JPH076901B2 - 材料試験機 - Google Patents
材料試験機Info
- Publication number
- JPH076901B2 JPH076901B2 JP61072027A JP7202786A JPH076901B2 JP H076901 B2 JPH076901 B2 JP H076901B2 JP 61072027 A JP61072027 A JP 61072027A JP 7202786 A JP7202786 A JP 7202786A JP H076901 B2 JPH076901 B2 JP H076901B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- load
- test piece
- testing machine
- coil
- test
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、電磁力により試験片に負荷をかけて試験をす
る材料試験機に関する。
る材料試験機に関する。
B.従来の技術 従来の材料試験機では、把持具で把持された試験片に油
圧シリンダや電動機等のアクチュエータで外部から引張
荷重や圧縮荷重を負荷している。
圧シリンダや電動機等のアクチュエータで外部から引張
荷重や圧縮荷重を負荷している。
C.発明が解決しようとする問題点 この従来の材料試験機は、試験片の端部を把持具で把持
して負荷する構造であり、装置が大がかりとなる。ま
た、試験片の形状，試験姿勢が制約され把持具が必須で
ある。
して負荷する構造であり、装置が大がかりとなる。ま
た、試験片の形状，試験姿勢が制約され把持具が必須で
ある。
本発明の目的は、電磁力により試験片に負荷をかけて上
述の問題点を解消した材料試験機を提供することにあ
る。
述の問題点を解消した材料試験機を提供することにあ
る。
D.問題点を解決するための手段 本発明は、荷重負荷点を挟んで磁性体の試験片自体に巻
回した第１および第２のコイルにそれぞれ電流を流し
て、この荷重負荷点に互いに反対方向の電磁力を発生さ
せる第１および第２の負荷手段と、前記両電磁力が試験
片の負荷パターンに相応するよう前記第１および第２の
負荷手段にそれぞれ個別に電気信号を供給する負荷パタ
ーン設定手段とを具備してなる材料試験機である。
回した第１および第２のコイルにそれぞれ電流を流し
て、この荷重負荷点に互いに反対方向の電磁力を発生さ
せる第１および第２の負荷手段と、前記両電磁力が試験
片の負荷パターンに相応するよう前記第１および第２の
負荷手段にそれぞれ個別に電気信号を供給する負荷パタ
ーン設定手段とを具備してなる材料試験機である。
E.作用 負荷パターン設定手段から第１および第２の負荷手段に
負荷パターンに相応した電気信号が供給されるとそれら
の負荷手段は互いに反対方向の電磁力を発生する。それ
ら電磁力により磁性体である試験片の内部に負荷がかけ
られる。
負荷パターンに相応した電気信号が供給されるとそれら
の負荷手段は互いに反対方向の電磁力を発生する。それ
ら電磁力により磁性体である試験片の内部に負荷がかけ
られる。
F.実施例 第１図は本発明の一実施例を示し、１は磁性材料から成
る試験片で、荷重負荷点である境界面PLの上方に第１の
方向にコイル２が巻回され、下方に第１の方向と反対の
第２の方向にコイル３が同数だけ巻回されている。負荷
手段を構成するコイル2,3の両端はそれぞれ電圧−電流
変換用増幅器（以下、変換用増幅器）4,5に接続され、
負荷パターン設定器6,7から各変換用増幅器4,5を介し
て、試験片１に負荷する負荷パターンに相応した直流電
圧がコイル2,3に供給される。ここで、変換用増幅器4,5
は演算増幅器A1、抵抗R1〜R3から成る周知の増幅器であ
る。なお、負荷パターン発生器6,7から交流電圧を発生
させてもよい。この場合、両負荷パターン発生器6,7を
同期させる必要がある。
る試験片で、荷重負荷点である境界面PLの上方に第１の
方向にコイル２が巻回され、下方に第１の方向と反対の
第２の方向にコイル３が同数だけ巻回されている。負荷
手段を構成するコイル2,3の両端はそれぞれ電圧−電流
変換用増幅器（以下、変換用増幅器）4,5に接続され、
負荷パターン設定器6,7から各変換用増幅器4,5を介し
て、試験片１に負荷する負荷パターンに相応した直流電
圧がコイル2,3に供給される。ここで、変換用増幅器4,5
は演算増幅器A1、抵抗R1〜R3から成る周知の増幅器であ
る。なお、負荷パターン発生器6,7から交流電圧を発生
させてもよい。この場合、両負荷パターン発生器6,7を
同期させる必要がある。
ここで、コイル2,3の巻数をＮ、コイル2,3に流れる電流
をIoとすれば、コイル2,3の各領域に発生する電磁力Ｆ
は、 Ｆ∝Io×Ｎ …（１） と表わせる。巻数Ｎは一定であり、電流Ioを変化させれ
ば電磁力Ｆも変化する。また、負荷パターン設定器6,7
の出力電圧をEi、変換用増幅器4,5の各抵抗値をR1〜R3
とすれば、変換用増幅器4,5からの出力電流Ioは、 となり、（１）式を Ｆ∝Ｋ×Ｎ×Ei …（３） 但し、 と表わすことができ、従って、電磁力Ｆは、 Ｆ∝Ei …（４） となり、負荷パターン設定器6,7の出力電圧Eiに比例す
る。
をIoとすれば、コイル2,3の各領域に発生する電磁力Ｆ
は、 Ｆ∝Io×Ｎ …（１） と表わせる。巻数Ｎは一定であり、電流Ioを変化させれ
ば電磁力Ｆも変化する。また、負荷パターン設定器6,7
の出力電圧をEi、変換用増幅器4,5の各抵抗値をR1〜R3
とすれば、変換用増幅器4,5からの出力電流Ioは、 となり、（１）式を Ｆ∝Ｋ×Ｎ×Ei …（３） 但し、 と表わすことができ、従って、電磁力Ｆは、 Ｆ∝Ei …（４） となり、負荷パターン設定器6,7の出力電圧Eiに比例す
る。
第１図において、図示の如くコイル2,3に直流電流が通
電されると，境界面PLを境にして、各領域のコイル2,3
により生ずる電磁力F1,F2が互いに反発し、試験片１内
部にはその反発力に相応した負荷が作用する。そこで、
負荷パターン設定器6,7から所望の負荷パターンに相応
した電圧を出力すれば、その負荷パターンに応じた負荷
を試験片１にかけることができる。第１図のように両端
をフリーとすれば引張荷重を負荷できる。また、試験片
１の両端を固定すれば圧縮荷重を負荷できる。
電されると，境界面PLを境にして、各領域のコイル2,3
により生ずる電磁力F1,F2が互いに反発し、試験片１内
部にはその反発力に相応した負荷が作用する。そこで、
負荷パターン設定器6,7から所望の負荷パターンに相応
した電圧を出力すれば、その負荷パターンに応じた負荷
を試験片１にかけることができる。第１図のように両端
をフリーとすれば引張荷重を負荷できる。また、試験片
１の両端を固定すれば圧縮荷重を負荷できる。
更にまた、第３図（ａ），（ｂ）に示すように、環状試
験片21における境界面PLの左側にはコイル22を、その右
側には第１のコイル22とは逆向に第２のコイル23を巻回
し、不図示の負荷パターン設定器から図示の方向に電流
を流せば、境界面PLを荷重負荷点として引張荷重を負荷
できる。第３図（ｂ）のような三角形状に閉じた試験片
31でも同様にコイル32,33を巻回して引張試験ができ
る。
験片21における境界面PLの左側にはコイル22を、その右
側には第１のコイル22とは逆向に第２のコイル23を巻回
し、不図示の負荷パターン設定器から図示の方向に電流
を流せば、境界面PLを荷重負荷点として引張荷重を負荷
できる。第３図（ｂ）のような三角形状に閉じた試験片
31でも同様にコイル32,33を巻回して引張試験ができ
る。
G.発明の効果 本発明は以上のように構成したから、電磁力により試験
片に負荷でき小型化された新規な材料試験機を提供でき
る。また、磁性材料の試験片にコイルを巻回して負荷を
かけるようにすれば把持具が不要となり、また、コイル
を巻回できる形状ならば種々の形状の試験片を試験でき
る。更に、試験片の試験姿勢の制限が少なく、超高速繰
り返し疲労試験が可能となる。
片に負荷でき小型化された新規な材料試験機を提供でき
る。また、磁性材料の試験片にコイルを巻回して負荷を
かけるようにすれば把持具が不要となり、また、コイル
を巻回できる形状ならば種々の形状の試験片を試験でき
る。更に、試験片の試験姿勢の制限が少なく、超高速繰
り返し疲労試験が可能となる。
更に加えて、各負荷手段の電磁力を個別に制御できるの
で負荷荷重を正確に制御できる。
で負荷荷重を正確に制御できる。
なお、第２図は、磁性体のホルダで非磁性体材料の試験
片を把持した試験の態様を、第４図は磁性体の芯棒で試
験片を把持した曲げ試験の態様を、第５図（ａ）（ｂ）
は磁性体の芯棒で試験片を把持した捩り試験の態様を示
す。
片を把持した試験の態様を、第４図は磁性体の芯棒で試
験片を把持した曲げ試験の態様を、第５図（ａ）（ｂ）
は磁性体の芯棒で試験片を把持した捩り試験の態様を示
す。
第１図は本発明の一実施例を示す回路図、第２図は他の
実施例の要部を示す図、第３図（ａ），（ｂ）は本発明
により試験可能な試験片の他の形状を示す図、第４図は
本発明を曲げ試験に適用する場合の概念図、第５図
（ａ），（ｂ）は本発明を捩り試験に適用する場合の概
念図であり、（ａ）は正面図、（ｂ）は（ａ）のb-bの
線断面図である。 1,11,21,31,41,51:試験片 2,12,22,32,42,52,3,13,23,33,43,53:コイル 4,5:電圧−電流変換用増幅器 6,7:負荷パターン設定器
実施例の要部を示す図、第３図（ａ），（ｂ）は本発明
により試験可能な試験片の他の形状を示す図、第４図は
本発明を曲げ試験に適用する場合の概念図、第５図
（ａ），（ｂ）は本発明を捩り試験に適用する場合の概
念図であり、（ａ）は正面図、（ｂ）は（ａ）のb-bの
線断面図である。 1,11,21,31,41,51:試験片 2,12,22,32,42,52,3,13,23,33,43,53:コイル 4,5:電圧−電流変換用増幅器 6,7:負荷パターン設定器
Claims (1)
- 【請求項１】荷重負荷点を挟んで磁性体の試験片自体に
巻回した第１および第２のコイルにそれぞれ電流を流し
て、この荷重負荷点に互いに反対方向の電磁力を発生さ
せる第１および第２の負荷手段と、前記両電磁力が試験
片の負荷パターンに相応するよう前記第１および第２の
負荷手段にそれぞれ個別に電気信号を供給する負荷パタ
ーン設定手段とを具備してなる材料試験機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61072027A JPH076901B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 材料試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61072027A JPH076901B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 材料試験機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62228132A JPS62228132A (ja) | 1987-10-07 |
| JPH076901B2 true JPH076901B2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=13477515
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61072027A Expired - Lifetime JPH076901B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 材料試験機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076901B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100825298B1 (ko) | 2006-09-28 | 2008-04-25 | 국방과학연구소 | 인장파단 계측 장치 |
| JP5443911B2 (ja) * | 2009-09-14 | 2014-03-19 | システム計測株式会社 | 載荷装置 |
| CN104990820B (zh) * | 2015-07-01 | 2017-07-18 | 河海大学 | 电磁式多轴疲劳试验机 |
| CN108469379A (zh) * | 2018-06-13 | 2018-08-31 | 三峡大学 | 一种基于电磁原理的非接触式岩石抗拉强度测试装置 |
| CN113188929B (zh) * | 2019-03-18 | 2024-03-29 | 三峡大学 | 一种用于测试金属焊接管件接头冲击强度的方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS607595Y2 (ja) * | 1976-08-23 | 1985-03-14 | 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 | 磁気記録再生装置 |
-
1986
- 1986-03-28 JP JP61072027A patent/JPH076901B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62228132A (ja) | 1987-10-07 |
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