JPH077060A - 半導体装置の評価方法及び装置 - Google Patents

半導体装置の評価方法及び装置

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JPH077060A
JPH077060A JP14786193A JP14786193A JPH077060A JP H077060 A JPH077060 A JP H077060A JP 14786193 A JP14786193 A JP 14786193A JP 14786193 A JP14786193 A JP 14786193A JP H077060 A JPH077060 A JP H077060A
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semiconductor substrate
semiconductor device
minority carriers
substrate
voltage
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JP14786193A
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Jun Sakuma
遵 佐久間
Osamu Hideshima
修 秀島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体基板の内部欠陥に起因する少数キャリ
アの減衰と、半導体基板と薄膜との界面準位に起因する
少数キャリアの減衰とを区別して評価することができる
半導体装置の評価方法及び装置を提供する。 【構成】 半導体基板表面に薄膜が形成された半導体装
置を評価する半導体装置の評価方法である。半導体基板
表面の薄膜に所定の電圧を印加しながら、半導体基板表
面から光を照射して少数キャリアを発生させ、マイクロ
波の反射波の強度変化に基づいて、発生した少数キャリ
アの再結合ライフタイムを測定することにより、半導体
装置の特性を評価する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板を有する半
導体装置を評価する半導体装置の評価方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体デバイスの微細化、高集積
化に伴い、微量な汚染の評価や、プラズマ処理やイオン
注入によるダメージの評価の重要性が増大している。こ
のような半導体デバイスの評価方法として、μ−PCD
(Photo Conductive Decay)法が知られている。
【0003】μ−PCD法は、測定される半導体デバイ
スにレーザ光を照射して少数キャリアを発生させ、半導
体デバイスにマイクロ波を照射し、反射されたマイクロ
波の強度の減衰状態に基づいて、発生した少数キャリア
の再結合ライフタイムを測定することにより、半導体基
板の内部欠陥の状態を測定し、半導体装置の特性を評価
する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
基板に薄膜が形成された半導体デバイスの場合、従来の
方法では、測定結果には、半導体基板の内部欠陥に起因
する少数キャリアの減衰の他に、半導体基板と薄膜との
界面準位に起因する少数キャリアの減衰が含まれ、これ
らを区別して評価することができないという問題があっ
た。
【0005】また、薄膜が酸化膜等の絶縁膜の場合、薄
膜内に電荷が蓄積され、この蓄積された電荷により少数
キャリアの減衰状態が影響されるので、従来の方法で
は、測定結果から半導体装置の特性を正しく評価するこ
とが困難であるという問題があった。更に、従来の方法
では、半導体基板全体の内部欠陥について評価すること
は可能であるが、半導体基板の特定の領域内の内部欠陥
だけを分離して評価することが困難であるという問題が
あった。
【0006】本発明の目的は、半導体基板の内部欠陥に
起因する少数キャリアの減衰と、半導体基板と薄膜との
界面準位に起因する少数キャリアの減衰とを区別して評
価することができる半導体装置の評価方法及び装置を提
供することにある。本発明の他の目的は、測定結果から
半導体基板表面の薄膜に蓄積された電荷の影響を分離し
て評価することができる半導体装置の評価方法及び装置
を提供することにある。
【0007】本発明の更に他の目的は、半導体基板の特
定の領域内の内部欠陥だけを分離して評価することがで
きる半導体装置の評価方法及び装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、半導体基板
表面に薄膜が形成された半導体装置を評価する半導体装
置の評価方法において、前記半導体基板表面の薄膜に所
定の電圧を印加しながら、前記半導体基板表面から光を
照射して少数キャリアを発生させ、マイクロ波の反射波
の強度変化に基づいて、発生した少数キャリアの再結合
ライフタイムを測定することにより、前記半導体装置の
特性を評価することを特徴とする半導体装置の評価方法
によって達成される。
【0009】また、上記目的は、半導体基板を有する半
導体装置を評価する半導体装置の評価方法において、前
記半導体基板裏面に所定の電圧を印加することにより、
前記半導体基板内部に少数キャリアが拡散する領域を制
御しながら、前記半導体基板表面から光を照射して少数
キャリアを発生させ、マイクロ波の反射波の強度変化に
基づいて、発生した少数キャリアの再結合ライフタイム
を測定することにより、前記半導体装置の特性を評価す
ることを特徴とする半導体装置の評価方法によって達成
される。
【0010】更に、上記目的は、半導体基板を有する半
導体装置を評価する半導体装置の評価装置において、前
記半導体基板に電圧を印加する電圧印加手段と、前記半
導体基板に光を照射して少数キャリアを発生させる光照
射手段と、前記半導体基板にマイクロ波を照射し、反射
されたマイクロ波を検出するマイクロ波検出手段とを有
し、前記マイクロ波検出手段により測定された少数キャ
リアの再結合ライフタイムに基づいて、前記半導体装置
の特性を評価することを特徴とする半導体装置の評価装
置によって達成される。
【0011】
【作用】本発明によれば、半導体基板表面の薄膜に所定
の電圧を印加しながら、半導体基板表面から光を照射し
て少数キャリアを発生させ、マイクロ波の反射波の強度
変化に基づいて、発生した少数キャリアの再結合ライフ
タイムを測定するようにしたので、半導体基板の内部欠
陥に起因する少数キャリアの減衰と、半導体基板と薄膜
との界面準位に起因する少数キャリアの減衰とを区別し
て評価したり、半導体基板表面の薄膜に蓄積された電荷
の影響を分離して評価したり、半導体基板の特定の領域
内の内部欠陥だけを分離して評価したりすることができ
る。
【0012】
【実施例】本発明の第1の実施例による半導体装置の評
価装置を図1を用いて説明する。本実施例では、p型シ
リコン基板12上にシリコン酸化膜14が形成された半
導体装置10を評価対象としている。本実施例の半導体
装置の評価装置には、p型シリコン基板12表面のシリ
コン酸化膜14上からレーザ光を照射するレーザ光照射
手段と、p型シリコン基板12表面のシリコン酸化膜1
4上からマイクロ波を照射し、反射されたマイクロ波を
検出するマイクロ波検出手段とを有する測定部20が設
けられている。更に、本実施例の半導体装置の評価装置
には、p型シリコン基板12表面のシリコン酸化膜14
に所定の電圧を印加する電圧印加手段として電極22が
測定部20周囲に設けられている。なお、半導体装置1
0のp型シリコン基板12は裏面で接地されている。
【0013】p型シリコン基板12表面にシリコン酸化
膜14が形成された半導体装置10の場合、シリコン酸
化膜14に蓄積された電荷量によりp型シリコン基板1
2との界面におけるエネルギバンドの曲りが異なり、発
生した少数キャリアの減衰状態に影響する。図2(A)
(サンプルA)は、シリコン酸化膜14に電荷量Qox
(A) が蓄積された半導体装置10のエネルギバンド図で
あり、図2(B)(サンプルB)は、シリコン酸化膜1
4に電荷量Qox(B) (<Qox(A) )が蓄積された半導体
装置10のエネルギバンド図である。蓄積電荷量が多い
場合には、図2(A)に示すように、価電子帯のホール
が界面近傍で少なくなるため、界面準位を介しての電子
とホールの再結合が少なくなる。逆に、蓄積電荷量が少
ない場合には、図2(B)に示すように、価電子帯のホ
ールが界面近傍でも存在し、界面準位を介して電子とホ
ールが再結合される。
【0014】シリコン酸化膜14に蓄積された電荷量Q
oxによるエネルギバンドの曲りへの影響を測定するた
め、サンプルAとサンプルBに対して、p型シリコン基
板10の裏面とシリコン酸化膜14の表面の間に印加す
る電圧Vを変化させて全体の容量Cを測定した。測定結
果を図3に示す。印加電圧Vの値によってシリコン酸化
膜14の容量Coxは変化しないが、p型シリコン基板1
0の容量Cdは変化するので、全体の容量C(=Cox・
Cd/(Cox+Cd))は、図3に示すように変化す
る。
【0015】p型シリコン基板10のエネルギバンドの
形状が平らになれば、サンプルAとサンプルBの蓄積電
荷量以外の条件が同じである限り、同じ容量CFB(フラ
ットバンド容量)になる。図4(A)は、サンプルAに
フラットバンド電圧VFB(A)を印加した場合のエネルギ
バンド図であり、図4(B)は、サンプルBにフラット
バンド電圧VFB(B) を印加した場合のエネルギバンド図
である。
【0016】本実施例による半導体装置の評価方法は、
p型シリコン基板12表面のシリコン酸化膜14に所定
の電圧を印加することにより、シリコン酸化膜14の蓄
積電荷量によるエネルギバンドの曲りに対する影響を制
御しようとするものである。サンプルAに、これらフラ
ットバンド電圧VFB(A) 、VFB(B) の差の電圧−ΔVFB
(=VFB(A) −VFB(B) )をシリコン酸化膜14に印加
すれば、図5に示すように、エネルギバンドの曲りをサ
ンプルBと同じ形状にすることができる。
【0017】サンプルAに電圧−ΔVFBのを印加した場
合(破線)と電圧を印加しない場合(実線)の反射マイ
クロ波の減衰曲線を図6に示す。これら実線と破線で異
なる時間領域が主として界面準位に起因する少数キャリ
アの減衰部分であり、実線と破線が同一の時間領域が主
としてシリコン基板の内部欠陥に起因する少数キャリア
の減衰部分である。したがって、実線と破線の差である
斜線部分からサンプルAの界面準位について評価するこ
とができる。
【0018】反対に、サンプルBに、フラットバンド電
圧VFB(A) 、VFB(B) の差の電圧ΔVFB(=VFB(B) −
VFB(A) )をシリコン酸化膜14に印加すれば、図7に
示すように、エネルギバンドの曲りをサンプルAと同じ
形状にすることができる。サンプルBに電圧ΔVFBのを
印加した場合(破線)と電圧を印加しない場合(実線)
の反射マイクロ波の減衰曲線を図8に示す。これら実線
と破線で異なる時間領域が主として界面準位に起因する
少数キャリアの減衰部分であり、実線と破線が同一の時
間領域が主としてシリコン基板の内部欠陥に起因する少
数キャリアの減衰部分である。したがって、実線と破線
の差である斜線部分からサンプルBの界面準位について
評価することができる。
【0019】また、図6のグラフの破線曲線と図8のグ
ラフの実線曲線を比較することにより、サンプルAとサ
ンプルBの界面準位とシリコン基板の内部欠陥とを比較
して評価することができる。なお、図4に示すように、
サンプルAとサンプルBをフラットバンド形状にした状
態で、反射マイクロ波の減衰曲線を測定すれば、シリコ
ン酸化膜14に蓄積された電荷量に影響されることな
く、界面準位とシリコン基板の内部欠陥について評価す
ることが可能である。
【0020】次に、任意のサンプルに対して印加する電
圧を変化させることにより、界面準位に起因する少数キ
ャリアの減衰部分とシリコン基板の内部欠陥に起因する
少数キャリアの減衰部分とを分離することができる。す
なわち、図9に示すように、界面準位において電子とホ
ールが再結合しやすくなるような電圧、例えばフラット
バンド電圧VFBを印加した場合の減衰曲線(破線)と,
界面準位において電子とホールが再結合しないようなバ
ンドの曲りが大きくなるような電圧VMGを印加した場合
の減衰曲線(実線)とを比較することにより、界面準位
に起因する少数キャリアの減衰部分をシリコン基板の内
部欠陥に起因する少数キャリアの減衰部分から分離する
ことができる。
【0021】このように本実施例によれば、シリコン酸
化膜に蓄積された電荷量、シリコン基板とシリコン酸化
膜の界面準位、シリコン基板の内部欠陥について、半導
体装置の特性を独立に評価することができる。本発明の
第2の実施例による半導体装置の評価装置を図10を用
いて説明する。 本実施例では、p型シリコン基板12
表面にシリコン酸化膜14が形成され、裏面にシリコン
酸化膜16が形成された半導体装置10を評価対象とし
ている。本実施例の半導体装置の評価装置には、p型シ
リコン基板12表面のシリコン酸化膜14上からレーザ
光を照射するレーザ光照射手段と、p型シリコン基板1
2表面のシリコン酸化膜14上からマイクロ波を照射
し、反射されたマイクロ波を検出するマイクロ波検出手
段とを有する測定部20が設けられている。更に、本実
施例の半導体装置の評価装置には、p型シリコン基板1
2裏面のシリコン酸化膜16に所定の電圧を印加する電
圧印加手段として電極24が設けられている。なお、半
導体装置10のp型シリコン基板12は縁部で接地され
ている。
【0022】電極24から所定の電圧が印加された場合
の半導体装置の状態を図11に示す。図11(A)はエ
ネルギバンド図であり、図11(B)は少数キャリアの
拡散状態を示す図である。p型シリコン基板12裏面の
シリコン酸化膜16から電極24により負の電圧を印加
すると、発生した少数キャリア(電子)の拡散が電極2
4からの負電圧により抑制される。
【0023】すなわち、図11(B)に示すように、照
射されたレーザ光によりp型シリコン基板12に少数キ
ャリアが発生し、発生した少数キャリアはp型シリコン
基板12内部に拡散していくが、p型シリコン基板12
裏面側からの負の電圧により、電極24から一定距離の
範囲内の領域には少数キャリアである電子が拡散されな
くなる。このような電圧を印加した状態で測定したマイ
クロ波の減衰曲線には、この領域の内部欠陥が全く寄与
していないことになる。
【0024】図12に、電極24に電圧V1を印加した
場合の減衰曲線(破線)と電極24に電圧V2を印加し
た場合の減衰曲線(実線)を示す。これら減衰曲線の差
である斜線部分は、図10に示すように、電圧V2によ
る少数キャリア抑制領域から電圧V1による少数キャリ
ア抑制領域を差し引いた領域(図10の斜線領域)にお
ける内部欠陥の多少を反映していることになる。
【0025】したがって、電極24に印加する電圧を種
々変化させることにより、p型シリコン基板12の任意
の領域の内部欠陥について評価できる。このように本実
施例によればp型シリコン基板内の内部欠陥の分布につ
いて評価することができる。本発明は上記実施例に限ら
ず種々の変形が可能である。
【0026】例えば、上記実施例では、p型シリコン基
板表面にシリコン酸化膜が形成された半導体装置に対し
て評価したが、他の構成の半導体装置を評価する場合で
も有効である。例えば、シリコン酸化膜の代わりに他の
絶縁膜が形成された半導体装置でもよいし、シリコン基
板上にエピタキシャル層が形成されている半導体装置で
もよいし、これらの層が積層された半導体装置でもよ
い。また、p型シリコン基板の代わりにn型シリコン基
板でもよいし、GaAs基板等の他の半導体基板でもよ
い。更に、シリコン基板に自然酸化膜が形成されただけ
の半導体装置でもよい。
【0027】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、半導体基
板表面の薄膜に所定の電圧を印加しながら、半導体基板
表面から光を照射して少数キャリアを発生させ、マイク
ロ波の反射波の強度変化に基づいて、発生した少数キャ
リアの再結合ライフタイムを測定するようにしたので、
半導体基板の内部欠陥に起因する少数キャリアの減衰
と、半導体基板と薄膜との界面準位に起因する少数キャ
リアの減衰とを区別して評価したり、半導体基板表面の
薄膜に蓄積された電荷の影響を分離して評価したり、半
導体基板の特定の領域内の内部欠陥だけを分離して評価
したりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による半導体装置の評価
装置を示す図である。
【図2】p型シリコン基板表面にシリコン酸化膜が形成
されたサンプルAとサンプルBのエネルギバンド図であ
る。
【図3】図2のサンプルAとサンプルBに対するCV曲
線を示すグラフである。
【図4】図2のサンプルAとサンプルBをフラットバン
ドにした状態のエネルギバンド図である。
【図5】図2のサンプルAに電圧−ΔVFBを印加した場
合のエネルギバンド図である。
【図6】図2のサンプルAに対するマイクロ波の減衰曲
線を示すグラフである。
【図7】図2のサンプルBに電圧ΔVFBを印加した場合
のエネルギバンド図である。
【図8】図2のサンプルBに対するマイクロ波の減衰曲
線を示すグラフである。
【図9】半導体装置に対して種々の電圧を印加した場合
のマイクロ波の減衰曲線を示すグラフである。
【図10】本発明の第2の実施例による半導体装置の評
価装置を示す図である。
【図11】p型シリコン基板の裏面から所定の電圧が印
加された場合の半導体装置の状態を示す図である。
【図12】p型シリコン基板の裏面から種々の電圧が印
加された場合のマイクロ波の減衰曲線を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
10…半導体装置 12…p型シリコン基板 14…シリコン酸化膜 16…シリコン酸化膜 20…測定部 22…電極 24…電極

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板表面に薄膜が形成された半導
    体装置を評価する半導体装置の評価方法において、 前記半導体基板表面の薄膜に所定の電圧を印加しなが
    ら、前記半導体基板表面から光を照射して少数キャリア
    を発生させ、マイクロ波の反射波の強度変化に基づい
    て、発生した少数キャリアの再結合ライフタイムを測定
    することにより、前記半導体装置の特性を評価すること
    を特徴とする半導体装置の評価方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の評価方法に
    おいて、 前記薄膜は、電荷が蓄積され得る絶縁層であり、 前記半導体基板表面の前記絶縁膜に、前記絶縁膜内に蓄
    積された電荷の影響を除去するような所定の電圧を印加
    することにより、前記再結合ライフタイムの測定結果か
    ら、前記絶縁膜内に蓄積された電荷の影響部分を分離す
    ることを特徴とする半導体装置の評価方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置の評価方法に
    おいて、 前記半導体基板表面の薄膜に前記所定の電圧を印加しな
    がら、発生した少数キャリアの再結合ライフタイムを測
    定して第1の測定結果を得、 前記半導体基板裏面の薄膜に前記所定の電圧を印加する
    ことなく、発生した少数キャリアの再結合ライフタイム
    を測定して第2の測定結果を得、 前記第1の測定結果と前記第2の測定結果に基づいて、
    前記薄膜の内部欠陥による部分と、前記半導体基板と薄
    膜の界面準位による部分と、前記半導体基板内部の内部
    欠陥による部分とを分離して評価することを特徴とする
    半導体装置の評価装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板を有する半導体装置を評価す
    る半導体装置の評価方法において、 前記半導体基板裏面に所定の電圧を印加することによ
    り、前記半導体基板内部に少数キャリアが拡散する領域
    を制御しながら、前記半導体基板表面から光を照射して
    少数キャリアを発生させ、マイクロ波の反射波の強度変
    化に基づいて、発生した少数キャリアの再結合ライフタ
    イムを測定することにより、前記半導体装置の特性を評
    価することを特徴とする半導体装置の評価方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体装置の評価方法に
    おいて、 前記半導体基板裏面に第1の電圧を印加しながら、発生
    した少数キャリアの再結合ライフタイムを測定して第1
    の測定結果を得、 前記半導体基板裏面に第2の電圧を印加しながら、発生
    した少数キャリアの再結合ライフタイムを測定して第2
    の測定結果を得、 前記第1の測定結果と前記第2の測定結果の差に基づい
    て、前記半導体基板内部の所定の領域中の内部欠陥を評
    価することを特徴とする半導体装置の評価装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板を有する半導体装置を評価す
    る半導体装置の評価装置において、 前記半導体基板に電圧を印加する電圧印加手段と、 前記半導体基板に光を照射して少数キャリアを発生させ
    る光照射手段と、 前記半導体基板にマイクロ波を照射し、反射されたマイ
    クロ波を検出するマイクロ波検出手段とを有し、 前記マイクロ波検出手段により測定された少数キャリア
    の再結合ライフタイムに基づいて、前記半導体装置の特
    性を評価することを特徴とする半導体装置の評価装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体装置の評価装置に
    おいて、 前記半導体装置は、前記半導体基板表面に薄膜が形成さ
    れており、 前記電圧印加手段は、前記半導体基板表面の薄膜に電圧
    を印加し、 前記光照射手段は、前記半導体基板表面に光を照射して
    少数キャリアを発生させ、 前記マイクロ波検出手段は、前記半導体基板表面にマイ
    クロ波を照射し、反射されたマイクロ波を検出すること
    を特徴とする半導体装置の評価装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の半導体装置の評価装置に
    おいて、 前記電圧印加手段は、前記半導体基板裏面に電圧を印加
    し、 前記光照射手段は、前記半導体基板表面に光を照射して
    少数キャリアを発生させ、 前記マイクロ波検出手段は、前記半導体基板表面にマイ
    クロ波を照射し、反射されたマイクロ波を検出すること
    を特徴とする半導体装置の評価装置。
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