JPH0767612B2 - 四方切換弁のバルブ本体の製造方法 - Google Patents

四方切換弁のバルブ本体の製造方法

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JPH0767612B2
JPH0767612B2 JP1119982A JP11998289A JPH0767612B2 JP H0767612 B2 JPH0767612 B2 JP H0767612B2 JP 1119982 A JP1119982 A JP 1119982A JP 11998289 A JP11998289 A JP 11998289A JP H0767612 B2 JPH0767612 B2 JP H0767612B2
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valve seat
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和彦 武藤
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はヒートポンプ型冷凍サイクルの空調機の冷・暖
房の切換に用いる四方切換弁のバルブ本体の製造方法に
関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種バルブ本体の製造方法としては、第4図に
示すように、バルブボディ(1)内に、切削加工あるい
は焼結成形によりボート(7),(8),(9)を形成
してなるバルブシート(2)を配置させると共に前記ボ
ート内に、バルブボディ(1)の穴(18),(19),
(20)の下方より導管(4),(5),(6)を挿入
し、その後該銅管の内径を拡開してバルブボディ(1)
に前記バルブシート(2)と導管(4),(5),
(6)とを仮組立し、その後、線状のろう材とペースト
状のフラックスを用い、大気中でガスバーナにより局所
的に加熱してろう付けを行い、その後、ろう付けされた
バルブ本体(22)を酸洗いすると共に前記バルブシート
(2)のスライド面(3)を平面研磨し、さらに洗浄す
るという製造方法であった。
尚、バルブシート反対側の導管(11)のバルブボデイの
穴(21)へのろう付けは、前記の導管(4),(5),
(6)と一緒にろう付けされたり、別工程でろう付けさ
れたりしていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の技術では、第一の問題は、ガスバーナで局所
的に加熱し、所謂さしろう付けを行うためバルブシート
(2)のスライド面(3)には熱歪みが発生し、このた
めスライド面の平面研磨をろう付け後に行う必要があ
る。
第二の問題は、フラックスを用いて大気中でろう付けを
行うから、バルブ本体(22)表面に発生する酸化スケー
ル等の除去のために酸洗いの工程が必要である。第三の
問題は、フラックスを用いた大気中でのろう付けである
から、ろう付け部の耐食性に対する寿命及び信頼性が低
くなる。
[課題を解決するための手段] この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、バルブシートの単体部品の段階でスライド面
が最低限必要とする面粗度を得られるまで平面研磨を行
うと共に、真空炉中にてろう付けを行うことにより、酸
洗い工程を廃止し、ろう付け部の耐食性を向上させるこ
とを目的とする。
すなわち、この発明に係る四方切換弁のバルブ本体の製
造方法は、素材に、切削加工あるいは焼結成形によりポ
ート(7),(8),(9)を形成してなるバルブシー
ト(2)のスライド面(3)を、バルブシート単体部品
の段階にて平面研磨する工程と、導管(4),(5),
(6)と前記バルブシート(2)を、前記ポート
(7),(8),(9)を有するバルブボディ(1)に
リング状のろう材(12),(13),(14),(15),
(16),(17)を仮組立する工程と、その後これを真空
炉中にてろう付けする工程とを備えたものである。
[実施例] 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図におけるバルブ本体(22)は、円筒状のステンレ
ス鋼製バルブボディ(1)とステンレス鋼製バルブシー
ト(2)と銅製導管(4)(5)(6)および(11)と
からなっている。
そして、前記バルブボディ(1)には、導管(4)
(5)(6)および(11)を取り付けるための穴(18)
(19)(20)および(21)が設けられている。
また、バルブボディ(1)内に配置される前記のバルブ
シート(2)は、切削加工あるいは焼結成形により、ポ
ート(7)(8)(9)が形成され、このバルブシート
(2)は、前記の切削加工により生じた残留応力を焼鈍
により除去した後、単体部品の段階、即ち素材の面が荒
れていない段階にてスライド面(3)が平面研磨されて
いる。
また、バルブシート(2)のポート(7)(8)(9)
にそれぞれ圧入により仮止めされるろう材(12)(13)
(14)と、銅管(4)(5)(6)の外側面に圧入によ
り仮り止めされるろう材(15)(16)(17)は、例えば
Cu−P,Cu−P−Sn,Cu−Snなどの銅系のろう材であり、
これらはいずれも所定の長さの線材を巻付けてリング状
に形成されている。
そして、本発明の四方切換弁のバルブ本体の製造方法
は、リング状のろう材(12)(13)(14)をそれぞれバ
ルブシートの各ポート(7)(8)(9)内に圧入して
仮止めし、前記バルブシート(2)をバルブボディ
(1)内に配置させると共に、リング状のろう材(15)
(16)(17)をそれぞれ導管(4)(5)(6)の外側
面に圧入して仮止めし、この導管(4)(5)(6)を
それぞれ前記バルブボディ(1)の穴(18)(19)(2
0)に挿入し、その後適宜な治具を使用してこの銅管の
内径を拡開してバルブボディ(1)に前記バルブシート
(2)と導管(4)(5)(6)とが仮組立てされる。
尚、銅管の内径の拡開に代えて、銅管の圧入や適宜な治
具へのセットにより仮組立することもできる。
そして、その後これを真空炉中にて真空度1.0Torr以
下、加熱温度1000〜1050℃、加熱時間10〜40分間の条件
にてろう付けすると、例えばバルブシートの幅20mm×長
さ52mmのものにおいては、バルブシート(2)のスライ
ド面3の仕上げ精度は、平坦度8μ以下、面粗度(Rma
x)1μ以下という高精度のものが得られた。
第3図は、第1図における前記バルブ本体(22)にさら
に多くの部品を仮組立し同時に真空炉中にろう付けする
ことによりさらにコストダウンをはかった実施例を示す
もので、第1図と同様に、バルブボディ(1)にバルブ
シート、導管、ろう材を仮組立するほか、前記バルブボ
ディ(1)に形成される穴(41)(42)には、各々リン
グ状の銅系製ろう材(30)(31)を接続管(25)(26)
の外面側に圧入して仮止めした後、この銅製接続管(2
5)(26)を圧入して仮組立され、また、バルブボディ
(1)の端部(45)には2段絞りカップ状のステンレス
鋼製エンドカバー(32)とリング状のニッケル系製ろう
材(27)が仮組立され、さらに前記エンドカバー(32)
に形成された穴(43)と銅製導管(5)に形成された穴
(44)には銅製圧力導入管(24)とリング状の銅系製ろ
う材(28),(29)が仮組立され、これらを同時に真空
炉中にてろう付けし製造したものである。
尚、上記実施例では、バルブボディやエンドカバーの材
質としてステンレス鋼、導管・接続管や圧力導入管の材
質として銅、ろう材の材質としてニッケル系や銅系をも
っとも効果のある例として挙げたが、その他金属材料の
組合せであっても差し支えない。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、バルブシートのスラ
イド面を部品単体の段階にて平面研磨する工程と、前記
バルブシートなどをバルブボディに仮組立する工程と、
その後これを真空炉中にてろう付けする工程により、ろ
う付け後のバルブシート(2)のスライド面(3)の平
面研磨と酸洗い工程が不要になるとともに、ろう付け部
の耐食性に対する寿命および信頼性を大幅に向上させ、
さらに、四方切換弁のバルブ本体を容易にかつ安価に製
造できるという産業上とても有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例によるバルブ本体の縦断側
面図。第2図は、第1図のA−A断面図。第3図は、本
発明の他の実施例によるバルブ本体の縦断側面図。第4
図は、従来技術によるバルブ本体の縦断側面図。 (1)……バルブボディ、(2)……バルブシート、
(3)……スライド面 (4)(5)(6)……導管 (7)(8)(9)……ポート (12)(13)(14)(15)(16)(17)……ろう材 (18)(19)(20)……穴 (22)……バルブ本体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】素材を切削加工あるいは焼結成形によりポ
    ート(7),(8),(9)を形成してなるバルブシー
    ト(2)のスライド面(3)を、バルブシート単体部品
    の段階にて平面研磨する工程と、導管(4),(5),
    (6)と前記バルブシート(2)を、前記ポート
    (7),(8),(9)を有するバルブボディ(1)に
    リング状のろう材(12),(13),(14),(15),
    (16),(17)を仮組立する工程と、その後これを真空
    炉中にてろう付けする工程とからなる四方切換弁のバル
    ブ本体の製造方法。
JP1119982A 1989-05-13 1989-05-13 四方切換弁のバルブ本体の製造方法 Expired - Fee Related JPH0767612B2 (ja)

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