JPH076617A - 照明器具の環形ランプ保持構造 - Google Patents

照明器具の環形ランプ保持構造

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JPH076617A
JPH076617A JP5147262A JP14726293A JPH076617A JP H076617 A JPH076617 A JP H076617A JP 5147262 A JP5147262 A JP 5147262A JP 14726293 A JP14726293 A JP 14726293A JP H076617 A JPH076617 A JP H076617A
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lamp
lamp holder
ring
lighting fixture
holder
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JP5147262A
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勉 ▲はま▼田
Tsutomu Hamada
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Koizumi Sangyo Co Ltd
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Koizumi Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 照明器具本体に対する取付け部1及び一つの
環形ランプに対するソケット部2を備えた第1ランプホ
ルダBと、一つの環形ランプに対するソケット部3を備
えた第2ランプホルダCとのうち、第1ランプホルダB
のランプ径方向で相対向する側壁の外面10a,10b
を、ランプ径方向の外方ほど下方に位置する平行又はほ
ぼ平行な傾斜面に形成するとともに、第2ランプホルダ
Cには、第1ランプホルダBの両傾斜外面10a,10
bに対して選択的に反転付け替え可能な取付け部4を形
成してある。 【効果】 照明器具本体に対する取付け部及び一つのソ
ケット部を備えた第1ランプホルダと、一つのソケット
部及び第1ランプホルダの傾斜面に対する取付け部を備
えた第2ランプホルダといった具合に、小さな二種類の
ランプホルダを組み合わせるだけで、62ワットタイ
プ、72ワットタイプ、102ワットタイプの三種類の
照明器具を製作することができるから、部品点数の削減
と小型化とによって製造コストの低廉化を促進すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照明器具本体に対し
て、ワット数及びランプ径の異なる複数個の環形ランプ
を選択的に組み合わせた状態で同芯円状に保持させるた
めの照明器具の環形ランプ保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の照明器具では、ワット数及びラ
ンプ径の異なる複数個の環形ランプの組み合わせとし
て、例えば、小径の30ワットと中径の32ワットとを
組み合わせた62ワットタイプ、中径の32ワットと大
径の40ワットとを組み合わせた72ワットタイプ、小
径の30ワットと中径の32ワット及び大径の40ワッ
トとを組み合わせた102ワットタイプとの三種類が存
在する。そして、従来では、このような三種類の照明器
具を製作するにあたって、各タイプ毎に、複数の環形ラ
ンプを夫々保持するソケット部を備えた一体型のランプ
ホルダを製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
環形ランプ保持構造では、各タイプに対応したランプホ
ルダを樹脂成形で製造するためには三種類の大きな金型
が必要で、設備投資の増加によって製造コストの高騰を
招来していた。また、ワット数の異なる複数個の環形ラ
ンプのランプ径ピッチ(図1のP1,P2参照)が一定
であることを利用して、ランプ径ピッチに相当する間隔
を隔てた部位に二つのソケット部を形成してあるランプ
ホルダを、照明器具本体に対して環形ランプの径方向に
出退移動自在に取付けたものが提案されている(例え
ば、実開平1−106007号公報)。しかし、これに
よる場合は、単一のランプホルダをもって、ワット数の
異なる二本の環形ランプを使用する62ワットタイプと
72ワットタイプとに対応することができるものの、ワ
ット数の異なる三本の環形ランプを使用する102ワッ
トタイプには使用できないため、この102ワットタイ
プに対応する専用のランプホルダを別途製造しなければ
ならず、しかも、ランプホルダを環形ランプの径方向に
出退移動させるための部品も必要であるため、製造コス
トの低廉化面で改善の余地がある。本発明は、上述の実
情に鑑みてなされたものであって、二種類の小さなラン
プホルダを用いて、ワット数の異なる三種類の照明器具
をコスト面で有利に製造することができるようにする点
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1では、照明器具本体に対して、ワ
ット数及びランプ径の異なる複数個の環形ランプを選択
的に組み合わせた状態で同芯円状に保持させるための環
形ランプ保持構造において、前記照明器具本体に対する
取付け部及び一つの環形ランプに対するソケット部を備
えた第1ランプホルダと、一つの環形ランプに対するソ
ケット部を備えた第2ランプホルダとのうち、前記第1
ランプホルダのランプ径方向で相対向する側壁の外面
を、ランプ径方向の外方ほど下方に位置する平行又はほ
ぼ平行な傾斜面に形成するとともに、前記第2ランプホ
ルダには、前記第1ランプホルダの両傾斜外面に対して
選択的に反転付け替え可能な取付け部を形成してある事
を特徴とする。
【0005】また、本発明の請求項2では、前記第1ラ
ンプホルダのソケット部に、当該ソケット部に装着され
た環形ランプに接当する抜け落ち防止用弾性部材に対す
る保持部が形成されているとともに、前記第2ランプホ
ルダのソケット部には、当該ソケット部に装着された環
形ランプに接当する抜け落ち防止用弾性部材に対する保
持部が、ランプ径方向の二箇所に形成されている事を特
徴とする。
【0006】更に、本発明の請求項3では、前記第2ラ
ンプホルダに、照明器具本体に形成された被取付け面に
対する補助取付け部を、前記取付け部に対して交差する
状態で形成してある事を特徴とする。更にまた、本発明
の請求項4では、前記補助取付け部が、前記第2ランプ
ホルダを第1ランプホルダに取付けるための取付け部の
一部を兼用して構成されている事を特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の請求項1において、例えば、小径の3
0ワットと中径の32ワットとを組み合わせた62ワッ
トタイプの照明器具を製作する場合には、前記照明器具
本体に対する取付け部を備えた第1ランプホルダの両傾
斜外面のうち、ランプ径方向の内方に位置する傾斜外面
に、前記第2ランプホルダの取付け部を取付け、当該第
2ランプホルダのソケット部に小径の30ワットを、か
つ、前記第1ランプホルダのソケット部に中径の32ワ
ットを夫々装着する。また、中径の32ワットと大径の
40ワットとを組み合わせた72ワットタイプの照明器
具を製作する場合には、前記照明器具本体に対する取付
け部を備えた第1ランプホルダの両傾斜外面のうち、ラ
ンプ径方向の外方に位置する傾斜外面に、前記第2ラン
プホルダの取付け部を取付け、前記第1ランプホルダの
ソケット部に中径の32ワットを、かつ、前記第2ラン
プホルダのソケット部に大径の40ワットを夫々装着す
る。更に、小径の30ワットと中径の32ワット及び大
径の40ワットとを組み合わせた102ワットタイプの
照明器具を製作する場合には、前記照明器具本体に対す
る取付け部を備えた第1ランプホルダの両傾斜外面の各
々に、前記第2ランプホルダの取付け部を取付け、ラン
プ径方向の内方に位置する第2ランプホルダのソケット
部に小径の30ワットを、前記第1ランプホルダのソケ
ット部に中径の32ワットを、ランプ径方向の外方に位
置する第2ランプホルダのソケット部に大径の40ワッ
トを夫々装着する。
【0008】また、本発明の請求項2においては、前記
第1ランプホルダのソケット部及び第2ランプホルダの
ソケット部に各々装着される環形ランプの抜け落ちを、
各ソケット部の保持部に保持させた弾性部材にて抑制す
ることができるのであるが、特に、第2ランプホルダの
ソケット部には、抜け落ち防止用弾性部材に対する保持
部が、ランプ径方向の二箇所に形成されているが故に、
第2ランプホルダが第1ランプホルダの両傾斜外面の何
れに取付けられる場合でも、それに対応して、前記両保
持部に対する抜け落ち防止用弾性部材の取付け位置を選
択することにより、全てのランプホルダのソケット部に
取付けられる抜け落ち防止用弾性部材の取付け姿勢の向
きを一定に揃えることができる。換言すれば、各ソケッ
ト部に対する環形ランプの装着方向を統一することがで
きる。
【0009】更に、本発明の請求項3においては、前記
第2ランプホルダに、第1ランプホルダの傾斜面に対す
る取付け部のみならず、照明器具本体に形成した被取付
け面に対する補助取付け部が形成されているから、当該
第2ランプホルダを単独で使用することもできる。更に
また、本発明の請求項4においては、前記第2ランプホ
ルダを単独で取付ける場合、当該第2ランプホルダを第
1ランプホルダに取付けるために設けられている取付け
部の一部を利用して、照明器具本体の被取付け面に固定
することができる。
【0010】
【発明の効果】従って、本発明の請求項1による場合
は、照明器具本体に対する取付け部及び一つのソケット
部を備えた第1ランプホルダと、一つのソケット部及び
第1ランプホルダの傾斜面に対する取付け部を備えた第
2ランプホルダといった具合に、従来の一体型ランプホ
ルダに比して小さな二種類のランプホルダを組み合わせ
るだけで、62ワットタイプ、72ワットタイプ、10
2ワットタイプの三種類の照明器具を製作することがで
きるから、部品点数の削減と小型化とによって製造コス
トの低廉化を促進することができる。また、本発明の請
求項2による場合は、各ソケット部に対する環形ランプ
の装着作業の容易化を図りながら、初期の目的である製
造コストの低廉化を促進することができる。更に、本発
明の請求項3による場合は、第2ランプホルダを単独で
も使用できるようにすることによって、部品点数の削減
が助長され、製造コストの低廉化が一層促進される。更
にまた、本発明の請求項4による場合は、第2ランプホ
ルダを単独使用できるように構成しながらも、取付け部
の兼用化によって構造の簡素化を図ることができる。
【0011】
【実施例】〔第1実施例〕図1〜図11は、照明器具本
体Aに対して、ワット数及びランプ径の異なる3種類の
環形ランプL1(30ワット),L2(32ワット),
L3(40ワット)を選択的に組み合わせた状態で同芯
円状に保持させるための環形ランプ保持構造を示し、前
記照明器具本体Aに対する取付け部1及び一つの環形ラ
ンプL2に対するソケット部2を備えた第1ランプホル
ダBと、一つの環形ランプL1又はL3に対するソケッ
ト部3を備えた第2ランプホルダCとを主要構成部材と
して備えている。また、図7,図8に示すように、前記
第1ランプホルダBの第1ケース10のうち、ランプ径
方向で相対向する側壁10A,10Bの両外面10a,
10bを、ランプ径方向の外方ほど下方に位置する状態
で水平面に対して45度の角度で傾斜する互いに平行又
はほぼ平行な傾斜面に形成するとともに、前記第2ラン
プホルダCには、前記第1ランプホルダBの両傾斜外面
10a,10bに対して選択的に反転付け替え可能な取
付け部4を形成してある。前記第2ランプホルダCに
は、図12,図13に示すように、他種の照明器具本体
Aに形成された水平又はほぼ水平の被取付け面8に対す
る補助取付け部9が、前記取付け部4の一部を兼用する
状態で構成されている。前記第1ランプホルダBのソケ
ット部2には、図7,図8に示すように、当該ソケット
部2に装着された環形ランプL2に接当する抜け落ち防
止用弾性部材5に対する保持部6が形成されているとと
もに、前記第2ランプホルダCのソケット部3には、図
9に示すように、当該ソケット部3に装着された環形ラ
ンプL1又はL3に接当する抜け落ち防止用弾性部材5
に対する保持部7が、ランプ径方向の二箇所に形成され
ている。
【0012】前記抜け落ち防止用弾性部材5は、帯状の
板バネ材を屈曲形成したランプ支持バネから構成されて
いて、当該ランプ支持バネ5の一端部には、前記保持部
6又は7に対する係止舌片5aが打ち出し形成されてい
るとともに、他端側には、環形ランプの下面側に接当す
る半円弧状の押え部5bが屈曲形成されている。
【0013】前記第1ランプホルダBは、図3〜図8に
示すように、環形ランプL2の管軸線方向の両側方に開
口する横断面ほぼI型状の合成樹脂製の第1ケース10
と、図外のプリント基板の点燈用電子回路に接続される
コネクタ11及び環形ランプL2のランプピン12に接
続されるランプピン接触子13とを備えた電路線14
と、前記第1ケース10内に電路線14を配置した状態
で当該第1ケース10の両開口をそれぞれ閉止する合成
樹脂製の蓋体15とから構成されている。前記蓋体15
の取付け構造は、図5,図6に示すように、蓋体15の
内面の複数箇所に係止ピン31をそれぞれ一体成形する
とともに、前記第1ケース10のウェブ部10Fのう
ち、前記係止ピン31に対応する複数箇所の各々には、
蓋体15を第1ケース10に装着したとき、前記係止ピ
ン31が圧入される係止筒体32を一体成形し、もっ
て、前記係止ピン31と係止筒体32との圧入係合によ
り、前記蓋体15を第1ケース10に取付けてある。前
記係止ピン31及び係止筒体32は、蓋体15の大きさ
に応じて1個〜複数個設けると良い。前記第1ランプホ
ルダBの取付け部1は、前記第1ケース10の上端壁1
0Cに、前記照明器具本体Aの板金製の天板16に形成
された長孔16aに対して水平方向から係脱自在なLの
字状の係止片1Aと、前記天板16に形成された係止孔
16bに対して上下方向から係脱自在なピン状の係止突
起1B、及び、角ナット23を水平方向から着脱自在に
回り止め保持する左右一対のナット保持部1Cとを一体
形成することにより構成されている。そして、前記第1
ランプホルダBを照明器具本体Aの天板16に取付ける
場合には、当該第1ランプホルダBのLの字状係止片1
A及びピン状係止突起1Bを天板16側の長孔16a及
び係止孔16bにそれぞれ係合させたのち、前記天板1
6の上面側からナット保持部1Cに形成された貫通孔1
a内にビス22を挿入し、当該ビス22の雄ネジ部分を
ナット保持部1C内に装着された角ナット23に螺合固
定する。前記第1ランプホルダBのソケット部2は、前
記第1ケース10の下端壁10Dを、環形ランプL2の
外周面に沿う半円弧状に形成するとともに、当該半円弧
状下端壁10Dに、前記環形ランプL2のランプピン1
2に対する差込用のピン孔2aを形成して構成されてい
る。前記第1ランプホルダBの保持部6は、第1ケース
10の傾斜外面10a,10bのうち、ランプ径方向の
外方に位置する傾斜外面10bの下端側に、前記ランプ
支持バネ5の一端部に対する差込口を形成する保持片6
Aと、当該保持片6Aに差し込まれたランプ支持バネ5
の係止舌片5aに係合する凹部6Bとを形成して構成さ
れている。前記第1ケース10の傾斜外面10a,10
bの各々には、前記第2ランプホルダCをビス22にて
螺合固定するための角ナット23を水平方向から着脱自
在に回り止め保持する角筒状のナット保持部10Eが突
出状態で一体成形されている。
【0014】前記第2ランプホルダCは、図9に示すよ
うに、環形ランプL1又はL3の管軸線方向の両側方に
開口する横断面ほぼI型状の合成樹脂製の第2ケース2
0と、図外のプリント基板の点燈用電子回路に接続され
るコネクタ11及び環形ランプL1又はL3のランプピ
ン12に接続されるランプピン接触子13とを備えた電
路線14と、前記第2ケース20内に電路線14を配置
した状態で当該第2ケース20の両開口をそれぞれ閉止
する合成樹脂製の蓋体21とから構成されている。前記
第2ランプホルダCの蓋体21の取付け構造は、図6に
示す第1ランプホルダBの蓋体15の取付け構造と同一
である。前記第2ランプホルダCの取付け部4は、図3
に示すように、前記第2ケース20の基端部分20C
に、第1ケース10のナット保持部10Eに対して水平
方向から嵌合することにより、第1ケース10に対する
第2ケース20の取付け位置を規制する接続用凹部4A
と、当該凹部4A内に嵌合されたナット保持部10E内
の角ナット23に対して螺合操作されるビス22の挿入
孔4Bとを形成して構成されている。前記補助取付け部
9は、図12,図13に示すように、前記第2ケース2
0に、他種の照明器具本体Aの板金製天板16に形成さ
れた係止孔16cに対して上下方向から係脱自在なピン
状の係止突起9Aと、前記取付け部4の凹部4A及び挿
入孔4Bとから構成されていて、前記第2ランプホルダ
Cを単独で使用する場合、前記取付け部4の挿入孔4B
の下方から挿入したビス22を、他種の照明器具本体A
の天板16に形成された雌ネジ孔に螺合固定する。この
ような補助取付け部9を設けることによって、第2ラン
プホルダCを単独でも使用することができるから、部品
点数の削減が助長され、製造コストの低廉化が一層促進
される効果がある。前記第2ランプホルダCのソケット
部3は、図9に示すように、前記第2ケース20の先端
壁20Dを、環形ランプL1又はL3の外周面に沿う半
円弧状に形成するとともに、当該半円弧状先端壁20D
に、前記環形ランプL1又はL3のランプピン12に対
する差込用のピン孔3aを形成して構成されている。前
記第2ランプホルダCの保持部7は、前記第2ケース2
0のランプ径方向で相対向する側壁20A,20Bの両
外面の各々に、前記ランプ支持バネ5の一端部に対する
差込口を形成する保持片7Aと、当該保持片7Aに差し
込まれたランプ支持バネ5の係止舌片5aに係合する凹
部7Bとを一体形成して構成されている。また、図1に
示すように、ランプ径方向の内方に位置する第2ランプ
ホルダCのソケット部3に装着された環形ランプL1か
ら第1ランプホルダBのソケット部2に装着された環形
ランプL2までのランプ径ピッチP1と、第1ランプホ
ルダBのソケット部2に装着された環形ランプL2から
ランプ径方向の外方に位置する第2ランプホルダCのソ
ケット部3に装着された環形ランプL3までのランプ径
ピッチP2とは同一に構成されている。尚、図中17
は、照明器具本体Aの反射板であり、当該反射板17の
円周方向の一箇所に、前記第1ランプホルダB及び第2
ランプホルダCに対するホルダ用差込口17aが形成さ
れているとともに、このホルダ用差込口17aに対して
円周方向で180度偏位した部位には、前記第1ランプ
ホルダB又は第2ランプホルダCとの協働で環形ランプ
を着脱自在に保持するランプ支持バネ(図示せず)が取
付けられている。
【0015】次に、上述の如く構成された環形ランプ保
持構造による三種類の照明器具について説明する。先
ず、小径の30ワットの環形ランプL1と中径の32ワ
ットの環形ランプL2とを組み合わせた62ワットタイ
プの照明器具を製作する場合には、図11に示すよう
に、前記第1ランプホルダBの両傾斜外面10a,10
bのうち、ランプ径方向の内方に位置する傾斜外面10
aに、前記第2ランプホルダCの取付け部4をビス22
にて螺合固定し、当該第2ランプホルダCのソケット部
3に30ワットの環形ランプL1を、かつ、前記第1ラ
ンプホルダBのソケット部2に32ワットの環形ランプ
L2を夫々装着する。また、中径の32ワットの環形ラ
ンプL2と大径の40ワットの環形ランプL3とを組み
合わせた72ワットタイプの照明器具を製作する場合に
は、図10に示すように、前記第1ランプホルダBの両
傾斜外面10a,10bのうち、ランプ径方向の外方に
位置する傾斜外面10bに、前記第2ランプホルダCの
取付け部4をビス22にて螺合固定し、前記第1ランプ
ホルダBのソケット部2に32ワットの環形ランプL2
を、かつ、前記第2ランプホルダCのソケット部3に4
0ワットの環形ランプL3を夫々装着する。この実施例
の場合、前記反射板17が、62ワットタイプの照明器
具と72ワットタイプの照明器具とに兼用される関係
上、72ワットタイプにおいては、前記反射板17に形
成されたホルダ用差込口17aの下部側が少し余り、ホ
ルダ取付け後においても開口した状態のままにある。そ
のため、図10に示すように、前記反射板17のホルダ
用差込口17aの下部側の開口を閉止する三角形状のキ
ャップ部材18を、第1ランプホルダBの傾斜外面10
aにビス22にて取付ける。この場合も、キャップ部材
18を取付けるための特別なネジ孔を形成するのではな
く、第1ランプホルダBに形成されているナット保持部
10Eを有効利用して、当該ナット保持部10E内に装
着された角ナット23にビス22を螺合することにな
る。更に、小径の30ワットの環形ランプL1と中径の
32ワットの環形ランプL2及び大径の40ワットの環
形ランプL3とを組み合わせた102ワットタイプの照
明器具を製作する場合には、図1に示すように、前記第
1ランプホルダBの両傾斜外面10a,10bに夫々前
記第2ランプホルダCの取付け部4をビス22にて螺合
固定し、ランプ径方向の内方に位置する第2ランプホル
ダCのソケット部3に30ワットの環形ランプL1を、
前記第1ランプホルダBのソケット部2に32ワットの
環形ランプL2を、ランプ径方向の外方に位置する第2
ランプホルダCのソケット部3に40ワットの環形ラン
プL3を夫々装着する。
【0016】尚、図12中の24は、前記第2ランプホ
ルダCとの協働で環形ランプを保持するランプ支持バネ
である。
【0017】〔その他の実施例〕 上述の実施例では、前記抜け落ち防止用弾性部材5
を、帯状の板バネを屈曲形成してなるランプ支持バネか
ら構成したが、この構造のものに限定されるものではな
く、各種条件に応じて種々の構造のものに変更可能であ
る。 上述の実施例では、前記第1ランプホルダBと第2
ランプホルダCとをビス22・角ナット23で締め付け
固定したが、図14に示すように、前記第2ランプホル
ダCの取付け部4を、横断面形状がTの字状の突条から
構成して、当該Tの字状突条4を、前記第1ランプホル
ダBの第1ケース10に形成された凹部26に対して横
方向から係脱自在に嵌合保持させてもよい。要するに、
前記第1ランプホルダBに形成される取付け部1、及
び、前記第2ランプホルダCに形成される取付け部4の
構造も、各種条件に応じて種々の構造のものに変更可能
である。 上述の実施例では、前記補助取付け部9を、前記取
付け部4の一部を利用して兼用構成したが、この構造の
ものに限定されるものではなく、当該補助取付け部9
を、前記取付け部4とは別の専用構造に構成して実施し
てもよい。 また、前記蓋体15、第1ケース10、蓋体21、
第2ケース20の各形状は、本願発明の目的を達成でき
る範囲内で種々の形状に変更可能であり、また、前記蓋
体15と第1ケース10との接合構造、及び、蓋体21
と第2ケース20との接合構造も、各種条件に応じて種
々の構造のものに変更可能である。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】102ワットタイプの照明器具の要部の断面図
【図2】102ワットタイプのランプホルダの組立図
【図3】102ワットタイプのランプホルダの一部破断
【図4】図3のIV−IV線断面図
【図5】図7のV−V線断面図
【図6】第1ケースと蓋体との接合構造を示す要部の断
面図
【図7】102ワットタイプのランプホルダの分解図
【図8】第1ランプホルダの分解図
【図9】第2ランプホルダの分解図
【図10】72ワットタイプの照明器具の要部の断面図
【図11】62ワットタイプの照明器具の要部の断面図
【図12】第2ランプホルダを他種の照明器具に取付け
た状態の断面図
【図13】図12における要部の拡大断面図
【図14】別の実施例を示す要部の拡大断面図
【符号の説明】
A 照明器具本体 B 第1ランプホルダ C 第2ランプホルダ L1 環形ランプ L2 環形ランプ L3 環形ランプ 1 取付け部 2 ソケット部 3 ソケット部 4 取付け部 5 抜け落ち防止用弾性部材 6 保持部 7 保持部 8 被取付け面 9 補助取付け部 10A 側壁 10B 側壁 10a 傾斜外面 10b 傾斜外面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明器具本体(A)に対して、ワット数
    及びランプ径の異なる複数個の環形ランプ(L1,L
    2,L3)を選択的に組み合わせた状態で同芯円状に保
    持させるための照明器具の環形ランプ保持構造であっ
    て、 前記照明器具本体(A)に対する取付け部(1)及び一
    つの環形ランプ(L2)に対するソケット部(2)を備
    えた第1ランプホルダ(B)と、一つの環形ランプ(L
    2,L3)に対するソケット部(3)を備えた第2ラン
    プホルダ(C)とのうち、前記第1ランプホルダ(B)
    のランプ径方向で相対向する側壁(10A,10B)の
    外面(10a,10b)を、ランプ径方向の外方ほど下
    方に位置する平行又はほぼ平行な傾斜面に形成するとと
    もに、前記第2ランプホルダ(C)には、前記第1ラン
    プホルダ(B)の両傾斜外面(10a,10b)に対し
    て選択的に反転付け替え可能な取付け部(4)を形成し
    てある照明器具の環形ランプ保持構造。
  2. 【請求項2】 前記第1ランプホルダ(B)のソケット
    部(2)には、当該ソケット部(2)に装着された環形
    ランプ(L2)に接当する抜け落ち防止用弾性部材
    (5)に対する保持部(6)が形成されているととも
    に、前記第2ランプホルダ(C)のソケット部(3)に
    は、当該ソケット部(3)に装着された環形ランプ(L
    1,L3)に接当する抜け落ち防止用弾性部材(5)に
    対する保持部(7)が、ランプ径方向の二箇所に形成さ
    れている請求項1記載の照明器具の環形ランプ保持構
    造。
  3. 【請求項3】 前記第2ランプホルダ(C)に、照明器
    具本体(A)に形成された被取付け面(8)に対する補
    助取付け部(9)が、前記取付け部(4)に対して交差
    する状態で形成されている請求項1又は2記載の照明器
    具の環形ランプ保持構造。
  4. 【請求項4】 前記補助取付け部(9)が、前記取付け
    部(4)の一部を兼用して構成されている請求項3記載
    の照明器具の環形ランプ保持構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01224762A (ja) * 1988-03-04 1989-09-07 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
JPH01231051A (ja) * 1988-03-11 1989-09-14 Fuji Photo Film Co Ltd 漂白定着用処理剤

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