JPH0768542A - 非粘着性表面を有するプリプレグ及びその製造方法 - Google Patents

非粘着性表面を有するプリプレグ及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0768542A
JPH0768542A JP5238965A JP23896593A JPH0768542A JP H0768542 A JPH0768542 A JP H0768542A JP 5238965 A JP5238965 A JP 5238965A JP 23896593 A JP23896593 A JP 23896593A JP H0768542 A JPH0768542 A JP H0768542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prepreg
base material
curable resin
fiber base
reinforcing fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5238965A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazufusa Moriguchi
和総 森口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Somar Corp
Original Assignee
Somar Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Somar Corp filed Critical Somar Corp
Priority to JP5238965A priority Critical patent/JPH0768542A/ja
Publication of JPH0768542A publication Critical patent/JPH0768542A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 補強用繊維基材に粘稠液又は軟固体状の硬化
性樹脂を含有させた粘着性表面を有するプリプレグにお
いて、その粘着性表面を非粘着性表面に変成したプリプ
レグ及びその製造方法を提供する。 【構成】 粘稠液状又は軟固体状の硬化性樹脂を含有す
る補強用繊維基材の粘着性表面上に、熱可塑性高分子薄
膜を形成させたことを特徴とする非粘着性表面を有する
プリプレグ。粘稠液状又は軟固体状の硬化性樹脂を含有
する補強用繊維基材を形成する工程と、この硬化性樹脂
を含有する補強用繊維基材の粘着性表面に熱可塑性高分
子薄膜を形成する工程からなる非粘着性表面を有するプ
リプレグの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非粘着性表面を有する
プリプレグ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】柔軟性や可とう性を有するプリプレグを
得るために、補強用繊維基材に粘稠液状又は軟固体状の
硬化性樹脂を含有させることは知られている。そして、
このような柔軟性や可とう性を有するプリプレグは、折
曲げや屈折、曲面の形成等の加工が容易であるため、各
種形状の繊維強化樹脂(FRP)成形品用の成形材料と
して使用されている。しかし、このようなプリプレグに
おいては、その硬化性樹脂が粘稠液状又は軟固体状のも
のであるため、プリプレグの表面は粘着性を有し、プリ
プレグを重ねて搬送する場合に、プリプレグ同志が粘着
するという欠点がある。また、筒状プリプレグの場合に
は、その筒状プリプレグは、平らにつぶれた帯状で取扱
われ、また搬送されるため、その筒状プリプレグの対向
する内面同志が粘着してしまうという欠点がある。従
来、このような表面粘着性を有するプリプレグに見られ
る前記プリプレグ接触面間の粘着を防止するために、プ
リプレグ接触面間に離形シートを介在させることが行わ
れている(特公昭63−13802号、特公昭63−3
1383号)。しかし、プリプレグの接触面間へ離形シ
ートを介在させることは、作業的にも面倒であるし、ま
た、プリプレグの使用に際しては、その離形シートの除
去作業を必要とし、有利な方法とは言うことができな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、補強用繊維
基材に粘稠液又は軟固体状の硬化性樹脂を含有させた粘
着性表面を有するプリプレグにおいて、その粘着性表面
を非粘着性表面に変成したプリプレグ及びその製造方法
を提供することをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、粘稠液状又は軟固体
状の硬化性樹脂を含有する補強用繊維基材の粘着性表面
上に、熱可塑性高分子薄膜を形成させたことを特徴とす
る非粘着性表面を有するプリプレグが提供される。ま
た、本発明によれば、粘稠液状又は軟固体状の硬化性樹
脂を含有する補強用繊維基材を形成する工程と、この硬
化性樹脂を含有する補強用繊維基材の粘着性表面に熱可
塑性高分子薄膜を形成する工程からなる非粘着性表面を
有するプリプレグの製造方法が提供される。
【0005】本発明で用いる補強用繊維基材は、従来公
知のものであることができ、その繊維の種類及びその形
状は特に制約されない。補強用繊維基材の全体形状は、
例えば、紐状、シート状、帯状、袋状、筒状等の各種の
形状であることができる。また、繊維構造は、織布状、
不織布状、編物状、フェルト状、一方向引揃え繊維状、
ねん糸状、繊維束状等の各種のものであることができ
る。補強用繊維の種類は、炭素繊維、ガラス繊維、アラ
ミド繊維、セラミック繊維、金属繊維、ビニロン繊維、
超延伸ポリエチレン繊維等の従来公知の各種の天然繊維
及び合成繊維であることができる。
【0006】本発明のプリプレグは、粘稠液状又は軟固
体状の硬化性樹脂を含有する補強用繊維基材を形成する
第1工程と、この第1工程で得られる硬化性樹脂を含有
する補強用繊維基材の粘着性表面に熱可塑性高分子薄膜
を形成して、その粘着性表面を非粘着性表面に変成する
第2工程により製造することができる。この場合、前記
第1工程は従来公知のプリプレグ製造工程であり、本発
明は、この公知工程に前記第2工程を結合させた点にそ
の特徴を有するものである。
【0007】本発明で用いる硬化性樹脂には、熱硬化性
樹脂、紫外線硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂等が包含さ
れる。このような樹脂としては、例えば、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂、アミノ樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂、ポリイミド樹脂、ビニルエステル樹脂、ジアリル
フタレート樹脂、ビスマレイミド樹脂、ケイ素樹脂、オ
ルガノシラザン樹脂、硬化性樹脂プレポリマー、各種光
硬化性樹脂等が挙げられる。これらの硬化性樹脂には、
その樹脂の反応特性に応じて、硬化剤、硬化促進剤、触
媒等の補助成分を配合することができる。硬化性樹脂に
対して配合する補助成分の具体的種類は、その硬化性樹
脂の種類によって決まり、当業者には熟知されているこ
とである。本明細書で言う硬化性樹脂は、このような補
助成分を含有するものをも包含するものである。
【0008】本発明の前記第1工程は、粘稠液状の硬化
性樹脂を浸漬法や塗布法等の方法により補強用繊維基材
に含浸させ、必要に応じ、その補強用繊維基材に含浸さ
れた粘稠液状の硬化性樹脂を軟固体状に半硬化させる方
法;硬化性樹脂を溶媒に溶解させた溶液とし、この溶液
を浸漬法や塗布法等の方法により補強用繊維基材に含浸
させた後、その溶媒を除去する方法;軟固体状の硬化性
樹脂を溶融し、この溶融物を浸漬法や塗布法等の方法に
より補強用繊維基材に含浸させる方法等を用いて実施す
ることができる。
【0009】前記のようにして得られる硬化性樹脂を含
有する補強用繊維基材は、その硬化性樹脂が粘稠液状な
いし軟固体状であることから、表面粘着性(タック性)
を有するものである。本発明では、その粘着性表面を非
粘着性表面に変成するために、その粘着性表面に、熱可
塑性高分子薄膜を形成させる。この場合の熱可塑性高分
子としては、従来公知の各種のものが用いられる。この
ようなものとしては、例えば、ABS樹脂、AS樹脂、
ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
タジエン、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸
エステル、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリ
酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、
含フッ素樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ノボラック
樹脂、ポリアクリロニトリル、グリシジルエーテル共重
合体、ポリアリルアミン等の他、各種の熱可塑性エラス
トマーを挙げることができる。本発明で用いる熱可塑性
高分子は、粘稠液状ないし軟固体状の硬化性樹脂による
粘着性表面を非粘着性表面に効果的に変成させる点から
は、融点が60℃以上、好ましくは80〜150℃であ
る。
【0009】本発明で用いる好ましい熱可塑性高分子
は、硬化性樹脂の硬化反応に関与する反応性基を含有す
るものである。このような反応性基を有する高分子は、
硬化性樹脂の硬化反応に際し、硬化性樹脂又は硬化性樹
脂中含まれている硬化剤等の補助成分と反応して、硬化
物に結合され、硬化物からの剥離の生じない、取扱い性
にすぐれた高分子薄膜を有するプリプレグを与える。こ
の場合の反応性基としては、エポキシ基、水酸基、カル
ボキシル基、アミノ基、イミノ基、アミド基、イソシア
ネート基、メチロール基、メルカプト基、フェノール基
等が挙げられる。このような反応性基を含む熱可塑性高
分子の具体的種類は、硬化性樹脂の具体的種類に応じて
適当に選ばれる。例えば、エポキシ樹脂の場合、エポキ
シ樹脂に添加された硬化剤(酸無水物、カルボン酸、ア
ミン化合物等)に対して反応性を示すものとして、エポ
キシ基含有高分子、例えばグリシジルメタクリレートや
アリルグリシジルエーテル等のエポキシ基含有ビニル系
モノマーと、他のビニル系モノマー(例えば、スチレ
ン、メタクリレート、アクリレート、アクリロニトリル
等)との共重合体等を挙げることができる。好ましいエ
ポキシ基含有高分子は、その融点が60℃以上のもので
ある。また、エポキシ樹脂自体に反応性を示す高分子と
して、水酸基、カルボキシル基、イミノ基、アミノ基、
メルカプト基等の活性水素原子を有する反応性基を含有
する高分子、例えば、ポリフェノール、ポリアクリル
酸、ポリメタクリル酸、ポリアリルアミン、ポリサルフ
ァイド、ポリアミド等を挙げることができる。他の硬化
性樹脂の場合でも、同様に、高分子としては、その硬化
性樹脂又はその硬化性樹脂に添加されている硬化剤等の
補助成分に対して反応性を有する反応性基を含有する高
分子の使用が好ましい。
【0010】第1工程から得られる硬化性樹脂含有補強
用繊維基材(以下、単に1次プリプレグとも言う)の粘
着性表面を非粘着性表面に変成するには、熱可塑性高分
子を溶媒に溶解させた高分子溶液又は溶媒に分散させた
エマルジョンをその粘着性表面に液膜状で付着させる。
この場合、高分子溶液を得るために、溶媒としては、そ
の高分子に対して良溶媒として作用する各種の有機溶媒
が用いられ、その具体的種類は高分子の種類に応じて適
宜選定される。溶液中の高分子濃度は5〜20重量%、
好ましくは10〜15重量%である。また、高分子エマ
ルジョンを得るための溶媒としては、その高分子に対し
て貧溶媒として作用する各種の有機溶媒、水、水と有機
溶媒との混合液等が用いられ、その具体的種類は高分子
の種類に応じて適宜選定される。エマルジョン中の高分
子濃度は10〜70重量%、好ましくは20〜50重量
%である。
【0011】本発明によれば、シート状の補強用繊維基
材を用いることにより、その一方の面又は両方の面が非
粘着性表面に変成されたシート状プリプレグを得ること
ができる。この場合、両方の面が非粘着性表面に変成さ
れたプリプレグを得るには、第1工程で得られた粘着性
表面を有する1次プリプレグの両方の粘着性表面に対し
て、熱可塑性高分子を溶媒に溶解又は分散させた溶液又
はエマルジョンを、浸漬法や塗布法等の方法により接触
させた後、その溶媒を熱乾燥や真空乾燥等の慣用の乾燥
方法により蒸発除去する。一方、片面のみが非粘着性表
面に変成されたプリプレグを得るには、高分子溶液又は
高分子エマルジョンを、第1工程で得られた粘着性表面
を有する1次プリプレグの片面に、ローラ塗布法により
塗布した後、乾燥して溶媒を蒸発除去させる。このよう
にして得られる片面のみが非粘着表面に変成されたプリ
プレグは、これをその非粘着性表面と粘着性表面と接触
するようにしてロール巻きしたときに、その接触面が強
固に粘着することはなく、必要に応じそのロール巻きし
たプリプレグの先端を引張ることにより、容易に巻き除
すことができる。また、このプリプレグは、その片面が
粘着性表面に形成されていることから、その表面粘着性
利用してマンドレル等に容易に巻成固定化させることが
できる。粘着性表面に対して形成する高分子薄膜の厚さ
は、100μm以下、通常5〜60μmである。
【0012】本発明によれば、補強用繊維基材として
は、繊維束や、ねん糸、紐、ステープルヤーン等を用
い、前記と同様にして第1工程及び第2工程を行うこと
により、対応する非粘着性表面を有するプリプレグを得
ることができる。
【0013】本発明によれば、筒状の補強用繊維基材を
用いることにより、内外面が非粘着性表面に形成した筒
状プリプレグを得ることができる。この場合の筒状の補
強用繊維基材としては、網目構造を有するものであれば
どのようなものでもよく、織布、編布、不織布等である
ことができる。織布の場合、その網目組織は、平組織、
綾組織、朱子組織であることができる。網目の寸法は、
0.1〜1mm程度である。また、筒状補強用繊維基材
は、編組により得られる中空構造の組紐等であることが
できる。補強用繊維基材を構成する繊維は、繊維束、ね
ん糸、紐、ステープルヤーン等であり、その繊維自体に
粘稠状の硬化性樹脂又は硬化性樹脂溶液を含浸させ得る
空隙構造を有するものである。筒状の補強用繊維基材に
硬化性樹脂を含浸させる第1工程は、前記と同様にして
実施することができる。この場合、硬化性樹脂の含浸に
際して用いる筒状の補強用繊維基材は、中空構造の筒状
物であることができるし、平たくつぶした扁平物である
ことができる。一般には扁平物の形態において硬化性樹
脂を含浸させる。本発明の第1工程で得られた硬化性樹
脂を含有する筒状の補強用繊維基材からなる第1プリプ
レグは、これを第2工程において、中空筒状物の形態に
おいて、その内外表面を形成する繊維の粘着性表面に、
熱可塑性高分子薄膜を形成させる。これによって筒状の
プリプレグを得ることができる。この筒状のプリプレグ
は、表面が非粘着性のものであることから、これを扁平
物とし、ロール巻きすることができる。
【0014】次に、本発明による筒状プリプレグの製造
方法の1例について図面により説明する。図1は筒状プ
リプレグを製造する場合の装置系統図の1例を示す。図
1において、1は平たくつぶされた筒状の補強用繊維基
材を送り出すための供給ロール、2は平たくつぶされた
筒状の補強用繊維基材、3は硬化性樹脂含浸装置、4及
び8は開筒装置、5及び9は乾燥装置、7は熱可塑性高
分子コーティング装置、10は冷却装置、12はプリプ
レグ巻取りロールを示す。
【0015】図1に示す装置系を用いて筒状プリプレグ
を製造するには、供給ロール1から扁平状につぶされた
筒状の補強用繊維基材2を硬化性樹脂溶液(以下、単に
樹脂溶液とも言う)含浸装置3に導き、ここで樹脂溶液
中に浸漬してその基材繊維中に樹脂溶液を含浸させる。
樹脂溶液を含浸させた扁平状の繊維基材は、開筒装置4
において、扁平状態から中空構造の筒状物に開筒され、
この状態で乾燥装置5を通過する。乾燥装置5を通過す
る間に、繊維基材に含浸された樹脂溶液中の溶媒が蒸発
除去され、粘稠液状ないし軟固体状の樹脂を含有する中
空構造の筒状物6が得られる。乾燥装置5を通過する筒
状物は、中空構造であることから、その溶媒の蒸発除去
は、迅速かつ均一に行うことができる。
【0016】硬化性樹脂を含有する筒状物6は、その中
空構造を保持した状態で熱可塑性高分子コーティング装
置7に導かれ、ここでその内外表面に高分子溶液又は高
分子エマルジョンが液膜状に付着される。高分子コーテ
ィング装置7としては、筒状物6の内外表面に高分子溶
液又は高分子エマルジョンを付着させ得る構造のもので
あれば任意のものを用いることができる。このような装
置としては、例えば、高分子溶液又は高分子エマルジョ
ンを、筒状物の上部表面に滴下又はスプレーさせる装置
を用いることができる。このような装置を用いる場合に
は、筒状物6の上部表面に滴下又はスプレーした高分子
溶液又は高分子エマルジョンは、粘稠液状のものである
ことから、筒状物の上部表面からその筒状物を構成する
繊維に沿って筒状物の下部表面にまで流延し、外表面を
形成する繊維に付着する。また、筒状物を構成する繊維
は網目構造のものであることから、筒状物の上部表面に
滴下又はスプレーした高分子溶液又は高分子エマルジョ
ンは、その筒状物の内表面側にも透過し、その上部内表
面から筒状物の内表面を形成する繊維に沿って下方に流
延し、内表面を形成する繊維表面に付着する。このよう
にして、筒状物を構成する硬化性樹脂含有繊維の表面全
体に高分子溶液又は高分子エマルジョンが液膜状に付着
する。また、前記高分子コーティング装置7は、環状ノ
ズル等を用いて、筒状物の全外周面に高分子溶液又は高
分子エマルジョンをスプレーさせる構造のものであって
もよい。この場合にも、筒状物を構成する繊維の表面全
体に高分子溶液又は高分子エマルジョンを液膜状に付着
させることができる。
【0017】高分子コーティング装置7を出た筒状物
は、第2開筒装置8を通り、さらに第2乾燥装置9を通
過する。第2乾燥装置9を通過する間に、筒状物に付着
した高分子溶液又は高分子エマルジョン中の溶媒が蒸発
除去され、筒状体を構成する繊維表面上には高分子薄膜
が形成される。この高分子薄膜の厚さは100μm以
下、通常、5〜60μm程度である。繊維表面に高分子
薄膜の形成された筒状物11は、冷却装置10で所定温
度に冷却された後、巻取りロール12に平たく押しつぶ
された扁平物の状態で巻取られる。なお、前記した第2
開筒装置8は、必ずしも必要とされず、場合によっては
省略することができる。
【0018】図1において示した第1開筒装置4及び第
2開筒装置8は、筒状の補強用繊維基材の内部に挿入さ
れる開筒部材と、連通孔を有する支持部材とから構成さ
れる。開筒部材は、球状体や、縦断面が楕円形状の球状
体の他、先端部が支持部材の連通孔に嵌合するように先
細り形状に形成された構造物等であることができる。支
持部材は、連通孔を有する板体や円柱体、角柱体、ブロ
ック体等であることができる。これらの開筒部材及び支
持部材の材質としては、金属、セラミックス、プラステ
ィック等が用いられ、金属やセラミックスはその表面を
樹脂コーティングして用いることができる。図2に、先
端部が先細り形状に形成された開筒部材と、連通孔を有
する支持部材を用いて平たく押しつぶれた筒状の補強用
繊維基材を開筒させる場合の状態図を示す。図2におい
て、20は開筒部材を示し、このものはその先端部と後
単部が先細り形状に形成された横断面が円形状の構造物
である。21は板体状の支持部材(フランジ)で、その
中央部には連通孔23を有する。Aは、開筒部材20に
よって開筒された中空構造の筒状物を示す。
【0019】図2に示した開筒部材20と支持部材21
とからなる開筒装置を図1における開筒装置4として用
いることにより、平たくつぶれた筒状の補強用繊維基材
2は、その内部に挿入した開筒部材20の作用により、
半径方向に押し拡げられ、中空構造の筒状物Aに開筒さ
れる。この場合、筒状物Aは右方向への引張力により引
張られて、右方向に移動することから、開筒部材20も
右方向への外力を受け、その先細り先端部は支持部材2
1の連通孔23内に嵌合し、これによって開筒部材20
は支持される。また、右方向に移動する筒状物Aは、支
持部材21の開孔縁部24と開筒部材20の先端の外周
面との間で加圧されるため、余剰の樹脂溶液は除去され
る。
【0020】本発明において好ましく用いられる開筒部
材は、支持部材の連通孔に嵌合する軸体と、この軸体に
連結された拡大構造部からなるものである。拡大構造部
は、平たくつぶされた筒状の補強用繊維基材の内部に開
筒部材を挿入したときに、その扁平状につぶされた筒状
の補強用繊維基材を半径方向に押し拡げる作用を示すも
のである。このような拡大構造部は、球体、縦断面が楕
円形状の球状体、円柱体の他、後端部が先細り形状の構
造物、例えば、円椎形状物、円椎台形状物、円椎の後部
を円椎形状又は円椎台形状に加工したもの、円盤の一方
の平面に円椎や円椎台の底面を接合させたもの等である
ことができる。図3に、後端部が円椎台形状に形成され
た構造物からなる開筒部材の説明断面図を示す。図3に
おいて、34は軸体、31は拡大部を示す。拡大部31
は円椎台形状部32と円盤部33から構成される。円盤
部33の外周縁角部は曲面に加工して筒状の補強用繊維
基材が滑りやすくなるようにするのがよい。
【0021】図4に、図3に示した開筒部材を用いて平
たくつぶされた筒状の補強用繊維基材を中空構造の筒状
物に開筒させる場合の状態図を示す。図4において、筒
状物Aは右方向に移動しており、平たくつぶされている
筒状の補強繊維基材2は、その内部に挿入された開筒部
材30の拡大部31によって半径方向に押し拡げられた
後、軸体34の外周面と、支持部材21の連通孔を包囲
する内周壁面との間の環状空隙部を通過し、この通過の
間に繊維基材2に含まれる余剰の樹脂溶液が除去され
る。拡大部31で拡大される筒状の補強用繊維基材2の
最大拡大率は、繊維基材2が破損しない範囲内であり、
通常、筒状の補強用繊維基材2の設計内径(筒状の補強
用繊維基材を平たくつぶす前の中空筒状物の内径)に対
して、140〜150%、通常、150〜200%程度
である。繊維基材中の余剰樹脂溶液の一部は、この拡大
部31による繊維基材の拡大の間にも除去される。軸体
34の直径は、筒状の補強用繊維基材2の設計内径に対
し、100〜150%、通常、110〜130%程度の
寸法を有する。繊維基材2は弾力性を有し、その最大拡
大率は、その繊維基材の繊維の種類及び繊維基材の繊維
組織等により相違するが、通常、設計内径の150%以
上である。また、軸体34の外周面と、支持部材21の
連通孔を包囲する内周壁面との間のクリアランス(距
離)は、繊維基材2の設計厚さの150〜400%、通
常、200〜300%程度である。このクリアランスが
小さくなる程、繊維基材が連通孔を通る際に受ける圧搾
力が大きくなり、筒状物A中の樹脂含有率が減少する。
【0022】図4に示すようにして平たくつぶれた筒状
の補強用繊維基材2を中空構造の筒状物Aに開筒させる
場合、その開筒した筒状物A中の樹脂含有率は、前記し
た軸体34の外周面と、支持部材21の連通孔を包囲す
る内周壁面との間のクリアランス及び拡大部31による
繊維基材の拡大率によりコントロールし得る他、筒状物
Aを右方向に引張る張力によってもコントロールするこ
とができる。この張力が大きくなる程、その樹脂含有率
は低くなる。前記クリアランス及び張力を一定に保持す
るときには、繊維基材2に含浸させる樹脂溶液中の樹脂
濃度を変えることによって、筒状物A中の樹脂含有率を
コントロールすることができる。
【0023】図4に示した如き軸体を有する開筒部材
は、その軸体が支持部材の連通孔全長にわたって嵌合
し、支持されることから、繊維基材Aの張力が低下した
り、わずかなたるみを生じた場合でも、簡単に連通孔か
ら脱落するようなことはない。また、このような開筒部
材は、繊維基材Aの網目を拡げた後のしごき作用によ
り、網目の乱れの修正、樹脂付着量の均一化及び表面平
滑化等の効果が得られる。
【0024】
【発明の効果】本発明のプリプレグは、従来の表面粘着
性のプリプレグとは異なり、その表面は非粘着性に形成
されていることから、その重なり面の間に離型シートを
挿入する必要はなく、これをロール巻きしても、その重
なり面が強固に粘着するようなことはない。本発明のプ
リプレグは、柔軟性、可とう性を有しているため、種々
の形状に折曲げ、屈曲させることができ、複雑な形状を
有する繊維強化樹脂(FRP)成形品用の成形材料とし
て好適のものである。本発明の筒状プリプレグは、テニ
スラケットフレーム、自転車のフォーク、パイプ、スキ
ーポール等の補強材料として有利に用いられる。例え
ば、パイプの補強材として用いる場合には、本発明の筒
状プリプレグ内にそのパイプを挿入し、そのプリプレグ
を硬化させる。このようにして、パイプの外表面にFR
P層を複合化させた強度の大きいパイプを得ることがで
きる。このようにしてFRP層を有するパイプを得る場
合、その筒状プリプレグの表面は非粘着性であることか
ら、その筒状プリプレグ内に対するパイプの挿入はスム
ースに行うことができる。また、本発明の方法によれ
ば、表面非粘着性のプリプレグを容易かつ効率的に製造
することができる。
【0025】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。
【0026】実施例1 カーボン繊維のロービング(繊維200Tex)を平織
した織布(目付重量:180g/m2)を、下記に示す
成分組成のエポキシ樹脂溶液に20℃で3分間浸漬した
後、100℃で7分間熱風乾燥して、表面粘着性を有す
る1次プリプレグを得た。この1次プリプレグに含まれ
るエポキシ樹脂は、軟固体状のものであった。
【0027】 (エポキシ樹脂溶液) エピコート1001(固体エポキシ樹脂) 50重量部 (油化シェルエポキシ社製) エピコート828(液状エポキシ樹脂) 50 〃 (油化シェルエポキシ社製) ジシアンジアミド 4 〃 ジクロロフェニルジメチル尿素 3 〃 メチルエチルケトン 10 〃 プロピレングリコールモノメチルエーテル 25 〃 メタノール 35 〃
【0028】次に、前記で得た1次プリプレグを、下記
に示す成分組成の高分子溶液中に20℃で3分間浸漬し
た後、100℃の熱風で7分間乾燥し、次いで室温に冷
却した。
【0029】 (高分子溶液) レゼダGP−300(東亜合成化学工業社製) 15重量部 メチルエチルケトン 85 〃 なお、前記レゼダGP−300は、エポキシ変性ポリス
チレンとポリメチルメタクリレートのグラフト共重合体
で、その融点は100〜110℃である。
【0030】前記のようにして得たプリプレグは、その
表面及び裏面を形成する繊維表面上に高分子薄膜(厚
さ:約20μm)を有するもので、柔軟性及び可とう性
にすぐれたものであった。このプリプレグにおけるエポ
キシ樹脂含有量は37重量%であり、高分子付着量は1
重量%であった。このプリプレグの両面は非粘着性のも
のであることが確認された。即ち、このプリプレグの1
0枚を重ね、室温において、その上面から押圧板を介し
て500g/cm2の圧力を30分間加えた後、その荷
重を除き、各プリプレグの剥離性を調べたところ、いず
れのプリプレグも容易に剥離することが確認された。次
に、前記プリプレグの硬化性を調べるために、前記プリ
プレグの2枚を、表面をアセトンで脱脂処理した軟鋼板
の表面上に重ね、5kg/cm2の加圧下、130℃で
60分間プレス成形した。このようにして得た軟鋼板/
FRP複合体における軟鋼板とFRPとの間の接着強度
は高く、この複合体はすぐれた機械的強度を有するもの
であった。
【0031】実施例2 実施例1において、1次プリプレグの片面のみに高分子
溶液をローラーコーティングして含浸させた以外は同様
にして実験を行い、プリプレグを得た。このようにして
得たプリプレグは、一方の面が粘着性表面に形成され、
他方の面が非粘着性表面に形成されたものであった。ま
た、このプリプレグを離型シートを重なり面間に介在さ
せることなくロール巻きしたものは、その重なり面間に
離型シートが無いにもかかわらず、強固に粘着するよう
なことはなく、容易に巻きほぐすことができた。
【0032】実施例3 筒状補強用繊維基材として、カーボン繊維ブレード(B
C−7664−30、東邦レーヨン社製)を用いた。こ
のものは、繊度400Texのカーボン繊維からなるロ
ービングを筒状に編組したもので、設計内径:約18m
m、編角度:約30°、筒壁厚さ:0.5mmを有する
ものであった。前記繊維ブレードを、扁平状態におい
て、実施例1で示したエポキシ樹脂溶液中に、温度20
℃で3分間浸漬した後、図3に示す形状の開筒部材と、
連通孔を有する支持部材(フランジ)の組合せからなる
開筒装置を用いて、図4に示す状態で開筒した。この場
合、開筒部材30はポリアセタール製で、その円盤部3
3の直径は30mm、軸体34の直径は20mm、軸体
の長さは50mmであった。また、支持部材21はポリ
アセタール製で、その厚さは15mm、連通孔の直径は
22mmであった。前記のようにして中空筒状物に開筒
した繊維ブレードは、これをその開筒状態で100℃の
熱風により7分間乾燥した後、その繊維ブレード(筒状
物)の上方から、実施例1に示した高分子溶液を繊維ブ
レードの上部表面上に滴下させた。これにより、高分子
溶液はブレードの外面に限らず、そのブレードの網目を
通してブレードの内面にまで行きわたり、ブレードの内
外面に液膜状で付着した。このようにして得た内外表面
に高分子溶液の付着したブレードは、これを100℃の
熱風で7分間乾燥した後、冷風で室温にまで冷却し、筒
状プリプレグとした。このようにして得たプリプレグ
は、その内外両面を形成する繊維表面上に高分子薄膜
(厚さ:約27μm)を有するもので、柔軟性及び可と
う性にすぐれたものであった。このプリプレグにおける
エポキシ樹脂含有量は39重量%であり、高分子付着量
は1重量%であった。このプリプレグの内外表面は非粘
着性のもので、このものを扁平状でロール巻きしたもの
は、容易に巻きほぐすことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒状プリプレグを製造する場合の装置系統図の
1例を示す。
【図2】先端部が先細り状態の開筒部材と、連通孔を有
する支持部材を用いて扁平状につぶされた硬化性樹脂を
含有する筒状の補強用繊維基材の開筒状態を示す説明図
である。
【図3】拡大部と軸体からなる開筒部材の一例について
の形状説明図である。
【図4】図3に示した開筒部材と、連通孔を有する支持
部材を用いて扁平状におしつぶされた硬化性樹脂を含有
する筒状の補強用繊維基材の開筒状態を示す説明図であ
る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘稠液状又は軟固体状の硬化性樹脂を含
    有する補強用繊維基材の粘着性表面上に、熱可塑性高分
    子薄膜を形成させたことを特徴とする非粘着性表面を有
    するプリプレグ。
  2. 【請求項2】 シート状のプリプレグであって、その一
    方の面又は両方の面が非粘着性表面に形成されている請
    求項1のプリプレグ。
  3. 【請求項3】 筒状構造を有する請求項1のプリプレ
    グ。
  4. 【請求項4】 熱可塑性高分子が、硬化性樹脂の硬化反
    応に関与する反応性基を含有する請求項1〜3のいずれ
    かのプリプレグ。
  5. 【請求項5】 硬化性樹脂がエポキシ樹脂からなり、熱
    可塑性高分子がエポキシ基を含有するものである請求項
    1〜3のいずれかのプリプレグ。
  6. 【請求項6】 粘稠液状又は軟固体状の硬化性樹脂を含
    有する補強用繊維基材を形成する工程と、この硬化性樹
    脂を含有する補強用繊維基材の粘着性表面に熱可塑性高
    分子薄膜を形成する工程からなる非粘着性表面を有する
    プリプレグの製造方法。
  7. 【請求項7】 硬化性樹脂を含有する補強用繊維基材が
    シート状物であり、その一方又は両方の粘着性表面に熱
    可塑性高分子薄膜を形成させる請求項6の方法。
  8. 【請求項8】 硬化性樹脂を含有する補強用繊維基材が
    中空状の筒状物であり、その筒状物の内外粘着性表面に
    熱可塑性高分子薄膜を形成する請求項6の方法。
JP5238965A 1993-08-31 1993-08-31 非粘着性表面を有するプリプレグ及びその製造方法 Pending JPH0768542A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5238965A JPH0768542A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 非粘着性表面を有するプリプレグ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5238965A JPH0768542A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 非粘着性表面を有するプリプレグ及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0768542A true JPH0768542A (ja) 1995-03-14

Family

ID=17037932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5238965A Pending JPH0768542A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 非粘着性表面を有するプリプレグ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0768542A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1004692C2 (nl) * 1996-12-04 1998-06-05 Syncoglas N V Versterkingsmaterialen en werkwijzen voor de vervaardiging daarvan.
JP2007524533A (ja) * 2004-02-27 2007-08-30 ユーロコプテール 2つの異なる熱硬化性基材で予め含浸された構造
JP2013523909A (ja) * 2010-03-26 2013-06-17 ヘクセル コンポジット、リミテッド 複合材料
EP2894190A4 (en) * 2012-09-06 2016-03-16 Mitsubishi Rayon Co PRE-IMPREGNATED AND METHOD FOR PRODUCING THE SAME
US9481789B2 (en) 2011-03-03 2016-11-01 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Matrix resin composition, prepreg and method for producing the same, and fiber-reinforced composite material

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1004692C2 (nl) * 1996-12-04 1998-06-05 Syncoglas N V Versterkingsmaterialen en werkwijzen voor de vervaardiging daarvan.
WO1998024966A1 (en) * 1996-12-04 1998-06-11 N.V. Syncoglas S.A. Reinforcement materials and methods for the preparation thereof
JP2007524533A (ja) * 2004-02-27 2007-08-30 ユーロコプテール 2つの異なる熱硬化性基材で予め含浸された構造
JP2013523909A (ja) * 2010-03-26 2013-06-17 ヘクセル コンポジット、リミテッド 複合材料
US9481789B2 (en) 2011-03-03 2016-11-01 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Matrix resin composition, prepreg and method for producing the same, and fiber-reinforced composite material
EP2894190A4 (en) * 2012-09-06 2016-03-16 Mitsubishi Rayon Co PRE-IMPREGNATED AND METHOD FOR PRODUCING THE SAME
US10647828B2 (en) 2012-09-06 2020-05-12 Mitsubishi Chemical Corporation Prepreg and method for producing same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4943472A (en) Improved preimpregnated material comprising a particulate thermosetting resin suitable for use in the formation of a substantially void-free fiber-reinforced composite article
US4919739A (en) Production of improved preimpregnated material comprising a particulate thermosetting resin suitable for use in the formation of a substantially void-free fiber-reinforced composite article
US6228474B1 (en) Epoxy resin composition for a fiber-reinforced composite material, yarn prepreg, and process and apparatus for preparing the same
US5171630A (en) Flexible multiply towpreg
US11787086B2 (en) Molding method and molding device for composite sheet
US20040144478A1 (en) Method and apparatus for manufacturing a reinforcement
JPH0768542A (ja) 非粘着性表面を有するプリプレグ及びその製造方法
JP2002327076A (ja) プリプレグ及びその製造方法
JP3272519B2 (ja) 積層体及びその製造方法
US6592796B2 (en) Method of manufacturing linear small tubular articles
JP2004162055A (ja) プリプレグの製造方法および製造装置
JPS646012B2 (ja)
JP2803272B2 (ja) プリプレグの製造方法
JPH10272699A (ja) 繊維強化樹脂管状体の製造方法
JPS643974B2 (ja)
JP3327984B2 (ja) 繊維強化樹脂製異形棒状物の製造方法
JPH06170847A (ja) プリプレグの製造法
JPS5947277A (ja) 両面剥離シ−ト
JP3339250B2 (ja) プリプレグ材
JPS5871123A (ja) プリプレグの製造方法
JP2001277239A (ja) プリプレグの製造方法、プリプレグ、およびプリプレグの製造装置
JP3586959B2 (ja) Frp成形体の製造方法
JPH11199688A (ja) プリプレグの製法
GB2208504A (en) Method and apparatus for filament winding with solvated condensation resins
JPH06170844A (ja) プリプレグの製造方法