JPH0768658B2 - 高速製織方法 - Google Patents

高速製織方法

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JPH0768658B2
JPH0768658B2 JP10947786A JP10947786A JPH0768658B2 JP H0768658 B2 JPH0768658 B2 JP H0768658B2 JP 10947786 A JP10947786 A JP 10947786A JP 10947786 A JP10947786 A JP 10947786A JP H0768658 B2 JPH0768658 B2 JP H0768658B2
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JP
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weft
tension
weaving
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speed
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修 清水
稔 石田
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旭化成工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はウォータージェットルームにおける高速製織方
法に関する。より詳しくは600r.p.m以上の高速回転でも
安定した製織ができる製織方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、緯糸を安定に飛走させるための製織条件設定方法
として、緯糸が拘束飛走を開始する時の織機クランク角
を、緯入れが終了する時のクランク角との関係により規
定する方法が一般的に行われている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし織機の高速化とともに緯糸飛走不良に伴う織機停
台は増加傾向を示し、上記設定法だけでは十分に管理し
きれない状況にある。
これは高速化とともに緯糸を安定に飛走させることがよ
り難しくなり、安定に飛走させるための条件管理範囲も
非常に狭くなることから、上記設定法の様に緯糸の飛走
タイミングを規定するだけでは、ある程度の安定製織条
件の設定は可能なものの、最適な条件の設定までには至
らないためと考えられる。即ち、従来法では、主として
緯糸が拘束飛走を開始する時点での緯糸飛走状態に着目
しており、緯入れ終了時の飛走状態に関しては、特別な
規定はされていなかったことから、緯入れ終了時に起因
して発生する飛走不良に関しては、これを改善するため
の適切な条件を見出せなかったのである。
そこで、本発明者等は鋭意研究の結果、安定した製織に
は拘束飛走開始時並びに緯入れ終了時にそれぞれ緯糸に
負荷される張力の関係が影響を及ぼすことを見出し、そ
の関係を適切に設定することによって安定した製織のた
めの最適製織条件が得られることを確認して本発明に到
達した。
よなわち本発明の目的はウォータージェットルームにお
ける製織の安定性をより改善する製織方法を提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の目的は、ウォータージェットルームを用いて、
600r.p.m以上の高速回転で製織するに際し、T3を緯糸に
負荷される拘束飛走開始張力とし、T4を緯糸に負荷され
る緯入れ終了時張力とした場合に、0.35≦T4/T3≦1の
関係を満足する緯糸飛走タイミングで緯入れすることを
特徴とするウォータージェットルームにおける高速製織
方法によって達成される。
T4/T3の値が0.35を下廻っても、1より上回っても、緯
糸飛走状態は不安定となり、織機停台が多発することに
なる。
第2図に本発明による高速製織方法を実施した際の織機
のクランク角に対する緯糸張力と緯糸飛走速度との関係
を示す。第2図においてT1は噴射開始時張力、T2は緯糸
自由飛走張力、T3は拘束飛走開始張力、T4は緯入れ終了
時張力、T5は筬打ち時張力をそれぞれ示す。第1図にお
いて明らかなように、噴射開始時で高い張力T1を受けて
緯入れ開始された緯糸は速度を増しながら自由飛走す
る。自由飛走する間では緯糸は低張力T2に保たれる。緯
糸が拘束飛走に移行する時点において、緯糸は高い張力
T3を受けるが其後低い張力となり緯入れを終了する。そ
の緯入れ終了時の張力T4とT3との関係を適切に選定する
ことにより安定した製織を行うことができる。
前記T3の値は、例えば噴流を噴射させるポンプのポンプ
圧力を調節することにより設定することができ、T4の値
は緯入れが終了する時点で、緯入れされた緯糸を包んで
いる残存水量を調節することによって設定でき、そのた
めには例えばポンプのポンププランジャのストロークを
調節すればよい。
〔実施例〕
以下本発明の高速製織方法の一実施例を説明する。但し
本発明が本実施例によって限定されるものではないこと
は明らかである。
経糸にポリエステルマルチフィラメント50d/24f、緯糸
にポリエステルマルチフィラメント75d/36fを用いて経
密度144本/3.78cm、緯密度119本/3.78cmのタフタをウォ
ータージェットルームで製織した。その時噴射クランク
角を100℃、回転数を600,700,800r.p.mと変え、ノズル
の上流で緯糸を把持するグリッパの開放角を100゜〜260
゜の間で各種選定し、ポンプ圧力を20,25,30,35,40,45,
50kg/cm2と変えて対応する製織中における緯糸の張力
T3,T4およびその比T4/T3を測定算出し、併せて前記各
種条件下での織機停台回数(回/台・日)を測定した。
試験条件および得られた結果を第1表に示し、T4/T3
織機停台回数との関係を第1図に示す。
第1表および第1図で明らかなように、0.35から1の間
にT4/T3を収めるようにポンプ圧等を調節することによ
って織機停台回数を10以下にして、安定した製織を行う
ことができる。
〔発明の効果〕 本発明による高速製織方法は前述のように構成されてい
るので、本発明による高速製織方法を用いることにより
安定した製織を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による高速製織方法の数例を含み、T4
T3に対する織機停台回数を示すグラフであり、第2図は
織機のクランク角に対する緯糸張力と緯糸飛走張力の変
化を示すグラフである。 各図において、T1は噴射開始時張力、T2は緯糸自由飛走
張力、T3は拘束飛走開始張力、T4は緯入れ終了時張力、
T5は筬打ち時張力をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウォータージェットルームを用いて、600
    r.p.m以上の高速回転で製織するに際し、T3を緯糸に負
    荷される拘束飛走開始張力とし、T4を緯糸に負荷される
    緯入れ終了時張力とした場合に、下記式を満足する緯糸
    飛走タイミングで緯入れすることを特徴とするウォータ
    ージェットルームにおける高速製織方法。 0.35≦T4/T3≦1
JP10947786A 1986-05-15 1986-05-15 高速製織方法 Expired - Lifetime JPH0768658B2 (ja)

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JPS62268849A JPS62268849A (ja) 1987-11-21
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