JPH076167Y2 - 舗装体切削用カッタビット - Google Patents

舗装体切削用カッタビット

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JPH076167Y2
JPH076167Y2 JP1987104338U JP10433887U JPH076167Y2 JP H076167 Y2 JPH076167 Y2 JP H076167Y2 JP 1987104338 U JP1987104338 U JP 1987104338U JP 10433887 U JP10433887 U JP 10433887U JP H076167 Y2 JPH076167 Y2 JP H076167Y2
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JP
Japan
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cutting
cutter bit
pavement
core
cutter
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JP1987104338U
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JPS6410510U (ja
Inventor
滋 鎌田
Original Assignee
前川キャステック株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば路面の修理等に際してアスファルト等
の舗装体の切削に使用される舗装体切削用カッタビット
に関する。
〔従来技術〕
一般に、舗装体の切削は、路面を切削するツールとして
のカッタビットを交換可能に装着した回転ドラムあるい
はツールホルダを備える車両を用い、回転ドラムあるい
はツールホルダを回転させてカッタビットで舗装体を切
削しながら車両を走行させるという方法が採られる。カ
ッタビットは所定量摩耗すれば新しいカッタビットと交
換される。
このような舗装体切削用カッタビットとしては、耐摩耗
性に優れた超硬合金等を使用することが望ましいが、か
かる超硬合金は極めて高価なものであるため、通常は、
摩耗が予定される先端部のみを超硬合金性のコアとして
形成し、これを安価な鋼鉄などからなるカッタボディの
先端にろう付等によって固着したカッタビットが使用さ
れる。例えば第4図に示すように、従来のカッタビット
のコア3′は、先端部3a′が円錐形に形成されており、
この先端部3a′とこれよりも大径の基端部3c′との中間
部3b′は緩いテーパ軸状に形成される。
また、例えば実開昭61−188608号公報あるいは実開昭54
−118401号公報等に開示されているように、環状乃至リ
ング状に形成されたコアを備えるものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この従来のコア3′によれば、先端部3a′が予め円錐形
に形成されているので、規格された寸法内で摩耗が許容
される量が少なく、また、先端部3a′の切削抵抗に対す
る剪断方向の断面積が比較的小さく、摩耗や欠損が生じ
やすく、耐久性が低いという問題がある。
また、耐久性が低いことからカッタビットの交換頻度が
高くなり、カッタビットを交換するたびにカッタビット
の交換作業に多大の時間を要することも問題である。
更に、切削が進行するに連れて先端部3a′の外径が大き
くなり、切削抵抗が増大して、カッタボディ、ツールホ
ルダ等に対して過負荷を与えたり、切削速度が低下する
等の問題もある。
また、環状乃至リング状コアを備えるカッタビットで
は、切削使用による摩耗がコアの環状に沿って一巡した
後は、それ以上使用することはできず、カッタビットの
交換が必要になる。
本考案は上記の事情を考慮してなされたものであって、
従来よりも耐久性が高い舗装体切削用カッタビットを提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
問題点を解決するための手段として、カッタボディ2の
先端部にコア3が固着されてなる舗装体切削用カッタビ
ットにおいて、該コア3はその切削部が円柱状に形成さ
れ、かつ該円柱基部は該円柱径が漸増形に形成され該漸
増基部が上記カッタボディ2先端部に固着されてなる舗
装体用切削カッタビットが用いられる。
さらに上記コア3は上記円柱状切削部の先端部が上記円
柱断面に対して43°乃至45°傾斜する面取り部が形成さ
れてなる舗装体切削用カッタビットが用いられる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図及び第2図に基づいて具
体的に説明する。
この舗装体切削用カッタビット1は、鋼鉄製のカッタボ
ディ2と、これの先端部にろう付等の手法によって強固
に固着されたコア3とで構成される。
コア3は切削部3aとその基部に相当する中間部3b及び基
端部3cとからなり、切削部3aは例えば直径11mm程度の円
柱状に形成されるとともに中間部3bを経て基端部3cに連
なり、基端部3cは切削部3aより大径の例えば直径16mm程
度の円形に形成されている。なお、基端部3cの基端面に
は、カッタボディ2との芯合わせを容易にするための突
起部3eが設けられている。
切削部3aは、その基部(中間部3b及び基端部3c)に比し
て比較的長く形成され、また、切削部3aと基端部3cを連
結する中間部3bは、舗装体切削時に生じる応力集中によ
る折損を防止するため、例えば曲率半径7.5mm程度の滑
らかなスカート状曲面を有する円柱径の漸増形に形成さ
れている。
尚、この舗装体切削用カッタビット1は、例えば、図示
しない舗装体切削作業用車両のツールホルダに公知の手
法により交換可能に固着される。その際には、切削効率
を高めるために、カッタビット1が舗装面に対して43°
〜45°の角度から突入するようにツールホルダに固着さ
れる。また、ツールホルダは1分間に1〜2回転させら
れる。従つて、コア3の切削部3aは、使用開始後切削時
間が多くなる程先端周縁部から摩耗して円錐形になり、
切削部3aが円錐形状になった後はその形状を保ったま
ま、全体的に基端部3c側に向かって摩耗していく。コア
3の切削部3aの摩耗が基端部3cまで進行すると、切削抵
抗が過大になり、カッタビット1やツールホルダの破
損、変形等が発生する恐れが生じるので、摩耗が基端部
3cに達する以前にカッタビット1は交換される。
上記のように、コア3の切削部3aを円柱形に形成するこ
とにより、切削使用による摩耗が円柱状切削部の円柱周
面に沿って一巡した後も、それを何巡も繰り返して円柱
部が摩耗しきるまで使用することが可能になる。従っ
て、その分だけ耐久性を高めることができ、例えば、従
来のカッタビットによればアスファルト舗装面の切削を
約5000m遂行したところでカッタビットの交換を必要と
していたのに対し、このようなコア3を有するカッタビ
ット1によればアスファルト舗装面の切削を7000m以上
遂行してもカッタビット1を交換せずに済む。
また、切削部3aが円柱形に形成されているので、摩耗が
進行して切削面が基端部3c側に移動しても、切削部3aが
円錐形になった後は切削面の形状自体はなんら変化せず
切削抵抗が増大してカッタボディ、ツールホルダあるい
は機械本体に対する負荷が増大することなく、過負荷と
なって、切削速度が低下することがない。
尚、摩耗が進行して、切削面が円柱径が漸増する中間部
3bのスカート状曲面にに近づくと、このスカート状曲面
部分が路面等の砂等によって摩耗されて切削面の基端部
3cとほぼ同径になるので、この中間部3bのスカート状曲
面に形成された部分によって切削抵抗が増大されるおそ
れはなく、切削速度が低下することはない。
また、本考案においては、例えば第3図に示すように、
切削部3aが実質的に円柱形であると言える範囲でその先
端周縁部にテーパー状の面取り部3dの切削部円柱断面に
対する傾斜角αは、特に限定されるものではないが、カ
ッタビット1の地面への突入角度が43°〜45°であるこ
とに着目して43°〜45°に設定することが望ましい。こ
こでは、面取り部3dの円柱断面に対する傾斜角は45°に
設定されている。また、面取り部3dの寸法は、切削部3a
の外径の30%程度以下にすればよく、30%を上回ると耐
久性を高める効果が薄くなるので好ましくない。ここで
は、切削部3aの外径11mmに対して3mm(約27%)の面取
り部3dが形成される。
このように切削部3aの先端周縁部に面取り部3dを設ける
場合には、使用初期における舗装体との衝突による先端
周縁部の欠損を防止する上で有用である。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案の舗装体切削用カッタビットによ
れば、コア切削部の形状を円柱形にするという極めて簡
単な構造により、コアの摩耗許容量を増大させ、かつ、
機械的強度を高めてカッタビットの耐久性を高めること
ができる。その結果、カッタビットの交換頻度を少なく
して、交換作業時間を少なくし、舗装体切削作業の作業
能率を高めることができる等の波及効果も得られる。
また、摩耗の進行に伴って切削面が一定以上に拡大せ
ず、切削抵抗の増大による過負荷状態の発生や切削速度
の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る舗装体切削用カッタビ
ットの斜視図、第2図はそのコアの側面図、第3図は本
考案の他の実施例のコアの側面図、第4図は従来例のコ
アの側面図である。 1……カッタビット、2……カッタボディ 3……コア

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カッタボディ2の先端部にコア3が固着さ
    れてなる舗装体切削用カッタビットにおいて、該コア3
    はその切削部が円柱状に形成され、かつ該円柱基部は該
    円柱径が漸増形に形成され該漸増基部が上記カッタボデ
    ィ2先端部に固着されてなる舗装体用切削カッタビッ
    ト。
  2. 【請求項2】上記コア3は上記円柱状切削部の先端部が
    上記円柱断面に対して43°乃至45°傾斜する面取り部が
    形成されてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の舗
    装体切削用カッタビット。
JP1987104338U 1987-07-07 1987-07-07 舗装体切削用カッタビット Expired - Lifetime JPH076167Y2 (ja)

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JPS6410510U JPS6410510U (ja) 1989-01-20
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