JPH0766831A - 電子メールシステム - Google Patents

電子メールシステム

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Publication number
JPH0766831A
JPH0766831A JP5214249A JP21424993A JPH0766831A JP H0766831 A JPH0766831 A JP H0766831A JP 5214249 A JP5214249 A JP 5214249A JP 21424993 A JP21424993 A JP 21424993A JP H0766831 A JPH0766831 A JP H0766831A
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JP
Japan
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mail
shared
unit
processing unit
sent
Prior art date
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Pending
Application number
JP5214249A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuka Inoue
由香 井上
Osamu Kamo
理 加茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0766831A publication Critical patent/JPH0766831A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同報送付されたメールに対する追加更新を容
易に行なうことができ、しかもユーザが読み出すタイミ
ングに応じて、更新された新たな結果を見ることができ
る電子メールシステムを提供することを目的とする。 【構成】 共有メール格納部9は、同報されたメールを
グループで共有する共有メールとして格納する。共有メ
ール管理部10は、共有メール格納部9に格納されてい
る各メールの格納位置およびサイズを含むメール情報を
管理する。付与メール処理部13は、端末装置1a〜1
dから送られたメールが共有メールへの付与メールであ
る場合に、共有メール格納部9に格納されている共有メ
ールのうち指定された共有メールに対して付与メールの
内容の追加処理を行ない、共有メール管理部10のメー
ル情報を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークに接続さ
れたワークステーションなどの端末間で、メールの配送
を行なう電子メールシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子メールシステムは、例えば図
10のように、任意数の端末装置41a〜41cと、こ
れら端末装置41a〜41cにネットワーク42を介し
て接続されたメールサーバ43とを備えていた。そして
メールサーバ43は、メール送受信制御部44と、メー
ルボックス45と、メール格納部46と、メール管理部
47と、送信メール処理部48と、受信メール処理部4
9とを備えていた。
【0003】この従来の電子メールシステムにおいて、
端末装置41a〜41cから送られたメールは、ネット
ワーク42を介してメールサーバ43のメール送受信制
御部44に受け取られ、送信メール処理部48に送られ
る。送信メール処理部48は、メールをメール格納部4
6に格納し、格納位置やサイズなどの情報をメール管理
部47に記録するとともに、宛先で指定されたユーザに
対応するメールボックス45のメールリストに、送られ
たメールのインデックスを追加する。端末装置41a〜
41cからメール受信命令が送られると、メール送受信
制御部44がこれを受け取り、受信メール処理部49に
指定されたメールの読み出しを指示する。受信メール処
理部49は、メール受信命令を送った端末ユーザに対応
するメールボックス45のメールリストおよびメール管
理部47の情報に基づいてメール格納部46からメール
を読み出し、メール送受信制御部44に送る。メール送
受信制御部44は、受信メール処理部49が読み出した
メールを、端末装置41a〜41cのうち受信命令を送
付した端末装置に送る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の電子メールシステムでは、同報送付されたメールに対
して、送り手と複数の受け手とからなるグループ内で、
コメントを加えるなど、メールに新たな内容を付加する
場合、新規にメールを作成して各ユーザに改めて送るこ
とになる。そのため、ユーザは、最初の同報メールと、
関連する複数のメールとを別々にアクセスしなければ、
全容を把握することができない。
【0005】なお、送付したメールに対して削除処理を
行なう方式は、例えば特開平3−235552号公報に
記載されているが、この場合、メールの追加更新は、送
り手ユーザが、いったんメールをキャンセルした後、追
加修正を加えて、再送するという手順を踏まなければな
らない。このように、従来の電子メールシステムでは、
同報送付されたメールに対する追加更新を容易に行なう
ことができず、また同報メールに対して、グループ内で
の追加更新が進められていくとき、ある時点での最終的
な更新結果を容易に知ることができないという問題点を
有していた。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みて成されたもの
であり、同報送付されたメールに対する追加更新を容易
に行なうことができ、しかもユーザが読み出すタイミン
グに応じて、更新された新たな結果を見ることができる
電子メールシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ユー
ザが電子メールの作成および送受信の指示を行なうため
の複数の端末装置と、ネットワークを介して全ての端末
装置に接続されたメールサーバと、を備え、メールサー
バに、メールの送受信制御および処理を行う処理手段
と、端末装置から送られたメールを格納するメール格納
手段と、メール格納手段に格納されている各メールの格
納位置およびサイズを含むメール情報を管理するメール
管理手段と、端末装置から送られたメールが共有メール
への付与メールである場合に、メール格納手段に格納さ
れているメールのうち指定された共有メールに対して付
与メールの内容の追加処理を行ない、メール管理手段の
メール情報を更新する付与メール処理手段と、を備えた
ことを特徴としている。
【0008】請求項2の発明は、ユーザが電子メールの
作成および送受信の指示を行なうための複数の端末装置
と、各端末装置に対応してそれぞれ設けられて、端末装
置を用いたメール作成や指示入力のユーザインタフェー
スを司るUI処理部と、ネットワークを介して全ての端
末装置に接続されたメールサーバと、を備え、メールサ
ーバに、ユーザ個人向けに送られたメールを格納する個
人メール格納部と、個人メール格納部に格納されている
各メールの格納位置およびサイズを含むメール情報を管
理する個人メール管理部と、同報されたメールをグルー
プで共有する共有メールとして格納する共有メール格納
部と、共有メール格納部に格納されている各メールの格
納位置およびサイズを含むメール情報を管理する共有メ
ール管理部と、メールをアクセスするためのタグをユー
ザ個人毎に格納するメールボックスと、端末装置から送
られたメールを個人メール格納部または共有メール格納
部に格納し、個人メール管理部または共有メール管理部
に必要情報を記録するとともに、メールをアクセスする
ためのタグをメールボックスに格納する送信メール処理
部と、端末装置から送られたメールが共有メールへの付
与メールである場合に、共有メール格納部に格納されて
いる共有メールのうち指定された共有メールに対して付
与メールの内容の追加処理を行ない、共有メール管理部
のメール情報を更新する付与メール処理部と、端末装置
からメール受信の指示を受けた場合に、メールボックス
に格納されているタグおよび個人メール管理部または共
有メール管理部のメール情報に基づいて、指定されたメ
ールを個人メール格納部または共有メール格納部から読
み出す受信メール処理部と、端末装置からの指示を受け
付け、メール送信指示の場合は送信メール処理部にメー
ルの格納を指示し、メール受信指示の場合は受信メール
処理部にメールの読み出しを指示して読み出したメール
を端末装置に送るメール送受信制御部と、を備えたこと
を特徴としている。
【0009】請求項3の発明は、各UI処理部は、共有
メールに対して付与メールを送る際に、ユーザが付与対
象メール中の挿入位置を指定する手段を有し、付与メー
ル処理部は、付与メールを共有メール格納部に格納する
とともに、共有メール管理部のメール情報として、付与
メールの挿入位置と付与メールを格納した共有メール格
納部内の位置とを含むリンク情報を追加し、受信メール
処理部は、共有メールを読み出す際に、共有メール管理
部内のリンク情報に基づいて付与メールを読み出し、リ
ンク情報とともにメール送受信制御部に送る、構成とし
たことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1の発明において、処理手段は、メール
の送受信制御および処理を行う。メール格納手段は、端
末装置から送られたメールを格納する。メール管理手段
は、メール格納手段に格納されている各メールの格納位
置およびサイズを含むメール情報を管理する。付与メー
ル処理手段は、端末装置から送られたメールが共有メー
ルへの付与メールである場合に、メール格納手段に格納
されているメールのうち指定された共有メールに対して
付与メールの内容の追加処理を行ない、メール管理手段
のメール情報を更新する。
【0011】請求項2の発明において、UI処理部は、
端末装置を用いたメール作成や指示入力のユーザインタ
フェースを司る。個人メール格納部は、ユーザ個人向け
に送られたメールを格納する。個人メール管理部は、個
人メール格納部に格納されている各メールの格納位置お
よびサイズを含むメール情報を管理する。共有メール格
納部は、同報されたメールをグループで共有する共有メ
ールとして格納する。共有メール管理部は、共有メール
格納部に格納されている各メールの格納位置およびサイ
ズを含むメール情報を管理する。メールボックスは、メ
ールをアクセスするためのタグをユーザ個人毎に格納す
る。送信メール処理部は、端末装置から送られたメール
を個人メール格納部または共有メール格納部に格納し、
個人メール管理部または共有メール管理部に必要情報を
記録するとともに、メールをアクセスするためのタグを
メールボックスに格納する。付与メール処理部は、端末
装置から送られたメールが共有メールへの付与メールで
ある場合に、共有メール格納部に格納されている共有メ
ールのうち指定された共有メールに対して付与メールの
内容の追加処理を行ない、共有メール管理部のメール情
報を更新する。受信メール処理部は、端末装置からメー
ル受信の指示を受けた場合に、メールボックスに格納さ
れているタグおよび個人メール管理部または共有メール
管理部のメール情報に基づいて、指定されたメールを個
人メール格納部または共有メール格納部から読み出す。
メール送受信制御部は、端末装置からの指示を受け付
け、メール送信指示の場合は送信メール処理部にメール
の格納を指示し、メール受信指示の場合は受信メール処
理部にメールの読み出しを指示して読み出したメールを
端末装置に送る。
【0012】請求項3の発明において、各UI処理部
は、共有メールに対して付与メールを送る際に、ユーザ
が付与対象メール中の挿入位置を指定する手段を有して
いる。付与メール処理部は、付与メールを共有メール格
納部に格納するとともに、共有メール管理部のメール情
報として、付与メールの挿入位置と付与メールを格納し
た共有メール格納部内の位置とを含むリンク情報を追加
する。受信メール処理部は、共有メールを読み出す際
に、共有メール管理部内のリンク情報に基づいて付与メ
ールを読み出し、リンク情報とともにメール送受信制御
部に送る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例における電子メール
システムの構成図で、この電子メールシステムは、任意
数の端末装置1a〜1dと、各端末装置1a〜1dに対
応して設置されたUI処理部2a〜2dと、メールサー
バ3と、端末装置1a〜1dとメールサーバ3とを接続
するネットワーク4とを備えている。メールサーバ3
は、メール送受信制御部5と、送信メール処理部6と、
受信メール処理部7と、メールボックス8と、共有メー
ル格納部9と、共有メール管理部10と、個人メール管
理部11と、個人メール格納部12と、付与メール処理
部13とを備えている。端末装置1a〜1dは、ユーザ
が電子メールの作成および送受信の指示を行なうための
ものである。UI処理部2a〜2dは、端末装置1a〜
1dを用いたユーザのメール作成や指示入力のユーザイ
ンタフェースを司る。メールサーバ3は、メールの管理
および配送を制御する。ネットワーク4は、端末装置1
a〜1dとメールサーバ3とを接続する。メール送受信
制御部5は、ネットワーク4を経由して、ユーザからの
指示やメールの受信、およびユーザへのメールの送信を
制御する。送信メール処理部6は、ユーザから送信され
たメールの格納処理、およびユーザからの削除指示に応
じたメールの削除処理を行なう。受信メール処理部7
は、ユーザからの指示に応じてメールを読み出す。メー
ルボックス8は、メールをアクセスするためのタグをユ
ーザ個人毎に格納する。共有メール格納部9は、同報さ
れたメールをグループで共有する共有メールとして格納
する。共有メール管理部10は、共有メール格納部9に
格納されている各メールのメール情報を管理する。個人
メール管理部11は、個人メール格納部12に格納され
ている各メールのメール情報を管理する。個人メール格
納部12は、ユーザ個人向けに送られたメールを格納す
る。付与メール処理部13は、指定された共有メールに
対する付与メール内容の追加処理を行なう。
【0014】図2は、本発明の一実施例における電子メ
ールシステムの動作を説明するためのメール文の表示内
容の説明図である。図3は、本発明の一実施例における
電子メールシステムの動作を説明するためのメール文の
送信用データ形式の説明図である。図4は、本発明の一
実施例における電子メールシステムの動作を説明するた
めの受信メールリストの説明図である。
【0015】図5は、本発明の一実施例における電子メ
ールシステムの動作を説明するためのメール文の表示内
容の説明図である。図6は、本発明の一実施例における
電子メールシステムの動作を説明するための共有メール
管理テーブルの説明図である。図7は、本発明の一実施
例における電子メールシステムの動作を説明するための
修正メール文の送信用データ形式の説明図である。
【0016】図8は、本発明の一実施例における電子メ
ールシステムの動作を説明するためのメール文の表示内
容の説明図である。図9は、本発明の一実施例における
電子メールシステムの動作を説明するためのメール文の
表示内容の説明図である。次に動作を説明する。なお、
端末装置1a〜1dは、ユーザA〜Dが、それぞれ専用
で使用するものとする。
【0017】まず、ユーザAが同報メールを作成し、ユ
ーザB〜D宛に送付する場合の処理について述べる。ユ
ーザAは、端末装置1aにおいて、図2のようなメール
文を作成し、UI処理部2aを通じて、ユーザB,C,
Dに送る。メールの宛先は、メール文の先頭にTo:に
続くアドレスとして記述する。ユーザA〜Dのアドレス
は、aa,bb,cc,ddとして、メールサーバ3に
登録されている。また、メールのタイトルは、Titl
e:に続く文字列として記述することができる。UI処
理部2aは、ユーザAが作成した図2のメール文を、図
3のような、送信用データの形式に変換する。送信用デ
ータは、送り手Aのアドレス21と指示種別22と作成
日時23とから成るヘッダと、指示種別毎の必要情報2
4とから構成される。指示種別22は、送信、一覧、受
信、付与、消去などの指示を表す。指示種別「送信」の
場合は、必要情報として、あて先25、タイトル26、
メール属性27、メール本文サイズ28、メール本文2
9が含まれる。メール属性27は、同報されたグループ
内で共有される共有メールか個人宛に送られる個人メー
ルかの属性を表す。図2のメール文では、あて先が複数
記述されているので、UI処理部2aは、同報されたグ
ループ内でメールを共有できるように、メール属性27
を「共有」とする。あて先が1個人宛の場合は、メール
種別を「個人」とする。一覧、受信、消去などを指示す
る指示メールは、メール本文29を必要としない。図3
のメールは、ネットワーク4を経由してメールサーバ3
に送られる。メールサーバ3では、メール送受信制御部
5がメールを受け取り、指示種別が「送信」であるの
で、メールを送信メール処理部6に送る。送信メール処
理部6は、メール種別が「共有」であるので、メールを
共有メールとして、共有メール格納部9に格納し、シス
テムユニークなメールIDを割り当てて、メールID、
メールの格納位置、バイトサイズを、共有メール管理部
10の共有メール管理テーブルに追加する。共有メール
管理テーブルの内容については後述する。
【0018】なお、送られたメールのメール属性が「個
人」の場合、送信メール処理部6は、メールを個人メー
ルとして、個人メール格納部12に格納し、システムユ
ニークなメールIDを割り当てて、メールID、メール
の格納位置、バイトサイズを、個人メール管理部11の
個人メール管理テーブルに追加する。さらに、送信メー
ル処理部6は、メールに記述されている宛先アドレスに
対応するメールボックス8に対して、メールをアクセス
するためのタグを追加する。タグは、メール属性、メー
ルID、メールタイトル、作成日時、送り手アドレスの
情報を持つ。ユーザAの送ったメールの宛先アドレス
は、bb,cc,ddであるので、bb,cc,dd用
のメールボックス8に、タグが追加される。このとき、
メールが共有メールの場合は、送り手Aのアドレスaa
用のメールボックス8にも、同様にタグが追加される。
以上でユーザAのメール送信に関する処理は完了する。
【0019】つぎに、ユーザBがユーザAからの同報メ
ールを読んで、コメント文を付加する場合の処理につい
て述べる。ユーザBは、端末装置1bから、UI処理部
2bを通じて、自分宛に届いているメールの一覧表示を
指示する。UI処理部2bは、指示種別を「一覧」とし
た指示メールを作成し、メールサーバ3に送る。メール
サーバ3では、メール送受信制御部5がメールを受け取
り、指示種別が「一覧」であるので、メールを受信メー
ル処理部7に送る。受信メール処理部7は、メールの送
り手アドレスに対応するメールボックス8に格納されて
いるタグを全て読み出し、メール送受信制御部5を介し
て、指示メールを送信した端末装置1bに送る。端末装
置1bに送られたタグ情報は、UI処理部2bによっ
て、図4のように受信メールリスト31として端末画面
に一覧表示される。端末装置1a〜1dには指示入力装
置としてマウス(図示せず)が接続されており、UI処
理部2a〜2dは、必要に応じてメニューを表示するな
どして、マウスからのユーザ入力を処理する。ユーザB
が、受信メールリスト31の中から、ユーザAから送ら
れた同報メール「パーティーのご案内」を選択し、メニ
ュー32を表示して「読む」を選択すると、UI処理部
2bは、指示種別を「受信」とし、必要情報として対象
メール属性と対象メールIDとを含む指示メールを作成
し、メールサーバ3に送る。メールサーバ3では、メー
ル送受信制御部5がメールを受け取り、指示種別が「受
信」であるので、メールを受信メール処理部7に送る。
受信メール処理部7は、指示種別「受信」の指示メール
を受け取ると、指示メールの情報に含まれる対象メール
属性や対象メールIDによって指定されるメールを、共
有メール管理部10または個人メール管理部11の情報
に基づいて、共有メール格納部9または個人メール格納
部12から読み出す。ユーザBによって指定されたメー
ル「パーティーのご案内」は、受信メール処理部7によ
って、共有メール格納部9から読み出され、メール送受
信制御部5を介して、指示メールを送信した端末装置1
bに送られる。端末装置1bに送られたメール「パーテ
ィーのご案内」は、UI処理部2bによって、端末画面
に表示される。ここで、ユーザBが、表示されたメール
文に対してコメントを付加しようとする場合、コメント
を挿入したい箇所をマウスで指示し、図5(A)のよう
にメニューから「付与」を選択すると、UI処理部2b
によって、図5(B)のような編集ウィンドウ33が表
示される。編集ウィンドウ33を用いてコメントを作成
し、メニューから終了を選択すると、図5(C)のよう
な選択パネル34が表示され、ここで「送る」を選択す
ると、UI処理部2bが、指示種別を「付与」とし、必
要情報として付与対象メールID、挿入位置、コメント
を含む付与メールを作成して、メールサーバ3に送る。
付与メールは、メールサーバ3のメール送受信制御部5
を経て送信メール処理部6に渡され、さらに指示種別が
「付与」であるので、付与メール処理部13に渡され
る。付与メール処理部13は、付与メールを共有メール
格納部9に格納し、共有メール管理部10の共有メール
管理テーブルから、付与メールによって指定された付与
対象メールIDを検索する。図6のように、共有メール
管理テーブル35は、メールID、メールの格納位置、
バイトサイズ、リンクテーブル36へのポインタを持
つ。リンクテーブル36は、共有メールに付与されたメ
ールへのリンク情報を格納するもので、各要素は、リン
クコード、付与メールの共有メール格納部9における格
納位置、バイトサイズの情報を含む。付与メール処理部
13は、付与メールに対して、システムユニークなリン
クコードを与え、付与メールの挿入位置情報で指定され
た付与対象メール文中の位置に、リンクコードを埋め込
む。また、付与対象メールのリンクテーブル36に、送
られた付与メールに関するリンク情報を追加する。指定
された付与対象メールが、リンクテーブル36を持って
いない場合は、新規に作成して、リンク情報を格納す
る。以上でユーザBのコメント文付加に関する処理は完
了する。
【0020】ユーザBのコメント文付加の処理と同様
に、同報メールの送り手であるユーザAが、メールに対
する補足説明を加えることができる。つぎに、他のユー
ザCが、ユーザAからの同報メールを読んで、コメント
文を付加する場合について述べる。ユーザCは、最初に
ユーザAから同報メールが送られて、ユーザBがコメン
トを付加し、ユーザAが補足説明を加えた後に、はじめ
てこのメールを読むものとする。ユーザCは、ユーザB
の場合と同様に、自分宛のメールリストの中から、ユー
ザAから送られた同報メール「パーティーのご案内」を
選択し、メニューから「読む」を選択すると、指示種別
「受信」の指示メールがメールサーバ3に送られ、受信
メール処理部7が、共有メール格納部9から、「パーテ
ィーのご案内」を読み出す。この際、共有メール管理部
10の共有メール管理テーブルから、「パーティーのご
案内」のリンクテーブルを参照し、付与メールへのリン
ク情報を読み出すとともに、共有メール格納部9から該
当する付与メールを読み出す。受信メール処理部7は、
共有メールと、それに対するすべての付与メール、およ
びリンク情報を、図7のような形式で、ユーザCの端末
装置1cに送る。端末装置1cに送られたメール「パー
ティーのご案内」を端末画面に表示する際に、UI処理
部2cは、本文中に埋め込まれたリンクコードを検出
し、図8(A)のように、リンクアイコン37,38と
して文中に表示するか、または図8(B)のように、リ
ンクコードに対応する付与メールの内容を展開した形で
文中に表示する。図8(A)のようにリンクアイコン3
7,38として表示した場合は、ユーザのマウスによる
指示に応じて、図8(C)のようにウィンドウを表示
し、付加メール内容を表示する。図8(B)のように付
加メールの内容を展開して表示する場合は、文字色を変
えるなどの方法により、本文と視覚的に区別できるよう
に表示する。ユーザCは、表示された「パーティーのご
案内」の本文およびユーザA、ユーザBの付与メールを
読んで、ユーザBの場合と同様に、自分のコメントを付
与メールとして送る。その後、ユーザDが「パーティー
のご案内」を読むときには、図9のようにユーザCのコ
メントも追加されて表示される。
【0021】共有メール格納部9に格納されている共有
メールは、すべての受け手ユーザから読み出された後も
消去されないので、グループの各ユーザが、何度でもメ
ールをアクセスして、更新された内容を確認することが
できる。共有メールの消去は、同報メールの送り手であ
るユーザAが、UI処理部2aを通じて、指示種別「消
去」の指示メールを、メールIDとともに送信すること
により実行される。このとき、共有メール管理部10の
メール管理テーブル上の該当メールの情報、およびその
リンクテーブル36と、リンクテーブル36に登録され
ている共有メール格納部9内の付与メッセージも同時に
消去される。
【0022】このように、ユーザが他のユーザに送った
同報メールに対して、その同報グループ内で、コメント
を付加していく場合に、コメントがもとのメールに追加
されていくので、1つのメールをアクセスするだけで、
その時点までの内容をすべて読みとることができる。ま
た、ユーザは、表示されたメールの適当な位置を指定し
て、本文中の任意の箇所にコメントを挿入することによ
り、何に対するコメントであるかの意図を、受け手に容
易に伝えることができる。
【0023】さらに、コメントへのリンクをリンクアイ
コンとして表示することにより、コメントを識別しやす
くすることができる。なお上記実施例においては、送信
するメールを共有メールとするか個人メールとするか
を、UI処理部2a〜2dによって決められるように構
成したが、ユーザが明示的に指定することにより、送り
手と受け手とが1対1の形態で、共有メールを利用した
り、同報メールであっても、各個人あての複数のメール
として処理されるように構成してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ユ
ーザが電子メールの作成および送受信の指示を行なうた
めの複数の端末装置と、ネットワークを介して全ての端
末装置に接続されたメールサーバと、を備え、メールサ
ーバに、メールの送受信制御および処理を行う処理手段
と、端末装置から送られたメールを格納するメール格納
手段と、メール格納手段に格納されている各メールの格
納位置およびサイズを含むメール情報を管理するメール
管理手段と、端末装置から送られたメールが共有メール
への付与メールである場合に、メール格納手段に格納さ
れているメールのうち指定された共有メールに対して付
与メールの内容の追加処理を行ない、メール管理手段の
メール情報を更新する付与メール処理手段と、を備えた
ので、同報されたメールに対して、付与メールを送るこ
とにより、同報グループ内の各ユーザからのメッセージ
が逐次追加され、読み出すタイミングに応じて、更新さ
れた新しい内容を見ることができる。したがってユーザ
は、同報送付されたメールに対する追加更新を容易に行
なうことができるとともに、従来のように、関連する複
数のメールをすべてアクセスすることなく、容易に全容
を把握することができる。
【0025】また、ユーザが電子メールの作成および送
受信の指示を行なうための複数の端末装置と、各端末装
置に対応してそれぞれ設けられて、端末装置を用いたメ
ール作成や指示入力のユーザインタフェースを司るUI
処理部と、ネットワークを介して全ての端末装置に接続
されたメールサーバと、を備え、メールサーバに、ユー
ザ個人向けに送られたメールを格納する個人メール格納
部と、個人メール格納部に格納されている各メールの格
納位置およびサイズを含むメール情報を管理する個人メ
ール管理部と、同報されたメールをグループで共有する
共有メールとして格納する共有メール格納部と、共有メ
ール格納部に格納されている各メールの格納位置および
サイズを含むメール情報を管理する共有メール管理部
と、メールをアクセスするためのタグをユーザ個人毎に
格納するメールボックスと、端末装置から送られたメー
ルを個人メール格納部または共有メール格納部に格納
し、個人メール管理部または共有メール管理部に必要情
報を記録するとともに、メールをアクセスするためのタ
グをメールボックスに格納する送信メール処理部と、端
末装置から送られたメールが共有メールへの付与メール
である場合に、共有メール格納部に格納されている共有
メールのうち指定された共有メールに対して付与メール
の内容の追加処理を行ない、共有メール管理部のメール
情報を更新する付与メール処理部と、端末装置からメー
ル受信の指示を受けた場合に、メールボックスに格納さ
れているタグおよび個人メール管理部または共有メール
管理部のメール情報に基づいて、指定されたメールを個
人メール格納部または共有メール格納部から読み出す受
信メール処理部と、端末装置からの指示を受け付け、メ
ール送信指示の場合は送信メール処理部にメールの格納
を指示し、メール受信指示の場合は受信メール処理部に
メールの読み出しを指示して読み出したメールを端末装
置に送るメール送受信制御部と、を備えれば、同報され
たメールに対して、付与メールを送ることにより、同報
グループ内の各ユーザからのメッセージが逐次追加さ
れ、読み出すタイミングに応じて、更新された新しい内
容を見ることができる。したがってユーザは、同報送付
されたメールに対する追加更新を容易に行なうことがで
きるとともに、従来のように、関連する複数のメールを
すべてアクセスすることなく、容易に全容を把握するこ
とができる。さらに、共有メール格納部および共有メー
ル管理部と個人メール格納部および個人メール管理部と
を各別に設けたので、同報グループ内の各ユーザからの
メッセージを効率よく迅速に逐次追加できる。
【0026】また、各UI処理部は、共有メールに対し
て付与メールを送る際に、ユーザが付与対象メール中の
挿入位置を指定する手段を有し、付与メール処理部は、
付与メールを共有メール格納部に格納するとともに、共
有メール管理部のメール情報として、付与メールの挿入
位置と付与メールを格納した共有メール格納部内の位置
とを含むリンク情報を追加し、受信メール処理部は、共
有メールを読み出す際に、共有メール管理部内のリンク
情報に基づいて付与メールを読み出し、リンク情報とと
もにメール送受信制御部に送る、構成とすれば、ユーザ
がメールの適当な位置を指定して、本文中の任意の箇所
にコメントを挿入することにより、何に対するコメント
であるかの意図を、受け手に容易に伝えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電子メールシステム
の構成図である。
【図2】本発明の一実施例における電子メールシステム
の動作を説明するためのメール文の表示内容の説明図で
ある。
【図3】本発明の一実施例における電子メールシステム
の動作を説明するためのメール文の送信用データ形式の
説明図である。
【図4】本発明の一実施例における電子メールシステム
の動作を説明するための受信メールリストの説明図であ
る。
【図5】本発明の一実施例における電子メールシステム
の動作を説明するためのメール文の表示内容の説明図で
ある。
【図6】本発明の一実施例における電子メールシステム
の動作を説明するための共有メール管理テーブルの説明
図である。
【図7】本発明の一実施例における電子メールシステム
の動作を説明するための修正メール文の送信用データ形
式の説明図である。
【図8】本発明の一実施例における電子メールシステム
の動作を説明するためのメール文の表示内容の説明図で
ある。
【図9】本発明の一実施例における電子メールシステム
の動作を説明するためのメール文の表示内容の説明図で
ある。
【図10】従来の電子メールシステムの構成図である。
【符号の説明】
1a〜1d 端末装置 2a〜2d UI処理部 3 メールサーバ 4 ネットワーク 5 メール送受信制御部 6 送信メール処理部 7 受信メール処理部 8 メールボックス 9 共有メール格納部 10 共有メール管理部 11 個人メール管理部 12 個人メール格納部 13 付与メール処理部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザが電子メールの作成および送受信
    の指示を行なうための複数の端末装置と、 ネットワークを介して前記全ての端末装置に接続された
    メールサーバと、 を備え、前記メールサーバに、 メールの送受信制御および処理を行う処理手段と、 前記端末装置から送られたメールを格納するメール格納
    手段と、 前記メール格納手段に格納されている各メールの格納位
    置およびサイズを含むメール情報を管理するメール管理
    手段と、 前記端末装置から送られたメールが共有メールへの付与
    メールである場合に、前記メール格納手段に格納されて
    いるメールのうち指定された共有メールに対して付与メ
    ールの内容の追加処理を行ない、前記メール管理手段の
    メール情報を更新する付与メール処理手段と、 を備えたことを特徴とする電子メールシステム。
  2. 【請求項2】 ユーザが電子メールの作成および送受信
    の指示を行なうための複数の端末装置と、 前記各端末装置に対応してそれぞれ設けられて、端末装
    置を用いたメール作成や指示入力のユーザインタフェー
    スを司るUI処理部と、 ネットワークを介して前記全ての端末装置に接続された
    メールサーバと、 を備え、前記メールサーバに、 ユーザ個人向けに送られたメールを格納する個人メール
    格納部と、 前記個人メール格納部に格納されている各メールの格納
    位置およびサイズを含むメール情報を管理する個人メー
    ル管理部と、 同報されたメールをグループで共有する共有メールとし
    て格納する共有メール格納部と、 前記共有メール格納部に格納されている各メールの格納
    位置およびサイズを含むメール情報を管理する共有メー
    ル管理部と、 メールをアクセスするためのタグをユーザ個人毎に格納
    するメールボックスと、 前記端末装置から送られたメールを前記個人メール格納
    部または前記共有メール格納部に格納し、前記個人メー
    ル管理部または前記共有メール管理部に必要情報を記録
    するとともに、メールをアクセスするためのタグを前記
    メールボックスに格納する送信メール処理部と、 前記端末装置から送られたメールが共有メールへの付与
    メールである場合に、前記共有メール格納部に格納され
    ている共有メールのうち指定された共有メールに対して
    付与メールの内容の追加処理を行ない、前記共有メール
    管理部のメール情報を更新する付与メール処理部と、 前記端末装置からメール受信の指示を受けた場合に、前
    記メールボックスに格納されているタグおよび前記個人
    メール管理部または前記共有メール管理部のメール情報
    に基づいて、指定されたメールを前記個人メール格納部
    または前記共有メール格納部から読み出す受信メール処
    理部と、 前記端末装置からの指示を受け付け、メール送信指示の
    場合は前記送信メール処理部にメールの格納を指示し、
    メール受信指示の場合は前記受信メール処理部にメール
    の読み出しを指示して読み出したメールを前記端末装置
    に送るメール送受信制御部と、 を備えたことを特徴とする電子メールシステム。
  3. 【請求項3】 各UI処理部は、共有メールに対して付
    与メールを送る際に、ユーザが付与対象メール中の挿入
    位置を指定する手段を有し、 付与メール処理部は、付与メールを共有メール格納部に
    格納するとともに、共有メール管理部のメール情報とし
    て、付与メールの挿入位置と付与メールを格納した共有
    メール格納部内の位置とを含むリンク情報を追加し、 受信メール処理部は、共有メールを読み出す際に、共有
    メール管理部内のリンク情報に基づいて付与メールを読
    み出し、リンク情報とともにメール送受信制御部に送
    る、 構成としたことを特徴とする請求項2に記載の電子メー
    ルシステム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011248900A (ja) * 2003-04-04 2011-12-08 Yahoo Inc 汎用検索インターフェースシステム及び方法

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