JPH0764002A - 光走査装置 - Google Patents
光走査装置Info
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- JPH0764002A JPH0764002A JP13427394A JP13427394A JPH0764002A JP H0764002 A JPH0764002 A JP H0764002A JP 13427394 A JP13427394 A JP 13427394A JP 13427394 A JP13427394 A JP 13427394A JP H0764002 A JPH0764002 A JP H0764002A
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- light beam
- laser beam
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ミラー駆動型光偏向器のミラーの動歪みによる
変形を補正し、高精度な記録または読取を可能とする光
走査装置を提供する。 【構成】回転する回転走査鏡22の反射面44の偏向位
置を検出し、レーザビームLに対する前記反射面44の
変形を相殺する補正信号を電気光学レンズ20の各X電
極40a、40bおよびZ電極42a、42bに印加す
る。前記電気光学レンズ20は、印加された補正信号に
基づき光透過性素子38の屈折率が制御されるため、そ
れを透過して回転走査鏡22の反射面44で反射された
レーザビームLは、前記回転走査鏡22の回転位置によ
らず常時合焦されたビームスポットをフイルムF上に形
成する。
変形を補正し、高精度な記録または読取を可能とする光
走査装置を提供する。 【構成】回転する回転走査鏡22の反射面44の偏向位
置を検出し、レーザビームLに対する前記反射面44の
変形を相殺する補正信号を電気光学レンズ20の各X電
極40a、40bおよびZ電極42a、42bに印加す
る。前記電気光学レンズ20は、印加された補正信号に
基づき光透過性素子38の屈折率が制御されるため、そ
れを透過して回転走査鏡22の反射面44で反射された
レーザビームLは、前記回転走査鏡22の回転位置によ
らず常時合焦されたビームスポットをフイルムF上に形
成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミラー駆動型光偏向器
の偏向動作に伴うミラーの動歪みに起因する被走査体上
でのビーム形状の変形を補正することのできる光走査装
置に関する。
の偏向動作に伴うミラーの動歪みに起因する被走査体上
でのビーム形状の変形を補正することのできる光走査装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビームを高速度で偏向させ、フイ
ルム等の被走査体に画像等を記録するレーザビームプリ
ンタが種々の分野において使用されている。この場合、
前記レーザビームの入射方向に対して略45°の傾斜角
度に反射面を設定し、この反射面を高速度で回転させる
ことにより、前記レーザビームを被走査体上で偏向走査
させるように構成したミラー駆動型光偏向器がある。
ルム等の被走査体に画像等を記録するレーザビームプリ
ンタが種々の分野において使用されている。この場合、
前記レーザビームの入射方向に対して略45°の傾斜角
度に反射面を設定し、この反射面を高速度で回転させる
ことにより、前記レーザビームを被走査体上で偏向走査
させるように構成したミラー駆動型光偏向器がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ミ
ラー駆動型光偏向器の場合、ミラーを高速度で回転させ
ると、その反射面が遠心力によって変形し、被走査体上
でのビームスポット形状も変化してしまう不都合が生じ
る。この場合、例えば、前記レーザビームを用いてフイ
ルム等に画像を記録すると、画像がぼけてしまうことに
なる。
ラー駆動型光偏向器の場合、ミラーを高速度で回転させ
ると、その反射面が遠心力によって変形し、被走査体上
でのビームスポット形状も変化してしまう不都合が生じ
る。この場合、例えば、前記レーザビームを用いてフイ
ルム等に画像を記録すると、画像がぼけてしまうことに
なる。
【0004】本発明は、前記の不都合を解決するために
なされたもので、ミラー駆動型光偏向器のミラーの動歪
みを相殺するように光ビームを収束あるいは発散制御す
ることにより、高精度な画像等の記録または読取を可能
とする光走査装置を提供することを目的とする。
なされたもので、ミラー駆動型光偏向器のミラーの動歪
みを相殺するように光ビームを収束あるいは発散制御す
ることにより、高精度な画像等の記録または読取を可能
とする光走査装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、光ビーム発生手段と、前記光ビーム発
生手段から出力された光ビームを、高速回転または高速
振動するミラーで反射偏向し、被走査体上に導くミラー
駆動型光偏向器と、前記光ビームに対する前記ミラーの
偏向位置を検出する偏向位置検出手段と、前記ミラーの
偏向動作による動歪みに対応した補正信号を生成する補
正信号生成手段と、前記光ビーム発生手段と前記ミラー
駆動型光偏向器との間に配設され、前記補正信号に基づ
きミラー駆動型光偏向器のミラーに入射する前記光ビー
ムを所定量収束あるいは発散させる光ビーム制御手段
と、を備えることを特徴とする。
めに、本発明は、光ビーム発生手段と、前記光ビーム発
生手段から出力された光ビームを、高速回転または高速
振動するミラーで反射偏向し、被走査体上に導くミラー
駆動型光偏向器と、前記光ビームに対する前記ミラーの
偏向位置を検出する偏向位置検出手段と、前記ミラーの
偏向動作による動歪みに対応した補正信号を生成する補
正信号生成手段と、前記光ビーム発生手段と前記ミラー
駆動型光偏向器との間に配設され、前記補正信号に基づ
きミラー駆動型光偏向器のミラーに入射する前記光ビー
ムを所定量収束あるいは発散させる光ビーム制御手段
と、を備えることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明に係る光走査装置では、ミラー駆動型光
偏向器の偏向位置を偏向位置検出手段によって検出し、
補正信号生成手段において、前記偏向位置に対応して光
ビームを所定量収束あるいは発散させるための補正信号
を生成し、前記補正信号によって光ビーム制御手段を駆
動する。この場合、前記光ビーム制御手段は、ミラー駆
動型光偏向器のミラーの動歪みに対応させて光ビームを
収束あるいは発散させる。この結果、前記ミラーによっ
て反射された光ビームは、前記ミラーの動歪みを相殺さ
れた状態で被走査体に導かれる。
偏向器の偏向位置を偏向位置検出手段によって検出し、
補正信号生成手段において、前記偏向位置に対応して光
ビームを所定量収束あるいは発散させるための補正信号
を生成し、前記補正信号によって光ビーム制御手段を駆
動する。この場合、前記光ビーム制御手段は、ミラー駆
動型光偏向器のミラーの動歪みに対応させて光ビームを
収束あるいは発散させる。この結果、前記ミラーによっ
て反射された光ビームは、前記ミラーの動歪みを相殺さ
れた状態で被走査体に導かれる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明に係る光走査装置の実施例の
構成を示す。同図に示す装置は、記録面が円弧状に張設
されたシート状のフイルムFに対し、変調されたレーザ
ビームLを走査させることにより画像情報を記録する、
いわゆる、円筒内面走査型画像記録装置10である。
構成を示す。同図に示す装置は、記録面が円弧状に張設
されたシート状のフイルムFに対し、変調されたレーザ
ビームLを走査させることにより画像情報を記録する、
いわゆる、円筒内面走査型画像記録装置10である。
【0008】この円筒内面走査型画像記録装置10は、
ドライバ12によって駆動され、レーザビームLを出力
するHe−Neレーザ等からなるレーザ発振器14(光
ビーム発生手段)と、画像信号に基づきドライバ16に
よって駆動され、前記レーザビームLを変調する音響光
学変調器18(以下、AOM18という)と、所定の補
正信号に基づき前記レーザビームLのフイルムF上での
ビームスポット形状を制御する電気光学レンズ20(光
ビーム制御手段)と、矢印A方向に高速度で回転し、前
記レーザビームLをフイルムFの主走査方向(矢印X方
向)に対して走査する回転走査鏡22(ミラー駆動型光
偏向器)と、フイルムFが内周面に張設される半円筒状
の支持体24と、前記回転走査鏡22の偏向位置から補
正信号を演算し、前記電気光学レンズ20に供給するコ
ントローラ26(補正信号生成手段)とを備える。な
お、前記電気光学レンズ20および前記回転走査鏡22
は、主走査方向(矢印X方向)と直交する副走査方向
(矢印Y方向)に移動するように構成される。
ドライバ12によって駆動され、レーザビームLを出力
するHe−Neレーザ等からなるレーザ発振器14(光
ビーム発生手段)と、画像信号に基づきドライバ16に
よって駆動され、前記レーザビームLを変調する音響光
学変調器18(以下、AOM18という)と、所定の補
正信号に基づき前記レーザビームLのフイルムF上での
ビームスポット形状を制御する電気光学レンズ20(光
ビーム制御手段)と、矢印A方向に高速度で回転し、前
記レーザビームLをフイルムFの主走査方向(矢印X方
向)に対して走査する回転走査鏡22(ミラー駆動型光
偏向器)と、フイルムFが内周面に張設される半円筒状
の支持体24と、前記回転走査鏡22の偏向位置から補
正信号を演算し、前記電気光学レンズ20に供給するコ
ントローラ26(補正信号生成手段)とを備える。な
お、前記電気光学レンズ20および前記回転走査鏡22
は、主走査方向(矢印X方向)と直交する副走査方向
(矢印Y方向)に移動するように構成される。
【0009】AOM18と電気光学レンズ20との間に
は、複数の光学素子が配設される。すなわち、AOM1
8の後段には、記録に必要なレーザビームLのみを通過
させるためのアパーチャ28と、光路を偏向するための
反射ミラー30、32と、レーザビームLを平行光束に
するコリメータレンズ34、36とが順次配列される。
前記コリメータレンズ34、36の後段に配設される電
気光学レンズ20は、発生した電界密度によって媒質の
屈折率が変化する電気光学効果を利用した光透過性素子
38からなる。直方体状を呈する前記光透過性素子38
には、主走査方向(矢印X方向)と直交する2つの面に
X電極40a、40bが取着され、矢印XおよびY方向
と平行な2つの面にZ電極42a、42bが取着され
る。回転走査鏡22は、副走査方向(矢印Y方向)と平
行な軸を中心として矢印A方向に回転する反射面44を
有し、前記反射面44は、レーザビームLの入射方向に
対して略45°の角度に設定されている。
は、複数の光学素子が配設される。すなわち、AOM1
8の後段には、記録に必要なレーザビームLのみを通過
させるためのアパーチャ28と、光路を偏向するための
反射ミラー30、32と、レーザビームLを平行光束に
するコリメータレンズ34、36とが順次配列される。
前記コリメータレンズ34、36の後段に配設される電
気光学レンズ20は、発生した電界密度によって媒質の
屈折率が変化する電気光学効果を利用した光透過性素子
38からなる。直方体状を呈する前記光透過性素子38
には、主走査方向(矢印X方向)と直交する2つの面に
X電極40a、40bが取着され、矢印XおよびY方向
と平行な2つの面にZ電極42a、42bが取着され
る。回転走査鏡22は、副走査方向(矢印Y方向)と平
行な軸を中心として矢印A方向に回転する反射面44を
有し、前記反射面44は、レーザビームLの入射方向に
対して略45°の角度に設定されている。
【0010】コントローラ26は、図2に示すように、
回転走査鏡22の回転数を設定する回転数設定部46
と、回転走査鏡22の反射面44に入射するレーザビー
ムLの中、X方向の収束量あるいは発散量を補正する補
正係数を記憶するX方向補正係数記憶部48と、前記レ
ーザビームLのZ方向(XおよびY方向に直交する方
向)の収束量あるいは発散量を補正する補正係数を記憶
するZ方向補正係数記憶部50と、回転走査鏡22に装
着され、前記回転走査鏡22の偏向位置を検出するエン
コーダ52(偏向位置検出手段)からの偏向位置信号に
基づき回転同期信号を生成する回転同期信号生成回路5
4と、前記回転同期信号の位相を90°シフトする位相
シフト回路56とを含む。回転数設定部46は、設定さ
れた回転数に基づき、X方向補正係数記憶部48および
Z方向補正係数記憶部50から所定の補正係数を選択
し、D/A変換回路58、60に出力する。D/A変換
回路58、60は、前記補正係数をアナログ信号として
乗算器62、64に出力する。乗算器62、64は、回
転同期信号生成回路54からの回転同期信号sin2 θ
および位相シフト回路56によって90°位相がシフト
された回転同期信号cos 2 θに対して前記アナログ信
号を夫々乗算し、加算器63、65を介してアンプ6
6、68に出力する。この場合、前記各加算器63、6
5において、レーザビームLのフイルムF上でのビーム
径を調整するためのX方向バイアス信号およびZ方向バ
イアス信号が、前記回転数設定部46によって各X方向
バイアス記憶部67およびZ方向バイアス記憶部69か
ら選択されて加算される。アンプ66、68は、電気光
学レンズ20において所定の電界を発生させ、レーザビ
ームLのビーム径を制御するための補正信号をX電極4
0a、40bおよびZ電極42a、42bに供給する。
回転走査鏡22の回転数を設定する回転数設定部46
と、回転走査鏡22の反射面44に入射するレーザビー
ムLの中、X方向の収束量あるいは発散量を補正する補
正係数を記憶するX方向補正係数記憶部48と、前記レ
ーザビームLのZ方向(XおよびY方向に直交する方
向)の収束量あるいは発散量を補正する補正係数を記憶
するZ方向補正係数記憶部50と、回転走査鏡22に装
着され、前記回転走査鏡22の偏向位置を検出するエン
コーダ52(偏向位置検出手段)からの偏向位置信号に
基づき回転同期信号を生成する回転同期信号生成回路5
4と、前記回転同期信号の位相を90°シフトする位相
シフト回路56とを含む。回転数設定部46は、設定さ
れた回転数に基づき、X方向補正係数記憶部48および
Z方向補正係数記憶部50から所定の補正係数を選択
し、D/A変換回路58、60に出力する。D/A変換
回路58、60は、前記補正係数をアナログ信号として
乗算器62、64に出力する。乗算器62、64は、回
転同期信号生成回路54からの回転同期信号sin2 θ
および位相シフト回路56によって90°位相がシフト
された回転同期信号cos 2 θに対して前記アナログ信
号を夫々乗算し、加算器63、65を介してアンプ6
6、68に出力する。この場合、前記各加算器63、6
5において、レーザビームLのフイルムF上でのビーム
径を調整するためのX方向バイアス信号およびZ方向バ
イアス信号が、前記回転数設定部46によって各X方向
バイアス記憶部67およびZ方向バイアス記憶部69か
ら選択されて加算される。アンプ66、68は、電気光
学レンズ20において所定の電界を発生させ、レーザビ
ームLのビーム径を制御するための補正信号をX電極4
0a、40bおよびZ電極42a、42bに供給する。
【0011】本実施例の円筒内面走査型画像記録装置1
0は、基本的には以上のように構成されるものであり、
次にその作用並びに効果について説明する。
0は、基本的には以上のように構成されるものであり、
次にその作用並びに効果について説明する。
【0012】先ず、電気光学レンズ20による補正を行
わない場合について説明する。
わない場合について説明する。
【0013】レーザ発振器14は、ドライバ12によっ
て駆動され、レーザビームLを出力する。レーザ発振器
14から出力されたレーザビームLは、ドライバ16を
介して画像信号に基づき制御されるAOM18によって
変調される。この変調されたレーザビームLは、アパー
チャ28を介して反射ミラー30、32により偏向され
た後、コリメータレンズ34、36により平行光束とさ
れ、電気光学レンズ20に入射する。電気光学レンズ2
0を通過したレーザビームLは、矢印A方向に回転する
回転走査鏡22の反射面44によって反射偏向され、フ
イルムFに照射される。この場合、前記レーザビームL
は、回転走査鏡22の回転によってフイルムF上を主走
査方向(矢印X方向)に走査するとともに、回転走査鏡
22および電気光学レンズ20の副走査方向(矢印Y方
向)への移動によってフイルムF上に2次元的に画像が
記録される。
て駆動され、レーザビームLを出力する。レーザ発振器
14から出力されたレーザビームLは、ドライバ16を
介して画像信号に基づき制御されるAOM18によって
変調される。この変調されたレーザビームLは、アパー
チャ28を介して反射ミラー30、32により偏向され
た後、コリメータレンズ34、36により平行光束とさ
れ、電気光学レンズ20に入射する。電気光学レンズ2
0を通過したレーザビームLは、矢印A方向に回転する
回転走査鏡22の反射面44によって反射偏向され、フ
イルムFに照射される。この場合、前記レーザビームL
は、回転走査鏡22の回転によってフイルムF上を主走
査方向(矢印X方向)に走査するとともに、回転走査鏡
22および電気光学レンズ20の副走査方向(矢印Y方
向)への移動によってフイルムF上に2次元的に画像が
記録される。
【0014】ここで、回転走査鏡22の反射面44は、
高速度で回転することによって生じる遠心力により変形
する。すなわち、図3に示すように、回転走査鏡22が
矢印A方向に回転すると、反射面44は、長手方向αに
対して図4Aに示すように凸状に変形する。また、前記
長手方向αと直交する幅方向βに対しては、前記長手方
向αの変形に伴って図4Bに示すように凹状に変形す
る。従って、補正を行うことなくレーザビームLをフイ
ルムFに対して照射した場合、反射面44の変形に伴っ
てフイルムF上でのレーザビームLのビームスポット形
状が変化し、画像がぼけてしまう不具合が生じる。
高速度で回転することによって生じる遠心力により変形
する。すなわち、図3に示すように、回転走査鏡22が
矢印A方向に回転すると、反射面44は、長手方向αに
対して図4Aに示すように凸状に変形する。また、前記
長手方向αと直交する幅方向βに対しては、前記長手方
向αの変形に伴って図4Bに示すように凹状に変形す
る。従って、補正を行うことなくレーザビームLをフイ
ルムFに対して照射した場合、反射面44の変形に伴っ
てフイルムF上でのレーザビームLのビームスポット形
状が変化し、画像がぼけてしまう不具合が生じる。
【0015】例えば、図5Aおよび図5Bに示すよう
に、収束するレーザビームLを回転走査鏡22の反射面
44で反射させてフイルムFに導いた場合、副走査方向
(矢印Y方向)に対しては、レーザビームLが発散する
ために合焦位置がフイルムFの後方となり(図5A)、
主走査方向(矢印X方向)に対しては、レーザビームL
が収束するために合焦位置がフイルムFの前方となる
(図5B)。従って、レーザビームLのビームスポット
形状は、フイルムFの前方の断面A1では図6Aのよう
に副走査方向(矢印Y方向)に長くなり、フイルムF上
の断面A2では図6Bのように全体に拡大し、また、フ
イルムFの後方の断面A3では図6Cのように主走査方
向(矢印X方向)に長くなる。なお、図6A〜図6Cに
おいて点線で示した円は、反射面44に変形がないとし
た場合のビームスポット形状である。このように、反射
面44が変形すると、レーザビームLに非点収差が生じ
てしまう。
に、収束するレーザビームLを回転走査鏡22の反射面
44で反射させてフイルムFに導いた場合、副走査方向
(矢印Y方向)に対しては、レーザビームLが発散する
ために合焦位置がフイルムFの後方となり(図5A)、
主走査方向(矢印X方向)に対しては、レーザビームL
が収束するために合焦位置がフイルムFの前方となる
(図5B)。従って、レーザビームLのビームスポット
形状は、フイルムFの前方の断面A1では図6Aのよう
に副走査方向(矢印Y方向)に長くなり、フイルムF上
の断面A2では図6Bのように全体に拡大し、また、フ
イルムFの後方の断面A3では図6Cのように主走査方
向(矢印X方向)に長くなる。なお、図6A〜図6Cに
おいて点線で示した円は、反射面44に変形がないとし
た場合のビームスポット形状である。このように、反射
面44が変形すると、レーザビームLに非点収差が生じ
てしまう。
【0016】そこで、本実施例では、電気光学レンズ2
0を用いて回転走査鏡22に入射するレーザビームLを
制御することにより、フイルムFに対して所望のレーザ
ビームスポットが形成されるようにしている。すなわ
ち、図5Aおよび図5Bにおいて、回転走査鏡22の反
射面44の長手方向αに対してレーザビームLを収束さ
せるとともに、幅方向βに対してレーザビームLを発散
させることにより、フイルムF上でのビームスポット形
状を図6Bの点線のように設定して合焦させることがで
きる。この場合、フイルムF上でのビームスポットを回
転走査鏡22の反射面44の偏向位置によらず常時合焦
させておくためには、反射面44で反射されたレーザビ
ームLの収束量および発散量を反射面44の偏向位置に
よらず一定となるようにすればよい。
0を用いて回転走査鏡22に入射するレーザビームLを
制御することにより、フイルムFに対して所望のレーザ
ビームスポットが形成されるようにしている。すなわ
ち、図5Aおよび図5Bにおいて、回転走査鏡22の反
射面44の長手方向αに対してレーザビームLを収束さ
せるとともに、幅方向βに対してレーザビームLを発散
させることにより、フイルムF上でのビームスポット形
状を図6Bの点線のように設定して合焦させることがで
きる。この場合、フイルムF上でのビームスポットを回
転走査鏡22の反射面44の偏向位置によらず常時合焦
させておくためには、反射面44で反射されたレーザビ
ームLの収束量および発散量を反射面44の偏向位置に
よらず一定となるようにすればよい。
【0017】電気光学レンズ20は、X電極40a、4
0b間に電圧を印加することによって、光透過性素子3
8のX方向の屈折率を変化させることができる。同様
に、Z電極42a、42b間に電圧を印加することによ
って、Z方向の屈折率を変化させることができる。光透
過性素子38を通過するレーザビームLは、印加された
電圧により生じた電界により、図5Aのように屈折され
て回転走査鏡22の反射面44に入射する。
0b間に電圧を印加することによって、光透過性素子3
8のX方向の屈折率を変化させることができる。同様
に、Z電極42a、42b間に電圧を印加することによ
って、Z方向の屈折率を変化させることができる。光透
過性素子38を通過するレーザビームLは、印加された
電圧により生じた電界により、図5Aのように屈折され
て回転走査鏡22の反射面44に入射する。
【0018】今、回転走査鏡22が高速回転時の反射面
44の歪を有したまま静止しているものとする。電気光
学レンズ20の屈折率特性が矢印X方向および矢印Y方
向の双方向に対して等方的であると仮定する。そして、
この仮定の下において、先ず、図5Aに示す副走査方向
(矢印Y方向)における断面A3上の焦点位置を断面A
2上に補正するため、電気光学レンズ20のX電極40
a、40b間およびZ電極42a、42b間に等しい電
圧VX =VZ =V0 を印加する。この場合、図5Bに示
す主走査方向(矢印X方向)の断面A1上にある焦点位
置は、さらに上方に移動することになる。そこで、主走
査方向(矢印X方向)の焦点位置を断面A2上に補正す
るため、X電極40a、40b間に印加する電圧VX を
V0 +kに設定する。この結果、図5Aおよび図5Bの
状態において、各X電極40a、40b間およびZ電極
42a、42b間に印加する電圧VX 、VZ を、 VX =V0 +k ……(1) VZ =V0 ……(2) とすることにより、フイルムF上にレーザビームLのビ
ームスポットを合焦させることができる。しかし、実際
には回転走査鏡22は高速回転しており、電気光学レン
ズ20は回転走査鏡22に対して静止しているので、上
記電圧VX 、VZが作るベクトルを回転走査鏡22の回
転に同期させて回転させてやる必要がある。
44の歪を有したまま静止しているものとする。電気光
学レンズ20の屈折率特性が矢印X方向および矢印Y方
向の双方向に対して等方的であると仮定する。そして、
この仮定の下において、先ず、図5Aに示す副走査方向
(矢印Y方向)における断面A3上の焦点位置を断面A
2上に補正するため、電気光学レンズ20のX電極40
a、40b間およびZ電極42a、42b間に等しい電
圧VX =VZ =V0 を印加する。この場合、図5Bに示
す主走査方向(矢印X方向)の断面A1上にある焦点位
置は、さらに上方に移動することになる。そこで、主走
査方向(矢印X方向)の焦点位置を断面A2上に補正す
るため、X電極40a、40b間に印加する電圧VX を
V0 +kに設定する。この結果、図5Aおよび図5Bの
状態において、各X電極40a、40b間およびZ電極
42a、42b間に印加する電圧VX 、VZ を、 VX =V0 +k ……(1) VZ =V0 ……(2) とすることにより、フイルムF上にレーザビームLのビ
ームスポットを合焦させることができる。しかし、実際
には回転走査鏡22は高速回転しており、電気光学レン
ズ20は回転走査鏡22に対して静止しているので、上
記電圧VX 、VZが作るベクトルを回転走査鏡22の回
転に同期させて回転させてやる必要がある。
【0019】電気光学レンズ20が図5Aおよび図5B
の状態からθ=90°回転した状態では、各X電極40
a、40b間およびZ電極42a、42b間に印加する
電圧VX 、VZ を、 VX =V0 ……(3) VZ =V0 +k ……(4) とすることにより、フイルムF上にレーザビームLのビ
ームスポットを合焦させることができる。
の状態からθ=90°回転した状態では、各X電極40
a、40b間およびZ電極42a、42b間に印加する
電圧VX 、VZ を、 VX =V0 ……(3) VZ =V0 +k ……(4) とすることにより、フイルムF上にレーザビームLのビ
ームスポットを合焦させることができる。
【0020】従って、(1)〜(4)式の関係から、回
転走査鏡22の回転を考慮して、 VX =V0 +k・sin2 θ ……(5) VZ =V0 +k・cos2 θ ……(6) とすることにより、主走査方向(矢印X方向)および副
走査方向(矢印Y方向)の焦点位置をフイルムF上に近
似的に設定することができる。
転走査鏡22の回転を考慮して、 VX =V0 +k・sin2 θ ……(5) VZ =V0 +k・cos2 θ ……(6) とすることにより、主走査方向(矢印X方向)および副
走査方向(矢印Y方向)の焦点位置をフイルムF上に近
似的に設定することができる。
【0021】なお、(5)、(6)式を電気光学レンズ
20の屈折率特性が等方的でない場合に一般化すると、
各X電極40a、40b間およびZ電極42a、42b
間に印加する電圧VX 、VZ は、 VX =VX0+kX ・sin2 θ ……(7) VZ =VZ0+kZ ・cos2 θ ……(8) となる。
20の屈折率特性が等方的でない場合に一般化すると、
各X電極40a、40b間およびZ電極42a、42b
間に印加する電圧VX 、VZ は、 VX =VX0+kX ・sin2 θ ……(7) VZ =VZ0+kZ ・cos2 θ ……(8) となる。
【0022】そこで、X方向補正係数記憶部48および
Z方向補正係数記憶部50に補正係数kx 、kz を記憶
させるとともに、X方向バイアス記憶部67およびZ方
向バイアス記憶部69にバイアス電圧VX0、VZ0を記憶
させておく。
Z方向補正係数記憶部50に補正係数kx 、kz を記憶
させるとともに、X方向バイアス記憶部67およびZ方
向バイアス記憶部69にバイアス電圧VX0、VZ0を記憶
させておく。
【0023】次に、図2の構成ブロックおよび図7のタ
イムチャートを用いて、レーザビームLの制御方法につ
き説明する。
イムチャートを用いて、レーザビームLの制御方法につ
き説明する。
【0024】先ず、回転数設定部46において、主走査
速度に対応した回転走査鏡22の所望の回転数を設定す
る。次いで、前記回転数設定部46は、設定された回転
数に従って、X方向補正係数記憶部48およびZ方向補
正係数記憶部50から所定の補正係数kx 、kz を選択
し、D/A変換回路58、60に夫々出力する。前記補
正係数kx 、kz は、D/A変換回路58、60によっ
てアナログ信号に変換され、乗算器62、64に供給さ
れる。一方、回転走査鏡22に装着されたエンコーダ5
2は、反射面44の偏向位置のθ=0°、360°……
に対応したZ相信号と、0°≦θ<360°の範囲の偏
向位置に対応したA相信号を回転同期信号生成回路54
に供給する。回転同期信号生成回路54は、前記Z相信
号をトリガとしてA相信号に基づき反射面44の偏向角
度θに応じた回転同期信号sin 2 θを生成し、これを
乗算器62および位相シフト回路56に供給する。前記
位相シフト回路56は、前記回転同期信号sin2 θの
位相を90°シフトして乗算器64に供給する。次に、
加算器63、65において、乗算器62、64の各出力
にX方向バイアス記憶部67およびZ方向バイアス記憶
部69からのバイアス電圧VX0、VZ0がそれぞれ加算さ
れ、アンプ66、68を介してX電極40a、40bお
よびZ電極42a、42bに(7)式および(8)式で
示される電圧Vx 、Vz が印加される。なお、前記電圧
Vx 、Vz は回転数設定部46により設定された回転数
に従って選択され、加算器63、65に印加される。
速度に対応した回転走査鏡22の所望の回転数を設定す
る。次いで、前記回転数設定部46は、設定された回転
数に従って、X方向補正係数記憶部48およびZ方向補
正係数記憶部50から所定の補正係数kx 、kz を選択
し、D/A変換回路58、60に夫々出力する。前記補
正係数kx 、kz は、D/A変換回路58、60によっ
てアナログ信号に変換され、乗算器62、64に供給さ
れる。一方、回転走査鏡22に装着されたエンコーダ5
2は、反射面44の偏向位置のθ=0°、360°……
に対応したZ相信号と、0°≦θ<360°の範囲の偏
向位置に対応したA相信号を回転同期信号生成回路54
に供給する。回転同期信号生成回路54は、前記Z相信
号をトリガとしてA相信号に基づき反射面44の偏向角
度θに応じた回転同期信号sin 2 θを生成し、これを
乗算器62および位相シフト回路56に供給する。前記
位相シフト回路56は、前記回転同期信号sin2 θの
位相を90°シフトして乗算器64に供給する。次に、
加算器63、65において、乗算器62、64の各出力
にX方向バイアス記憶部67およびZ方向バイアス記憶
部69からのバイアス電圧VX0、VZ0がそれぞれ加算さ
れ、アンプ66、68を介してX電極40a、40bお
よびZ電極42a、42bに(7)式および(8)式で
示される電圧Vx 、Vz が印加される。なお、前記電圧
Vx 、Vz は回転数設定部46により設定された回転数
に従って選択され、加算器63、65に印加される。
【0025】電気光学レンズ20は、前記バイアス電圧
VX0、VZ0に基づいて光透過性素子38の屈折率を制御
し、レーザビームLを回転走査鏡22の反射面44に導
く。そして、前記回転走査鏡22によってフイルムF上
に導かれたレーザビームLは、反射面44の偏向角度θ
によらず図5Bの点線で示すビームスポット形状で合焦
される。この結果、フイルムFには、むらのない好適な
画像が形成されることになる。
VX0、VZ0に基づいて光透過性素子38の屈折率を制御
し、レーザビームLを回転走査鏡22の反射面44に導
く。そして、前記回転走査鏡22によってフイルムF上
に導かれたレーザビームLは、反射面44の偏向角度θ
によらず図5Bの点線で示すビームスポット形状で合焦
される。この結果、フイルムFには、むらのない好適な
画像が形成されることになる。
【0026】なお、図1において、コリメータレンズ3
6と電気光学レンズ20との間に集光レンズ70を配設
し、前記電気光学レンズ20に入射する前にレーザビー
ムLの集光量を調整するように構成すれば、バイアス電
圧VX0、VZ0および補正係数kx 、kz のレンジを調整
することができる。
6と電気光学レンズ20との間に集光レンズ70を配設
し、前記電気光学レンズ20に入射する前にレーザビー
ムLの集光量を調整するように構成すれば、バイアス電
圧VX0、VZ0および補正係数kx 、kz のレンジを調整
することができる。
【0027】一方、上述した実施例では、円筒内面走査
型画像記録装置10について説明したが、図8に示すよ
うに、平面走査型画像記録装置80に適用することも可
能である。この場合、フイルムFは、プラテンローラ8
2に沿って副走査方向(矢印Y方向)に搬送されてい
る。ドライバ84により強度変調され、レーザダイオー
ド85から出力されたレーザビームLは、コリメータレ
ンズ86を介して電気光学レンズ20に入射する。前記
電気光学レンズ20では、前述したコントローラ26に
よってレーザビームLの屈折率が制御され、回転走査鏡
22に供給される。次いで、前記回転走査鏡22によっ
て偏向されたレーザビームLは、fθレンズ等の走査レ
ンズ88を介してフイルムF上を主走査方向(矢印X方
向)に走査する。これにより、画像が2次元的に記録さ
れる。
型画像記録装置10について説明したが、図8に示すよ
うに、平面走査型画像記録装置80に適用することも可
能である。この場合、フイルムFは、プラテンローラ8
2に沿って副走査方向(矢印Y方向)に搬送されてい
る。ドライバ84により強度変調され、レーザダイオー
ド85から出力されたレーザビームLは、コリメータレ
ンズ86を介して電気光学レンズ20に入射する。前記
電気光学レンズ20では、前述したコントローラ26に
よってレーザビームLの屈折率が制御され、回転走査鏡
22に供給される。次いで、前記回転走査鏡22によっ
て偏向されたレーザビームLは、fθレンズ等の走査レ
ンズ88を介してフイルムF上を主走査方向(矢印X方
向)に走査する。これにより、画像が2次元的に記録さ
れる。
【0028】また、ガルバノメータミラー、レゾナント
スキャナ等のミラー振動型光偏向器を用いた光走査装置
において、その反射面の変形を補正することも可能であ
る。
スキャナ等のミラー振動型光偏向器を用いた光走査装置
において、その反射面の変形を補正することも可能であ
る。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ミラー
駆動型光偏向器の動作に伴うミラーの動歪みを補正し、
ビームスポットの焦点位置を走査位置によらず常時被走
査体上に設定することができる。これにより、光ビーム
を用いて高精度な記録あるいは読取を行うことが可能と
なる。また、ミラーの動歪みを補正できるため、前記ミ
ラー駆動型光偏向器を高速動作させた場合においても記
録あるいは読取精度を維持することができるため、高速
度での作業も可能となる。
駆動型光偏向器の動作に伴うミラーの動歪みを補正し、
ビームスポットの焦点位置を走査位置によらず常時被走
査体上に設定することができる。これにより、光ビーム
を用いて高精度な記録あるいは読取を行うことが可能と
なる。また、ミラーの動歪みを補正できるため、前記ミ
ラー駆動型光偏向器を高速動作させた場合においても記
録あるいは読取精度を維持することができるため、高速
度での作業も可能となる。
【図1】本発明に係る光走査装置の実施例である円筒内
面走査型画像記録装置の構成図である。
面走査型画像記録装置の構成図である。
【図2】図1に示す円筒内面走査型画像記録装置におけ
るコントローラの構成ブロック図である。
るコントローラの構成ブロック図である。
【図3】図1に示す円筒内面走査型画像記録装置におけ
る回転走査鏡の説明図である。
る回転走査鏡の説明図である。
【図4】図4Aおよび図4Bは、図3に示す回転走査鏡
の反射面の動作時の形状説明図である。
の反射面の動作時の形状説明図である。
【図5】図5Aおよび図5Bは、回転走査鏡によるレー
ザビームの副走査方向および主走査方向の焦点位置の説
明図である。
ザビームの副走査方向および主走査方向の焦点位置の説
明図である。
【図6】図6A、図6Bおよび図6Cは、図5Aおよび
図5Bに示す断面A1、A2およびA3のビームスポッ
ト形状の説明図である。
図5Bに示す断面A1、A2およびA3のビームスポッ
ト形状の説明図である。
【図7】図2に示すコントローラにおいて生成された駆
動信号と回転走査鏡に取着されたエンコーダからの検出
信号との関係を示すタイムチャートである。
動信号と回転走査鏡に取着されたエンコーダからの検出
信号との関係を示すタイムチャートである。
【図8】本発明に係る光走査装置の実施例である平面走
査型画像記録装置の構成図である。
査型画像記録装置の構成図である。
10…円筒内面走査型画像記録装置 14…レーザ
発振器 18…AOM 20…電気光
学レンズ 22…回転走査鏡 24…支持体 26…コントローラ 46…回転数
設定部 48…X方向補正係数記憶部 50…Z方向
補正係数記憶部 52…エンコーダ 54…回転同
期信号生成回路 56…位相シフト回路 67…X方向
バイアス記憶部 69…Z方向バイアス記憶部 80…平面走
査型画像記録装置
発振器 18…AOM 20…電気光
学レンズ 22…回転走査鏡 24…支持体 26…コントローラ 46…回転数
設定部 48…X方向補正係数記憶部 50…Z方向
補正係数記憶部 52…エンコーダ 54…回転同
期信号生成回路 56…位相シフト回路 67…X方向
バイアス記憶部 69…Z方向バイアス記憶部 80…平面走
査型画像記録装置
Claims (3)
- 【請求項1】光ビーム発生手段と、 前記光ビーム発生手段から出力された光ビームを、高速
回転または高速振動するミラーで反射偏向し、被走査体
上に導くミラー駆動型光偏向器と、 前記光ビームに対する前記ミラーの偏向位置を検出する
偏向位置検出手段と、 前記ミラーの偏向動作による動歪みに対応した補正信号
を生成する補正信号生成手段と、 前記光ビーム発生手段と前記ミラー駆動型光偏向器との
間に配設され、前記補正信号に基づきミラー駆動型光偏
向器のミラーに入射する前記光ビームを所定量収束ある
いは発散させる光ビーム制御手段と、 を備えることを特徴とする光走査装置。 - 【請求項2】請求項1記載の装置において、前記補正信
号の空間ベクトルが前記ミラーの回転に同期して回転さ
れることを特徴とする光走査装置。 - 【請求項3】請求項1記載の装置において、前記ミラー
は、回転軸に対して約45°傾斜して設定されることを
特徴とする光走査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13427394A JPH0764002A (ja) | 1993-06-17 | 1994-06-16 | 光走査装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-146544 | 1993-06-17 | ||
JP14654493 | 1993-06-17 | ||
JP13427394A JPH0764002A (ja) | 1993-06-17 | 1994-06-16 | 光走査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0764002A true JPH0764002A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=26468406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13427394A Pending JPH0764002A (ja) | 1993-06-17 | 1994-06-16 | 光走査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0764002A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008003530A (ja) * | 2005-08-22 | 2008-01-10 | Canon Inc | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 |
KR100803209B1 (ko) * | 2006-01-25 | 2008-02-14 | 삼성전자주식회사 | 영상 왜곡 방지 장치 및 방법 |
-
1994
- 1994-06-16 JP JP13427394A patent/JPH0764002A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008003530A (ja) * | 2005-08-22 | 2008-01-10 | Canon Inc | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 |
KR100803209B1 (ko) * | 2006-01-25 | 2008-02-14 | 삼성전자주식회사 | 영상 왜곡 방지 장치 및 방법 |
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