JPH0762510B2 - 鋼管の螺子継手部 - Google Patents

鋼管の螺子継手部

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JPH0762510B2
JPH0762510B2 JP7543193A JP7543193A JPH0762510B2 JP H0762510 B2 JPH0762510 B2 JP H0762510B2 JP 7543193 A JP7543193 A JP 7543193A JP 7543193 A JP7543193 A JP 7543193A JP H0762510 B2 JPH0762510 B2 JP H0762510B2
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宏 五十嵐
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宏 五十嵐
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L15/00Screw-threaded joints; Forms of screw-threads for such joints
    • F16L15/006Screw-threaded joints; Forms of screw-threads for such joints with straight threads

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給水、排水、給湯等の
配管として用いられている鋼管にあって、その螺子継手
部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】既知のように鋼管と管継手とを螺着手段
によって接続する際には、螺合部に気密性、水密性を確
保させるためテーパ螺子が用いられている。上記テーパ
螺子による場合は、図5に示した如く、管継手aの雌螺
子部bに対して、鋼管cの雄螺子部dを螺合するのであ
るが、この際、両者a、bの全螺旋部を螺合してしまう
のではなく、後々に螺合箇所が緩み、漏水が生じたと
き、これに対処できるよう、雄螺子部dに、螺子山3個
ぐらいの締め付け代eを残すようにしており、当該締め
付け代eは外部に露出したままとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、鋼管cに雄
螺子部eを刻設する際、亜鉛鍍金した鋼管では、その表
面の亜鉛鍍金層が、また亜鉛鍍金しない鋼管では、その
表面の黒皮部分が削除されてしまうこととなるため、当
該雄螺子部dは上記亜鉛鍍金や黒皮部分に比して錆に弱
くなり、雄螺子dの露出する締め付け代eが早期に腐食
し、この一部分の腐食が配管系統全体の耐久性を低下さ
せることになる。
【0004】また、従来は、管継手aと鋼管cの螺合に
際し、どの程度まで螺子込まれたかは、作業者の勘にた
よっているため、充分な締め付け力が得られないままで
螺子込みが終ったときは、漏水の原因となり、逆に鋼管
cのねじ込み度合いが大き過ぎると、管継手aに亀裂が
生じてしまうこともある。
【0005】本発明は、上記従来技術が有するこのよう
な問題点に鑑み、請求項1では、防錆リングを、鋼管の
雄螺子部における締め付け代となる部分に螺合外装する
ことで、当該雄螺子部に露出する部分をなくし、これに
よる防錆にて、配管系統全体の耐久性を向上すると共
に、上記防錆リングを所定寸法に形成しておくことで、
鋼管の螺合度合の目安とし、これにより、締め付け深度
の過不足を防止できるようにして、漏水や管継手の亀裂
等による事故の発生をなくそうとするのが、その目的で
ある。
【0006】さらに、請求項2にあっては、鋼管の材
質、管径、種別、流体の流れる方向等を外部から確認可
能とすることで、配管の修理および維持管理等を容易に
行い得るようにすると共に、配管系統の誤接続による事
故の発生をも未然に防止できるようにしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、外周に先細りであるテーパ付の雄螺子部が
刻設されている鋼管と、上記鋼管の雄螺子部に螺合自在
な雌螺子部が刻設されている管継手と、合成樹脂等の不
錆材にて形成され、内周に雌螺子部が刻設されている防
錆リングとからなり、当該防錆リングは、その雌螺子部
と鋼管の雄螺子部との螺合により螺送停止箇所まで締着
されると共に、前記管継手に鋼管が螺合されて、管継手
の先端縁が、上記防錆リングに衝当するまで螺着され、
かつ、当該防錆リングの長さは、管継手が鋼管に過不足
なく螺合するための長さだけ雄螺子部が露呈される寸法
に設定されていることを特徴とする鋼管の螺子継手部を
提供しようとしている。
【0008】さらに、請求項2では請求項1における防
錆リングに、鋼管の材質、管径、種別、流体の流れの方
向等を外部から判別できる表示部が設けられていること
をその内容としている。
【0009】
【作用】管継手に鋼管をねじ込む前に、該鋼管の雄螺子
部における基部、つまり、締めめ付け代となる部分に防
錆リングを螺合して外装させておき、次いで管継手に鋼
管をねじ込むことにより、上記雄螺子部に露出する部分
がなくなる。すなわち、上記締め付け代は防錆リングに
よって覆われ、空気との接触が遮断され、防錆できるこ
とになるので、配管系統全体の品質が均等になり、長期
間使用に耐えることになる。
【0010】また、管継手に鋼管をねじ込んで行くと、
管継手の端面に防錆リングが突き当ることによって、そ
れ以上ねじ込まれることはないので、鋼管のねじ込みが
適正に行なわれることとなる。従って、管継手と防錆リ
ングとの非接触状態では、鋼管のねじ込み不足となるの
で、当該管継手と防錆リングとの接離状態によって、鋼
管のねじ込み(締め付け度合)長さの過不足を外部から
容易に判断できる。
【0011】さらに、防錆リングへの表示部によって、
材質、管径、種別、流体の流れの方向等を外部から確認
できることとなるので、漏水箇所等の修理にも至便とな
り、配管系統が多数ある場合等にあっても、他の配管系
統と間違えることもない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1および図2に示すように、管継手1の
端部における内周面にはテーパ付きの雌螺子部2を刻設
してあり、鋼管3には当該雌螺子部2に螺合自在なるよ
うその端部における外周面にあって、テーパ付きの雄螺
子部4が刻設されている。
【0013】上記したテーパ付きの雌螺子部2と雄螺子
部4にあっては、該雌螺子部2に対し、雄螺子部4を全
て螺合するのではなく、後々の螺合箇所5における緩み
によって、漏水が生じたとき、これに対処できるよう、
所要長さの締め付け代6を残して図示したように雌螺子
部2に雄螺子部4を螺合させる必要がある。従って、上
記のように管継手1に鋼管3をねじ込みにより接続した
場合には、上記雄螺子部4の基部における締め付け代6
は外部に露出し、前記の如く鋼管3の他の部分に比して
錆やすくなる。
【0014】そこで、本発明では、上記雄螺子部4の締
め付け代6に防錆リング7を螺合により外装することで
空気との接触を遮断し、防錆できるようにすると共に、
予め締め付け代6に相当する長さをもった防錆リング7
を螺合しておき、このことで、管継手1に対する鋼管3
のねじ込み量につき、その適正化を図り、ねじ込み量の
過不足を防止し得るようにしてある。
【0015】上記防錆リング7には、例えば合成樹脂、
ステンレス、あるいは鋼材にペンキ等を塗布して防錆処
理してなる不錆材を用いることができ、かつ上記した締
め付け代6を完全に覆うのに充分な軸方向の長さlをも
って形成されている。
【0016】また、鋼管3の材質および管径並びに給
水、排水、給湯、暖房等の種別が外部から判別できるよ
うに、上記防錆リング7の外周面には、図1に示した通
り文字、記号等によって表示部8が設けられている。図
1において、8aは管の材質、8bは管径、8cは配管
の種別を各々文字、記号によって表示してあるが、配管
の種別は、防錆リング7を任意の色に着色し、その色彩
によって判別できるようにしてもよい。
【0017】さらに、上記防錆リング7の内周面におけ
る雌螺子部7aは、上記した鋼管3の締め付け代6に対
して固く螺合されるように形成し、当該防錆リング7の
素材における弾力で上記締め付け代6を外周から押え付
けるようにし、加えてペンキを下塗りするようにしても
よく、このようにすれば、締め付け代6の一層の防錆効
果を発揮することができる。
【0018】さらに、また、図2ないし図3に示したよ
うに、配管工事を完了後、管継手1および鋼管3を保温
防露材9で被覆するような場合は外部から防錆リング7
が見えなくなってしまうので、このようなときは、同上
図に示されているように、別個に接着板部10aと、そ
の端部から立設した立上り板部10bと、その上端に水
平に連設した表示板部10cとからなる表示体10を用
意し、上記防錆リング7の外周面に上記接着板部10a
を接着剤等にて接着することにより、当該表示体10を
防錆リング7に固定し、これにより、その半径方向に上
記立上り板部10bを両保温防露材9a、9bの間に挟
装して、その表示板部10cを保温防露材9の表面に表
出させるようにするのがよい。そして、このような場合
には、鋼管3の材質および管径並びに配管の種別等の表
示部8については、これを図4に示す如く当該表示板部
10cの表面表示すこととなる。
【0019】なお、上記管継手1と鋼管3の保温防露工
事は長さ方向に所定長宛順次連設するよう施工されるの
で、それら両保温防露材9a、9bの隙間に立上り板部
10bを通すことにより表示板部10cを保温防露材9
の表部に表出させることができ、従って、保温防露材9
を損傷させることなく工事を行うことができる。
【0020】さらに、上記防錆リング7および表示体1
0には、上記した表示部8として8a、8b、8c以外
にも、配管内における流体の流れ方向8dを表示するよ
うにしてもよく、この際図1および図4のように、防錆
リング7や表示板部10cの端部から平面三角形状の突
設部を突出させるようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、請求項1によるときは、鋼管の雄螺子部に
あって、管継手にねじ込まれていない部分が、防錆リン
グの螺合外装によって露出しないこととなるから、防錆
効果が発揮されることで配管の弱点が解消され、当該配
管系統の耐久性が向上すると共に、上記防錆リングによ
って、管継手に対する鋼管のねじ込みによる締め付け度
合に過不足がなくなり、従って、締め過ぎによる管継手
の破損や、締め付け不足による漏水事故を容易に防止す
ることができる上、配管工事の施工性をも向上できるこ
とになる。
【0022】さらに、請求項2にあっては、鋼管の材
質、管径および配管の種別並びに流体の流れの方向を外
部から判別できるので、配管の改造修理が行い易く簡単
になる上、配管系統が多系統であっても、目的の配管系
統を直ちに他の配管統と識別できるから、修理等におい
て配管系統の間違いによる事故を未然に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鋼管継手部の一実施例を示す一部
切欠の正面図である。
【図2】本発明に係る鋼管継手部の他実施例を示す縦断
面図である。
【図3】図2におけるA−A′線矢視横断面図である。
【図4】同上実施例を示す部分横断平面図である。
【図5】従来の鋼管継手部を示す一部切欠の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 管継手 2 雌螺子部 7a 防錆リングの雌螺子部 3 鋼管 4 雄螺子部 7 防錆リング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に先細りであるテーパ付の雄螺子部
    が刻設されている鋼管と、上記鋼管の雄螺子部に螺合自
    在な雌螺子部が刻設されている管継手と、合成樹脂等の
    不錆材にて形成され、内周に雌螺子部が刻設されている
    防錆リングとからなり、当該防錆リングは、その雌螺子
    部と鋼管の雄螺子部との螺合により螺送停止箇所まで締
    着されると共に、前記管継手に鋼管が螺合されて、管継
    手の先端縁が、上記防錆リングに衝当するまで螺着さ
    れ、かつ、当該防錆リングの長さは、管継手が鋼管に過
    不足なく螺合するための長さだけ雄螺子部が露呈される
    寸法に設定されていることを特徴とする鋼管の螺子継手
    部。
  2. 【請求項2】 防錆リングに、鋼管の材質、管径、種
    別、流体の流れの方向等を外部から判別できる表示部が
    設けられている請求項1記載の鋼管の螺子継手部。
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