JPH0770949A - 複合繊維の染色方法 - Google Patents

複合繊維の染色方法

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JPH0770949A JP5159086A JP15908693A JPH0770949A JP H0770949 A JPH0770949 A JP H0770949A JP 5159086 A JP5159086 A JP 5159086A JP 15908693 A JP15908693 A JP 15908693A JP H0770949 A JPH0770949 A JP H0770949A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複合繊維の深色染色を可能とし、堅牢度を向
上させることができる複合繊維の染色方法を提供するこ
と。 【構成】 (A)分散染料および還元可能な非水溶性染
料を含有した染料を用い、キャリヤー染色剤の存在下で
100〜120℃の温度でポリアミド系複合繊維を染色
する工程、(B)水酸化ナトリウムおよびチオ硫酸ナト
リウムからなるアルカリ性処理剤で低温洗浄処理を行な
う工程、および(C)金属複合酸性染料でポリアミド系
複合繊維を2次染色する工程を含むことを特徴とする複
合繊維の染色方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合繊維の染色方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】複合繊維の素材は、デュポン社によって
開発されたポリエステル/綿を65/35の割合で混紡
したものからはじまり、この混紡比率は、最良の特性を
付与するとされている。近年、複合繊維素材が重要視さ
れるようになってきた理由として、以下の点があげられ
る。
【0003】(1)一般消費者が需要の変化が大きくな
り、それに応じて要求される多品種少量生産には繊維の
複合化がもっとも適当であること。
【0004】(2)繊維に対し、美観と機能性にかかる
要求が高まるにつれて単一繊維素材だけではこうした要
求を満足させることができなくなってきたこと。
【0005】(3)繊維の複合技術が急速に進歩してき
たこと。
【0006】多くの繊維メーカーによって多種にわたる
複合繊維素材が開発されているが、もし、これらの繊維
を織製し、染色の技術を有しなかったり、既製服製造工
場との協力体制が整っていなければ、進歩は捗らない。
【0007】ポリアミド繊維(ナイロン)は、すぐれた
耐摩耗性、耐屈曲性および伸縮性などの多くの長所を有
するので、広く複合繊維素材に使用されている。
【0008】さらに近年にいたっては、超微細繊維が有
する多くのすぐれた機能的な特性が発揮され、その利用
領域が広くなってきている。その例として擬似桃面織
物、擬似小鹿皮革面織物、雑巾、人造皮革などの用途が
あげられる。
【0009】ところで、ポリエステル/ポリアミド系複
合機能繊維または交差織混合織物は、物理的性質と化学
的性質上において多くの差異がある。とくに染色性にお
いては、ポリエステル繊維は(1)染料と反応しうる反
応基を有しない、(2)繊維構造が緻密であって染料が
拡散しうる箇所が非常に少ない、(3)屈折率が大きす
ぎ、表面反射が生じやすいという問題がある。したがっ
て、ポリエステル繊維は深色に染色することが困難であ
った。
【0010】また、ポリアミド繊維とポリエステル繊維
の複合繊維をポリエステル繊維染色用の分散染料で染色
すると、ポリアミド繊維に対する染色飽和値が低く、し
かも分散染料はポリアミド繊維を汚すという問題点があ
った。また、繊維を超細化すると図1に示されるように
繊度に対する表面積が大きくなり、その結果、表面反射
率も大きくなって濃色染色の効果が現れないという問題
点があった。繊度と染色濃度との関係を図2に示す。
【0011】繊維が微細化されると表面積が増大するほ
か、染色速度が高まり、染色むらがよくおこる。一般
に、超微細繊維の染色物は、同一染色濃度を有する一般
の繊維染色物と比して染料の使用量が非常に増える。そ
の結果、染色物の湿度に対する堅牢度と昇華堅牢度が低
くなり、とくにナイロンの超微細繊維はその差異がいち
じるしい。したがって、複合繊維を超微細化したもの
は、元来からわるかった発色性と色の堅牢度がさらに悪
化するという問題点があった。
【0012】前記問題点に対して、従来の改善対策とし
てつぎのようなものがあった。
【0013】(イ)発色性の改善について (1)原料糸の材質を変える方法:カチオン染色可能型
ポリエステル繊維(CDPET)を、カチオン染料で染
色すると、分散染料で染色しえない色彩領域も染色して
発色させることができるようになるが、黒色の濃度を高
めるには大した効果がない。
【0014】(2)紡糸工程で除去可能な成分を混入し
て繊維の表面に凹凸を形成するようにエッチングを行な
って深色の染色を可能にする方法:しかし、この方法は
超微細繊維の強度を弱めるとともに、染色の堅牢度の改
善に対しては限られた効果しかない。
【0015】(3)低屈折率樹脂で加工して深色化する
方法:低屈折率樹脂を織物の表面に塗布すると、色をさ
らに濃色にすることができるが、触感が硬くてよい感じ
を与えないばかりでなく、堅牢度の向上にも限られた効
果しかない。
【0016】(4)低温イオンで繊維をエッチングする
方法:表面に凹凸を形成されたり、樹脂フィルムを利用
すれば深色効果を高めることができるが、染色加工の均
一性はよくない。
【0017】(ロ)染色堅牢度の改善について (1)ナイロン側をタンニン酸および酒石酸、または硫
酸アンモニウムで含浸熱処理を行なうと、堅牢度を高め
ることができる。しかしながら、処理工程が煩わしく、
堅牢度の改善にも限られた効果しかなく、触感も硬い。
【0018】(2)染料を選択する:ポリエステル、ナ
イロンなどに対して親和性のある染料を選択すると堅牢
度はよくなるが、色の領域が狭くなる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、深色発色性および染色
堅牢度にすぐれた複合繊維の染色方法を提供することを
目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は
(A)分散染料および還元可能な非水溶性染料を含有し
た染料を用い、キャリヤー染色剤の存在下で100〜1
20℃の温度でポリアミド系複合繊維を染色する工程、
(B)水酸化ナトリウムおよびチオ硫酸ナトリウムから
なるアルカリ性処理剤で低温洗浄処理を行なう工程、お
よび(C)金属複合酸性染料でポリアミド系複合繊維を
2次染色する工程を含むことを特徴とする複合繊維の染
色方法に関する。
【0021】
【作用および実施例】本発明の複合繊維の染色方法は、
前記したように、(A)分散染料および還元可能な非水
溶性染料を含有した染料を用い、キャリヤー染色剤の存
在下で100〜120℃の温度でポリアミド系複合繊維
を染色する工程、(B)水酸化ナトリウムおよびチオ硫
酸ナトリウムからなるアルカリ性処理剤で低温洗浄処理
を行なう工程、および(C)金属複合酸性染料でポリア
ミド系複合繊維を2次染色する工程を含むことを特徴と
するものである。
【0022】本発明に用いられるポリアミド系複合繊維
としては、たとえばポリアミド/ポリエステル複合繊維
などがあげられ、該ポリアミド系複合繊維は、たとえば
交差織混紡織物、編織物、針織物、不織布、ギグ織物、
起毛織物などとして用いることができる。
【0023】前記ポリアミド系複合繊維を染色するにあ
たっては、あらかじめ該複合繊維に前処理とソーピング
処理を施してもよい。
【0024】ポリアミド系複合繊維を染色する際に用い
られる染料として、分散染料および還元可能な非水溶性
染料を含有したものが用いられる。
【0025】前記分散染料の具体例としては、たとえば
三菱化成(株)製ダイアニックスレッドR−E、ダイア
ニックスネビーブルーBG−SE、住友化学工業(株)
製スミカロンレッドS−GG、チバ・ガイギー社製テラ
シルブルーBGLNなどがあげられるが、本発明はかか
る例示のみに限定されるものではない。該分散染料の染
料中における含有量は、被染色品の種類に応じて適宜調
整すればよく、とくに限定がないが、通常1〜6%ow
f程度であることが好ましい。
【0026】前記還元可能な非水溶性染料の具体例とし
ては、たとえば住友化学工業(株)製スミカロンブルー
E−BL、スミカロンレッドE−FBL、チバ・ガイギ
ー社製テラシルブリリアンドブル−BGEなどがあげら
れるが、本発明はかかる例示のみに限定されるものでは
ない。該還元可能な非水溶性染料の染料中における含有
量は、あまりにも多いばあいには、分散染料の主色の着
色率に悪影響を与えるようになり、またあまりにも少な
いばあいには、染料の有効含有量が少なくなり、洗濯に
対する堅牢度が低くなる傾向があるので、15〜40%
程度であることが好ましい。
【0027】ポリアミド系複合繊維の染色は、前記染料
を用い、キャリヤー染色剤の存在下で行なわれる。
【0028】前記キャリヤー染色剤の具体例としては、
たとえば台湾福盈社製レビガルペン、台湾君龍社製タイ
カルCB、台湾徳江社製テリルキャリヤP−35などが
あげられるが、本発明はかかる例示のみに限定されるも
のではない。該キャリヤー染色剤の含有量は、あまりに
も多いばあいには、ポリエステル繊維に対する分散染料
の着色率を低下させ、溶剤による洗浄効果がわるくな
り、またあまりにも少ないばあいには、ポリエステル繊
維に対する膨潤効果がわるくなり、ポリエステル(ポリ
エチレンテレフタレート)とナイロンに対する染料の着
色量が少なくなる傾向があるので、0.5〜2g/l程
度であることが好ましい。
【0029】なお、本発明においては、必要により、た
とえば台湾目華社製サンモルFLconc、サンソルR
M−340、台湾花王社製Emal40などの分散染色
均質剤を染料における含有量が0.5〜1.0g/lと
なるように配合してもよい。
【0030】染料のpHは、5〜6に調整することが好
ましい。
【0031】前記ポリアミド系複合繊維を二次染色する
際の金属複合染料の温度は、あまりにも高いばあいに
は、ポリエステル繊維に付着した分散性染料がポリアミ
ド繊維に移行し、ポリアミド繊維を汚染し、その結果、
汚染による不良を生じるようになり、あまりにも低いば
あいには、酸性染料は、充分な染料の浸透核酸の効果を
うることができなくなる傾向があるので、60〜80℃
となるように調整する。染色に要する時間は、とくに限
定がなく、通常60〜90分間程度であればよい。
【0032】かくして染色を行なったばあい、前記キャ
リヤー染色剤は、とくにポリエステル繊維に対して染料
の染着率を高める効果を発現する。
【0033】染色後、水酸化ナトリウムおよびチオ硫酸
ナトリウムからなるアルカリ性処理剤で染色されたポリ
アミド系複合繊維に低温洗浄処理を施す。
【0034】前記アルカリ性処理剤は、水酸化ナトリウ
ムおよびチオ硫酸ナトリウムの水溶液であり、該水酸化
ナトリウムの含有量は、通常1.5〜10g/l、また
チオ硫酸ナトリウムの含有量は、通常1〜6g/l程度
であればよい。
【0035】アルカリ性処理剤で染色されたポリアミド
系複合繊維の洗浄処理を施すときの温度は、あまりにも
高いばあいには、ポリエステル繊維から洗い落とされた
分散性染料がこの高温下で再びポリアミド繊維に付着す
るようになってナイロンに付着した染料を洗浄すること
ができなくなり、またあまりにも低いばあいには、充分
な洗浄効果がえられなくなる傾向があるので、35〜5
5℃程度であることが好ましい。また、洗浄処理に要す
る時間は、とくに限定がなく、通常20〜90分間程度
であればよい。
【0036】本発明においては、アルカリ処理剤を用い
てアルカリ性の条件下で洗浄処理を行なうので、ポリア
ミド(ナイロン)の負電荷を増強し、還元された染料
は、反発力の増強によってポリアミド(ナイロン)に付
着した染料を洗浄する効果を高め、また低温による洗浄
処理は、ポリアミド(ナイロン)が高温処理によってそ
の後の繊維の感触と強度に影響が生じないようにする効
果を奏する。
【0037】さらに、低温洗浄処理を行なったとき、本
発明においては、分散染料と還元可能な非水溶性染料が
用いられているので、ポリアミド(ナイロン)に付着し
たこれら染料をきれいに洗い落とすことができる。
【0038】もし、かかる方法を用いないで、一般の寸
法、すなわち水酸化ナトリウム、チオ硫酸ナトリウムな
どの薬剤で70〜90℃で約20分間還元洗浄を行なえ
ば、ナイロン繊維の分散性染料を洗浄することができ
ず、この洗浄処理中に、ポリエステル繊維から洗い落と
された染料はこの高温状態の下で、再度複合繊維のナイ
ロン側に染着するので、織維の洗濯堅牢度がわるく、発
色性もわるくなる。
【0039】本発明における低温洗浄処理を施したばあ
いには、染色後の繊維の相対色力度は、前記一般の方法
と対比して20〜30%以上高くなり、また洗濯堅牢度
は、とくに4級以上にも達するようになる。
【0040】低温洗浄処理後、染色されたポリアミド系
複合繊維を金属複合酸性染料で2次染色する。
【0041】前記金属複合酸性染料の具体例としては、
たとえばチバ・ガイギー社製Lanaset Navy
R、Lanaset Red 2Bなどがあげられる
が、本発明はかかる例示のみに限定されるものではな
い。該金属複合酸性染料は、通常水溶液として用いら
れ、その含有量は、0.25〜3%owf程度となるよ
うに調整することが好ましい。
【0042】なお、処理を施す金属複合酸性染料の温度
は60〜80℃、pHは4〜5.5、また処理時間は1
0〜90分間程度であることが好ましい。
【0043】このように、金属複合酸性染料で2次染色
を行なったばあいには、より深い発色性とすぐれた洗濯
堅牢度が付与される。
【0044】金属複合酸性染料で2次染色を行なったの
ちに、染色されたポリアミド系複合繊維にソーピング処
理を施すことが好ましい。
【0045】つぎに、本発明の複合繊維の染色方法を実
施例にもとづいてさらに詳細に説明するが、本発明はか
かる実施例のみに限定されるものではない。
【0046】実施例1 78D/72Fポリエステル糸を縦糸、70D/23F
ナイロン糸を横糸として交差繊でえられた織布を前処理
し、ついで三菱化成(株)製ダイアニックスネビーブル
ーBG−SE 2%owfおよび三井石油化学工業
(株)製ミケトンポリエステルネビーブルーPR−SF
e/c 4%owfを配合した染料で110℃の温度
で60分間処理して染色した。
【0047】つぎに、浴比:1:20分数染色均質化染
色剤として台湾日華社製サンソルトRM340を1g/
l pHを5〜6、キャリヤー染色剤として台湾福盈社
製レビガルペンを1g/l使用し、Na2 2 4 2g
/lとNaOH2g/lを洗浄剤として50℃で60分
間染色された織布の洗浄を行なった。染色後の織物の見
掛の色濃度(datacolor コンピュータ配色システムとい
う)と洗濯汚染堅牢度を(JISLO)844A−2
CNS L3027 A−2の仕様に基づいて評価し
た。その結果を表1に示す。
【0048】比較例1 実施例1で使用された織布と同一のものを、三井石油化
学工業(株)製ミケトンポリエステル・ネビーブルーP
R−SF e/c 4%owfで130℃の温度で60
分間染色処理を行なった。そしてNa2 2 4 2g/
lおよびNaOH2g/lで、80℃の温度で20分間
染色処理を行なった。浴比は1:30とした。その結果
を表1に示す。
【0049】実施例2 75D/72Fポリエステル糸を縦糸と、75D/32
Fポリエチレンテレフタレート(PET)/ナイロン
(70/30)の複合糸(超微細繊維に分割可)を横糸
として交差織でえられた織布に、前処理を施したのち、
実施例1と同様の方法で染色処理を行なった。その結果
を表1に示す。
【0050】比較例2 実施例2で使用された織布と同一のものを、比較例1の
方法で染色した。その結果を表1に示す。
【0051】実施例3 75D/72Fポリエステル糸を縦糸とし、70D/2
4Fナイロン糸を横糸として、実施例1の方法で染色処
理をしたのち、金属複合酸性染料で2次染色処理をし
た。その方法として、チバ・ガイギー社製ランセットネ
ビーR 0.5%owfを使用し、70℃でpH4.5
〜5.5の条件下で60分間処理した。浴比は1:2
5、そしてソーピングは台湾福盈社製Jin soap
5g/lを使用し、80℃で30分間行なった。その
結果を表1に示す。
【0052】比較例3 実施例3で使用された織布と同一のものを、ランセット
ネビーR、0.5%owfを使用して100℃の温度、
pH4.5〜5.5、浴比1:5で60分間処理し、ケ
ン化にはJin soap 5g/lを使用し、80℃
の温度で30分間処理した。その結果を表1に示す。
【0053】比較例4 実施例4で使用された織物と同一のものを、ランセット
ネビーR、0.5%owfを使用して100℃の温度、
pH4.5〜5.5、浴比1:25で60分間処理し、
ケン化にはJin soap5g/lを使用し、80℃
の温度で30分間処理した。その結果を表1に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】本発明の複合繊維の染色方法によれば、
複合繊維の深色染色が可能となり、堅牢度が向上した染
色された複合繊維を提供することができるという効果が
奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】繊維の繊度とその表面積との関係を示すグラフ
である。
【図2】繊維の繊度と外観濃度との関係を示すグラフで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06P 5/10 DBG

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)分散染料および還元可能な非水溶
    性染料を含有した染料を用い、キャリヤー染色剤の存在
    下で100〜120℃の温度でポリアミド系複合繊維を
    染色する工程、(B)水酸化ナトリウムおよびチオ硫酸
    ナトリウムからなるアルカリ性処理剤で低温洗浄処理を
    行なう工程、および(C)金属複合酸性染料でポリアミ
    ド系複合繊維を2次染色する工程を含むことを特徴とす
    る複合繊維の染色方法。
  2. 【請求項2】 ポリアミド系複合繊維がポリアミド/ポ
    リエステル複合繊維である請求項1記載の複合繊維の染
    色方法。
  3. 【請求項3】 アルカリ性処理剤が水酸化ナトリウム
    1.5〜10g/lおよびチオ硫酸ナトリウム1〜6g
    /lを含有したものである請求項1または2記載の複合
    繊維の染色方法。
  4. 【請求項4】 低温洗浄処理を35〜55℃の温度で2
    0〜90分間行なう請求項1、2または3記載の複合繊
    維の染色方法。
  5. 【請求項5】 2次染色を温度60〜80℃およびpH
    4.5〜5.5を有する金属複合酸性染料でポリアミド
    系複合繊維を10〜90分間処理することによって行な
    う請求項1、2、3または4記載の複合繊維の染色方
    法。
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