JPH0762348A - [2−(4−シクロヘキシルシクロヘキシル)エチル]ベンゼン誘導体 - Google Patents

[2−(4−シクロヘキシルシクロヘキシル)エチル]ベンゼン誘導体

Info

Publication number
JPH0762348A
JPH0762348A JP5216653A JP21665393A JPH0762348A JP H0762348 A JPH0762348 A JP H0762348A JP 5216653 A JP5216653 A JP 5216653A JP 21665393 A JP21665393 A JP 21665393A JP H0762348 A JPH0762348 A JP H0762348A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trans
liquid crystal
mixture
general formula
crystal composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5216653A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Takehara
貞夫 竹原
Haruyoshi Takatsu
晴義 高津
Masashi Osawa
政志 大澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP5216653A priority Critical patent/JPH0762348A/ja
Publication of JPH0762348A publication Critical patent/JPH0762348A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(I) 【化1】 (R1:C1〜12のアルキル基、X1〜X4:水素原子又
は重水素原子、但し少なくとも1個は重水素原子、Y1
及びY2:H又はF、Z:F、Cl、CN、R2、O
2、OCN、CF3、OCF3、OCHF2又はOCH2
CF3、R2:C1〜12のアルキル基又はアルケニル基)
で表わされる化合物の少なくとも2種からなる混合物。 【効果】 この混合物は、市販の入手容易な化合物から
工業的にも容易に製造することができる。また、他の液
晶化合物との相溶性にも優れており、現在汎用されてい
る液晶材料の問題点であった、低温領域での結晶析出を
改善し、−20℃でも長期間結晶が析出しない液晶組成
物を調製することができる。しかも、添加により液晶組
成物の電気光学的特性を低減させることもなく、ネマチ
ック相の上限温度を大きく低下させることもない。従っ
て、低温領域で使用される液晶表示装置、特にTN、S
TN、アクティブマトリクス表示装置の構成材料として
極めて有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気光学的液晶表示材料
の特性を改善することができる、重水素原子を有する液
晶化合物からなる混合物に関し、更に詳しくは、低温領
域で長期間結晶を析出させない優れた効果を有する[2
−(4−シクロヘキシルシクロヘキシル)エチル]ベン
ゼン誘導体の混合物に関し、更にこの混合物の製造中間
体として有用なシクロヘキサンエタナール誘導体及びこ
の混合物に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、時計、電卓をはじめと
して、各種測定機器、自動車用パネル、ワープロ、電子
手帳、プリンター、コンピューター、テレビ等に用いら
れるようになっている。液晶表示方式としては、その代
表的なものにTN(捩れネマチック)型、STN(超捩
れネマチック)型、DS(動的光散乱)型、GH(ゲス
ト・ホスト)型あるいはFLC(強誘電性液晶)等があ
り、また駆動方式としても従来のスタティック駆動から
マルチプレックス駆動が一般的になり、最近ではこのよ
うな単純マトリックス駆動から、TFT(Thin Film Tr
ansistor)やMIM(Metal-Insulator-Metal)等を用
いたアクティブマトリックス駆動が実用化されている。
【0003】これらの表示方式や駆動方式に応じて、液
晶組成物に種々の特性が要求されているが、液晶相の温
度範囲が低温から高温まで広く、広い温度範囲で駆動で
きることは、表示方式や駆動方式によらず、どの液晶組
成物にも共通して要求されている重要な特性である。
【0004】現在までのところ、こうした要求特性を単
独で満たす液晶化合物は知られておらず、種々の液晶化
合物を混合することによって所望の特性を有する液晶組
成物を得ているのが現状である。
【0005】このうち、幅広い温度範囲で液晶相を示す
液晶組成物を得るために、液晶相の温度領域の異なる種
々の液晶化合物を混合する方法が用いられている。この
ような手法を用いる場合、例えば、液晶組成物のネマチ
ック相−等方性液体相転移温度(以下、TN-I点とい
う。)を上昇させる場合には、TN-I点の高い液晶化合
物の混合割合を高くすればよい。しかしながら、このよ
うな化合物はネマチック相の下限温度(以下、TC-N
という。)も高いので、必然的に得られる液晶組成物の
C-N点も上昇してしまい、低温で結晶が析出してしま
うものが多く、実用的な液晶組成物として用いることが
できなくなる場合が多い。
【0006】このようなことから、ネマチック相の温度
範囲が低温領域から高温領域まで広い実用的な液晶組成
物を調製する場合には、一般的に融点の低い液晶化合物
と室温付近でネマチック相を示す液晶化合物とTN-I
の高い化合物を、経験的に10〜20種類混合すること
により、液晶相の温度範囲を調整している。
【0007】しかしながら、温度範囲を拡大すると同時
に、実際には使用目的に応じて、電気光学的特性や粘性
も最適化しなければならないため、液晶組成物の構成成
分となる液晶化合物としては、他の化合物との相溶性も
含めて数々の要求特性をある程度満たすものでなければ
使用できない。従って、数多い液晶化合物の中でも、実
用的な液晶組成物を調製する上で使用できる化合物の選
択範囲はかなり限定される。
【0008】また、前述の(1)の液晶相の温度範囲の
広い液晶組成物としては、液晶組成物のTC-N点が低い
ことが要求されるが、実際には、TC-N点よりも高い温
度であっても、結晶が析出する材料も少なくないので、
信頼性の高い液晶表示装置には、低温領域でも液晶組成
物中に結晶が析出せず、表示画面全体に環境温度による
表示欠陥のないことが要求される。
【0009】液晶組成物のTC-N点は、個々の液晶単体
物質で構成される混合系組成物が過冷却現象を示す場合
が多いので、TC-N点は液晶組成物を液体窒素等で固化
あるいはガラス状態に充分低温(例えば−70℃)に冷
却して結晶化をはかり、しかるのちに温度を徐々に上昇
させながら固体からネマチック相への転移温度を測定
し、これをもってTC-N点としている。
【0010】しかしながら、成分数が10〜20種類の
実用的な液晶組成物の場合、共融混合物ではないため、
前述の測定に基づくネマチック相の下限温度より高い温
度で保存したとしても、結晶が析出してしまいう場合が
多々あり、結局駆動可能な温度範囲は狭められてしま
う。
【0011】例えば、TC-N点が−70℃であるにもか
かわらず、室温で結晶が析出するというものも珍しくな
い。また、前述のように車載用あるいは航空機用などに
は−40℃から110℃までの幅広い温度範囲で安定に
ネマチック相を示すことが要求されているが、−55℃
の低温で保存しても結晶が析出しない液晶組成物は現在
のところ得られていない。そのため、実際に車載用とし
て汎用されている液晶組成物でさえ、例えば、−25℃
で保存すると1週間程度で結晶が析出してしまうものも
ある。
【0012】このような例からも、液晶組成物のTC-N
点が非常に低くても、それより高い温度で結晶が析出し
ないとは限らないので、前述の(1)の特性を満たすも
のとしては、TC-N点が低いことではなく、低温領域で
も結晶が析出しないことが高い信頼性を得るために必要
とされる。
【0013】以上述べたように、液晶組成物はその表示
方式や駆動方式に適応するように種々の液晶化合物を混
合することによって調製されるが、現在使用されている
液晶化合物だけでは特性の改善には限界がある。特に、
汎用の液晶組成物は電気光学的特性を満足することに主
眼が置かれて組成設計されている場合多い。しかしなが
ら、そのような汎用の液晶組成物の中でも、特にTFT
やMIM等のアクティブマトリクス駆動方式用の液晶組
成物や、STN液晶表示装置用の液晶組成物において
は、(1)の液晶相の温度範囲が広いものであって、且
つ低温領域で結晶が析出しないことで、実用上高い信頼
性を得ている材料はほとんど存在しない。
【0014】現在、ある程度電気光学的特性を満足して
いるとされている汎用の液晶組成物は、その使用目的に
より温度は異なるが、比較的低い温度で保存しても約1
カ月間結晶が析出しなければ、信頼性の高い実用液晶と
して認識されている。
【0015】しかしながら、このような液晶組成物を用
いた場合、それを構成材料とする液晶表示装置は使用す
る環境温度が当然制限されている。このようなことか
ら、より低温でも結晶が析出しない、信頼性の高い液晶
組成物であって、各種の表示方式や駆動方式に要求され
る電気光学的特性を充分に満足する液晶組成物が必要と
されているが、このような液晶組成物は現在のところ得
られていない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、各種液晶表示装置に用いられている液晶組
成物の電気光学的特性を低減させることなく、低温領域
で長期間結晶を析出させず、実質的に駆動可能な温度範
囲を拡大することができる混合物を提供し、またその混
合物の製造中間体を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、一般式(I)
【0018】
【化3】
【0019】(式中、R1は炭素原子数1〜12のアル
キル基を表わすが、炭素原子数1〜7の直鎖状アルキル
基が好ましい。X1、X2、X3及びX4はそれぞれ独立的
に水素原子(H)又は重水素原子(D)を表わすが、少
なくとも1個は重水素原子(D)を表わし、Y1及びY2
はそれぞれ独立的に、水素原子又はフッ素原子を表わ
し、Zはフッ素原子、塩素原子、シアノ基、−R2、−
OR2、−OCN、−CF3、−OCF3、−OCF2H又
は−OCH2CF3を表わし、R2は炭素原子数1〜12
のアルキル基又は炭素原子数2〜12のアルケニル基を
表わすが、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、炭素原子
数1〜7の直鎖状アルキル基若しくはアルコキシル基、
炭素原子数2〜7のアルケニル基若しくはアルケニルオ
キシ基、−OCF3又は−OCH2CF3が好ましく、シ
クロヘキサン環はトランス配置である。)で表わされる
化合物の少なくとも2種からなる混合物を提供する。
【0020】上述のように、本発明の一般式(I)の混
合物の特徴は、各化合物におけるX 1、X2、X3及びX4
はそれぞれ独立的に、水素原子(H)又は重水素原子
(D)を表わすが、そのうち少なくとも1個は重水素原
子(D)である点にある。従って、R1、Y1、Y2及び
Zが同一である一般式(I)の化合物の場合、X1〜X4
のうちの重水素原子の位置あるいは数の違いによって、
立体異性体を含めると10種の化合物が存在し得ること
になる。
【0021】この数種の各異性体は単体として用いるこ
ともできるが、製造工程が複雑になるので、実用上好ま
しくない。むしろ、単体を分離することなく、混合物の
状態で用いることにより、低温域における結晶析出が起
こりにくくなることや、他の液晶化合物との相溶性が向
上するといった優れた効果がより顕著になる。
【0022】本発明の一般式(I)の混合物において、
前述のような優れた効果を得るためには、一般式(I)
で表わされる2種以上の化合物における重水素原子
(D)の総数が、X1、X2、X3及びX4の総数に対し
て、50%以上であることが好ましく、50%以上90
%未満の範囲にあることが特に好ましい。
【0023】液晶化合物において、水素原子(H)を重
水素原子(D)で置換することは既に知られており、下
記に示すように数例の報告がある。
【0024】1) H.Gasparoux等,Ann.ReV.Phys.Chem.,2
7, 175(1976) 2) G.W.Gray等, Mol.Cryst.Liq.Cryst.,41, 75(1977) 3) A.J.Leadbetter等, J.Phys.[Paris]coll C3, 40,
125(1979) 4) A.Kolbe等, Z.Naturforsch.,23a, 1237(1968) 5) J.D.Rowell等, J.Chem.Phys.,43, 3442(1965) 6) W.D.Philips等, J.Chem.Phys.,41, 2551(1964) 7) A.F.Martins等, Mol.Cryst.Liq.Cryst.,14, 75(197
7) 8) E.T.Samulski等, Phys.Rev.Lett.,29, 340(1972) 9) H.Zimmermann等, Liquid Crystals.,4, 591(1989)
【0025】これらの報告において、4−アルコキシ安
息香酸のカルボキシル基中の水素原子(H)を重水素原
子(D)で置換した例(文献1))以外は、すべて側鎖中
の水素原子(H)を重水素原子(D)で置換するか、あ
るいはベンゼン環の水素原子(H)を重水素原子(D)
で置換した例のみであり、本発明の一般式(I)の化合
物のように、シクロヘキサン環の水素原子(H)が重水
素原子(D)に置換された例は知られていなかった。
【0026】また、これらの公知文献に示された例は単
一化合物であって、本発明のように混合物ではなく、水
素原子(H)を重水素原子(D)に置換した化合物は、
非置換の化合物に比べて何等特徴を有するものではなか
った。
【0027】本発明の一般式(I)の混合物は、例え
ば、以下のようにして製造することができる。即ち、一
般式(IV)
【0028】
【化4】
【0029】(式中、R1は一般式(I)におけると同
じ意味を表わす。)で表わされるトランス−4−(トラ
ンス−4−アルキルシクロヘキシル)シクロヘキサンカ
ルバルデヒドに代えて、一般式(II)
【0030】
【化5】
【0031】(式中、R1は炭素原子数1〜12のアル
キル基を表わし、X1、X2、X3及びX 4はそれぞれ独立
的に水素原子(H)又は重水素原子(D)を表わすが、
少なくとも1個は重水素原子(D)を表わし、nは0又
は1を表わし、シクロヘキサン環はトランス配置であ
る。)で表わされるトランス−4−(4−アルキルシク
ロヘキシル)シクロヘキサンカルバルデヒドの2種以上
からなる混合物を中間体として用いることにより、重水
素置換されていない非置換のCCEP骨格を有する化合
物の場合と全く同様にして製造することができる。
【0032】本発明の一般式(II)においてn=0の
化合物は新規な化合物であり、例えば、下記の化合物か
ら以下のようにして製造することができる。
【0033】
【化6】
【0034】(式中、R1、X1、X2、X3及びX4は一
般式(I)におけると同じ意味を表わし、Phはフェニル
基を表わす。) 4−(トランス−4−アルキルシクロヘキシル)シクロ
ヘキサノンをジクロロメタン等の非プロトン性溶媒に溶
解し、アルコラート等の塩基存在下に重水と反応させる
ことにより、2位が重水素置換された4−(トランス−
4−アルキルシクロヘキシル)シクロヘキサノンを得る
ことができる。反応は室温〜溶媒の還流温度が望まし
く、また、反応を促進するために、臭化テトラブチルア
ンモニウム等の4級アンモニウム塩を共存させることも
好ましい。次にこれを式(V)のウィッティヒ反応剤と
反応させ、加水分解後、得られたシクロヘキサン環のシ
ス,トランス及びトランス,トランスの異性体混合物を
塩基でトランス,トランスに異性化させて一般式(I
I)においてn=0の化合物を得ることができる。
【0035】前述のように一般式(I)で表わされる化
合物は、単一の化合物として用いるより、2種以上の化
合物の混合物として用いることが好適であり、その製造
中間体としても、一般式(II)においてn=0の2種
以上の化合物からなる混合物であることが好ましい。
【0036】前述のように一般式(I)の優れた効果を
示すためには、一般式(I)の化合物からなる混合物に
おいて、X1〜X4の総数に対する重水素原子(D)の数
の割合が50%以上であることが好ましいが、同様に、
一般式(II)においてn=0である化合物も、X1
4の総数に対する重水素原子(D)の数の割合が50
%以上であることが好ましく、50%以上90%未満で
あることが特に好ましい。
【0037】
【化7】
【0038】(式中、R1、X1、X2、X3及びX4は一
般式(I)におけると同じ意味を表わす。) この一般式(II)の化合物からなる混合物を、一般式
(V)のウィッティヒ反応剤と再度反応させることによ
り、一般式(II)においてn=1の重水素置換された
トランス−4−(4−アルキルシクロヘキシル)シクロ
ヘキサンエタナールからなる混合物を得ることができ
る。
【0039】この一般式(II)においてn=1の化合
物も新規な化合物であり、本発明はこの化合物及びこの
化合物の少なくとも2種からなる混合物をも提供する。
本発明の一般式(I)の化合物の2種以上からなる混合
物は、この一般式(II)においてn=1である化合物
の少なくとも2種からなる混合物を中間体として、その
1、Y2及びZに応じて、例えば、以下のようにして製
造することができる。
【0040】イ) 一般式(I)において、Z=F、R
2、−OR2、−CF3又は−OCF3の混合物の製造方法
【0041】
【化8】
【0042】(式中、Y1、Y2、R1、X1、X2、X3
4、Z及びR2は一般式(I)におけると同じ意味を表
わす。) 一般式(VI)の4−ブロモ体を直接、マグネシウムで
グリニヤール反応剤として一般式(II)においてn=
1の混合物と反応させ、得られたベンジルアルコール誘
導体を脱水してスチレン誘導体とし、次いで水素添加し
て得ることができる。
【0043】ロ) 一般式(I)において、Z=−OR
2又は−OCH2CF3の混合物の製造方法
【0044】
【化9】
【0045】(式中、R1、X1、X2、X3、X4、Y1
2及びR2は一般式(I)におけると同じ意味を表わ
す。) 上記イ)において、一般式(VI)の4−ブロモ体とし
て、Z=−OCH3である化合物を用いる以外はイ)と
同様にして、一般式(I)においてZ=−OCH3であ
る化合物を得ることができる。これを脱メチル化(ヨウ
化トリメチルシリル、三臭化ホウ素、塩化アルミニウ
ム、臭化水素酸等を用いることができる。)して一般式
(VII)のフェノール誘導体を製造する。この一般式
(VII)の化合物を塩基存在下に、R2又はWCH2
3(式中、Wは臭素原子、沃素原子又はp−トルエン
スルホニル基等の脱離基を表わす。)と反応させること
により、上記化合物を製造することができる。
【0046】あるいはこの一般式(VII)のフェノー
ル誘導体は、一般式(XI)
【0047】
【化10】
【0048】のアニリン誘導体を硫酸水溶液中で亜硝酸
ナトリウムと反応させてジアゾニウム塩とし、これを分
解することによっても得ることができる。
【0049】ハ) 一般式(I)において、Z=−OC
2Hの混合物の場合
【0050】
【化11】
【0051】(式中、R1、X1、X2、X3、X4、Y1
びY2は一般式(I)におけると同じ意味を表わす。) 前述のロ)において、一般式(VII)の化合物を蟻酸
エステルとし、これを三弗化ジメチルアミノ硫黄(DA
ST)等によりフッ素化することにより得ることができ
る。
【0052】ニ) 一般式(I)において、Z=−CN
の混合物の場合
【0053】
【化12】
【0054】(式中、Y1、Y2、R1、X1、X2、X3
びX4は一般式(I)におけると同じ意味を表わす。) 前述のイ)において、一般式(VI)においてZ=Hに
相当する化合物を用いる以外はイ)と同様にして、一般
式(I)においてZ=Hに相当する一般式(VIII)
の化合物を得る。
【0055】
【化13】
【0056】(式中、R1、X1、X2、X3、X4、Y1
びY2は一般式(I)におけると同じ意味を表わす。) 前述の一般式(VIII)の化合物をルイス酸存在下に
シュウ酸クロリドと反応させて酸クロリドとし、次いで
アンモニアと反応させて一般式(IX)のアミドを得
る。これを塩化チオニル等で脱水することにより、一般
式(I)において、Z=−CNの混合物を得ることがで
きる。
【0057】
【化14】
【0058】(式中、R1、X1、X2、X3、X4、Y1
びY2は一般式(I)におけると同じ意味を表わす。) あるいは、上記中間体の酸クロリドは一般式(VII
I)の化合物をアセチル化した後、アルカリ水溶液中、
臭素で酸化して一般式(X)のカルボン酸とし、次いで
塩化チオニル等の塩素化剤と反応させても得ることがで
きる。
【0059】
【化15】
【0060】また、前述の一般式(I)においてZ=−
CNの混合物は、一般式(VIII)の化合物を沃素/
過沃素酸により直接沃素化し、次いでシアン化銅(I)
と反応させることによっても得ることができる。
【0061】ホ) 一般式(I)において、Z=Clの
混合物の場合
【0062】
【化16】
【0063】(式中、R1、X1、X2、X3、X4、Y1
びY2は一般式(I)におけると同じ意味を表わす。) 一般式(IX)のアミドをアルカリ水溶液中で臭素と反
応させることにより、一般式(XI)のアニリン誘導体
を得る。これを塩酸存在下に亜硝酸ナトリウムと反応さ
せてジアゾニウム塩とし、これを塩化銅(I)で分解する
ことにより、一般式(I)において、Z=Clの混合物
を得ることができる。
【0064】ヘ) 一般式(I)において、Z=−OC
Nの混合物の場合
【0065】
【化17】
【0066】(式中、R1、X1、X2、X3、X4、Y1
びY2は一般式(I)におけると同じ意味を表わす。) 一般式(VII)のフェノール誘導体をトリエチルアミ
ン等の塩基性物質存在下に臭化シアンと反応させること
により、一般式(I)において、Z=−OCNの混合物
を得ることができる。
【0067】
【化18】
【0068】(式中、R1、X1、X2、X3、X4、Y1
2及びR2は一般式(I)におけると同じ意味を表わ
す。) これまで説明してきた各製造工程において、Y1及びY2
の少なくとも一方がFである化合物の場合に、前述の
イ)の工程では対応する一般式(VI)の化合物を入手
しにくい場合がある。あるいは前述のニ)の工程では置
換基Zを所望の位置に選択的に導入することが困難な場
合もある。こうした場合には、前記中間体の一般式(V
III)をブチルリチウム等でリチオ化して一般式(X
II)のフェニルリチウム誘導体とし、これを直接アル
キル化するか(一般式(I)においてZ=R2の化合物
の場合)、あるいは二酸化炭素と反応させることにより
一般式(X)のカルボン酸を得て、これから前述の方法
により得ることができる。
【0069】斯くして得られる一般式(I)の化合物か
らなる混合物の例をその相転移温度とともに第1表に掲
げる。
【0070】
【表1】
【0071】(表中、Crは結晶相を、Smはスメクチ
ック相を、Nはネマチック相を、Iは等方性液体相をそ
れぞれ表わす。また、#は結晶化しないためその融点が
不明であることを示す。また( )内はモノトロピック
な相であることを示す。またD化率はその混合物におけ
るX1〜X4の総数に対する重水素原子(D)の数の割合
を示したものである。) この一般式(I)の混合物は、汎用の液晶組成物に添加
することにより、得られる液晶組成物の低温領域におけ
る結晶析出の問題を解決することができる。
【0072】例えば、現在汎用されている母体液晶
(A)
【0073】
【化19】
【0074】(式中、「%」は「重量%」を意味す
る。) 80重量%及び第1表中の(No.1)の混合物20重
量%から成る液晶組成物(M−1)を調製した。この液
晶組成物(M−1)は65.4℃以下でネマチック相を
示した。この組成物を−20℃で保存したところ、2週
間経過後も結晶の析出は認められなかった。
【0075】これに対し、母体液晶(A)80重量%及
び(No.1)の化合物の類似構造を有するが、重水素
置換されていない式(R−1)
【0076】
【化20】
【0077】の化合物20重量%からなる液晶組成物
(MR−1)を調製した。この液晶組成物(MR−1)
は65.6℃以下でネマチック相を示した。また、上記
と同様にして−20℃で保存したところ、5日後には結
晶の析出が認められた。
【0078】次に、特にアクティブマトリックス用とし
て好適な母体液晶(B)
【0079】
【化21】
【0080】(式中、「%」は「重量%」を意味す
る。)を調製した。この母体液晶(B)は116.7℃
以下でネマチック相を示し、融点は11℃である。
【0081】この母体液晶(B)70重量%及び(N
o.4)の混合物30重量%からなる液晶組成物(N−
4)を調製した。この液晶組成物(N−4)を0℃で保
存したところ、2週間経過後も結晶は認められなかっ
た。
【0082】これに対し、母体液晶(B)70重量%及
び、(No.4)の化合物の類似構造を有するが、重水
素置換されていない式(R−4)
【0083】
【化22】
【0084】の化合物30重量%からなる液晶組成物
(NR−4)を調製した。この液晶組成物(NR−4)
を同様にして0℃で保存したところ、1日で完全に結晶
化した。また、融点を測定したところ6℃であった。
【0085】以上のことから、本発明の一般式(I)で
表わされる化合物の混合物は、低温領域で長期間結晶が
析出しない液晶組成物を調製する上で極めて有用であ
る。
【0086】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、本発明を更に
説明する。しかしながら、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。
【0087】各化合物の構造は、重水素化されていない
既知の化合物と、キャピラリーガスクロマトグラフ及び
薄層クロマトグラフを比較し、同一の保持時間(あるい
はRf値)を示すこと、及び核磁気共鳴スペクトル(N
MR)、質量スペクトル(MS)、赤外吸収スペクトル
(IR)等により確認した。またD化率はNMRにより
測定したが、その測定に用いたNMRは日本電子(株)
製JNM−GSX400(400MHz1H)である。
但し、一般式(I)あるいは一般式(II)においてn
=1である化合物の混合物におけるD化率は、その中間
体である一般式(II)においてn=0である化合物の
混合物におけるD化率と同一とみなした。
【0088】なお、化合物名及び構造式の前に記した
「d4−」は、各構造式において、X1〜X4の置換基の
うち、少なくとも1個が重水素原子(D)である化合物
からなる混合物であることを表わす。また、組成物にお
ける「%」は「重量%」を表わす。
【0089】(参考例1) 4−(トランス−4−プロ
ピルシクロヘキシル)シクロヘキサノンの重水素化
【0090】
【化23】
【0091】ナトリウムメトキシド6.1gを重水(D
化率:99.8%)50mlに溶解した。この溶液に、
ジクロロメタン50mlに溶解した4−(トランス−4
−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキサノン50gを
加え、更に臭化テトラブチルアンモニウム0.25gを
加えて、溶媒の還流温度で13時間加熱攪拌した。放冷
した後、有機層を分離し、水層はジクロロメタンで抽出
した後回収した。これに有機層を併せ、水で洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで脱水乾燥した。
【0092】溶媒を溜去して、d4−4−(トランス−
4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキサノン50.
7gを得た。NMRによりD化率を測定したところ、約
82%であった。
【0093】(参考例2〜4)参考例1と同様にして、
4−4−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)シ
クロヘキサノン、d4−4−(トランス−4−ブチルシ
クロヘキシル)シクロヘキサノン及びd4−4−(トラ
ンス−4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキサノン
を得た。NMRによりD化率を測定したところ、約80
%、約84%及び約85%であった。
【0094】(実施例1) d4−4−(トランス−4
−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキサンカルバルデ
ヒドの合成
【0095】
【化24】
【0096】塩化メトキシメチルトリフェニルホスホニ
ウム130gをテトラヒドロフラン(THF)400m
lに懸濁させた。この懸濁液を氷冷し、t−ブトキシカ
リウム43gをゆっくり添加し、0℃で1時間攪拌し
た。この反応液に、上記参考例1で得られたd4−4−
(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキ
サノン60gのTHF300ml溶液を、同温度で30
分間で滴下した。更に30分攪拌した後、室温に戻し、
水200mlを加えた。水層を分液除去し、有機層を濃
縮し、ヘキサン300mlを加えて不溶物を濾別した。
沈澱はヘキサンで洗滌し、濾液を集めて濃縮した。得ら
れた油状の粗生成物をTHF300mlに溶解し、10
%塩酸300mlを加え、1時間加熱攪拌した。放冷し
た後、反応生成物を酢酸エチル300mlで抽出し、抽
出液を水で洗滌した後、溶媒を溜去した。得られた残渣
(油状物)をエタノール500mlに溶解し、20%水
酸化ナトリウム水溶液50mlを加え、2時間攪拌し
た。水500mlを加え、析出した沈澱を濾過した。沈
澱は水400ml、次いでメタノール400mlで洗浄
し、更に減圧下に乾燥して、d4−4−(トランス−4
−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキサンカルバルデ
ヒドの白色結晶57.7gを得た。NMRによりD化率
を測定したところ、約81%であった。
【0097】(実施例2〜4)実施例1において、d4
−4−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)シク
ロヘキサノンに代えて、参考例2のd4−4−(トラン
ス−4−エチルシクロヘキシル)シクロヘキサノン、参
考例3のd4−4−(トランス−4−ブチルシクロヘキ
シル)シクロヘキサノンあるいは参考例4のd4−4−
(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキ
サノンをそれぞれ用いることにより、d 4−4−(トラ
ンス−4−エチルシクロヘキシル)シクロヘキサンカル
バルデヒド、d4−4−(トランス−4−ブチルシクロ
ヘキシル)シクロヘキサンカルバルデヒド及びd4−4
−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘ
キサンカルバルデヒドを得た。NMRによりD化率を測
定したところ約80%、約84%及び約85%であっ
た。
【0098】(実施例5) d4−4−(トランス−4
−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキサンエタナール
の合成
【0099】
【化25】
【0100】塩化メトキシメチルトリフェニルホスホニ
ウム117gをTHF350ml中に懸濁させ、氷冷し
た。t−ブトキシカリウム38gをゆっくり添加し、1
時間攪拌した。実施例1で得られたd4−4−(トラン
ス−4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキサンカル
バルデヒド57.7gをTHF300mlに溶解し、同
温度で30分で滴下した。更に30分攪拌した後に室温
に戻し、水200mlを加えた。有機層を濃縮し、ヘキ
サン300mlを加えて溶解し、不溶のトリフェニルホ
スフィンオキシドを濾別した後、メタノール/水=1/
1の混合溶媒300mlで洗滌した。ヘキサン層を濃縮
し、得られた油状の粗生成物をTHF300mlに溶解
し、10%塩酸300mlを加え、1時間溶媒の還流下
に加熱攪拌した。放冷した後、反応生成物を酢酸エチル
300mlで抽出し、抽出液を水で洗滌した後、無水硫
酸ナトリウムで脱水乾燥し、溶媒を溜去して、d4−4
−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘ
キサンエタナールの白色結晶58gを得た。
【0101】(実施例6〜8)実施例5において、d4
−4−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)シク
ロヘキサンカルバルデヒドに代えて、実施例2のd4
4−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)シクロヘ
キサンカルバルデヒド、実施例3のd4−4−(トラン
ス−4−ブチルシクロヘキシル)シクロヘキサンカルバ
ルデヒドあるいは実施例4のd4−4−(トランス−4
−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキサンカルバルデ
ヒドを用いることにより、d4−4−(トランス−4−
エチルシクロヘキシル)シクロヘキサンエタナール、d
4−4−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)シク
ロヘキサンエタナール及びd4−4−(トランス−4−
ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキサンエタナールを
それぞれ得た。
【0102】(実施例9) d4−3,4−ジフルオロ
−1−[2−[トランス−4−(トランス−4−プロピ
ルシクロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]ベンゼン
(No.1)の合成
【0103】
【化26】
【0104】(9−a) d4−1−(3,4−ジフル
オロフェニル)−2−[4−(トランス−4−プロピル
シクロヘキシル)シクロヘキシル]エタノールの合成 乾燥したTHF10ml中に削り状マグネシウム2.8
gを加えた。これに1−ブロモ−3,4,−ジフルオロ
ベンゼン18.5gのTHF90ml溶液を、穏やかな
還流が持続する速度で滴下した。滴下終了後、更に1時
間攪拌した後、放冷した。氷冷下、実施例5で得られた
4−4−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)
シクロヘキサンエタナール20gのTHF100ml溶
液を、内温が40℃を超さないよう注意して1時間で滴
下した。室温で更に1時間攪拌した後、攪拌しながら稀
塩酸を水層が弱酸性となるまで加えた。反応生成物を酢
酸エチル200mlで抽出し、有機層を水、次いで飽和
食塩水で洗滌し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒
を減圧下に溜去して得られた油状物をトルエン150m
lに溶解し、p−トルエンスルホン酸1水和物0.8g
を加え、還流下に6時間加熱攪拌した。放冷した後、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで水で洗滌し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を溜去して得られた粗
生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン)を用いて精製して、d4−3,4−ジフルオロ−1
−[2−[トランス−4−(トランス−4−プロピルシ
クロヘキシル)シクロヘキシル]エテニル]ベンゼン2
2.0gを得た。
【0105】(9−b) d4−3,4−ジフルオロ−
1−[2−[トランス−4−(トランス−4−プロピル
シクロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]ベンゼンの
合成 上記(9−a)で得られたd4−3,4−ジフルオロ−
1−[2−[トランス−4−(トランス−4−プロピル
シクロヘキシル)シクロヘキシル]エテニル]ベンゼン
の全量を、酢酸エチル150mlに溶解した。これに
2.2gのパラジウム炭素を加え、水素圧2Kg/cm
2で3時間室温で攪拌した。セライト濾過により触媒を
除去し、減圧下に溶媒を溜去して、d4−3,4−ジフ
ルオロ−1−[2−[トランス−4−(トランス−4−
プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]ベ
ンゼン22gを得た。これをシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン)を用いて精製し、更にエタノー
ル/ヘキサン混合溶媒(9/1)から再結晶させて精製
して、精製物17.5gを得た。相転移温度:49℃
(Sm→N),117.5℃(N−I)
【0106】(比較例1) 3,4−ジフルオロ−1−
[2−[トランス−4−(トランス−4−プロピルシク
ロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]ベンゼンの合成 実施例1において、d4−4−(トランス−4−プロピ
ルシクロヘキシル)シクロヘキサノンに代えて、全く重
水素化されていない4−(トランス−4−プロピルシク
ロヘキシル)シクロヘキサノンを用いた以外は実施例
1、5及び9と同様にして、重水素化されていない3,
4−ジフルオロ−1−[2−[トランス−4−(トラン
ス−4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]エ
チル]ベンゼンを得た。この化合物の相転移温度は以下
の通りであった。 相転移温度: 19℃(Cr→Sm),50℃(Sm−
N),118.5℃(N−I)
【0107】(実施例10) d4−3,4−ジフルオ
ロ−1−[2−[トランス−4−(トランス−4−ブチ
ルシクロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]ベンゼン
(No.2)の合成 実施例9において、d4−4−(トランス−4−プロピ
ルシクロヘキシル)シクロヘキサンエタナールに代え
て、実施例7のd4−4−(トランス−4−ブチルシク
ロヘキシル)シクロヘキサンエタナールを用いた以外は
実施例9と同様にして、d4−3,4−ジフルオロ−1
−[2−[トランス−4−(トランス−4−ブチルシク
ロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]ベンゼンを得
た。相転移温度は第1表にまとめて示した。
【0108】(実施例11) d4−3,4−ジフルオ
ロ−1−[2−[トランス−4−(トランス−4−エチ
ルシクロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]ベンゼン
(No.3)の合成 実施例9において、d4−4−(トランス−4−プロピ
ルシクロヘキシル)シクロヘキサンエタナールに代え
て、実施例6のd4−4−(トランス−4−エチルシク
ロヘキシル)シクロヘキサンエタナールを用いた以外は
実施例9と同様にして、d4−3,4−ジフルオロ−1
−[2−[トランス−4−(トランス−4−エチルシク
ロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]ベンゼンを得
た。相転移温度は第1表にまとめて示した。
【0109】(実施例12) d4−3,4,5−トリ
フルオロ−1−[2−[トランス−4−(トランス−4
−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]
ベンゼン(No.4)の合成 実施例9において、1−ブロモ−3,4−ジフルオロベ
ンゼンに代えて、1−ブロモ−3,4,5−トリフルオ
ロベンゼンを用いた以外は実施例9と同様にして、d4
−3,4,5−トリフルオロ−1−[2−[トランス−
4−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)シクロ
ヘキシル]エチル]ベンゼンを得た。相転移温度は第1
表にまとめて示した。
【0110】(実施例13) d4−4−トリフルオロ
メトキシ−1−[2−[トランス−4−(トランス−4
−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]
ベンゼンの合成 実施例9において、1−ブロモ−3,4−ジフルオロベ
ンゼンに代えて、1−ブロモ−4−トリフルオロメトキ
シベンゼンを用いた以外は実施例9と同様にして、d4
−4−トリフルオロメトキシ−1−[2−[トランス−
4−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)シクロ
ヘキシル]エチル]ベンゼンを得た。相転移温度は第1
表にまとめて示した。
【0111】(実施例14) d4−4−トリフルオロ
メトキシ−1−[2−[トランス−4−(トランス−4
−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]
ベンゼンの合成 実施例13において、d4−4−(トランス−4−プロ
ピルシクロヘキシル)シクロヘキサンエタナールに代え
て、実施例8のd4−4−(トランス−4−ペンチルシ
クロヘキシル)シクロヘキサンエタナールを用いた以外
は実施例13と同様にして、d4−4−トリフルオロメ
トキシ−1−[2−[トランス−4−(トランス−4−
ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]ベ
ンゼンを得た。相転移温度は第1表にまとめて示した。
【0112】(実施例15) d4−4−トリフルオロ
メチル−1−[2−[トランス−4−(トランス−4−
ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]ベ
ンゼンの合成 実施例14において、1−ブロモ−4−トリフルオロメ
トキシベンゼンに代えて、1−ブロモ−4−トリフルオ
ロメチルベンゼンを用いた以外は実施例14と同様にし
て、d4−4−トリフルオロメチル−1−[2−[トラ
ンス−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)
シクロヘキシル]エチル]ベンゼンを得た。相転移温度
は第1表にまとめて示した。
【0113】(実施例16) d4−4−フルオロ−1
−[2−[トランス−4−(トランス−4−ペンチルシ
クロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]ベンゼンの合
成 実施例14において1−ブロモ−4−トリフルオロメト
キシベンゼンに代えて、1−ブロモ−4−フルオロベン
ゼンを用いた以外は実施例14と同様にして、d4−4
−フルオロ−1−[2−[トランス−4−(トランス−
4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]エチ
ル]ベンゼンを得た。相転移温度は第1表にまとめて示
した。
【0114】(実施例17) d4−4−シアノ−1−
[2−[トランス−4−(トランス−4−プロピルシク
ロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]ベンゼンの合成
【0115】
【化27】
【0116】(17−a) d4−[2−[トランス−
4−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)シクロ
ヘキシル]エチル]ベンゼンの合成 実施例9において、1−ブロモ−3,4−ジフルオロベ
ンゼンに代えて、ブロモベンゼンを用いた以外は実施例
9と同様にして、d4−[2−[トランス−4−(トラ
ンス−4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]
エチル]ベンゼンを得た。
【0117】(17−b)上記(17−a)で得られた
4−[2−[トランス−4−(トランス−4−プロピ
ルシクロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]ベンゼン
6.2gをジクロロメタン50mlに溶解し、この溶液
に無水塩化アルミニウム5.2gを加えて攪拌した。反
応終了後、氷冷下、シュウ酸ジクロリド2.6gを30
分間で滴下した。同温度で1時間攪拌した後に室温に戻
し、反応液を氷水中にあけ、反応生成物をヘキサンで抽
出して、d4−4−[2−[トランス−4−(トランス
−4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]エチ
ル]安息香酸クロリドを得た。この全量をジクロロメタ
ン60mlに溶解し、30%アンモニア水20mlを加
え、1時間攪拌した。反応終了後、ヘキサンを加え、析
出した結晶を濾取し、稀塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液、水、冷メタノールで洗滌し、減圧下に乾燥し
て、d4−4−[2−[トランス−4−(トランス−4
−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]
ベンズアミドの結晶5.0gを得た。これを塩化チオニ
ル45ml中で、3時間加熱還流させた。減圧下に過剰
の塩化チオニルを溜去し、トルエンを加え、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液、水、次いで飽和食塩水で洗滌し、
無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥した。溶媒を溜去し、得
られた粗生成物をエタノールから再結晶し、d4−4−
シアノ−1−[2−[トランス−4−(トランス−4−
プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]ベ
ンゼン4.0gを得た。相転移温度及びD化率は第1表
にまとめて示した。
【0118】(実施例18) d4−3−フルオロ−4
−シアノ−1−[2−[トランス−4−(トランス−4
−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]
ベンゼンの合成 実施例17において、ブロモベンゼンに代えて、3−フ
ルオロ−1−ブロモベンゼンを用いた以外は実施例17
と同様にして、d4−3−フルオロ−4−シアノ−1−
[2−[トランス−4−(トランス−4−プロピルシク
ロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]ベンゼンを得
た。相転移温度及びD化率は第1表にまとめて示した。
【0119】(実施例19) d4−4−メトキシ−1
−[2−[トランス−4−(トランス−4−プロピルシ
クロヘキシル)シクロヘキシル]エチル]ベンゼンの合
成 実施例9において、3,4−ジフルオロベンゼンに代え
て、4−ブロモアニソールを用いた以外は実施例9と同
様にして、d4−4−メトキシ−1−[2−[トランス
−4−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)シク
ロヘキシル]エチル]ベンゼンを得た。相転移温度及び
D化率は第1表にまとめて示した。
【0120】(実施例20) d4−3,5−ジフルオ
ロ−4−メトキシ−1−[2−[トランス−4−(トラ
ンス−4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]
エチル]ベンゼンの合成 実施例9において、3,4−ジフルオロベンゼンに代え
て、2,6−ジフルオロ−4−ブロモアニソールを用い
た以外は実施例9と同様にして、d4−3,5−ジフル
オロ−4−メトキシ−1−[2−[トランス−4−(ト
ランス−4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシ
ル]エチル]ベンゼンを得た。相転移温度及びD化率は
第1表にまとめて示した。
【0121】(実施例21) d4−3,5−ジフルオ
ロ−4−ジフルオロメトキシ−1−[2−[トランス−
4−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)シクロ
ヘキシル]エチル]ベンゼンの合成
【0122】
【化28】
【0123】実施例20で得られたd4−3,5−ジフ
ルオロ−4−メトキシ−1−[2−[トランス−4−
(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキ
シル]エチル]ベンゼン3.0gを酢酸35mlに溶解
した。この溶液に50%臭化水素酸35mlを加え、2
4時間還流下に加熱攪拌した。放冷した後、反応液を氷
水中にあけ、反応生成物をトルエンで抽出し、抽出液を
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び水で洗滌した。溶媒
を溜去して、得られた粗生成物をヘキサンから再結晶さ
せて精製して、d4−2,6−ジフルオロ−4−[2−
[トランス−4−(トランス−4−プロピルシクロヘキ
シル)シクロヘキシル]エチル]フェノール2.8gを
得た。これをトルエン20mlに溶解し、蟻酸2ml、
蟻酸エチル5ml及びp−トルエンスルホン酸0.1g
を加え、40℃で1時間、次いで溶媒の還流下に5時間
加熱攪拌した。放冷した後、反応液を炭酸水素ナトリウ
ム水溶液次いで水で洗滌し、溶媒を溜去して、蟻酸d4
−2,6−ジフルオロ−4−[2−[トランス−4−
(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキ
シル]エチル]フェニルの粗生成物2.8gを得た。こ
の全量をジクロロメタン20ml及びTHF5mlに溶
解し、−15℃に冷却した。この溶液に3弗化ジエチル
アミノ硫黄(DAST)3.5gを加え、同温度で2時
間攪拌し、次いで0℃まで昇温した。この反応液を炭酸
水素ナトリウム水溶液に注ぎ、反応生成物をジクロロメ
タンで抽出し、抽出液を水で洗滌し、脱水乾燥した後、
減圧下に溶媒を溜去した。得られた粗生成物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=
1/20)を用いて精製して、d4−3,5−ジフルオ
ロ−4−ジフルオロメトキシ−1−[2−[トランス−
4−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)シクロ
ヘキシル]エチル]ベンゼン1.4gを得た。相転移温
度及びD化率は第1表にまとめて示した。
【0124】(実施例22) 液晶組成物の調製(1)
【0125】
【化29】
【0126】(式中、シクロヘキサン環はトランス配置
を表わす。)からなる母体液晶(A)を調製したとこ
ろ、54.5℃以下でネマチック(N)相を示した。
【0127】この母体液晶(A)80%及び実施例9の
(No.1)の混合物20%からなる液晶組成物(M−
1)を調製した。この液晶組成物のN相の上限温度は6
5.4℃であった。この液晶組成物を−20℃で保存し
たところ、2週間経過後も、結晶の析出は認められなか
った。
【0128】(比較例2)母体液晶(A)80%及び、
(No.1)の化合物の類似構造を有するが、重水素化
されていない式(R−1)
【0129】
【化30】
【0130】の化合物20%からなる液晶組成物(MR
−1)を調製した。この液晶組成物のN相の上限温度は
65.6℃であった。次にこの組成物を実施例22と同
様に−20℃で保存したところ、5日後には結晶の析出
が認められた。
【0131】このことから、本発明の一般式(I)の混
合物は、汎用の液晶組成物に添加することにより、低温
領域において結晶を析出しにくくする効果に優れ、しか
も液晶組成物のN相の上限温度をほとんど低下させない
ことが明らかである。
【0132】(実施例23) 液晶組成物の調製(2) 実施例22において、(No.1)の混合物に代えて、
(No.4)あるいは(No.5)の混合物を用い、母
体液晶(A)80%及び(No.4)の混合物20%か
らなる液晶組成物(M−4)及び、母体液晶(A)80
%及び(No.5)の混合物20%からなる液晶組成物
(M−5)をそれぞれ調製した。これらの液晶組成物の
N相の上限温度は、60.7℃及び69.0℃であっ
た。
【0133】実施例22と同様にして各液晶組成物を−
20℃で保存したところ、いずれも2週間経過後も結晶
の析出は認められなかった。
【0134】(実施例24) 液晶組成物の調製(3)
【0135】
【化31】
【0136】からなる、特にアクティブマトリックス用
として好適な母体液晶(B)を調製した。この母体液晶
(B)は、116.7℃以下でネマチック相を示し、融
点は11℃であった。
【0137】この母体液晶(B)70%及び実施例9の
(No.1)の混合物30%からなる液晶組成物(N−
1)を調製したところ、N相の上限温度は115.9℃
であった。この液晶組成物を−40℃で放置して結晶化
させた後に融点を測定したところ、−6℃であった。ま
た、この液晶組成物を0℃で保存したところ、2週間経
過後も結晶は認められなかった。
【0138】(比較例3)母体液晶(B)70%及び式
(R−1)の化合物30%からなる液晶組成物(NR−
1)を調製した。この液晶組成物のN相の上限温度は1
16℃であった。次にこの液晶組成物を0℃で保存した
ところ、1週間後には結晶化した。
【0139】(実施例25) 液晶組成物の調製(4) 実施例24において、(No.1)の混合物に代えて、
(No.4)及び(No.5)の化合物を用い、母体液
晶(B)70%及び(No.4)の混合物30%からな
る液晶組成物(N−4)及び、母体液晶(B)70%及
び(No.5)の混合物30%からなる液晶組成物(N
−5)をそれぞれ調製した。これらの液晶組成物のN相
の上限温度は、109.2℃及び120.6℃であっ
た。実施例24と同様に−40℃で結晶化させた後に融
点を測定したところ、5℃及び−1℃であった。また、
これらの組成物を0℃で保存したところ、2週間経過後
も結晶の析出は認められなかった。
【0140】(比較例4)母体液晶(B)70%及び式
(R−4)
【0141】
【化32】
【0142】の化合物30%からなる液晶組成物(NR
−4)を調製した。この組成物を0℃で保存したとこ
ろ、1日で完全に結晶化した。
【0143】
【発明の効果】本発明の一般式(I)で表わされる重水
素置換された化合物からなる混合物は、実施例にも示し
たように市販の入手容易な化合物から工業的にも容易に
製造することができる。
【0144】また、この一般式(I)で表わされる化合
物の混合物は、他の液晶化合物との相溶性にも優れてお
り、現在汎用されている液晶材料の問題点であった、低
温領域での結晶析出を改善し、−20℃でも長期間結晶
が析出しない液晶組成物を調製することができる。しか
も、添加により液晶組成物の電気光学的特性を低減させ
ることもなく、ネマチック相の上限温度を大きく低下さ
せることもない。
【0145】従って、低温領域で使用される液晶表示装
置、特にTN、STN、アクティブマトリクス表示装置
の構成材料として極めて有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 25/24 9280−4H 43/21 43/225 C 7419−4H 255/50 261/02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1は炭素原子数1〜12のアルキル基を表わ
    し、X1、X2、X3及びX 4はそれぞれ独立的に水素原子
    (H)又は重水素原子(D)を表わすが、少なくとも1
    個は重水素原子(D)を表わし、Y1及びY2はそれぞれ
    独立的に、水素原子又はフッ素原子を表わし、Zはフッ
    素原子、塩素原子、シアノ基、−R2、−OR2、−OC
    N、−CF3、−OCF3、−OCF2H又は−OCH2
    3を表わし、R2は炭素原子数1〜12のアルキル基又
    は炭素原子数2〜12のアルケニル基を表わし、シクロ
    ヘキサン環はトランス配置である。)で表わされる化合
    物の少なくとも2種からなる混合物。
  2. 【請求項2】 R1が、炭素原子数1〜7の直鎖状アル
    キル基を表わし、Zがフッ素原子、塩素原子、シアノ
    基、炭素原子数1〜7の直鎖状アルキル基若しくはアル
    コキシル基、−OCF3又は−OCH2CF3を表わす請
    求項1記載の混合物。
  3. 【請求項3】 X1、X2、X3及びX4の総数に対する重
    水素原子(D)の数の割合が、50%以上であることを
    特徴とする請求項2記載の混合物。
  4. 【請求項4】 一般式(II) 【化2】 (式中、R1は炭素原子数1〜12のアルキル基を表わ
    し、X1、X2、X3及びX 4はそれぞれ独立的に、水素原
    子(H)又は重水素原子(D)を表わすが、少なくとも
    1個は重水素原子(D)を表わし、nは0又は1を表わ
    し、シクロヘキサン環はトランス配置である。)で表わ
    される化合物。
  5. 【請求項5】 n=0である請求項4記載の一般式(I
    I)で表わされる化合物の少なくとも2種からなる混合
    物。
  6. 【請求項6】 n=1である請求項4記載の一般式(I
    I)で表わされる化合物の少なくとも2種からなる混合
    物。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の一般式(I)で表わされ
    る化合物の少なくとも2種からなる混合物を含有する液
    晶組成物。
JP5216653A 1993-08-31 1993-08-31 [2−(4−シクロヘキシルシクロヘキシル)エチル]ベンゼン誘導体 Pending JPH0762348A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5216653A JPH0762348A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 [2−(4−シクロヘキシルシクロヘキシル)エチル]ベンゼン誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5216653A JPH0762348A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 [2−(4−シクロヘキシルシクロヘキシル)エチル]ベンゼン誘導体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0762348A true JPH0762348A (ja) 1995-03-07

Family

ID=16691829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5216653A Pending JPH0762348A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 [2−(4−シクロヘキシルシクロヘキシル)エチル]ベンゼン誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0762348A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0734066A (ja) 液晶組成物及び液晶表示装置
JP3783247B2 (ja) 1,2−ジシクロヘキシルプロパン誘導体
JP3783248B2 (ja) 4−(2−シクロヘキシル)プロピル−p−テルフェニル誘導体
JPH06313170A (ja) フェニルビシクロヘキサン誘導体
JPH0762348A (ja) [2−(4−シクロヘキシルシクロヘキシル)エチル]ベンゼン誘導体
JP3487356B2 (ja) シクロヘキサン誘導体
JP2008106069A (ja) 新規アルケニルビフェニル誘導体
JPH1143450A (ja) 新規アルケニルビフェニル誘導体
JP3632778B2 (ja) (2−シクロヘキシル)プロピルベンゼン誘導体
JPH07278548A (ja) シクロヘキシルビフェニル誘導体
JPH07216356A (ja) フェニルシクロヘキサン誘導体及びその中間体
JP4437284B2 (ja) アルケニルビフェニル誘導体を含有する液晶組成物
JPH08113779A (ja) (4−シクロヘキシルエチル)ベンゼン誘導体
JPH07138567A (ja) フェニルビシクロヘキサン誘導体
JPH10139694A (ja) (2−シクロヘキシルエチル)ベンゼン誘導体
JPH07258639A (ja) フェニルビシクロヘキサン誘導体
JP3613806B2 (ja) フェニルビシクロヘキサン誘導体
JPH07286178A (ja) 4−(2−フェニルエチル)ビシクロヘキサン誘導体
JPH0710784A (ja) フェニルシクロヘキサン誘導体
JP2834349B2 (ja) 1ーシクロヘキセニルー3,5ージフロロベンゼン誘導体
JPH0873854A (ja) 4−(2−シクロヘキシルエチル)シクロヘキシルベンゼン誘導体
JP4239242B2 (ja) フェニルナフタレン誘導体
JPH09291048A (ja) シクロヘキサン誘導体
JP3994460B2 (ja) 新規化合物及びこれを用いた液晶組成物
JPH07165625A (ja) フェニルシクロヘキサン誘導体