JPH0767592A - 小麦粉混練食品材料の製造方法及びその装置 - Google Patents

小麦粉混練食品材料の製造方法及びその装置

Info

Publication number
JPH0767592A
JPH0767592A JP5241933A JP24193393A JPH0767592A JP H0767592 A JPH0767592 A JP H0767592A JP 5241933 A JP5241933 A JP 5241933A JP 24193393 A JP24193393 A JP 24193393A JP H0767592 A JPH0767592 A JP H0767592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid
amount
wheat flour
kneading
transfer member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5241933A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2663236B2 (ja
Inventor
Katsusuke Shimokawa
克介 下川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sun Plant Industry Co Ltd
Original Assignee
Sun Plant Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sun Plant Industry Co Ltd filed Critical Sun Plant Industry Co Ltd
Priority to JP5241933A priority Critical patent/JP2663236B2/ja
Publication of JPH0767592A publication Critical patent/JPH0767592A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2663236B2 publication Critical patent/JP2663236B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】個々に固形物と流動状物とを所定の割合に混ぜ
合わせ、機械的に連続して得られる小麦粉混練食品材料
の製造方法及びその装置を提供する。 【構成】固形物移送装置1と、流動状物Rを移送する流
動状物移送装置2と、これらの固形物Kと流動状物Rと
を混ぜ合わせる混練装置3とを備える。又、固形物移送
装置1には、コンベア11と、コンベア11の上面との
間に固形物流通路14、14を形成しコンベア11の固
形物の移送方向と反対方向に回転する量規制部材12、
12と、検知装置13とを備える。そして、コンベア1
1の始端側から固形物Kを流し、固形物流通路14、1
4を通すことにより量規制しながらコンベア11の後方
側に順次移送する。又、量規制しながら移送してきた固
形物Kを検知装置13によって一個分に適する量に分け
ながら混練装置3に送る。その一方、流動状物Rを流動
状物移送装置2によって一個分に適する量を混練装置3
に送る。そして、混練装置3で一個分に適する量の固形
物Kと流動状物Rとを順次混練することにより得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャベツ、ネギ、生
姜、あるいは、タマネギ、ゴボウ等の固形物と、水に溶
いた小麦粉や攪拌した卵の流動状物とを適宜混ぜ合わせ
て形成されるお好み焼材料やかきあげ天ぷら材料等の小
麦粉混練食品材料の製造方法及びその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えばお好み焼やかき揚げてんぷら等の
小麦粉混練食品は、キャベツやタマネギ、ニンジン等の
固形物と、水に溶いた小麦粉等の流動状物とを混ぜ合わ
せて一個分の材料を作り、その後、鉄板上で焼き上げた
り、あるいは油で揚げたりして行われるが、このような
製造工程を機械的に連続して行い、量産できれば便利な
ものである。例えば実公昭62−28877号公報にお
いては、予め固形物と流動状物とを混ぜ合わせて作った
お好み焼材料を、順次移送部材にセットした容器に一個
分ずつ充填し、その充填したお好み焼材料を所定形状に
押圧成形した後、シールし、これを冷凍することによ
り、一個分の冷凍お好み焼材料を殆ど人手をかけること
なく、機械的に得るようにしたものが提案されている。
しかし、この方法では、予め固形物と流動状物とを混ぜ
合わせて大量に作ったお好み焼材料から一個分ずつ分割
して順次容器に充填するため、一個分ずつ分割して充填
するに際し、一個分に相当する量を重量や体積で設定し
たとしても固形物と流動状物との混ぜ合わせ割合が一定
せず、固形物が多くなったり、又は流動状物が多くなっ
たりして個々にばらつきの生じたものとなってしまう。
その結果、後の焼き上げ工程でうまく焼き上げられない
ものが発生し、しかも、焼き上げ後は、味にばらつきが
生じてしまう。このようなことは、油で揚げるかきあげ
天ぷらでも同様である。又、予め固形物と流動状物とを
混ぜ合わせて材料を作っておくと、お好み焼の場合には
時間の経過によりキャベツ等から水分が出てその水分が
流動状物の水分の一部になってしまい、例え固形物と流
動状物との配合割合を設定して作っておいても変化して
しまう。その結果、個々に品質が異なるものとなってし
まう。一方、かき揚げてんぷらの場合は、時間の経過に
より水に溶いた小麦粉が醗酵してグルテンが出てしま
い、油で揚げると良好に揚げられなくなってしまう。そ
の一方、仮に固形物と流動状物とを、各々測定しながら
コンベアで移送することも考えられるが、キャベツ等の
固形物は、コンベア上で塊状となって流れ易く、一度に
多量の固形物が移送されてしまい、一個分に相当する量
を測定しながら移送するのは難しいとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の実情
に鑑み提案されたものでその目的とするところは、個々
に固形物と流動状物とを所定の割合に混ぜ合わせ、機械
的に連続して得られる小麦粉混練食品材料の製造方法及
びその装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の特徴を
有する小麦粉混練食品材料の製造方法を提供することに
より上記課題を解決する。本発明の小麦粉混練食品材料
の製造方法は、先ず、所定間、移送可能な移送部材11
上にキャベツ、ニンジン、あるいは、タマネギ、ゴボウ
等の固形物Kを載置する。そして、その載置した固形物
Kを、移送部材11の途中における上方側に移送部材1
1上面と所定間隔だけ隔てて配設することにより移送部
材11上面との間に固形物流通路14を形成した量規制
部材12、12によって、移送部材11上で量規制しつ
つ順次移送部材11の後方側に移送させる。更に、その
量規制されつつ移送されてきた固形物Kを、検知装置1
3によって一個分の小麦粉混練食品に適する量毎に分け
ながら順次送る。その一方、水に溶いた小麦粉等の流動
状物Rを、一定量送り手段40、50によって一個分の
小麦粉混練食品に適する量毎に順次移送する。その後、
移送されてくる一個分に適する量の固形物Kと流動状物
Rとを混練して得る方法である。
【0005】又、本発明は、以下の特徴を有する小麦粉
混練食品材料の製造装置を提供することにより上記課題
を解決する。本発明の小麦粉混練食品材料の製造装置
は、キャベツ、ニンジン、あるいは、タマネギ、ゴボウ
等の固形物Kを順次移送する固形物移送装置1と、水に
溶いた小麦粉等の流動状物Rを順次移送する流動状物移
送装置1と、これらの固形物Kと流動状物Rとを混ぜ合
わせる混練装置3とを備える。固形物移送装置1には、
固形物Kを載置して所定間、移送する移送部材11と、
量規制部材12、12と、検知装置13とが備えられ
る。この量規制部材12、12は、移送部材11の途中
における上方側に、移送部材11上面と所定間隔だけ隔
てられて配設されることにより、この量規制部材12、
12と移送部材11上面との間に固形物流通路14が形
成され、この固形物流通路14によって移送部材11の
始端側から移送されてくる固形物Kが移送部材11上で
量規制されつつ後方側に順次移送されようになされる。
検知装置13は、検知手段17と、固形物送り装置18
とを有し、これらによって量規制されつつ移送されてく
る固形物Kが一個分の小麦粉混練食品に適する量毎に分
けられながら順次混練装置3に送られ、流動状物移送装
置2が、一定量送り手段40、50を有し、この一定量
送り手段40、50によって流動状物Rが一個分の小麦
粉混練食品に適する量毎に順次混練装置3に移送され
る。混練装置3は、送られてくる一個分の小麦粉混練食
品に適する量の固形物Kと流動状物Rとを順次混練する
ことにより、一個分の小麦粉混練食品材料を順次得られ
るようになされたものである。
【0006】
【作用】本発明の小麦粉混練食品材料の製造方法におい
ては、キャベツ、ニンジン、あるいは、タマネギ、ゴボ
ウ等の固形物Kと、水に溶いた小麦粉等の流動状物Rと
を、各々一個分の小麦粉混練食品に適する量毎に順次移
送し、これらを順次混練するため、従来のように時間の
経過によりキャベツ等から水分が出て固形物と流動状物
との配合割合が変化し個々に品質が異なったり、あるい
は、時間の経過により水に溶いた小麦粉が醗酵してグル
テンが出てしまい、油で揚げると良好に揚げられなくな
ってしまうというようなことを防止できる。又、固形物
Kを移送する際、移送部材11の途中における上方側
に、移送部材11上面と所定間隔だけ隔てて配設するこ
とにより移送部材11上面との間に固形物を通す固形物
流通路14を形成した量規制部材12、12によって、
塊状となって流れ易いキャベツ等の固形物Kを所定量ず
つ移送部材11上で量規制しつつ順次移送するため、一
個分に設定した量以上の多量の固形物Kが一度に送られ
るのを防止でき、一個分の小麦粉混練食品に適する量を
円滑に、しかも正確に測定しながら移送することができ
る。
【0007】本発明の小麦粉混練食品材料の製造装置に
おいては、固形物移送装置1と、流動状物移送装置2
と、混練装置3とによって、固形物Kと流動状物Rとを
混ぜ合わせた小麦粉混練食品を容易に連続して得ること
ができる。又、固形物移送装置1に量規制部材12、1
2を、移送部材11の上方側に移送部材11上面と所定
間隔だけ隔てて移送部材11上面との間に固形物を通す
固形物流通路14を形成し得るように配設するため、図
3に示すように移送部材11としてのコンベア11上
を、固形物流通路14の高さH2以上の高さH1に積ま
れて流れてきた固形物Kは、量規制部材12の位置にま
で来ると、その内の上方位置にある固形物K1が、量規
制部材12の外周に当接して移送が停止され、下方位置
にある固形物K2だけが、固形物流通路14を通過し、
以後、固形物流通路14の高さH2に量規制しつつ流す
ことができる。これにより、一度に多量の固形物Kがコ
ンベア11から受け皿16に送られて検知器17bの作
動によりコンベア11からの固形物Kの落下が止まった
時にはすでに受け皿16に設定量以上の多量の固形物K
が溜まっているようなことを防止でき、常時略設定量に
して混練装置3に送ることができる。
【0008】
【実施例】以下、図を基に本発明の小麦粉混練食品材料
の製造方法及びその装置の一実施例を具体的に説明す
る。図1は、本発明の一実施例の小麦粉混練食品材料の
全体概略図である。
【0009】本発明の小麦粉混練食品材料の製造装置
は、図1に示すようにキャベツ、ニンジン、あるいは、
タマネギ、ゴボウ等の固形物Kを移送する固形物移送装
置1と、水に溶いた小麦粉等の流動状物Rを移送する流
動状物移送装置2と、これらの固形物Kと流動状物Rと
を混ぜ合わせる混練装置3とを備えてなる。
【0010】固形物移送装置1は、図2に示すように移
送部材としてのコンベア11と、コンベア11の上方側
に配設された量規制部材12、12と、このコンベア1
1の下方側に配設された検知装置13とを備えている。
このコンベア11は、ベルトコンベアからなり、所定の
大きさに刻まれたキャベツ、ニンジン、あるいは、タマ
ネギ、ゴボウ等を混ぜた固形物Kをホッパーから図示左
側の始端側で受けて順次図示右側の後方側に搬送し、後
述の検知装置13の受け皿16に落とす。尚、この移送
部材は、コンベア11によるものに限らず、例えば固形
物Kを載置し、その載置した固形物Kを振動によって擦
り動かすフィーダーによるものであっても良い。
【0011】量規制部材12は、この実施例では、この
コンベア11の上方側における後方側に、コンベア11
の移送方向に沿って二つ並設されている。各量規制部材
12は、多量のキャベツ等の固形物Kを一度に検知装置
13に落とさないようにするためのものであり、コンベ
ア11の幅と同長さの筒状体をなしている。又、その外
周面は網目状に形成され、固形物Kに当たった際に滑り
難いようになされている。そして、各量規制部材12
は、このコンベア11の上面とこの量規制部材12の外
周面とが所定の間隔だけ隔てるようにして取り付けら
れ、コンベア11の上面と量規制部材12の周面との間
に固形物流通路14を形成している。又、各量規制部材
12は、コンベア11の駆動用ホイール11aに接続さ
れ、コンベア11の駆動モーター15の駆動力によりコ
ンベア11の固形物K移送方向(図示のX方向)と反対
方向(図示Y方向)に回転するようになされいる。
【0012】尚、量規制部材12は、二つ設けるものに
限らず、一つ又は三つ以上設けるようにしても良い。
又、複数設ける場合、各量規制部材により形成される固
形物流通路14…14の間隔は、同じにしても良いが、
図4に示すように後方側のものを前方側のものより低く
して間隔を狭めるようにしても良い。こうすることによ
り、各量規制部材の負担を軽減でき、効率の良いものに
できる。一方、この量規制部材12の形状等は、筒状体
のものに限らず、例えば図3に示すように複数の板部材
12a…12aを放射状に取り付けた羽車のようなもの
でも良い。
【0013】図2に戻り説明を続けると、検知装置13
は、コンベア11からの固形物Kを受ける受け皿16
と、この受け皿16に受けた固形物Kの量を検知する検
知手段17と、検知した受け皿16内の固形物Kを混練
装置3に送る固形物送り装置18とを備えてなる。受け
皿16は、上面及び前側面(この図2では右側の側面)
が開口され、コンベア11の後端側の下方位置に配設さ
れることによって、コンベア11からの固形物Kを上面
側から受け、前側面側から固形物Kを混練装置3に送り
出す。そして、この受け皿16は、後方側で回動自在に
より軸支され、前方側でコンベア11からの固形物Kを
受け取ると固形物Kの重量により前方側が下方に回動し
得るようになされている。
【0014】検知手段17は、作動用部材17aと、検
知器17bとを備えている。作動用部材17aは、長尺
体からなり、先端が受け皿16に取り付けられるととも
に、略中央で回動自在となるように配設されることによ
り受け皿16の動きと共に可動し、受け皿16の前端部
が下方側に下がるとこの作動用部材17aが回動し、そ
の後端が上方に上がって検知器17bに知らせる。又、
この作動用部材17aには、重鎮17cが軸方向移動可
能に設けられており、この重鎮17cを軸方向に適宜移
動させることによって受け皿16の回動を適宜調整でき
るようにし、検知器17bが検知する受け皿16内の固
形物Kの量を設定変更できるようにしているが、他の方
法により行うようにしても良い。
【0015】検知器17bは、コンベア11や送り装置
18と連接されており、検知器17bが受け皿16に固
形物Kを所定量だけ受け取ったことを検知すると、コン
ベア11の可動を一時的に止めるとともに、送り装置1
8を作動させる。
【0016】固形物送り装置18は、押し出し部材18
aと、押し出し部材18aを操作する操作部材18bと
を有する。押し出し部材18aは、受け皿16内に前後
方向(図示のX−Y方向)に摺動可能に配設され、受け
皿16内の固形物Kを前方側に押し出す。操作部材18
bは、シリンダーからなり、検知器17bからの信号を
受け、押し出し部材18aを可動させる。
【0017】尚、この検知装置13は、上記の態様のも
のに限らず、コンベア11から送られてくる固形物Kを
測定して一定量ずつ混練装置3に送り出せるものであれ
ば良く、適宜変更できる。
【0018】又、上記実施例では、コンベア11を一つ
だけ設け、そのコンベア11によって予め複数の種類の
野菜等からなる固形物Kを流すようにしているが、例え
ば複数の種類に対応する数だけコンベアを設け、各々の
コンベア11によって固形物Kを種類毎に流して混練装
置3に送るようにしても良い。こうすることにより、複
数の種類からなる固形物Kを所定の配合にして流すこと
ができる。
【0019】流動状物移送装置2は、図1に示すように
小麦粉送り装置4と、卵送り装置5とを備えている。小
麦粉送り装置4は、水に溶かれて流動状態を呈する小麦
粉(以下、流動状小麦粉という)を混練装置3に送るも
ので、一方、卵送り装置5は、攪拌した卵を混練装置3
に送るものである。これらの両装置は、同一機構のもの
から構成されており、各々、流動状小麦粉、混練した卵
を収納した収納容器41、51と、収納容器41、51
から混練装置3の混練用容器31まで流動状小麦粉、混
練した卵を一定量ずつ送る一定量送り手段40、50と
を備えている。この実施例における一定量送り手段4
0、50は、弁機構によって送るようになされている。
詳しくは、各々は、第1弁42、52と、第2弁43、
53と、これらの間に配設されたピストン44、54と
を備え、ピストン44、54が引かれると第1弁42、
52が開いて一個分に設定した量だけの流動状小麦粉、
卵が収納容器41、51から吸い上げられ、ピストン4
4、54が押圧されると第1弁42、52が閉じると同
時に第2弁43、53が開き、その吸い上げられた量だ
けの流動状小麦粉、卵が混練装置3の混練用容器31内
に送られる。尚、この送り手段は、弁によるものに限ら
ず、例えば回転バルブを利用した装置によって行うよう
にしても良く、所定量ずつ送れるものであれば良い。
【0020】混練装置3は、混練用容器31と、混練用
容器31内に配設された混練部材32とを備えている。
混練用容器31は、固形物搬送装置1によって搬送され
てきた固形物Kと、流動状物移送装置2によって搬送さ
れてきた流動状物Rとを収納する。又、この混練用容器
31の下面には、開閉用のシャッター31aが設けられ
ており、所定時間毎に開くようになされている。
【0021】混練部材32は、図2に示すように軸部3
2aと、軸部32aの下部に配設された複数の棒状部材
32b…32bとを備えている。又、軸部32aは、そ
の上端に歯合用ギヤー32cを備えるとともに、駆動用
ギヤー32dを有する腕32eに回動自在に支持されて
いる。歯合用ギヤー32cは、混練用容器31の上方側
に固設され、混練用容器31の径と略同径からなる内歯
33に歯合されるようになされている。そして、モータ
ー(図示せず)の回転に伴い駆動用ギヤー32dが回転
すると腕32eに支持された歯合用ギヤー32cが内歯
33に歯合しつつ内歯33に沿って回転する。従って、
棒状部材32b…32bは、軸部32aを軸にして互い
に回転しながら、更に腕32eを軸にして混練用容器3
1内を周回する。
【0022】尚、この混練部材32及び上記シャッター
31aは、固形物移送装置1とは別に独立させて所定時
間毎に作動させるようにしても良いが、固形物移送装置
1の検知器17bに接続させて固形物移送装置1と連動
させるようにし、検知器17bによって所定量の固形物
Kを検知した後、所定時間毎に作動させるようにしても
良い。
【0023】次に、本発明の装置による小麦粉混練食品
材料の製造方法につき説明する。先ず、刻んだキャベツ
等の固形物Kをホッパーからコンベア11の始端側に流
す。コンベア11上を流れる固形物Kは、図3に示すよ
うに量規制部材12の位置にまで来ると、固形物流通路
14の高さH2以上の高さH1に積まれて流れてきた固
形物Kの内、上方位置にある固形物K1は、量規制部材
12の外周に当接して移送が停止され、下方位置にある
固形物K2だけが、固形物流通路14を通過し、量規制
されつつコンベア11の後方側に流される。その際、量
規制部材12が回転しない場合は、量規制部材12に当
接した上方位置にある固形物K1の内の幾分かは、下方
位置にある固形物K2の流れに乗じて量規制部材12の
外周を滑って固形物流通路14に入り込んでしまい、固
形物流通路14を通過した後の固形物Kは、高さが低く
なっても上下に圧縮されて密度が大きいものとなり、有
効に量規制できないことになる。しかし、本考案におい
ては、上述のように量規制部材12をコンベア11の移
送方向と反対方向に回転しているため、当接したほとん
どのものを後方側に送り戻すことができ、これを効果的
に防止できる。そして、更に、後方側の量規制部材12
によって同様に量規制され、検知装置13の受け皿16
に徐々に落とす。
【0024】固形物Kを受けた受け皿16は、一個分に
設定した量になると固形物Kの重量によって回動し始
め、作動用部材17aが検知器17bに知らせ、検知器
17bが作動してコンベア11の可動を一時的に止め
る。その際、一度に多量の固形物Kがコンベア11から
受け皿16に落ちると、検知器17bの作動によりコン
ベア11からの固形物Kの落下が止まった時にはすでに
受け皿16に設定量以上の多量の固形物Kが溜まってい
ることになる。ところが、本考案においては、上記量規
制部材12によってコンベア11から落下する固形物K
が量規制され、徐々にしか落ちないため、このようなこ
とを防止でき、常時略設定量にすることができる。
【0025】又、検知器17bが作動すると、送り装置
18を可動させて押し出し部材18aを前方側(図示の
X方向)に押し出す。これにより、受け皿16に溜まっ
た一個分に相当する量の固形物Kが混練装置3の混練用
容器31内に落とされる。
【0026】一方、固形物Kが混練装置3の混練用容器
31内に落とされると、それと略同時期に、小麦粉送り
装置4、及び卵送り装置5とによって一個分に設定した
量だけの流動状小麦粉、及び混練した卵が各収納容器4
1、51から吸い上げられ、混練装置3の混練用容器3
1内に送られる。
【0027】混練用容器31内に入った固形物K及び流
動状物Rは、棒状部材32b…32bにより混練される
が、本考案における棒状部材32b…32bが、軸部3
2aを軸とした回転運動をする同時に、内歯33を周回
する周回運動をするため、効率的に略均一に混練するこ
とができる。そして、その後、混練用容器31のシャッ
ター31aが開き、下方に落とす。これにより、キャベ
ツ等の固形物Kと、水に溶いた小麦粉及び卵の流動状物
Rとを混練した一個分の小麦粉混練食品材料が得られ
る。以上の工程を繰り返し行うことにより、一個分の小
麦粉混練食品材料を連続的に得ることができる。
【0028】そして、得られた小麦粉混練食品材料を、
例えば冷凍品とする場合は、図5に示すように混練用容
器31の下方に、複数の容器7…7を取り付けて移送す
るコンベア8を設置するとともに、コンベアの後方側に
冷凍装置9を設置し、小麦粉混練食品材料を混練用容器
31から順次容器に入れて冷凍すれば連続的に冷凍小麦
粉混練食品材料を得ることができる。又、小麦粉混練食
品材料をお好み焼材料として連続的に焼上げる場合は、
混練用容器31の下方に、複数の鉄板を接続したコンベ
アを設置し、小麦粉混練食品材料を混練用容器31から
順次鉄板上に落とし、焼き上げるようにすれば良い。一
方、小麦粉混練食品材料をかきあげ天ぷらとして連続的
に上げる場合は、混練用容器31の下方に、油槽を設
け、あるいはネットコンベアを有する油槽を設け、小麦
粉混練食品材料を混練用容器31から順次油槽中、又は
ネットコンベアに落とすことにより連続的に揚げること
ができる。
【0029】尚、固形物は、お好み焼やかきあげ天ぷら
等の種類により適宜選択して構成すれば良い。又、固形
物は、キャベツやタマネギ等の野菜の他、肉や魚介類等
の種々のものを含めても良い。あるいは、固形物をキャ
ベツやタマネギ等の野菜から構成しておき、流動状物と
混ぜ合わせた後、後工程で肉や魚介類等を機械的又は手
で加えるようにしても良い。
【0030】
【発明の効果】以上、本発明の小麦粉混練食品材料の製
造方法は、固形物と流動状物との配合割合を一定にした
状態で、しかも、グルテンを発生させることなく小麦粉
混練食品材料を連続して得ることができる。又、固形物
Kを移送する際、塊状となって流れ易いキャベツ等の固
形物を所定量ずつ移送部材上で量規制しつつ順次移送す
ることによって一個分の小麦粉混練食品に適する量を円
滑に、しかも正確に測定しながら送ることができ、常時
固形物と流動状物とを一定の配合割合にすることができ
る。従って、本発明の小麦粉混練食品材料を使用するこ
とによって小麦粉混練食品を良好に容易に短時間で仕上
げることができる。
【0031】又、本発明の小麦粉混練食品材料の製造装
置は、固形物移送装置に配設した量規制部材によって、
塊状となって流れ易い固形物を移送部材上で量規制で
き、常時略一個分の小麦粉混練食品に適する量にして次
工程に送ることができる。これにより、常時固形物と流
動状物とを一定の配合割合にした小麦粉混練食品材料を
容易に連続的に得られるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の小麦粉混練食品材料の製造
装置全体の概略図である。
【図2】固形物移送装置及び混練装置の説明図である。
【図3】量規制部材の機能を説明する際の断面説明図で
ある。
【図4】量規制部材の他の実施例の斜視図である。
【図5】本発明によって得られた小麦粉混練食品材料を
連続冷凍する場合の説明図である。
【符号の説明】
1 固形物移送装置 2 流動状物移送装置 3 混練装置 4 小麦粉送り装置 5 卵送り装置 12 量規制部材 13 検知装置 14 固形物流通路 16 受け皿 17b 検知器 18a 押し出し部材 31 混練用容器 32 混練部材 42、52 第1弁 43、53 第2弁 44、54 ピストン 83 焼き上げ域 K 固形物 R 流動状物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定間、移送可能な移送部材(11)上にキャ
    ベツ、ニンジン、あるいは、タマネギ、ゴボウ等の固形
    物(K) を載置し、その載置した固形物(K) を、移送部材
    (11)の途中における上方側に移送部材(11)上面と所定間
    隔だけ隔てて配設することにより移送部材(11)上面との
    間に固形物流通路(14)を形成した量規制部材(12)(12)に
    よって、移送部材(11)上で量規制しつつ順次移送部材(1
    1)の後方側に移送させ、 更に、その量規制されつつ移送されてきた固形物(K)
    を、検知装置(13)よって一個分の小麦粉混練食品に適す
    る量毎に分けながら順次送り、 その一方、水に溶いた小麦粉等の流動状物(R) を、一定
    量送り手段(40)(50)によって一個分の小麦粉混練食品に
    適する量毎に順次移送し、 その後、移送されてくる一個分に適する量の固形物(K)
    と流動状物(R) とを混練して得ることを特徴とする小麦
    粉混練食品材料の製造方法。
  2. 【請求項2】キャベツ、ニンジン、あるいは、タマネ
    ギ、ゴボウ等の固形物(K) を順次移送する固形物移送装
    置(1) と、水に溶いた小麦粉等の流動状物(R)を順次移
    送する流動状物移送装置(2) と、これらの固形物(K) と
    流動状物(R) とを混ぜ合わせる混練装置(3) とを備え、 固形物移送装置(1) には、固形物(K) を載置して所定
    間、移送する移送部材(11)と、量規制部材(12)(12)と、
    検知装置(13)とが備えられ、 この量規制部材(12)(12)が、移送部材(11)の途中におけ
    る上方側に、移送部材(11)上面と所定間隔だけ隔てられ
    て配設されることにより、この量規制部材(12)(12)と移
    送部材(11)上面との間に固形物流通路(14)が形成され、
    この固形物流通路(14)によって移送部材(11)の始端側か
    ら移送されてくる固形物(K) が移送部材(11)上で量規制
    されつつ後方側に順次移送されようになされ、 検知装置(13)が、検知手段(17)と、固形物送り装置(18)
    とを有し、これらによって量規制されつつ移送されてく
    る固形物(K) が一個分の小麦粉混練食品に適する量毎に
    分けられながら順次混練装置(3) に送られ、 流動状物移送装置(2) が、一定量送り手段(40)(50)を有
    し、この一定量送り手段(40)(50)によって流動状物(R)
    が一個分の小麦粉混練食品に適する量毎に順次混練装置
    (3) に移送され、 混練装置(3) が、送られてくる一個分の小麦粉混練食品
    に適する量の固形物(K) と流動状物(R) とを順次混練す
    ることにより、一個分の小麦粉混練食品材料を順次得ら
    れるようになされたものであることを特徴とする小麦粉
    混練食品材料の製造装置。
JP5241933A 1993-09-01 1993-09-01 小麦粉混練食品材料の製造方法及びその装置 Expired - Lifetime JP2663236B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5241933A JP2663236B2 (ja) 1993-09-01 1993-09-01 小麦粉混練食品材料の製造方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5241933A JP2663236B2 (ja) 1993-09-01 1993-09-01 小麦粉混練食品材料の製造方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0767592A true JPH0767592A (ja) 1995-03-14
JP2663236B2 JP2663236B2 (ja) 1997-10-15

Family

ID=17081732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5241933A Expired - Lifetime JP2663236B2 (ja) 1993-09-01 1993-09-01 小麦粉混練食品材料の製造方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2663236B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012231693A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Tablemark Co Ltd 食感のよいお好み焼きの製造方法
JP2012231689A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Tablemark Co Ltd ボリューム感のあるお好み焼きの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012231693A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Tablemark Co Ltd 食感のよいお好み焼きの製造方法
JP2012231689A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Tablemark Co Ltd ボリューム感のあるお好み焼きの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2663236B2 (ja) 1997-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5721000A (en) Method for producing seasoned food products
US20040020941A1 (en) Dispensing apparatus and method of dispensing
CA2269062A1 (en) Method and device for producing pizza
CN102018270B (zh) 用于将食物形成圈饼形状的设备和方法
JP4679422B2 (ja) 食品成形装置の米飯供給機構
US20110097459A1 (en) Reduced-size apparatus for applying food coating and methods of use thereof
KR20040045397A (ko) 혼합 시스템 및 방법
JPS58179431A (ja) 流動性食品用計量デポジツタ
JP4568909B2 (ja) 菓子製造システム
JPH0767592A (ja) 小麦粉混練食品材料の製造方法及びその装置
US4536146A (en) Croquette machine
US20210386109A1 (en) Adjustable breading machine and method of operation
CN211246166U (zh) 一种大头菜自动搅拌机构
EP3618646B1 (en) Apparatus and method for coating product in flavouring
JPH0731548A (ja) お好み焼の自動焼き上げ方法及びその装置
JP3965428B2 (ja) 混合システムおよび混合方法
JP2022109084A (ja) 具材付与装置
JPH05260936A (ja) 菓子製造装置における具材の投入方法、および、同投入装置
JPH04316473A (ja) 食品製造装置
MXPA99003644A (en) Method and device for producing pizza
JP2004166622A (ja) 味付け装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080620

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080620

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 16

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250