JPH076630Y2 - コネクタのロック装置 - Google Patents

コネクタのロック装置

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JPH076630Y2
JPH076630Y2 JP2593488U JP2593488U JPH076630Y2 JP H076630 Y2 JPH076630 Y2 JP H076630Y2 JP 2593488 U JP2593488 U JP 2593488U JP 2593488 U JP2593488 U JP 2593488U JP H076630 Y2 JPH076630 Y2 JP H076630Y2
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JP
Japan
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locking
panel
housing
housings
clip
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JP2593488U
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裕之 粟飯原
昇 宮崎
仁 斎藤
公弘 阿部
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Honda Motor Co Ltd
Yazaki Corp
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Honda Motor Co Ltd
Yazaki Corp
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ワイヤーハーネス等の接続に使用されるコネ
クタにおいて、その相対する一対の雌型および雄ハウジ
ング間の不完全ロックを未然に防止できるようにしたコ
ネクタのロック装置に関する。
〔従来の技術と課題〕
従来、この種のロック装置として、雄型ハウジングの外
周壁に片持ち式のロッキングアームを設け、該アームに
突設した係止爪を雌型ハウジングの係止部に設けた穴ま
たは凹部に係合させることにより、両ハウジングの嵌合
後にロックするようにしたものがある。
しかし、片持ち式のロッキングアームでは、両ハウジン
グの嵌合が不十分で完全にロックされない状態で使用す
るおそれがあり、たとえば車内配線の際にコネクタが宙
吊りにしてある場合には、振動による揺動と電線の張力
が重なって、両ハウジングが離脱する心配もある。
そこで、実開昭56−69873号公報には、第7,8図のように
雌型ハウジングFと雄型ハウジングMの外周部に、両コ
ネクタハウジングを結合した状態で、パネルPに所定間
隔で設けた係止部(穴)14,14に係合可能な係合突起13,
13をそれぞれ設ける技術が開示されている。図中、11は
雄型ハウジングを受け入れる套体部、12は図示しないタ
ーミナルに接続された電線である。
この場合、二つの係止部14,14間の間隔が一定であるか
ら、両ハウジングF,Mの嵌合が完全でないとパネルPに
係止できず、無理に係合突起13を押し込んで損傷するお
それがある。とくに、エンジンルームやインストルメン
トパネルなどの限られた狭い空間での作業中には起りや
すい。
本考案の目的は、上記のような損傷のおそれがなく、不
完全な嵌合を作業中に自然に解消できるコネクタのロッ
ク装置を提供するにある。
考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 前記の目的を達成するため、本考案にあっては、雄型ハ
ウジングと、該雄型ハウジングを受け入れる套体部を設
けた雌型ハウジングと、嵌合状態にある両ハウジングを
係止するパネルとから成り、前記雌型ハウジングの外周
壁に基端部にバネ片を有するクリップを突設すると共
に、前記両ハウジングの外周壁に前記クリップと同一方
向に係止突起を設け、前記パネルにクリップ嵌着孔を設
けると共に嵌合状態にある両ハウジングの前記係止突起
に対する係合孔を所定間隔で設け、雄型ハウジング側の
係合孔の外縁部には前記係止突起に対するテーパ状の挿
入ガイド壁を設け、雌型ハウジング側の係合孔の外縁部
には位置決め壁または挿入ガイド壁を設け、前記係合孔
の一方または双方に前記係止突起を位置決めするストッ
パ用の突片を形成してなる構成を採用した。
以下、本考案を実施例を示す図面に基いて具体的に説明
する。
〔実施例〕
第1図に本考案装置の分離状態の側面図、第2図に同上
のパネルの底面図、第3図a〜cに同上装置の嵌合ロッ
クおよびロック解除過程の側面図、第4図に第3図cの
パネルの底面図を示した。
第1図において、雄型ハウジングMの外周壁には係止爪
1aを有するロッキングアーム1が片持ち式に設けられ、
雌型ハウジングFの雄型ハウジングMを受け入れる套体
部2にはロッキングアーム1の係止爪1aと係合する凹部
3aをもつ係止部3が形成されている。
また、雌型ハウジングFにおける套体部2の係止部3と
は反対側の外周壁にクリップ4が突設され、該クリップ
4の基端部には翼状に開いた一対のバネ片5が設けられ
てる。そして、両ハウジングF,Mのクリップ4側の外周
壁後端部には、それぞれ先端に鉤型の突部6aをもつ係止
突起6がクリップ4よりも僅かに低い高さで突設されて
いる。
一方、パネルPにはクリップ4に対する嵌着孔7と共
に、その両側に係止突起6,6に対する係合孔8,8が設けら
れている。二つの係合孔8,8間の間隔は、両ハウジング
F,Mが完全に嵌合ロックしたときの前記2本の係止突起
6,6間の間隔に等しくとる。そして、雄型ハウジングM
の係合孔8の外縁部にはテーパ状の挿入ガイド壁9が切
り起しにより形成され、雌型ハウジングF側の係合孔8
には垂直な位置決め壁10が形成されている。
第2図に示すように、クリップ4の嵌着孔7にはクリッ
プ脱着のための巾広部7aが形成され、係合孔8には前記
係止突起6の突部6aと係合するストッパ用の突片8aが設
けられている。
上記構成において、両ハウジングF,MのパネルPへの係
止は次のようにして行う。
まず、第3図aのように雌型ハウジングFの套体部2に
雄型ハウジングMを嵌挿するが、本図は完全な嵌合がな
されず、ロッキングアーム1の係止爪1aは未だ係止部3
の凹部3aに係合していない不完全ロック状態である。
この状態で雌型ハウジングF側の係止突起6を位置決め
壁10に沿わせると、クリップ4と嵌着孔7の軸心が一致
するから、ハウジング全体(またはコネクタ)をパネル
P側に押付ければ、雄型ハウジングMはテーパ状の挿入
ガイド壁9と衝合する係止突起6により雌型ハウジング
F側に押圧されて移動する。
その結果、両ハウジングF,Mの嵌合が完結し、第3図b
のようにロッキングアーム1の係止爪1aが係止部3の凹
部3aに係合してロックされると共に、クリップ4は嵌着
孔7に嵌挿されてバネ片5によりハウジングとパネル間
に適宜間隙Vをあけて弾性的に係止される。また、係止
突起6は第4図のように突部6aが突片8aに係合し、係合
孔8内に位置決め固定される。
パネルPにロックされたハウジングを取り外すには、第
3図cのようにバネ片5の弾発力に抗して両ハウジング
F,MをパネルP側に押し付けると、突部6aと突片8aとの
係合が解除する。この状態で、第4図における嵌着孔7
の巾広部7a側にハウジングをスライドさせると、クリッ
プ4および係止突起6を引き抜くことができる。
以上のように、両ハウジングF,Mの嵌合ロックが不完全
な状態でも、パネルPへのロック作業時に自然に矯正さ
れて、完全な嵌合ロック状態を得ることができ、クリッ
プ4や係止突起6などの損傷を防止することができる。
第5図は本考案の他の実施例を示し、パネルPにおける
前記係止突起6に対する係合孔8′,8′をクリップ4の
嵌着孔7′を中心とする円弧状に開設したものである。
この場合には、両ハウジングF,MのパネルPに対する取
付は第6図aに示すように前記と同様に行われるが、取
り外しの際には第3図cのようにハウジングをパネルP
に押し付けた状態から、第6図bのように矢線R方向に
回動することにより、簡単に行うことができる。
以上は係止突起6に対するテーパ状の挿入ガイド壁9を
雄型ハウジングM側の係合孔8に設けた例であるが、雌
型ハウジングF側の位置決め壁10も挿入ガイド壁9に変
えることができる。
考案の効果 以上説明したように、本考案装置によれば、両ハウジン
グMの外周壁に突設した係止突起に対するパネルの雄型
ハウジング側の係合孔の外縁部に、係止突起と係合する
テーパ状の挿入ガイド壁を設け、雌型ハウジング側の係
合孔の外縁部に位置決め壁または挿入ガイド壁を設け、
前記係合孔の一方または双方に前記係止突起を位置決め
するためのストッパ用の突片を形成したので、パネルへ
の嵌着作業時に両ハウジングの不完全嵌合ロック状態が
自然に矯正され、上記係止突起等を損傷するおそれがな
く、しかも該ストッパ用突片によって正確な位置決めが
できるので、常に完全な嵌合ロック状態でパネルに係止
できる。
また、パネルにロックされたハウジングを取り外すに
は、バネ片をパネル側に押し付けた状態でハウジングを
左右にスライドまたは回動させることにより簡単にクリ
ップおよび係止突起を引き抜くことができるので、限ら
れた狭い空間内での取付け作業および取外し作業が容易
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示す分離状態の側面
図、 第2図は同上のパネルの底面図、 第3図a〜cはそれぞれ同上装置の嵌合ロックおよびロ
ック解除過程を示す側面図、 第4図は第3図cのパネルの底面図、 第5図は本考案の他の実施例を示すパネルの背面図、 第6図a,bは第5図のパネルに雌型および雄型ハウジン
グを嵌合ロックした場合の側面図(a)と底面図
(b)、 第7図は従来のコネクタのロック装置の分離状態の側面
図、 第8図は同上の嵌合ロック状態の側面図である。 F……雌型ハウジング、M……雄型ハウジング、P……
パネル、1……ロッキングアーム、2……套体部、3…
…係止部、4……クリップ、5……バネ片、6……係止
突起、7,7′……嵌着孔、8,8′……係合孔、9……テー
パ状の挿入ガイド壁、10……位置決め壁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 斎藤 仁 静岡県榛原郡榛原町布引原206―1 矢崎 部品株式会社内 (72)考案者 阿部 公弘 静岡県榛原郡榛原町布引原206―1 矢崎 部品株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−126074(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】雄型ハウジングと、該雄型ハウジングを受
    け入れる套体部を設けた雌型ハウジングと、嵌合状態に
    ある両ハウジングを係止するパネルとから成り、前記雌
    型ハウジングの外周壁に基端部にバネ片を有するクリッ
    プを突設すると共に、前記両ハウジングの外周壁に前記
    クリップと同一方向に係止突起を設け、前記パネルにク
    リップ嵌着孔を設けると共に嵌合状態にある両ハウジン
    グの前記係止突起に対する係合孔を所定間隔で設け、雄
    型ハウジング側の係合孔の外縁部には前記係止突起に対
    するテーパ状の挿入ガイド壁を設け、雌型ハウジング側
    の係合孔の外縁部には位置決め壁または挿入ガイド壁を
    設け、前記係合孔の一方または双方に前記係止突起を位
    置決めするストッパ用の突片を形成してなることを特徴
    とするコネクタのロック装置。
JP2593488U 1988-03-01 1988-03-01 コネクタのロック装置 Expired - Lifetime JPH076630Y2 (ja)

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JP2593488U JPH076630Y2 (ja) 1988-03-01 1988-03-01 コネクタのロック装置

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JP2593488U JPH076630Y2 (ja) 1988-03-01 1988-03-01 コネクタのロック装置

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Publication Number Publication Date
JPH01130277U JPH01130277U (ja) 1989-09-05
JPH076630Y2 true JPH076630Y2 (ja) 1995-02-15

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ID=31247101

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JP2593488U Expired - Lifetime JPH076630Y2 (ja) 1988-03-01 1988-03-01 コネクタのロック装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5974639B2 (ja) * 2012-05-31 2016-08-23 マツダ株式会社 車両のハーネスコネクタ部構造

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JPH01130277U (ja) 1989-09-05

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