JPH0762682B2 - 特異的および総IgEを定量する粘膜アレルギ−試験および関連デバイス - Google Patents

特異的および総IgEを定量する粘膜アレルギ−試験および関連デバイス

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特異的および総IgEをin situにおいて検知する
粘膜アレルギー試験ならびにこの試験を実施するための
デバイスに関する。さらに詳しくは、本発明は、いずれ
も支持体に連結させたアレルゲンまたは抗IgE抗体を、
適用デバイスによつて直接粘膜好ましくは鼻粘膜に接触
させて粘膜IgEとin situインキユベーシヨンを行い、つ
いで特異的および総IgEのin vitro定量を実施するアレ
ルギー試験に関する。さらに、この試験操作およびそれ
を実行するためのデバイスはまた、同時に、特定の特異
的誘発試験たとえば特異的誘発鼻試験を実施するために
使用できる。
本技術分野の現状では、アレルギー疾患の診断はよく知
られているように、以上の基礎的試験によつて実施され
る。すなわち、 A:皮膚試験 B:血中の免疫グロブリンE(IgE)量の定量 C:特異的誘発試験 である。
皮膚試験(A)は、疑わしいアレルゲンをたとえば注射
または乱切によつて患者の皮膚に適用する方法で、これ
によつてアレルゲンとIgEの結合により生じる局所反応
(発赤および腫張)が刺激される。
静脈穿刺によつて採取した患者の血液中におけるIgE量
のin vitroでの定量(B)は放射免疫法または免疫酵素
法によつて実施される。この定量は、患者の血清をin v
itroで、アレルゲンまたは抗IgE抗体を結合させた支持
体と接触させ、それに結合した患者のIgEを継続的に測
定することにより行われる。
特異的誘発試験(C)は主として、鼻、眼窩または気管
支等の粘膜表面に、たとえばスプレー、エアゾルの形で
または注入等によつて疑わしいアレルゲンを投与して直
接接触させ、鼻、眼窩または気管支等の症状を惹起させ
るものである。
臨床検査後、最初に行われる診断的アプローチは皮膚試
験(A)であり、皮膚試験の実施が不可能な場合または
何らかの理由で診断が疑わしい場合に血清中の特異的Ig
Eの定量(B)が実施される。
第2の検査でも満足できる結果が得られなかつた場合に
は特異的誘発試験(C)を行う。
このような診断方法にはいくつかの制限がある。皮膚試
験の場合には、 a)広範な皮膚疾患(重症の湿疹、蕁麻疹)を有する患
者では試験の実施は不可能である、 b)不適当なアレルゲン抽出物(低純度、過大な濃度)
の使用により、または明瞭な病因的意義の不存在に対し
(症状発現前、無症状または症状消退後アレルギー)、
試験結果が誤つた陽性を示す、 c)たとえば抗ヒスタミン化合物によるアレルギー治療
時、皮膚反応性が低下している場合(たとえば小児前
期、老齢者または皮膚の色素沈着過多もしくは重篤な苔
癬を有する患者)、免疫グロブリンEが粘膜表面レベル
にのみ存在し皮膚および血液には存在しないため、その
他、アレルゲン抽出物の分解により、試験結果の誤つた
陰性を生じることがある、 d)試験操作が比較的痛く、患者側にある程度の協力を
依頼しなければならないので、小児前期の患者の場合、
この方法に耐え難く困難を伴う、 e)稀ではあるが、アレルゲンの循環系への吸収の結
果、重篤な全身反応(アナフイラキシーシヨツク)を誘
発する可能性がある、 などである。
上述のような場合、そして臨床的疑惑と皮膚反応(A)
の間に一致をみないときには、血清中の特異的および総
IgE量の定量(B)を実施する必要がある。
第二の方法は、高感度、優れた標準化、結果の良好な再
現性とともに、患者に危険がない、免疫グロブリンEレ
ベルを定量的に測定できる可能性があるなどの利点があ
る。
この2種の方法(すなわち、皮膚試験と血清中の特異的
IgEの定量)には、各種アレルゲンによる全例の60〜90
%でたがいに相関のある結果を与える。
しかしながら、この方法にも制限があつて、欠点がない
わけではない。とくに、 a)この方法の実施には長時間を要す、 b)アレルゲン中に免疫学的にではなく結合する不純物
が存在するためおよび/または総IgEが高レベルに存在
してこれがアレルゲンと非特異的に結合するため、誤つ
て陽性の結果を与える可能性がある、 b)血中にIgE量よりも著しく多量に存在する他の免疫
グロブリン(IgG)がアレルゲンと結合し、IgEがアレル
ゲンと結合して検出、同定されるのが妨害されるため、
誤つて陰性の結果を与える可能性がある(試験の誤つた
陰性結果は、アレルゲンが弱い場合に、またIgEが罹患
した粘膜表面にもつぱら局在している場にも起こる)、 d)患者が採血を拒否した場合、また小児であつて採血
がとくに困難な場合には、試験の実施が不可能である、 などを挙げることができる。
誘発試験(C)は一方、他の2種の試験でさらにある種
の診断的疑問が生じたときに使用される。
この試験は総例の80%で血清中の特異的IgE定量試験お
よび皮膚試験の結果と一致し、他の2種の試験で疑わし
い結果が得られた例の5〜10%に確定診断を与える。
さらに、この試験は、標的臓器の症状を検知できるとい
う利点がある(この症状は必ずしも皮膚または血清の症
状と類似しない)。またこの試験は、予防薬の有効性な
らびに免疫療法の効果の検討にも有用である。
しかしながら、このような誘発試験には重大な欠点があ
る。すなわち、 a)試験を実施するには正常な基礎状態にあることが必
要、 b)薬剤(コルチコステロイド、気管支拡張剤、DSCG)
の投与を予め中断することが必要、 c)時間がかかる、 d)患者にとつてやつかいである、 c)非特異的反応による陽性の誤つた結果または使用ア
レルゲンの低用量による陰性の誤つた結果を生じる可能
性がある、 f)高価な装置の使用 g)非協力的患者(小児患者)の場合には試験の実施は
不可能、 h)重篤なアレルギー反応を誘発する可能性による危
険、 などがある。
以上述べた考察を要約すると、一般に用いられる診断方
法の主要な限界は次のとおりである。
A−皮膚試験および特異的IgE定量試験の両者に約25%
と推定される誤つた陽性結果の可能性、 B−皮膚試験および特異的IgE定量試験の両者に約20%
のオーダーと推定される誤つた陰性結果の可能性、 C−誘発試験における実施および標準化の困難性ならび
に非特異的反応の可能性。
このような問題を除去するために、アレルギー疾患の基
底にある発病の直接原因であつて主として粘膜に認めら
れるIgEの量を定量する目的で、その粘膜を浸潤させる
生物学的液体について多くの研究が行われてきた。
このような研究で提起されたとくに興味ある事柄は、粘
膜上に見いだされれる特異的抗体が進行中の疾患過程の
実際の表現であるという事実である。
実際、このような抗体は粘膜表面のみに限定され、皮膚
や血清レベルには検出されない。皮膚や血清中にも特異
的免疫グロブリンEは存在するが、このIgEは進行中の
疾患の原因となるものではなく、以前の状態または無症
状段階の疾患に関係するものである。
現在までこのような研究で得られた結果は研究的観点か
らは興味あるものと考えられるが、適当なサンプル採取
の困難性ならびにIgEの分解や生物学的液体から得られ
たデータの標準化、再現性に関する問題により、臨床的
診断への応用という点では興味は薄い。
実際、粘膜分泌液内に含まれるIgEはその分子の分解過
程を経ている場合があつて、その定量は信頼性に乏し
い。
この分泌液の採取には粘膜を洗浄するための溶液の導入
を必要とし、その溶液が本来の分泌液の濃度を正確な定
量が不可能な程度に希釈してしまう。
免疫グロブリンEの実際の濃度を得るために採用される
関連化合物、たとえば蛋白質または塩を定量しても、粘
膜分泌液組成の変動に関連した問題は克服されない。
粘膜から採取されたサンプルは、粘膜片、細胞屑等のよ
うな粗大物質を含有していて、たとえば濾過、遠心分
離、分画化のような精製過程が必要となる。定量に適当
なIgE量を得るために必要な濃縮過程に加えて、上述の
ような操作によつて、免疫グロブリンのロスを生じるば
かりでなく、その分子構造の変化が起こることがある。
したがつて、免疫グロブリンEの検出が直接粘膜表面上
で実施可能なアレルギー試験および方法を自由に選択で
きることの重要性は明らかである。
実際、このような方法を使用すれば、現在用いられてい
る方法の少なくとも2者(特異的IgE量の定量と特異的
誘発試験)の利点のみを加えて、現在用いられている方
法の制限が克服される。
本発明によれば、アレルゲン特異性免疫グロブリンE結
合が直接粘膜表面上で、また鼻粘膜上に特殊な方法で行
われるので、分泌液中のIgE量の定量に固有の難点は有
利に解消される。すなわち、本発明の基本的特徴によれ
ば、粘膜IgEとアレルゲンのインキユベーシヨンはin si
tuで行われ、したがつて、血液や生物学的サンプルの場
合のように、サンプル中に含まれるIgEとアレルゲンのi
n vitroでのインキユベーシヨンの必要は消失する。
本発明によれば、上述の方法は、1種または2種以上の
支持体に予めアレルゲンまたは抗IgE抗体を結合させた
デバイスを、直接、たとえば鼻、眼、直腸等の粘膜と接
触させることにより行われる。
以上概述した本発明技術によれば上述の常法に比して多
くの利点が得られる。利点を詳述すれば、 試験の操作は簡便、迅速で、皮膚試験の場合よりも短時
間もしくはせいぜい同程度の時間で実施できる、 試験操作には血液を必要とせず、痛みもないので、どの
ような年齢の患者にもきわめて受けいれられやすい、 試験操作は患者の空腹時に実施等の制限がないので1日
のうちでいつでも試験を実施できる、 抗アレルギー剤の同時使用による妨害がない、 アレルゲンは即時、完全に除去されるので患者に危険が
ない、 広範囲の皮膚疾患を有する患者、皮膚の反応性が著しく
高い患者(試験結果の誤まつた陽性)、皮膚の反応性が
低下している患者(たとえば小児前期の患者、試験結果
の誤まつた陰性)にも試験を実施できる、 血清や皮膚に存在するIgEレベルは疾患の原因である粘
膜に存在するIgEに二次的なものであるので、皮膚試験
や血清中のIgE量の定量に比べて特異性が高い、 迅速なin situでのインキユベーシヨンは大量のIgG免疫
グロブリンの存在によつて影響されないので、血清中の
特異的IgE量の定量に比して信頼性が高い、 1回の操作に特異的IgEの定量と誘発試験を包含させる
ことができる、 本発明の試験では、同じ支持体を用いた特異的IgEの連
続定量により非特異的反応の可能性をチエツクできるの
で、特異的誘発試験に比して信頼性が高い、 などを挙げることができる。
上述の要求を満足するために、本発明はその特定の目的
として、特異的および総IgEをin situで定量する粘膜ア
レルギー試験を提供するものであり、本発明の試験は、 a)アレルゲンまたは抗IgE抗体を予め結合させた少な
くとも1種の支持体を粘膜と接触させ、 b)上記支持体を、粘膜表面上に存在するIgEと上記ア
レルゲンまたは抗IgE抗体の間に結合を生成させるin si
tuインキユベーシヨンに十分な時間、粘膜に付着させて
保持し、 c)上記支持体を回収し、それを試験管に挿入し、つい
で総および特異的IgEの放射免疫または免疫酵素法によ
る定量を実施する各操作からなることを特徴とする。
さらに詳しくは、上記粘膜表面は鼻粘膜、結膜、直腸粘
膜等であり、とくに鼻粘膜が好ましい。
上記in situインキユベーシヨンの時間は1分以下から
約20分までの間とすることが好ましい。
特異的または総IgE量の定量は、支持体を4カ月までの
期間、約−20℃の温度に保存したのち、その支持体上で
有利に実施される。
すでに上に述べたように、本発明の試験によれば、その
a)およびb)の2段階において、アレルゲンを結合さ
せていない支持体(陰性対照)、次に試験アレルゲンを
結合させた支持体を粘膜上の分泌液と接触させて、特異
的誘発試験、とくに鼻粘膜誘発試験(NVT)を実施する
こともできる。
アレルゲンは不溶性で支持体に強く結合しているので、
接触面に限定された痒感を誘発し、それは患者によつ
て自覚的に検出される。したがつて、この誘発試験で
は、遊離アレルゲンの場合にみられるような大量に粘膜
から吸収されたり、深く吸入されて望ましくない反応を
起こす危険がない。すなわち、本発明の試験は医者によ
つて実施され、結果を評価される必要がない。
さらに、本発明は総もしくは特異的粘膜IgEのin situに
おける定量を行うためのデバイスを提供する。すなわ
ち、上述の支持体を固定し、粘膜表面との接触を実現す
るのに適当な手段から構成されることを特徴とするデバ
イスである。さらに詳しは、鼻腔内粘膜上に置くデバイ
スに特定すれば、薄い、端と縁を円くした桿状体で、そ
の上に少なくとも1個の収納部を設け、この収納部は透
過性の材料で作られ、内部に支持体を収容できるように
設計される。この収納部は桿状体の両表面に設けてもよ
い。
薄い桿状体はプラスチツク、紙もしくはゴム等のような
材料で製造するのが好ましい。薄い桿状体には、固相を
最大限に暴露できるように開口部もしくは窓を設けるの
が有利である。
上記収納部は1枚または2枚のシートで作られ、縁部に
沿つて、支持体を導入するための開口部分を除く全周を
閉鎖し、この開口部分は支持体導入後、たとえば場合に
より、曲げることができ、引きさいて開口できるタブに
よつて覆つてもよい。
さらに特定すれば、収納部は人工繊維で作られる。
本発明における収納部は、 支持体を粘膜と接触させ、粘膜IgEとアレルゲンもしく
は抗IgE抗体の間に結合を生じさせることができる、 粘液物質は前述したように除去に煩雑な操作を必要とす
るので、粘液物質や他の生物学的物質の支持体(これに
アレルゲンまたは抗IgE抗体を結合させる)への付着を
防止できる、 アレルゲンまたは抗IgE抗体が結合している支持体が吸
入されたり、はずれたりすることを防止できる、 ことを目的に設計されることに留意すべきである。
支持体が、水不溶性でアレルゲンまたは抗IgE抗体と安
定な結合を形成する任意の材料(重合材料)、たとえば
紙、Sephadex、ポリスチレン、ポリビニルもしくはその
他の材料で製造できることは自明のとおりである。
支持体は任意の形状とすることができる。たとえば平面
状もしくは卵形状とすることができる。支持体の形状に
先に開示した収納部に挿入できるような形状とする。デ
バイス全体は、無菌、非毒性であることが必要である。
本発明の方法に用いられる定量操作には、予めインキユ
ベーシヨンに付された対照標準の使用が包含される。こ
の対照標準はアレルゲンまたは抗IgE抗体を結合した支
持体を、アレルゲンに対する特異的IgEまたは総IgEそれ
ぞれの既知量を含有する血清とインキユベートして得ら
れる。この血清としては、標準曲線を得るために4種の
適当な濃度のものが使用される。
適当にたとえば0.9%食塩水で洗浄したのち、支持体+
アレルゲン+IgEまたは支持体+抗IgE+IgEからなる予
めインキユベートした対照標準は−20℃で0〜4カ月間
保存するか、または直ちに使用する。
本発明を以下、特定例について図面を参照しながら説明
するが、これは本発明をいかなる意味でも限定するもの
ではなく、単なる例示である。
第1図は本発明の薄い桿状体、収納部および使用する支
持体の第一の例を示す図である。
第2図および第3図はそれぞれ、収納部に一部および完
全に支持体が挿入された図である。
第4図は薄い桿状体を鼻腔内に適用した場合を示す図で
ある。
第5図は、薄い桿状体をIgEが結合される支持体ととも
に取出した場合を示す図である。
第6図は、支持体の試験管内部への挿入を示す図であ
る。
第7a図および第7b図は、本発明のデバイスの第二の例を
示す図であり、第7c図および第7b図は、本発明のデバイ
スの第三の例を示す図である。
図面において、適用デバイスの1で示された薄い桿状体
は上端が円形とされ、収納部2が固定され、また支持体
3が収容されている。
第4図では、薄い桿状体が鼻腔内に適用されたところ
で、必要なインキユベーシヨン時間後に鼻腔から取り出
される(第5図参照)。
桿状体1からピンセツト4を用いて支持体3を取り出
し、試験管5に支持体を入れ、ついでこれを保存するか
直ちに使用して、特異的または総IgE量を放射免疫定量
法または免疫酵素定量法で定量する。
第7a図および第7b図は、好ましい別の態様を示す図であ
り、桿状体1には固相(支持体3)が最大限に暴露され
るように開口部もしくは窓が6に設けられ、この支持体
3は透過性膜2からなる収納部から膜をひきさくことに
よつて取り出される(第7b図)。
第7c図および第7d図は本発明のデバイスのさらに好まし
い変更を示す図であり、薄い桿状体1には収納部2が設
けられ、この収納部内に何対かの支持体3が収容されて
いる。この場合も、支持体3は同様に収納部2をはがす
ことによつて行われる(第7d図)。以後の試験操作は上
述したと同じに実施される。
本発明の方法によつて得られる結果の信頼性および特異
性は以下に述べる実験で得られるデータによつて立証さ
れる。この実験は、30例の正常被検者および呼吸器系の
アレルギー疾患(鼻結膜炎、気管支喘息)を有する62例
の患者について実施したものである(第2表参照)。
患者および方法 鼻粘膜IgEを定量するための新試験(NT)は、季節性
(S)および慢性(C)両者の鼻炎(R)および/もし
くは結膜炎(C)または喘息(A)に罹患した小児16例
ならびに非アトピー性の、健康な1〜14歳の対照被検者
30例について実施した(第2表)。
鼻粘膜の機能的および解剖学的差異を考慮し、左右の鼻
腔の同じ粘膜領域に置いたデバイスにより同じインキユ
ベーシヨン時間で2個のサンプルを取り、試験の変動を
検討した。NTと現在、粘膜表面上のIgEの定量のために
用いられている試験方法との差を明らかにするため、そ
のままの希釈しない鼻分泌液について7例の患者で特異
的IgEの定量も行つた。サンプルは同じインキユベーシ
ヨン時間(2、5、10および30分)に付し、比較した。
6例については、関連アレルゲンを結合させた2種の固
相(ポリスチレンおよび紙)を用いて鼻の特異的IgEを
定量した。
総鼻粘膜IgEのNTは患者33例と健康、非アトピー対照被
検者20例について実施した。
病歴または治療歴が正確に考察された全患者に、皮膚穿
刺試験(SPT)ならびに血清および鼻粘膜の特異的IgEの
定量を実施した。
アレルゲンは病歴に基づいて選択した。
Pharmaciaから入手したアレルゲンエキスで実施したSPT
は、ヒスタミンに対する反応とアレルゲン反応とを比較
し、ヒスタミンと同一、ヒスタミンに対する反応の50
%、ヒスタミンに対する反応の2倍 で評価した。
血清中の特異的IgEはPhadezym RAST Pharmaciaを用いて
定量した。0.35 PRU/ml以上の値を陽性とした。総IgE
は、Phadezym PRIST Pharmaciaを用いて定量した。
鼻粘膜IgEの値は、すでに上述した方法(NT)によりin
situでインキユベートしたのち求めた。
総および特異的鼻粘膜IgEの定量は、Pharmaciaから入手
したアレルゲンまたは抗IgE抗体を結合させたペーパー
デバイスと、Phadezym RASTおよびPhadezym PRIST試験
のPharmacia試薬を使用した。6例にはアレルゲン(LOF
ARMA)に結合させたポリスチレン固相も用いた。このよ
うな場合には、鼻および血清サンプルを試験した。
結果 鼻粘膜の解剖学的および機能的差異を考慮して行われた
変動試験で得られたデータは、変化を吸収(420nm)の
パーセント変化率として表したところ、変動範囲は6〜
32%(±SD=19±13)であつた。
このデータはNTの良好な信頼性を示すものである。
NTとそのままの希釈しない鼻分泌液で実施したin vitro
試験の比較では、NTのみで2分から5分の値に有意な増
加が認められた(第1表)。さらに、すべてのサンプル
で鼻分泌液(NS)に関する値に比して、NTの値が著しく
高い値を示した。実際、2、5、10および30分間インキ
ユベートしたサンプルの場合、変動の平均百分率はそれ
ぞれ65%、78.9%、76%、74%であつた(第1表)。
NTは、そのままの非希釈分泌液中の特異的IgE量のin vi
tro定量に比し、有意に高い感度を示す。
2種の異なる固相(紙およびポリエチレン)による鼻粘
膜特異的IgEの定量結果は、RAST評点(クラス1、2、
3および4)で表した結果とよく一致した(第3表)。
NTと血清中特異的IgEがいずれも陽性であつた患者は62
例中46例(74.2%)、いずれも陰性であつた患者は10例
(16.1%)であつた。合計、62例中56例(90.3%)が同
じ結果を示した。血清で陰性であつた症例5例(8.1
%)がNTでは陽性の結果を与えた(第2表)。
NTと皮膚穿刺試験(SPT)両者が陽性であつた症例は62
例中46例(74.2%)、いずれも陰性であつた症例は9例
(14.5%)であつた。合計、62例中55例(88.7%)が同
じ結果を示した。SPTが陰性、NTが陽性であつた症例は
4例(6.4%)であつた(第2表)。
アレルゲンに関して、血清中特異的IgEとNTを比較する
と、次のような結果が得られた。アレルゲンに対してい
ずれも陽性79/195(40.5%)、いずれも陰性73/195(3
7.4%)。計195例中152例(77.9%)がアレルゲンに対
して同じ結果が得られた。血清中でのみアレルゲンにつ
いて陽性の結果は11/195(5.7%)、NTでのみ陽性の結
果は32/195(16.4%)であつた(第2表)。
アレルゲンに関して、皮膚穿刺試験とNTを比較した場合
は以下の結果が得られた。アレルゲンに対していずれも
陽性195例中86例(44.1%)、いずれも陰性195例中68例
(35.4%)。合計するとアレルゲンについての結果が一
致したのもは195例中155例(79.5%)であつた。SPTで
のみアレルゲンに陽性であつた例は195例15例(7.7
%)、NTでのみ陽性であつた例は195例中25例(12.8
%)であつた(第2表)。
以上総合すると、NTの結果は、血清中特異的IgE量の定
量および皮膚穿刺試験の結果と有意に一致することか
ら、信頼できるものと考えられる。
さらにNTは、血清中特異的IgEの定量に比べて高い感度
を示している。実際、5例(8.1%)および、アレルゲ
ンに関しては、32例(16.4%)がNTでのみ陽性の結果を
与え、病歴と一致した。
血清およびNTで得られたデータを統計的に評価すると有
意な正の相関(r=0.786、P0.0001)を示した。
30例の健康、非アトピー対照被検者では、5種の基本的
アレルゲン(表皮ダニ、ドクムギ、ヒカゲミズ、卵白お
よび牛乳)に対し、全例、陰性の結果を与えた。得られ
たデータはNTの高い特異性を示している。
33例中24例の患者で、NTによつて調べた総IgEが陽性の
結果(>0.5IU/ml)を示した(第4表)。血清中総IgE
は33例中28例で高い値を示した。結論は29例(87.8%)
で一致した。20例の健康、非アトピー対照被検者では、
19例がNTで調べた総IgEが陰性であつた。
総IgE量の定量におけるNTの信頼性および感度は、血清
中総IgEについて得られた値との良好な相関(87.7%)
および対照における陰性結果のきわめて高い値(95%)
により証明された。
結論として、NTは、上述の再現性、特異性および感度の
特徴に加えて、現在行われている試験に比べ、危険がな
い、血液を使用しないという利点があり、実施が簡単
で、患者が自分で試験を行い検査室に送ることもでき
る。
2症例の例を以下に示す(第2e表、症例B.MGおよびAL) 症例AL:皮膚試験はダニに対してのみ陽性で、同じアレ
ルゲンについて血清特異的IgEはクラス2であつた。他
については陰性。2回くり返した鼻特異的IgEはダニに
対して陰性の結果を与え、一方、ヒカゲミズおよびドク
ムギに対しては陽性で、鼻粘膜誘発試験および病歴と一
致した。この患者は以前にダニについて特異的免疫療法
を受けたことがあつたが、免疫療法は無効で、花粉の季
節になると症状を示した。
症例B.MG:皮膚試験はダニ、ヒカゲミズ、ドクムギ、Ole
a Eur.に対して陽性で、同じアレルゲンに対する血清特
異的IgEも陽性で前二者のアレルゲンに対しクラス1、
後二者に対してクラス3であつた。一方、粘膜の特異的
IgEはダニについては陰性で、他の3種のアレルゲンに
は陽性であり、鼻粘膜誘発試験および病歴と一致した。
本発明は、以上、本発明の一部の特定の実施態様を参照
しながら説明したが、本発明の技術分野の熟練者によれ
ば、優先権を請求した本発明の精神、範囲から逸脱する
ことなく変更および改変が可能なことは自明であり、こ
れらも本発明の範囲内に包含されるものである。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)アレルゲンまたは抗IgE抗体を予め結
    合させた少なくとも1種の支持体を粘膜と接触させ、
    b)上記支持体を、粘膜表面に存在するIgEと上記アレ
    ルゲンまたは抗IgE抗体の間に結合を生成させるin situ
    インキュベーションに十分な時間、粘膜に付着させて保
    持し、c)上記支持体を回収し、それを試験管に挿入
    し、次いで特異的及び総IgE量を放射免疫法または免疫
    酵素法で定量することを特徴とする特異的及び総IgEのi
    n situ定量のための粘膜アレルギー試験方法。
  2. 【請求項2】段階b)におけるインキュベーション時間
    を1分以下〜20分とする請求の範囲第1項に記載の粘膜
    アレルギー試験方法。
  3. 【請求項3】特異的および総IgE量の定量は支持体につ
    いて、それを約−20℃に4カ月間までのある時間保存し
    たのちに実施する請求の範囲第1項または第2項のいず
    れかに記載の粘膜アレルギー試験方法。
  4. 【請求項4】最初アレルゲンを結合させていない支持体
    を粘膜と接触させ、次に試験するアレルゲンを適当な方
    法で結合させた支持体をその粘膜と接触させることを特
    徴とする、請求の範囲第1項から第3項までの工程a)
    およびb)に従った特異的誘発による粘膜アレルギー試
    験方法。
  5. 【請求項5】粘膜表面は鼻粘膜である請求の範囲第1項
    から第4項までのいずれかに記載の粘膜アレルギー試験
    方法。
  6. 【請求項6】粘膜表面は結膜粘膜、直腸粘膜である請求
    の範囲第1項から第4項までのいずれかに記載の粘膜ア
    レルギー試験方法。
  7. 【請求項7】a)アレルゲンまたは抗IgE抗体を予め結
    合させた少なくとも1種の支持体を粘膜と接触させ、
    b)上記支持体を、粘膜表面に存在するIgEと上記アレ
    ルゲンまたは抗IgE抗体の間に結合を生成させるin situ
    インキュベーションに十分な時間、粘膜に付着させて保
    持し、c)上記支持体を回収し、それを試験管に挿入
    し、次いで特異的及び総IgE量を放射免疫法または免疫
    酵素法で定量することを特徴とする特異的及び総IgEのi
    n situ定量のための粘膜アレルギー試験方法を実施する
    ためのデバイスにおいて、支持体および支持体を固定し
    それを粘膜表面に接触させる手段から構成されることを
    特徴とし、該支持体を固定しそれを粘膜と接触させる手
    段は、薄い、縁が円形の桿状体であり、これには透過性
    の材料で作られ支持体を収容するための収納部少なくと
    も1個が設けられている粘膜アレルギー試験用デバイ
    ス。
  8. 【請求項8】収納部は、桿状体の縁部に沿って支持体を
    挿入するための開口部分を除く全周を閉鎖する2枚のシ
    ートで構成され、この開口部分は支持体の挿入後、曲げ
    てはがすことができるタブによって閉鎖されることを特
    徴とする請求の範囲第7項に記載の粘膜アレルギー試験
    用デバイス。
  9. 【請求項9】支持体を固定しそれを粘膜表面と接触させ
    る手段は、アレルゲンを結合させた支持体を収容するた
    めの1個または2個以上の開口部もしくは窓を設けた薄
    い桿状体であり、開口部はその上部で、桿状体の両側に
    付着させた透過性膜からなる収納部で覆われている請求
    の範囲第7項に記載の粘膜アレルギー試験用デバイス。
  10. 【請求項10】薄い桿状体の両側に2個もしくはそれ以
    上の支持体を収納するための2個もしくはそれ以上の収
    納部を設けた請求の範囲第7項に記載の粘膜アレルギー
    試験用デバイス。
  11. 【請求項11】薄い桿状体はプラスチック、ゴムまたは
    紙材料から作られる請求の範囲第7項から第10項までの
    いずれかに記載の粘膜アレルギー試験用デバイス。
  12. 【請求項12】収納部は人工繊維で作られる請求の範囲
    第7項または第8項のいずれかに記載の粘膜アレルギー
    試験用デバイス。
JP61502825A 1985-10-15 1986-05-09 特異的および総IgEを定量する粘膜アレルギ−試験および関連デバイス Expired - Lifetime JPH0762682B2 (ja)

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