JPH0761417B2 - 焼却炉排ガスの処理方法 - Google Patents
焼却炉排ガスの処理方法Info
- Publication number
- JPH0761417B2 JPH0761417B2 JP62211014A JP21101487A JPH0761417B2 JP H0761417 B2 JPH0761417 B2 JP H0761417B2 JP 62211014 A JP62211014 A JP 62211014A JP 21101487 A JP21101487 A JP 21101487A JP H0761417 B2 JPH0761417 B2 JP H0761417B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- treating agent
- incinerator
- crusher
- pulverizer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Treating Waste Gases (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、焼却炉の排ガス中に含まれるHCl、SOxなど
の有害ガスを除去する焼却炉排ガスの処理方法に関する
ものである。
の有害ガスを除去する焼却炉排ガスの処理方法に関する
ものである。
都市ごみ等の焼却炉の排ガス中には、HClやSOxなどの有
害ガスが含まれている。
害ガスが含まれている。
従来、これらの有毒ガスを除去する方法として、排ガス
にCa（OH）２等の処理剤を噴霧し、排ガス中のHCl、SOx
と処理剤とを反応させてHCl、SOxの無害化方法がある
が、この方法では、排ガスと噴霧した処理剤との接触効
率が悪く、かなり大きな反応容器を必要とする。
にCa（OH）２等の処理剤を噴霧し、排ガス中のHCl、SOx
と処理剤とを反応させてHCl、SOxの無害化方法がある
が、この方法では、排ガスと噴霧した処理剤との接触効
率が悪く、かなり大きな反応容器を必要とする。
このため、従来の方法では、処理装置全体が大きくなる
という問題がある。
という問題がある。
そこで、この発明は、排ガスと処理剤との接触効率を良
好にする方法を提供しようとするものである。
好にする方法を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、上記の問題点を解決するために、一側に供
給口を有し、他側に排出口を有するケージング内に、円
板上に多数のピンを突設したローターを設けてなる粉砕
機を、焼却炉の排ガス出口付近に設置し、上記粉砕機の
供給口へ排ガスと共に、スラリー状の処理剤を供給し、
上記粉砕機のローターで処理剤を乾燥粉砕しながら粉砕
機内で処理剤と排ガスとを混合し、その後混合ガスを粉
砕機の排出口から排出するようにしたのである。
給口を有し、他側に排出口を有するケージング内に、円
板上に多数のピンを突設したローターを設けてなる粉砕
機を、焼却炉の排ガス出口付近に設置し、上記粉砕機の
供給口へ排ガスと共に、スラリー状の処理剤を供給し、
上記粉砕機のローターで処理剤を乾燥粉砕しながら粉砕
機内で処理剤と排ガスとを混合し、その後混合ガスを粉
砕機の排出口から排出するようにしたのである。
上記方法によると、粉砕機内において、スラリー状の処
理剤が乾燥粉砕される際に排ガスと気液接触して反応す
ると共に、粉砕された処理剤の微粉末も排ガスと気固接
触して反応するので、排ガスと処理剤との接触効率が極
めて高くなり、排ガスと処理剤との反応が向上する。
理剤が乾燥粉砕される際に排ガスと気液接触して反応す
ると共に、粉砕された処理剤の微粉末も排ガスと気固接
触して反応するので、排ガスと処理剤との接触効率が極
めて高くなり、排ガスと処理剤との反応が向上する。
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
この発明は、第１図に示すように、焼却炉１の排ガス出
口付近に粉砕機２を設置し、この粉砕機２内で排ガスと
処理剤とを接触させるようにしたものである。
口付近に粉砕機２を設置し、この粉砕機２内で排ガスと
処理剤とを接触させるようにしたものである。
上記粉砕機２としては、ケーシング３内にローター４を
設けた構造のものが使用される。
設けた構造のものが使用される。
ケーシング３は、複数の筒状の胴部材５を接合して形成
され、各胴部材５の接合部分には仕切壁６が設けられ、
この仕切壁６によってケーシング３内が複数の室７に区
画されている。上記仕切壁６の中央には開口８が設けら
れ、この開口８によって各室７が連通している。
され、各胴部材５の接合部分には仕切壁６が設けられ、
この仕切壁６によってケーシング３内が複数の室７に区
画されている。上記仕切壁６の中央には開口８が設けら
れ、この開口８によって各室７が連通している。
上記ケーシング３の一側には、供給口９が形成され、他
側には排出口10が設けられている。上記供給口９には、
焼却炉１の排ガス通路11と処理剤供給パイプ12とが接続
されている。上記ケーシング３には、駆動軸13が各室７
を貫通するように軸受け14、15を介して設けられてい
る。この駆動軸13の一端には、モーター16が動力伝達機
構17を介して連結され、これによって駆動軸13が回転す
るようになっている。また、この駆動軸13には、ロータ
ー４がケーシング３の各室７にそれぞれ収容されるよう
に取付けられている。
側には排出口10が設けられている。上記供給口９には、
焼却炉１の排ガス通路11と処理剤供給パイプ12とが接続
されている。上記ケーシング３には、駆動軸13が各室７
を貫通するように軸受け14、15を介して設けられてい
る。この駆動軸13の一端には、モーター16が動力伝達機
構17を介して連結され、これによって駆動軸13が回転す
るようになっている。また、この駆動軸13には、ロータ
ー４がケーシング３の各室７にそれぞれ収容されるよう
に取付けられている。
上記ローター４は、円板18とこの円板18の同心円上に他
列に配置されたピン19とからなり、各室７の仕切壁６に
は円板18上のピン19相互間に嵌まるピン20が設けられて
いる。
列に配置されたピン19とからなり、各室７の仕切壁６に
は円板18上のピン19相互間に嵌まるピン20が設けられて
いる。
次に、上記粉砕機２の駆動軸13をモーター16によって駆
動させてローター４を回転せしめ、その状態で供給口９
から処理剤を粉砕機２内へ投入すると、スラリー状の処
理剤は各室７のローター４によって粉砕されながら、排
ガスと接触し、排ガス中のHCl、SOxと反応する。また、
処理剤は粉砕機２内で乾燥微粉体となって排ガスと接触
し、排ガス中のHCl、SOxと反応する。この後、乾燥微粉
化された処理剤と無害化された排ガスは、排出口から排
出され、その後、電気集じん器に供給されるようになっ
ている。
動させてローター４を回転せしめ、その状態で供給口９
から処理剤を粉砕機２内へ投入すると、スラリー状の処
理剤は各室７のローター４によって粉砕されながら、排
ガスと接触し、排ガス中のHCl、SOxと反応する。また、
処理剤は粉砕機２内で乾燥微粉体となって排ガスと接触
し、排ガス中のHCl、SOxと反応する。この後、乾燥微粉
化された処理剤と無害化された排ガスは、排出口から排
出され、その後、電気集じん器に供給されるようになっ
ている。
この発明は、以上のように粉砕機内に排ガスと処理剤を
供給し、粉砕機内で処理剤を粉砕しながら排ガスと混合
するようにしているので、排ガスと処理剤との接触効率
が高く、排ガス中の有毒ガスと処理剤との反応性が向上
するという効果があり、また、設備もコンパクトになる
という効果がある。
供給し、粉砕機内で処理剤を粉砕しながら排ガスと混合
するようにしているので、排ガスと処理剤との接触効率
が高く、排ガス中の有毒ガスと処理剤との反応性が向上
するという効果があり、また、設備もコンパクトになる
という効果がある。
第１図はこの発明の処理方法を実施する設備の概略図、
第２図はこの発明で使用する粉砕機の実施例を示す部分
縦断正面図、第３図は第２図の縦断側面図である。 １……焼却炉、２……粉砕機、３……ケーシング、４…
…ローター、９……供給口、10……排出口、11……排ガ
ス通路、12……処理剤供給パイプ。
第２図はこの発明で使用する粉砕機の実施例を示す部分
縦断正面図、第３図は第２図の縦断側面図である。 １……焼却炉、２……粉砕機、３……ケーシング、４…
…ローター、９……供給口、10……排出口、11……排ガ
ス通路、12……処理剤供給パイプ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０１Ｄ 53/81 Ｂ０２Ｃ 13/06 8720−4Ｄ Ｂ０１Ｄ 53/34 ＺＡＢ (72)発明者 酒井 健夫 愛知県常滑市大曽町３丁目１番地 株式会 社牧野鉄工所内 (72)発明者 若松 守三 愛知県常滑市大曽町３丁目１番地 株式会 社牧野鉄工所内 (56)参考文献 特開 昭48−20774（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】焼却炉排ガス中のHCl、SOx等の有害ガスと
Ca（OH）２等の処理剤とを反応させてHCl、SOx等の有害
ガスを無害化する焼却炉排ガスの処理方法において、一
側に供給口を有し、他側に排出口を有するケーシング内
に、円板上に多数のピンを突設したローターを設けてな
る粉砕機を、焼却炉の排ガス出口付近に設置し、上記粉
砕機の供給口へ排ガスと共に、スラリー状の処理剤を供
給し、上記粉砕機のローターで処理剤を乾燥粉砕しなが
ら、粉砕機内で処理剤と排ガスとを混合し、その後混合
ガスを粉砕機の排出口から排出することを特徴とする焼
却炉排ガスの処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62211014A JPH0761417B2 (ja) | 1987-08-24 | 1987-08-24 | 焼却炉排ガスの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62211014A JPH0761417B2 (ja) | 1987-08-24 | 1987-08-24 | 焼却炉排ガスの処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6456122A JPS6456122A (en) | 1989-03-03 |
| JPH0761417B2 true JPH0761417B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=16598911
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62211014A Expired - Lifetime JPH0761417B2 (ja) | 1987-08-24 | 1987-08-24 | 焼却炉排ガスの処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0761417B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101380050B1 (ko) * | 2012-08-20 | 2014-04-04 | 김명상 | 폐기물 처리용 습식 소각처리장치 |
| US9129271B2 (en) | 2000-02-11 | 2015-09-08 | Cummins-Allison Corp. | System and method for processing casino tickets |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04256417A (ja) * | 1991-02-08 | 1992-09-11 | Kenichi Nakagawa | 排ガスの処理方法 |
| AU5221599A (en) * | 1998-07-24 | 2000-02-14 | Spray Drying Systems, Inc. | Process and apparatus for recovery of acid gases from flue gas |
| CN105478207B (zh) * | 2016-01-21 | 2018-01-16 | 高翔 | 一种餐厨垃圾生物处理设备 |
-
1987
- 1987-08-24 JP JP62211014A patent/JPH0761417B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9129271B2 (en) | 2000-02-11 | 2015-09-08 | Cummins-Allison Corp. | System and method for processing casino tickets |
| KR101380050B1 (ko) * | 2012-08-20 | 2014-04-04 | 김명상 | 폐기물 처리용 습식 소각처리장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6456122A (en) | 1989-03-03 |
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