JPH0768964B2 - トラクタの油圧回路 - Google Patents

トラクタの油圧回路

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JPH0768964B2
JPH0768964B2 JP1010386A JP1038689A JPH0768964B2 JP H0768964 B2 JPH0768964 B2 JP H0768964B2 JP 1010386 A JP1010386 A JP 1010386A JP 1038689 A JP1038689 A JP 1038689A JP H0768964 B2 JPH0768964 B2 JP H0768964B2
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oil passage
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隆徳 坂井
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、作業機昇降用油圧装置、作業機姿勢制御用油
圧シリンダ、フロントローダ等複数のアクチュエータを
有するトラクタの油圧回路に関する。
(従来の技術) トラクタは常備の作業機昇降用油圧装置の他に、補助作
業機として装着されるフロントローダ、リフト装置、カ
ッタ装置等に付属の油圧シリンダ又は油圧モータ、並び
に常備油圧装置に装着されるロータリ装置における姿勢
制御用油圧シリンダ等を作動させるための油圧回路が備
えられている。
この油圧回路は、エンジン駆動の油圧ポンプから油圧装
置に至る回路に、油圧取出部を設けて、圧油を各補助作
業機へ分岐供給するように構成されている。
(発明が解決しようとする課題) 従来の油圧回路では、1個の油圧ポンプからの圧油を油
圧装置に至る前に補助作業機へ分岐供給し、その戻り油
を排油するようにしているため、補助作業機を使用する
と油圧装置が使用できなくなることがある。
これを防止するには、油圧ポンプを2連にして、油量を
増加するか又は個別に回路を形成すれば良いが、常に油
量を増加するだけでは、一方のみを使用する場合によけ
いな圧力損失を生じると共に油温上昇の原因にもなり、
また、個別の回路を形成する場合には、配管を複雑にし
且つ油圧部品を多くし、不経済となる。
そこで、2連ポンプの一方を、油圧装置又は補助作業機
の一方を使用しないときに、切換弁を介して排油するよ
うに回路を形成することが考えられるが、例えば油圧装
置を使用するときに、切換弁をいちいち手動操作するこ
とは非常に不便である。
本発明は、合成圧油を補助作業機を経て油圧装置へ供給
する2個の油圧ポンプの一方を、切換弁を介して戻り油
路に接続して排油可能にすると共に、補助作業機使用に
よって生じる補助作業機用制御弁前後の圧力差で、前記
切換弁を操作して排油していた圧油を他方の油圧ポンプ
からの圧油と共に油圧装置へ供給するように構成するこ
とにより、前記種々の問題点を解決できるようにしたト
ラクタの油圧回路を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明における課題解決のための具体的構成は、第1、
2油圧ポンプP1,P2の吐出油路11,12を合流させて供給流
路13に接続し、この供給油路13を作業機昇降用油圧装置
1に接続し、供給油路13の油圧装置1に至る手前に補助
作業機Hを差動する制御弁Eを併列に設け、この制御弁
Eを中立位置から切換えることにより補助作業機Hへ圧
油を供給しかつ補助作業機Hからの戻り油を排油可能に
し、この戻り油を排油する戻り油路14を油圧装置1のリ
ターンポートRに接続し、第2油圧ポンプP2の吐出油路
12と前記戻り油路14とを切換弁Fを介して排油可能に接
続し、この切換弁Fに前記制御弁Eの前後の供給油路13
の圧力差によって排油を停止すべく切換えるパイロット
油路16を形成したトラクタの油圧回路であって、 前記切換弁Fとこれに接続された吐出油路12、供給油路
13、戻り油路14及びパイロット油路16とを1つの弁本体
14に設け、制御弁E、供給油路13及び戻り油路14を制御
本体に設け、油圧装置1に対して弁本体4を介在して制
御本体を取り付け、前記弁本体4の吐出油路12に吐出パ
イプ9を介して第2ポンプP2を接続していることであ
る。
(作 用) 第1油圧ポンプP1の圧油は、吐出油路11で直列のアクチ
ュエータKを作動して供給油路13へ流れ、補助作業機用
制御弁E1,E2を経て油圧装置1の吸入ポートNに至り、
補助作業機H1,H2又は油圧装置1を作動する。それらの
排油は戻り油路14を経てタンクに戻される。
第2油圧ポンプP2の圧油は、吐出油路12に接続された排
油路15に入り、切換弁Fを経て戻り油路14へ流される。
補助作業機H1,H2を作動させると、供給油路13は制御弁E
1,E2の前後で圧力差を生じ、パイロット油路16の圧力差
で切換弁Fが切換えられ、第2油圧ポンプP2の圧油は排
油が停止されて第1油圧ポンプP1の圧油と合流し、供給
油路13に2個の油圧ポンプP1,P2の圧油が流れ、油圧装
置1へも充分な圧油が供給され、油圧装置1は作動可能
となる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1、2図において、1はトラクタのミッションケース
の後上部に搭載された油圧装置で、そのケース又はメイ
ンコントロールボックス2に油圧取出ブロック3及び弁
本体4がボルトで共締めされ、この弁本体4にスタッド
ボルトを介して第1、2制御弁本体5,6及びカバー体7
が共締めされている。
P2,P1はトラクタ前部のエンジンによって駆動される2
連の油圧ポンプで、第1油圧ポンプP1は第2油圧ポンプ
P2より大容量であり、夫々吐出ポイプ8,9を介してトラ
クタ後部のメインコントロールボックス2及び弁本体4
に接続されている。両吐出パイプ8,9は夫々吐出油路11,
12の一部を形成しており、第1吐出油路11はメインコン
トロールボックス2、油圧取出ブロック3を通って弁本
体4に至り、第2吐出油路12は弁本体4内で第1吐出油
路11と点Dで合流している。
前記油圧取出ブロック3にはカッタ装置又はモアー装置
等のアクチュエータKが接続されており、このアクチュ
エータKは第1吐出油路11と直列となっている。
第1制御弁本体5内には第1補助作業機H1を制御する第
1制御弁E1が、第2制御弁本体6内には第2補助作業機
H2を制御する第2制御弁E2が夫々設けられており、ま
た、第、第2制御本体5,6及びカバー体7内にはU字状
の供給油路13が形成されていて、前記第1、2制御弁E
1,E2と並列接続されている。
前記供給油路13は一端が弁本体4内の点Dで第1、2吐
出油路11,12に接続される一方、他方が弁本体4及び油
圧取出ブロック3を貫通してメインコントロールボック
ス2の吸入ポートNに接続されている。
14は戻り油路で、第1、第2制御弁E1,E2と接続される
と共に、弁本体4及び油圧取出ブロック3を貫通してメ
インコントロールボックス2のリターンポートRと連通
され、排油を油タンクとなっているミッションケース内
に戻し可能になっている。
前記制御弁E1,E2は中立位置から切換えることにより、
補助作業機H1,H2へ圧油を供給し、かつ補助作業機H1,H2
からの戻り油を戻り油路14及び油圧装置1のリターンポ
ートRを介して排油可能になっている。
前記弁本体4内にはアンロード弁として機能する切換弁
Fが設けられており、この切換弁Fは排油路15a,15bを
介して第2吐出油路12と戻り油路14とに接続されてい
る。また切換弁Fはパイロット油路16a,16bを有し、こ
のパイロット油路16a,16bは第1、2制御弁E1,E2の前後
で供給油路13に接続されており、接続点Aにおける油圧
より、接続点Bにおける油圧が下がったときに、バネに
抗してスプールを作動し、OFFに切換えられる。
即ち、第1、2制御弁E1,E2の一方又は両方が操作され
て、供給油路13内の圧油が補助作業機H1,H2に供給さ
れ、且つ戻り油路14から排油されると、接続点Bの油圧
は接続点Aより低くなり、切換弁Fは閉鎖状態に切換わ
る。切換弁Fは連通状態で第2油圧ポンプP2の吐出油を
総て戻り油路14へ排油するのに対し、閉鎖状態では吐出
油を合流点Dへ流し、第1油圧ポンプP1の吐出油と共に
供給油路13へ供給され、第1、2制御弁E1,E2を作動可
能にし、且つメインコントロールバルブ2を経て油圧装
置1の作動に使用可能となり、油圧装置1に充分な圧油
を供給できるようになる。
前記アクチュエータK、第1、2補助作業機H1,H2等
は、油圧取出ブロック3、第1、2制御弁本体5,6に対
してクイックカプラ等で断接自在となっており、油圧取
出ブロック3は油圧装置1に取付けられているので、ト
ラクタ後部に装着されるアクチュエータKに圧油を供給
するのに、ホースを短かくできて最適である。
また、前記弁本体4には、切換弁Fとこれに接続された
吐出油路12、供給油路13、戻り油路14及びパイロット油
路16とが設けられ、制御本体5,6には制御弁E1,E2、供給
油路13及び戻り油路14が設けられ、弁本体4と制御本体
5,6とを別個に構成して、油圧装置1に対して弁本体4
を介在して制御本体5,6を取り付けており、第1、第2
制御弁本体5,6及びカバー体7を一体成形又は2体に構
成したりすることもできる。
前述したトラクタの油圧回路においては、第1油圧ポン
プP1の圧油は、吐出油路11で直列のアクチュエータKを
作動して供給油路13へ流れ、油圧装置1のメインコント
ロールボックス2の吸入ポートNに至り、油圧装置1内
のシリンダを作動する。それらの排油は戻り油路14を経
てタンクに戻される。
供給油路13に併列に接続れた制御弁E1,E2を中立位置か
ら切換えると、供給油路13内の圧油の一部又は前部が補
助作業機H1,H2に供給され、補助作業機H1,H2からの戻り
油は戻り油路14へ排油される。
一方、第2油圧ポンプP2の圧油は、吐出油路12に接続さ
れた排油路15に入り、切換弁Fを経て戻り油路14へ流さ
れている。
制御弁E1,E2を切換えて補助作業機H1,Dを作動させてい
る間、供給油路13は制御弁E1,E2の前後で圧力差を生
じ、パイロット油路16の圧力差で切換弁Fが切換えら
れ、第2油圧ポンプP2の圧油は排油が停止されて第1油
圧ポンプP1の圧油と合流し、供給油路13に2個の油圧ポ
ンプP1,P2の圧油が流れ、第2油圧ポンプ2の吐出量が
制御弁E1,E2に供給される圧油を略補填する量であるな
らば油圧装置1へも充分な圧油が供給され、油圧装置1
は作動可能となる。
(発明の効果) 以上詳述した本発明によれば、補助始業機Hを作動する
ことにより不足する圧油を第2ポンプP2で補填し、この
補填の有無を切換える切換弁Fを制御弁Eの前後の圧力
差で作動させるようにした構成を、1つの弁本体4に切
換弁Fとこれに接続された吐出油路12、供給油路13、戻
り油路14及びパイロット油路16とを設けて油圧装置1と
制御本体との間に取り付け、かつこの弁本体4に吐出パ
イプ9を介して第2ポンプP2を接続しているので、構成
及び組立が極めて簡単にでき、制御本体を有する既存の
トラクタにも簡単に適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1、2図は本発明の実施例を示しており、第1図は油
圧回路図、第2図は回路構成部材の分解斜視図である。 1……油圧装置、3……油圧取出ブロック、4……弁本
体、11……第1吐出油路、12……第2吐出油路、13……
供給油路、14……戻り油路、15……排油路、16……パイ
ロット油路、P1……第1油圧ポンプ、P2……第2油圧ポ
ンプ、A,B……接続点、D……合流点、E1……第1制御
弁、E2……第2制御弁、F……切換弁、H1……第1補助
作業機、H2……第2補助作業機、K……アクチュエー
タ、N……吸入ポート、R……リターンポート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1、2油圧ポンプ(P1,P2)の吐出油路
    (11,12)を合流させて供給流路(13)に接続し、この
    供給油路(13)を作業機昇降用油圧装置(1)に接続
    し、供給油路(13)の油圧装置(1)に至る手前に補助
    作業機(H)を作動する制御弁(E)を併列に設け、こ
    の制御弁(E)を中立位置から切換えることにより補助
    作業機(H)へ圧油を供給しかつ補助作業機(H)から
    の戻り油を排油可能にし、この戻り油を排油する戻り油
    路(14)を油圧装置(1)のリターンポート(R)に接
    続し、第2油圧ポンプ(P2)の吐出油路(12)と前記戻
    り油路(14)とを切換弁(F)を介して排油可能に接続
    し、この切換弁(F)に前記制御弁(E)の前後の供給
    油路(13)の圧力差によって排油を停止すべく切換える
    パイロット油路(16)を形成したトラクタの油圧回路で
    あって、 前記切換弁(F)とこれに接続された吐出油路(12)、
    供給油路(13)、戻り油路(14)及びパイロット油路
    (16)とを1つの弁本体(14)に設け、制御弁(E)、
    供給油路(13)及び戻り油路(14)を制御本体に設け、
    油圧装置(1)に対して弁本体(4)を介在して制御本
    体を取り付け、前記弁本体(4)の吐出油路(12)に吐
    出パイプ(9)を介して第2ポンプ(P2)を接続してい
    ることを特徴とするトラクタの油圧回路。
JP1010386A 1989-01-18 1989-01-18 トラクタの油圧回路 Expired - Lifetime JPH0768964B2 (ja)

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JP5097170B2 (ja) * 2009-06-15 2012-12-12 株式会社クボタ トラクタ
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