JPH0760659A - 固着具打込機の安全装置 - Google Patents

固着具打込機の安全装置

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JPH0760659A
JPH0760659A JP21029093A JP21029093A JPH0760659A JP H0760659 A JPH0760659 A JP H0760659A JP 21029093 A JP21029093 A JP 21029093A JP 21029093 A JP21029093 A JP 21029093A JP H0760659 A JPH0760659 A JP H0760659A
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JP
Japan
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arm member
nose
shaft
pusher
fastener
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JP21029093A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Kutsuzawa
敏彦 沓澤
Akihiro Kishi
昭広 岸
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Kanematsu NNK Corp
Original Assignee
Kanematsu NNK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マガジンに固着具がない状態では、空打ちを
行えないようにした安全装置を有する固着具打込機を提
供する。 【構成】 ノーズ先端部を打込対象物に押付けない限り
トリガ装置の動作が無効にされる安全装置のアーム部材
は、フロントノーズ17及び中間アーム18と、ロッド
19とに分割され、中間アームの運動をロッドに伝達す
る装置27が中間アーム18の端部とロッド19の端部
の間に設けられ、伝達装置27は、プッシャー9がマガ
ジン7内の所定位置以外の位置にあるとき中間アーム1
8の運動をロッド19に伝達するが、プッシャーがマガ
ジン内の前記所定位置にあるとき中間アーム18の運動
をロッド19に伝達しないように、プッシャー9に連結
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノーズに、複数の固着
具を連結して成る固着具連結体が収容されるマガジンが
連結され、該マガジンのプッシャーによってノーズには
前記固着具連結体の先頭の固着具がノーズの打込通路に
押出される構成の固着具打込機に関する。
【0002】
【従来の技術】ノーズに、複数の固着具を連結して成る
固着具連結体が収容されるマガジンが連結され、該マガ
ジンのプッシャーによってノーズには前記固着具連結体
の先頭の固着具がノーズの打込通路に押出される構成の
固着具打込機は、例えば、ステープルや釘を打込むステ
ープラや釘打機等で知られている。かかる固着具打込機
においては、ノーズ先端部を打込対象物に押付けない状
態ではノーズ先端部から突出し且つノーズ先端部を押付
けるとノーズに平行に移動してトリガ装置のトリガレバ
ーに作用するアーム部材を有し、該アーム部材とトリガ
レバーの間にはトリップレバーが設けられ、ノーズ先端
部を対象物に押し付け且つトリガレバーを引くと、トリ
ップレバーがトリガバルブのバルブピンを押してトリガ
バルブが固着具打込機のメインバルブに作用してノーズ
の打込通路にある固着具を打込部材が打込対象物に打込
むが、ノーズ先端部を対象物に押し付けない限り固着具
の打込みができないように構成された安全装置が設けら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の固着具打込機に
おいて、マガジン内に固着具がない状態でも、ノーズ先
端部を打込対象物に押付けた状態でトリガレバーを引く
と、打込部材が打込対象物に打込むように駆動される。
すなわち、空打ちを行ってしまう。かかる空打ちによる
打込部材の衝撃は、打込部材自身及び固着具打込機を疲
労させ、ときには、打込部材自身あるいは固着具打込機
を損傷させることがあり、固着具打込機にとって好まし
くない。
【0004】従って、本発明の目的は、マガジンに固着
具がない状態では、空打ちを行えないようにした安全装
置を有する固着具打込機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明によれば、ノーズに、複数の固着具を連結し
て成る固着具連結体が収容されるマガジンが連結され、
マガジンのプッシャーによって固着具連結体の先頭の固
着具がノーズの打込通路に押出されるようになってお
り、ノーズ先端部を打込対象物に押付けない限りトリガ
装置の動作が無効にされる安全装置が設けられており、
安全装置は、ノーズ先端部を打込対象物に押付けるとト
リガ装置のトリップレバーに作用してトリップレバーを
有効作動位置に位置させるアーム部材を有し、ノーズ先
端部を対象物に押し付け且つトリガ装置のトリガレバー
を引くと、トリップレバーがトリガバルブのバルブピン
を押してトリガバルブが固着具打込機のメインバルブに
作用してノーズの打込通路にある固着具を打込部材が打
込対象物に打込むが、ノーズ先端部を対象物に押し付け
ない限り固着具の打込みができないように構成された固
着具打込機であって、安全装置のアーム部材は、ノーズ
先端側の第1アーム部材とトリガ装置の側の第2アーム
部材とに分割され、第1アーム部材の運動を第2アーム
部材に伝達する手段が第1アーム部材の端部と第2アー
ム部材の端部の間に設けられ、伝達手段は、プッシャー
がマガジン内の所定位置以外の位置にあるとき、第1ア
ーム部材の運動を第2アーム部材に伝達するが、プッシ
ャーがマガジン内の前記所定位置にあるとき、第1アー
ム部材の運動を第2アーム部材に伝達しないように、前
記プッシャーに連結されていることを特徴とする固着具
打込機が提供される。
【0006】本発明においては、第2アーム部材をトリ
ガ装置のトリップレバーに延びるロッドで構成し、伝達
手段を、ロッドの一端部側からマガジンの側にロッドの
軸方向に延びて回転可能に軸支されたシャフトと、ロッ
ドに隣接するシャフトの端部に該シャフトに直交して取
付けられた連動部材と、シャフトの反対側の端部に取付
けられ、プッシャーに取付けられた係止部に係合してシ
ャフトを回転させるシャフト回転部材とから構成し、第
1アーム部材の端部を、連動部材と係合可能な位置に延
ばし、当該端部に連動部材が所定の回転角度位置に位置
したときを除いて連動部材と係合する係合部を形成し、
プッシャーがマガジン内の所定位置に位置したとき、プ
ッシャーの係止部がシャフト回転部材及びシャフトを介
して連動部材を前記所定の回転角度位置に回転させ、第
1アーム部材の端部が連動部材に係合しなくなるように
できる。
【0007】また、本発明においては、第1アーム部材
端部の係合部をスリットに形成し、シャフト回転部材を
シャフトに直交して取付けられた板状部材で構成し、こ
のシャフト回転部材をシャフトの軸心を中心に一の方向
に回転する方向に付勢するばねを設け、このばねによ
り、連動部材が第1アーム部材のスリットに対して交差
して、第1アーム部材の運動を第2アーム部材のロッド
に伝達しており、プッシャーはマガジン内の所定位置に
位置したとき前記係止部を介してシャフト回転部材をば
ねの付勢に抗して回転させ、連動部材を第1アーム部材
のスリットに平行にして該スリットを通過可能とするこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。先ず、図1を参照して、本発明に係る固着
具打込機としてのステープル用の釘打機1の概略の構成
を説明する。なお、固着具打込機は、図示のステープル
用釘打機1に限らず、ノーズに、複数の固着具を連結し
て成る固着具連結体が収容されるマガジンが連結され、
マガジンのプッシャーによって固着具連結体の先頭の固
着具がノーズの打込通路に押出される固着具打込機であ
れば、他の打込機でもよい。
【0009】釘打機1のハウジング2にはハンドル3が
形成され、ハウジング2からはノーズ4が延びており、
ノーズ4には、複数のステープルを並列に連結して成る
ステープル連結体5(図示の例では、3本のステープル
6が連結されている)が収容されるマガジン7が連結さ
れている。なお、図示の便宜上省略しているが、ハウジ
ング2は、図1の上方に延びていて、内部にシリンダ及
びピストンが設けられ、ピストンには板状の打込部材が
連結されている。また、ハンドル3も図1の右側に延び
ており、作業者が把持できるように形成され、マガジン
7もステープル連結体5を多く収容できるように、図1
の右側にハンドル3と平行に延びてその端部がハンドル
3の端部に保持されている。マガジン7には、図1の右
側の端部にステープル連結体5を装填する入口が設けら
れ、装填したステープル連結体5は、プッシャー9によ
って、ステープル連結体の先頭のステープルがノーズ4
の打込通路10に押出される。プッシャー9は、ノーズ
4に固定されたぜんまい式ばね11によって、先頭のス
テープル6をノーズ4の打込通路10に押出すように付
勢されている。
【0010】釘打機1のハウジング2のハンドル3の端
部(図示せず)に、圧力流体としての圧縮空気が供給さ
れる。供給された圧縮空気は、ハンドル3に設けられた
トリガ装置12のトリガレバー13を引くと、ハウジン
グ2に設けられたピストンの背面に圧縮空気が供給され
る。圧縮空気の供給によりピストンに取付けられた打込
部材が急激に図の下方に移動させられ、プッシャー9に
よって押出された先頭ステープル6が打込対象物に打込
まれる。打込んだ後、例えば、トリガレバー13を離す
と、打込部材は元の位置すなわち静止状態に戻され、こ
の復帰工程において、プッシャー9は次のステープルを
ノーズ4の打込通路10に押出す。
【0011】釘打機には、一般に、ノーズの先端部が打
込対象物に押しつけられない限り、釘やステープル等の
の打込みを防止するための安全装置が設けられる。本発
明においても、釘打機1には安全装置が設けられてい
る。従って、ノーズ4の先端部を打込対象物に押付け且
つトリガレバー13を引くと、トリガバルブ15がメイ
ンバルブ(図示せず)に作用して打込部材がノーズ打込
通路に配置されたステープルを対象物に打込むが、対象
物にノーズ4の先端部が押しつけられない限り、トリガ
レバー13を引いても打込部材は移動しないように構成
されている。なお、この安全装置を利用して、釘やステ
ープルの打込深度を調整する打込深度調整装置を設ける
こともできる。
【0012】本発明に係る安全装置は、ノーズ4の先端
部からハウジングの側に延びるように細長く形成され且
つハウジング2に固定されたリアノーズ16に対して先
端部がリアノーズ16の先端から突出するようにスライ
ド可能に取付けられたフロントノーズ17と、このフロ
ントノーズ17から図1の背面側を通ってシャフト29
(後述)に延びる中間アーム18とから成る第1アーム
部材と、トリガ装置の側に延びるロッド19で成る第2
アーム部材とで構成されている。ロッド19は円筒状の
ホルダー20で保持され、ホルダー20にはばね21が
設けられて、ロッド19を図1の下方に付勢している。
トリガ装置12のトリガレバー13には、先端がロッド
19の上端に係合するように延びるトリップレバー23
が設けられている。このトリップレバー23は、その先
端部がロッド19の上端に当接して上方に押されると、
トリガレバー13を引くことによってトリップレバー2
3の中間部がトリガバルブ15のバルブピン24の先端
部に当接してこれを押し上げ、トリガ装置12が作動さ
せられる。
【0013】トリガバルブ15は、図1のハウジング2
の上方の内部に設けられたメインバルブを制御するもの
で、バルブピン24が押し上げられない限り打込部材を
引き込み位置すなわち上方に保持する。そして、バルブ
ピン24が押し上げられると、メインバルブに作用して
ピストンに圧縮空気が供給され、打込部材が下方に打込
まれ、ノーズ4の打込通路10にあるステープルを打込
対象物に打込む。なお、トリガレバー13には非作用位
置に付勢するばね25が設けられており、このばね25
はまたトリップレバー23を非作用位置に付勢してい
る。通常時、前記のように、ロッド19はホルダー20
のばね21によって図1の下方に付勢されていて、トリ
ップレバー23の端部を押上げない。このため、トリガ
レバー13を引いても、トリップレバー23はバルブピ
ン24に当接せず、トリガ動作が無効にされる。ノーズ
4の先端が打込対象物に押付けられると、フロントノー
ズ17が図4のように押上げられて、中間アーム18も
押上げられ、ロッド19が押上げられて、トリップレバ
ー23の端部が押上げられる。この状態で、トリガレバ
ー13を引くと、図4に示すように、トリップレバー2
3の中間部がトリガバルブ15のバルブピン24の先端
部に当接してこれを押し上げ、トリガ装置12が作動さ
せられ、メインバルブに作用してピストンに圧縮空気が
供給され、打込部材が下方に打込まれ、ノーズ4の打込
通路10にあるステープルを打込対象物に打込む。
【0014】前記したように、安全装置のアーム部材
は、ノーズ先端側の第1アーム部材とトリガ装置の側の
第2アーム部材とに分割されている。更に詳しくは、第
1アーム部材は、ノーズ4の先端部からハウジング2の
側に延びるように細長く形成され且つリアノーズ16に
対して先端部がリアノーズ16の先端から突出するよう
にスライド可能に取付けられたフロントノーズ17と、
このフロントノーズ17から図1の背面側を通ってシャ
フト29(後述)に延びる中間アーム18とから成る。
第2アーム部材は、トリガ装置12のトリップレバー2
3の端部の側に延びるロッド19で成る。そして、本発
明においては、第1アーム部材の運動を第2アーム部材
に伝達する装置27が第1アーム部材の中間アーム18
の端部と第2アーム部材であるロッド19の端部の間に
設けられている。この伝達装置27は、プッシャー9が
ステープル連結体5をノーズ4の打込通路10に押込ん
でいるとき、中間アーム18の運動をロッド19に伝達
するが、マガジン7にステープル連結体5がない状態
(図8の状態)でプッシャー9がノーズ側に押付けられ
ているとき、中間アーム18の運動をロッド19に伝達
しないように、プッシャー9に連結されている。以下、
更に詳しく説明する。
【0015】伝達装置27について、図2及び図3も参
照して説明する。伝達装置27は、ロッド19の一端部
側からマガジン7の側すなわち下方にロッド軸方向に延
びて回転可能に軸支されたシャフト29と、ロッド19
に隣接するシャフト29の端部すなわち上端部に該シャ
フトに直交し且つシャフトに対して相対回転はしないが
軸方向にスライドできるように取付けられた棒状の連動
部材30と、シャフト29の反対側の端部すなわち下端
部に該シャフトに直交するように固定された板状部材す
なわちシャフト回転部材31とから成る。シャフト回転
部材31は、プッシャー9に設けられた係止部33に係
合して、その係合によって回転させられた分だけシャフ
ト29を回転させる。第1アーム部材の中間アーム18
の端部は、連動部材30のロッド19と反対側の端面
(すなわち下端面)に当接する位置に延びており、この
中間アーム18の端部18aには、連動部材30の長手
方向と平行になる、すなわち一致したとき、該連動部材
に当接することなくこれを通過させるスリット34が形
成されている。
【0016】シャフト回転部材31には、該部材をシャ
フト29の軸心を中心に一の方向に回転するように付勢
するコイルばね35が設けられており、このコイルばね
35により、連動部材30は中間アーム18の端部18
aのスリット34に対し図3に図示のように交差して、
中間アーム18の運動をロッド19に伝達する。なお、
この伝達において、図4に明らかなように、連動部材3
0は、中間アーム18の押上げによって、シャフト29
に沿って上方にスライドさせられ、ロッド19を押上げ
る。プッシャー9の係止部33は、図2に明らかなよう
に、シャフト回転部材31に対して、マガジン7に多数
のステープル連結体が収容されている場合には、何ら係
合しない。図1の場合には、ステープルの数が3本であ
るが、まだ係止部33はシャフト回転部材31には係合
せず、シャフト回転部材31は一定の角度を保った姿勢
になっている。次に、マガジン7のステープルが、例え
ば、残り1本になると、係止部33がシャフト回転部材
31に係合して、シャフト回転部材31を図2の姿勢か
ら水平に近い状態に回転させ、これにより、シャフト2
9が回転させられて、図5に図示の姿勢に連動部材30
を回転させる。しかし、この姿勢では、まだ連動部材3
0はスリット34に対して交差した状態になっているの
で、中間アーム18の運動はロッド19に伝達される。
そして、マガジン7にステープルが全くなくなると、シ
ャフト回転部材31に係合した係止部33がシャフト回
転部材31を図6の水平な姿勢に回転させる。これによ
り、シャフト29が回転させられて、図7に図示のよう
に連動部材30を水平な姿勢に回転させ、連動部材30
をその長手方向が中間アーム18のスリット34に一致
するようにする。この結果、連動部材30がスリット3
4を通過することとなるため、中間アーム18の当接端
部18aは連動部材30に係合しなくなり、中間アーム
18の運動はロッド19に伝達されなくなる。
【0017】動作において、マガジン7にステープルが
3本以上ある場合には、本発明に係る伝達装置27は、
図1、図2及び図3に示す状態にある。従って、図4に
示すように、ノーズ4の先端を打込対象物に押付ける
と、フロントノーズ17に連結された中間アーム18の
上方への運動は、連動部材30に伝達され、この運動は
ロッド19に伝達されてトリップレバー23の端部を押
上げる。この状態でトリガレバー13を引くと、トリッ
プレバー23の中間部がトリガバルブのバルブピン24
の先端部を押上げてトリガ装置12を作動させ、メイン
バルブに作用してピストンに圧縮空気が供給され、打込
部材が下方に打込まれ、ノーズ4の打込通路10にある
ステープル6を打込対象物に打込む。なお、図5の連動
部材30の姿勢は、ステープルがマガジン7に1本しか
ない状態を示している。この状態でも、連動部材30は
スリット34を通過できる姿勢にはなっていないので、
中間アーム18の上方への運動は連動部材30を介して
ロッド19に伝達されてトリップレバー23の端部を押
上げ、上記のようにステープルを打込むことができる。
【0018】次に、マガジン7にステープルがなくなる
と、図6に図示のように係止部33が係合しているシャ
フト回転部材31を水平に回転させ、これにより、シャ
フト29が回転させられて、図7に図示のように連動部
材30を水平な姿勢に回転させ、連動部材30を中間ア
ーム18のスリット34を通過できるようにする。この
姿勢によって、中間アーム18の当接端部は連動部材3
0に係合しなくなり、中間アーム18の運動はロッド1
9に伝達されなくなる。従って、図8のように、ノーズ
4の先端を打込対象物に押付けて、フロントノーズ17
に連結された中間アーム18を上方へ押上げても、ロッ
ド19には伝達されず、トリップレバー23の端部も押
上げられない。従って、図8のように、トリガレバー1
3を引いても、トリップレバー23は、バルブピン24
に当接せず、トリガ装置12は作動せず、打込部材も下
方に打込まれない。従って、マガジン7にステープルが
ないときの空打ちは防止される。なお、プッシャー9の
係止部33がシャフト回転部材31を回転させる時期を
調整することにより、ステープルが所定の本数残ってい
る状態でトリガ装置を作動しないようにすることも可能
である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、安全装置のアーム部材
が、第1アーム部材と第2アーム部材とに分割され、第
1アーム部材の運動を第2アーム部材に伝達する手段が
第1アーム部材の端部と第2アーム部材の端部の間に設
けられ、伝達手段は、プッシャーがマガジン内の所定位
置以外の位置にあるとき第1アームの運動を第2アーム
に伝達するが、プッシャーがマガジン内の所定位置にあ
るとき第1アーム部材の運動を第2アーム部材に伝達し
ないように、プッシャーに連結されているので、マガジ
ンに固着具がない状態での打込みすなわち空打ちが防止
され、空打ちによる打込部材や固着具打込機の疲労を防
止し、打込部材や固着具打込機の損傷を最少にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固着具打込機としての釘打機の主
要部分を示す部分断面正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1の釘打機のノーズを打込対象物に押付けて
トリガレバーを引いた状態を示す図である。
【図5】マガジンに1本ステープルがある場合の、図3
と同様の図である。
【図6】マガジンにステープルがない場合の、図2と同
様の図である。
【図7】マガジンにステープルがない場合の、図3と同
様の図である。
【図8】マガジンにステープルがない場合の、図4と同
様に、釘打機のノーズを打込対象物に押付けてトリガレ
バーを引いた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 固着具打込機としての釘打機 2 ハウジング 3 ハンドル 4 ノーズ 5 ステープルの連結体 6 ステープル 7 マガジン 9 プッシャー 10 打込通路 12 トリガ装置 13 トリガレバー 16 リアノーズ 17 フロントノーズ 18 中間アーム 19 ロッド 20 ホルダー 23 トリップレバー 24 バルブピン 27 伝達装置 29 シャフト 30 連動部材 31 シャフト回転部材 33 プッシャーの係止部 34 中間アームのスリット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノーズに、複数の固着具を連結して成る
    固着具連結体が収容されるマガジンが連結され、該マガ
    ジンのプッシャーによって前記固着具連結体の先頭の固
    着具がノーズの打込通路に押出されるようになってお
    り、ノーズ先端部を打込対象物に押付けない限りトリガ
    装置の動作が無効にされる安全装置が設けられており、
    該安全装置は、ノーズ先端部を打込対象物に押付けると
    トリガ装置のトリップレバーに作用して該トリップレバ
    ーを有効作動位置に位置させるアーム部材を有し、ノー
    ズ先端部を対象物に押し付け且つトリガ装置のトリガレ
    バーを引くと、トリップレバーがトリガバルブのバルブ
    ピンを押してトリガバルブが固着具打込機のメインバル
    ブに作用してノーズの打込通路にある固着具を打込部材
    が打込対象物に打込むが、ノーズ先端部を対象物に押し
    付けない限り固着具の打込みができないように構成され
    た固着具打込機において、 前記安全装置のアーム部材は、ノーズ先端側の第1アー
    ム部材とトリガ装置の側の第2アーム部材とに分割さ
    れ、第1アーム部材の運動を第2アーム部材に伝達する
    手段が第1アーム部材の端部と第2アーム部材の端部の
    間に設けられ、該伝達手段は、前記プッシャーがマガジ
    ン内の所定位置以外の位置にあるとき、第1アーム部材
    の運動を第2アーム部材に伝達するが、プッシャーがマ
    ガジン内の前記所定位置にあるとき、第1アーム部材の
    運動を第2アーム部材に伝達しないように、前記プッシ
    ャーに連結されていることを特徴とする固着具打込機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の固着具打込機におい
    て、第2アーム部材がトリガ装置のトリップレバーに延
    びるロッドで構成され、前記伝達手段は、前記ロッドの
    一端部側からマガジンの側にロッドの軸方向に延びて回
    転可能に軸支されたシャフトと、前記ロッドに隣接する
    前記シャフトの端部に該シャフトに直交して取付けられ
    た連動部材と、前記シャフトの反対側の端部に取付けら
    れ、前記プッシャーに取付けられた係止部に係合して前
    記シャフトを回転させるシャフト回転部材とから成り、
    前記第1アーム部材の端部は、前記連動部材と係合可能
    な位置に延びており、当該端部には連動部材が所定の回
    転角度位置に位置したときを除いて連動部材と係合する
    係合部が形成され、プッシャーがマガジン内の所定位置
    に位置したとき、プッシャーの前記係止部がシャフト回
    転部材及びシャフトを介して前記連動部材を前記所定の
    回転角度位置に回転させ、第1アーム部材の端部は前記
    連動部材に係合しなくなることを特徴とする固着具打込
    機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の固着具打込機におい
    て、前記第1アーム部材端部の係合部はスリットであ
    り、前記シャフト回転部材はシャフトに直交して取付け
    られた板状部材で成り、このシャフト回転部材をシャフ
    トの軸心を中心に一の方向に回転する方向に付勢するば
    ねが設けられており、このばねにより、前記連動部材は
    前記第1アーム部材のスリットに対して交差して、第1
    アーム部材の運動を第2アーム部材のロッドに伝達して
    おり、前記プッシャーはマガジン内の所定位置に位置し
    たとき前記係止部を介してシャフト回転部材をばねの付
    勢に抗して回転させ、前記連動部材を第1アーム部材の
    スリットに平行にして該スリットを通過可能とすること
    を特徴とする固着具打込機。
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