JPH0761966A - 新規β−ラクタム化合物 - Google Patents

新規β−ラクタム化合物

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JPH0761966A
JPH0761966A JP5211521A JP21152193A JPH0761966A JP H0761966 A JPH0761966 A JP H0761966A JP 5211521 A JP5211521 A JP 5211521A JP 21152193 A JP21152193 A JP 21152193A JP H0761966 A JPH0761966 A JP H0761966A
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正澄 池田
Hiroyuki Ishibashi
弘行 石橋
Tatsunori Sato
達典 佐藤
Chisato Kameoka
千里 亀岡
Akiko Yoshikawa
秋子 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、4位にジチオアセタール基を有
し、種々の誘導体に変換し得る有用な中間体化合物であ
るβ−ラクタム化合物を提供することを目的とする。 【構成】 本発明のβ−ラクタム化合物は、一般式 【化1】 〔式中、R1 はシリル基等を示す。R2 及びR3 は置換
基を有してもよい低級アルキル基等を示す。R4 はアミ
ノ保護基を示す。〕で表わされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規β−ラクタム化合
物及びその原料に関する。
【0002】本発明のβ−ラクタム化合物は4位にジチ
オアセタール基を有し、種々の誘導体に変換し得る有用
な中間体化合物である。例えば、本発明化合物は2−ア
ゼチジノン−4−カルボン酸へ有利に導くことができ、
更に該2−アゼチジノン−4−カルボン酸は第4世代抗
生物質である(+)−チエナマイシン等のカルバペネム
系抗生物質に導くことができる。
【0003】
【従来の技術とその課題】従来、3位にO−保護ヒドロ
キシエチル基を有し、且つ4位にジチオアセタール基を
有するβ−ラクタム化合物は知られていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意研究の結
果、3位にO−保護ヒドロキシエチル基を有し、且つ4
位にジチオアセタール基を有する新規なβ−ラクタム化
合物の合成に成功し、且つ該化合物がカルバペネム系抗
生物質の合成中間体として有用であることを見い出し、
ここに本発明を完成した。
【0005】即ち、本発明は、一般式
【0006】
【化3】
【0007】〔式中、R1 はシリル基又は基R5 CO−
(R5 は置換基を有してもよい低級アルキル基を示す)
を示す。R2 及びR3 は同一又は異なって置換基を有し
てもよい低級アルキル基又は置換基を有してもよいアリ
ール基を示す。またR2 とR3とは互いに結合して環を
形成してもよい。R4 はアミノ保護基を示す。〕で表わ
されるβ−ラクタム化合物及びその原料に係るものであ
る。
【0008】本明細書において、低級アルキル基とは、
例えば、メチル、エチル、イソプロピル、n−プロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ter
t−ブチル等の炭素数1〜4程度の直鎖又は分岐鎖状の
アルキル基等を示す。アリール基とは、フェニル基、ナ
フチル基等を示す。ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩
素原子、臭素原子、沃素原子等を示す。
【0009】上記一般式(1)中、R1 で示されるシリ
ル基としては、例えば、トリメチルシリル基、トリエチ
ルシリル基、トリ−n−プロピルシリル基、トリイソプ
ロピルシリル基、トリ−n−ブチルシリル基、メチルジ
イソプロピルシリル基、tert−ブチルジメチルシリ
ル基、イソプロピルジメチルシリル基、トリベンジルシ
リル基、トリフェニルシリル基、トリパラキシリルシリ
ル基、tert−ブチルジフェニルシリル基、更にプロ
テクティブ グループ イン オーガニックシンセシス
〔Theodora W.Greene著、ジョン ウ
ィリー アンド サンズ, インコーポレーテッド(J
ohn Wiley & Sons,Inc.)社、1
981年発行〕の第2章(第39〜50頁)に記載のシ
リル基等を挙げることができる。
【0010】R2 、R3 及びR5 で示される低級アルキ
ル基には、少なくとも1種の置換基が置換していてもよ
い。該置換基としては、アルキル基の置換基として通常
知られており且つ本発明化合物の有用性を損なわないも
のであれば特に制限はなく、例えば、ハロゲン原子、水
酸基、ニトロ基、シアノ基、アリール基、低級アルキル
基、アミノ基、モノ低級アルキルアミノ基、ジ低級アル
キルアミノ基、メルカプト基、低級アルキルチオ基、ア
リールチオ基、ホルミルオキシ基、低級アルキルカルボ
ニルオキシ基、アリールカルボニルオキシ基、ホルミル
基、低級アルキルカルボニル基、アリールカルボニル
基、低級アルコキシ基、アリールオキシ基、カルボキシ
ル基、低級アルコキシカルボニル基、アリールオキシカ
ルボニル基等を挙げることができる。
【0011】R2 及びR3 で示されるアリール基にも、
少なくとも1種の置換基が置換していてもよい。該置換
基としては、アリール基の置換基として通常知られてお
り且つ本発明化合物の有用性を損なわないものであれば
特に制限はない。具体的には、上記低級アルキル基の置
換基と同様のものでよい。
【0012】またR2 及びR3 は互いに結合して、炭素
数1〜3程度の直鎖又は分岐鎖状のアルキレン基とな
り、4〜6員の環(ジチオ複素環)を形成してもよい。
該アルキレン基には、ハロゲン原子、低級アルキル基、
ニトロ基、アミノ基等が置換してもよい。
【0013】R4 で示されるアミノ保護基としては、β
−ラクタム系抗生物質の製造に際して常用されるもので
あれば特に制限されず、例えば、ベンジル基、ジフェニ
ルメチル基、1−フェニルエチル基、p−ニトロベンジ
ル基、o−ニトロベンジル基、m−ニトロベンジル基、
p−メトキシベンジル基、o−メトキシベンジル基、m
−メトキシベンジル基、2,4−ジメトキシベンジル
基、1,2−ジメトキシベンジル基、1,3−ジメトキ
シベンジル基等の置換又は非置換のベンジル基、フェニ
ル基、p−ニトロフェニル基、o−ニトロフェニル基、
m−ニトロフェニル基、p−メトキシフェニル基、o−
メトキシフェニル基、m−メトキシフェニル基、2,4
−ジメトキシフェニル基、1,2−ジメトキシフェニル
基、1,3−ジメトキシフェニル基等の置換又は非置換
のアリール基、トリメチルシリル基、トリエチルシリル
基、トリ−n−プロピルシリル基、トリイソプロピルシ
リル基、トリ−n−ブチルシリル基、tert−ブチル
ジメチルシリル基、イソプロピルジメチルシリル基等の
シリル基、更にプロテクティブ グループ イン オー
ガニック シンセシスの第7章(第218〜287頁)
に記載のアミノ保護基等を挙げることができる。
【0014】上記一般式(1)の本発明化合物は、例え
ば、一般式
【0015】
【化4】
【0016】〔式中R1 、R2 、R3 及びR4 は前記に
同じ。Xはハロゲン原子を示す。〕で表わされるN−ビ
ニル−α−アルキル置換−α−ハロアセトアミド類を、
ラジカル開始剤の存在下、ラジカル反応試剤と反応させ
ることにより製造できる。
【0017】上記反応によれば、一般式(2)の化合物
においてα位のハロゲン原子の引き抜きが起こり、α位
にラジカルが発生し、4−エキソ−トリゴナル(exo
−trigonal)型のラジカル環化が起こって、目
的とするβ−ラクタム環が一挙に形成される。
【0018】上記反応においてラジカル開始剤としては
公知のものを広く使用でき、例えば、ペルオキソ二硫酸
カリウム、ペルオキソ二硫酸アンモニウム、tert−
ブチルヒドロペルオキシド、過酸化ジ−tert−ブチ
ル、クメンヒドロペルオキシド、過酸化ベンゾイル、過
酸化ラウロイル等の過酸化物、アゾビスイソブチロニト
リル、アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル、ア
ゾシクロヘキサンカルボニトリル等のアゾ化合物等を挙
げることができ、その中でもアゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル等のア
ゾ化合物を好ましく使用できる。ラジカル開始剤の使用
量は特に制限されず広い範囲から適宜選択できるが、通
常一般式(2)の化合物に対して0.001〜0.5モ
ル当量程度、好ましくは0.01〜0.2モル当量程度
とすればよい。
【0019】また一般式(2)の化合物と反応させるラ
ジカル反応試剤としても公知のものを広く使用でき、例
えば、水素化トリメチルスズ、水素化トリエチルスズ、
水素化トリプロピルスズ、水素化トリブチルスズ、水素
化トリフェニルスズ等の水素化スズ類、ヘキサメチルジ
スタナン、ヘキサエチルジスタナン、ヘキサプロピルジ
スタナン、ヘキサブチルジスタナン、ヘキサフェニルジ
スタナン等のジスタナン類等を挙げることができる。ラ
ジカル反応試剤の使用量は特に制限されず広い範囲から
適宜選択できるが、通常一般式(2)の化合物に対して
1〜5モル当量程度、好ましくは1〜2モル当量程度と
すればよい。
【0020】上記一般式(2)の化合物、ラジカル開始
剤及びラジカル反応試剤は、通常適当な有機溶媒に溶解
して反応に供される。該有機溶媒としては上記反応に不
活性なものであれば特に制限されず公知のものをいずれ
も使用できる。具体的には、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、アニソール等の置換又は非置換の芳香族炭化水素
類、ジエチルエーテル、エチルプロピルエーテル、エチ
ルブチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル、ジブチルエーテル、メチルセロソルブ、ジ
メトキシエタン等のエーテル類、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジオキソラン等の環状エーテル類、ペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の飽和炭化水素
類、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタ
ン、シクロオクタン等の飽和シクロアルカン類、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、
n−ブタノール、イソブタノール、tert−ブタノー
ル等の低級アルコール類、蟻酸メチル、蟻酸エチル、蟻
酸プロピル、蟻酸ブチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢
酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピ
オン酸エチル等の低級カルボン酸の低級アルキルエステ
ル類等を例示でき、これらを1種単独で又は2種以上を
混合して使用できる。これらの中でも、ベンゼン、トル
エン等の芳香族炭化水素類を主溶媒とする混合溶媒を好
ましく使用できる。
【0021】通常上記反応は、一般式(2)の化合物の
溶液にラジカル試剤とラジカル開始剤の溶液を滴下して
行なわれる。一般式(2)の化合物の濃度は通常0.0
1〜20重量%程度、好ましくは0.1〜5重量%程度
とするのがよい。またラジカル試剤とラジカル開始剤の
溶液においては、ラジカル試剤の溶液濃度が通常0.0
001〜2重量%程度、好ましくは0.001〜1重量
%程度となるようにするのがよい。本反応は、通常40
〜150℃程度、好ましくは80〜120℃程度の温度
下に行なわれる。滴下は、通常10分〜2時間程度、好
ましくは1〜2時間程度を要して行なわれ、必要に応じ
て、滴下終了後前記温度を維持しつつ更に1〜2時間程
度反応を継続してもよい。
【0022】上記反応において原料化合物として使用さ
れる上記一般式(2)のN−ビニル−α−アルキル置換
−α−ハロアセトアミド類は、文献未記載の新規化合物
であり、例えば、下記反応式に示す方法に従って製造で
きる。
【0023】
【化5】
【0024】〔式中R1 、R2 、R3 、R4 及びXは上
記に同じ。〕 まず一般式(3)のアルデヒド類と一般式 R4 NH2
で示されるアミン類とを反応させることにより、一般式
(4)の化合物が製造される。該反応は、適当な溶媒中
にて脱水剤の存在下に行なわれる。脱水剤としては公知
のものを広く使用でき、例えば、硫酸マグネシウム、モ
レキュラーシーブス等を挙げることができる。斯かる脱
水剤の使用量は、一般式(3)の化合物に対して通常大
過剰量とすればよいが、目安としては2〜20倍モル量
程度とすればよい。溶媒としては特に制限はないが、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類を好
ましく使用できる。この反応は、通常0℃〜室温付近の
温度下に行なわれ、通常数時間で終了する。
【0025】次いで、一般式(4)の化合物と一般式
(5)の化合物とを反応させることにより、一般式
(2)のN−ビニル−α−アルキル置換−α−ハロアセ
トアミド類が製造される。該反応は、通常適当な溶媒
中、塩基性化合物の存在下に行なわれる。塩基性化合物
としては公知のものを広く使用でき、例えば、トリエチ
ルアミン、トリエタノールアミン、ピリジン、ピコリ
ン、ジメチルアミノピリジン、イミダゾール、ジエチル
アニリン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウン
デセン−7(DBU)等の第3級アミン類等を挙げるこ
とができる。塩基性化合物の使用量は、一般式(4)の
化合物に対して通常1〜5倍モル量程度、好ましくは1
〜2倍モル量程度とすればよい。溶媒としては特に制限
はないが、例えば、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化
水素類が好ましい。この反応は、好ましくは、一般式
(4)の化合物を上記溶媒に溶かした溶液に、一般式
(5)の化合物の所要量を適量ずつ添加して行なわれ
る。添加の際の温度は通常60〜150℃程度、好まし
くは80〜100℃程度、また添加時間は通常10分〜
1時間程度、好ましくは20〜40分程度とすればよ
い。添加終了後、更に前記温度下に通常10分〜5時間
程度、好ましくは20〜40分程度反応を継続してもよ
い。
【0026】一般式(5)の化合物は、テトラヘドロン
〔Tetrahedron,38,3457(198
2)〕に記載の方法に従って容易に製造され得る。
【0027】尚、上記各反応において得られる目的物
は、いずれも、例えば抽出、晶析、クロマトグラフィー
等の通常の分離手段に従って反応系から容易に単離でき
る。また目的物を含む反応混合物をそのまま次工程に供
してもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、3位にO−保護ヒドロ
キシエチル基を有し、且つ4位にジチオアセタール基を
有する新規なβ−ラクタム化合物を提供できる。
【0029】本発明のβ−ラクタム化合物は、ジチオア
セタール基の存在により、種々の誘導体に変換し得る有
用な中間体化合物である。例えば、下記反応式に示す様
に、一般式(1)の本発明化合物の4位ジチオアセター
ル基を加水分解してアルデヒド基とし、次いで該アルデ
ヒド基を酸化することにより、容易に2−アゼチジノン
−4−カルボン酸へ導くことができる。更に該2−アゼ
チジノン−4−カルボン酸は第4世代抗生物質である
(+)−チエナマイシン等のカルバペネム系抗生物質に
導くことができる。
【0030】
【化6】
【0031】
【実施例】以下に、参考例及び実施例を挙げ、本発明を
一層明瞭なものとする。
【0032】参考例1 (A)R2 及びR3 がフェニル基である一般式(3)の
化合物(以下「化合物(3a)」という)2.6gのベ
ンゼン50ml溶液に、p−メトキシベンジルアミン
(R4 NH2 においてR4 =p−メトキシベンジル)
1.37gと硫酸マグネシウム10gを順次加え、混合
物を室温下1時間攪拌した。硫酸マグネシウムを濾去
し、濾液を濃縮すると、R2 及びR3 がフェニル基であ
りR4 がp−メトキシベンジル基である一般式(4)の
化合物(以下「化合物(4a)」という)が定量的に得
られた。
【0033】1H−NMR(CDCl3 );δppm 3.72(s,3H)、4.15(d,2H,J=6H
z)、5.0−5.7(br,1H)、6.7−7.5
(m,15H)。
【0034】(B)化合物(4a)1.552gとジエ
チルアニリン610mgの還流ベンゼン40ml溶液
に、R1 がアセチル基である一般式(5)の化合物(2
R,3S体)(以下「化合物(5a)」という)2gの
ベンゼン10ml溶液を滴下し、更に20分間加熱還流
した。反応液を冷却後飽和食塩水で洗浄し、有機層を硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣をシリ
カゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=
7:1)で精製すると、R1 がアセチル基、R2 及びR
3 がフェニル基、R4 がp−メトキシベンジル基である
一般式(2)の化合物(2R,3S体)(以下「化合物
(2a)」という)が749mg(31%)得られた。
【0035】IR(CCl4 );ν 1745,167
0cm-1 1 H−NMR(CDCl3 );δppm 1.38(d,3H,J=7Hz)、2.07(s,3
H)、3.77(s,3H)、4.47(d,J=9H
z,1H)、4.60及び4.83(ABq,J=14
Hz,2H)、5.2−5.7(m,1H)、6.39
(brs,1H)、6.78(d,J=8Hz,2
H)、6.9−7.4(m,12H)。
【0036】参考例2 参考例1(A)で得られた化合物(4a)973mgと
ジエチルアニリン382mgの還流ベンゼン60ml溶
液に、R1 がアセチル基である一般式(5)の化合物
(2S,3R体)(以下「化合物(5b)」という)
1.25gのベンゼン6ml溶液を滴下し、更に20分
間加熱還流した。反応液を冷却後飽和食塩水で洗浄し、
有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、
残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸
エチル=7:1)で精製すると、R1がアセチル基、R
2 及びR3 がフェニル基、R4 がp−メトキシベンジル
基である一般式(2)の化合物(2S,3R体)(以下
「化合物(2b)」という)が1.1g(73%)得ら
れた。
【0037】IR(CCl4 );ν 1745,167
0cm-1 1 H−NMR(CDCl3 );δppm 1.38(d,3H,J=7Hz)、2.07(s,3
H)、3.77(s,3H)、4.47(d,1H,J
=9Hz)、4.60及び4.83(ABq,2H,J
=14Hz)、5.2−5.7(m,1H)、6.39
(brs,1H)、6.78(d,2H,J=8H
z)、6.9−7.4(m,12H)。
【0038】参考例3 参考例1(A)で得られた化合物(4a)1g及びジエ
チルアニリン393mgの還流ベンゼン60ml溶液
に、R1 がtert−ブチルジメチルシリル基である一
般式(5)の化合物(2S,3R体)(以下「化合物
(5c)」という)1.66gのベンゼン6ml溶液を
滴下し、更に20分間加熱還流した。反応液を冷却後飽
和食塩水で洗浄し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(ヘキサン:酢酸エチル=20:1)で精製すると、
1 がtert−ブチルジメチルシリル基、R2 及びR
3 がフェニル基、R4 がp−メトキシベンジル基である
一般式(2)の化合物(2S,3R体)(以下「化合物
(2b)」という)が1.26g(73%)得られた。
【0039】IR(CCl4 );ν 1665cm-1 1 H−NMR(CDCl3 );δppm 0.15(s,3H)、0.17(s,3H)、0.9
3(s,9H)、1.26(d,3H,J=6Hz)、
3.73(s,3H)、4.1−4.5(m,2H)、
4.64と4.87(ABq,2H,J=14Hz)、
6.37(brs,1H)、6.73(d,2H,J=
8Hz)、6.9−7.3(m,12H)。
【0040】実施例1 参考例1で得られた化合物(2a)600mgの還流ト
ルエン300ml溶液に、水素化トリブチルスズ328
mgとアゾビスイソブチロニトリル17mgのトルエン
100ml溶液を2時間かけて滴下し、更に1時間加熱
還流した。溶媒を留去し、残渣にエーテル50mlと8
%フッ化カリウム水溶液50mlを加え一晩激しく攪拌
した。有機層を分取し、これに水層をエーテルで抽出し
て得られる有機層を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製すると、R
1がアセチル基、R2 及びR3 がフェニル基、R4 がp
−メトキシベンジル基である一般式(1)の化合物のジ
アステレオマー混合物〔(3R,4R,3(1S)):
(3S,4S,3(1S))=約1:2〕(以下「化合
物(1a)」という)が278mg(54%)得られ
た。
【0041】IR(CCl4 );ν 1755,174
0cm-1 化合物(1a) (3R,4R,3(1S))1 H−NMR(CDCl3 );δppm 1.33(d,3H,J=6.4Hz)、1.92
(s,3H)、3.40(dd,1H,J=2.3H
z,6.4Hz)、3.67(d,1H,J=15.1
Hz)、3.81(s,3H)、3.85(dd,1
H,J=2.3Hz,3.4Hz)、4.42(d,1
H,J=3.4Hz)、4.66(d,1H,J=1
5.1Hz)、5.17(quint,1H,J=6.
4Hz)、6.84(d,2H,J=8.8Hz)、
7.12(d,2H,J=8.8Hz)、7.2−7.
5(m,10H)。
【0042】化合物(1a) (3S,4S,3(1
S))1 H−NMR(CDCl3 );δppm 1.36(d,3H,J=6.5Hz)、1.87
(s,3H)、3.33(dd,1H,J=2.4H
Z,3.6Hz)、3.60(dd,1H,J=2.4
Hz,4.8Hz)、3.68(d,1H,J=14.
9Hz)、3.79(s,3H)、4.44(d,1
H,J=4.8Hz)、4.70(d,1H,J=1
4.9Hz)、5.13(dq,1H,J=3.6H
z,6.5Hz)、6.80(d,2H,J=8.7H
z)、7.12(d,2H,J=8.7Hz)、7.2
−7.5(m,10H)。
【0043】実施例2 参考例2で得られた化合物(2b)957mgの還流ト
ルエン250ml溶液に、水素化トリブチルスズ0.5
3ml及びアゾビスイソブチロニトリル32mgのトル
エン150ml溶液を2時間かけて滴下し、更に1時間
加熱還流した。溶媒を留去し、残渣にエーテル50ml
と8%フッ化カリウム水溶液50mlを加え一晩激しく
攪拌した。有機層を分取し、これに水層をエーテルで抽
出して得られる有機層を合わせ、硫酸マグネシウムで乾
燥した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製する
と、R1 がアセチル基、R2 及びR3 がフェニル基、R
4 がp−メトキシベンジル基である一般式(1)の化合
物のジアステレオマー混合物〔(3R,4R,3(1
R)):(3S,4S,3(1R))=約1:2〕(以
下「化合物(1b)」という)が534mg(64%)
得られた。
【0044】IR(CCl4 );ν 1755,174
0cm-1 化合物(1b) (3S,4S,3(1R))1 H−NMR(CDCl3 );δppm 1.33(d,3H,J=6.4Hz)、1.92
(s,3H)、3.40(dd,1H,J=2.3H
z,6.4Hz)、3.67(d,1H,J=15.1
Hz)、3.81(s,3H)、3.85(dd,1
H,J=2.3Hz,3.4Hz,1H)、4.42
(d,1H,J=3.4Hz)、4.66(d,1H,
J=15.1Hz)、5.17(quint,1H,J
=6.4Hz)、6.84(d,2H,J=8.8H
z)、7.12(d,2H,J=8.8Hz)、7.2
−7.5(m,10H)。
【0045】化合物(1b) (3R,4R,3(1
R))1 H−NMR(CDCl3 );δppm 1.36(d,J=6.5Hz,3H)、1.87
(s,3H)、3.33(dd,1H,J=2.4H
z,3.6Hz)、3.60(dd,1H,J=2.4
Hz,4.8Hz)、3.68(d,1H,J=14.
9Hz)、3.79(s,3H)、4.44(d,1
H,J=4.8Hz)、4.70(d,1H,J=1
4.9Hz)、5.13(dq,1H,J=3.6H
z,6.5Hz)、6.80(d,2H,J=8.7H
z)、7.12(d,2H,J=8.7Hz)、7.2
−7.5(m,10H)。
【0046】実施例3 参考例3で得られた化合物(2c)798mgの還流ト
ルエン250ml溶液に、水素化トリブチルスズ0.4
ml及びアゾビスイソブチロニトリル24mgのトルエ
ン120ml溶液を2時間を要して滴下し、更に1時間
加熱還流した。溶媒を留去し、残渣にエーテル50ml
と8%フッ化カリウム水溶液50mlを加え、一晩激し
く攪拌した。有機層を分取し、これに水層をエーテルで
抽出して得られる有機層を合わせ、硫酸マグネシウムで
乾燥した。溶媒を留去し、残渣ををシリカゲルクロマト
グラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=15:1)で精製
すると、R1 がtert−ブチルジメチルシリル基、R
2 及びR3 がフェニル基、R4 がp−メトキシベンジル
基である一般式(1)の化合物のジアステレオマー混合
物〔(3S,4S,3(1R)):(3R,4R,3
(1R))=約2:3〕(以下「化合物(1c)」とい
う)が307mg(44%)得られた。
【0047】IR(CCl4 );ν 1755cm-1 化合物(1c) (3S,4S,3(1R))1 H−NMR(CDCl3 );δppm 0.10(s,3H)、0.15(s,3H)、0.9
3(s,9H)、1.37(d,3H,J=6.6H
z)、3.41(dd,1H,J=2.3Hz,4.0
Hz)、3.94(s,3H)、4.15(d,1H,
J=15.3Hz)、4.19(dd,1H,J=2.
3Hz,2.6Hz)、4.35(dq,1H,J=
4.0Hz,6.6Hz)、4.55(d,1H,J=
2.6Hz)、4.73(d,1H,J=15.3H
z)、6.96(d,2H,J=8.6Hz)、7.2
9(d,2H,J=8.6Hz)、7.4−7.5
(m,10H)。
【0048】化合物(1c) (3R,4R,3(1
R))1 H−NMR(CDCl3 );δppm 0.15(s,3H)、0.17(s,3H)、0.9
3(s,9H)、1.40(d,3H,J=6.3H
z)、3.45(dd,1H,J=2.3Hz,3.6
Hz)、3.95(s,3H)、4.03(dd,1
H,J=2.3Hz,3.8Hz)、4.12(d,1
H,J=15.1Hz)、4.26(dq,1H,J=
3.6Hz,6.3Hz)、4.60(d,1H,J=
3.8Hz)、4.80(d,1H,J=15.2H
z)、6.96(d,2H,J=8.6Hz)、7.3
3(d,2H,J=8.6Hz)、7.4−7.5
(m,10H)。
【0049】参考例4 実施例1で得られた化合物(1a)を出発原料とし、下
記反応式に従って、(+)−チエナマイシンの中間体で
ある一般式(11a)の化合物を合成した。
【0050】
【化7】
【0051】(A)化合物(1a)316mgのピリジ
ン(0.9ml溶液に、0.1N水酸化ナトリウム水溶
液1.8mlを35分を要して滴下し、室温下一晩攪拌
した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、
酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄した後、硫酸
マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣をヘキサ
ン−酢酸エチルで再結晶すると、化合物6a(3S,4
S,3(1S))が173mg(56%)得られた。
【0052】1H−NMR(CDCl3 );δppm 1.30(d,3H,J=6.3Hz)、1.9−2.
1(br,1H)、3.22(dd,1H,J=2.3
Hz,5.9Hz)、3.75(dd,1H,J=2.
3Hz,4.6Hz)、3.80(s,3H)、3.8
1(d,1H,J=14.9Hz)、4.02(q,1
H,J=5.9Hz)、4.41(d,1H,J=4.
6Hz)、4.67(d,1H,J=14.9Hz)、
6.82(d,2H,J=8.8Hz)、7.13
(d,2H,J=8.8Hz)、7.2−7.4(m,
10H)。
【0053】(B)化合物6a(3S,4S,3(1
S))153mgのトルエン20ml溶液に水素化トリ
ブチルスズ263mg及びアゾビスイソブチロニトリル
16.3mgを加え、5時間加熱還流した。反応液を冷
却後、溶媒を留去し、残渣にエーテル50mlと8%フ
ッ化カリウム水溶液50mlを加え、一晩激しく攪拌し
た。有機層を分取し、これに水層をエーテルで抽出して
得られる有機層を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製すると、化
合物7a(3S,4S,3(1S))が102mg(8
6%)得られた。
【0054】IR(CCl4 );ν 3450,174
0cm-1 1 H−NMR(CDCl3 );δppm 1.22(d,3H,J=6.5Hz)、2.60(b
r,1H)、2.7−3.1(m,3H)、3.1−
4.0(m,2H)、3.76(s,3H)、3.98
(d,1H,J=15.0Hz)、4.53(d,1
H,J=15.0Hz)6.80(d,2H,J=8.
0Hz)、7.13(d,2H,J=8.0Hz)、
7.17(s,5H)。
【0055】(C)化合物7a(3S,4S,3(1
S))115mgのジメチルホルムアミド4ml溶液
に、イミダゾール153mgとtert−ブチルジメチ
ルクロロシラン136mgを加え、室温下一晩攪拌し
た。反応液に酢酸エチル10mlを加え、水で洗浄し、
有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、
残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸
エチル=4:1)で精製すると、化合物8a(3S,4
S,3(1S))が138mg(91%)得られた。
【0056】1H−NMR(CDCl3 );δppm 0.12(s,6H)、0.93(s,9H)、1.3
4(d,3H,J=6.5Hz)、3.0−3.25
(m,3H)、3.5−4.3(m,2H)、3.88
(s,3H)、4.16(d,1H,J=15.0H
z)、4.60(d,1H,J=15.0Hz)6.9
2(d,2H,J=8.0Hz)、7.27(d,2
H,J=8.0Hz)、7.30(s,5H)。
【0057】(D)化合物8a(3S,4S,3(1
S))138mgの塩化メチレン30ml溶液に、氷冷
下、m−クロロ過安息香酸(80%)63mgの塩化メ
チレン5ml溶液を30分を要して滴下し、室温下更に
30分攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液で洗浄し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒
を留去すると、化合物9a(3S,4S,3(1S))
が定量的に得られた。
【0058】次いで化合物9a(3S,4S,3(1
S))の塩化メチレン3ml溶液に2,6−ルチジン6
3mgを加え、更に氷冷下にトリフルオロ酢酸無水物1
23mgを加え、室温下1時間攪拌した。反応液に飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、2時間激しく攪拌し
た。有機層を分取し、これに水層を塩化メチレンで抽出
して得られる有機層を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフ
ィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製すると、
化合物10a(3S,4S,3(1S))が87mg
(78%)得られた。
【0059】1H−NMR(CDCl3 );δppm 0.03(s,6H)、0.83(s,9H)、1.2
7(d,3H,J=6.5Hz)、3.1−3.4
(m,1H)、3.7−4.4(m,2H)、3.75
(s,3H)、4.25(d,1H,J=15.0H
z)、4.50(d,1H,J=15.0Hz)、6.
80(d,1H,J=8.0Hz)、7.13(d,1
H,J=8.0Hz)、9.42(d,1H,J=3.
0Hz)。
【0060】(E)化合物10a(3S,4S,3(1
S))82mgのテトラヒドロフラン−水(1:1)6
ml溶液に過マンガン酸カリウム171mgと炭酸カリ
ウム180mgを加え、窒素雰囲気中にて室温下15時
間攪拌した。反応液中に析出する褐色の固形物を濾去
し、テトラヒドロフランを留去し、水層をエーテルで洗
浄した。水層を6N塩酸でpH4に調整し、エーテルで
抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を
留去すると、化合物11a(3S,4S,3(1S))
が78mg(92%)得られた。
【0061】1H−NMR(CDCl3 );δppm 0.03(s,3H)、0.10(s,3H)、0.8
3(s,9H)、1.35(d,3H,J=6.5H
z)、3.3−3.5(m,1H)、3.82(s,3
H)、3.95(d,1H,J=2.5Hz)、4.1
−4.5(m,1H)、4.16(d,1H,J=1
5.0Hz)、4.87(d,1H,J=15.0H
z)、6.86(d,1H,J=8.0Hz)、7.2
3(d,1H,J=8.0Hz)、8.40(brs,
1H)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 秋子 奈良県生駒市さつき台1−680−22

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 〔式中、R1 はシリル基又は基R5 CO−(R5 は置換
    基を有してもよい低級アルキル基を示す)を示す。R2
    及びR3 は同一又は異なって置換基を有してもよい低級
    アルキル基又は置換基を有してもよいアリール基を示
    す。またR2 とR3とは互いに結合して環を形成しても
    よい。R4 はアミノ保護基を示す。〕で表わされるβ−
    ラクタム化合物。
  2. 【請求項2】一般式 【化2】 〔式中、R1 はシリル基又は基R5 CO−(R5 は置換
    基を有してもよい低級アルキル基を示す)を示す。R2
    及びR3 は同一又は異なって置換基を有してもよい低級
    アルキル基又は置換基を有してもよいアリール基を示
    す。またR2 とR3とは互いに結合して環を形成しても
    よい。R4 はアミノ保護基を示す。Xはハロゲン原子を
    示す。〕で表わされるN−ビニル−α−アルキル置換−
    α−ハロアセトアミド化合物。
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