JPH0765734A - カラー受像管 - Google Patents
カラー受像管Info
- Publication number
- JPH0765734A JPH0765734A JP5207398A JP20739893A JPH0765734A JP H0765734 A JPH0765734 A JP H0765734A JP 5207398 A JP5207398 A JP 5207398A JP 20739893 A JP20739893 A JP 20739893A JP H0765734 A JPH0765734 A JP H0765734A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electron gun
- shape
- magnetic shield
- phosphor screen
- tube axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カラー受像管における地磁気の影響による電
子ビームの移動は色ずれの減員である。地磁気の影響を
低減し、色ずれを防止することを目的とする。 【構成】 内部シールド１１において、管軸方向からみ
て、電子銃側開口部の形状が、管軸上を中心とした円状
の形状１６を採用した。 【効果】 上記構成を採用すると、電子ビームが受ける
地磁気の影響が低減し、蛍光体スクリーン上での電子ビ
ームの移動量が減少する。
子ビームの移動は色ずれの減員である。地磁気の影響を
低減し、色ずれを防止することを目的とする。 【構成】 内部シールド１１において、管軸方向からみ
て、電子銃側開口部の形状が、管軸上を中心とした円状
の形状１６を採用した。 【効果】 上記構成を採用すると、電子ビームが受ける
地磁気の影響が低減し、蛍光体スクリーン上での電子ビ
ームの移動量が減少する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はカラー受像管に関し、特
に地磁気の影響を低減するために構造を改良した内部磁
気シールドに関する。
に地磁気の影響を低減するために構造を改良した内部磁
気シールドに関する。
【０００２】
【従来の技術】図３に示すように、電子銃３６より発生
した電子ビームは、図示しないがファンネル外面に装着
された偏向ヨークによって制御され、内部磁気シールド
を通過し、シャドウマスク３３に到達する。シャドウマ
スク３３を通過した電子ビームが蛍光体スクリーン３１
に当たることにより、蛍光体が発光し、画像を映し出
す。内部磁気シールド３５は、図４に示すように外周及
び内周が矩形の四角錘台形状をしており、側方視で図３
のようにファンネル３７の内壁にほぼ沿って延在してい
る、これは地磁気等の外部磁界による電子ビームへの影
響を低減し、蛍光体への着地ずれを防いでいる。
した電子ビームは、図示しないがファンネル外面に装着
された偏向ヨークによって制御され、内部磁気シールド
を通過し、シャドウマスク３３に到達する。シャドウマ
スク３３を通過した電子ビームが蛍光体スクリーン３１
に当たることにより、蛍光体が発光し、画像を映し出
す。内部磁気シールド３５は、図４に示すように外周及
び内周が矩形の四角錘台形状をしており、側方視で図３
のようにファンネル３７の内壁にほぼ沿って延在してい
る、これは地磁気等の外部磁界による電子ビームへの影
響を低減し、蛍光体への着地ずれを防いでいる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】カラー受像管におい
て、地磁気等の影響をうけた電子ビームが所望でない色
の蛍光体に射突するいわゆる他色打ちが、水平方向にど
の程度回転させたときに生じるかという特性が特に重要
視されており、地磁気等の影響を少しでも少なくするこ
とが必須の課題となっている。従来のカラー受像管にお
いては、図４ｂに示すように内部磁気シールド４１の内
側に入ってきた地磁気の磁力線４２の方向と、電子ビー
ム１９との間にΘ1 ，Θ2 が生じ、その結果、磁力線４
２の電子ビーム１９に直交するする成分によって、電子
ビーム１９がローレンツ力を受け、電子ビームが所望の
射突位置からずれてしまうという問題点があった。
て、地磁気等の影響をうけた電子ビームが所望でない色
の蛍光体に射突するいわゆる他色打ちが、水平方向にど
の程度回転させたときに生じるかという特性が特に重要
視されており、地磁気等の影響を少しでも少なくするこ
とが必須の課題となっている。従来のカラー受像管にお
いては、図４ｂに示すように内部磁気シールド４１の内
側に入ってきた地磁気の磁力線４２の方向と、電子ビー
ム１９との間にΘ1 ，Θ2 が生じ、その結果、磁力線４
２の電子ビーム１９に直交するする成分によって、電子
ビーム１９がローレンツ力を受け、電子ビームが所望の
射突位置からずれてしまうという問題点があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー受像管
は、内面に赤、緑、青各色に発光する蛍光体スクリーン
が形成されたパネルと前記蛍光体スクリーンに対設され
たシャドウマスクと前記パネルにファンネルを介して連
接されたネックと前記ネック内に装着された電子銃と前
記シャドウマスクを支持するマスクフレームに固定さ
れ、前記ファンネルの内側にほぼ沿って前記電子銃の方
向に延在し、四角錘台形状に形成された内部磁気シール
ドを具備し、管軸方向からみたときの前記内部磁気シー
ルドの前記電子銃側の開口部の形状が管軸上を中心とし
た円状に形成された内部磁気シールドを備えている。
は、内面に赤、緑、青各色に発光する蛍光体スクリーン
が形成されたパネルと前記蛍光体スクリーンに対設され
たシャドウマスクと前記パネルにファンネルを介して連
接されたネックと前記ネック内に装着された電子銃と前
記シャドウマスクを支持するマスクフレームに固定さ
れ、前記ファンネルの内側にほぼ沿って前記電子銃の方
向に延在し、四角錘台形状に形成された内部磁気シール
ドを具備し、管軸方向からみたときの前記内部磁気シー
ルドの前記電子銃側の開口部の形状が管軸上を中心とし
た円状に形成された内部磁気シールドを備えている。
【０００５】
【作用】上記の構成によると図１ｂに示すように、内部
磁気シールド１１に管軸方向から地磁気が入射してきた
場合、内側に入ってくる磁力線はより磁気抵抗の低い方
向に向かって方向を変える。その結果、磁力線は電子ビ
ームの軌道と近くなり、電子ビームに直交する成分が減
少するため、電子ビームが受ける地磁気の影響が低減
し、蛍光体スクリーン上での電子ビームの移動量も減少
する。
磁気シールド１１に管軸方向から地磁気が入射してきた
場合、内側に入ってくる磁力線はより磁気抵抗の低い方
向に向かって方向を変える。その結果、磁力線は電子ビ
ームの軌道と近くなり、電子ビームに直交する成分が減
少するため、電子ビームが受ける地磁気の影響が低減
し、蛍光体スクリーン上での電子ビームの移動量も減少
する。
【０００６】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図１ａは、本発明のカラー受像管の一実施例に具備
される内部磁気シールドの管軸方向から見たときの平面
図であり、図１ｂは図１ａの上面図である。図示してい
ないがシャドウマスクの周縁部から四角錘台形状に管軸
方向の電子銃側に延在する内部磁気シールド１１におい
て、管軸方向から見たときの電子銃側の開口部の形状が
管軸上を中心とした円状に形成されている。この内部磁
気シールド１１に管軸方向から地磁気が入射してきた場
合、図１ｂに示すように内側に入ってくる磁力線は、よ
り磁気抵抗の低い方向に向かって方向を変える。図１ａ
及びｂにおいて上側面１２及び下側面１３付近で左右方
向に中心から離れた磁力線は右側面１４及び１５に沿っ
て外側に広がり、電子ビーム１９の軌道近くとなり、電
子ビームに直交する成分が減少するため、電子ビームが
受ける地磁気の影響が低減し、蛍光体スクリーン上での
電子ビームの移動量も減少する。以上のことから、磁力
線を電子ビームの軌道に近づけ、蛍光体スクリーン上で
の電子ビームの移動量を減少するためには、内部磁気シ
ールドの電子受側開口部形状を円状にすることが最も効
果的である。
る。図１ａは、本発明のカラー受像管の一実施例に具備
される内部磁気シールドの管軸方向から見たときの平面
図であり、図１ｂは図１ａの上面図である。図示してい
ないがシャドウマスクの周縁部から四角錘台形状に管軸
方向の電子銃側に延在する内部磁気シールド１１におい
て、管軸方向から見たときの電子銃側の開口部の形状が
管軸上を中心とした円状に形成されている。この内部磁
気シールド１１に管軸方向から地磁気が入射してきた場
合、図１ｂに示すように内側に入ってくる磁力線は、よ
り磁気抵抗の低い方向に向かって方向を変える。図１ａ
及びｂにおいて上側面１２及び下側面１３付近で左右方
向に中心から離れた磁力線は右側面１４及び１５に沿っ
て外側に広がり、電子ビーム１９の軌道近くとなり、電
子ビームに直交する成分が減少するため、電子ビームが
受ける地磁気の影響が低減し、蛍光体スクリーン上での
電子ビームの移動量も減少する。以上のことから、磁力
線を電子ビームの軌道に近づけ、蛍光体スクリーン上で
の電子ビームの移動量を減少するためには、内部磁気シ
ールドの電子受側開口部形状を円状にすることが最も効
果的である。
【０００７】
【実施例２】図２の本発明の他の実施例の平面図及び側
面図を示す。
面図を示す。
【０００８】図２ａの図１ａとの相違は内部磁気シール
ドにおいて、管軸÷向から見たときの電子銃側の形状が
管軸上を中心とし、円状であるか内部磁気シールドの短
辺側に平行して長径をもつ楕円状であるかである。図２
ｃの図１ａとの相違は、内部磁気シールドにおいて外形
が四角錘台形状であるかドーム形状であるかである。図
２の内部磁気シールドも図１と同様の理論により磁力線
を電子ビームの軌道に近づけ、蛍光体スクリーン上での
電子ビームの移動量を減少させるという効果をもたら
す。
ドにおいて、管軸÷向から見たときの電子銃側の形状が
管軸上を中心とし、円状であるか内部磁気シールドの短
辺側に平行して長径をもつ楕円状であるかである。図２
ｃの図１ａとの相違は、内部磁気シールドにおいて外形
が四角錘台形状であるかドーム形状であるかである。図
２の内部磁気シールドも図１と同様の理論により磁力線
を電子ビームの軌道に近づけ、蛍光体スクリーン上での
電子ビームの移動量を減少させるという効果をもたら
す。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカラー受像
管は、それに具備される内部磁気シールドの管軸方向か
ら見たときの電子銃側の開口部の形状を管軸上を中心と
した円状にすると、地磁気等の外部磁界による蛍光体ス
クリーンでの電子ビームの移動量を減少さえるという効
果を有する。図１に示す実施例ａの場合、カラー受像管
において、蛍光体スクリーン３１上で電子ビーム移動量
は、水平軸端で約４０％、コーナー部で約４０％の改善
が見られた。
管は、それに具備される内部磁気シールドの管軸方向か
ら見たときの電子銃側の開口部の形状を管軸上を中心と
した円状にすると、地磁気等の外部磁界による蛍光体ス
クリーンでの電子ビームの移動量を減少さえるという効
果を有する。図１に示す実施例ａの場合、カラー受像管
において、蛍光体スクリーン３１上で電子ビーム移動量
は、水平軸端で約４０％、コーナー部で約４０％の改善
が見られた。
【図１】 ａは本発明のカラー受像管の一実施例に具備
される内部磁気シールドの管軸方向から見たときの平面
図。ｂはａの上面図。
される内部磁気シールドの管軸方向から見たときの平面
図。ｂはａの上面図。
【図２】 ａ及びｃは本発明のカラー受像管の他の実施
例に具備される内部磁気シールドの管軸方向から見たと
きの平面図。ｂ及びｄはそれぞれａ及びｃの上面図。
例に具備される内部磁気シールドの管軸方向から見たと
きの平面図。ｂ及びｄはそれぞれａ及びｃの上面図。
【図３】 カラー受像管の構成の概略の一例の断面図。
【図４】 ａは従来のカラー受像管に具備される内部磁
気シールドの管軸方向から見たときの平面図。ｂはａの
側面図。
気シールドの管軸方向から見たときの平面図。ｂはａの
側面図。
１１ 内部磁気シールド １２ 上側面 １３ 下側面 １４ 右側面 １５ 左側面 １６ 切欠き部 １８ 地磁気の磁力線 １９ 電子ビーム
Claims (3)
- 【請求項１】内面に赤、緑、青の各色に発光する蛍光体
スクリーンが形成されたパネルと、前記蛍光体スクリー
ンに対設されたシャドウマスクと、前記パネルにファン
ネルを介して連接されたネックと、前記ネック内に装着
された電子銃と、前記シャドウマスクを支持するマスク
フレームに固定され、前記ファンネルの内側にほぼ沿っ
て前記電子銃の方向に延在し、四角錘台形状に形成され
た内部磁気シールドとを具備するカラー受像管におい
て、管軸方向から見たときの前記内部磁気シールドの前
記電子銃側の開口部の形状が管軸上を中心とした円状に
形成されていることを特徴とするカラー受像管。 - 【請求項２】内面に赤、緑、青各色に発光する蛍光体ス
クリーンが形成されたパネルと前記蛍光体スクリーンに
対設されたシャドウマスクと前記パネルにファンネルを
介して連接されたネックと前記ネック内に装着された電
子銃と前記シャドウマスクを支持するマスクフレームに
固定され、前記ファンネルの内側にほぼ沿って前記電子
銃の方向に延在し、四角錘台形状に形成された内部シー
ルドとを具備するカラー受像管において管軸方向から見
たときの前記内部磁気シールドの前記電子銃側の開口部
の形状が管軸上を中心とし、前記内部磁気シールドの短
辺側に平行して長径をもつ楕円状に形成されていること
を特徴とするカラー受像管。 - 【請求項３】内面に赤、緑、青各色に発光する蛍光体ス
クリーンが形成されたパネルと前記蛍光体スクリーンに
対設されたシャドウマスクと前記パネルにファンネルを
介して連接されたネックと前記ネック内に装着された電
子銃と前記シャドウマスクを支持するマスクフレームに
固定され、前記ファンネルの内側にほぼ沿って前記電子
銃の方向に延在し、ドーム形状に形成された内部磁気シ
ールドとを具備するカラー受像管において、管軸方向か
ら見たときの前記内部磁気シールドの前記電子銃側の開
口部の形状が管軸状を中心とした円状に形成されている
ことを特徴とするカラー受像管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5207398A JPH0765734A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | カラー受像管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5207398A JPH0765734A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | カラー受像管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0765734A true JPH0765734A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=16539089
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5207398A Pending JPH0765734A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | カラー受像管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0765734A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6229254B1 (en) | 1997-09-12 | 2001-05-08 | Hitachi, Ltd. | Color cathode ray tube having an improved internal magnetic shield |
-
1993
- 1993-08-23 JP JP5207398A patent/JPH0765734A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6229254B1 (en) | 1997-09-12 | 2001-05-08 | Hitachi, Ltd. | Color cathode ray tube having an improved internal magnetic shield |
| US6388368B2 (en) | 1997-09-12 | 2002-05-14 | Hitachi, Ltd. | Color cathode ray tube having an improved internal magnetic shield |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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