JPH07637U - バイト研磨用ホルダー - Google Patents

バイト研磨用ホルダー

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JPH07637U
JPH07637U JP3487093U JP3487093U JPH07637U JP H07637 U JPH07637 U JP H07637U JP 3487093 U JP3487093 U JP 3487093U JP 3487093 U JP3487093 U JP 3487093U JP H07637 U JPH07637 U JP H07637U
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JP
Japan
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groove
holder
polishing
bite
pedestal
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JP3487093U
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十三 藤本
博史 井上
正男 土井
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な装置と容易な操作とによって、バイト
の研磨姿勢の安定化が図られ、それによって研磨精度が
向上するとともに、作業の安全性を向上して事故発生の
可能性を減少し得るバイト研磨用ホルダーを提供する。 【構成】 バイトを挿通固定し得るホルダー本体1と、
上面にホルダー本体1を摺動可能に載せる受け台2と、
両者を接触面3に沿って摺動させて任意の傾斜角の状態
で両者を綴じ合わせるボルト8および四角ナット10と
をそなえ、ワークレスト上に張設したガイドレール11
に沿って移動させるための溝12を受け台2の底面に設
けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、金属加工用のバイトの先端に対し、工具研磨機を使って研磨を行う ために使用されるホルダーの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にバイトの先端形状に対しては、用途に応じてそのつど成形加工が行われ ることが多い。その中でも突切りバイトは、そのバイトを使って加工された製品 の精度保持の必要から、特にバイト自体の研磨されたあとの仕上がり寸法の精度 が問題とされる。しかし突切りバイトに対する従来の研磨成形の作業要領は、バ イトを直接手で持ち、その状態でバイトをじかに工具研磨機の表面に押し当てて 研磨するという方法が取られているのが普通である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の研磨方法によると、バイトに与えられる研磨角度が安定せ ず、したがって研磨精度の向上を図ることが困難である。また、バイトの姿勢が 安定しないために、バイトが工具研磨機とワークレストとの間のすきまに引き入 れられる事故の可能性もあり、安全面においても問題がある。
【0004】 本考案は、上記の従来技術における課題を解決するためになされたもので、簡 単な装置と容易な操作との適用によって、バイトの研磨姿勢の安定化を図り、そ れによってバイトの研磨作業の精度を従来方法に比べて格段に向上させるととも に、作業の安全性を向上して事故発生の可能性を減少し得るバイト研磨用ホルダ ーを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案のバイト研磨用ホルダーにおいては、内 部に設けた穴にバイトを挿入してこれを固定し得るホルダー本体と、ホルダー本 体を上面に載せた状態でホルダー本体と組合わされている受け台とをそなえ、上 記両者間の接触面が曲面に形成され、その接触面に沿って両者を互いに摺動させ たときに、両者間に生じる相対的な任意の傾斜角の保持が可能な手段を介して上 記両者が組合わされた構成をそなえている。
【0006】 また、上記両者間に介設される傾斜角の保持手段として、請求項2のように、 上記両者間の接触面に沿って、ホルダー本体側または受け台側のいずれか一方側 の接触面上に奥が広い断面T字形の溝を設け、他方側から該溝に達する長さのボ ルトを挿通し、ボルトの先端に装着した四角ナットが上記溝の奥の広い部分にあ って上記両者間の傾斜角の移動に応じて溝の中を移動させられるとき、該ナット の溝に沿う移動が可能で溝の内部での該ナットの回転が不可能の寸法に上記溝の 奥の部分が構成され、傾斜角の任意の位置において上記ボルトを締め付けること により受け台とホルダー本体との間に生じた相対的な傾斜角の保持が行われるよ うにしてもよい。
【0007】 さらに、請求項3のように、受け台の下面にガイドレール用の溝を設け、研磨 台としてのワークレストの上面に敷設したガイドレールを上記溝内に収容した状 態の受け台が、ガイドレールに沿って移動するように構成してもよい。
【0008】
【作用】
本考案のバイト研磨用ホルダーに研磨を要するバイトをセットするには、請求 項1の構成の場合、バイトをホルダー本体の穴に挿入してこれをホルダー本体に 固定する。つぎにホルダー本体と受け台との間に介設される保持手段を解き、曲 面に形成されたホルダー本体と受け台との両者間の接触面に沿ってホルダー本体 を受け台上で摺動させることにより、両者間の傾斜角を所望の角度に位置させた のち、保持手段を作動して両者間の相対的な関係位置状態の保持を行う。バイト のセットをこのようにすると、研磨作業に際してのバイトの姿勢が安定し、研磨 作業中に生じる研磨角度の変動の可能性が著しく減少して、作業精度の向上に効 果がある。また、従来のようにバイトをじかに素手で掴んで研磨するのと比較し て、バイトがグラインダーに巻き込まれてワークレストとバイトとの間に手を挟 まれる危険性も少なくなり、作業の安全性が高まる。
【0009】 また、請求項2の構成の場合、受け台とホルダー本体との両者間の傾斜角を所 望の角度にセットし、その状態に保持するための操作として、ボルトの先端に装 着した四角ナットが溝の奥の広い部分にあって、ボルトとともに溝に沿う移動が 可能で溝の内部での該ナットの回転が不可能の構成であるため、上記両者間の締 付を解き、あるいは再び締め付ける操作が、上記ボルトを緩め、あるいは締める というきわめて簡単容易な操作によって実施され、作業能率が向上する。
【0010】 さらに請求項3の構成では、ワークレストの上面に敷設したガイドレールの上 に受け台を置いて、受け台の下面に設けたガイドレール用の溝にワークレスト上 のガイドレールが嵌まるように載せ、上から軽く手で支えながらバイト研磨用ホ ルダーを移動して研磨作業が行われるので、ホルダーの移動がガイドレールに規 制されて高精度の移動軌跡を実現させることができる。また、バイト研磨用ホル ダーの移動範囲がガイドレールによって制約されるので、作業の安全性が向上す る。
【0011】
【実施例】
本考案の実施例を図面によって説明する。図1は、バイト研磨用ホルダーの組 立断面図、図2はその側面図、図3はその正面図であり、図4は使用状態を示す 斜視図である。ホルダー本体1は受け台2の上に載せられ、その間に形成された 曲面状の接触面3を介して両者を相互に摺動させることにより、両者間に生じる 相対的な傾斜角αを自由に変更することが可能である。ホルダー本体1は内部に バイト用の貫通穴4が設けられ、その中に研磨される突切りバイトAを挿通し、 押しねじ5,6によって上下・左右の両方向からバイトAを締め付けてこれをホ ルダー本体1に対して固定する。
【0012】 受け台2との間に接触面3を介して対向接触するホルダー本体1の曲面上に、 該曲面に沿って湾曲する溝7が設けられる。溝7の横断面形状はT字形に形成さ れる。受け台2には、その底面側からボルト8を挿通するための穴9が受け台2 の肉厚を貫通して穿設され、その底面側からホルダー本体1の溝7に達する十分 な長さのボルト8を挿通して、ボルト8の先端に装着した四角ナット10が溝7 のT字形の横幅の広い部分に係止された状態に組み立てられており、受け台2の 底面側からボルト8を締め付けることによって、受け台2とホルダー本体1とを 任意の傾斜角のもとに一体に締め付けて、両者の関係位置を保持することができ る。
【0013】 受け台2には、その下面に一対のガイドレール11,11を収容するための溝 12,12が設けられ、ワークレストBの上面に敷設されたガイドレール11, 11を溝12,12内に収容した状態の受け台2に対し、ワークレストB上にお ける移動の方向をガイドレール11,11によって規制する。ホルダー本体1と 受け台2との端面には、両者間の傾斜角を読み取るための目盛り13が刻設され ている(図3,図4)。
【0014】 上記のバイト研磨用ホルダーを使用して突切りバイトAを研磨する作用につい てつぎに説明する。受け台2の底面からねじ込まれているボルト8を緩めの方向 に回すと、四角ナット10は、溝7の中にあって形状が四角形のために自由に回 転できないので、両者間のねじが緩んで締め付けの状態から解放される。そこで ホルダー本体1と受け台2とを互いに摺動させて両者の傾斜角αを所望の角度に 調整したあと、ボルト8を締め付けて傾斜角αを保持させる。この状態で、突切 りバイトAを固定したホルダー本体1と受け台2との組立品を、ワークレストB の上面に取り付けられた一対のガイドレール11,11上に載せ、それぞれのガ イドレールが受け台2の下面の溝12,12に嵌まり込むように正しくセットす る。グラインダーCを回転駆動し(図4)、作業者は補助的にホルダー本体1の 上面に手を載せた状態で、突切りバイトAがグラインダーCの周面に正しく接触 するように、ホルダー本体1と受け台2との組立品をガイドレール11に沿って 前進させあるいは後退させて研磨作業を実施することにより、突切りバイトAに 対する所定の研磨作業が極めて簡単容易に、かつ高精度のもとに実現する。
【0015】 上記の実施例では、ホルダー本体1の側に溝7を設け、締付用のボルト8を受 け台2の側から溝7に向かって挿通した例を示したが、それらの設けられる位置 の関係は別に上記に限られるものではなく、これと反対の関係位置、すなわち溝 7を受け台2に設け、ボルト8をホルダー本体1の側から挿通しても同効が得ら れることは明らかである。
【0016】
【考案の効果】
本考案のバイト研磨用ホルダーは以上のように構成されるので、つぎのような 効果がある。
【0017】 (イ) 請求項1の構成により、研磨しようとするバイトの取付状態を任意にセッ トすることと、そのセットの状態を確実・強固に保持することとがともに可能と なり、そのため正確でしかも安定した研磨精度を得ることができる。
【0018】 また、バイトがグラインダーに巻き込まれてワークレストとバイトとの間に手 を挟まれるような事故の発生するおそれもなくなり、作業の安全度が格段に高め られる。
【0019】 (ロ) ホルダー本体1と受け台2との間に設けられる傾斜角の設定ならびに保持 のための手段を、請求項2のようにすることにより、両者間に介設されるボルト を緩めあるいは締め付けることによって、両者間の相対的な関係位置の設定なら びにその状態の保持が簡単でしかも確実に行われ、作業能率の増進に寄与する。
【0020】 (ハ) 請求項3のようにワークレストの上面に敷設したガイドレールによって、 バイト研磨用ホルダーの研磨のための移動方向が規制されるように構成すると、 ホルダーの移動の軌跡が精度の高いものとなって、研磨作業の精度を一層高める ことができる。また、上記移動方向の規制によって作業の安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案装置の横断面図である。
【図2】図1の装置の側面図である。
【図3】図1の装置の正面図である。
【図4】この装置の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ホルダー本体 2 受け台 3 接触面 4 貫通穴 5・6 押しねじ 7・12 溝 8 ボルト 10 四角ナット 11 ガイドレール

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に設けた穴にバイトを挿入してこれ
    を固定し得るホルダー本体と、ホルダー本体を上面に載
    せた状態でホルダー本体と組合わされている受け台とを
    そなえ、上記両者間の接触面が曲面に形成され、その接
    触面に沿って両者を互いに摺動させたときに、両者間に
    生じる相対的な任意の傾斜角の保持が可能な手段を介し
    て上記両者が組合わされていることを特徴とするバイト
    研磨用ホルダー。
  2. 【請求項2】 上記接触面に沿ってホルダー本体側また
    は受け台側のいずれか一方側の接触面上に奥が広い断面
    T字形の溝を設け、他方側から該溝に達する長さのボル
    トを挿通し、ボルトの先端に装着した四角ナットが上記
    溝の奥の広い部分にあって上記両者間の傾斜角の移動に
    応じて溝の中を移動させられるとき、該ナットの溝に沿
    う移動が可能で溝の内部での該ナットの回転が不可能の
    寸法に上記溝の奥の部分が構成され、傾斜角の任意の位
    置において上記ボルトを締め付けることにより受け台と
    ホルダー本体との間に生じた相対的な傾斜角の保持を可
    能とした請求項1記載のバイト研磨用ホルダー。
  3. 【請求項3】 受け台の下面にガイドレール用の溝を設
    け、研磨台としてのワークレストの上面に敷設したガイ
    ドレールを上記溝内に収容した状態の受け台がガイドレ
    ールに沿ってワークレスト上における移動を可能とされ
    た請求項1または2記載のバイト研磨用ホルダー。
JP1993034870U 1993-06-01 1993-06-01 バイト研磨用ホルダー Expired - Lifetime JP2594215Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220000345U (ko) * 2020-07-30 2022-02-08 (주)리벨리코리아 조각도 연마용 지그

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JP2594215Y2 (ja) 1999-04-26

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