JPH076550U - 巻掛伝動装置のテンショナ - Google Patents

巻掛伝動装置のテンショナ

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Publication number
JPH076550U
JPH076550U JP3595493U JP3595493U JPH076550U JP H076550 U JPH076550 U JP H076550U JP 3595493 U JP3595493 U JP 3595493U JP 3595493 U JP3595493 U JP 3595493U JP H076550 U JPH076550 U JP H076550U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leaf spring
tensioner
guide body
chain
transmission device
Prior art date
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Pending
Application number
JP3595493U
Other languages
English (en)
Inventor
士郎 赤井
俊雄 岡部
尚仁 野々山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Togo Seisakusho Corp
Sankei Giken Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
Sankei Giken Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Togo Seisakusho Corp, Sankei Giken Kogyo Co Ltd filed Critical Togo Seisakusho Corp
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Publication of JPH076550U publication Critical patent/JPH076550U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構造で取り付けも容易に行え、しかも安
価な巻掛伝動装置のテンショナを提供することを目的と
する。 【構成】チェーン伝動系やベルト伝動系からなる巻掛伝
動装置に、この装置の本体側にその基端部が取り付けら
れる板ばね20と、この板ばねの自由端に取り付けられ
かつ押圧部に上記チェーン40やベルトの案内溝を設け
た合成樹脂製のガイド体30を備えた巻掛伝動装置のテ
ンショナAを構成したものである。また、上記板ばねの
自由端とガイド体に係止部を設けてガイド体を着脱自在
に構成した。さらには上記板ばねの基端部と装置の本体
側に係止部を設けて板ばねを着脱自在に構成した巻掛伝
動装置のテンショナとした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、チェーン伝動系、ベルト伝動系等の巻掛伝動装置に用いられるテ ンショナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
巻掛伝動装置は、たとえば駆動軸に軸嵌された駆動スプロケットと従動軸に軸 嵌された従動スプロケット間に伝動チェーンを巻き掛けて、駆動軸の回転トルク を従動軸に伝達するものである。そして、巻き掛けられた伝動チェーンの緩み側 に、通常はチェーンの緩み防止のためのテンショナを設けてある。
【0003】 テンショナの従来例として、湾曲させた板ばねのハラ部分をチェーンの緩み側 に押圧させ、その基端部を装置の本体側に固定したものや、回動自在に軸支した テンションレバーの自由端にチェーンに噛合するテンションスプロケットを設け 、さらにテンションレバーをチェーン側に付勢するばねを連結したのも等種々の 形態がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、板ばね形式のテンショナは簡単な構造であっても平坦面でチェ ーンを押圧しているだけなので、チェーンの横ずれや脱落等のトラブルの危険を 伴ったり、チェーンの摺動音が激しかった。また、テンションスプロケット形式 のテンショナは、コスト高になるとともに各部材の組み立てならびに調整に手間 がかかった。
【0005】 この考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構造で取り付けも容易 に行え、しかも安価な巻掛伝動装置のテンショナを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この考案は上記課題を解決するため、チェーン伝動系やベルト伝動系からなる 巻掛伝動装置に、この装置の本体側にその基端部が取り付けられる板ばねと、こ の板ばねの自由端に取り付けられかつ押圧部に上記チェーンやベルトの案内溝を 設けた合成樹脂製のガイド体を備えた巻掛伝動装置のテンショナを構成したもの である。
【0007】 また、上記板ばねの自由端とガイド体に係止部を設けてガイド体を着脱自在に 構成した。さらには上記板ばねの基端部と装置の本体側に係止部を設けて板ばね を着脱自在に構成した巻掛伝動装置のテンショナとした。
【0008】
【作用】
この考案によれば、板ばねの自由端に設けた合成樹脂製のガイド体がチェーン やベルトを押圧して、しかもガイド体の案内溝でチェーンやベルトを案内しなが ら緊張を付与する。よって、チェーンやベルトの移行が安定的に行われ、しかも ガイド体は合成樹脂製であることから摺動音も静かである。
【0009】 また、板ばねの自由端とガイド体に係止部を設けたので、両者の着脱が簡単に 行えて、ガイド体の組み立て,交換が容易になる。さらには、板ばねの基端部と 装置の本体側に係止部を設けたので、両者の着脱が簡単に行えて、板ばねの組み 立て,交換が容易になる。
【0010】
【実施例】
この考案に係る一実施例を図面に基づいて説明する。図1はチェーンを緊張状 態にしている第1テンショナの斜視図、図2は他の形態を示す第2テンショナの 斜視図、図3は第1テンショナの組み立てを示す説明図、図4は第2テンショナ の組み立てを示す説明図、図5はガイド体の平面図、図6は第1テンショナおよ び第2テンショナの取付例を示す説明図である。
【0011】 図1および図3に示すように、第1テンショナAは本体ケーシングの側板に取 り付けるブラケット10と、このブラケット10に基端部が固定される板ばね2 0と、この板ばね20の自由端に係着されるガイド体30で構成されている。
【0012】 第1テンショナAに用いるブラケット10は、アングル形状の取付板であり、 これを縦向き姿勢に取り付けるために、本体ケーシングの側板に取り付ける一面 には、取付ネジ11を挿通するための取付孔10aを穿設してある。また板ばね 20を取り付ける水平状の他面には、リベット21で板ばね20を固定するため の2個所のリベット孔20aを穿設してある。
【0013】 上記板ばね20は、同一方向に2段階に折曲形成してあり、その基端部に上記 リベット21を挿通するための取付孔20aを2個所穿設してある。この取付孔 20aとブラケット10のリベット孔10aにリベット21を挿通しカシメて板 ばね20を固定する。さらに板ばね20の自由端には、矩形の係止孔20bを穿 設してあるとともに、上記ガイド体30に先端部を挿通し易いように両側角部を 切除してある。この板ばね20はガイド体30の後記する挿着孔30aに挿通し た際に、板ばね20の係止孔20bにガイド体30の係止片30bが係止されて ガイド体30を固定的に取り付けるように構成してある。なお、ブラケット10 と板ばね20の取り付けは、リベット21に代えて取付ねじ等を採用してもよい 。
【0014】 一方ガイド体30は、蒲鉾形の合成樹脂製であり、背面側に板ばね20を挿通 可能にするための挿着孔30aを形成してあるとともに、板ばね20の係止孔2 0bに係止する突状の係止片30bを一体成形してある。さらに、ガイド体正面 側の円弧部には、伝動チェーン40の移行を案内する案内溝30cを円弧状に形 成してある。この案内溝30cは、図5に示すように両側部をテーパー状に広く 形成してあり、伝動チェーン40のリンク部材を連結するピン端部40aが案内 溝側部に当接して異音を発生するのを防止している。この案内溝30cは、チェ ーンの大きさによって溝の深さを適宜変えてある。
【0015】 次に、第2テンショナを図2および図4に基づいて説明する。図示するように 第2テンショナBのブラケット50は、本体ケーシングの側部形状に応じて中途 に凹部を有するアングル形状の取付板であり、これを横向き姿勢に取り付けるよ うに、本体ケーシングの側板に取り付ける一面には、取付ネジ51を挿通するた めの取付孔50aを穿設してある。また板ばね60を取り付ける垂直状の他面に は、板ばね60を着脱自在に取り付けるため、板ばね60に形成した後記する切 欠部60bに係合する係止突片50bを切り起こし状に形成してある。
【0016】 板ばね60は「レ」の字形に折曲形成してあり、その基端部にブラケット50 の上辺に挟持しつつ引っ掛けるためのフック60aを折曲形成してあるとともに 、その下部に両側部をコ字形に切除した切欠部60bを形成してある。上記フッ ク60aをブラケット50の上辺に引っ掛けながら、板ばね60の切欠部60b をブラケット50の係止突片50bに嵌合係止させて、板ばね60をブラケット 50に着脱自在に固定する。さらに板ばね60の自由端は、第1テンショナAの 板ばね20同様に、先端部の両側角部を切除してあり、さらに矩形の係止孔60 cを穿設してある。そして、第1テンショナAのガイド体30と同一構成のガイ ド体30を着脱自在に固定してある。なお、ブラケット50と板ばね60の取り 付け形態は、取付ねじ等を採用してもよい。
【0017】 以上のように構成した第1テンショナAおよび第2テンショナBの取付例を説 明する。図6は攪拌装置の巻掛伝動装置を示している。仮想線で示すモーター8 0の出力軸81に軸嵌した出力軸スプロケット82と、駆動軸90に2個並列状 に軸嵌した第1スプロケット91および第2スプロケット92の内の第1スプロ ケット91を伝動チェーン40で巻き掛けてある。また従動軸100に軸嵌した 第3スプロケット101と駆動軸90の第2スプロケット92を伝動チェーン7 0で巻き掛けてある。駆動軸90ならびに従動軸100には図示しない攪拌羽根 が取り付けられ、モーター80の回転駆動力を両軸90,100に伝達して、ケ ーシング内の攪拌羽根を同期して回転駆動する構成にしてある。
【0018】 第1テンショナAは、出力軸スプロケット82と第1スプロケット91に巻き 掛けられたチェーン40の緩み側に設けられ、また第2テンショナBは、第2ス プロケット92と第3スプロケット101に巻き掛けられたチェーン70の緩み 側に設けられている。それぞれブラケット10,50を介して取り付けた板ばね 20,60の先端部に着脱自在に固定したガイド体30,30の案内溝をチェー ン40,70に押圧させてある。
【0019】 第1テンショナA,第2テンショナBのいずれも、板ばね20,60の作用で チェーン40,70の緩み側を押圧しているのでチェーンが緩まない。よって、 チェーンが緩んで駆動軸90と従動軸100の攪拌羽根のタイミングがズレて、 羽根同士がぶつかるといったことがなくなる。
【0020】 次に、図7(a),(b)に示すテンショナの他の実施例を説明する。図7( a)は板ばね20′の先端部に樹脂インサート成形によるガイド体30′を固着 したものである。このように構成することにより、板ばね20′とガイド体30 ′は一体成形されて、前記実施例に示すような挿着孔30aや係止片30b等の ガイド体30の係止手段を必要としない。また、図7(b)は板ばね20″の先 端部を湾曲状に形成するとともに、その中途位置の両側部にチェーンガイドとな る突片を形成してあり、この湾曲部を突片ともども樹脂コーティングしたガイド 体30″を設けたものである。ガイド体30″は板ばね20″の曲面形状に沿っ て板ばね20″と一体成形される。いずれも前記実施例より構造が簡単であり、 取り付けも容易に行える。
【0021】 なお、この考案は上記実施例に限るものではなく、ブラケットの形状も含めて 板ばねおよびガイド体は種々の形態を採用することが可能である。
【0022】
【考案の効果】
この考案のテンショナは、板ばねの自由端に設けた合成樹脂製のガイド体がチ ェーンやベルトを押圧して、しかもチェーンやベルトをガイド体の案内溝で案内 しながら緊張を付与するので、チェーンやベルトの移行が安定的に行われ、摺動 音も静かである。さらに、以上の構成から、構造が簡単で安価であり、取付作業 も容易に行える。
【0023】 また、板ばねの自由端とガイド体に係止部を設けたので、両者の着脱が簡単に 行えて、ガイド体の組み立,交換が容易になる。さらには、板ばねの基端部と装 置の本体側に係止部を設けたので、両者の着脱が簡単に行えて、板ばねの組み立 て,交換が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チェーンを緊張状態にしている第1テンショナ
の斜視図である。
【図2】他の形態を示す第2テンショナの斜視図であ
る。
【図3】第1テンショナの組み立てを示す説明図であ
る。
【図4】第2テンショナの組み立てを示す説明図であ
る。
【図5】ガイド体の平面図である。
【図6】第1テンショナおよび第2テンショナの取付例
を示す説明図である。
【図7】図7(a)は板ばねに樹脂インサート成形した
ガイド体の例を示すテンショナの部分斜視図であり、図
7(b)は板ばねに樹脂コーティングしたガイドの例を
示すテンショナの部分斜視図である。
【符号の説明】
A:第1テンショナ B:第2テンショナ 10:ブラケット 20:板ばね 20a:取付孔 20b:係止孔 21:リベット 30:ガイド体 30a:挿着孔 30b:係止片 30c:案内溝 40:伝動チェーン 50:ブラケット 50a:取付孔 50b:係止突片 60:板ばね 60a:フック 60b:切欠部 60c:係止孔 70:伝動チェーン 82:出力軸スプロケット 90:駆動軸 91:第1スプロケット 92:第2スプロケット 100:従動軸 101:第3スプロケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岡部 俊雄 群馬県伊勢崎市戸谷塚町1069−1 三恵技 研工業株式会社内 (72)考案者 野々山 尚仁 愛知県愛知郡東郷町大字春木字蛭池1番地 株式会社東郷製作所内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チェーン伝動系やベルト伝動系からなる
    巻掛伝動装置に、この装置の本体側にその基端部が取り
    付けられる板ばねと、この板ばねの自由端に取り付けら
    れかつ押圧部に上記チェーンやベルトの案内溝を設けた
    合成樹脂製のガイド体を備えたことを特徴とする巻掛伝
    動装置のテンショナ。
  2. 【請求項2】 上記板ばねの自由端とガイド体に係止部
    を設けてガイド体を着脱自在に構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の巻掛伝動装置のテンショナ。
  3. 【請求項3】 上記板ばねの基端部と装置の本体側に係
    止部を設けて板ばねを着脱自在に構成したことを特徴と
    する請求項1または2記載の巻掛伝動装置のテンショ
    ナ。
JP3595493U 1993-06-30 1993-06-30 巻掛伝動装置のテンショナ Pending JPH076550U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3595493U JPH076550U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 巻掛伝動装置のテンショナ

Applications Claiming Priority (1)

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JP3595493U JPH076550U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 巻掛伝動装置のテンショナ

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JP3595493U Pending JPH076550U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 巻掛伝動装置のテンショナ

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JP (1) JPH076550U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001355688A (ja) * 2000-06-13 2001-12-26 Borg Warner Automotive Kk ブレードテンショナ
JP2002340113A (ja) * 2001-05-17 2002-11-27 Borg Warner Automotive Kk ブレードテンショナ

Cited By (2)

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JP2001355688A (ja) * 2000-06-13 2001-12-26 Borg Warner Automotive Kk ブレードテンショナ
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