JPH0761016B2 - コード化方法 - Google Patents

コード化方法

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JPH0761016B2
JPH0761016B2 JP1154804A JP15480489A JPH0761016B2 JP H0761016 B2 JPH0761016 B2 JP H0761016B2 JP 1154804 A JP1154804 A JP 1154804A JP 15480489 A JP15480489 A JP 15480489A JP H0761016 B2 JPH0761016 B2 JP H0761016B2
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signals
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クロード・ギヤラン
ミシエル・ロツソ
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インターナシヨナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーシヨン
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L19/00Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
    • G10L19/04Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis using predictive techniques
    • G10L19/06Determination or coding of the spectral characteristics, e.g. of the short-term prediction coefficients

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  • Signal Processing (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は音声端末から供給される信号を低ビットレート
でコード化する技術に関する。
B.従来技術及びその課題 低ビツトレートの音声コーデイングは信号帯域幅制限を
用いて行われてきた。これにより、もとの音声信号がは
じめにフイルタされそこからベースバンド信号が導出さ
れる。このベースバンド信号はナイキストの理論に従つ
てもとのフルバンド信号で用いられているレートよりも
低いレートで効率的にサンプルされる。したがつてこの
制限された帯域幅は低ビツトレートでコード化すること
ができる。
後続のデコーデイング及びもとの信号への変換はベース
バンドをより広い帯域幅に伸長しかつサンプリングレー
トを上げることによつて達成される。
従来、上述のフイルタリングは約1300ヘルツのカツトオ
フ周波数を有するローパスフイルタ(話者のピツチ周波
数を含むに十分な広さである)で行われていた。このロ
ーパスフイルタは音声端末によつて供給される信号に直
接的に作用するか、又は上記音声端末の信号から導出し
相関解除された残余信号に作用する。いずれの場合も、
音声端末から導出された信号を処理するものとして定義
することができる。
アプリケーシヨンによつては(たとえば電話技術に関す
るもの)、コード化された音声信号が伝送されるネツト
ワークは音声を起源としない信号(たとえばビジートー
ンやその他のサービス信号のようなもの)を伝達するの
にも使用される。これらのトーンはローパスフイルタの
カツトオフ周波数よりも高い周波数であることの多い純
粋なサイン波から成るものである。したがつて、従来の
ベースバンドコーデイングオペレーシヨンは全体のネツ
トワークオペレーシヨンに影響を与えるようなトーンの
ロスまたはトーンの歪を招来する。
したがつて、本発明の目的はトーンの効率的なコード化
を可能にするコード化技術を提供することにある。すな
わち、コード化の効率化という点に鑑み、本願発明は従
来よりもサンプリング時間間隔の長い、低レートでサン
プルされた信号をコード化する方法に関する。
C.課題を解決するための手段 この目的を達成するため、音声端末が供給する源信号を
第1のレートでサンプルして導出したベースバンド信号
を低いレートでコード化する本発明の方法は、(a)ベ
ースバンド信号の周波数帯域幅を少なくとも2つのサブ
バンド信号に分けるステップ、(b)各サブバンド信号
の内容を第1のレートよりも低いレートでダウンサンプ
リングするステップ、(c)ダウンサンプリングされた
各サブバンド信号を前記第1のレートヘアップサンプリ
ングするステップ、(d)アップサンプリングされた各
サブバンド信号をベースバンド信号から減算して、各サ
ブバンド・エラー信号をそれぞれ導出するステップ、
(e)ダウンサンプリングされた各サブバンド信号のう
ち最小のサブバド・エラー信号に関連する一のサブバン
ド信号を、ベースバンド信号に最も良く適合し且つ第1
のレートよりも低いレートで更にコード化すべきものと
して選択するステップを有することを特徴としている。
D.実施例 以下、本発明の技術的な背景を示しながら、本実施例を
詳述する。
既に言及したように、本発明は様々なベースバンド音声
コード化手法に適用できる。たとえばVEPC(Voice Exci
ted Predictive Coder)やRPE(Regular Pulse Excite
d)コーダに本発明を適用することができる。
VEPCに関する文献としては次のようなものがある。
1.IBM Journal of Research and Development第29巻、
第2号、1985年3月、第147頁ないし第157頁 2.IEEE International Conference on Acoustic,Speech
and Signal Processing,1978年、第307頁ないし第311
頁 3.欧州特許第2998号 VEPCによるコーデイングは、通常の電話帯域幅に制限さ
れたもとの音声信号を8キロヘルツでサンプリングする
こと、サンプリングされた信号をPCMでコード化するこ
と、その信号を自己相関パラメータ、ハイバンドのエネ
ルギデータ及び再コード化/量子化すべきローバンドの
信号へ再コード化することを含む。場合によつては、そ
のプロセスはローバンド制限オペレーシヨンを遂行する
前に、PCMコード化信号は残余信号に相関解除するステ
ツプを含む。しかし、いずれにせよ、再コード化子呼び
量子化(すなわち、低レートコーデイング)は音声端末
から導出された信号について遂行されるとみなすことが
できる。
RPEに関する文献としては次のようなものがある。
1.Peter Kroonらによる“Regular Pulse Excitation−A
novel Approach to Effective and Efficient Multipu
lse Coding of Speech"と題する論文(IEEE Transactio
n on Acoustics,Speech and Signal Processing,第ASSP
−34巻第5号、1986年10月、第1054頁以降) 2.P.Vary,K.Holling,R.Holmann,R.Sluyter,C.Galand及
びM.Rossoらによる“Speech Codec for the European M
obile Rediosystem"(Proceedings of ICASSP1988、第
1巻第227頁ないし第230頁) 本発明は任意のタイプのベースバンド音声コード化手法
にも適用できるが、使用されるタイプがどのようなもの
であつても、ベースバンドコード化信号からもとの信号
への合成はベースバンド信号を処理するステツプと、そ
の帯域幅をもとの全音声端末帯域幅(たとえば、電話の
帯域幅)に広げるステツプを含む。既に述べたように、
ローパスフイルタのカツトオフ周波数よりも高い周波数
でトーンがもとの音声端末の帯域幅に埋め込まれたとき
はそのトーンは消失することになる。
公知のRPE/LTPコーダのブロツク図が第9図に示されて
いる。8キロヘルツでサンプルされPCMコード化された
もとの信号(以下、源信号ともいう)S(n)はその帯
域幅を300ヘルツないし3300ヘルツに制限する音声端末
(たとえば、電話セツト)によつて供給される。この信
号S(n)はいわゆるPARCORに関する係数を計算する装
置10において短区間予測によつて解析される。信号S
(n)は、係数が装置10から供給される最適予測フイル
タA(z)でフイルタされる。その結果得られる残余信
号r(n)は長区間予測(LTP)フイルタループへの入
口となる装置14で解析される。LTPフイルタループはz
領域で伝達関数bz -Mを有するフイルタ12と、加算器13と
を含む。ここでbはゲイン係数、Mはピツチに関係する
係数である。b及びMは装置14で計算される。その実施
例は欧州特許出願第87430006.4号に記載されている。M
の値は40個のr(n)のサンプル間隔よりも広く選択さ
れたピツチ高調波である。LTPループは推定残余信号
x″(n)を生成するために用いる。信号x″(n)は
装置15で入力信号r(n)から減算されて、誤差残余信
号x(n)が供給される。
RPEコーデイングオペレーシヨンは信号x(n)のサン
プルについての固定長の連続ブロツク(たとえば、40ミ
リ秒又は5ミリ秒)にわたつて装置16で遂行される。通
常、RPEコーデイングは各x(n)のシーケンスを一定
間隔のサンプルについての低レートのシーケンスに変換
するステツプを含む。この目的のため、信号x(n)は
ローパスフイルタで信号y(n)にフイルタされ、さら
に少なくとも2つのサンプルシーケンスx1(n)及びx2
(n)に分けられる。12ないし16kbpsで動作する典型的
なRPEは残余サンプル(x(n);n=0、・・・、19)
のローパスフイルタでフイルタされた40ミリ秒のシーケ
ンスの各々について、次の2つのサブシーケンスのうち
の1つを選択する。
x1(n)=y(2n)n=0、・・・、19 x2(n)=y(2n+1)n=0、・・・、19 このサブシーケンスの選択は次のようなエネルギの基準
に基づいて行われる。
となるようなjを選択する。
最高のエネルギを有するサブシーケンスxj(n)は信号
x(n)を最適にあらわすものと推定される。選択され
たシーケンスのサンプルはブロツク圧縮PCM(BCPCM)手
法を用いる装置17で量子化される。これにより選択され
た各ブロツクのサンプルxj(n)が特性項cxj及び量子
化値xjc(n)のシーケンスに量子化される。もちろ
ん、グリツド参照記号jはテーブルアドレス参照値をあ
らわすことによつて、選択されたRPEシーケンスを定義
するためにも用いられる。
選択されたシーケンスは合成シーケンスx″(n)を再
構成するLTPフイルタループに供給される前に、装置
()18で量子化の解除も行われる。
したがつて、コーダの出力はPACOR係数K(i)のセツ
ト、LTP係数(b、M)のセツト及びグリツド番号jで
構成される。なお、グリッド番号jは最大のエネルギを
有するサブシーケンスxj(n)を特定する番号である
が、このxj(n)は少なくとも一つのcxjの値およびxjc
(n)の2進値のセットに結合される。
デコーデイングオペレーシヨンについての簡単なブロツ
ク図が第10図に示されている。まず、xj′(n)及びj
が量子化解除器()20に供給されて、アツプサンプリ
ングされた合成残余誤差信号x′(n)のシーケンスが
出力される。この誤差信号x′(n)は係数(b、M)
で調整される伝達関数b.Z-Mを有するフイルタと、加算
器24とを含むLTPフイルタループに供給される。LTPフイ
ルタループは、伝達関数1/A(z)を有する短区間フイ
ルタ26に与えられる長区間合成残余信号r′(n)を出
力する。最終的には、合成音声信号s′(n)がフイル
タ26の出力で利用可能となる。
第3図には送受信部(コーダ/デコーダ)に関係するよ
うな音声信号の分析及び合成のオペレーシヨンの簡単な
流れが示されている。以下の情報を加味すれば、第3図
は第9図及び第10図と等価な内容を流れ図の形式で表し
たものに相当する。
・x″(n)=b.r′(n−M) ・PARCOR係数K(i)がフイルタA(z)及びフイルタ
1/A(z)を調整するのに用いられる前にa(i)に変
換される。
.LTPフイルタループに遅延線が挿入されるRPEコーデイ
ングに先んじて行われ第3図の上部2つのステツプであ
らわされるオペレーシヨンは第4図にさらに詳しく示さ
れている。第4図に示すように、短区間分析により、残
余信号 を導出することができる。
PARCORに関係する係数a(i)の導出は第5図にさらに
詳しくあらわされる。これらの係数a(i)は通常のLe
roux−Guegen手法を用いて、ステツプアツププロシージ
ヤによつていわゆるPARCOR係数から導出される。係数K
(i)はUn/Yangアルゴリズムを用いて28ビツトでコー
ド化できる。このような手法及びアルゴリズムに関して
さらに詳細が必要であれば、以下の文献を参照された
い。
・J.Leroux及びC.Gueganによる“A fixed point comput
ation of partial correlation coefficients″(IEEE
Transactions on ASSP,第257頁ないし第259頁、1977年
6月) ・C.K.Un及びS.C.Yangによる“Piecewise linear quant
ization of LPC reflexion coefficients"(Proc.Int.C
ont.on ASSP Hartford,1977年5月) ・J.D.Markel及びA.H.Grayによる“Liner Prediction o
f speech"(Springer Verlag 1976年、Step−up proced
ure,第94頁ないし第95頁) ・欧州特許第0002998号 短時間フイルタ11は短区間残余信号のサンプル を導出する。
第6図はr(n)からx(n)への変換を要約した流れ
を示す図である。これらのオペレーシヨンは40個のサン
プルの4つのブロツクにあらわす160個のサンプルのシ
ーケンスにわたつて遂行されるということに留意された
い。サンプルの現ブロツクがn=0からn=39の時系列
を有するとすればr(n)及びr′(n−i)について
i=40ないし120で相関がとられ、下記のF(i)が導
出される。
理論的にはiは160まで拡張することができる。通常の
ピツチ値が与えられたとき、120番目のサンプル位置の
制限で十分であることがわかつた。これで計算の負荷を
軽くするだけでなく、ピツチ関連値Mをコード化するの
に用いるビツトの数も減らすことができる。
次のオペレーシヨンは最高のF(i)の値を与えるi番
目のサンプル位置を検出するステツプを含む。この位置
を求めているピツチ関連データMに対応する。
自己相関オペレーシヨンはr′(n−M)についてn=
0ないし39で行われ、それによりC(M)(第6図参
照)が導出され、 b=F(M)/C(M) の計算が可能となる。
RPEコーダ及びPRE/LTPコーダの双方は音声信号のエンコ
ーデイングにうまく接合する。というのは、RPEにおけ
るローパスフィルタリングは、fs/4(fsはサンプリング
周波数をあらわす)のカツトオフ周波数を有することが
できるからである。ゼロのサンプル値を挿入することに
よつて達成される合成アツプサンプリングは典型的な音
声信号にうまく適合する周波数折返しによる信号アツプ
サンプリング及び高調波生成と等価である。
一方、非音声信号に関する限り、高調波の折返しは、ロ
ーパスフイルタによつてカバーされる周波数範囲以外に
重要なスペクトル密度を有する信号の正しい再構成を得
ることを不可能にする。
第7図及び第8図はRPE/LTPでコード化される前と、1/2
のデシメーシヨンフイルタリングを有する16kbsのオペ
レーシヨンで設計されたときのエンコーデイング後の2.
7キロヘルツのトーンの波形及びパワースペクトルを示
す図である。コード化された信号についてそこからトー
ンを明瞭には検出できないようにする歪が存在すること
がある。
要約するに、ベースバンドコーデイングを使うと、源音
声信号の帯域幅から低周波帯域幅への制限、この制限さ
れた内容のダウンサンプリング及びダウンサンプリング
された内容のコーデイングによつて低レートコーデイン
グを達成しつつ源信号から所定のパラメータが導出され
る。これによつて、制限された帯域をもとの帯域幅に広
げることによる合成ができる。
これまでの説明から明らかなように、このプロセスはも
との帯域幅内に埋め込まれたトーンに影響を与えたり、
歪ませたりする場合がある。
本発明は源信号の帯域幅を少なくとも2つの帯域幅に分
けて、各サブバンドの内容をダウンサンプリングし、源
信号に最も近いダウンサンプリングされたサブバンド信
号(コード化すべきサンプルを有する帯域制限信号をあ
らわす)を選択することによつて、上述の欠点を克服す
る。
このプロセスは第9図の装置のPREコーデイングオペレ
ーシヨンを第1図にあらわされるような改善された装置
で作動させることによつて達成することができる。この
場合、音声端末から導出された信号x(n)は源サンプ
リングレートの1/2でその内容がサンプルされる低周波
(LPF)帯域幅及び高周波(HPF)帯域幅に分けられる。
各サブバンドのエネルギはそれぞれ5ミリ秒のブロツク
で計算され。最高のエネルギを有するサブバンドがx
(n)を表すようにコード化される。
最終的な合成信号s′(n)が源信号に近づけば近づく
ほど、システムは良好なものになる。これは、源信号と
合成信号との誤差、したがつて、 ei(n)=s(n)−s′(n) を最小にすることに等しい。すなわち,RPEコーデイング
に際し、1/2のレートでサンプリングされた各サブバン
ドは、 にしたがって選択される。
全ての時間参照データを大文字を使つてz領域で表わす
と(たとえば、s(n)及びs′(n)に対応してS
(z)及びS′(z)とする)、 S(z)=(1/A(z))R(z) S′(z)=(1/A(z))R′(z) =(1/A(z))[X′(z)+X″(z)] =(1/A(z))[X′(z)+b.z-MR′(z)] E(z)=S(z)−S′(z) =(1/A(z))R(z)−(1/A(z))[X′(z)+X″(z)] =(1/A(z))[R(z)−X′(z)−X″(z)] =(1/A(z))D(z) ただし、D(z)=X(z)−X′(z) したがつて、最適の選択基準はコーデイング誤差データ
d(n)=x(n)−x′(n)に基づくグリツドの選
択を用いることにより得られる。コーデイング誤差デー
タd(n)=x(n)−x′(n)は合成手法による最
適な分析を導くものである。
適切なRPE/LTPコーデイングの遂行を可能とするため第
9図の装置16の代わりに用いられるRPEコーダの詳細は
第2図に示されている。これにより、再現性のよりトー
ンの検出を行うことができる。
加算器15により供給される信号x(n)はローパスフイ
ルタ(LPF)90及びハイパスフイルタ(HPF)91の双方に
送られる。これらのフイルタはそれぞれフイルタされた
信号y1(n)及びy2(n)を出力する。信号y1(n)は
ダウンサンプリング装置92において1/2でサンプルされ
た2つの信号x1(n)及びx2(n)に分けられ、信号y2
(n)はダウンサンプリング装置93において信号x3
(n)及びx4(n)に分けられる。
4つのダウンサンプルされた信号は装置94及び95で行わ
れるアツプサンプリングオペレーシヨンを介してもとの
サンプリングレートに変換される。これらの装置94及び
95は信号x1′(n)、x2′(n)、x3′(n)及びx4′
(n)を出力し、これら信号がx(n)から減分され
て、そこから誤差d1(n)、d2(n)、d3(n)及びd4
(n)が導出される。
この誤差信号は逆短区間フイルタ1/A(z)でフイルタ
される。フイルタ1/A(z)からの出力が1ブロツク期
間にわたつて2乗和(図中“SUM2"で示した)がとられ
て、エネルギデータEj(j=1、2、3、4)が導出さ
れる。
最終的には、装置100で選択されその後量子化されるRPE
シーケンスxj(n)はEjを最小にするものである。
第11図は上述の改良されたRPEオペレーシヨンの要約を
表わす流れ図である。フイルタされた信号y1(n)及び
y2(n)の40個のサンプルの各ブロツクは、 x1(n)=y1(2n) x2(n)=y1(2n+1) x3(n)=y2(2n) x4(n)=y2(2n+1) (n=0、1、・・・、19) に従つてダウンサンプルされる。
もとのサンプリングレートに戻るアツプサンプリングは
適切な位相を有するシーケンスx1(n)、x2(n)、x3
(n)、及びx4(n)の連続的なサンプルの各2つの間
に0値を挿入することによつて行われ、その結果、x1′
(n)ないしx4′(n)が導出される。
誤差信号シーケンスdi(n)は、 di(n)=xi(n)−xi′(n) i=1、・・・、4及びn=0、・・・、39 に従つて導出される。
装置96ないし98のフイルタリングオペレーシヨンは、 i=1、・・・、4 n=0、・・・、39 に従つて8つのPARCOR関連係数a(l)(1=1、・・
・8)を用いて行われる。
誤差エネルギオペレーシヨンは第2図の装置“SUM2"で
行われる。その結果、 j=1、・・・、4 が導出される。
RPEコード化シーケンスx(n)をあらわすものとして
選択すべきxj(n)を指定するためになされるグリツド
選択は最小エネルギE(i)に基づく。
サンプルxj(n)は装置96ないし99の1/A(z)のフイ
ルタリングオペレーシヨンを遂行するために用いられる
8サンプル長のシフトレジスタに供給されるということ
にも留意されたい。
40個のxj(n)(n=0、・・・、39)のプロツクは1
ブロツクにつき少なくとも1つの特性項(たとえば最大
サンプル)と、その特性項の値で規格化された40個のサ
ンプルをコード化する40個の2進値xjc(n)(n=
0、・・・、39)とにBCPCMコード化される。BCPCMにつ
いて詳細が必要であれば、A.Croisierによる“Progress
in PCM and Delta modulation:Block companded codin
g of speech signals"(1974年、International Zurich
Semminer)を参照されたい。
デコードされた値をあらわすxjd(n)でs(n)の最
適な表現s′(n)に信号を最適に変換するための後続
のデコーデイングオペレーシヨンは第12図の流れ図に示
されている。サンプルの各ブロツクについて、通常のBC
PCMはサンプルxj(n)をもとの値に変換するための特
性項exjを用いることを示唆する。RPEデコーデイングは
RPEコーダの入力信号のサンプリングレートに戻すため
のアツプサンプリングステツプを含む。
このことは、装置90及び91内のコーダレベルで行われる
ような高周波帯域幅または低周波帯域幅のいずれか一方
の中からダイナミツクな選択を考慮することと組合され
るべきである。
最後に、残余信号 r′(n)=x′(n)+br′(n−M) に変換すべき40個の量子化解除された値x′(n)のシ
ーケンスを取得する。
上記残余信号はフイルタされて、音声信号 に戻される。
第13図に示すように、従来の方法でコーデイングした第
8図に比べ2.7キロヘルツのトーンのコーデイングが改
善されていることがわかる。
デコードされた信号の時間変数表示がずつと明瞭にみえ
るだけでなく、第13図の下部のパワースペクトル表示を
考慮した場合も全く同じ結果である。
既に述べたように、トーンの効率的なコーデイングを可
能にするためのベースバンド音声コーダを改善するアプ
ローチはたとえば第14図に示す如きVEPCコーダのような
他のタイプのベースバンド音声コーダにも適用できる。
残余信号s(n)はフイルタ130及び132をそれぞれ使つ
て低周波帯域幅及び高周波帯域幅の2つのサブバンドに
分けられる。これらのサブバンドの双方はダウンサンプ
ルされ、サンプルのブロツクによつて処理されて、そこ
からエネルギ標識が導出される。
たとえば、サブバンドエネルギ標識は同じブロツク内の
サンプルの2乗和をとることによつて推量することがで
きる。ここで、最高のエネルギサブバンドをBand1と
し、最低のサブバンドをBand2と仮定する。そうする
と、再コード化量子化はBand1について装置134で行わ
れ、一方、エネルギのコード化/量子化はBand2につい
て行われる。
前掲のIBM Journalに掲示されているように、上記装置1
34はBand1を幾つかのサブバンドに分けた後、量子化ビ
ツト(DAB)を動的に割振ることによつてそれらのサブ
バンドの内容をコード化するQMF(Quadrature Mirror F
ilter)を含む。
換言すれば、前掲のIBM Jornalに記載されるLPF及びHPF
の周波数帯域幅の機能がここでは上述のエネルギ基準に
基づいて動的に変換されるのである。
VPEC又はRPEの両タイプのコーダでは、音声端末から導
出された信号の低ビツトレートコーデイングは上記導出
された信号を少なくとも2つのサブバンドに分けた後、
源音声端末信号に最も一致するサブバンドのサンプルを
さらに量子化及びコード化するための選択することによ
り実現される。
E.発明の効果 以上説明したように本発明によれば、トーンを効率的に
コード化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の実施例を説明する図、第3
図ないし第6図は第9図及び第10図に示す従来のコーダ
及びデコーダの動作を説明する流れ図、第7図及び第8
図は本発明によつて解決すべき問題を説明する図、第9
図及び第10図は従来のコーダ及びデコーダを示す図、第
11図及び第12図は本発明の実施例を説明する流れ図、第
13図は本発明による改良を示す図、第14図は本発明の他
の実施例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 14/04 B 9372−5K H04Q 1/457 9076−5K (56)参考文献 特開 昭62−271000(JP,A) 特開 昭58−23100(JP,A) 特開 昭58−40914(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次のステップ(a)乃至(e)からなる、
    音声端末が供給する源信号s(n)を第1のレートでサ
    ンプルして導出したベースバンド信号x(n)を低いレ
    ートでコード化する方法。 (a)前記ベースバンド信号の周波数帯域幅を少なくと
    も2つのサブバンド信号に分けるステップ。 (b)前記各サブバンド信号の内容を前記第1のレート
    よりも低いレートでダウンサンプリングするステップ。 (c)前記ダウンサンプリングされた各サブバンド信号
    を、前記第1のレートへアップサンプリングするステッ
    プ。 (d)前記アップサンプリングされた各サブバンド信号
    を前記ベースバンド信号から減算して、各サブバンド・
    エラー信号をそれぞれ導出するステップ。 (e)前記ダウンサンプリングされた各サブバンド信号
    のうち最小の前記サブバンド・エラー信号に関連する一
    のサブバンド信号を、前記ベースバンド信号に最も良く
    適合し且つ前記第1のレートよりも低いレートで更にコ
    ード化すべきものとして選択するステップ。
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DE3851887D1 (de) 1994-11-24
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