JPH077011U

JPH077011U - 棒状蛍光灯管落下防止具

Info

Publication number: JPH077011U
Application number: JP4652893U
Authority: JP
Inventors: 和義小関
Original assignee: 和義小関
Priority date: 1993-06-28
Filing date: 1993-06-28
Publication date: 1995-01-31

Abstract

(57)【要約】【目的】地震の際に棒状蛍光灯管が蛍光灯器具からは
ずれて落下するのを防止し、地震被害を最小限にするた
め、棒状蛍光灯管落下防止具を提供する。【構成】台座板（１）の中央部に取り付け孔（２）を
設け、台座板（１）の端にアーム（３）を設け、アーム
（３）の先端に筒状の保持部（４）を設け、保持部
（４）にベルト（５）を挿通し、ベルト（５）の両端に
接続部（６）（７）を設けることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、蛍光灯カバーやソケットカバー等の蛍光灯管落下防止具を設ける構造になっていない蛍光灯器具を対象とし、棒状の蛍光灯管の落下を防止する棒状蛍光灯管落下防止具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、地震等の際に棒状の蛍光灯管がはずれて落下するのを防止するため、蛍光灯カバーを設けたり、ソケットカバーを設けた蛍光灯器具があったが、それ以外の蛍光灯器具はそれらの落下防止具を設ける構造になっていなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そのため、落下防止具を設ける構造にない蛍光灯器具は、地震の時に蛍光灯管がはずれて天井から落下し、大変危険であった。本考案は、この欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

台座板（１）の中央部に取り付け孔（２）を設け、台座板（１）の端にアーム（３）を設け、アーム（３）の先端に筒状の保持部（４）を設ける。そして、保持部（４）にベルト（５）を挿通し、ベルト（５）の両端に接続部（６）（７）を設ける。本考案は、以上のような構成よりなる棒状蛍光灯管落下防止具である。

【０００５】

【作用】

蛍光灯器具の一部品として、その下面に装着してある化粧ビス（８）で台座板（１）を挟着し、ベルト（５）を蛍光灯管（１０）に巻いて接続部（６）（７）でベルト（５）の両端を接続させると、蛍光灯管（１０）はベルト（５）で保持されるので、地震等の際にはずれて落下することがない。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。（イ）薄い板状の台座板（１）の中央部をＵ字型に切除または穴をあけて取り付け孔（２）を設け、台座板（１）の端にアーム（３）を設け、アーム（３）の先端に筒状の保持部（４）を設ける。その際、台座板（１）とアーム（３）と保持部（４）は、図１に示すように一体成形でもよい。（ロ）保持部（４）に耐熱性がある弾力性材質からなるベルト（５）を挿通し、ベルト（５）の一方の端にかぎ状の接続部（６）を、他方の端に略四角形の環状の接続部（７）を設けて両端が接続・固定するようにする。本考案は以上のような構造で、これを使用するには蛍光灯器具の下面に付いている化粧ビス（８）のネジ穴に取り付け孔（２）をあわせてから化粧ビス（８）を締めて台座板（１）を蛍光灯器具の下面に挟着固定する。そして、ベルト（５）を蛍光灯管（１０）に巻いてから接続部（６）（７）で両端を接続させ、その後ベルト（５）を回転させて接続部（６）（７）を上部に移動させ、接続部が下から見えないようにする。なお、接続部（６）（７）の形状は、ベルト（５）の両端の接続および解放が可能であればなんでもよい。また、蛍光灯管の固定効果を上げるとともにベルトの接続を容易にするため、ベルトの一部または全部を伸縮性材質にすることが出来る。また、蛍光灯管２本からなる構造の蛍光灯器具用として、図３に示すようにアームを２本設けて２か所に蛍光灯管を固定する構造にすることが出来る。また、図４に示すように化粧ビス（８）の下面に保持部（４）を直接取り付け、取り付け部（９）を支点にして保持部（４）を回転自在にすることができる。

【０００７】

【考案の効果】

蛍光灯器具の一部品として付いている化粧ビスを利用するので、工事の必要はまったく無く、簡単に蛍光灯管の落下防止処置をほどこすことができる。また、本考案は、落下防止具と蛍光灯管を機械的に固定するために蛍光灯管の落下を確実に防ぐことができ、地震の際に多い天井からの落下物による負傷等を軽減することが出来る。請求項２においては、下から見える落下防止具の部分を最小限にすることにより、見映えを良くできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図

【図２】本考案の使用した状態を示す斜視図。

【図３】本考案の他の実施例を示す斜視図。

【図４】本考案の他の実施例を示す斜視図。

【符号の説明】

１台座板６７接続部２取り付け孔８化粧ビス３アーム９取り付け部４保持部１０蛍光灯管５ベルト

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】台座板（１）の中央部に取り付け孔
（２）を設け、台座板（１）の端にアーム（３）を設
け、アーム（３）の先端に筒状の保持部（４）を設け、
保持部（４）にベルト（５）を挿通し、ベルト（５）の
両端に接続部（６）（７）を設けた棒状蛍光灯管落下防
止具。
【請求項２】化粧ビス（８）の下面に保持部（４）を
直接取り付け、取り付け部（９）を支点にして保持部
（４）を回転自在にした請求項１記載の棒状蛍光灯管落
下防止具。