JPH076383A - 光ディスクとフォーカスずれ検出方法および装置 - Google Patents

光ディスクとフォーカスずれ検出方法および装置

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JPH076383A
JPH076383A JP5143270A JP14327093A JPH076383A JP H076383 A JPH076383 A JP H076383A JP 5143270 A JP5143270 A JP 5143270A JP 14327093 A JP14327093 A JP 14327093A JP H076383 A JPH076383 A JP H076383A
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focus
pit
optical
optical disk
objective lens
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JP5143270A
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English (en)
Inventor
Nobuyoshi Tsuboi
信義 坪井
Hiroyuki Minemura
浩行 峯邑
Tatsuya Sugita
辰哉 杉田
Yoshio Sato
美雄 佐藤
Tetsuya Fushimi
哲也 伏見
Saburo Yasukawa
三郎 安川
Yoshito Tsunoda
義人 角田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】位置合わせが不要のフォーカスエラー検出方法
とそれを用いた情報処理装置を提供する。 【構成】光ディスクと対物レンズの相対距離をフォーカ
スずれ検出用ピット358から算出する方法とディスク
面に対向する位置に配置された対物レンズと、前記対物
レンズを合焦駆動するアクチュエータと、前記アクチュ
エータの合焦動作を制御する合焦制御手段と、前記光デ
ィスクを回転させる回転手段とを備えた情報処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透明基板越しに収束レー
ザ光を照射して情報を再生あるいは記録消去する光ディ
スクおよびそのフォーカスずれ検出方法であって、収束
レーザ光のビーム径の違いによって生ずる再生信号の違
いから、フォーカスずれ量を検出する検出方法及びそれ
を用いた簡易な光ディスク装置並びに情報処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】高密度に記録、または再生する光ディス
クでは、光ディスクの面振れ、偏心に追従して光ヘッド
の対物レンズを移動させて、光スポットを光ディスクの
記録面にフォーカシング、記録トラックにトラッキング
制御を行っている。このため光ヘッドにはディスクの面
振れに伴うフォーカスずれ量、及び偏心に伴うトラッキ
ングずれ量を検出するための検出光学系が必要である。
【0003】光ディスクのフォーカスずれ検出方法とし
ては尾上守夫監修光ディスク技術(ラジオ技術社)p.
80〜85に記載されているように従来ナイフエッジ法
や非点収差法等が用いられている。また光メモリシンポ
ジウム’92論文集p.1−2に示されているような、
非点収差ホログラムを用いたものがある。
【0004】これら従来のフォーカスずれ検出方法を用
いた光ヘッドではフォーカスずれの光ヘッドではフォー
カスずれの検出のためにナイフエッジ,シリンドリカル
レンズ、または非点収差ホログラム等の光学部品が必要
なだけでなく、それらの光学部品の位置や傾きを調整す
るための機構が必要であって、光ヘッドの小型化に限界
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】光ディスク装置の小
型,軽量,低コスト化を図るためにはその主要構成要素
である光ヘッドの簡素化が欠かせない。従来の光ヘッド
の検出光学系は上記したようにフォーカスずれ量の検出
のために光学部品の精密な位置合わせが必要で、コスト
が高いだけでなく、小型化にも限界が在った。
【0006】本発明の目的は、従来光ヘッドのフォーカ
スずれ検出光学系にあったナイフエッジ,シリンドリカ
ルレンズ,非点収差ホログラム等の光学部品を必要とせ
ず、かつ検出器が従来より少ない、新規なフォーカスず
れ検出方法を提供し、光ヘッド及び光ディスク装置の小
型,軽量,低コスト化を実現するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明はディスクの記録再生面と異なる面にフォ
ーカス検出用のプリピットを設け、該プリピットの信号
を検出することにより、フォーカスエラー信号を生成す
る。従来の記録再生面のみのピット検出ではディスクと
対物レンズの相対距離が変化した時、ピットによるRF
信号の変化は検出できるが、相対距離が近づいたか離れ
たか、言い替えると極性が認識出来なかった。本発明は
対物レンズの合焦点距離から離れた位置にピットを設け
ることによりこのプリピットの信号から極性を認識する
ようにしたことにある。
【0008】
【作用】本発明の第1の態様により提供される光ディス
ク装置は、対物レンズとアクチュエータと回転手段とを
備え、さらに、光ディスクの面振れ等によるフォーカス
エラー信号を生成する回路と合焦制御手段を有し、する
ものである。
【0009】上記対物レンズおよびアクチュエータは、
光ヘッドを構成し、光ディスクの情報記録領域に光を照
射することにより、情報の書き込み,読み出し,消去の
少なくとも一つを行う。アクチュエータは、対物レンズ
を前記情報記録領域に合焦させる合焦制御手段によって
制御されている。そして、前記対物レンズを前記光ディ
スクに対して、接近および遠ざける方向に駆動して、対
物レンズの焦点位置をディスクの面触れに追従させる。
【0010】本発明の情報処理装置に光ディスクが装着
されると、まず、回転手段が、光ディスクを回転させ
る。面振れ測定手段は、この回転している光ディスクの
面振れを測定する。制御手段は、面振れの測定結果を、
予め定めた値と比較し、面振れが予め定めた値以上であ
る場合、前記回転手段に前記光ディスクの回転の停止を
指示する。上記予め定める値としては、合焦制御手段が
追従可能な面振れ値を設定する。この面振れ測定方法に
ついては後述する。面振れ測定により、対物レンズを光
ディスクの面振れに同期させることによりほぼ全周に渡
って、クロックピット,プリピットが検出される。クロ
ックピットが検出されるとこれに同期したクロックを発
生して、プリピットの読みだしが行われる。そして、後
述するプリピットを利用したフォーカスエラー信号が生
成され、合焦制御が行われる。よって、対物レンズが光
ディスクの面振れに追従して正確に相対距離が保持され
る。上述のように、本発明の情報処理装置は、光ディス
クの面振れを測定する手段を有し、装着されたディスク
の面振れが予め定めた値以上である場合、すなわち面振
れの大きい場合、一旦、回転を中止し、情報の書き込
み,読み出し,消去のいずれも行わない。面振れが予め
定めた値より小さいときのみ、ディスクの回転を継続す
る。
【0011】したがって、従来のように対物レンズと光
ディスクとの距離を大きくとらなくとも、接触は回避さ
れる。よって、本発明では、対物レンズと光ディスクと
の距離すなわち対物レンズの焦点距離を短くすることが
できる。光ディスク装置を備えた情報処理装置におい
て、焦点距離の短い対物レンズは、有効径が小さい対物
レンズであり、装置の薄型化が可能である。つまり、本
発明を用いることにより、対物レンズと光ディスクが接
触する恐れがないので、薄型の情報処理装置を提供する
ことができる。
【0012】また、本発明の第2の態様により提供され
る情報処理装置は、面振れ測定手段に加え、可動範囲制
限手段と、制限設定手段を備えることができる。可動範
囲制限設定手段は、前記対物レンズが前記光ディスクに
接近する方向の前記アクチュエータの可動範囲の、対物
レンズが前記光ディスクに接近する方向について、前記
対物レンズが前記光ディスクに接触しない限界値を、前
記面振れ測定結果に基づいて設定する。可動範囲制限手
段は、設定された限界値に従って前記アクチュエータの
可動範囲を制限する。
【0013】前記対物レンズが前記ディスクに接触しな
い限界値は、例えば、前記測定した面振れを用いて、前
記光ディスクの情報記録領域に、前記対物レンズが合焦
可能な範囲を求め、この範囲のうち対物レンズが光ディ
スクに最も接近する位置とすることができる。この可動
範囲制限手段は、対物レンズを駆動している合焦制御用
のアクチュエータに電気的または機械的なリミッタを設
定することにより、実現できる。
【0014】可動範囲制限手段は、合焦制御中に外乱等
のなんらかの理由で、合焦制御がはずれた場合にも、対
物レンズが可動範囲以上に光ディスクに接近することを
阻止する。これにより、対物レンズは、光ディスクの面
振れ範囲内に接近せず、対物レンズと光ディスクの接触
を回避することができる。
【0015】面振れ測定手段としては、例えば、光ディ
スクを回転させながら合焦制御をかけて、対物レンズの
運動を記録する手段や、光ディスクの回転中に対物レン
ズをディスクから離れた方向から徐々に近づけ、対物レ
ンズが合焦した時の対物レンズの位置を記憶することに
より、光ディスクの面振れの最下位点と最上位点を記憶
する手段を用いることができる。また、面振れ測定手段
は、合焦時の光ディスクの回転位置と、対物レンズの位
置を対比して記憶することにより、ディスク一周の面振
れを記憶することもできる。
【0016】対物レンズが合焦したことを検出する手段
としては、例えば、光ディスクの焦点誤差信号(フォー
カスエラー信号)検出系を用いることが可能である。こ
の検出系でディスク一周のフォーカスエラー信号を検出
することにより、合焦を検出することができる。具体的
には、対物レンズを光ディスクから離れた位置に停止さ
せ、光ディスク一周のフォーカスエラー信号を測定し、
フォーカスエラー信号の合焦信号を検出した場合には、
対物レンズの位置を記憶させる。フォーカスエラー信号
の合焦信号を検出したときの対物レンズの位置を、ディ
スクの回転角に対応した形で記憶させてもよい。つぎ
に、対物レンズを微少量だけディスク側に接近させて、
さらに、ディスク一周のフォーカスエラー信号を測定す
る。これを何回か繰り返して、面振れの最下位点と最上
位点、または、ディスク1周分の面振れを記憶させる。
【0017】通常の光ディスクの焦点誤差信号検出系
は、検出幅が数十μmであるが、ディスクの面振れは1
00μm以上ある場合があり、合焦制御回路のみではデ
ィスク位置が検出できない領域がある。本発明では、対
物レンズの位置をディスクに対して段階的または連続的
に徐々に近づけて測定することにより焦点誤差信号検出
幅より大きな面振れも検出することができる。このよう
に測定することで、検出幅の数十μmの焦点誤差信号検
出系で、100μm以上あるディスクの面振れを、測定
することができる。
【0018】
【実施例】図1に光ディスクの構成とこのディスクを後
述する簡易ヘッドで読み出した反射光量、(以下RF信
号と略称する)を示す。
【0019】図1では対物レンズ108とディスク30
0の断面および集光される光を示しているが、寸法は発
明を判り易くするために、縮尺は比例していない。ディ
スクには従来のサンプルサーボ方式のプリピットである
クロックピット354と本発明のフォーカス検出用のフ
ォーカスずれ検出用ピット358が設けられている。対
物レンズ108で集光される光は、ほぼクロックピット
354の径と同等の大きさまでしぼり込まれている。
【0020】図1(a)は対物レンズとディスクの相対
距離がbの場合で、このクロックピット面に合焦してい
る。クロックピット面とフォーカスずれ検出用ピット3
58面はhだけ離れているので、フォーカスずれ検出用
ピット358面では集光されたビーム径は少しだけ大き
くなっている。言い替えると、フォーカスずれ検出用ピ
ット358面はビーム径が回折限界より大きくなるだけ
の距離h(1μm以上)だけ深い面に、1/4λのピット
が形成されている。(このピットはビーム径の異なる面
にあれば良いので、hだけ浅い面であっても良い。ここ
では、深い面でのみ説明をする。)このため、ビーム径
はフォーカスずれ検出用ピット358の面ではクロック
ピット面に比べて大きくなっている。
【0021】このディスク300に対物レンズ108で
集光した光を照射した場合のRF信号は図1(b)のよ
うになる。即ち、ピットがない反射面のRF信号はRF
1,クロックピットからの反射はRF2,フォーカスず
れ検出用ピット358からの反射はRF3となる。クロ
ックピット面でのビーム径はクロックピット354とほ
ぼ同じ径となっており、ピット径に入る。この時の反射
光であるRF信号はクロックピットの深さが1/4λで
あり、この往復で1/2λの光路長となり、反射面と相
殺するためRF信号は大きく低下する。このクロックピ
ット面に対して、フォーカスずれ検出用ピット358面
ではビーム径が大きいので、早くピットに到達するこ
と、またピットの周囲からの反射光が検出器に戻るた
め、RF信号は図のRF3のように浅く、長くなる。
【0022】図2は対物レンズとディスクの相対距離が
短くなって、フォーカスずれ検出用ピット358に合焦
している場合で、クロックピット面ではビーム径は回折
限界より少しだけ大きい。この相対距離a(b>a)の
場合のRF信号は図2(b)のようになる。クロックピ
ット面のピットがない反射面のRF信号はRF1でフォ
ーカスずれが有っても殆ど変わらない。クロックピット
354からの反射はRF2,フォーカスずれ検出用ピッ
ト358からの反射はRF3となる。フォーカスずれ検
出用ピット358面に合焦しているので、RF3は大き
く低下する。図3は対物レンズを省略した形で、ディス
ク基板に対するビームの集光状態とRF信号のみを示し
たものである。
【0023】次にそれぞれの状態を説明する。( )の
数字は図3と対応している。
【0024】(2)が対物レンズとディスクの相対距離
がフォーカスずれ検出用ピット358面に合焦している
場合。
【0025】(3)は(2)より相対距離が少し離れた
場合で、クロックピット面とフォーカスずれ検出用ピッ
ト358面の中間に合焦している場合である。
【0026】(4)は(3)より更に相対距離が離れた
場合で、クロックピット面に合焦している場合である。
【0027】これらの対物レンズとディスクの相対距離
の違いによるRF信号を用いて、フォーカスエラー信号
を得る方法について説明する。
【0028】先ず、図3に対応したRF信号を図4に示
す。図4には対物レンズとディスクの相対距離が(2)
に比べて更に近づいた場合を(1),(4)に比べて更に
離れた場合を(5)に示している。即ち、対物レンズと
ディスクは(1)から順に離れていく場合のRF信号で
ある。
【0029】光ディスクは高密度に記録するために記
録,再生面で集光ビームが回折限界まで絞られているこ
とが望ましい。また、クロックピット354のトラック
方向の位置を正確に検出するにはクロックピット面に集
光されていることが望ましい。従って、クロックピット
面とデータ領域の記録面は一致させることが望ましい。
図4において、クロックピット面に合焦しているのは
(4)である。これに対してディスクと対物レンズの相
対距離が近づいた場合が(3)であり、離れた場合が
(5)である。RF信号はRF2を見ると(3)と
(5)では弁別出来ないことがわかる。一方、RF3は
(3)>(5)であり、RF3を見ればディスクと対物レ
ンズの相対距離は弁別できることが分かる。また、クロ
ックピット354およびデータ領域面に集光ビームが合
焦している(4)の場合のRF3を基準にして、この基
準電圧を用いると、相対距離の絶対量はRF3(i)−R
F3(4)で求められる。
【0030】以上、図1から図4を用いて、従来のクロ
ックピット354に対して、フォーカスずれ検出用ピッ
ト358をつけ加えることによって、フォーカスエラー
信号が得られることを説明した。
【0031】図5はクロックピット354,フォーカス
ずれ検出用ピット358の平面的な配置を示したもので
ある。サンプルサーボフォーマットを例にしているの
で、サーボ領域にはウォブルピットも設けられている。
ディスク1周は幾つかのセクタに分けられており、ここ
では16セクタとした。このセクタは数十のセグメント
から構成されるのが普通で、ここでは43セグメントと
した。図5(b)はデータ領域をはさんでサーボ領域を
示しており、本発明のフォーカスずれ検出用ピット35
8および検出用溝はサーボ領域に設けられる。このサー
ボ領域とデータ領域で1セグメントを構成する。これら
のサーボ領域のピットは前述したようにフォーカス制御
を行い状態では明確に検出できない。これについては後
述する。
【0032】フォーカス制御が行われるとウォブルピッ
トおよびクロックピット354が同様な変調度で検出さ
れる。ここでRF信号はサーボ領域のサーボマークやデ
ータ領域の記録信号が混在する条件で先ず、サーボ領域
のクロックピット354の検出を行う。クロックピット
354はウォブルピットの後に信号の無い区間が存在
し、その後に存在するピットをクロックピット354と
判断する。(このウォブルピットの後に信号の無い区間
はデータ領域にも存在しない連続の区間であり、ユニー
クディスタンスと呼ばれる。)このクロックピット35
4を基にフォーカスずれ検出ピット358を検出し、前
述したような手段によって、フォーカスエラー信号を生
成してフォーカス制御をおこない、ディスクと対物レン
ズの相対距離を一定に制御する。この状態で、ウォブル
ピットの割り出しを行い、RFw1,RFw2の差分を
検出して、これをトラッキングエラー信号とする。この
トラッキングエラー信号をサーボ回路にフィードバック
することによりトラッキングを行う。
【0033】図5のRF信号はトラッキングを行ってい
るときの信号であり、RFw1,RFw2がほぼ等し
く、クロックピット354に比べて少し信号の低下が少
ない。これは、図5(c)の上の図のように光スポット
がウォブルピットの間、クロックピット354の真中を
通過していることによりピットによる反射光量が変わる
ためである。
【0034】本発明では更にフォーカスずれ検出用ピッ
ト358を設けているので、RF3信号が得られる。こ
の信号は図1から図4で説明したようにフォーカスずれ
検出用ピット358の面では焦点距離から少し離れるた
め、ビーム径は少し大きくなっている位置である。ピッ
ト径に比べてビーム径が大きいので、フォーカスずれ検
出用ピット358による信号の落ちこみが少ない。この
RF3を用いてフォーカスエラー信号の弁別を行うこと
は図4で説明した。
【0035】図6に本発明を実施するのに好適な光ヘッ
ドの構成の例を示す。
【0036】半導体レーザ102から出射された光は、
コリメートレンズ103によって平行光(以下、光ビー
ム101という)に変換される。この光ビーム101
は、複合プリズム105に向かう。複合プリズムは整形
プリズムと偏光ビームスプリッタと1/4波長板106
と立ち上げミラーからなる。整形プリズムでビームの縦
横比が改善された後、偏光ビームスプリッタ104に向
う。半導体レーザの出射光は、直線偏光であり、この偏
光ビームスプリッタ104に対し、P波となるよう設定
されるので偏光ビームスプリッタ104を透過する。更
に、光ビーム101は、1/4波長板215によって、
偏光されて、円偏光となり、立ち上げ全反射ミラー11
0によって垂直方向に曲げられる。この円偏光の光ビー
ム101は対物レンズ108によって集光され、光ディ
スク300の情報記録領域を形成する光記録媒体に照射
される。
【0037】この光記録媒体からの反射光は、対物レン
ズ108により、平行光に変換された後、立ち上げミラ
ー110により光路を変更され、1/4波長板106に
よって偏光されてS波となる。S波の光ビーム101
は、偏光ビームスプリッタ104によって反射された後、
検出レンズ112により、光検出器114に結像され
る。光検出器は各種のものがあるが、例えば光量に比例
した電流を発生するタイプがあり、電流−電圧変換によ
り電圧値として取扱う。
【0038】対物レンズ108と光ディスク300との
相対距離に対応して光検出器114の検出電圧が変わ
る。これは光ディスクに集光されたスポットの大きさに
よって、図1,図4で説明したような理由によって、ピ
ットの検出信号が変わるためである。従来はこの検出器
は2つの領域以上を持ち、この領域にほぼ等しく受光さ
せる必要があったため、検出器の位置合わせは精度を要
していた。本発明ではディスクからの全反射光を検出器
で受けるだけでよいので、検出器の取り付けは容易であ
る。
【0039】図7は検出器で受光した信号からフォーカ
スエラー信号を求める回路の一例である。検出器の信号
は図4に示すように合焦位置付近でクロック,フォーカ
スずれ検出用ピット358による信号の変化が在る。
【0040】まず、クロックピット354を基準にして
クロックを発生させ、これに同期して検出器の信号はA
/D変換器212によりデジタル信号に変換される。ク
ロックピット部の信号をラッチするラッチ214,21
6は2つ設けられ、フォーカスずれ検出用ピット358
のトラック方向の変化が減算回路218によって出力さ
れる。ディスクの面振れあるいは、外乱によるディスク
と対物レンズの相対距離の変化はこの減算回路218に
より検出される。
【0041】この減算する値はFaであり、プリピット
の前の信号(基準信号)であり、現在のプリピットの値
はFbである。ここで、Faの値は現在のプリピットの
前の値としたが、ジャストフォーカスでのプリピット信
号が望ましい。しかし、ジャストフォーカスであっても
プリピットの形状によっても信号にある程度のバラツキ
がある。このためRF3のディスク一周の平均値(RF
3″)でも良い。
【0042】この差信号は図1〜図4で示したように、
対物レンズ219の焦点距離からhだけ離れた面の信号
であるので、この減算の符号はディスクと対物レンズの
相対距離の変化の増減を表す。この減算値は、焦点誤差
に近似しているので、フォーカスエラー信号と呼ぶ。こ
のフォーカスエラー信号は対物レンズ219と光ディス
ク300との相対距離が対物レンズの焦点距離付近にあ
るとき距離に比例し、焦点距離の前後で極性も反転す
る。第1および第2の実施例で述べたように、合焦制御
回路は、このフォーカスエラー信号を用いて、合焦制御
を行う。ところで、フォーカスエラー信号はRF2の前
後差分によっても絶対値は得られる。しかし、RF2は
対物レンズの合焦付近におけるピットの信号であるの
で、焦点距離から離れても、接近してもビーム径は拡大
するためにピットによる信号の落ちこみは少なくなる。
クロックピットの面に合焦しているときが最もビーム径
がしぼられているので、クロックピット354による信
号の落ちこみは大きくなる。従って、RF2のmin値
を用いて、(RF2−RFmin)をとれば合焦面から
の差が得られる。ただし、極性は前述したように不明で
あるので、RF3の差分の符号を用いる。さらに、(R
F2−RFmin)では合焦付近でビーム径が変化しな
い範囲があり、この範囲に感度を持たせるにはf(RF
3−RF3″)を加えるようにすることも有効である。
【0043】一方、トラッキングエラー信号は従来のサ
ンプルサーボで行っているように、ウォブルピット35
2とウォブルピット354の信号をフォーカスエラー信
号と同様に減算回路によって、創成することが出来る。
これをトラッキングエラー信号とよぶ。この、トラッキ
ングエラー信号を図示しないサーボ回路にフィードバッ
クすることにより、トラッキングがおこなわれる。これ
らの合焦制御,トラッキング制御により、面振れ,偏心
により数十μm以上で変位している光デイスクに対し
て、前述したように1.6 μmピツチのトラック上にス
ポット径を1μm程度に絞り込んだレーザビームが照射
される。再生信号は、上記した光検出器114の信号そ
のものである。
【0044】本発明のフォーカスずれ検出方法を光ヘッ
ドに適応する場合、トラッキングずれ検出方法としては
ここに述べたサンプルサーボ方式の他に、連続溝からの
回折光を利用する連続サーボ方式にも対応することがで
きる。その場合、検出レンズと検出器の間にフーコープ
リズムを設置して、溝による回折光を分割して検出し、
その差分をトラッキングエラーとする。
【0045】また、再生したピットが不良であったり、
欠落している場合にもそれを判定してフォーカスずれ量
が正常な値かどうかを判定する機能等を付加することも
できる。
【0046】本発明では、光検出器以外の検出光学系部
品を用いなくてもフォーカス誤差信号を得ることが可能
である。
【0047】本発明によれば無限結像系対物レンズを用
いた場合を示したが、コリメートレンズを用いないレー
ザの出射光を拡散光状態で対物レンズで集光する有限結
像系の光ヘッドに用いることも容易である。その場合、
光検出器に反射光を導くためのレンズは不要である。
【0048】ところで、図1から図4に示すRF信号は
ディスクと対物レンズの相対距離が焦点距離付近に在る
場合である。実際にはディスクは回転により面振れを生
じて、この焦点距離の付近から離れた位置まで動く。こ
のため、最初はフォーカスエラー信号がない状態で相対
距離を認識する必要が在る。この相対距離を認識する1
手段を図8を用いて説明する。図におけるディスク面振
れはディスクの反射面が回転に変動する状態を示してい
る。図に示すようにレンズ位置を暫時近づけながら、R
F信号を測定する。レンズ位置1のときには焦点距離か
ら離れているので、クロックピット354,フォーカス
ずれ検出用ピット358は明確には検出出来ない。光デ
ィスクの回転中に対物レンズをディスクから離れた方向
から徐々に近づけ、対物レンズが3の位置まで近づくと
ディスクの面振れの最下点と対物レンズの相対距離が焦
点距離と一致するので、ディスク一回転に一回はジャス
トフォーカスとなり、クロックピット354,フォーカ
スずれ検出用ピット358が明確に検出できるタイミン
グが在る。更に、対物レンズの位置を近づけるとディス
クの別の位置と焦点距離が合うことになる。レンズ位置
が5の位置まで近づくと面振れの平均位置より高い位置
にジャストフォーカスとなり、その付近のクロックピッ
ト354,フォーカスずれ検出用ピット358が明確に
検出できるタイミングが在る。このように、対物レンズ
を少しずつ動かしながらRF信号を測定することによ
り、ディスクの面振れ範囲は認識できる。
【0049】この認識した面振れに対応して、対物レン
ズを予測制御するとディスクの全周に渡って、クロック
ピット354,フォーカスずれ検出用ピット358が明
確に検出できる。この状態で図1から図4に示すように
フォーカスエラー信号を生成することが出来る。そし
て、従来から行われていたサーボ制御を行うことによ
り、外乱が働いても、ディスクと対物レンズの相対距離
を一定に保つフォーカス制御が実現できる。
【0050】次に、本発明のフォーカスずれ検出ピット
358のディスクの製作について説明する。図9は従来
のPC基板を製作するスタンパの製作工程を示してい
る。図に示しているような順に面精度が高く、正確にレ
ーザカッティングされたニッケルスタンパはすでに製作
されている。
【0051】本発明ではフォーカスずれ検出ピット35
8を追加する場合に、相違する面に精度の高いピットと
するための製作技術を採用した。
【0052】図10に示している(1)Niスタンパは図
9までの工程でできるのは容易に理解できる。(2)この
NiスタンパにWをデポジット、(3)さらにフォトレジ
ストを膜を付け、(4)レーザにより正確な位置に露光
カッティングする。(5)露光カッティングした後Wの
みを選択エッチングする溶剤によりフォーカスずれ検出
ピット358に相当する部分の穴を設ける。この穴の深
さはWの厚さに一致するので、干渉に必要な厚さ1/4
波長相当の深さが正確に形成される。従って、前述した
ようなデータ領域面とプリピット面の深さ方向の異なる
面に精度の高いピットを持つPC基板などのスタンパを
製作できる。(6)に示すPC基板302とスタンパ30
4の境界に記録媒体を含む反射膜が成膜されることにな
る。対物レンズからの光は302の平面側から入射さ
れ、深さの異なる面にある1/4波長のピットの信号が
図1〜図4のように検出される。
【0053】本発明に好適な光ディスク媒体の実施例を
以下に示す。
【0054】図11は直径64mmの光ディスク媒体の構
成を示す実施例である。光ディスク300は保護ケース
310に内蔵され、レーザビームは保護ケース310に
取り付けられたスライド可能な保護カバー312をスラ
イドして光路を開け、開口部314を通して照射され、
情報記録面316にレーザ光が照射される。光ディスク
300にはスピンドルモータに接合するためのマグネッ
トチャック320が取り付けられる。光ディスクの基板
には厚さ0.6mm のポリカーボネート、及びPMMAな
どの基板302を用いた。光ディスク基板302の厚さ
を、従来のコンパクトディスクや直径90mmの光磁気デ
ィスク等の1.2mmから0.6mmと薄くすることにより、
焦点距離の小さな対物レンズが使用できるようになり、
光ヘッドの薄型,軽量化が可能になった。また、光ディ
スク媒体の直径を64mmと小径化することにより、媒体
の面振れ量が小さくなりケース厚さを3.0mm と薄くで
きた。本発明により光ヘッドが小型化できるので、光デ
ィスク媒体としてはディスク基板の厚さが1.2mmから
0.1mmの範囲で、直径が20mm程度以下の超小型光デ
ィスクにも対応可能である。また、本発明のフォーカス
ずれ検出方法を従来のコンパクトディスクや直径90mm
以上の光磁気ディスク等の媒体に用いることもできる。
【0055】光ディスク媒体の情報記録面の記録材料と
してはコンパクトディスク等で用いられる予め基板に凹
凸の形で形成されたROM型のもののほかにも、文書フ
ァイルに用いられる追記型のもの、及び相変化光記録材
料や光磁気記録材料を用いた書き換え可能なものを用い
ることができる。
【0056】光ディスク300のフォーマットとしては
4−15変調のCAV(ConstantAngular Velocity)方
式のサンプルサーボフォーマットを用い、1トラックあ
たりのセクタ数を16とし、データエリアを直径30mm
から60mmの範囲とし、記憶容量を片面80MBとし
た。本光記録媒体は回転数を3600rpm において、エ
ラー訂正後の実効的なデータ転送レートは3.9Mb/
s とした。変調方式はこの他にも8−9変調,8−1
0変調,1−7変調,2−7変調等を用いることができ
る。ディスクの回転方式としてはCAV方式の他にも、
CLV(ConstantLinear Velocity)方式,MCAV(M
odulated Constant Angular Velocity)方式及びMCL
V(Modulated Constant Linear Velocity)方式等があ
り、システムに合わせて適宜選択することができる。ま
た、サーボ方式としては連続サーボ方式を適応すること
も可能である。
【0057】保護ケースとしては、開口部よりビームを
入射する構造のみではなく、透明なケース越しにビーム
を入射する方式であってもよい。ケース越しにビームを
入射する場合は、基板の厚さとケースの厚さを合わせて
所定の厚さになるようにする必要がある。例えば基板の
厚さが0.8mm に対応するように設計された対物レンズ
を用いる場合、ケースの透明部分の厚さを0.3mm とす
れば実際の光ディスクの基板の厚さを0.5mm とすれば
よい。光ディスク基板の厚さは、ケースを薄くするため
に薄い方が望ましく、1.2mmから0.1mmが望ましい。
【0058】図12に本発明に好適な相変化型光ディス
ク媒体の膜構成の一実施例を示す。本光ディスク媒体は
ガラス,ポリカーボネート、及びPMMA等の透明な基
板302の上に屈折率が2程度のSiN,AlN,Zn
S等の透明誘電体の第1干渉膜336,InSbTe
系,AgInSbTe系,GeSbTe系,InSb
系,SbTe系,GeTe系等の書き換え可能な相変化
型記録膜338,第1干渉膜と同様な透明な誘電体の第
2干渉膜340,Au,Al、等の金属反射膜342,
SiO2 またはUV樹脂等で形成した保護膜344を順
次形成して作る。本光ディスク媒体はレーザビームの照
射だけで前の情報の上に新たな情報を書き換えることが
できるものである。
【0059】また、記録材料としては、Te系やシアニ
ン系及びナフタロシアニン系有機色素等の薄膜を用い
た、一回だけ書き込みのできる追記型の光記録材料媒体
を用いることも出来る。さらに、TbFeCo系,Gd
FeCo系等の光磁気型記録材料を用いた光磁気ディス
クにも対応できる。その場合、光ディスクに照射するビ
ームを直線偏光として、反射光の回転角を検出するよう
に検出光学系を変更すればよい。
【0060】つぎに、本発明の光ディスク装置の実施例
を説明する。
【0061】図13は、光ディスク装置のデータ処理部
までを示したシステム構成である。同図において媒体及
びドライブ部は光ディスク300,光ヘッド100,ス
ピンドルモータ252,コースアクチュエータ262か
らなる。ドライブ部の制御及び信号処理はドライブ制御
系280で行う。ドライブ制御系280はスピンドル制
御系250,フォーカス制御系230,トラッキング制
御系240,コースアクチュエータ制御系260の各制
御系に動作指令を送る。また、ドライブ制御系280は
光ディスク300へデータを記録する場合に、光ヘッド
100へ変調された記録信号272を送る。本発明のフ
ォーカスずれ検出方法は光ヘッド100内の光学系とそ
れを読み取る回路からなるフォーカスずれ検出系220
から構成される。ドライブ制御系280はフォーカスず
れ検出系230とトラックずれ検出系220からそれぞ
れフォーカスずれ量及びトラックずれ量を検出する。シ
ステム制御系290はドライブ制御系280に動作指令
を送り、光ディスクからの再生信号を受けてエラー補正
等を施す。さらに、システム制御系290は外部のコン
ピュータ等と接続する際のインターフェースの制御をあ
わせて行う。なお、スピンドル制御系252はスピンド
ルモータ252の回転数を制御するが、この回転数制御
にはCAV制御,CLV制御,MCAV制御及びMCL
V制御等があり、光ディスクのフォーマットに合わせて
適宜選択することができる。
【0062】図14は、本発明の光ディスク装置をパソ
コンの外部メモリとして使用したときの実施例を示して
いる。パソコンのデータ処理部はプロツセユニツト40
0及び半導体の主メモリ410から構成され、システム
バス420を介してキーボード430,ディスプレイ4
40が接続されているが、本実施例の特徴はさらに本発
明の光ディスク装置1000をインターフェース450
を介して接続した点にある。光ディスク媒体300とし
て、64mm(約2.5インチ )の外径で容量100MB
以上と大容量であり、これにより、パソコンにありなが
らワークステーション並の大規模データ処理を可能にし
ている。光ディスク媒体300は光ディスク装置100
0から脱着可能であるので、処理されたデータだけを光
ディスク媒体に保存して簡単に持ち運べるシステムとな
つている。
【0063】図15は、本発明の光ディスク装置をノー
ト型コンピュータに内蔵した場合の一実施例を示してい
る。ノート型コンピュータ460は液晶のディスプレイ
440,キーボード430からなり本発明の光ディスクド
ライバ1000を内蔵している。光ディスク300を光
ディスクドライバ1000にセットすると記録されてい
る情報をノート型コンピュータで再生し、編集した結果
を光ディスク300に保存することができる。
【0064】図11は図10(b)に示した光スポットを
得るための光ヘッドの構成の一実施例である。本光ヘッ
ドは有限光学系を用いている。半導体レーザ20から出
射した直線偏光のビームは、遮光部材55を透過し、P
BS30で反射され、λ/4板31により円偏光とな
り、対物レンズ50に入射して光ディスク300上に集
光される。光ディスク300からの反射光は、対物レン
ズ50を通り、λ/4板31により入射ビームとは90
°回転した直線偏光となり、PBS30を透過して、光
検出器70で検出される。光検出器70には光デセンサ
FとセンサBの2つの受光部が形成されており、フォー
カスずれ量を検出する。
【0065】図17に本発明を実施するのに好適な光磁
気ヘッドの構成の例を示す。
【0066】半導体レーザ102から出射された光は、
コリメートレンズ103によって平行光(以下、光ビー
ム101という)に変換される。この光ビーム101
は、整形プリズムでビームの縦横比が改善された後、ビ
ームスプリッタ118,119を通過して立ち上げ全反
射ミラー110によって垂直方向に曲げられる。この円
偏光の光ビーム101は対物レンズ108によって集光
され、光ディスク300の情報記録領域を形成する光記
録媒体に照射される。
【0067】この光記録媒体からの反射光は、対物レン
ズ108により、平行光に変換された後、立ち上げミラ
ー110により光路を変更され、ビームスプリッタ11
8で分割され、反射された光は1/2波長板106によ
って偏向方向を45度回転させられPBS104でP波とS波
に分離され、それぞれ検出レンズ112により、光検出
器114に結像され、差動増幅器により光磁気信号とな
る。ビームスプリッタ118を通過した光はビームスプ
リッタ119で反射され、検出レンズ112により、光
検出器114に結像される。この光信号は図1等で述べ
たと同様に対物レンズとディスクの相対距離により、プ
リピットによる信号が異なる。これを同様にエラー信号
に変換する。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば光ディスクの情報ピット
等からの再生信号を1つの光検出器で検出し、RF信号
のピットによる落ちこみ量がフォーカスずれによって異
なることを利用して、フォーカスずれ量を検出すること
ができる。本発明によって光ヘッドの検出光学系が簡素
化でき、光検出器の位置合わせは機械精度程度に緩和で
きるので、位置合わせが不要となり光ヘッドを小型,軽
量化できる。
【0069】この光ヘッドを用いることにより小型,軽
量,低コストの光ディスク装置及びそれを搭載した情報
処理装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフォーカスずれ検出方式の原理を表す
模式図。
【図2】本発明のフォーカスずれ検出方式の原理を表す
模式図。
【図3】本発明のフォーカスずれ検出方式の原理を表す
模式図。
【図4】本発明のピットの再生信号を表す図。
【図5】本発明に好適な光ディスクのフォーマットを表
す模式図。
【図6】本発明に好適な光ヘッドの一実施例。
【図7】フォーカスずれの検出回路の1つの構成を表す
ブロック図。
【図8】本発明に好適な光ヘッドから得られる再生信号
の測定結果の一例。
【図9】本発明の光ディスクに好適なスタンパの製作工
程図。
【図10】本発明の光ディスクに好適なスタンパの製作
工程図。
【図11】本発明の光ディスク。
【図12】本発明に好適な光ディスク媒体膜構成の実施
例。
【図13】本発明の光ディスク装置の実施例。
【図14】本発明の光ディスク装置を情報処理装置に接
続した時の実施例。
【図15】本発明の光ディスク装置を搭載したノート型
情報処理装置の実施例。
【図16】本発明に好適な光ヘッドの一実施例。
【図17】本発明に好適な光磁気ヘッドの一実施例。
【図18】図5の一部拡大図。
【図19】本発明のスタンパによる基板の製作図。
【符号の説明】
100…光ヘッド、102…半導体レーザ、103…コ
リメートレンズ、104…PBS、105…複合プリズ
ム、106…1/4波長板、108…対物レンズ、10
9…2次元アクチュエータ、110…立ち上げミラー、
112…検出レンズ、114…光検出器、200…光デ
ィスク装置、202…再生信号、210…フォーカスず
れ検出系、220…トラックずれ検出系、230…フォ
ーカス制御系、240…トラッキング制御系、250…
スピンドル制御系、252…スピンドルモータ、260
…コースアクチュエータ制御系、262…コースアクチ
ュエータ、270…レーザ駆動回路、280…ドライブ
制御系、290…システム制御系、300…光ディス
ク、350…サーボ領域、352…ウォブルピット、3
54…クロックピット、356…フォーカスピット、3
60…データ領域、362…トラック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 美雄 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 伏見 哲也 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 安川 三郎 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 角田 義人 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録再生可能な光ディスクにおいて、記録
    再生用反射面より対物レンズの焦点距離が異なる位置に
    フォーカス検出用の反射面を設けたことを特徴とする光
    ディスク。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記フォーカス検出用
    反射面は、前記記録再生用反射面より所定距離離してフ
    ォーカス検出用の反射面を設けたことを特徴とする光デ
    ィスク。
  3. 【請求項3】記録再生用反射面より対物レンズの焦点距
    離が異なる位置にフォーカス検出用の反射面を有する光
    ディスクのフォーカスずれ検出する方法において、前記
    フォーカス検出面からの反射光量の変化からずれを検出
    することを特徴とするフォーカスずれ検出方法。
  4. 【請求項4】収束したレーザ光を光ディスク媒体の情報
    トラックに照射して情報を再生または記録消去する光デ
    ィスク装置のフォーカスずれ検出方法において、 前記光ディスク媒体からの反射光を光検出器で受光して
    前記光ディスク媒体上に形成された位相もしくは反射率
    変化を伴うピット状もしくは帯状の情報記録マークの1
    つから得られる再生信号の値をフォーカスずれ量に変換
    するフォーカスずれ検出方法。
  5. 【請求項5】請求項4において、再生信号をA/D変換
    し、ラッチして周方向に一定距離離れたディスクの面振
    れを検出するフォーカスずれ検出方法。
  6. 【請求項6】光源と、該光源から出射したレーザ光を収
    束して光ディスク媒体に照射し、該光ディスク媒体から
    の反射光を検出する光検出器を備えた光ヘッドと、 前記光ヘッドから前記光ディスク媒体に照射されたレー
    ザ光の収束スポットが前記光ディスク媒体上の所定の情
    報トラックに追従するようにフォーカス合わせ及びトラ
    ッキング合わせを行うフォーカス及びトラッキング制御
    手段と、 前記光ヘッドを前記光ディスク媒体の半径方向に該光デ
    ィスク媒体と平行に移動し、位置決めをする移動手段
    と、 前記光ディスク媒体を回転させる回転手段と、 前記光ヘツド,フォーカス及びトラッキング制御手段,
    移動手段,回転手段の動作を制御するドライブ制御手段
    と、を有する光ディスク装置において、 前記光ディスク媒体からの反射光を受光する光検出手段
    と、 前記光検出器の出力から前記光ディスク媒体上に形成さ
    れた位相もしくは反射率変化を伴うピット状もしくは帯
    状の情報記録マークの1つを処理する信号処理手段と、 前記信号処理された信号と基準信号の差からフォーカス
    ずれ量を求める演算手段とからなるフォーカスずれ検出
    手段を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
JP5143270A 1993-06-15 1993-06-15 光ディスクとフォーカスずれ検出方法および装置 Pending JPH076383A (ja)

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