JPH0764529B2 - 吸着能の高い炭素製品の製造方法 - Google Patents

吸着能の高い炭素製品の製造方法

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JPH0764529B2
JPH0764529B2 JP63178943A JP17894388A JPH0764529B2 JP H0764529 B2 JPH0764529 B2 JP H0764529B2 JP 63178943 A JP63178943 A JP 63178943A JP 17894388 A JP17894388 A JP 17894388A JP H0764529 B2 JPH0764529 B2 JP H0764529B2
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孝夫 武
賢治 藤井
勝秋 金子
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小野田セメント株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/10Biofuels, e.g. bio-diesel

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  • Coke Industry (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は吸着能の高い炭素製品の製造方法に関するもの
である。
[従来の技術・解決すべき課題] 木質材料を炭化して得られる木炭は、古くから燃料とし
ては勿論、多孔質で反応性に富み不純物含有量も少ない
ので金属精錬や木炭銑、あるいは吸湿材、浄水剤、土壌
改良剤などとして広く利用されている。
一方、炭化方法としては、我が国においてはかまなどを
造って炭を焼く築窯製炭法が主流を占めており、樹皮や
鋸屑を原料として平炉を用いた製炭が工業的に行われて
いる。その他の製炭法としては、ロータリーキルンで連
続炭化する方法、タラ型多段式炭化炉を用いる方法、炭
車に積み込んでトンネル内で連続的に炭化する方法など
の種々の木炭製造方法があるが、何れの場合にも木質材
料を理論燃焼空気量以下の還元雰囲気中で長時間をかけ
て木炭の製造を行っている。
しかしながら、これらの方法によって得られた木炭はガ
ス吸着能などの活性が低く、この改善のために通常木炭
を更に水蒸気賦活するなどして活性化することが行われ
ているが、このような追加的操作は製品を非常に高価な
ものにする。
本発明者等は、本質的に木炭よりなり、活性炭に匹敵す
る高い活性を有し、かつ低コストで製造することのでき
る炭素製品製造技術を開発すべく鋭意研究に取り組み本
発明を完成した。
[発明の目的] 本発明の目的は、ガス吸着能等の活性の高い炭素製品を
経済的に製造する方法を提供することである。
[課題を解決するための手段・作用] 本発明によれば、上記の課題は、破砕した木質材料を燃
焼炉の下部に設置されたストーカー(移動火格子)上に
供給し、ストーカーの下方から一次空気を送入して木質
材料を浮遊または流動状態に保持し、一次空気および必
要により送入されるその他の空気の合計量を燃焼炉出口
における空気比が1以上になるように調整し、木質材料
を燃焼炉内で温度600℃以上かつ滞留時間20分間以内で
炭化し、得られた生成物を捕集した後、空気を遮断した
状態で直ちに冷却することを特徴とする吸着能の高い炭
素製品の製造方法によって解決される。
本発明の好ましい態様によれば、 (1) 木質材料を最大長7cmで長さ方向に対する断面
積が最大10cm2の大きさに裁断し、燃焼炉内に送入す
る; (2) 燃焼炉の下部にはストーカーが設置されてい
て、ストーカーの下部および必要により上部に燃焼用空
気が供給され、 (i)ストーカー下部に供給される空気量は前記木質材
料の大部分が浮遊あるいは流動化する状態になるように
制御され、 (ii)燃焼炉内に送入される空気の総量は燃焼炉出口の
空気比が1以上になるように制御される; (3) 燃焼炉内温度は木質材料の燃焼によって600℃
以上に保持される; (4) 前記木質材料はその大膨分がストーカー上で浮
遊または流動化状態を呈しながら20分間以内の滞留時間
で含有揮発分の大半を燃焼して炭化される; (5) こうして得た炭化物は燃焼ガスと共に燃焼炉出
口に搬送され、水管6を設置した水管室を通り、収塵機
で捕集した後に、直ちに空気を遮断した状態で急冷す
る。
以下に第1図を参照しながら本発明を更に詳細に説明す
る。
本発明において使用する木質材料の原料の樹種に制限は
ないが、比重の小さい原料の方が燃焼速度が大きいので
好ましい。通常の木材の外に、樹皮や木材工場から出る
廃材、住宅解体材料等も使用することができる。これら
の木材を破砕機または切断機により少なくとも最大長が
7cmで長さ方向に対する断面積が最大10cm2になるように
破砕する。この際に余り細かく粉砕すると、燃焼炉内で
炭化する以前に浮遊して炉外に排出されてしまうので、
最小長は少なくとも5mmであることが望ましい。こうし
て寸法形状が整えられた木質材料はフィーダー1を経て
燃焼炉2へ送入される。燃焼炉の下部には水平移動可能
な移動火格子からなるストーカー3が設置されていて、
ストーカー上に送入された木質材料は、一次空気ファン
11によりストーカーの下方の一次空気供給口4から供給
される一次空気によりその大部分がストーカーから押上
げられて、浮遊または流動しながら分解燃焼する。必要
に応じて、ストーカーの上部から二次空気12を供給する
ことができる。
木質材料中の揮発分が短時間に熱分解し燃焼するのには
600℃以上の温度が必要であり、従ってストーカー上方
の燃焼炉内温度は少なくとも600℃以上、好ましくは800
〜1000℃に保たれる必要がある。余り高温になり過ぎる
と炉壁が損傷する恐れがあるので炉壁に水冷装置を取り
付けてもよい。
通常木材の炭化は還元雰囲気中で行われるが、本発明の
燃焼炉においては、木質材料の一部または全部を浮遊ま
たは流動化させながら急速炭化するために燃焼に充分な
空気が必要で通常、一次空気および必要により送入され
るその他の空気の合計量を、燃焼炉出口での燃焼ガスの
空気比が1以上になるように調整して運転される。
この場合の空気比は、木質材料の燃焼に必要な理論空気
量に対する燃焼炉内に送入された空気の総量の比であ
り、空気比が1以上ということは送入空気量が燃焼に必
要な理論空気量以上の状態で木質材料を燃焼させること
である。ここで適正な燃焼状態の安定維持を考慮すると
空気比は1より大きいすなわち燃焼に使用されない空気
(過剰空気)が存在する状態で木質材料を燃焼させるの
が望ましい。この場合、空気比を1以上に調整すること
は、燃焼炉内の燃焼状態を観察しつつ吹込み空気量を調
節することで通常可能であるが、さらに必要に応じ適宜
燃焼炉出口の燃焼ガス中のO2量をガス分析やO2メータ等
により測定し、O2の存在の確認または空気比の算出をし
て空気量を調整することにより可能であり、これらによ
って所要の燃焼状態を保持することができる。
木質材料は燃焼炉内で20分間以内で炭化され、排気手段
(例えばファン)により燃焼ガスと共に燃焼炉出口に向
い、さらに後段に水管6が設置されていて燃焼ガスの熱
交換を行い、収塵および排気系統の熱的損傷を防ぐよう
にする。この熱交換により発生した蒸気は付属の他の機
器の動力源して有効利用される。この熱交換により、炉
の出口ガス温度は通常400℃以下まで降下する。この熱
交換の際に、木炭の一部に混入されている少量の未炭化
木質材料は重力沈降により分離され、シールダンパー7
を介して炉外に取り出され、再吹込みファン10により空
気輸送されて再び燃焼炉内に供給される。熱交換を終
り、燃焼ガスと共に燃焼炉外に搬送された木炭はサイク
ロン8により捕集され、シールダンパー7を介してサイ
クロン外に取り出された後、空気を遮断して水槽9内で
直ちに水没冷却される。その後、冷却した木炭の水を切
り、乾燥し、炭素製品として仕上げる。
以上に本発明の好ましい実施態様を述べたが、本発明は
この実施態様に限定されるものではなく、その他の種々
の変形も包含するものである。
以下の実施例によって本発明を具体的に説明する。
実施例 1 第1図に示した本発明の燃焼炉を用いて次のように操作
を行った。
木質原料としては解体家屋より発生した廃材を使用し、
この廃材を平均付着水分12%、最大長さ50mm、幅は長さ
の1/3以下に解砕した。この解砕した木質原料はフィー
ダー1により6.3t/時の供給速度で延焼炉2に供給さ
れ、分散用空気供給口5からの吹込み空気により吹き飛
ばされながらストーカー3の奥部に落下する。ストーカ
ー3の載置面積は13m2で、載置面は奥部から原料供給口
に向って移動している。ストーカーの下方から一次空気
ファン11により一次空気が一次空気供給口4を経て供給
される。空気供給量は360Nm3/分で、ストーカー上に供
給された木質原料は激しく浮遊または流動しながら一次
空気および必要により二次空気12により熱分解燃焼す
る。このとき燃焼炉出口における燃焼ガスの空気比は1.
4であり、燃焼炉内の温度は920℃に達し、木質材料は燃
焼が進行して自重の少なくなったものから順次燃焼ガス
と共に燃焼炉の出口の方に搬送される。木質材料の平均
炉内滞留時間は約5分間で、最長約15分間である。生成
した木炭を包含する燃焼ガスは燃焼炉に続く熱交換用の
水管6と接触して熱交換し、炉の出口(7)では345℃
まで温度が下がる。自重の大きい未燃焼木質材料は重力
沈降して出口からシールダンパー7を介して排出され、
再吹込みファン10により再び燃焼炉に送られる。灰分を
含む生成した木炭は燃焼ガスと共に水管の間を通って炉
の出口へ搬送され、サイクロン8により捕集され、空気
を遮断して直ちに水槽9内で水没・冷却される。その
後、木炭を水切りし、燃焼ガスを熱源として熱風乾燥
し、所望の炭素製品を得た。
実施例2および3 表1に示した木質材料および炉を用いて実施例1と同様
にして炭素製品を製造した。
比較例1〜5 表1に示した木質材料および炉を用いて従来技術により
炭素製品を製造した。
実施例1〜3、比較例1〜5および市販活性炭の物性を
測定した結果を表1に示す。
表1の結果からわかるように、本発明方法によって製造
された実施例1〜3の炭素製品は比較例1〜5の炭素製
品の比較してエチレンガス吸着率が顕著に高く、また市
販活性炭と比較しても性能上遜色のないことが明らかで
ある。
[発明の効果] 本発明によって得られた炭素製品は従来公知の方法で製
造された炭素製品と比較してガス吸着能等の活性が著し
く高く、しかも本発明方法によれば木質材料は燃焼炉内
で迅速に炭化されるので、生産性が高く、また熱回収手
段を適切に組合せることにより発生した熱量の大部分を
回収して他の付属装置の動力源として使用することがで
きて経済的に大きな利点を有している。また、本発明に
よって得られる炭素製品はそのまま適当な容器に収納保
存するか、または他の材料と組合せて種々の成形品また
はシート製品に成形し、ガス吸着材、水浄化材、脱臭
材、調(吸)湿材、鮮度保持材、農業用資材などに広く
作用することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明方法を実施するための装置の概要を示す
図である。 1……フィーダー、2……燃焼炉 3……ストーカー、4……一次空気供給口 5……分散用空気供給口、6……水 管 7……シールダンパー、8……サイクロン 9……水 槽、10……二次空気ファン 11……一次空気ファン、12……二次空気入口 13……排ガスファン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】破砕した木質材料を燃焼炉の下部に設置さ
    れたストーカー上に供給し、ストーカーの下方から一次
    空気を送入して木質材料を浮遊または流動状態に保持
    し、一次空気および必要により燃焼炉内に送入されるそ
    の他の空気の合計量を燃焼に必要な理論空気量に対する
    燃焼炉内に送入された空気の総量の比が1以上になるよ
    うに調整し、木質材料を燃焼炉内で温度600℃以上かつ
    滞留時間20分間以内で炭化し、得られた生成物を捕集し
    た後、空気を遮断した状態で直ちに冷却することを特徴
    とする吸着能の高い炭素製品の製造方法。
JP63178943A 1988-07-20 1988-07-20 吸着能の高い炭素製品の製造方法 Expired - Lifetime JPH0764529B2 (ja)

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JP5630849B1 (ja) * 2013-05-15 2014-11-26 高砂機器株式会社 バイオマス炭化炉を備える加熱装置

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