JPH0765725A - 小型蛍光灯の製造方法 - Google Patents

小型蛍光灯の製造方法

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JPH0765725A
JPH0765725A JP23095193A JP23095193A JPH0765725A JP H0765725 A JPH0765725 A JP H0765725A JP 23095193 A JP23095193 A JP 23095193A JP 23095193 A JP23095193 A JP 23095193A JP H0765725 A JPH0765725 A JP H0765725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass tube
mount
gas
argon
tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP23095193A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Kato
修 加藤
Yukihiko Ogawa
幸彦 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
Priority to JP23095193A priority Critical patent/JPH0765725A/ja
Publication of JPH0765725A publication Critical patent/JPH0765725A/ja
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラス管内に残った不純ガスを全長にわたっ
て完全にかつ効率良く排出する。 【構成】 (A)のように、各ヘッド11の気体室12
内に嵌入されたガラス管1の両端部内に、マウント2が
気体の流通を妨げない位置で嵌入される。この状態で、
ヒータ20がガラス管1の軟化点を超えない温度で発熱
されるとともに、一方の気体室12にアルゴンが供給さ
れ、他方では真空吸引される。それにより、昇温された
アルゴンが矢線のようにガラス管1の一端から入り込ん
で他端に向かって流れて、不純ガスの排出が行われる。
ガラス管1内に一定量のアルゴンが充填されたら、
(B)のようにマウント2のガラスビーズ5がガラス管
1の端部内に嵌入されるとともに、ヒータ20がガラス
管1の軟化点以上の温度で発熱され、溶着により両端が
封止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管径の小さい小型蛍光
灯の製造方法に関し、特に、ガラス管内の不純ガスの排
出を効率良く行えるようにした小型蛍光灯の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】蛍光灯を製造する工程では、ガラス管内
にアルゴン等の不活性ガスを封入する前に、その中に残
った不純ガスをできるだけ高純度に除去する必要があ
る。それが不十分であると、電極が酸化したり、不純ガ
スが不活性ガスに混じることによる輝度の低下や寿命の
低下を招くからである。
【0003】従来、そのような不純ガスを除去する方法
としては、ガラス管の一端側を封止しておいて他端側か
ら真空吸引するのが一般的であるが、特に管径の小さい
ガラス管の場合は、吸引に時間が掛かり、また、封止さ
れた奥端の不純ガスは完全に抜くことができなかった。
【0004】そのため、本願出願人は、先に出願した特
願平4−296309号において開示したように、ガラ
ス管の一端側から不活性ガスを供給しながら他端側から
真空吸引する方法を開発し、実効を得ている。
【0005】一方で、ガラス管内を高温に加熱すると、
不純ガスが活性化されてその排出時間を短縮化し得るこ
とも知られており、したがって、排出工程の前の工程で
ガラス管を予め加熱したのち、上記のように一端側から
不活性ガスを供給しながら他端側から真空吸引する方法
が試みられた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら細管の場
合は、加熱しても絶対的な質量が小さいことから排出工
程に到る前に冷えてしまい、加熱による排出促進効果は
実質的に得られていないのが実状であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、叙上の点に鑑
み完成されたものであつて、両端が開口したガラス管の
両端部の中空内に、電極を保持したマウントをガラス管
の内部と外部とを気体の流通可能に連通させる状態で支
持し、ガラス管の両端の回りに装置されたヒータをその
ガラス管の軟化点を超えない温度で発熱させつつ、ガラ
ス管の一端の開口からアルゴン等の不活性ガスを供給す
るとともに他端の開口から真空吸引を行い、ガラス管内
に不活性ガスが充填されたところでマウントをガラス管
の両端部内に嵌入してヒータをガラス管の軟化点以上の
温度で発熱させ、ガラス管の両端にマウントを溶着させ
て封止する構成とした。
【0008】
【作用】ガラス管の両端に気体の流通可能にマウントを
支持したのち、ヒータを加熱しつつ、ガラス管の一端側
から不活性ガスを供給するとともに他端側から真空吸引
を行うと、昇温された不活性ガスがガラス管内を真空側
に流れる。
【0009】その流れによりガラス管内の不純ガスが全
長にわたって完全に排出されるとともに、ガラス管内が
加熱されることにより不純ガスの活性化が促がされて、
短時間で排出が完了する。
【0010】上記のヒータを発熱させるのに伴い、溶着
するガラス管の端部がプレヒートされ、また、マウント
が焼かれてそこに付着した不純物も併せて取り出され
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図5に基づ
いて説明する。製造される小型蛍光灯のガラス管1は、
外径寸法が3〜10mm程度であって、両端が開口されて
いる。このガラス管1の両端に固着されるマウント2
は、図2に示すように、リード線3の先端側に電極4と
ガラスビーズ5とを固着した構造となっている。
【0012】ガラス管1の搬入位置には、図1に示すよ
うに、内部に気体室12の形成された一対の製造ヘッド
11が、搬入されたガラス管1の両端の外側において対
向するように装置され、それぞれ互いに接離する方向の
移動自由となっている。
【0013】各ヘッド11の気体室12には夫々ポート
13が開口され、一方のヘッド11の気体室12の開口
13aにはアルゴン等の不活性ガスの供給装置が、他方
のヘッド11の気体室12のポート13bには真空ポン
プが接続されている。
【0014】各ヘッド11の気体室12の互いに対向す
る面には、ガラス管1の端部が嵌入されるクランプゴム
15付きの取付口14が開口されているとともに、後面
に形成された挿通孔16内に、ロッド17が取付口14
と同軸線上での進退自由に挿通され、その先端面に、マ
ウント2のリード線3の後端を挿入してマウント2を支
持するマウント支持管18が突設されている。
【0015】また、各気体室12内の取付口14よりも
一定距離内側の位置には、コイル形に形成されたヒータ
20が取付口14と同心に装置されている。
【0016】次に、製造工程を図2〜図5によって説明
する。ここでは、一方の製造ヘッド11側について説明
し、他側については適宜に言及する。
【0017】製造開始時には、図2(A)に示すよう
に、ヘッド11が後退位置にあるとともに、ロッド17
が前進してマウント支持管18の先端が取付口14の前
面に突出している。
【0018】その状態から、同図(B)に示すように、
マウント支持管18の先端にマウントガイド21が装着
されるとともに、その前方にマウントチャック22で挟
持されたマウント2が搬入される。
【0019】続いて、同図(C)に示すように、マウン
ト2がヘッド11側に移動されて、マウントガイド21
で案内され、また、マウントガイド21がチャック22
の邪魔にならないように途中で逃げつつ、マウント2の
リード線3の後端がマウント支持管18内に嵌入され
る。それとともに、マウント2の前方にガラス管1がガ
ラス管チャック23で挟持されて搬入される。
【0020】次に、図3(A)に示すように、ガラス管
1がヘッド11側に移動されて、その端部の開口内にマ
ウント2の電極4とガラスビーズ5とが一旦嵌入され
る。他方のヘッド11側では、ヘッド11がガラス管1
側に向けて前進することによって、同様にマウント支持
管18に支持されたマウント2がガラス管1の他方の開
口に嵌入される。それが終わると、同図(B)に示すよ
うに、マウントガイド21とマウントチャック22とが
側方に逃げる。
【0021】続いて、同図(C)に示すように、ヘッド
11がロッド16を残したままで一定距離前進し、ガラ
ス管1の端部が取付口14を通って気体室12内に相対
的に進出し、クランプゴム15が閉じて気密に固定され
る。そのとき、ガラス管1の端部はヒータ20の中に嵌
入される。他側のガラス管1の端部も同様である。
【0022】次に、図4(A)に示すように、両ヘッド
11のロッド17すなわちマウント支持管18が一定寸
法後退して、それに支持されたマウント2のガラスビー
ズ5がガラス管1の端部から外に出され、ガラス管1の
端部の開口が気体の円滑な流通が可能とされる。
【0023】この状態で、ヒータ20がガラス管1の軟
化点を超えない温度で発熱されるとともに、一方のヘッ
ド11の気体室12にポート13aから不活性ガスであ
るアルゴンが供給され、他方のヘッド11の気体室12
内はポート13bを介して真空吸引される。
【0024】それによって、図4(A)の矢線に示すよ
うに、ヒータ20により昇温されたアルゴンがガラス管
1の一端から入り込んで、真空吸引されている他端に向
かって流れる。その流れによりガラス管1内の不純ガス
が全長にわたって完全に排出されるとともに、ガラス管
1内が加熱されることにより不純ガスの活性化が促がさ
れて、短時間で排出が完了する。
【0025】そのとき、溶着するガラス管1の端部がプ
レヒートされ、また、マウント2が焼かれてそこに付着
した不純物も併せて取り出される。
【0026】一定時間が経過してガラス管1内に一定量
の不活性ガスが充填されたら、図4(B)に示すよう
に、ロッド17が上記の後退した一定寸法だけ再前進し
てマウント2のガラスビーズ5がガラス管1の端部内に
嵌入されるとともに、ヒータ20がガラス管1の軟化点
以上の温度で発熱され、それにより、マウント2のガラ
スビーズ5が溶着されてガラス管1の両端が封止され
る。
【0027】それが終わったら、ヒータ20が切られ、
また、アルゴンの供給と真空吸引が停止されるととも
に、図5に示すように、取付口14のクランプゴム15
が開かれて各ヘッド11が後退し、それによりマウント
2で封止されたガラス管1の端部がヘッド11から抜け
て完成品として取り出される。
【0028】なお、上記の装置を用いれば、長さ寸法の
異なる蛍光灯についても、段取り替えを行うことなく連
続して製造できる。
【0029】
【発明の効果】以上具体的に説明したように、本発明方
法によれば、昇温された不活性ガスをガラス管の一端か
ら他端に向けて流すようにしたから、ガラス管内の不純
ガスを全長にわたって完全に排出することができるのに
加え、ガラス管内が加熱されることにより不純ガスの活
性化が促がされて、短時間で排出を完了することができ
る。また、溶着するガラス管の端部をプレヒートできる
からマウントの溶着時間も短縮できて、作業能率を大幅
に向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一実施例に係る製造装置の概略説
明図である。
【図2】本実施例の製造開始からマウント支持管にマウ
ントを支持するまでの工程説明図である。
【図3】マウントをガラス管に嵌入してからガラス管の
端部をヘッド内に嵌入するまでの工程説明図である。
【図4】不純ガスの排出から、アルゴンを充填してガラ
ス管の両端を封止するまでの工程説明図である。
【図5】製造終了時の工程説明図である。
【符号の説明】
1:ガラス管 2:マウント 3:リード線 4:電極
5:ガラスビーズ 11:ヘッド 12:気体室 13a、13b:ポート
18:マウント支持管 20:ヒータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が開口したガラス管の両端部の中空
    内に、電極を保持したマウントをガラス管の内部と外部
    とを気体の流通可能に連通させる状態で支持し、ガラス
    管の両端の回りに装置されたヒータをそのガラス管の軟
    化点を超えない温度で発熱させつつ、ガラス管の一端の
    開口からアルゴン等の不活性ガスを供給するとともに他
    端の開口から真空吸引を行い、ガラス管内に不活性ガス
    が充填されたところで前記マウントをガラス管の両端部
    内に嵌入して前記ヒータをガラス管の軟化点以上の温度
    で発熱させ、ガラス管の両端にマウントを溶着させて封
    止することを特徴とする小型蛍光灯の製造方法。
JP23095193A 1993-08-23 1993-08-23 小型蛍光灯の製造方法 Pending JPH0765725A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23095193A JPH0765725A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 小型蛍光灯の製造方法

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JP23095193A JPH0765725A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 小型蛍光灯の製造方法

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Publication Number Publication Date
JPH0765725A true JPH0765725A (ja) 1995-03-10

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ID=16915879

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JP23095193A Pending JPH0765725A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 小型蛍光灯の製造方法

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JP (1) JPH0765725A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1038162C2 (nl) * 2010-08-12 2012-02-14 Pure Green Technologies B V Werkwijze en inrichting voor de produktie van corona elektroden.

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5188885A (en) * 1975-01-30 1976-08-03 Muhaikikohodentono seizohoho
JPS55104044A (en) * 1979-02-02 1980-08-09 Toshiba Corp Evacuation method of fluorescent lamp

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