JPH0768970A - ページの順序を示す記号 - Google Patents
ページの順序を示す記号Info
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- JPH0768970A JPH0768970A JP25209093A JP25209093A JPH0768970A JP H0768970 A JPH0768970 A JP H0768970A JP 25209093 A JP25209093 A JP 25209093A JP 25209093 A JP25209093 A JP 25209093A JP H0768970 A JPH0768970 A JP H0768970A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】以下に記す各項の効果を奏する出版・刊行物を
提供すること。 (ア)出版・刊行物のページをめくるときに、1ページ
分ずつページをめくったかどうかを、読者が瞬時に確認
できる。 (イ)ページを飛ばして読んでしまう可能性を低くでき
る。 (ウ)小さく印刷された数字記号を見てページの順序を
確認するというわずらわしさを解消できる。 【構成】同一の順列を繰り返す記号列をつくり、その記
号列を構成する記号を紙面の余白に全ぺージに渡って印
刷していく。
提供すること。 (ア)出版・刊行物のページをめくるときに、1ページ
分ずつページをめくったかどうかを、読者が瞬時に確認
できる。 (イ)ページを飛ばして読んでしまう可能性を低くでき
る。 (ウ)小さく印刷された数字記号を見てページの順序を
確認するというわずらわしさを解消できる。 【構成】同一の順列を繰り返す記号列をつくり、その記
号列を構成する記号を紙面の余白に全ぺージに渡って印
刷していく。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、出版物につける記号
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、出版物のページ順序を示す記号は
数字だけであった。
数字だけであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】読者が本のページをめ
くるとき、常に確実に一枚一枚めくっていけるとは限ら
ない。二枚まとめてめくってしまうこともある。ただ、
仮に二枚まとめてめくってしまったとしても、たいてい
の場合は、文章における前後のつながり具合やページを
めくったときの感触から、変だと気が付くものではあ
る。しかし、本文の内容や紙質によっては、気が付きに
くい場合もある。また、きちんとていねいに読もうとす
ると、一枚づつ確実にめくられているのかどうかは、ど
うしても気になるものである。そんなときはページの順
序を示す数字を見るしか他に方法はない。それでも何と
かなるものだが、本発明はそれをもっと単純でより素早
く確認できることを目差し、課題とするものである。
くるとき、常に確実に一枚一枚めくっていけるとは限ら
ない。二枚まとめてめくってしまうこともある。ただ、
仮に二枚まとめてめくってしまったとしても、たいてい
の場合は、文章における前後のつながり具合やページを
めくったときの感触から、変だと気が付くものではあ
る。しかし、本文の内容や紙質によっては、気が付きに
くい場合もある。また、きちんとていねいに読もうとす
ると、一枚づつ確実にめくられているのかどうかは、ど
うしても気になるものである。そんなときはページの順
序を示す数字を見るしか他に方法はない。それでも何と
かなるものだが、本発明はそれをもっと単純でより素早
く確認できることを目差し、課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】縦書き書物なら左上角の
余白に、横書き書物なら右上角の余白に、同じ順列を繰
り返す記号を印刷する。たとえば、[●▲▲黒四角▼]
という順列の記号を想定したとすると、第1ページ目に
は●を印刷し、第3ページ目には▲を、第5ページ目に
は▲黒四角▼をそして第7ページ目には●を再び印刷す
るというように全ページに渡ってこれを繰り返す。
余白に、横書き書物なら右上角の余白に、同じ順列を繰
り返す記号を印刷する。たとえば、[●▲▲黒四角▼]
という順列の記号を想定したとすると、第1ページ目に
は●を印刷し、第3ページ目には▲を、第5ページ目に
は▲黒四角▼をそして第7ページ目には●を再び印刷す
るというように全ページに渡ってこれを繰り返す。
【0005】
【作用】読者は[●▲▲黒四角▼]という順列さえ憶え
ておけば、ページをめくるときにちらっとこの記号を見
るだけで、一枚づつ確実にめくれているかどうかを確認
できる。つまり、ページをめくるときに記号が[●から
▲へ]、[▲から▲黒四角▼へ]、[▲黒四角▼から●
へ]という変化をすれば、正しくめくられていることに
なるわけである。もちろん四枚分めくってしまったら、
一枚だけめくった場合と同じ記号の変化をするが、その
ような可能性は極めて少ないと判断してよいであろう。
ておけば、ページをめくるときにちらっとこの記号を見
るだけで、一枚づつ確実にめくれているかどうかを確認
できる。つまり、ページをめくるときに記号が[●から
▲へ]、[▲から▲黒四角▼へ]、[▲黒四角▼から●
へ]という変化をすれば、正しくめくられていることに
なるわけである。もちろん四枚分めくってしまったら、
一枚だけめくった場合と同じ記号の変化をするが、その
ような可能性は極めて少ないと判断してよいであろう。
【0006】
【実施例】順列記号は[ABC]でも[]でも構
わないのだが、文字記号は本文との区別で紛らわしい
し、数字記号はページ数を示している方の数字と紛らわ
しいので避けた方がいい。一瞬で判別できることが最も
根本的な条件なので、形か色で区別する記号が適してい
る。出版物の種類によって選択すればよい。たとえば どは2つで十分かもしれない。多色刷りの雑誌なら、第
1ページ目の角を三角形に赤色で印刷し、第3ページ目
を青色で、第5ページ目を再び赤色でというように印刷
すればいい。ほとんど無意識にちらっと見るだけで、ペ
ージが順序通りにめくられているかどうかを確認できる
はずである。
わないのだが、文字記号は本文との区別で紛らわしい
し、数字記号はページ数を示している方の数字と紛らわ
しいので避けた方がいい。一瞬で判別できることが最も
根本的な条件なので、形か色で区別する記号が適してい
る。出版物の種類によって選択すればよい。たとえば どは2つで十分かもしれない。多色刷りの雑誌なら、第
1ページ目の角を三角形に赤色で印刷し、第3ページ目
を青色で、第5ページ目を再び赤色でというように印刷
すればいい。ほとんど無意識にちらっと見るだけで、ペ
ージが順序通りにめくられているかどうかを確認できる
はずである。
【0007】
【発明の効果】ページをめくるときに、一瞬で正しい順
序を確認できるので、ページを飛ばして読んでしまう可
能性がずっと少なくなる。また、数字を見て順序を確認
するというわずらわしさも解消できる。特に文庫本など
小さな書物では、ページの順序を示す数字も小さくせざ
るを得ないので、意義のあることではないだろうか。
序を確認できるので、ページを飛ばして読んでしまう可
能性がずっと少なくなる。また、数字を見て順序を確認
するというわずらわしさも解消できる。特に文庫本など
小さな書物では、ページの順序を示す数字も小さくせざ
るを得ないので、意義のあることではないだろうか。
【0008】
【図1】本発明の係る記号をつけた第1ページ目の書面
例
例
【図2】本発明の係る記号をつけた第2ページ目の書面
例
例
【図3】本発明の係る記号をつけた第3ページ目の書面
例
例
【図4】本発明の係る記号をつけた第4ページ目の書面
例
例
【0009】
1 本発明の係る記号 2 出版物の本文
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【作用】読者は[●▲▲黒四角▼]という順列さえ憶え
ておけば、ページをめくるときにちらっとこの記号を見
るだけで、一枚づつ確実にめくられているかどうかを確
認できる。つまり、ページをめくるときに記号が[●か
ら▲へ]、[▲から▲黒四角▼へ]、[▲黒四角▼から
●へ]という変化をすれば、正しくめくられていること
になるわけである。もちろん四枚分めくってしまった
ら、一枚だけめくった場合と同じ記号の変化をするが、
そのような可能性は極めて少ないと判断してよいであろ
う。
ておけば、ページをめくるときにちらっとこの記号を見
るだけで、一枚づつ確実にめくられているかどうかを確
認できる。つまり、ページをめくるときに記号が[●か
ら▲へ]、[▲から▲黒四角▼へ]、[▲黒四角▼から
●へ]という変化をすれば、正しくめくられていること
になるわけである。もちろん四枚分めくってしまった
ら、一枚だけめくった場合と同じ記号の変化をするが、
そのような可能性は極めて少ないと判断してよいであろ
う。
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】追加
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】縦書き書物なら左上角か
左下角の余白に、横書き書物なら右上角か右下角の余白
に、同じ順列を繰り返す記号を印刷する。たとえば、
[●▲▲黒四角▼]という順列の記号を想定したとする
と、第1ページ目には●を印刷し、第3ページ目には▲
を、第5ページ目には▲黒四角▼をそして第7ページ目
には●を再び印刷するというように全ページに渡ってこ
れを繰り返す。 ─────────────────────────────────────────────────────
左下角の余白に、横書き書物なら右上角か右下角の余白
に、同じ順列を繰り返す記号を印刷する。たとえば、
[●▲▲黒四角▼]という順列の記号を想定したとする
と、第1ページ目には●を印刷し、第3ページ目には▲
を、第5ページ目には▲黒四角▼をそして第7ページ目
には●を再び印刷するというように全ページに渡ってこ
れを繰り返す。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】ページの順序を示す記号
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、出版・刊行物におけ
る、ページの順序を示す記号に関するものである。
る、ページの順序を示す記号に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術に係る出版・刊行物のページ
の順序を示す記号は、通し番号の数字記号だけである。
の順序を示す記号は、通し番号の数字記号だけである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】出版・刊行物におけ
る、ページの順序を判断する方法は二つある。一つは、
紙の感触で、物理的に判断する方法である。もう一つ
は、通し番号の数字記号を見て、視覚認知的に判断する
方法である。紙の感触で物理的に判断する方法は、周知
のことであるが、紙を指の腹ではさみ、指を擦り合わせ
て判断するものである。これは誰にとっても手慣れた動
作であり、特に不便は感じないものであるが、素早くペ
ージをめくっていきたい場合には、このわずかな手間が
意外に面倒なものである。そこで、そんな場合には、通
し番号の数字記号を見て、視覚認知的に判断する方法が
採られる。しかし、この通し番号の数字記号を見て判断
する方法も、意外にわずらわしいものである。たとえ
ば,仮にP.135を読んでいたとする。そして、それ
を示す数字記号である[135]が、ページをめくった
ときに、つぎのページで[136]に変化したことを読
み取れば、1ページ分だけ、ページをめくったことを読
者は確認できる。あるいは、つぎの,つぎのページの数
字記号が[137]に変化したことを読み取れば、1ペ
ージ分だけめくったことを確認できる。ところが、通し
番号の数字記号は紙面の余白に印刷するため、小さく印
刷せざるを得ない。そのため、この数字記号は瞬時に読
み取るのが困難であり、読み取ること自体も、わずらわ
しいものである。この発明は、出版・刊行物におけるペ
ージの順序を瞬時に視覚認知して、ページの飛ばし読み
を防ぎ、ページの順序を確認するわずらわしさを解消す
ることを、課題とするものである。
る、ページの順序を判断する方法は二つある。一つは、
紙の感触で、物理的に判断する方法である。もう一つ
は、通し番号の数字記号を見て、視覚認知的に判断する
方法である。紙の感触で物理的に判断する方法は、周知
のことであるが、紙を指の腹ではさみ、指を擦り合わせ
て判断するものである。これは誰にとっても手慣れた動
作であり、特に不便は感じないものであるが、素早くペ
ージをめくっていきたい場合には、このわずかな手間が
意外に面倒なものである。そこで、そんな場合には、通
し番号の数字記号を見て、視覚認知的に判断する方法が
採られる。しかし、この通し番号の数字記号を見て判断
する方法も、意外にわずらわしいものである。たとえ
ば,仮にP.135を読んでいたとする。そして、それ
を示す数字記号である[135]が、ページをめくった
ときに、つぎのページで[136]に変化したことを読
み取れば、1ページ分だけ、ページをめくったことを読
者は確認できる。あるいは、つぎの,つぎのページの数
字記号が[137]に変化したことを読み取れば、1ペ
ージ分だけめくったことを確認できる。ところが、通し
番号の数字記号は紙面の余白に印刷するため、小さく印
刷せざるを得ない。そのため、この数字記号は瞬時に読
み取るのが困難であり、読み取ること自体も、わずらわ
しいものである。この発明は、出版・刊行物におけるペ
ージの順序を瞬時に視覚認知して、ページの飛ばし読み
を防ぎ、ページの順序を確認するわずらわしさを解消す
ることを、課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】同じ記号順列を繰り返す
記号列をつくり、その記号列を構成する記号を、全ペー
ジに渡って紙面の余白に印刷していく。1ページごとで
もよいが、奇数ページごとに、あるいは偶数ページごと
に印刷していった方がより効果的である。たとえば、仮
に[●▲■]という記号順列を想定したとする。つぎ
に、この記号順列を繰り返す記号列をつくる。つまり、
[●▲■●▲■●………]という記号列である。そし
て、第1ページ目に[●]を、第3ページ目に[▲]
を、第5ページ目に[■]を、そして第7ページ目に再
び[●]をというように、全ページに渡って、紙面の余
白にこの記号を印刷していく。
記号列をつくり、その記号列を構成する記号を、全ペー
ジに渡って紙面の余白に印刷していく。1ページごとで
もよいが、奇数ページごとに、あるいは偶数ページごと
に印刷していった方がより効果的である。たとえば、仮
に[●▲■]という記号順列を想定したとする。つぎ
に、この記号順列を繰り返す記号列をつくる。つまり、
[●▲■●▲■●………]という記号列である。そし
て、第1ページ目に[●]を、第3ページ目に[▲]
を、第5ページ目に[■]を、そして第7ページ目に再
び[●]をというように、全ページに渡って、紙面の余
白にこの記号を印刷していく。
【0005】
【作用】読者は[●▲■]という記号順列の順序さえ記
憶しておけば、ページをめくるときに、ちらっとこの記
号を見るだけで、1ページ分ずつ、ページをめくったか
どうかを瞬時に確認できる。つまり、ページをめくった
ときに、記号が[●から▲へ]、[▲から■へ]、[■
から●へ]という変化をしたと読み取ることによって、
1ページ分ずつページをめくったことを、読者は確認で
きるわけである。もちろん、このように3個の記号から
構成される記号順列の場合、読者が4枚分まとめてめく
ってしまったら、1枚分だけめくった場合と同じ記号の
変化が起きてしまう。しかしながら、4枚分まとめてめ
くってしまう可能性は極めて少ないと判断してよいであ
ろう。
憶しておけば、ページをめくるときに、ちらっとこの記
号を見るだけで、1ページ分ずつ、ページをめくったか
どうかを瞬時に確認できる。つまり、ページをめくった
ときに、記号が[●から▲へ]、[▲から■へ]、[■
から●へ]という変化をしたと読み取ることによって、
1ページ分ずつページをめくったことを、読者は確認で
きるわけである。もちろん、このように3個の記号から
構成される記号順列の場合、読者が4枚分まとめてめく
ってしまったら、1枚分だけめくった場合と同じ記号の
変化が起きてしまう。しかしながら、4枚分まとめてめ
くってしまう可能性は極めて少ないと判断してよいであ
ろう。
【0006】〈作用のまとめ〉 (ア)通し番号の数字記号列よりも、同じ記号順列を繰
り返す記号列の方が、読み取りやすいということ。 (イ)ページの順序を示す記号は、1ページごとに印刷
するよりも、奇数ページごとか偶数ページごとに印刷し
た方が、読み取りやすいということ。 (ウ)数字記号よりも、形や色を特徴とする記号の方
が、読み取りやすいということ。
り返す記号列の方が、読み取りやすいということ。 (イ)ページの順序を示す記号は、1ページごとに印刷
するよりも、奇数ページごとか偶数ページごとに印刷し
た方が、読み取りやすいということ。 (ウ)数字記号よりも、形や色を特徴とする記号の方
が、読み取りやすいということ。
【0007】
【実施例】 〈実施例の概要〉同じ記号順列を繰り返す記号列の1単
位である記号順列は[●▲■]でなくてもよい。たとえ
ば、[ABC]でも[]でも構わない。記号順列
の順序を読者が記憶しやすいという点で、文字記号と数
字記号は優れている。これらは、公知な連続記号として
採用できるからである。ただし、文字記号は本文との区
別で紛らわしいし、数字記号は通し番号の数字記号と紛
らわしいので、印刷位置に注意が必要である。そして、
読み取りを瞬時にしやすいという点では、形か色で区別
する記号が優れている。
位である記号順列は[●▲■]でなくてもよい。たとえ
ば、[ABC]でも[]でも構わない。記号順列
の順序を読者が記憶しやすいという点で、文字記号と数
字記号は優れている。これらは、公知な連続記号として
採用できるからである。ただし、文字記号は本文との区
別で紛らわしいし、数字記号は通し番号の数字記号と紛
らわしいので、印刷位置に注意が必要である。そして、
読み取りを瞬時にしやすいという点では、形か色で区別
する記号が優れている。
【0008】〈実施例1〉順序を憶えやすく、読み取り
も瞬時にしやすいという記号順列の例として、罫線の本
数で、記号順列を構成する実施例がある。すなわち、紙
面上部か下部の余白全体に、見開き両ページに渡って罫
線を引き、つぎの見開き両ページで、その本数を増加し
ていくことによって、記号順列を構成するのである。3
本になれば、つぎは1本に戻るという順序で、繰り返し
印刷していく。この実施例では、見開き両ページに渡っ
て同一の記号を印刷することになるが、奇数ページごと
に、あるいは偶数ページごとに記号を印刷していくこと
と作用は同じである。
も瞬時にしやすいという記号順列の例として、罫線の本
数で、記号順列を構成する実施例がある。すなわち、紙
面上部か下部の余白全体に、見開き両ページに渡って罫
線を引き、つぎの見開き両ページで、その本数を増加し
ていくことによって、記号順列を構成するのである。3
本になれば、つぎは1本に戻るという順序で、繰り返し
印刷していく。この実施例では、見開き両ページに渡っ
て同一の記号を印刷することになるが、奇数ページごと
に、あるいは偶数ページごとに記号を印刷していくこと
と作用は同じである。
【0009】〈実施例2〉文字記号の例として、出版社
の社名や出版・刊行物の表題を記号順列とみなして、そ
のまま利用する実施例がある。すなわち、社名や表題の
文字順列を構成している文字を一文字ずつ記号として、
奇数ページごとか、あるいは偶数ページごとに繰り返し
印刷していくのである。長い社名や表題なら、一文字ず
つではなく、何文字かをまとめて一記号とし、それを印
刷していけばよい。出版物と直接には関係のない記号を
印刷することに、出版社は抵抗を感じるかもしれない。
それは無理もないことである。この記号順列ならその点
での問題が少ない。だから、この実施例は重要である。
社名や表題を記号順列として利用すると、以下に記す三
つの利点もある。 (ア)記号の順序を読者が憶えやすい。 (イ)出版社のコーポレート・アイデンティティーや出
版・刊行物のブランド・アイデンティティーを、読者へ
自然に伝えることができる。 (ウ)読者に対して記号の意味を説明する必要がない。 さらに、類似の実施例として、社名や表題のアイデンテ
ィティーロゴを印刷する・印刷しないで記号順列をつく
り、それを奇数ページごとか、あるいは偶数ページごと
に繰り返し印刷していく実施例もある。
の社名や出版・刊行物の表題を記号順列とみなして、そ
のまま利用する実施例がある。すなわち、社名や表題の
文字順列を構成している文字を一文字ずつ記号として、
奇数ページごとか、あるいは偶数ページごとに繰り返し
印刷していくのである。長い社名や表題なら、一文字ず
つではなく、何文字かをまとめて一記号とし、それを印
刷していけばよい。出版物と直接には関係のない記号を
印刷することに、出版社は抵抗を感じるかもしれない。
それは無理もないことである。この記号順列ならその点
での問題が少ない。だから、この実施例は重要である。
社名や表題を記号順列として利用すると、以下に記す三
つの利点もある。 (ア)記号の順序を読者が憶えやすい。 (イ)出版社のコーポレート・アイデンティティーや出
版・刊行物のブランド・アイデンティティーを、読者へ
自然に伝えることができる。 (ウ)読者に対して記号の意味を説明する必要がない。 さらに、類似の実施例として、社名や表題のアイデンテ
ィティーロゴを印刷する・印刷しないで記号順列をつく
り、それを奇数ページごとか、あるいは偶数ページごと
に繰り返し印刷していく実施例もある。
【0010】〈実施例3〉数字記号を記号順列を構成す
る記号として採用することもできる。たとえば、[
]という記号順列をつくり、それを構成する数字記号
を、奇数ページごか、あるいは偶数ページごとに繰り返
し印刷していく。数字記号という点では従来の技術に係
る記号と違いがない。しかし、通し番号の数字記号列よ
りも、一桁の数字記号を繰り返すだけの記号列を読み取
る方が、読み取りやすいはずである。
る記号として採用することもできる。たとえば、[
]という記号順列をつくり、それを構成する数字記号
を、奇数ページごか、あるいは偶数ページごとに繰り返
し印刷していく。数字記号という点では従来の技術に係
る記号と違いがない。しかし、通し番号の数字記号列よ
りも、一桁の数字記号を繰り返すだけの記号列を読み取
る方が、読み取りやすいはずである。
【0011】〈記号を印刷する紙面上の位置について〉
記号を印刷する紙面上の位置は、出版・刊行物の種類に
もよるが、一般的には紙面上部の余白角が最適である。
この位置なら、ページをめくるときに、記号が視界へ入
りやすいし、本文との区別もしやすい。また、記号の数
は3つが最適であろう。しかし、雑誌は2つで十分かも
しれない。たとえば、記号を色で構成すると仮定する
と、多色刷りの雑誌なら、第1ページ目の余白角を三角
形に赤色で印刷し、第3ページ目を青色で、第5ページ
目を、再び赤色でというように、繰り返し印刷していけ
ばよい。読者は、ほとんど無意識にちらっと記号を見る
だけで、1ページずつページをめくったかどうかを確認
できる。
記号を印刷する紙面上の位置は、出版・刊行物の種類に
もよるが、一般的には紙面上部の余白角が最適である。
この位置なら、ページをめくるときに、記号が視界へ入
りやすいし、本文との区別もしやすい。また、記号の数
は3つが最適であろう。しかし、雑誌は2つで十分かも
しれない。たとえば、記号を色で構成すると仮定する
と、多色刷りの雑誌なら、第1ページ目の余白角を三角
形に赤色で印刷し、第3ページ目を青色で、第5ページ
目を、再び赤色でというように、繰り返し印刷していけ
ばよい。読者は、ほとんど無意識にちらっと記号を見る
だけで、1ページずつページをめくったかどうかを確認
できる。
【0012】
【発明の効果】 (ア)ページをめくるときに、1ページ分ずつページを
めくったかどうかを、読者が瞬時に確認できる。 (イ)ページを飛ばして読んでしまう可能性を低くでき
る。 (ウ)小さく印刷された数字記号を見てページの順序を
確認するというわずらわしさを解消できる。これらの効
果は、情報誌や官公庁の文書など、検索のために素早く
ページをめくる必要度の高い出版・刊行物では、特に意
義のあることである。また、通し番号の数字記号を、紙
面との関係で小さく印刷せざるを得ない文庫版や新書版
の出版・刊行物においても、意義のあることである。
めくったかどうかを、読者が瞬時に確認できる。 (イ)ページを飛ばして読んでしまう可能性を低くでき
る。 (ウ)小さく印刷された数字記号を見てページの順序を
確認するというわずらわしさを解消できる。これらの効
果は、情報誌や官公庁の文書など、検索のために素早く
ページをめくる必要度の高い出版・刊行物では、特に意
義のあることである。また、通し番号の数字記号を、紙
面との関係で小さく印刷せざるを得ない文庫版や新書版
の出版・刊行物においても、意義のあることである。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の係る記号を印刷した第1ページ目の
紙面例
紙面例
【図2】この発明の係る記号を印刷した第3ページ目の
紙面例
紙面例
【図3】この発明の係る記号を印刷した第5ページ目の
紙面例
紙面例
【図4】この発明の係る記号を印刷した第7ページ目の
紙面例
紙面例
【0014】
【符号の説明】 1 この発明の係る記号 2 出版・刊行物の本文 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】ページの順序を示す記号
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、出版・刊行物におけ
る、ページの順序を示す記号に関するものである。
る、ページの順序を示す記号に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術に係る出版・刊行物のページ
の順序を示す記号は、通し番号の数字記号だけである。
の順序を示す記号は、通し番号の数字記号だけである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】出版・刊行物におけ
る、ページの順序を判断する方法は二つある。一つは、
紙の感触で、物理的に判断する方法である。もう一つ
は、通し番号の数字記号を見て、視覚認知的に判断する
方法である。周知のことであるが、紙の感触で物理的に
判断する方法とは、紙を指の腹部ではさみ、指を擦り合
わせて判断するものである。これは誰にとっても手慣れ
た動作であり、特に不便は感じないものであるが、すば
やくページをめくっていきたい場合には、このわずかな
手間が意外に面倒なものである。そこで、そんな場合に
は、通し番号の数字記号を見て、視覚認知的に判断する
方法が採られる。しかし、この通し番号の数字記号を見
て判断する方法も、意外にわずらわしいものである。た
とえば、仮にP.135を読んでいたとする。そして、
それを示す数字記号である[135]が、ページをめく
ったときに、つぎのページで[136]に変化したこと
を読み取れば、1ページ分だけ、ページをめくったこと
を読者は確認できる。あるいは、つぎの、つぎのページ
の数字記号が[137]に変化したことを読み取れば、
1ページ分だけめくったことを確認できる。ところが、
通し番号の数字記号は紙面の余白に印刷するため、小さ
く印刷せざるを得ない。そのため、この数字記号は瞬時
に読み取るのが困難であり、読み取ること自体も、わず
らわしいものである。この発明は、出版・刊行物におけ
るページの順序を瞬時に視覚認知して、ページの飛ばし
読みを防ぎ、ページの順序を確認するわずらわしさを解
消することを、課題とするものである。
る、ページの順序を判断する方法は二つある。一つは、
紙の感触で、物理的に判断する方法である。もう一つ
は、通し番号の数字記号を見て、視覚認知的に判断する
方法である。周知のことであるが、紙の感触で物理的に
判断する方法とは、紙を指の腹部ではさみ、指を擦り合
わせて判断するものである。これは誰にとっても手慣れ
た動作であり、特に不便は感じないものであるが、すば
やくページをめくっていきたい場合には、このわずかな
手間が意外に面倒なものである。そこで、そんな場合に
は、通し番号の数字記号を見て、視覚認知的に判断する
方法が採られる。しかし、この通し番号の数字記号を見
て判断する方法も、意外にわずらわしいものである。た
とえば、仮にP.135を読んでいたとする。そして、
それを示す数字記号である[135]が、ページをめく
ったときに、つぎのページで[136]に変化したこと
を読み取れば、1ページ分だけ、ページをめくったこと
を読者は確認できる。あるいは、つぎの、つぎのページ
の数字記号が[137]に変化したことを読み取れば、
1ページ分だけめくったことを確認できる。ところが、
通し番号の数字記号は紙面の余白に印刷するため、小さ
く印刷せざるを得ない。そのため、この数字記号は瞬時
に読み取るのが困難であり、読み取ること自体も、わず
らわしいものである。この発明は、出版・刊行物におけ
るページの順序を瞬時に視覚認知して、ページの飛ばし
読みを防ぎ、ページの順序を確認するわずらわしさを解
消することを、課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】同一の順列を繰り返す記
号列をつくり、その記号列を構成する記号を、全ページ
に渡って紙面の余白に印刷していく。1ページごとでも
よいが、奇数ページごとに、あるいは偶数ページごとに
印刷していった方がより効果的である。 である。そして、第1ページ目に[●]を、第3ページ
目に[▲]を、第5ページ目に[▲黒四角▼]を、そし
て第7ページ目に再び[●]をというように、全ページ
に渡って、紙面の余白に記号を印刷していく。
号列をつくり、その記号列を構成する記号を、全ページ
に渡って紙面の余白に印刷していく。1ページごとでも
よいが、奇数ページごとに、あるいは偶数ページごとに
印刷していった方がより効果的である。 である。そして、第1ページ目に[●]を、第3ページ
目に[▲]を、第5ページ目に[▲黒四角▼]を、そし
て第7ページ目に再び[●]をというように、全ページ
に渡って、紙面の余白に記号を印刷していく。
【0005】
【作用】 ときに、ちらっとこの記号を見るだけで、1ページ分ず
つ、ページをめくったかどうかを瞬時に確認できる。 [▲黒四角▼から●へ]という変化をしたと読み取るこ
とによって、1ページ分ずつページをめくったことを、
読者は確認できるわけである。もちろん、このように3
個の記号から構成される記号順列の場合、読者が4枚分
まとめてめくってしまったら、1枚分だけめくった場合
と同じ記号の変化が起きてしまう。しかしながら、4枚
分まとめてめくってしまう可能性は極めて少ないと判断
してよいであろう。
つ、ページをめくったかどうかを瞬時に確認できる。 [▲黒四角▼から●へ]という変化をしたと読み取るこ
とによって、1ページ分ずつページをめくったことを、
読者は確認できるわけである。もちろん、このように3
個の記号から構成される記号順列の場合、読者が4枚分
まとめてめくってしまったら、1枚分だけめくった場合
と同じ記号の変化が起きてしまう。しかしながら、4枚
分まとめてめくってしまう可能性は極めて少ないと判断
してよいであろう。
【0006】〈作用のまとめ〉 (ア)同一の順列を繰り返す記号列を採用することによ
って、通し番号の数字記号列よりも、すばやく読み取る
ことが可能となる。 (イ)奇数ページごとか偶数ページごとに記号を印刷す
ることによって、1ページごとに印刷するよりも、さら
に記号が読み取りやすくなる。 (ウ)形や色を特徴とする記号を採用することによっ
て、数字記号よりも読み取りやすくなる。
って、通し番号の数字記号列よりも、すばやく読み取る
ことが可能となる。 (イ)奇数ページごとか偶数ページごとに記号を印刷す
ることによって、1ページごとに印刷するよりも、さら
に記号が読み取りやすくなる。 (ウ)形や色を特徴とする記号を採用することによっ
て、数字記号よりも読み取りやすくなる。
【0007】
【実施例】 〈実施例の概要〉 よい。たとえば、[ABC]でも[]でも構わな
い。順列の順序を読者が記憶しやすいという点で、文字
記号と数字記号は優れている。これらは、公知な連続記
号として採用できるからである。ただし、文字記号は本
文との区別で紛らわしいし、数字記号は通し番号の数字
記号と紛らわしいので、印刷位置に注意が必要である。
そして、読み取りを瞬時にしやすいという点では、形か
色で区別する記号が優れている。
い。順列の順序を読者が記憶しやすいという点で、文字
記号と数字記号は優れている。これらは、公知な連続記
号として採用できるからである。ただし、文字記号は本
文との区別で紛らわしいし、数字記号は通し番号の数字
記号と紛らわしいので、印刷位置に注意が必要である。
そして、読み取りを瞬時にしやすいという点では、形か
色で区別する記号が優れている。
【0008】〈実施例1〉順序を憶えやすく、読み取り
も瞬時にしやすいという記号順列の例として、罫線の本
数で、順列を構成する実施例がある。すなわち、紙面上
部か下部の余白全体に、見開き両ページに渡って罫線を
引き、つぎの見開き両ページで、その本数を増加してい
くことによって、順列を構成する。3本になれば、つぎ
は1本に戻るという順序で、繰り返し印刷していく。こ
の実施例では、見開き両ページに渡って同一の記号を印
刷することになるが、奇数ページごとに、あるいは偶数
ページごとに記号を印刷していくことと作用は同じであ
る。
も瞬時にしやすいという記号順列の例として、罫線の本
数で、順列を構成する実施例がある。すなわち、紙面上
部か下部の余白全体に、見開き両ページに渡って罫線を
引き、つぎの見開き両ページで、その本数を増加してい
くことによって、順列を構成する。3本になれば、つぎ
は1本に戻るという順序で、繰り返し印刷していく。こ
の実施例では、見開き両ページに渡って同一の記号を印
刷することになるが、奇数ページごとに、あるいは偶数
ページごとに記号を印刷していくことと作用は同じであ
る。
【0009】〈実施例2〉文字記号の例として、出版社
の社名や出版・刊行物の表題を記号順列とみなして、そ
のまま利用する実施例がある。すなわち、社名や表題の
文字順列を構成している文字を一文字ずつ記号として、
奇数ページごとか、あるいは偶数ページごとに繰り返し
印刷していく。長い社名や表題なら、一文字ずつではな
く、何文字かをまとめて一記号とし、それを印刷してい
けばよい。出版物と直接には関係のない記号を印刷する
ことに、出版社は抵抗を感じるかもしれない。それは無
理もないことである。この記号順列ならその点での問題
が少ない。だから、この実施例は重要である。社名や表
題を記号順列として利用すると、以下に記す各項の利点
もある。 (ア)記号の順序を読者が憶えやすい。 (イ)出版社のコーポレート・アイデンティティーや出
版・刊行物のブランド・アイデンティティーを、読者へ
自然に伝えることができる。 (ウ)読者に対して記号の意味を説明する必要がない。 さらに、類似の実施例として、社名や表題のアイデンテ
ィティーロゴを印刷する・印刷しないで順列をつくり、
それを奇数ページごとか、あるいは偶数ページごとに繰
り返し印刷していく実施例もある。
の社名や出版・刊行物の表題を記号順列とみなして、そ
のまま利用する実施例がある。すなわち、社名や表題の
文字順列を構成している文字を一文字ずつ記号として、
奇数ページごとか、あるいは偶数ページごとに繰り返し
印刷していく。長い社名や表題なら、一文字ずつではな
く、何文字かをまとめて一記号とし、それを印刷してい
けばよい。出版物と直接には関係のない記号を印刷する
ことに、出版社は抵抗を感じるかもしれない。それは無
理もないことである。この記号順列ならその点での問題
が少ない。だから、この実施例は重要である。社名や表
題を記号順列として利用すると、以下に記す各項の利点
もある。 (ア)記号の順序を読者が憶えやすい。 (イ)出版社のコーポレート・アイデンティティーや出
版・刊行物のブランド・アイデンティティーを、読者へ
自然に伝えることができる。 (ウ)読者に対して記号の意味を説明する必要がない。 さらに、類似の実施例として、社名や表題のアイデンテ
ィティーロゴを印刷する・印刷しないで順列をつくり、
それを奇数ページごとか、あるいは偶数ページごとに繰
り返し印刷していく実施例もある。
【0010】〈実施例3〉記号順列を構成する記号とし
て、数字記号を採用することもできる。たとえば、[
]という記号順列をつくり、それを構成する数字記
号を、奇数ページごとか、あるいは偶数ページごとに繰
り返し印刷していく。数字記号という点では従来の技術
に係る記号と違いがない。しかし、二桁、三桁となって
いく通し番号の数字記号列よりも、一桁の数字記号を繰
り返すだけの記号列を読み取る方が、ずっと読み取りや
すいはずである。
て、数字記号を採用することもできる。たとえば、[
]という記号順列をつくり、それを構成する数字記
号を、奇数ページごとか、あるいは偶数ページごとに繰
り返し印刷していく。数字記号という点では従来の技術
に係る記号と違いがない。しかし、二桁、三桁となって
いく通し番号の数字記号列よりも、一桁の数字記号を繰
り返すだけの記号列を読み取る方が、ずっと読み取りや
すいはずである。
【0011】〈記号を印刷する紙面上の位置について〉
記号を印刷する紙面上の位置は、出版・刊行物の種類に
もよるが、一般的には紙面上部の余白角が最適である。
この位置なら、ページをめくるときに、記号が視界へ入
りやすいし、本文との区別もしやすい。また、記号の数
は3つが最適であろう。しかし、雑誌は2つで十分かも
しれない。たとえば、記号を色で構成すると仮定する
と、多色刷りの雑誌なら、第1ページ目の余白角を三角
形に赤色で印刷し、第3ページ目を青色で、第5ページ
目を、再び赤色でというように、繰り返し印刷していけ
ばよい。読者は、ほとんど無意識にちらっとこの記号を
見るだけで、1ページ分ずつページをめくったかどうか
を瞬時に確認できる。
記号を印刷する紙面上の位置は、出版・刊行物の種類に
もよるが、一般的には紙面上部の余白角が最適である。
この位置なら、ページをめくるときに、記号が視界へ入
りやすいし、本文との区別もしやすい。また、記号の数
は3つが最適であろう。しかし、雑誌は2つで十分かも
しれない。たとえば、記号を色で構成すると仮定する
と、多色刷りの雑誌なら、第1ページ目の余白角を三角
形に赤色で印刷し、第3ページ目を青色で、第5ページ
目を、再び赤色でというように、繰り返し印刷していけ
ばよい。読者は、ほとんど無意識にちらっとこの記号を
見るだけで、1ページ分ずつページをめくったかどうか
を瞬時に確認できる。
【0012】
【発明の効果】 (ア)ページをめくるときに、1ページ分ずつページを
めくったかどうかを、読者が瞬時に確認できる。 (イ)ページを飛ばして読んでしまう可能性を低くでき
る。 (ウ)小さく印刷された数字記号を見てページの順序を
確認するというわずらわしさを解消できる。 これらの効果は、情報誌や官公庁の文書など、検索のた
めにすばやくページをめくる必要度の高い出版・刊行物
では、特に意義のあることである。また、通し番号の数
字記号を、紙面との関係で小さく印刷せざるを得ない文
庫版や新書版の出版・刊行物においても、意義のあるこ
とである。
めくったかどうかを、読者が瞬時に確認できる。 (イ)ページを飛ばして読んでしまう可能性を低くでき
る。 (ウ)小さく印刷された数字記号を見てページの順序を
確認するというわずらわしさを解消できる。 これらの効果は、情報誌や官公庁の文書など、検索のた
めにすばやくページをめくる必要度の高い出版・刊行物
では、特に意義のあることである。また、通し番号の数
字記号を、紙面との関係で小さく印刷せざるを得ない文
庫版や新書版の出版・刊行物においても、意義のあるこ
とである。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る記号を印刷した第1ページ目の
紙面例
紙面例
【図2】この発明に係る記号を印刷した第3ページ目の
紙面例
紙面例
【図3】この発明に係る記号を印刷した第5ページ目の
紙面例
紙面例
【図4】この発明に係る記号を印刷した第7ページ目の
紙面例
紙面例
【0014】
【符号の説明】 1 この発明に係る記号 2 出版・刊行物の本文
Claims (1)
- 【請求項1】 同じ順列を繰り返す記号をつけた出版物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25209093A JPH0768970A (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | ページの順序を示す記号 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25209093A JPH0768970A (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | ページの順序を示す記号 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0768970A true JPH0768970A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=17232408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25209093A Pending JPH0768970A (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | ページの順序を示す記号 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0768970A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012240360A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Chuo Insatsu Kk | ノートブック |
-
1993
- 1993-09-01 JP JP25209093A patent/JPH0768970A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012240360A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Chuo Insatsu Kk | ノートブック |
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