JPH0762411A - 高炉原料装入方法 - Google Patents

高炉原料装入方法

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JPH0762411A
JPH0762411A JP21121093A JP21121093A JPH0762411A JP H0762411 A JPH0762411 A JP H0762411A JP 21121093 A JP21121093 A JP 21121093A JP 21121093 A JP21121093 A JP 21121093A JP H0762411 A JPH0762411 A JP H0762411A
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JP
Japan
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raw material
chute
furnace
vibration
detected
Prior art date
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Pending
Application number
JP21121093A
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English (en)
Inventor
Masaaki Yoshida
正明 吉田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 旋回シュートを用いたベルレス式高炉におい
て、原料装入設備を改造することなく、通常のシュート
により原料を炉中心部へ確実に安定して装入できるよう
にする。 【構成】 旋回シュート4あるいはその駆動部に設置し
た振動感知センサー8により旋回シュート4の振動を検
出し、あるいは旋回シュート駆動装置の電源回路に設置
した電流検出器9により負荷電流値を検出する。この振
動検出信号または負荷電流検出信号から炉内中央部への
原料装入時における旋回シュート4と原料Aの衝突状況
を検知し、この衝突状況に応じて旋回シュート4の傾動
角、または原料バンカーのゲート開度を調整する。原料
Aが旋回シュートに衝突して飛散することなく、炉中心
部に安定して装入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ベルレス式の原料装
入装置を有する高炉において、炉の中心部に原料を挿入
する際の原料装入方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベルレス式の高炉は、図4に示すよう
に、炉頂バンカー1の原料Aを集合ホッパー2,垂直シ
ュート3を介して旋回(分配)シュート4に供給し、こ
の旋回シュート4の傾動角を所定の装入スケジュールに
従って調整しつつ、旋回シュート4を所定の回転数で水
平旋回することにより、炉内に原料を分配している。
【0003】このようなベルレス式の高炉において、炉
周辺から炉中心に至るまで原料を満遍なく分配するた
め、あるいはコークス等の特定の原料を集中装入するた
め(特開平4−6205,6206,21706号公
報)、炉中心部に原料を装入する必要があり、通常は樋
状の旋回シュート4を垂直付近まで懸下して炉中心部に
原料を装入している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような炉中心部へ原料を装入する方法では、次のような
問題点がある。
【0005】 旋回シュート4の形状から原料Aを炉
中心部へ真っ直ぐ落下させるためには、ある限られた旋
回シュート4の傾動角度の範囲が存在する。
【0006】 炉頂バンカー1から集合ホッパー2,
垂直シュート3,旋回シュート4を経て原料Aが流れる
時、それぞれの相対的な位置関係によって原料流の偏流
が生じる。
【0007】 原料Aの粒度の変化,装入量の変化に
より原料流の幅が変化する。
【0008】以上の3点が重なり合う時、図5(b),(c)
に示すように、旋回シュート4の底面4aあるいは補強
用のビーム(リブ)4bに原料Aが衝突し、衝突により
原料が飛散して炉中心軸より遠方に原料Aが落下する。
この結果、炉内への落下点にばらつきが生じ、装入原料
の堆積状況が広範囲に拡大するなど、炉中心部での原料
Aの広がり方が変化する。原料の広がり方が変化する
と、炉内の中心ガス流が不安定となり、炉内のガス流れ
分布が変化し、結果として操業諸元,成績に悪影響を及
ぼす。
【0009】従って、図5(a) に示すように、原料Aを
分配シュート4に衝突させずに真っ直ぐに落下させるこ
とが望ましいが、分配シュート4に原料Aが衝突してい
るか否かは、日常操業中では、例えば炉口カメラ等で視
覚的に確認することができる(休風時のテスト等でも確
認できる)が、常に監視することは事実上不可能であ
る。
【0010】なお、特開平4−6206号公報には、樋
状の旋回シュートの底面が原料排出中の炉頂ホッパ側に
位置するように、旋回シュートを停止させ、かつ傾動角
が例えば15°となるように固定して炉中心部へコークス
を装入することが提案されている。しかし、この方法で
は、中心部装入コークスのピーク位置を炉中心軸に一致
させることができるものの、前記したような原料衝突に
よる原料の拡がりを解消することはできない。
【0011】また、特開平4−308012号公報に
は、旋回シュートの形状を樋型から筒型にすることによ
り、真下に原料を装入する際にも原料が溢れることを防
止するようにした旋回シュートが提案されているが、旋
回シュートを筒型に変えることは設備的に大幅な改造と
なり、コストがかかるなどの問題点がある。
【0012】この発明は、前述のような問題点を解消す
べくなされたもので、その目的は、原料装入設備を改造
することなく、通常の旋回シュートを用いて、原料を炉
中心部へ確実に安定して装入することのできる高炉原料
装入方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る高炉原料
装入方法は、原料バンカーからの原料を傾動角が調整可
能で水平旋回可能な旋回シュートを介して炉内に装入す
るに際し、前記旋回シュートあるいはその駆動部(垂直
シュート,垂直シュート回転駆動機構など)に設置した
振動感知センサーにより旋回シュートの振動を検出し、
または旋回シュート駆動装置(旋回シュートの回転駆動
装置など)の電源回路に設置した電流検出器(変流器な
ど)により負荷電流値を検出する。
【0014】この振動検出信号または負荷電流検出信号
を予め設定した振動設定値あるいは電流設定値と比較す
るなどして、炉内中央部への原料装入時における旋回シ
ュートと原料の衝突状況を検知する。この衝突状況に応
じて旋回シュートの傾動角、または原料バンカーのゲー
ト開度を調整する。
【0015】
【作用】以上のような構成において、原料が旋回シュー
トの一部に衝突すると、旋回シュートが振動し、あるい
は駆動負荷の増大により旋回シュート駆動装置の負荷電
流値が増加し、これを振動感知センサーあるいは電流検
出器が検出する。この振動検出信号あるいは負荷電流検
出信号は、それぞれの設定値と比較することにより、衝
突の有無あるいは衝突量の大きさが検出され、これに応
じて旋回シュートの傾動角あるいは原料バンカーのゲー
ト開度が微調整される。これにより、原料が旋回シュー
トに衝突することなく炉中央部に装入される。
【0016】
【実施例】以下、この発明を図示する一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1に示すように、旋回シュート4
は樋型であり、垂直シュート3の下部に軸着され図示し
ない傾動装置5により傾動角θを任意に調整可能とさ
れ、また電動モータ6と回転駆動機構(歯車装置)7か
らなる回転駆動装置で垂直シュート3を回転駆動するこ
とにより、水平方向に旋回可能とされている。
【0017】この旋回シュート4の上部における取付け
基部に、振動感知センサー8を取付け、また回転駆動装
置の電動モータ5への電源回路に変流器等の電流検出器
9を接続する。これら振動感知センサー8と電流検出器
9からの検出信号をコンピュータあるいはシーケンサー
の原料衝突状況判定部10に入力し、原料Aの旋回シュ
ート4との衝突状況を判定する。
【0018】判定結果は旋回シュート駆動制御装置11
に出力し、旋回シュート4の傾動角θに補正傾動角Δθ
を与える。傾動角θは上下限値を設定しておき、この範
囲内で前記補正を行う。
【0019】原料衝突判定部10における振動判定で
は、例えば原料の衝突が無い場合の振動(振動数や振幅
など)を予め求めてこれを設定しておき、振動感知セン
サー8からの振動検出信号と前記振動設定値とを比較
し、振動検出信号が振動設定値を越えた場合に、原料A
の衝突と判定し、衝突検知信号を旋回シュート駆動制御
装置11に出力する。
【0020】旋回シュート駆動制御装置11では、前記
衝突検知信号により補正傾動角Δθを旋回シュート4の
傾動装置5に出力し、これにより旋回シュート4の傾動
角が微調整される。傾動角θの上下限値の範囲内で±Δ
θを与えて衝突がなくなるまで前記補正を繰り返す。
【0021】また、振動数や振幅から原料Aが底面4a
に衝突しているか、補強用ビーム4bに衝突しているか
判定し、それぞれに対応した衝突検出信号を旋回シュー
ト駆動制御装置11に出力し、補正傾動角Δθの方向を
決定するようにしてもよい。
【0022】さらに、振動検出信号と振動設定値との差
を求めることにより、衝突の大きさを検出し、この衝突
の大きさに比例した衝突量信号を出力し、衝突の大きさ
に比例した補正傾動角θが得られるようにしてもよい。
【0023】電流検出器9からの検出信号も、原料衝突
状況判定部10で同様に判定される。回転駆動装置で
は、原料Aが旋回中の旋回シュート4に衝突すると、回
転負荷が増大することにより、電動モータ6の負荷電流
が増加するため、予め衝突が無い場合の電流値を求めて
設定しておき、検出電流値がこの設定電流値を越える
と、衝突と判定し、衝突検知信号あるいは衝突量に応じ
た衝突量信号を旋回シュート駆動制御装置11に出力す
る。
【0024】振動検出と電流検出は、両方が設定値を越
えた場合に衝突と判定してもよいし、いずれか一方が設
定値を越えた場合に衝突と判定してもよい。また、傾動
角θの微調整に加えて、炉頂バンカー1のゲート12の
開度(図4参照)を同様に調整するようにしてもよい。
この場合、衝突が検出されると、ゲート12の開度を小
さくして原料流の幅を狭くする。
【0025】次に、図2に示すのは、原料衝突状況に応
じて旋回シュート4の傾動角θのみを微調整した場合の
層頂プロフィール変化の例であり、炉中心部に装入した
原料の堆積状態が改善されていることがわかる。
【0026】図3は同様に原料衝突状況により旋回シュ
ート4の傾動角θを微調整した前後における中心装入原
料の拡がり状況と中心部のガス利用率の変化を示したも
ので、旋回シュート傾動角調整により原料の拡がりが縮
小し、中心部ガス利用率が低下しているのがわかる。中
心部ガス利用率の低下は、中心ガス流が安定に確保され
ていることを示しており、高炉操業を安定して行うこと
ができる。
【0027】なお、振動感知センサー8は旋回シュート
に限らず、垂直シュート3あるいは回転駆動機構7等に
取付けてもよい。
【0028】
【発明の効果】前述の通り、この発明は、振動感知セン
サーにより旋回シュートの振動を検出し、あるいは旋回
シュート駆動装置の負荷電流値を検出することにより、
旋回シュートと原料の衝突状況を常時検知し、この衝突
状況に応じて旋回シュートの傾動角あるいは原料バンカ
ーのゲート開度を調整するようにしたため、旋回シュー
トへの衝突による原料の飛散を解消し、原料を炉中心部
へ確実に安定して装入することができ、安定した高炉操
業に必要な安定な中心ガス流を得ることができる。ま
た、原料装入設備を改造することなく、通常の旋回シュ
ートにより原料の炉中心部装入を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る高炉原料装入方法の実施状態を
示す説明図である。
【図2】従来と本発明の層頂プロフィールの変化を示す
グラフである。
【図3】本発明の中心装入原料の拡がり状況と中心部ガ
ス利用率の変化を示すグラフである。
【図4】高炉における炉中心部原料装入の実施状態を示
す概略図である。
【図5】旋回シュートにおける炉中心部への原料装入状
態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 炉頂バンカー 2 集合ホッパー 3 垂直シュート 4 旋回シュート 4a 底面 4b 補強用ビーム 5 傾動装置 6 電動モータ 7 回転駆動機構 8 振動感知センサー 9 電流検出器 10 原料衝突状況判定部 11 旋回シュート駆動制御装置 12 ゲート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料バンカーからの原料を傾動角が調整
    可能で水平旋回可能な旋回シュートを介して炉内に装入
    するに際し、 前記旋回シュートあるいはその駆動部に設置した振動感
    知センサーにより旋回シュートの振動を検出し、または
    旋回シュート駆動装置の電源回路に設置した電流検出器
    により負荷電流値を検出し、この振動検出信号または負
    荷電流検出信号から炉内中央部への原料装入時における
    旋回シュートと原料の衝突状況を検知し、この衝突状況
    に応じて旋回シュートの傾動角、または原料バンカーの
    ゲート開度を調整することを特徴とする高炉原料装入方
    法。
JP21121093A 1993-08-26 1993-08-26 高炉原料装入方法 Pending JPH0762411A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21121093A JPH0762411A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 高炉原料装入方法

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JP21121093A JPH0762411A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 高炉原料装入方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10334417A1 (de) * 2003-06-20 2005-01-05 Z & J Technologies Gmbh Ofenkopf bzw. Gichtverschluß
KR101277883B1 (ko) * 2011-09-28 2013-06-21 현대제철 주식회사 고로의 선회 슈트 장치
CN103866068A (zh) * 2012-12-18 2014-06-18 秦皇岛秦冶重工有限公司 用于高炉溜槽布料器上的振动检测装置及高炉溜槽布料器

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US6948930B2 (en) 2003-06-20 2005-09-27 Z&J Technologies Gmbh Furnace head or furnace throat seal
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