JPH0770843A - 紡機の異常錘検出装置 - Google Patents

紡機の異常錘検出装置

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JPH0770843A
JPH0770843A JP21063093A JP21063093A JPH0770843A JP H0770843 A JPH0770843 A JP H0770843A JP 21063093 A JP21063093 A JP 21063093A JP 21063093 A JP21063093 A JP 21063093A JP H0770843 A JPH0770843 A JP H0770843A
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昌宏 寺下
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泰治 大立
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各錘における糸切れの有無に関する情報と、
トラベラの回転数に関する情報とを選択的に収集する。 【構成】 異常錘検出装置はCPUボード1とバスボー
ド2とにより構成され、バスボード2はバスライン3を
介してCPUボード1と接続されている。バスボード2
はトラベラの回転数に対応した第1の信号D1 を出力す
る第1の出力部4と、糸切れの有無に関する第2の信号
2 を出力する第2の出力部5とを各錘毎に備えてい
る。バスボード2は両出力部4,5の出力信号を入力す
るとともにいずれか一方の信号を出力する錘情報出力部
6を各錘毎に備えている。錘情報出力部6は両信号D1,
2 のいずれを出力するかを選択する信号選択手段とし
てのインバータ16を備えている。シフトレジスタ7の出
力信号に基づいて各錘情報出力部6の出力信号がバスラ
イン3を介してCPUボード1に入力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリング精紡機、リング撚
糸機等の紡機における異常錘検出装置に係り、詳しくは
トラベラの回転に基づいて糸切れ情報を得る異常錘検出
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の糸切れ検出装置として特開昭5
3−58035号公報及び特開昭55−40847号公
報には、巻線により巻かれた磁気コアを含む検知器を、
リングレール上に固定された案内レールに沿って移動可
能に設けた装置が開示されている。この装置では、検出
器を各錘毎に設けた場合における費用の増大を抑制する
ため、1個の検知器が案内レールに沿って移動される。
そして、検知器が各錘と対応する位置に順次配置され、
トラベラが磁気コアの近傍を通過するときに巻線に発生
する誘導電圧に基づいて糸切れの有無を判断するように
なっている。又、精紡機に沿って移動するセンサを使用
して、糸切れの有無とともにトラベラの回転数の検出を
も可能とした装置も知られている。
【0003】又、特開昭58−74464号公報、実公
昭60−23322号公報には、トラベラの走行による
電磁誘導作用を利用して糸切れの有無を検出する電磁式
の検出器と、この検出器からの信号を増幅する増幅器か
らなる糸切れ検出ヘッドを、各錘のセパレータに内蔵し
た装置が開示されている。各錘のセパレータには糸切れ
検出ヘッドからの信号を外部からのデータラッチ信号に
よって記憶する記憶回路が内蔵されている。そして、各
記憶回路はそれらの記憶信号が外部からのシフト信号に
よって一端のものから他端のものへ1つずつ順にシフト
するように接続されてシフトレジスタが構成されてい
る。この装置では各錘に対して同時に所定時間データラ
ッチ信号が出力され、その時間内に検出器からトラベラ
の回転に基づくパルス信号の有無が記憶回路に記憶され
る。そして、その後、各記憶回路に記憶されたパルス信
号の有無がシフト信号によって機台端部に設けられた判
別装置に順次送られて各錘の糸切れの有無が判別される
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開昭53−5805
3号公報、特開昭55−40847号公報に開示された
装置では、1個の検出器がリングレール上を移動して各
錘の糸切れを検出するため、各錘における糸切れの有無
を連続的に検出することができない。又、同一錘の糸切
れ検出のための間隔が比較的長くなる。これは、紡績工
場における統計分析から全錘を連続的に監視せずに、各
錘の糸切れの有無を所定時間間隔で間欠的に検出しても
支障がないことを前提にしているためである。機台の運
転速度が比較的低速のときは、このように各錘の糸切れ
の有無を間欠的に検出し、その間隔が比較的長くてもさ
ほど支障はなかった。しかし、機台の運転速度の高速化
により、そのような前提が必ずしも正しいとは言えなく
なり、糸切れ錘において多量の綿が無駄に排出されると
いう問題が発生する。又、検出器をリングレールに沿っ
て移動させる機構を必要とし、リング精紡機の組付けや
メンテナンス作業がし難いという問題もある。
【0005】各錘毎にセンサを設けた場合は、前記移動
タイプの場合の問題点は解消される。しかし、前記従来
装置では糸切れデータのみしか取り込めない。その結
果、特定の錘のトラベラの回転数が設定値より小さな状
態で糸の巻取りが継続されるのを、運転中に検出するこ
とができない。リング精紡機及びリング撚糸機において
トラベラの回転数が設定値より小さな状態で糸の巻取り
が継続されると甘撚りの糸が生産されて不良品となる。
【0006】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は各錘における糸切れの有無に関
する情報と、トラベラの回転数に関する情報とを選択的
に収集することができる紡機の異常錘検出装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本発明においては、各錘毎に設けられリング上を回転
するトラベラの回転数に対応した第1の信号を出力する
第1の出力部と、各錘毎に設けられ糸切れの有無に関す
る第2の信号を出力する第2の出力部と、各錘毎に設け
られ前記両出力部の出力信号を入力していずれか一方の
信号を出力可能に構成されるとともに、いずれの信号を
出力するかを選択する信号選択手段を備えた錘情報出力
部と、前記各錘情報出力部が接続されたバスと、前記各
錘情報出力部の出力信号を前記バスへ順次選択的に出力
可能とする錘選択手段と、前記信号選択手段及び錘選択
手段を制御する制御手段とを設けた。
【0008】又、請求項2に記載の発明では、前記両出
力部は各錘毎に設けられてトラベラの回転に同期したパ
ルス信号を出力するセンサに接続され、前記第1の出力
部は該センサの出力信号に対応したパルス信号を出力
し、前記第2の出力部は前記パルス信号に基づいて糸切
れの有無に対応する出力信号を出力するように構成され
ている。
【0009】又、請求項3に記載の発明では、前記各錘
情報出力部はスリーステートバッファを介して前記バス
と接続され、前記錘選択手段は各スリーステートバッフ
ァへの制御入力を出力するシフトレジスタを備え、シフ
トレジスタへのシフトクロックの入力間隔が可変に構成
されている。
【0010】
【作用】本発明においては、第1の出力部はリング上を
回転するトラベラの回転数に対応した第1の信号を出力
する。第2の出力部は糸切れの有無に関する第2の信号
を出力する。錘情報出力部からは信号選択手段により選
択されたいずれか一方の出力部の出力信号が出力され
る。信号選択手段は前記手段により制御され、糸切れの
有無の情報を得る場合は第1の信号が出力可能な状態
に、トラベラの回転数に関する情報を得る場合は第2の
信号が出力可能な状態になる。各錘情報出力部の出力信
号は制御手段の指令により作動される錘選択手段を介し
て順次選択的にバスへ出力される。そして、全錘の糸切
れ及びトラベラ回転数の情報が収集される。
【0011】請求項2に記載の発明においては、前記両
出力部は各錘毎に設けられてトラベラの回転に同期した
パルス信号を出力するセンサに接続されている。第1の
出力部は該センサの出力信号に対応したパルス信号を出
力する。第2の出力部は前記パルス信号に基づいて糸切
れの有無に対応する出力信号を出力する。すなわち、1
個のセンサから糸切れ情報とトラベラ回転数の情報が得
られる。
【0012】請求項3に記載の発明では、シフトレジス
タの出力信号がスリーステートバッファの制御入力とし
て使用され、各錘情報出力部の出力信号はシフトレジス
タへのシフトクロックの入力間隔に対応して順次バスへ
出力される。糸切れ情報を得る場合はシフトクロックの
入力間隔が短く設定され、トラベラ回転数の情報を得る
場合はシフトクロックの入力間隔が長く設定される。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図6に従って説明する。図1に示すように、異常錘検出
装置は制御手段としてのCPUボード1と、CPUボー
ド1に各錘の情報を送るバスボード2とにより構成され
ている。CPUボードにはCPU(中央処理装置)及び
記憶装置(いずれも図示せず)が装備されている。バス
ボード2は電源線3a、アース線3b、信号線3c、デ
ータ選択信号線3d、データ信号線3e、シフトクロッ
ク信号線3f及び信号線3gからなるバスライン3を介
してCPUボード1と接続されている。電源線3a、ア
ース線3b及び信号線3cはCPUボード1の電源端子
Vcc、アース端子G及び出力端子Dout にそれぞれ接続
されている。データ選択信号線3d、データ信号線3
e、シフトクロック信号線3f及び信号線3gはCPU
ボード1のデータ選択端子Ds 、データ入力端子D、ク
ロック端子CL及び入力端子Dinにそれぞれ接続されて
いる。
【0014】バスボード2はバスライン3の他に、トラ
ベラの回転数に対応した第1の信号D1 を出力する第1
の出力部4と、糸切れの有無に関する第2の信号D2
出力する第2の出力部5を備えている。バスボード2は
さらに両出力部4,5の出力信号を入力するとともにい
ずれか一方の信号を出力する錘情報出力部6と、シフト
レジスタ7とを備えている。両出力部4,5及び錘情報
出力部6は各錘毎に設けられ、シフトレジスタ7は複数
錘(この実施例では6錘)に1個の割合で設けられてい
る。そして、錘数に対応した数のバスボード2がバスラ
インを介して直列に接続されている。
【0015】第1の出力部4はコンパレータ8で構成さ
れ、その入力端子に各錘毎に設けらた糸切れ検出センサ
9(図2,3に図示)の出力側が接続され、出力端子は
スリーステートバッファ10を介して錘情報出力部6に
接続されている。糸切れ検出センサ9はトラベラの回転
に同期したパルス信号を出力する。
【0016】第2の出力部5は再トリガ有効の単安定マ
ルチバイブレータ11で構成され、その入力端子がコン
パレータ8の出力端子に接続され、出力端子がスリース
テートバッファ12を介して錘情報出力部6に接続され
ている。単安定マルチバイブレータ11の設定出力パル
ス幅はトラベラの正常回転時にコンパレータ8から出力
されるパルス信号のパルス間隔より少し大きな値に設定
されている。
【0017】錘情報出力部6は2個のAND回路13,
14と、1個のOR回路15と、インバータ16とから
構成され、AND回路13,14の出力端子がOR回路
15の入力端子にそれぞれ接続されている。AND回路
13の一方の入力端子はデータ選択信号線3dに、他方
の入力端子はスリーステートバッファ10の出力側にそ
れぞれ接続されている。AND回路14の一方の入力端
子はインバータ16を介してデータ選択信号線3dに、
他方の入力端子はスリーステートバッファ12の出力側
にそれぞれ接続されている。インバータ16は両出力部
4,5のいずれの信号を出力するかを選択する信号選択
手段を構成している。OR回路15の出力端子はスリー
ステートバッファ17を介してデータ信号線3eに接続
されている。
【0018】図4に示すように、シフトレジスタ7は錘
情報出力部6の数に対応した数のDフリップフロップ1
8を直列に並べ(一部のみ図示)、隣合うフリップフロ
ップの入力端子と出力端子とをそれぞれ接続することに
より構成されている。そして、各Dフリップフロップ1
8の出力端子Q1,Q2 …Qk …Qn は各スリーステート
バッファ10,12,17の制御入力端子に接続されて
いる。又、第1番目の錘と対応するDフリップフロップ
18の入力端子は信号線3cに、第n番目の錘(最終
錘)と対応するDフリップフロップ18の出力端子は信
号線3gにそれぞれ接続されている。又、各クロック端
子Cがシフトクロック信号線3fに接続されている。シ
フトレジスタ7及びスリーステートバッファ10,1
2,17は、各錘情報出力部6の出力信号をバスライン
3へ順次選択的に出力可能とする錘選択手段を構成して
いる。
【0019】シフトクロックの発信周期は、データ選択
信号端子Ds からLレベルの信号が出力されている時の
方が、Hレベルの信号が出力されている時よりも短くな
るようにプログラムが設定されている。
【0020】図2及び図3に示すように、糸切れ検出セ
ンサ9はトラベラクリヤラ19と一体化されている。ト
ラベラクリヤラ19は磁性材料製の板材から形成され、
クリヤラ本体19aとその先端から左右に分岐する一対
のブレード部19bとを備えている。トラベラクリヤラ
19は磁気コアを兼ね、クリヤラ本体19aの下面には
磁気コアを磁化する永久磁石20が固着されている。永
久磁石20はS極がリングレール21側となるように固
着されている。各ブレード部19bにはピックアップコ
イル22がそれぞれ独立に巻回されている。各ピックア
ップコイル22は第1の端子が接地され、第2の端子が
それぞれコンパレータ8の入力端子に接続されている。
【0021】リングレール21の前側(図2の下側)に
は所定位置にねじ孔(図示せず)が形成されている。ト
ラベラクリヤラ19はリングレール21に設けられた隣
接するリング23の間において、リングレール21の長
手方向と直交する方向に延びる状態でねじ24によりリ
ングレール21上に固定されている。トラベラクリヤラ
19はリングフランジ23a上に装着されたトラベラ2
5の回動軌跡に近接するように固定されている。クリヤ
ラ本体19aの下面とリングレール21の上面との間に
は非磁性材料製のパッキン(図示せず)が介装され、ト
ラベラクリヤラ19は永久磁石20がリングレール21
の上面に接触した状態に固定されている。なお、ねじ2
4も非磁性材料で形成されている。
【0022】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。クリヤラ本体19aの裏面に固着された永久
磁石20の作用により、トラベラクリヤラ19、リング
レール21及びリング23には永久磁石20のN極から
S極に向かう磁束により構成される磁気回路が形成され
る。トラベラクリヤラ19は非磁性材料製のねじ24及
びパッキンを介してリングレール21に固定されている
ため、磁束の大部分が両ブレード部19bを通ってそれ
ぞれリングフランジ23aに向かって出る。そして、磁
束はリング23及びリングレール21の一部を通って永
久磁石20のS極に戻る。従って、トラベラクリヤラ1
9には隣接するリング23のリングフランジ23aの一
部を通過する2個の磁気回路が形成される。
【0023】紡出運転時にスピンドル(図示せず)の回
転に伴って管糸26が回転すると、糸切れ状態でなけれ
ばトラベラ25が管糸26の回転速度に対応した速度で
リングフランジ23a上を回転する。又、糸切れになる
とトラベラ25は原則として停止する。しかし、糸切れ
状態においてもスピンドルは回転を継続しているため、
トラベラ25が停止せずに種々の原因で連れ回りする場
合がある。連れ回りの原因としては次の三つがある。
【0024】(1) 糸切れ時にボビン(管糸)に連な
るとともにトラベラ25には通っていない糸端の数cm
が遠心力で振り回され、その糸端がトラベラ25に当た
ってトラベラ25が不規則に回転する。
【0025】(2) 管糸表面の毛羽がトラベラ25に
当たってトラベラ25が回転する(満管に近い時は管糸
26とトラベラ25の間隔は1mm程度なのでトラベラ
25に毛羽が当たる)。
【0026】(3) 管糸26の回転による随伴気流に
よりトラベラ25が回転する。そして、主に(2)、
(3)が原因でトラベラ25が連れ回りし、トラベラ2
5が数百回転/分で回転する。しかし、この回転数はト
ラベラ25の正常時の回転数に比較して一桁小さい。
【0027】そして、トラベラ25はリングフランジ2
3a上を1回転するたびに1回の割合で磁気回路を横切
る。トラベラ25が磁気回路を横切ると、磁気回路の磁
束φが変化し、各ピックアップコイル22にはコイルの
巻数Nに比例した次式で示す電圧Vが誘導される。
【0028】V=N(dφ/dt) トラベラ25が回転している間は、ピックアップコイル
22からトラベラ25の回転により誘導された電圧Vが
出力される。そして、ピックアップコイル22からの出
力信号SG1は、トラベラ25の回転数に反比例した間
隔のパルス信号となる。一方、糸切れ時には、トラベラ
25が停止していればピックアップコイル22からの出
力電圧が0ボルトで一定となり、トラベラ25の連れ回
りが生じていればパルス信号が出力される。しかし、連
れ回り時のトラベラ25の回転数は基準回転数よりはる
かに小さい。従って、図6にAで示すように、正常紡出
時のパルスが所定周期で連続的に生じるのに対して、連
れ回り時のパルスはBで示すように単発的に生じる。
【0029】ピックアップコイル22の出力信号SG1
はコンパレータ8に入力される。コンパレータ8に入力
された信号は増幅されるとともに、正・負に連続的に変
化する三角波の部分が矩形状に零・正となる波形に変換
されて出力される。すなわち、コンパレータ8の出力信
号SG2はその立ち上がり時の間隔がトラベラ25の回
転数に反比例した矩形のパルス信号となる。コンパレー
タ8の出力信号SG2はスリーステートバッファ10を
介して第1の信号D1 としてAND回路13に出力され
る。
【0030】又、出力信号SG2は単安定マルチバイブ
レータ11に入力される。そして、単安定マルチバイブ
レータ11の出力信号SG3はスリーステートバッファ
12を介して第2の信号D2 としてAND回路14に出
力される。単安定マルチバイブレータ11は再トリガ有
効に構成され、その設定出力パルス幅T0 はトラベラ2
5の正常回転時にコンパレータ8から出力されるパルス
信号のパルス間隔T1より少し大きな値に設定されてい
る。従って、トラベラ25の正常回転時には、単安定マ
ルチバイブレータ11がコンパレータ8からの最初のパ
ルス信号により一定幅の出力パルスを出力中に次のパル
ス信号が再トリガとして入力される状態となる。その結
果、単安定マルチバイブレータ11の出力信号SG3は
ハイ(H)レベルに保持される。一方、糸切れ時にはコ
ンパレータ8からはパルス信号が出力されないか、出力
されてもその間隔が長い。従って、単安定マルチバイブ
レータ11からの出力信号SG3はロウ(L)レベルに
保持された状態あるいは、単時間だけHレベルとなりそ
の他はLレベルに保持された状態となる。
【0031】糸切れデータを収集する時は、先ずCPU
ボード1のデータ選択端子Ds からLレベルの信号が出
力される。この状態ではAND回路13の一方の入力端
子への入力信号がLレベルに保持され、他方の入力端子
に入力される信号に拘らずAND回路13の出力はLレ
ベルに保持される。一方、AND回路14は一方の入力
端子への入力信号がHレベルに保持され、AND回路1
4の出力は他方の入力端子への入力信号に対応した信号
が出力される。そして、OR回路15からはAND回路
14の出力信号、すなわち糸切れの有無に関するデータ
である第2の信号D2 が出力される。
【0032】一方、トラベラ25の回転数に関するデー
タを収集する時は、データ選択端子Ds からHレベルの
信号が出力される。この状態ではAND回路14の一方
の入力端子への入力信号がLレベルに保持され、他方の
入力端子に入力される信号に拘らずAND回路14の出
力はLレベルに保持される。一方、AND回路13は一
方の入力端子への入力信号がHレベルに保持され、AN
D回路13の出力は他方の入力端子への入力信号に対応
した信号が出力される。そして、OR回路15からはA
ND回路13の出力信号、すなわちトラベラの回転数に
関するデータである第1の信号D1 が出力される。
【0033】そして、各錘情報出力部6に接続されたス
リーステートバッファ17及び両出力部4,5のスリー
ステートバッファ10,12の制御入力にHレベルの信
号が入力された時に、当該錘の両信号D1 ,D2 のうち
の一方がデータ信号線3eを介してデータ入力端子Dに
入力される。
【0034】スリーステートバッファ10,12,17
へ制御入力を出力するシフトレジスタ7は次のように動
作する。まず、CPUボード1の出力端子Dout からH
レベルの信号が出力され、第1番目の錘と対応するDフ
リップフロップ18のデータ入力端子に入力される。そ
して、この信号はクロック端子CLから出力されるシフ
トクロックの立ち上がりで出力信号となり、当該Dフリ
ップフロップ18の出力Q1 がHレベルとなる。その結
果、当該錘のスリーステートバッファ10,12,17
の制御入力がHレベルとなり、当該錘のOR回路15の
出力がデータ入力端子Dに入力される。
【0035】図5に示すように、Q1 がHレベルとなっ
たら出力端子Dout の出力はLレベルに保持され、その
後、クロック端子CLからシフトクロックが出力され
る。シフトクロックの立ち上がりで第1番目の錘のDフ
リップフロップの出力Q1 はLレベルとなり、第2番目
の錘のDフリップフロップの出力Q2 はHレベルとな
る。その結果、第2番目の錘のOR回路15の出力がデ
ータ入力端子Dに入力される。以下、出力端子Dout の
出力がLレベルに保持された状態で、クロック端子CL
から順次シフトクロックが出力される。その結果、シフ
トレジスタ7の出力は、シフトクロックの立ち上がり毎
にHレベルとなるDフリップフロップ18の出力がQ1
→Q2 →Qk →Qn と順次シフトし、それに対応して順
次各錘情報出力部6の出力信号がデータ入力端子Dに入
力される。第n番目の錘(最終錘)のDフリップフロッ
プ18の出力Qn がHレベルとなると、CPUボード1
の入力端子DinにHレベルの信号が入力される。そし
て、入力端子DinにHレベルの信号が入力されることに
より、全錘のスキャニングが1回終了したことがCPU
で確認される。
【0036】CPUボード1に取り込まれた第1の信号
1 に基づき、単位時間当たりのパルス数をカウントす
ることにより、トラベラ25の単位時間当たりの回転数
が算出される。従って、CPUはその回転数と紡出速度
とから当該錘の紡出糸の撚数を演算し、設定された撚数
と比較することにより甘撚りか否かの判断が可能とな
る。又、第2の信号D2 は正常紡出時はHレベルに保持
され、糸切れ発生時はLレベルとなる期間があるため、
第2の信号D2 に基づき糸切れの有無が直ちに判定でき
る。この実施例では1個の糸切れ検出センサ9の出力信
号からトラベラ回転数に関する情報を与える第1の信号
1 と、糸切れ情報を与える第2の信号D 2 とが得られ
るので、センサの数が少なくて済む。
【0037】なお、機台の起動時にスピンドルの回転数
が所定の値に達するまでの所定の期間、あるいは機台の
運転停止時にスピンドル回転数が所定の値以下となった
ときは、第2の信号D2 がHレベルに保持されていなく
ても必ずしも糸切れとは限らない。
【0038】図5に示すようにデータ選択信号端子Ds
からの出力信号のレベルは、1回のスキャニングの途中
で変更され、1回のスキャニングでトラベラ回転数に関
するデータと糸切れ情報データとがCPUボード1に取
り込まれる。データ選択信号端子Ds からの出力信号が
Hレベルに保持される時間は、10錘程度のトラベラ回
転数に関するデータを収集する時間に設定されている。
そして、データ選択信号端子Ds からの出力信号のレベ
ル変更時期が順次変更され、所定の回数スキャニングが
行われたときに全錘のトラベラ回転数に関する情報がC
PUボード1に取り込まれる。
【0039】トラベラ回転数に関するデータは主として
甘撚りが発生しているか否か、すなわちトラベラの回転
速度が設定運転条件より遅くなっているか否かを検出す
るためであり、頻繁に収集する必要はない。トラベラの
回転速度の低下の原因としては、スピンドルを駆動する
ベルトの当該錘のスピンドルとの接圧不良やトラベラの
異常がある。従って、第1の信号D1 によるトラベラの
回転数の低下の早期発見により、保全の必要性を作業者
に知らせることが可能となる。
【0040】各錘の糸切れの有無は、単安定マルチバイ
ブレータ11の設定出力パルス幅より長い所定時間の
間、出力信号がHレベルに保持されているか、Lレベル
の状態があるか否かで判断できる。従って、1錘当たり
の糸切れ情報データの収集に必要な時間は短くてよい。
一方、トラベラ回転数に関するデータの収集に必要な時
間は、所定時間に出力されるパルス数をある程度以上カ
ウントするのに必要な長さを必要とし、糸切れ情報デー
タを収集する場合に比較して長くなる。従って、シフト
クロックの周期をトラベラ回転数に関するデータ収集に
必要な一定の長さに設定し、その周期で糸切れ情報デー
タの収集を行った場合は、糸切れ情報データの収集に時
間がかかり過ぎ、糸切れの検出が遅れる。又、シフトク
ロックの周期を変更しても、全錘のトラベラ回転数の情
報を1回のスキャニングで得ようとすると、そのスキャ
ニングの時間が長くなり、糸切れの検出が遅れる。
【0041】しかし、この実施例では、糸切れ情報デー
タの収集時にはシフトクロックの周期が短くなり、しか
もトラベラ回転数に関する情報データの収集が10錘程
度ずつ複数回に分けて行われる。従って、糸切れの検出
が遅れることなく、トラベラ回転数に関する情報データ
も確実にCPUボード1に取り込まれる。
【0042】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、1スキャニングの間に第1の信号
1 を取り込む錘の数を10錘ではなく、1錘又は数錘
あるいは10錘より多くしてもよい。又、第2の信号D
2 のみを取り込むスキャニングと、両信号D1,D2 を取
り込むスキャニングとを所定周期で繰り返すようにして
もよい。
【0043】又、スリーステートバッファ10,12を
設けずにコンパレータ8の出力を直接AND回路13に
入力し、単安定マルチバイブレータ11の出力を直接A
ND回路14に入力する構成としてもよい。又、データ
信号線3eを第1の信号D1送信用と、第2の信号D2
送信用とに独立して2本設けるとともに、OR回路15
を省略してAND回路13,14をスリーステートバッ
ファを介してそれぞれ別のデータ信号線に接続してもよ
い。又、第1の信号D1 及び第2の信号D2 をそれぞれ
別のデータ信号線でCPUボード1に送信するととも
に、シフトレジスタを第1の信号D1 用と第2の信号D
2 用とに別々に設けてもよい。
【0044】又、クロックの発生周期をプログラム(ソ
フトウェア)で変更する構成に代えて、周波数の異なる
2種類のクロック発生器を設けるとともにシフトクロッ
ク信号線をそれぞれ独立して設けてもよい。この場合
は、糸切れ情報を得るときは周波数の高いクロック発生
器の出力をシフトレジスタ7に入力し、トラベラ回転数
の情報を得るときは周波数の低いクロック発生器の出力
をシフトレジスタ7に入力する。
【0045】又、糸切れ検出センサ9を2錘共用の構成
に代えて1錘毎の独立した構成にしたり、ピックアップ
コイルをトラベラクリヤラ19に組み込んだ構成以外の
検出センサとしてもよい。又、トラベラ回転数と糸切れ
情報とを1個のセンサから得る構成に代えて、トラベラ
回転数に関する信号を出力するセンサと、糸切れに関す
る信号を出力する糸切れセンサとを別にしてもよい。
【0046】又、第2の出力部5として単安定マルチバ
イブレータ11に代えてアップダウンカウンタとRSフ
リップフロップとの組合せを採用してもよい。この場
合、コンパレータ8の出力端子がアップ・ダウンカウン
タのアップ端子に接続され、ダウン端子にはパルス発生
器の出力端子が接続される。パルス発生器はトラベラの
連れ回り時の回転数と、正常回転時の回転数との間の所
定回転数でトラベラ25が回転する時にピックアップコ
イル22から出力されるパルス数と同数の基準パルスを
発生する。そして、アップ・ダウンカウンタのキャリイ
端子がRSフリップフロップのセット端子に接続され、
ボロウ端子がRSフリップフロップのリセット端子に接
続される。従って、糸切れが発生していない正常状態で
は、単位時間当たり基準パルス数よりはるかに多いパル
スがコンパレータ8から出力され、アップ・ダウンカウ
ンタのアップ端子に入力されるパルス数がダウン端子に
入力されるパルス数よりはるかに多くなる。そして、ア
ップ・ダウンカウンタからはキャリイ(Carry )パルス
のみが出力され、この間はRSフリップフロップにはセ
ット入力のみが入力され、その出力はHレベルに保持さ
れる。一方、糸切れが発生した場合は、アップ・ダウン
カウンタのダウン端子に入力されるパルス数がアップ端
子に入力されるパルス数よりはるかに多くなり、アップ
・ダウンカウンタからはボロウ(Borrow)パルスのみが
出力される。そして、この間はRSフリップフロップに
はリセット入力のみが入力され、その出力はLレベルに
保持される。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、各
錘における糸切れの有無に関する情報の他にトラベラの
回転数に関する情報を収集することができる。従って、
トラベラ回転数の異常による甘撚りの発生やベルトの緩
み及びトラベラの異常を早期に発見でき、糸品質の維持
や保全を必要とする事態に素早く対処できる。
【0048】又、請求項2に記載の発明では、各錘毎に
設けられた同一センサからトラベラ回転数及び糸切れ情
報が得られ、センサからの出力信号の入力部の構成が簡
単となる。
【0049】又、請求項3に記載の発明では、糸切れ情
報あるいはトラベラ回転数の情報を得る場合に、それぞ
れ必要最小限の時間でデータ信号を取り込むことがで
き、糸切れの有無の検出を短時間で確実に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の異常錘検出装置のブロック
図である。
【図2】糸切れ検出センサをリングレールに取付けた状
態を示す概略平面図である。
【図3】図2のIII −III 線断面図である。
【図4】シフトレジスタの一部を示すブロック図であ
る。
【図5】シフトクロックとシフトレジスタの出力信号の
関係を示すタイムチャートである。
【図6】ピックアップコイル、コンパレータ及び単安定
マルチバイブレータからの出力信号の関係を示すタイム
チャートである。
【符号の説明】
1…制御手段としてのCPUボード、2…バスボード、
3…バスライン、4…第1の出力部、5…第2の出力
部、6…錘情報出力部、7…錘選択手段を構成するシフ
トレジスタ、8…コンパレータ、9…糸切れ検出セン
サ、10,12,17…錘選択手段を構成するスリース
テートバッファ、11…単安定マルチバイブレータ、1
3,14…AND回路、15…OR回路、16…信号選
択手段としてのインバータ、25…トラベラ、D1 …第
1の信号、D2 …第2の信号。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各錘毎に設けられリング上を回転するト
    ラベラの回転数に対応した第1の信号を出力する第1の
    出力部と、 各錘毎に設けられ糸切れの有無に関する第2の信号を出
    力する第2の出力部と、 各錘毎に設けられ前記両出力部の出力信号を入力してい
    ずれか一方の信号を出力可能に構成されるとともに、い
    ずれの信号を出力するかを選択する信号選択手段を備え
    た錘情報出力部と、 前記各錘情報出力部が接続されたバスと、 前記各錘情報出力部の出力信号を前記バスへ順次選択的
    に出力可能とする錘選択手段と、 前記信号選択手段及び錘選択手段を制御する制御手段と
    を設けた紡機の異常錘検出装置。
  2. 【請求項2】 前記両出力部は各錘毎に設けられてトラ
    ベラの回転に同期したパルス信号を出力するセンサに接
    続され、前記第1の出力部は該センサの出力信号に対応
    したパルス信号を出力し、前記第2の出力部は前記パル
    ス信号に基づいて糸切れの有無に対応する出力信号を出
    力するように構成されている請求項1に記載の紡機の異
    常錘検出装置。
  3. 【請求項3】 前記各錘情報出力部はスリーステートバ
    ッファを介して前記バスと接続され、前記錘選択手段は
    各スリーステートバッファへの制御入力を出力するシフ
    トレジスタを備え、シフトレジスタへのシフトクロック
    の入力間隔が可変に構成されている請求項1に記載の紡
    機の異常錘検出装置。
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