JPH0760049A - 除塵機能付脱臭フィルタ - Google Patents

除塵機能付脱臭フィルタ

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JPH0760049A
JPH0760049A JP5213173A JP21317393A JPH0760049A JP H0760049 A JPH0760049 A JP H0760049A JP 5213173 A JP5213173 A JP 5213173A JP 21317393 A JP21317393 A JP 21317393A JP H0760049 A JPH0760049 A JP H0760049A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
nonwoven fabric
filter medium
dust removing
deodorizing
Prior art date
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Pending
Application number
JP5213173A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Kato
昇 加藤
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
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Publication of JPH0760049A publication Critical patent/JPH0760049A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】濾材20と活性炭製不織布30とを積層して一
体的にプリーツ状に形成し、これを触媒シート40で挟
みこんで除塵機能付脱臭フィルタAを構成した。濾材2
0は、微細孔を有するポリエチレン繊維からなる不織布
に、静電気を帯びさせたものである。触媒シート40
は、白金が被覆されたアルミナ繊維の糸41と線状発熱
体42とで編成した。 【効果】フィルタの圧力損失を低減できる。空気を送る
送風機の所要動力を小さく抑え、騒音低減に寄与できる
フィルタを実現できる。アルデヒド類の臭気成分をも脱
臭できる。有毒な一酸化炭素を常温で酸化し無毒化でき
る。フィルタを再生し、寿命を延ばせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気調和装置等に利
用される除塵機能付脱臭フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の除塵機能付脱臭フィルタは、除塵
用濾材と活性炭等の粒状脱臭剤とを備えて構成されてお
り、プリーツ状に加工(ひだ折り加工)された除塵用濾
材が所定の枠体に収容され、除塵用濾材の谷の部分と枠
体との間の空間に、上記粒状の脱臭剤が充填されてい
る。
【0003】このフィルタを空気が通過すれば、除塵用
濾材により空気中の塵埃が除去されると共に、脱臭剤に
よって脱臭されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、脱臭剤として
粒状の活性炭等を使用しているので、フィルタを通過す
る空気の圧力損失が大きく、所要量の空気を流すための
送風機の所要動力を大きくしなければならない。従っ
て、このようなフィルタを使用した空気調和装置等は、
送風機による騒音が大きくなるという問題がある。
【0005】そこで、この発明の目的は、送風機の所要
動力を小さく抑えて、騒音低減に寄与することのできる
除塵機能付脱臭フィルタを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る除塵機能
付脱臭フィルタは、不織布がプリーツ状に形成された濾
材を備え、上記不織布は、ガスを吸着可能な微細多孔質
の熱可塑性樹脂繊維からなり、且つ静電気を帯びている
ことを特徴とするものである。
【0007】また、請求項2に係る防塵機能付脱臭フィ
ルタは、請求項1記載の除塵機能付脱臭フィルタにおい
て、酸化触媒が被覆されたアルミナ繊維からなる糸と、
絶縁体で被覆された線状発熱体とが編成された触媒シー
トを備えていることを特徴とするものである。さらに、
請求項3に係る防塵機能付脱臭フィルタは、請求項2記
載の除塵機能付脱臭フィルタにおいて、活性炭製不織布
を備えていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1に係る除塵機能付脱臭フィルタによれ
ば、プリーツ状に形成された微細多孔質の熱可塑性樹脂
繊維からなる不織布により、悪臭成分を含んだガスを吸
着することができる。しかも、粒状の脱臭剤を使用して
いないので、フィルタの圧力損失を低く抑えることがで
きる。また、上記不織布は、静電気を帯びているので、
塵埃を吸収し除去することがきる。
【0009】また、請求項2に係る除塵機能付脱臭フィ
ルタによれば、酸化触媒が被覆されたアルミナ繊維の糸
を含んで編成された触媒シートにより、フィルタの圧力
損失を増大させることなく、空気中に含まれる有毒な一
酸化炭素を酸化して無毒化することができる。さらに、
触媒シートは、線状発熱体を含んでいるので、当該発熱
体を発熱させることにより、上記不織布に吸着された悪
臭成分を離脱させることができる。しかも、この離脱さ
れた悪臭成分は、上記酸化触媒の作用により高温雰囲気
下で酸化され脱臭される。
【0010】さらに、請求項3に係る除塵機能付脱臭フ
ィルタによれば、活性炭製不織布により、フィルタの圧
力損失を増大させることなく、空気中に含まれる悪臭成
分であるアルデヒド類,メチルメルカプタン,硫化水
素,二硫化メチルおよび低級脂肪酸類も有効に脱臭する
ことができる。
【0011】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1はこの発明の一実施例に係る除塵機能付脱
臭フィルタAの断面図であり、図2は、一部を破断させ
た平面図である。これらの図を参照して、この除塵機能
付脱臭フィルタA(以下、単にフィルタAという)は、
外枠10と、濾材20と、活性炭製不織布30と、触媒
シート40とを備えている。
【0012】外枠10は、図1において、上下に開口1
1を有する箱状に形成された枠体であって、断面コ字状
の金属材を用いて組立てられている。また、この外枠1
0は、樹脂等で一体成形しても良い。そして、後述する
濾材20,活性炭製不織布30および触媒シート40を
収容している。濾材20は、ポリエチレンまたはポリプ
ロピレン繊維の糸からなる不織布であって、表面に無数
の微細孔(孔径0.1μm乃至2μm)を有している。
また、濾材20は、プリーツ加工(ひだ折り加工)が施
されている。さらに、この不織布には、静電気が与えら
れている。
【0013】活性炭製不織布30は、活性炭繊維を含ん
だ不織布であり、公知のものである。この活性炭不織布
30は、上記濾材20に積層され、濾材20および活性
炭不織布30は、一体的にプリーツ状に形成されてい
る。触媒シート40は、上記プリーツ状に形成された濾
材20および活性炭製不織布30をサンドイッチ状に上
下から挟み込むように配置されている。図2に示すよう
に、触媒シート40は、アルミナ繊維の糸41と線状発
熱体42とで編成されており、経糸にアルミナ繊維4
1,緯糸に線状発熱体42が使用されている。また、ア
ルミナ繊維の糸41は、表面を酸化触媒としての白金ま
たはパラジウムで被覆されている。さらに、線状発熱体
42は、表面を絶縁体で被覆されており、周囲の導電性
物質と絶縁され短絡を防いでいる。上記経糸としてアル
ミナ繊維の糸以外のものを使用することもできるが、ア
ルミナ繊維の糸は、触媒としての白金等を被覆しやすい
ため好ましい。
【0014】この実施例によれば、空気がフィルタAを
通過する時、濾材20がプリーツ状に形成されていると
共に、静電気を帯びているので、空気中に含まれる塵埃
を有効に吸収し除去することがきる。また、濾材20
は、微細多孔質の不織布であるので、空気中の悪臭成分
を吸着することができる。しかも、上記濾材20は、不
織布であり、フィルタAは、従来のように粒状の活性炭
等を充填していないので、フィルタの圧力損失を低く抑
えることができる。
【0015】また、濾材20と積層された活性炭製不織
布30の活性炭により、フィルタAの圧力損失を増大さ
せることなく、空気中に含まれるアルデヒド類,メチル
メルカプタン,硫化水素,二硫化メチルおよび低級脂肪
酸類も有効に吸着することができ、一層効果的な脱臭を
行なうことができる。さらに、触媒シート40の、アル
ミナ繊維の糸41に被覆された白金またはパラジウムに
より、空気中に含まれる有害ガスである一酸化炭素をも
常温で有効に酸化して無毒化することができる。また、
触媒シート40は、線状発熱体42を含んでいるので、
所定期間上記フィルタAを使用した後に、上記発熱体4
2を発熱させれば、上記濾材20および活性炭製不織布
30を再生することがきる。すなわち、上記発熱体42
を発熱させれば、濾材20および活性炭製不織布30に
吸着された臭気成分が離脱する。この離脱した臭気成分
は、発熱体42の発熱による高温雰囲気下で酸化が促進
され、しかも、アルミナ繊維の糸41に被覆された白金
等の作用により一層酸化が促進されて消臭される。従っ
て、フィルタAの寿命を延ばすことができる。
【0016】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この発明の要旨を変更しない範囲で種々
の設計変更を施すことができる。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、静電気を帯び
たプリーツ状の微細多孔質性の不織布からなる濾材によ
り除塵および脱臭を行なう。従って、従来の粒状の脱臭
剤を充填したものと比較して、濾材を通過する空気の圧
力損失が小さく、所要量の空気を流すための送風機の所
要動力を小さくできる。これにより、送風機による騒音
の低減に寄与することのできる除塵機能付脱臭フィルタ
を提供することができ、このような除塵機能付脱臭フィ
ルタを使用した空気調和装置では、送風機による騒音を
抑えた静かな空気調和装置を実現できる。
【0018】また、請求項2の発明によれば、酸化触媒
を含んだ触媒シートを備えているので、有毒な一酸化炭
素を酸化して無毒化することができ、機能を向上させる
ことができる。さらに、触媒シートは、線状発熱体を含
んでいるので、当該発熱体を発熱させることにより濾材
等の脱臭機能を回復させることができ、フィルタの寿命
を延ばすことができる。
【0019】さらに、請求項3の発明によれば、活性炭
製不織布を備えているので、圧力損失を増大させること
なく悪臭成分としてのアルデヒド類をも脱臭することが
でき、一層効果的な脱臭を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るフィルタの断面図であ
る。
【図2】フィルタの一部破断平面図である。
【符号の説明】
A 除塵機能付脱臭フィルタ 20 濾材 30 活性炭製不織布 40 触媒シート 41 アルミナ繊維の糸 42 線状発熱体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不織布がプリーツ状に形成された濾材(2
    0)を備え、 上記不織布は、ガスを吸着可能な微細多孔質の熱可塑性
    樹脂繊維からなり、且つ静電気を帯びていることを特徴
    とする除塵機能付脱臭フィルタ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の除塵機能付脱臭フィルタに
    おいて、 酸化触媒が被覆されたアルミナ繊維からなる糸(41)
    と、絶縁体で被覆された線状発熱体(42)とが編成さ
    れた触媒シート(40)を備えていることを特徴とする
    除塵機能付脱臭フィルタ。
  3. 【請求項3】請求項2記載の除塵機能付脱臭フィルタに
    おいて、 活性炭製不織布(30)を備えていることを特徴とする
    除塵機能付脱臭フィルタ。
JP5213173A 1993-08-27 1993-08-27 除塵機能付脱臭フィルタ Pending JPH0760049A (ja)

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JP (1) JPH0760049A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012513298A (ja) * 2008-12-22 2012-06-14 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 小型マルチガスフィルタ
CN103623664A (zh) * 2013-10-19 2014-03-12 胡世雄 导流式自动除油静电油烟净化系统

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