JPH0760217A - 廃棄物処理場 - Google Patents
廃棄物処理場Info
- Publication number
- JPH0760217A JPH0760217A JP5209160A JP20916093A JPH0760217A JP H0760217 A JPH0760217 A JP H0760217A JP 5209160 A JP5209160 A JP 5209160A JP 20916093 A JP20916093 A JP 20916093A JP H0760217 A JPH0760217 A JP H0760217A
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- JP
- Japan
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- bag
- waste
- cut
- water
- casing
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 廃棄物処理場をケーシング工法で掘削する場
合は造成費を低減し、リバース工法で掘削する場合は孔
壁を長期間安全に保護する。 【構成】 地盤に掘削した孔柱に止水袋を挿入し、その
中に水を充満させた廃棄物処理場
合は造成費を低減し、リバース工法で掘削する場合は孔
壁を長期間安全に保護する。 【構成】 地盤に掘削した孔柱に止水袋を挿入し、その
中に水を充満させた廃棄物処理場
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は地下を利用した廃棄物処
理場に関するものである。
理場に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、焼却灰などの廃棄物を廃棄する
廃棄物処理場である都市型処理場やクローズド型処理場
は、地上部か比較的浅い地下部に設けられている。
廃棄物処理場である都市型処理場やクローズド型処理場
は、地上部か比較的浅い地下部に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に都市部においては
処理場用地の確保が難しくなっていて、用地の有効利用
が求められている。本発明は地下深くまで廃棄物を処理
できる縦型処理場を提供することにより処理場用地の有
効活用を図るものである。
処理場用地の確保が難しくなっていて、用地の有効利用
が求められている。本発明は地下深くまで廃棄物を処理
できる縦型処理場を提供することにより処理場用地の有
効活用を図るものである。
【0004】ところで、地下深くまで孔を掘削する場
合、最も大きな課題は掘削した孔の孔壁の保護である。
通常、深い孔を掘削するにはケーシング工法あるいはリ
バース工法が採用される。ケーシング工法では掘削した
孔の孔壁は孔に挿入したケーシングによって保護されて
いる。このケーシングは高価であり孔が深くなればなる
ほど一層高価になる。このケーシングは、その孔に廃棄
物が投入され孔が廃棄物で満杯となり、その孔の廃棄物
処理場としての役割が終了した段階で地盤から引き抜か
れ、回収して他の孔に再使用することが考えられるが、
このシステムでは、掘削から役割終了まで一つの孔に一
つのケーシングを設置しておくことが必要で掘削から役
割終了までの時間が長くなれば長くなるほど沢山のケー
シングを準備することが必要で工事費が増大し、実用性
が失われる。従って、高価なケーシングの回転効率を上
げ工事費を低減するシステムが求められている。
合、最も大きな課題は掘削した孔の孔壁の保護である。
通常、深い孔を掘削するにはケーシング工法あるいはリ
バース工法が採用される。ケーシング工法では掘削した
孔の孔壁は孔に挿入したケーシングによって保護されて
いる。このケーシングは高価であり孔が深くなればなる
ほど一層高価になる。このケーシングは、その孔に廃棄
物が投入され孔が廃棄物で満杯となり、その孔の廃棄物
処理場としての役割が終了した段階で地盤から引き抜か
れ、回収して他の孔に再使用することが考えられるが、
このシステムでは、掘削から役割終了まで一つの孔に一
つのケーシングを設置しておくことが必要で掘削から役
割終了までの時間が長くなれば長くなるほど沢山のケー
シングを準備することが必要で工事費が増大し、実用性
が失われる。従って、高価なケーシングの回転効率を上
げ工事費を低減するシステムが求められている。
【0005】また、リバース工法では掘削した孔の孔壁
は使用した掘削液の圧力によって保護されているが、掘
削後、長時間経過すると掘削液は湧水や雨水で希釈され
孔壁が保護されなくなる可能性が大きい。
は使用した掘削液の圧力によって保護されているが、掘
削後、長時間経過すると掘削液は湧水や雨水で希釈され
孔壁が保護されなくなる可能性が大きい。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は地盤に掘削した
孔柱に止水袋を挿入し、その中に水を充満させた廃棄物
処理場であり、ケーシング工法で掘削する場合は使用し
たケーシングを短時間で回収して再使用するできるよう
にすることで廃棄物処理場の造成費の低減を図るもので
あり、リバース工法で掘削する場合は孔壁を長時間安全
に保護するものである。
孔柱に止水袋を挿入し、その中に水を充満させた廃棄物
処理場であり、ケーシング工法で掘削する場合は使用し
たケーシングを短時間で回収して再使用するできるよう
にすることで廃棄物処理場の造成費の低減を図るもので
あり、リバース工法で掘削する場合は孔壁を長時間安全
に保護するものである。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明について説
明する。
明する。
【0008】図1はケーシング工法で掘削した本発明の
廃棄物処理場の縦断面図である。
廃棄物処理場の縦断面図である。
【0009】ケーシング1を地盤中に押し込み圧入しな
がら、ケーシング1内の土砂を排出して掘削した孔柱に
止水袋2を挿入する。孔柱内には通常湧水が溜まってい
るので、止水袋2に予め重錘12を入れておくと挿入し
易くなる。(図1(a) 止水袋2の挿入が終わると止水袋2に水3を充満する。
孔柱内に溜まっていた湧水がオーバーフロウするので孔
口の周囲に設けた樋5で受けて他の場所に輸送する。
(図1(b) ケーシング1を引き抜き、引き抜いたケーシングは次の
掘削に使用する。かくして、止水袋2内の水3の水圧で
孔壁が保護された廃棄物処理場が造成される。
がら、ケーシング1内の土砂を排出して掘削した孔柱に
止水袋2を挿入する。孔柱内には通常湧水が溜まってい
るので、止水袋2に予め重錘12を入れておくと挿入し
易くなる。(図1(a) 止水袋2の挿入が終わると止水袋2に水3を充満する。
孔柱内に溜まっていた湧水がオーバーフロウするので孔
口の周囲に設けた樋5で受けて他の場所に輸送する。
(図1(b) ケーシング1を引き抜き、引き抜いたケーシングは次の
掘削に使用する。かくして、止水袋2内の水3の水圧で
孔壁が保護された廃棄物処理場が造成される。
【0010】(図1(c) なお、孔柱内の水3の水圧のみでは圧力が不足すると考
えられる時には、止水袋2の開口を高くして水圧を増加
させる。この際、止水袋2の地上部は地上に設けたスタ
ンドパイプによって支持するのが好ましい。
えられる時には、止水袋2の開口を高くして水圧を増加
させる。この際、止水袋2の地上部は地上に設けたスタ
ンドパイプによって支持するのが好ましい。
【0011】図2はリバース工法でスタンドパイプを設
けて掘削した本発明の廃棄物処理場の縦断面図である。
けて掘削した本発明の廃棄物処理場の縦断面図である。
【0012】掘削した孔柱に止水袋2を挿入する。孔柱
内には掘削液が充満しているので、止水袋2に予め重錘
12を入れておくと挿入し易くなる。(図2(a) 止水袋2の挿入が終わると止水袋2に水3を充満する。
孔柱内に充満していた掘削液がオーバーフロウするので
孔口の周囲に設けた樋5で受けて他の場所に輸送する。
(図2(b) この場合も必要とする水圧に応じてスタンドパイプの高
さを変えて止水袋2の開口を高さを変えればよい。
内には掘削液が充満しているので、止水袋2に予め重錘
12を入れておくと挿入し易くなる。(図2(a) 止水袋2の挿入が終わると止水袋2に水3を充満する。
孔柱内に充満していた掘削液がオーバーフロウするので
孔口の周囲に設けた樋5で受けて他の場所に輸送する。
(図2(b) この場合も必要とする水圧に応じてスタンドパイプの高
さを変えて止水袋2の開口を高さを変えればよい。
【0013】本発明の廃棄物処理場を使用して、廃棄物
を処理する例を図3によって説明する。
を処理する例を図3によって説明する。
【0014】(1)廃棄物投入袋7を吊り下げながら止
水袋2内に挿入する。止水袋2内には水3が充満してい
るので、止水袋2に予め重錘12を入れておくと挿入し
易くなる。廃棄物投入袋8は不透水性であり、底には開
閉具が設けられていて地上より操作できるようにロープ
10が接続されている。開閉具を閉じた状態で挿入す
る。(図3(a) (2)廃棄物投入袋7に焼却灰などの廃棄物11を投入
する。止水袋2内の水3は廃棄物11によって押上げら
れ、オーバーフロウし樋5を通りタンクに回収される。
(図3(b)) (3)止水袋2内に廃棄物11の投入を続け、止水袋2
内が廃棄物11で一杯になると、ロープ10を引っ張り
開閉具を開の状態とする。リング板9を止水袋2入口部
から取り外し、折り畳まれていた袋端部を上方のばす。
(図3(c)) (4)廃棄物投入袋7を吊り上げ引き抜く。(図3
(d)) (5)止水袋2の上端の入口を縛って閉鎖して処理が完
了する。(図3(e) 本発明で使用する止水袋2の止水材としては、ゴムや合
成樹脂のシートが使用される。止水材のみでは、止水袋
としての強度や形体保持性が十分でない場合には、硬め
の織物や格子状の成形物との積層物や張り合わせ物を使
用して止水袋2を製造する。また、廃棄物投入袋7にも
同様の材料が使用される。
水袋2内に挿入する。止水袋2内には水3が充満してい
るので、止水袋2に予め重錘12を入れておくと挿入し
易くなる。廃棄物投入袋8は不透水性であり、底には開
閉具が設けられていて地上より操作できるようにロープ
10が接続されている。開閉具を閉じた状態で挿入す
る。(図3(a) (2)廃棄物投入袋7に焼却灰などの廃棄物11を投入
する。止水袋2内の水3は廃棄物11によって押上げら
れ、オーバーフロウし樋5を通りタンクに回収される。
(図3(b)) (3)止水袋2内に廃棄物11の投入を続け、止水袋2
内が廃棄物11で一杯になると、ロープ10を引っ張り
開閉具を開の状態とする。リング板9を止水袋2入口部
から取り外し、折り畳まれていた袋端部を上方のばす。
(図3(c)) (4)廃棄物投入袋7を吊り上げ引き抜く。(図3
(d)) (5)止水袋2の上端の入口を縛って閉鎖して処理が完
了する。(図3(e) 本発明で使用する止水袋2の止水材としては、ゴムや合
成樹脂のシートが使用される。止水材のみでは、止水袋
としての強度や形体保持性が十分でない場合には、硬め
の織物や格子状の成形物との積層物や張り合わせ物を使
用して止水袋2を製造する。また、廃棄物投入袋7にも
同様の材料が使用される。
【0015】
【発明の効果】廃棄物処理場をケーシング工法で掘削す
る場合はケーシング使用の効率化が図られ、造成費が低
減する。リバース工法で掘削する場合は孔壁が長時間安
全に保護される。
る場合はケーシング使用の効率化が図られ、造成費が低
減する。リバース工法で掘削する場合は孔壁が長時間安
全に保護される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケーシング工法で掘削した本発明の廃棄物処理
場の縦断面図である。
場の縦断面図である。
【図2】リバース工法でスタンドパイプを設けて掘削し
た本発明の廃棄物処理場の縦断面図である。
た本発明の廃棄物処理場の縦断面図である。
【図3】本発明の廃棄物処理場を使用して廃棄物を処理
する例を示す縦断面図である。
する例を示す縦断面図である。
1・・ケーシング、2・・止水袋、3・・水、4・・ス
タンドパイプ、5・・樋、6・・孔壁、7・・廃棄物投
入袋、8・・吊りワイヤー、9・・止水袋リング板、1
0・・ロープ、11・・廃棄物、12・・重錘
タンドパイプ、5・・樋、6・・孔壁、7・・廃棄物投
入袋、8・・吊りワイヤー、9・・止水袋リング板、1
0・・ロープ、11・・廃棄物、12・・重錘
Claims (1)
- 【請求項1】 地盤に掘削した孔柱に止水袋を挿入し、
その中に水を充満させた廃棄物処理場。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5209160A JP2713112B2 (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 廃棄物処理場の造成工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5209160A JP2713112B2 (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 廃棄物処理場の造成工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0760217A true JPH0760217A (ja) | 1995-03-07 |
JP2713112B2 JP2713112B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=16568320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5209160A Expired - Lifetime JP2713112B2 (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 廃棄物処理場の造成工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2713112B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6361007B1 (ja) * | 2018-01-24 | 2018-07-25 | 有限会社久美川鉄工所 | 地下、地面に対して強固、補強、補充に関する |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63104693A (ja) * | 1986-10-22 | 1988-05-10 | Nissho:Kk | 産業廃棄物の処理方法 |
JPH03137980A (ja) * | 1989-10-25 | 1991-06-12 | Kajima Corp | 廃棄物の処分場 |
-
1993
- 1993-08-24 JP JP5209160A patent/JP2713112B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63104693A (ja) * | 1986-10-22 | 1988-05-10 | Nissho:Kk | 産業廃棄物の処理方法 |
JPH03137980A (ja) * | 1989-10-25 | 1991-06-12 | Kajima Corp | 廃棄物の処分場 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6361007B1 (ja) * | 2018-01-24 | 2018-07-25 | 有限会社久美川鉄工所 | 地下、地面に対して強固、補強、補充に関する |
JP2019127752A (ja) * | 2018-01-24 | 2019-08-01 | 有限会社久美川鉄工所 | 地下、地面に対して強固、補強、補充に関する |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2713112B2 (ja) | 1998-02-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970930 |