1mほどの円 板型永久磁石)を着磁したい場合、これを挿入できるほど大きなソレノイドを用 意するのは難しく、また、用意できたとしても、ソレノイドの中に大型の被着磁 体を固定することは難しい、という問題がある。
【0006】 このため、従来、大型永久磁石の着磁の場合には、この被着磁体を小さく分割 し、各々を個別にソレノイド型超伝導コイルを使用した着磁機を用いて着磁した 後で組み立てる、という方法を採っていた。
【0007】 しかし、永久磁石を着磁後に組み立てることは、永久磁石間の反発力があるた めに困難である。
【0008】 このため、大型の永久磁石でも分割することなく着磁を行うことができ、かつ 、高磁場を発生させることのできる着磁機が求められていた。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、大型永久磁石の着磁にも用いることができ、かつ、高磁場を 発生させることのできる着磁機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
超伝導コイルと、該超伝導コイルの外側に、磁路を形成するために設けられた 継鉄と、前記超伝導コイルを冷却するために設けられた装置とより成る着磁機に おいて、前記超伝導コイルを2つに分けて1対にし、該1対の超伝導コイルを、 お互い対向するように、前記継鉄の内側対向面に固着させる。
【0011】
【実施例】
本考案に係る着磁機の断面図を図1に示す。本考案の着磁機は、継鉄、超伝導 空心コイル、および、冷却装置より成る。
【0012】 本考案に係る着磁機の継鉄10は、継鉄上部10aと継鉄下部10bより成っ ている。継鉄上部10aと継鉄下部10bの内側には、それぞれ超伝導空心コイ ル12a、12bが対向するように設けられている。
【0013】 さらに、超伝導空心コイル12aおよび12bを超伝導状態にするための冷却 装置14が設けられている。図1には冷却装置14を概略的に示している。冷却 装置14は、冷却剤である液体ヘリウムを供給する供給機16と、この供給機1 6と超伝導空心コイル12aおよび12bとをつなぐ供給パイプ18a、18b と、超伝導空心コイル12aおよび12bへの熱の出入りを防ぐための断熱ケー ス20a、20bより成る。
【0014】 上記の冷却装置14で超伝導空心コイル12aおよび12bを冷却することに よりこれらを超伝導状態にすれば、対向コイル間に、たとえば矢印22の向きの 高磁場を発生させることができる。
【0015】 発生磁場の強度は、コイルに流す電流値およびコイルの巻数で決まり、コイル に流せる最大電流値は、超伝導空心コイルの線材によって決まる。超伝導空心コ イル12aおよび12bを、臨界磁場の大きな合金で作製することにより、3万 [Oe]以上の高磁場を発生させることが可能となる。
【0016】 発生磁場の強度の調節は、超伝導空心コイル12aおよび12bに流す電流の 大きさを変えることにより行うことができる。また、継鉄上部10aと継鉄下部 10bを、コイル間間隔可変部24a、24bでつなぎ、超伝導空心コイル12 aと12bの間隔を変えられるようにしているため、この間隔変化によっても、 コイル間の発生磁場の強度を調節することができる。
【0017】 図1よりわかるように、本考案の特徴は、超伝導空心コイルを2つに分け、離 して設置したところにある。よって、継鉄10の内部を広く設計すれば、大型の 被着磁体をも継鉄10内に入れることができる。この場合、1回で被着磁体全体 を着磁することができなくとも、被着磁体をずらしながら何回かの着磁操作を行 うことにより被着磁体全体の着磁が可能となる。すなわち、被着磁体を分割して 着磁し、その後で組み立てるという作業の必要がないという利点がある。
【0018】
【考案の効果】
本考案に係る着磁機を用いることの最大の効果は、大型永久磁石をも分割する ことなく、着磁することができる点にある。 しかも、超伝導空心コイルを用いているので、3万[Oe]以上の高磁場を発 生させることができ、永久磁石に大きな磁化を与えたい場合にも適用できる。 また、超伝導状態で着磁機を運転するために、ほとんど電力が消費されず、さ らにまた、熱の発生が起こらない。したがって、従来のパルスコイル使用の着磁 機の場合のように、1回稼働する毎に休んで冷却するような手間がかからないと いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る着磁機の断面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 7/06 E

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超伝導コイルと、該超伝導コイルの外側
    に、磁路を形成するために設けられた継鉄と、前記超伝
    導コイルを冷却するために設けられた装置から構成さ
    れ、 前記超伝導コイルが2つに分かれて1対になっており、
    該1対の超伝導コイルが、お互い対向するように、前記
    継鉄の内側対向面に固着されている、 ことを特徴とする着磁機。
  2. 【請求項2】 前記1対の超伝導コイル間に、3万[O
    e]以上の高磁場を発生させられる、 ことを特徴とする請求項1の着磁機。
JP3866293U 1993-06-22 1993-06-22 着磁機 Pending JPH077110U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3866293U JPH077110U (ja) 1993-06-22 1993-06-22 着磁機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3866293U JPH077110U (ja) 1993-06-22 1993-06-22 着磁機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH077110U true JPH077110U (ja) 1995-01-31

Family

ID=12531487

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3866293U Pending JPH077110U (ja) 1993-06-22 1993-06-22 着磁機

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JP (1) JPH077110U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003068066A1 (fr) * 2002-02-15 2003-08-21 Sumitomo Special Metals Co., Ltd. Generateur de champ magnetique et son procede de fabrication

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61292303A (ja) * 1985-06-20 1986-12-23 Asahi Chem Ind Co Ltd 永久磁石の着磁方法
JPS6293916A (ja) * 1985-10-19 1987-04-30 Tohoku Metal Ind Ltd 永久磁石の着磁方法
JPH03123006A (ja) * 1989-10-05 1991-05-24 Asmo Co Ltd 着磁装置

Patent Citations (3)

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