JPH0766750A - スペクトル拡散受信機のデジタル相関器 - Google Patents

スペクトル拡散受信機のデジタル相関器

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JPH0766750A
JPH0766750A JP21050393A JP21050393A JPH0766750A JP H0766750 A JPH0766750 A JP H0766750A JP 21050393 A JP21050393 A JP 21050393A JP 21050393 A JP21050393 A JP 21050393A JP H0766750 A JPH0766750 A JP H0766750A
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貢一 佐野
Nobuo Murofushi
信男 室伏
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Abstract

(57)【要約】 【目的】相関出力の解像度を落とさずにビット数を減ら
し回路規模を小さくする。 【構成】デジタル相関器に、入力データのPN符号と内
部に設定したPN符号の一致数を検出する一致数検出回
路26と、この一致数検出回路からの一致数データに9
lアドレス指定されて理論相関値を1ビット縮退した相
関値を出力するROM27を設け、このROMからの相
関値に基づいて同期を取ると共に拡散復調を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトル拡散受信機
のデジタル相関器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】スペクトル拡散通信は、送信機において
データを1次変調した後、疑似雑音符号(以下、PN符
号と称する。)でさらに拡散変調してから送信を行い、
受信機では受信信号内のPN符号と内部設定しているP
N符号との同期を取り、拡散復調してPN符号を除去
し、その後1次復調して復調データを得るようになって
いる。
【0003】図7にPN符号の自己相関特性の例を示す
が、受信機内での同期及び拡散復調は、PN符号の自己
相関特性を利用して行うようになっている。すなわち、
受信信号内のPN符号と受信機内に設定しているPN符
号の位相が一致しているときには相関出力の絶対値はピ
ークをとり、不一致のときには絶対値は小さい値とな
る。従って位相一致時にでるピークを利用して同期及び
拡散復調が可能となる。
【0004】デジタル相関器には図6に示すように、入
力データを入力すると共にクロック(図示せず)により
シフトするl段のシフトレジスタ1、符号長lのPN符
号を設定したl段のレジスタ2を設け、乗算器31 ,3
2 ,…3l-1 ,3l によりシフトレジスタ1とレジスタ
2とで各対応するビット毎の積をとり、その乗算結果の
総和を総和部4でとって相関出力Rを送出するようにな
っている。
【0005】受信信号及びPN符号は最も簡単化した場
合1又は−1のいずれかの値を取る。よく知られている
M系列符号を使用すると、位相一致のときには、相関出
力Rは符号長lとなり、位相不一致のときには−1とな
る。
【0006】受信信号の各ビットをDi とし受信機内に
設定しているPN符号の各ビットをPi とすると、相関
出力Rは下記(1) 式で求められる。
【0007】
【数1】 また、別の相関出力算出方法として、乗算を図7に示す
排他的論理和回路5で行いものが知られている。この場
合は、総和出力としてはビット毎に一致している数aが
表われる。また、相関出力Rを算出するには、不一致の
数b=l−aを使用して下記(2) 式により求められる。
【0008】 R=a−b=a−(l−a)=2a−l …(2) 上記(2) 式の場合は、相関出力Rはlの値により偶数と
なるか、奇数となる。例えば符号長lが15のときには
相関出力Rは−15〜+15までの奇数値となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のデジ
タル相関器では、相関出力Rが−15〜+15までの奇
数値しかとらないにもかかわらず、これを2進数で表わ
すと、最上位ビットを奇数「1」、偶数「0」を示すの
に使用すると−15は「 10001」となり、また+15は
「 01111」となり、相関出力Rとして5ビットを使用す
ることになり、このため回路規模が大きくなる問題があ
った。
【0010】そこで本発明は、相関出力の解像度を落と
さずにビット数を減らすことができ、回路規模を小さく
できるスペクトル拡散受信機のデジタル相関器を提供す
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
受信信号をデジタル相関器に入力し疑似雑音符号の自己
相関特性により受信信号の同期を取ると共に拡散復調
し、その後1次復調して復調データを得るスペクトル拡
散受信機において、デジタル相関器は、受信信号内の疑
似雑音符号と内部に設定した疑似雑音符号の一致数を検
出する一致数検出回路と、この一致数検出回路からの一
致数データに基づいて理論相関値を1ビット縮退した相
関値を出力する相関値出力手段とを設け、この相関値出
力手段からの相関値に基づいて同期を取ると共に拡散復
調を行うものである。
【0012】請求項2対応の発明は、請求項1記載のデ
ジタル相関器において、相関値出力手段は、疑似雑音符
号の符号長が奇数の場合に、理論相関値が1及び−1の
ときには縮退した相関値を0としたものである。
【0013】
【作用】このような構成の本発明においては、デジタル
相関器にて受信信号内の疑似雑音符号と内部に設定した
疑似雑音符号の一致数を検出し、その検出した一致数デ
ータに基づいて理論相関値を1ビット縮退した相関値を
出力する。そしてその縮退した相関値に基づいて同期を
取ると共に拡散復調を行う。
【0014】また、疑似雑音符号の符号長が奇数の場合
に、理論相関値が1及び−1のときには縮退した相関値
を0にする。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0016】図1はスペクトル拡散送信機の概略構成を
示すブロック図で、スペクトル拡散送信機では送信デー
タを1次変調回路11で1次変調した後、拡散変調回路
12でPN符号発生回路13からPN符号により拡散変
調し、アンテナ14を介して外部に送信している。
【0017】図2はスペクトル拡散受信機の概略構成を
示すブロック図で、アンテナ21で受信した受信信号を
拡散復調回路22及び同期回路23に入力し、受信信号
内のPN符号との同期をとり、内部に設けたPN符号発
生回路24からのPN符号と受信信号内のPN符号との
比較を行い、拡散復調回路22で拡散復調してPN符号
を除去し、その後1次復調回路25で1次復調して復調
データを得るようになっている。
【0018】前記拡散復調回路22には、図3に示すよ
うに、入力データ(受信信号)のPN符号と設定したP
N符号との一致数を検出する一致数検出回路26及びこ
の一致数検出回路26からの一致数データに基づいて理
論相関値を1ビット縮退した相関値Rs ′を出力する相
関値出力手段としてのROM(リード・オンリー・メモ
リ)27を設け、一致数検出回路26からの一致数デー
タによりROM27のアドレス指定を行い、指定したR
OM27のアドレスから対応する1ビット縮退した相関
値Rs ′を取り出すようになっている。
【0019】前記一致数検出回路26は図6に示す回路
構成で、乗算を図7に示す排他的論理和回路5を使用し
て行うようになっている。すなわち総和出力として一致
数aが出力し、その一致数aでROM27のアドレス指
定を行うようになっている。
【0020】前記ROM27には、例えば符号長lが
「15」のときには一致数aが指定するアドレスに表1
に示す相関値Rs ′が1対1で格納する。なお、表1は
一致数a、不一致数l−a、理論相関値R=a−(l−
a)、縮退相関値Rs =R/2、実際に出力する相関値
Rs ′の対応関係を示している。
【0021】
【表1】 このような構成の実施例では、一致数検出回路26によ
り入力データのPN符号と設定したPN符号との一致数
aを検出するが、例えば一致数aが「1」のときには不
一致数は「14」となり、理論相関値は−13となる。
この理論相関値−13をそのまま2進数で示すと「 100
11」の5ビットとなる。
【0022】これに対して本実施例では−13を縮退し
て縮退相関値「−7.5」とし、これから「−7」とい
う相関値を得て出力している。この相関値「−7」を2
進数で示すと「 1001 」の4ビットとなる。
【0023】また、一致数aが「15」のときには理論
相関値は「 01111」となるが、本実施例では相関値は
「 0111 」の4ビットとなる。
【0024】このように、従来の理論相関値を出力した
ものに対して1ビット少ない4ビットの相関値を出力で
きる。従ってこの相関出力を処理する回路部の規模を小
さくできる。
【0025】しかも理論相関値は−15〜+15の範囲
で奇数の値を取るのに対して、本実施例では−7〜+7
の範囲で連続した値を取るので、解像度は理論相関値の
場合と同じとなり解像度を維持できる。
【0026】また、一致数aが「7」のときには理論相
関値は「−1」となり、一致数aが「8」のときには理
論相関値は「1」となるが、本実施例では相関値を
「0」としている。これによりDCオフセットを除去で
き、S/Nの向上を図ることができる。
【0027】図4はM系列符号の自己相関特性を示し、
図中点線は理論相関値を示し、図中実線は本実施例の相
関値を示している。
【0028】また、符号長lが「8」のときには一致数
aが指定するROM27のアドレスに表2に示す相関値
Rs ′を1対1で格納する。なお、表2は一致数a、不
一致数l−a、理論相関値R=a−(l−a)、縮退相
関値Rs =R/2、実際に出力する相関値Rs ′の対応
関係を示している。
【0029】
【表2】 例えば一致数aが「6」のときには不一致数は「2」と
なり、理論相関値は「−4」となる。この理論相関値
「4」をそのまま2進数で示すと「 00100」の5ビット
となる。
【0030】これに対して本実施例では「6」を縮退し
て縮退相関値「2」とし、これから「2」という相関値
を得て出力する。この相関値「2」を2進数で示すと
「 0010 」の4ビットとなる。
【0031】従って、この場合も解像度を維持したまま
理論相関値を出力するものに対して1ビット少ない4ビ
ットの相関値を出力できる。従ってこの場合も回路部の
規模を小さくできる。
【0032】
【発明の効果】以上、本発明によれば、相関出力の解像
度を落とさずにビット数を減らすことができ、回路規模
を小さくできるスペクトル拡散受信機のデジタル相関器
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スペクトル拡散送信機の概略構成を示すブロッ
ク図。
【図2】スペクトル拡散受信機の概略構成を示すブロッ
ク図。
【図3】図2の拡散復調回路の実施例を示すブロック
図。
【図4】M系列符号の自己相関特性を示す図。
【図5】PN符号の自己相関特性を示す図。
【図6】一致数を検出する回路例を示す図。
【図7】単極性の場合の積を求める回路例を示す図。
【符号の説明】
22…拡散復調回路 24…PN符号発生回路 26…一致数検出回路 27…ROM

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号をデジタル相関器に入力し疑似
    雑音符号の自己相関特性により受信信号の同期を取ると
    共に拡散復調し、その後1次復調して復調データを得る
    スペクトル拡散受信機において、前記デジタル相関器
    は、受信信号内の疑似雑音符号と内部に設定した疑似雑
    音符号の一致数を検出する一致数検出回路と、この一致
    数検出回路からの一致数データに基づいて理論相関値を
    1ビット縮退した相関値を出力する相関値出力手段とを
    設け、この相関値出力手段からの相関値に基づいて同期
    を取ると共に拡散復調を行うことを特徴とするスペクト
    ル拡散受信機のデジタル相関器。
  2. 【請求項2】 相関値出力手段は、疑似雑音符号の符号
    長が奇数の場合に、理論相関値が1及び−1のときには
    縮退した相関値を0としたことを特徴とする請求項1記
    載のスペクトル拡散受信機のデジタル相関器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5724381A (en) * 1994-09-22 1998-03-03 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho Receiver for spread spectrum communication
CN1086864C (zh) * 1995-12-30 2002-06-26 三星电子株式会社 可变相关器

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US5724381A (en) * 1994-09-22 1998-03-03 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho Receiver for spread spectrum communication
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