JPH076949B2 - 常磁性特性を有する物質の成分の測定装置 - Google Patents
常磁性特性を有する物質の成分の測定装置Info
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- JPH076949B2 JPH076949B2 JP1309425A JP30942589A JPH076949B2 JP H076949 B2 JPH076949 B2 JP H076949B2 JP 1309425 A JP1309425 A JP 1309425A JP 30942589 A JP30942589 A JP 30942589A JP H076949 B2 JPH076949 B2 JP H076949B2
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- field source
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、混合物質中の常磁性特性を有する物質の成分
の測定装置を対象とし、詳細には、この混合物質は測定
装置のケーシング内で、駆動軸を用いて回転されるキュ
ベット装置により、４つまたはそれよりも多い複数個の
磁界ソース装置を通過するように案内され、該磁界ソー
ス装置にはそれぞれ磁界測定コイル装置が配属されてお
り、該磁界測定コイル装置はこの中で、常磁性物質に起
因する磁束変化を電気測定信号に変換し、磁界ソースの
磁化の極性と、該磁界ソース装置にそれぞれ所属する互
いに隣り合う磁界測定コイル装置の磁化の極性とは、互
い違いの方向を有するように組み合わされている形式
の、常磁性特性を有する物質の成分の測定装置に関す
る。
の測定装置を対象とし、詳細には、この混合物質は測定
装置のケーシング内で、駆動軸を用いて回転されるキュ
ベット装置により、４つまたはそれよりも多い複数個の
磁界ソース装置を通過するように案内され、該磁界ソー
ス装置にはそれぞれ磁界測定コイル装置が配属されてお
り、該磁界測定コイル装置はこの中で、常磁性物質に起
因する磁束変化を電気測定信号に変換し、磁界ソースの
磁化の極性と、該磁界ソース装置にそれぞれ所属する互
いに隣り合う磁界測定コイル装置の磁化の極性とは、互
い違いの方向を有するように組み合わされている形式
の、常磁性特性を有する物質の成分の測定装置に関す
る。
従来技術 この種の装置はドイツ連邦共和国特許出願公報第354496
7号公報に示されている。
7号公報に示されている。
この公知の磁界ソース装置は４個またはそれより多くの
偶数個の磁石からまたは磁界コイルから構成されてお
り、これらはケーシング中で回転可能なキュベット装置
の回転端面の両側に設けられている。
偶数個の磁石からまたは磁界コイルから構成されてお
り、これらはケーシング中で回転可能なキュベット装置
の回転端面の両側に設けられている。
磁界ソースの各々にはコイルが巻回されており、このコ
イルは、常磁性材料により生ぜさせられる磁界の変化を
検出して評価装置へ伝送することができる。磁界ソース
の磁界方向と測定コイルの磁界方向とは、漂遊磁界によ
るまたは伝送装置による障害が補償されるように、設定
されている。測定結果は実質的に磁力線による測定キュ
ベットの貫通に依存するため、互いに対向する磁界ソー
スと測定磁界コイルとの特別に正確な軸線の芯合わせが
必要とされる。わずかなずれでさえも異なる磁束密度と
して現われるようになり、そのため不所望の測定値変動
が生じてしまう。さらに必要とされることは、測定キュ
ベットの回転を、振動が少ないように構成するために、
駆動軸の著しく正確でかつ高価な軸受けが必要とされ
る。キュベット回転中は、磁界ソースの磁力線が種々異
なる量で、個々のキュベット区間を貫通する。そのため
一定の磁束の磁界ソースが、回転運動中に、キュベット
装置の個々の測定区間を異なる起電力（電圧）で貫通す
る。その結果、測定信号は、測定キュベットの磁界中へ
の侵入時には、わずかな値から最大値へ上昇し、直ちに
最大の起磁力に達せられ、次に磁界から出てゆく際に測
定信号は相応に再び減少する。この信号変動は、測定値
変動を除去すべき限り、測定値処理のために付加的な費
用を必要とする。駆動軸のこの構成により、磁界ソース
装置を貫通して、通常は金属と駆動軸に起因して漂遊磁
界が発生する。この漂遊磁界はキュベットと共に回転し
て測定結果を誤らせる。
イルは、常磁性材料により生ぜさせられる磁界の変化を
検出して評価装置へ伝送することができる。磁界ソース
の磁界方向と測定コイルの磁界方向とは、漂遊磁界によ
るまたは伝送装置による障害が補償されるように、設定
されている。測定結果は実質的に磁力線による測定キュ
ベットの貫通に依存するため、互いに対向する磁界ソー
スと測定磁界コイルとの特別に正確な軸線の芯合わせが
必要とされる。わずかなずれでさえも異なる磁束密度と
して現われるようになり、そのため不所望の測定値変動
が生じてしまう。さらに必要とされることは、測定キュ
ベットの回転を、振動が少ないように構成するために、
駆動軸の著しく正確でかつ高価な軸受けが必要とされ
る。キュベット回転中は、磁界ソースの磁力線が種々異
なる量で、個々のキュベット区間を貫通する。そのため
一定の磁束の磁界ソースが、回転運動中に、キュベット
装置の個々の測定区間を異なる起電力（電圧）で貫通す
る。その結果、測定信号は、測定キュベットの磁界中へ
の侵入時には、わずかな値から最大値へ上昇し、直ちに
最大の起磁力に達せられ、次に磁界から出てゆく際に測
定信号は相応に再び減少する。この信号変動は、測定値
変動を除去すべき限り、測定値処理のために付加的な費
用を必要とする。駆動軸のこの構成により、磁界ソース
装置を貫通して、通常は金属と駆動軸に起因して漂遊磁
界が発生する。この漂遊磁界はキュベットと共に回転し
て測定結果を誤らせる。
発明の解決すべき問題点 本発明の課題は物質の常磁性特性を測定するための前述
の装置を次のように改善することである。即ちキュベッ
トの磁界貫通への外部の障害の影響の作用を低減し、さ
らに測定特性を、磁界発生用の複数個の装置の位置に互
いに無関係にし、この場合、測定装置全体の構造を一層
簡単にかつ組み立てを一層容易にするように、改善する
ことである。さらにキュベット回転中にキュベット装置
を貫通する磁界ができるだけ一定になるようにすべきこ
とである。
の装置を次のように改善することである。即ちキュベッ
トの磁界貫通への外部の障害の影響の作用を低減し、さ
らに測定特性を、磁界発生用の複数個の装置の位置に互
いに無関係にし、この場合、測定装置全体の構造を一層
簡単にかつ組み立てを一層容易にするように、改善する
ことである。さらにキュベット回転中にキュベット装置
を貫通する磁界ができるだけ一定になるようにすべきこ
とである。
問題点を解決するための手段 この課題は本発明により、磁界ソース装置は測定装置の
ケーシング内で片側だけがキュベット装置の、前記の駆
動軸とは反対側の回転面に対向して取り付けられてお
り、磁石ディスクとして構成されている支持ディスクを
有し、該磁石ディスクに平行に等ポテンシャルのディス
クが設けられており、該磁石ディスクの上に、磁界測定
コイルを支持する磁界ソースが取り付けられており、該
磁界ソースはその端面がキュベット装置の方へ向いてい
る構成により解決されている。
ケーシング内で片側だけがキュベット装置の、前記の駆
動軸とは反対側の回転面に対向して取り付けられてお
り、磁石ディスクとして構成されている支持ディスクを
有し、該磁石ディスクに平行に等ポテンシャルのディス
クが設けられており、該磁石ディスクの上に、磁界測定
コイルを支持する磁界ソースが取り付けられており、該
磁界ソースはその端面がキュベット装置の方へ向いてい
る構成により解決されている。
磁界ソースを片側に配置することにより、異なる磁界ソ
ースおよび測定磁界コイルの困難な組み立ておよび軸線
の芯合わせが行なわなくてすむようになる。
ースおよび測定磁界コイルの困難な組み立ておよび軸線
の芯合わせが行なわなくてすむようになる。
駆動軸が磁界を貫通しないため、変動する漂遊磁界によ
る障害が回避される。この種の装置の構成は次のように
簡単にできる。即ち、軸およびこの軸に固定されたキュ
ベット装置を有する駆動モータを含む個別の駆動ブロッ
クが、別個の磁界部材と組み合わされていることにより
簡単にされる。これらの駆動ブロックと磁界部材は、両
方ともそれ自体で前記の課題充足に関連づけて最適化す
ることができる。これにより測定中の信号変動が低減さ
れ、さらに著しく高い回転周波数においても、一層高い
機械的な安定性が達せられる。
る障害が回避される。この種の装置の構成は次のように
簡単にできる。即ち、軸およびこの軸に固定されたキュ
ベット装置を有する駆動モータを含む個別の駆動ブロッ
クが、別個の磁界部材と組み合わされていることにより
簡単にされる。これらの駆動ブロックと磁界部材は、両
方ともそれ自体で前記の課題充足に関連づけて最適化す
ることができる。これにより測定中の信号変動が低減さ
れ、さらに著しく高い回転周波数においても、一層高い
機械的な安定性が達せられる。
特別に有利なキュベット装置は円形ディスクから構成さ
れる。このキュベット装置が円形ディスクから構成され
ており、該円形ディスクは、検査されるべき混合物質の
貫流する回転対称の切欠を有し、該回転対称の切欠は、
前記の磁界ソースの一方の端面を完全に露出させる、前
記の切欠の一方の位置においては、前記の一方の磁界ソ
ースにそれぞれ隣り合う所属の他方の磁界ソースの端面
が、前記の切欠により露出されないようにし、さらに回
転運動中は前記の切欠により部分的にだけ露出される、
前記の端面の断面積の合計が実質的に一定に維持され
る。キュベット装置のこの種の構成により、回転運動の
各時点において、測定キュベットの近似的に一様な磁束
の貫通が達成できるようになる。磁界ソースの一方が完
全に切欠の中に現われる時は、その都度に隣り合う磁界
ソースはまだ完全におおわれている；次に進行するキュ
ベットの回転運動により当該の磁界ソースの端面が部分
的に被われると、直ちに隣り合う磁界ソースの相応の部
分が、進行する切欠により露出される。このようにして
磁界ソースは、できるだけ大きい測定信号に対する前提
としての一定の誘導電圧用の磁気ソースとして作用す
る。
れる。このキュベット装置が円形ディスクから構成され
ており、該円形ディスクは、検査されるべき混合物質の
貫流する回転対称の切欠を有し、該回転対称の切欠は、
前記の磁界ソースの一方の端面を完全に露出させる、前
記の切欠の一方の位置においては、前記の一方の磁界ソ
ースにそれぞれ隣り合う所属の他方の磁界ソースの端面
が、前記の切欠により露出されないようにし、さらに回
転運動中は前記の切欠により部分的にだけ露出される、
前記の端面の断面積の合計が実質的に一定に維持され
る。キュベット装置のこの種の構成により、回転運動の
各時点において、測定キュベットの近似的に一様な磁束
の貫通が達成できるようになる。磁界ソースの一方が完
全に切欠の中に現われる時は、その都度に隣り合う磁界
ソースはまだ完全におおわれている；次に進行するキュ
ベットの回転運動により当該の磁界ソースの端面が部分
的に被われると、直ちに隣り合う磁界ソースの相応の部
分が、進行する切欠により露出される。このようにして
磁界ソースは、できるだけ大きい測定信号に対する前提
としての一定の誘導電圧用の磁気ソースとして作用す
る。
磁界ソースは好適に、磁化可能な材料から成るコアとす
ることができる。このコアは、ディスク状の磁石プレー
トとして構成された支持プレート上に取り付られてい
る。次にコアに、それらに配属される測定磁界コイルが
巻回される。磁界ソースの別の実施例は電流コイルとし
て構成され、この電流コイルは支持プレート上に取り付
けられさらに測定磁界コイルにより囲まれている。
ることができる。このコアは、ディスク状の磁石プレー
トとして構成された支持プレート上に取り付られてい
る。次にコアに、それらに配属される測定磁界コイルが
巻回される。磁界ソースの別の実施例は電流コイルとし
て構成され、この電流コイルは支持プレート上に取り付
けられさらに測定磁界コイルにより囲まれている。
切欠輪郭部の特別に有利な形状は、回転軸に円心的に延
在する円形リングセグメントにより形成される。このセ
グメントの寸法は次のように選定されている、即ちキュ
ベットの回転運動中にセグメントが磁界ソースの端面上
方を通過する際に、磁気ソースの端面を完全に露出する
ように、選定されている。
在する円形リングセグメントにより形成される。このセ
グメントの寸法は次のように選定されている、即ちキュ
ベットの回転運動中にセグメントが磁界ソースの端面上
方を通過する際に、磁気ソースの端面を完全に露出する
ように、選定されている。
同様に良好な切欠輪郭部は、回転軸を中心に同心的に延
在するじん臓形の切欠により形成される。
在するじん臓形の切欠により形成される。
磁界ソースとして磁化可能なコアがディスク状の永久磁
石の上に設けられ、コアが等ポテンシャルのディスクと
して用いられる、良好な導磁材料から成るプレートを介
して結合されることにより、等ポテンシャル特性の改善
が達成できる。
石の上に設けられ、コアが等ポテンシャルのディスクと
して用いられる、良好な導磁材料から成るプレートを介
して結合されることにより、等ポテンシャル特性の改善
が達成できる。
この目的に適する材料として、高透磁性の鉄コバルト合
金が、磁気を増幅する等ポテンシャルのディスクに対し
て用いられる。
金が、磁気を増幅する等ポテンシャルのディスクに対し
て用いられる。
キュベット装置のための駆動ユニットと駆動モータとの
間の振動の減結合を一層大きくするための構成として、
駆動ケーシングに迷路状の壁部を設け、この壁部の振動
減結合が磁気ソースへの物体振動の伝達を回避する。
間の振動の減結合を一層大きくするための構成として、
駆動ケーシングに迷路状の壁部を設け、この壁部の振動
減結合が磁気ソースへの物体振動の伝達を回避する。
実施例の説明 次に本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第１図に装置ケーシング１が示されている。このケーシ
ング中で、磁石プレート２は鉄コア3,5のための支持体
として用いられる。鉄コアは等ポテンシャルのプレート
11を介して互いに結合されている。磁気プレート２の極
性は記号ＮとＳで示されている。コア3,5はその所属の
測定磁界コイル7,9により囲まれている。コア3,5の端面
12は、ディスク状のキュベット装置15の切欠13,14の方
向へ向いている。キュベット装置は軸ジャーナル16に取
り付けられている。軸ジャーナルは駆動モータ18の軸17
に取り付けられておりさらに軸受19において回転され
る。モータ18とモータ支持体20は、迷路状に形成された
壁部材21を介して、互いに結合されている。検査ガスの
案内は、測定室24へ連通しているガス案内管23を介して
行なわれる。この測定室はキュベット15の回転領域の中
へ達してここから出口25を介して周囲へ導かれる。
ング中で、磁石プレート２は鉄コア3,5のための支持体
として用いられる。鉄コアは等ポテンシャルのプレート
11を介して互いに結合されている。磁気プレート２の極
性は記号ＮとＳで示されている。コア3,5はその所属の
測定磁界コイル7,9により囲まれている。コア3,5の端面
12は、ディスク状のキュベット装置15の切欠13,14の方
向へ向いている。キュベット装置は軸ジャーナル16に取
り付けられている。軸ジャーナルは駆動モータ18の軸17
に取り付けられておりさらに軸受19において回転され
る。モータ18とモータ支持体20は、迷路状に形成された
壁部材21を介して、互いに結合されている。検査ガスの
案内は、測定室24へ連通しているガス案内管23を介して
行なわれる。この測定室はキュベット15の回転領域の中
へ達してここから出口25を介して周囲へ導かれる。
第２図にキュベット装置15の平面が示されている。この
場合、モータ18と、迷路状壁部21を有するモータ支持体
20とから構成されている駆動ユニットは取り除かれてい
る。キュベット15はケーシング１における軸17を介し
て、回転方向矢印26の方向へ、回転可能に設けられてい
る。ディスクとして構成されたキュベット15は、軸を中
心に対向する、じん臓に似た形の２つの切欠13,14を有
する。この切欠は、図示の位置において、コア3,5の端
面12を完全に開放する。相応の隣り合うコア4,6は、各
々の切欠13,14の輪郭によりちょうど接触されるが、し
かし端面はまだ開かれていない。キュベット15が矢印26
の方向へ回転すると、コア3,5はそれらの開かれる貫通
路が、切欠13,14を通って取り出される。この場合、コ
ア4,6の端面は相応の面積量で切欠13,14の中へ侵入し、
そのため、コア3,5の、進行するしゃへい作用により減
少される磁界の貫通量が、コア4,6の、増加に向って開
かれてゆく磁界により実質的に補償される。測定磁界コ
イル3,5の巻線方向と測定磁界コイル4,6の巻線方向とは
互い違いである。そのため第３図に示されている様に、
常磁性材料の中へ、磁界が消滅方向で侵入する際にコイ
ル7,9の中へ発生される磁束が取り出されると、正の電
圧が発生される。これに対してコイル8,10においては前
記とは巻線方向が逆である。そのため切欠13,14を通る
磁束が増加に向うと、コイル8,10に発生される磁束増加
も正の電圧を生ぜさせる。このようにして４つの個別コ
イル7,8,9,10の、一様な起電力にもとづく測定信号によ
り、実質的に一様な一定の全体信号が得られる。
場合、モータ18と、迷路状壁部21を有するモータ支持体
20とから構成されている駆動ユニットは取り除かれてい
る。キュベット15はケーシング１における軸17を介し
て、回転方向矢印26の方向へ、回転可能に設けられてい
る。ディスクとして構成されたキュベット15は、軸を中
心に対向する、じん臓に似た形の２つの切欠13,14を有
する。この切欠は、図示の位置において、コア3,5の端
面12を完全に開放する。相応の隣り合うコア4,6は、各
々の切欠13,14の輪郭によりちょうど接触されるが、し
かし端面はまだ開かれていない。キュベット15が矢印26
の方向へ回転すると、コア3,5はそれらの開かれる貫通
路が、切欠13,14を通って取り出される。この場合、コ
ア4,6の端面は相応の面積量で切欠13,14の中へ侵入し、
そのため、コア3,5の、進行するしゃへい作用により減
少される磁界の貫通量が、コア4,6の、増加に向って開
かれてゆく磁界により実質的に補償される。測定磁界コ
イル3,5の巻線方向と測定磁界コイル4,6の巻線方向とは
互い違いである。そのため第３図に示されている様に、
常磁性材料の中へ、磁界が消滅方向で侵入する際にコイ
ル7,9の中へ発生される磁束が取り出されると、正の電
圧が発生される。これに対してコイル8,10においては前
記とは巻線方向が逆である。そのため切欠13,14を通る
磁束が増加に向うと、コイル8,10に発生される磁束増加
も正の電圧を生ぜさせる。このようにして４つの個別コ
イル7,8,9,10の、一様な起電力にもとづく測定信号によ
り、実質的に一様な一定の全体信号が得られる。
第３図は第１図の部分断面を示す。この場合、磁界プレ
ート２だけがその上に置かれた等ポテンシャルのプレー
ト11と共に、示されている。この等ポテンシャルプレー
ト上にコア3,4,5,6が、それらに所属の磁界コイル7,8,
9,10と共に示されている。コア3,4,5,6における磁束の
方向はそれぞれ白い矢印27により示されている。測定磁
界コイル7,8,9,10の巻線方向はコイル体に付された黒点
により示されている。この場合、測定磁界コイル7,8,9,
10の中に発生される磁界の流れの方向は細い矢印28によ
り示されている。信号の取り出しは信号線路29から行な
われる。この場合、個々の測定コイル7,8,9,10は接続線
路30を介して互いに接続されている。
ート２だけがその上に置かれた等ポテンシャルのプレー
ト11と共に、示されている。この等ポテンシャルプレー
ト上にコア3,4,5,6が、それらに所属の磁界コイル7,8,
9,10と共に示されている。コア3,4,5,6における磁束の
方向はそれぞれ白い矢印27により示されている。測定磁
界コイル7,8,9,10の巻線方向はコイル体に付された黒点
により示されている。この場合、測定磁界コイル7,8,9,
10の中に発生される磁界の流れの方向は細い矢印28によ
り示されている。信号の取り出しは信号線路29から行な
われる。この場合、個々の測定コイル7,8,9,10は接続線
路30を介して互いに接続されている。
第４図は個々のコア3,4,5,6における磁束φ３〜φ６の
時間変化をこれらに所属の測定コイル7,8,9,10の中で発
生される個々の電圧信号U7〜U10と共に示した波形図お
よび、信号線路29から取り出される全体電圧Ｕの時間変
化の波形図を示す。この場合、時間ｔはキュベット15の
回転運動の経過を示す。
時間変化をこれらに所属の測定コイル7,8,9,10の中で発
生される個々の電圧信号U7〜U10と共に示した波形図お
よび、信号線路29から取り出される全体電圧Ｕの時間変
化の波形図を示す。この場合、時間ｔはキュベット15の
回転運動の経過を示す。
発明の効果 本発明より外部からの障害作用を実質的に受けない、か
つキュベット装置を貫通する磁束の和が一定に保持され
したがって常磁性特性を有する物質の測定精度が著しく
向上した測定装置が提供される。
つキュベット装置を貫通する磁束の和が一定に保持され
したがって常磁性特性を有する物質の測定精度が著しく
向上した測定装置が提供される。
第１図は常磁性の測定装置の断面図、第２図は駆動ユニ
ットにおけるキュベットを取り出して示した平面図、第
３図は磁束ソースに対しての磁界コイルの巻線方向を示
す断面図、第４図は発生される測定信号の時間経過図を
示す。 １……装置ケーシング、２……磁石プレート、3,4,5,6
……鉄コア、7,8,9,10……測定コイル、11……等ポテン
シャルのプレート、12……コアの端面、13,14……断
面、15……キュベット装置、16……軸ジャーナル、17…
…軸、18……駆動モータ、19……軸受け、20……モータ
支持体、21……壁部、23……ガス案内部材、24……測定
室、25……出口、29……信号線路
ットにおけるキュベットを取り出して示した平面図、第
３図は磁束ソースに対しての磁界コイルの巻線方向を示
す断面図、第４図は発生される測定信号の時間経過図を
示す。 １……装置ケーシング、２……磁石プレート、3,4,5,6
……鉄コア、7,8,9,10……測定コイル、11……等ポテン
シャルのプレート、12……コアの端面、13,14……断
面、15……キュベット装置、16……軸ジャーナル、17…
…軸、18……駆動モータ、19……軸受け、20……モータ
支持体、21……壁部、23……ガス案内部材、24……測定
室、25……出口、29……信号線路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭50−82294（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭50−82293（ＪＰ，Ｕ) 米国特許4808922（ＵＳ，Ａ)
Claims (8)
- 【請求項１】混合物質中の常磁性特性を有する物質の成
分の測定装置であって、該混合物質は測定装置のケーシ
ング内で、駆動軸を用いて回転されるキュベット装置に
より、４つまたはそれよりも多い偶数個の磁界ソース装
置を通過するように案内され、該磁界ソース装置にはそ
れぞれ磁界測定コイル装置が配属されており、該磁界測
定コイル装置はこの中で、常磁性物質に起因する磁束変
化を電気測定信号に変換し、磁界ソースの磁化の極性
と、該磁界ソース装置にそれぞれ所属する互いに隣り合
う磁界測定コイル装置の磁化の極性とは、互い違いの方
向を有するように組み合わされている形式の、常磁性特
性を有する物質の成分の測定装置において、磁界ソース
装置は測定装置のケーシング（１）内で片側だけがキュ
ベット装置（15）の、前記の駆動軸（17）とは反対側の
回転面に対向して取り付けられており、磁石ディスク
（２）として構成されている支持ディスクを有し、該磁
石ディスクに平行に等ポテンシャルのディスク（11）が
設けられており、該磁石ディスクの上に、磁界測定コイ
ル（7,8,9,10）を支持する磁界ソース（3,4,5,6）が取
り付けられており、該磁界ソースはその端面（12）がキ
ュベット装置（15）の方へ向いていることを特徴とす
る、常磁性特性を有する物質の成分の測定装置。 - 【請求項２】前記のキュベット装置が円形ディスク（1
5）から構成されており、該円形ディスクは、検査され
るべき混合物質の貫流する回転対称の切欠（13,14）を
有し、該回転対称の切欠は、前記の磁界ソースの一方
（3,5）の端面（12）を完全に露出させる、前記の切欠
（13,14）の一方の位置においては、前記の一方の磁界
ソース（3,5）にそれぞれ隣り合う所属の他方の磁界ソ
ース（4,6）の端面（12）が、前記の切欠（13,14）によ
り露出されないようにし、さらに回転運動中は前記の切
欠（13,14）により部分的にだけ露出される、前記の端
面（12）の断面積の合計が実質的に一定に維持される、
特許請求の範囲の第１項に記載の装置。 - 【請求項３】支持プレートが磁石プレート（２）として
構成されており、該磁石プレート上に鉄コア（3,4,5,
6）として形成された磁界ソースが取り付けられてお
り、該鉄コアのまわりに磁界測定コイル（7,8,9,10）が
巻回されている、請求項１又は２記載の装置。 - 【請求項４】切欠が、回転軸に対して同心的に延在する
円形リングセグメント（13,14）であるようにした請求
項２から３までのいずれか１項記載の装置。 - 【請求項５】切欠が、回転軸に対してじん臓の形状に延
在する輪郭部（13,14）を有する、請求項２から３まで
のいずれか１項記載の装置。 - 【請求項６】コア（3,4,5,6）が、等ポテンシャルのデ
ィスクとして用いられる、良好な導磁性材料から成るプ
レートを介して結合されており、該プレート上に磁石プ
レート（２）が取り付けられている、請求項３から５ま
でのいずれか１項記載の装置。 - 【請求項７】等ポテンシャルのディスク（11）が高透磁
率の鉄・コバルト合金から構成されている、請求項６記
載の装置。 - 【請求項８】キュベット装置（15）の駆動がモータ（1
8）により行なわれ、該モータが、迷路状の壁部（21）
を有するモータ支持体（20）を介して、ケーシング
（１）に取り付けられている、請求項１から７までのい
ずれか１項記載の装置。
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