JPH0765586B2 - 水冷却による密封型冷媒圧縮装置 - Google Patents

水冷却による密封型冷媒圧縮装置

Info

Publication number
JPH0765586B2
JPH0765586B2 JP61266710A JP26671086A JPH0765586B2 JP H0765586 B2 JPH0765586 B2 JP H0765586B2 JP 61266710 A JP61266710 A JP 61266710A JP 26671086 A JP26671086 A JP 26671086A JP H0765586 B2 JPH0765586 B2 JP H0765586B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric motor
refrigerant
water jacket
compressor
jacket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61266710A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63120887A (ja
Inventor
和平 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mayekawa Manufacturing Co
Original Assignee
Mayekawa Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mayekawa Manufacturing Co filed Critical Mayekawa Manufacturing Co
Priority to JP61266710A priority Critical patent/JPH0765586B2/ja
Publication of JPS63120887A publication Critical patent/JPS63120887A/ja
Publication of JPH0765586B2 publication Critical patent/JPH0765586B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Compressor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電動機と圧縮機とが一体、密封化された密封型
冷媒圧縮装置における電動機冷却の水冷化に関するもの
である。
従来、冷媒圧縮機の回転軸はその本体を貫通する構造の
ために軸封装置を設けて冷媒ガスの漏洩を防止する機構
を備えているものであるが、これを完全無漏洩にするた
めには前記軸封装置を排除し、密封型電動機をこれに直
結して駆動するようにしたものであるが、このような構
造とすることは電動機と圧縮機との内部が相互に連通
し、冷媒が満されることにもなる。この場合に冷媒の種
類、例えばアンモニアの場合には電動機線輪に悪影響を
及ぼすことになるので、固定子と回転子との空隙に隔壁
となるキヤンを挿入したキヤンド型電動機とし、冷媒よ
り線輪を保護する構造が採られ、冷媒がフロン系のよう
なものであれば線輪に対する影響もないので、線輪まで
冷媒に浸漬されるハーメテツク型電動機となる。この何
れの場合でも電動機で消費される損失は前記のそれぞれ
のモーターで異なるもののモーターの入力の10〜20%程
度のものとなり、この損失による熱量は何らかの方法で
取り去らなければならない。周知のように電動機の出力
はその温度上昇で制約されてしまうので、その冷却は極
めて重要なものとなる。然し、前述の密封型圧縮装置用
の電動機では冷媒が内部に満されているので、直接外気
による内部の冷却は不可能で、外部よりの冷却は不十分
である。小容量の家庭用冷蔵庫,クーラーのような場合
には冷媒そのものによつて冷却が行なわれるが、小容量
であり、その効率も問題視されないが、産業用冷却装置
のような大容量の装置ではその発生熱量も大きく、総合
的の効率の良否は経済的の面で極めて重要なものにな
る。然し止むを得ず駆動電動機の内部に潤滑油と共に多
量の冷媒を注入し、これによつて冷却を行つている。こ
れは圧縮装置としての機能の一部を自己冷却に使用され
るので、冷却装置としての綜合効率の低下を招くことに
より、密封型冷媒圧縮装置の開発の障害となつている。
運転の停止時、運転操作の過程などでは電動機内部に冷
媒が貯溜し、圧縮機の運転に伴ない冷媒が急速に蒸発
し、電動機そのものが零下の温度に達してしまうことが
ある。
従来、寒冷地で使用される圧縮機では圧縮機のピストン
の上方、或は油冷却器の水套部分が凍結し、その場合の
氷の膨脹圧力で容器に亀裂が生じ、破損するような現象
が見られる。このような事例より圧縮機と一体、密封化
される電動機の冷却には水冷却方法が行なわれなかつ
た。
然し、氷結の姿勢については次のような特性がある。即
ち、水が結氷する場合にその体積は10%近い体積膨脹が
あり、その圧縮強度は極めて大きなもので、これによ
り、一般の容器或は肉厚の鋳造物でも結氷が行なわれる
と容易に亀裂が生じ、破壊してしまうものである。これ
は水の満されている容器についてであつて、冷却される
水中の仕切られた空間に対して結氷時に生ずる外圧につ
いては其の趣きがやや異つている。この場合に仕切られ
た空間が冷却源である場合には内方より外方に結氷の成
長が行なわれるので、前記空間に対する外圧は殆ど生ず
ることはないが、外より内方に結氷が進行する場合には
結氷の進行に伴い中心部に向つての内圧は生ずるもの
の、氷の圧縮強度に対して引張強度は極めて小さいため
に結氷時の体積膨脹による外方えの圧力で既に結氷した
外部の結氷に、亀裂が入つて膨脹し、内部に発生した内
圧が減少してしまうことになる。前述の仕切られた空間
の壁が金属管、鋳鉄のような一般の素材でも圧縮強度は
引張強度に対しては極めて大きなもので結氷による内圧
で前記壁に亀裂が生じ、破損するようなことはない。
即ち結果としては結氷時の体積膨脹に対して結氷内部の
内圧には対応することが出来るが、外方に対する膨脹圧
は極めて大きな値で容器の破損を招いてしまう。
本発明は以上の点に鑑み行なわれたもので、軸封装置を
介在させる事なく圧縮機の回転軸と電動機の駆動軸を連
結し、圧縮機側の冷媒が電動機側に侵入可能に前記両者
を一体的に密封した密封型冷媒圧縮装置において、 前記電動機の駆動軸に取付けた回転鉄心の周囲を囲繞す
る固定鉄心が固設された電動機フレームの外周側に水套
用外被を包被し、該フレームと外被間の環状空隙に冷却
水を導入して冷却水套となすと共に、前記水套用外被
を、該環状空隙に導入された冷却水が凍結した際の膨張
圧を吸収可能な弾性形状にした事を特徴とするものであ
る。
尚、前記水套用外被の弾性形状とは、具体的には第4図
に示すように弾性を有する金属材若しくは樹脂材を断面
波形とした形状であるが、これのみに限定されない。
又本発明は、圧縮機側の冷媒が電動機側に侵入可能に前
記両者を一体的に密封した密封型冷媒圧縮装置に適用さ
れるもので、前記電動機がキャンド型電動機であっても
よく、又前記電動機がハーメテック型電動機であっても
よい。
又前記電動機は一般に片持ち構造となるために、負荷荷
重を分担可能の組立型据付脚を電動機の自由端に設ける
のがよいが、この場合は前記水套外被に直接取付ける
と、該水套外被が弾性形状であるために十分なる保持力
を有さない。そこでこの様な場合は、電動機の自由端外
方に配設する軸受ブラケットに組立型据付脚を固設する
のがよい。
又水套用外被はフレームに対し取り外し可能の組み立て
構造にするのがよい。この場合に固定子鉄心と水套外被
との間のフレームについては、固定子鉄心外周のフレー
ム素材の圧縮強度を少くとも水套部分に充満し、冷却水
が凍結した場合の環状の氷の引張り強度と外套を構成す
る素材の引張り強度との和より大なる値に設計すること
が必要となる。
また水套外被を構成する素材の引張り強度を水套に相当
する環状氷の膨脹圧力に対して無視できる程度の小さな
値に設計する必要がある。
このような条件を満すためには、通常の素材より選定す
ることは容易である。これを図について説明する。
第1図はキヤンド型電動機と冷媒圧縮機とを一体、密封
化したものの略図で1は軸の貫通部における軸封装置を
除いた冷媒圧縮機、2は冷媒の吸入、吐出管、3はキヤ
ンド型電動機、4は回転子、5は固定子線輪6の巻かれ
た固定子鉄心、7は電動機3と冷媒圧縮機1とを結合さ
せ密封構造とするための1対のフランジ、8は固定子鉄
心を保持するフレーム、9は軸受ブラケツト、10は組立
型据付脚,11は回転子と固定子鉄心との空隙に外気と機
内を隔離するキヤン、12は円筒形をなした水套外被、1
3,14は水套外被とフレームとを結合し水套を構成させる
水套用フランジ、15,16は冷却水の吐出,流入口、tは
締付ボルトを示す。中心線キヤンド型電動機3は冷媒圧
縮機1で圧縮される冷媒がアンモニアのような線輪の絶
緑物に有害な場合に使用されるものである。
一般の電動機では固定子鉄心とフレームとの間はフレー
ムに取りつけられたリブで空隙を設けて通風路とし、外
気で冷却されるが、密封型の電動機のフレームを介して
冷却する場合にはこの空隙は熱の伝達を妨げることにな
り、フレームと固定子鉄心との外周とは密着した図のよ
うな構造が採られる。キヤン内部にある回転子の発生熱
もフレームを通して冷却水で冷却される。
第2図は冷媒圧縮機で圧縮される冷媒がフロン系のよう
に線輪の絶縁に影響を及ぼさない場合に使用されるハー
メチツク型電動機3で、線輪6は常に冷媒に浸漬され
る。電動機フレーム8と水套外被12とにより冷却水用水
套が構成される。必要に応じて前記水套が組立てられた
後に組立型据付脚10が取りつけられる。
第3図は冷媒圧縮機1に対して片持型として、フランジ
7で密封型電動機3が結合される。電動機3はキヤンド
型、ハーメテツク型の何れであつても差支はない。この
ような片持型構造とすることにより、水套外被12の形状
は底付円筒状とすることができ、構造を単純化し、更に
万一の破損や、水套内の掃除などにも取外し、取付作業
が極めて容易に行なうことができる。
第4図は底付円筒型の水套外被12の外観略図で、薄手の
金属板、或は樹脂板等を波形に形成し、外気による冷却
も兼ね、大きな弾性を持たせ、結氷時にも耐え得ること
ができることになる。
本発明は以上のように構成したために冷媒圧縮機として
最も問題点のある軸封装置を排除し、完全無漏洩の密封
型圧縮装置として構成すると共に、電動機の冷却を水套
を用いた水冷却として冷却効果を高め、従来の密封型冷
却装置で問題の冷媒による電動機の自己冷却で生ずる総
合効率の低下を回避し、経済運転が可能となつたもので
ある。これは水套内の冷却水の凍結時で生ずる水套の亀
裂、破損の憂いをなくし、若し、これが発生しても水套
外被は組立式で構造が簡単のために交換,保守が容易で
ある。このような水冷却による電動機との結合する冷媒
圧縮機はその種類に無関係である。
【図面の簡単な説明】
第1図はキヤンド型電動機と冷媒圧縮機と一体化した密
封型冷媒圧縮装置の断面略図、第2図はハーメテツク型
電動機を使用した密封型冷媒圧縮装置の断面略図、第3
図は片持式のフランジ型電動機を使用した密封型冷媒装
置の断面略図、第4図は底付円筒型水套外被の外観図で
ある。 1;冷媒圧縮機、2;冷媒の吸入,吐出管、3;密封型電動
機、4;回転子、5;回転子鉄心、6;固定子線輪、7;結合フ
ランジ、8;フレーム、9;軸受ブラケツト、10;組立型据
付脚、11;キヤン、12;水套外被、13,14;水套用フラン
ジ、15,16;冷却水の吐出、流入口。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸封装置を介在させる事なく圧縮機の回転
    軸と電動機の駆動軸を連結し、圧縮機側の冷媒が電動機
    側に侵入可能に前記両者を一体的に密封した密封型冷媒
    圧縮装置において、 前記電動機の駆動軸に取付けた回転鉄心の周囲を囲繞す
    る固定鉄心が固設された電動機フレームの外周側に水套
    用外被を包被し、該フレームと外被間の環状空隙に冷却
    水を導入して冷却水套となすと共に、前記水套用外被
    を、該環状空隙に導入された冷却水が凍結した際の膨張
    圧を吸収可能な弾性形状にした事を特徴とする水冷却に
    よる密封型冷媒圧縮装置
  2. 【請求項2】前記水套用外被の弾性形状が、弾性を有す
    る金属材若しくは樹脂材を断面波形とした形状である請
    求項1記載の密封型冷媒圧縮装置
  3. 【請求項3】前記電動機がキャンド型電動機である請求
    項1記載の密封型冷媒圧縮装置。
  4. 【請求項4】前記電動機がハーメテック型電動機である
    請求項1記載の密封型冷媒圧縮装置。
  5. 【請求項5】負荷荷重を分担可能の組立型据付脚を、前
    記水套外被に取付ける事なく、電動機の自由端外方に配
    設する軸受ブラケットに固設した事を特徴とする請求項
    1記載の密封型冷媒圧縮装置
JP61266710A 1986-11-11 1986-11-11 水冷却による密封型冷媒圧縮装置 Expired - Fee Related JPH0765586B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61266710A JPH0765586B2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11 水冷却による密封型冷媒圧縮装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61266710A JPH0765586B2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11 水冷却による密封型冷媒圧縮装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63120887A JPS63120887A (ja) 1988-05-25
JPH0765586B2 true JPH0765586B2 (ja) 1995-07-19

Family

ID=17434605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61266710A Expired - Fee Related JPH0765586B2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11 水冷却による密封型冷媒圧縮装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0765586B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003035261A (ja) * 2001-07-19 2003-02-07 Toyota Industries Corp 圧縮機
DE102005052364A1 (de) * 2005-11-02 2007-05-03 Siemens Ag Elektromotor
JP2016086611A (ja) * 2014-10-29 2016-05-19 三菱電機株式会社 回転電機のステータコア冷却構造
JP6351185B2 (ja) * 2016-06-16 2018-07-04 本田技研工業株式会社 回転電機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS475401U (ja) * 1971-02-12 1972-09-18
JPS5427605U (ja) * 1977-07-26 1979-02-23
JPS59182690U (ja) * 1983-05-25 1984-12-05 株式会社 アンレツト ル−ツブロワ−の冷却装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63120887A (ja) 1988-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6503069B2 (en) Scroll-type compressor with an integrated motor and a compact cooling system
KR100950412B1 (ko) 다단 압축식 로터리 컴프레서 및 냉각 장치
JPS60128981A (ja) 電動コンプレツサ用消音器
JPH0650259A (ja) 輸送機関用冷凍装置の冷媒圧縮機システム
AU2004201057A1 (en) Reciprocating compressor
US3926009A (en) Hermetic compressor with insulated discharge tube
US20020039534A1 (en) Scroll compressor having an electric motor incorporated
WO2018047587A1 (ja) オイルフリースクリュ圧縮機
JPH0765586B2 (ja) 水冷却による密封型冷媒圧縮装置
JP2004028035A (ja) 密閉形圧縮機
JP2003204653A (ja) モータ装置
CN111130256A (zh) 一种螺杆压缩机的电机壳以及电机、螺杆压缩机
JPH02193546A (ja) キヤンドモーターの冷却方法
US20040219045A1 (en) Enclosed mechanical booster
US2019689A (en) Refrigerant compressor
JPS63259176A (ja) 冷媒流体を使用したモータ・コンプレッサ装置構造
US3032257A (en) Refrigeration compressor
JP4019720B2 (ja) 圧縮機
JP3205611B2 (ja) キャンドモータ
CN220791495U (zh) 一种水冷却及隔热保护的无油涡旋空压机
CN211063465U (zh) 一种螺杆压缩机的电机壳以及电机、螺杆压缩机
JPH0540689Y2 (ja)
JPH0747972Y2 (ja) 密封型電動機の冷却用水套の構造
JP2513892Y2 (ja) 冷凍機駆動用密封型電動機の水套の構造
JP3301836B2 (ja) 内部高圧式圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees