JPH0759044A - デジタル信号再生装置、記録媒体 - Google Patents

デジタル信号再生装置、記録媒体

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JPH0759044A
JPH0759044A JP5226371A JP22637193A JPH0759044A JP H0759044 A JPH0759044 A JP H0759044A JP 5226371 A JP5226371 A JP 5226371A JP 22637193 A JP22637193 A JP 22637193A JP H0759044 A JPH0759044 A JP H0759044A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタルVTRにおいて、無制限なアナログ
ダビングの防止、複数のデジタルダビングを可能とす
る。 【構成】 著作権の有無あるいは記録許可回数に関する
情報を付加した映像信号をデジタル記録するAGC回路
2,A/D変換回路3,有効画面切出回路4,符号化回
路5を備えた記録系A、及び、上記情報がある場合、再
生する映像信号のレベルを変動させてダビングを防止す
る復号化回路6,同期信号付加回路7,D/A変換回路
8を備えた再生系Bを有するデジタル信号記録再生装置
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば映像信号をデジ
タル化し、デジタル記録した映像信号を著作権情報に基
いてアナログ出力する手段を有するデジタル信号記録再
生方法を用いたデジタル信号再生装置、この記録再生方
法に用いられる記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号をデジタル化して記録再生する
装置(デジタルVTR)には、映像ソフトの不正な複製
(ダビングあるいはコピー)を防止して映像ソフトの著
作権を保護する有力なダビング防止方法が存在しない。
【0003】即ち、従来のアナログ映像信号を記録再生
する装置(アナログVTR)において、その垂直ブラン
キング期間内の特定同期信号の波形を正常のものより変
形した映像信号とすることによりダビングする際、上記
した特定同期信号の正常な振幅レベルを基準としてAG
C制御するダビング側の周知の記録AGC回路(自動利
得制御回路,キードAGC)は変形したこの信号のレベ
ルによりゲインが正常値よりずれてしまう誤動作が発生
じる結果、AGC出力である映像信号のレベルに変動が
生じる。これにより画質が悪化した映像信号が得られる
ことになり、これが結果として映像ソフトのダビングを
防止するダビング防止方法がある(特開昭61−288582
号)。
【0004】さて、デジタルVTRは全映像信号の水平
垂直同期信号部分を除く有効画面部分のみ記録するもの
であるから、このデジタルVTRに用いるダビング防止
方法として、全映像信号の垂直同期信号部分にダビング
防止のための波形変形信号を格納した上述のアナログV
TRに用いられるダビング防止方法は不適である。
【0005】ところで、音声信号をデジタル化して記録
再生する装置(DAT)において、音声ソフトのダビン
グ防止方法としては、周知のSCMS(Serial Copy Ma
nagement System )がある。このSCMSは再生側装置
から出力するデジタル音声信号中のID信号中に「コピ
ー禁止」の著作権情報が格納されていると、記録側装置
はこの著作権情報を解読してその記録機能を不動作とす
ることにより、音声ソフトのダビングを防止している
(デジタルダビングの場合)。また、アナログ入力から
の信号は全て1回より多いデジタルダビングを禁止する
ことによりアナログダビング後の無制限なデジタルダビ
ングの繰り返しを禁止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したデジタルVT
Rは、全映像信号中の水平垂直同期信号部分を記録せず
有効画面部分のみ記録し、再生時、これに正常な形状の
水平垂直同期信号部分を付加することによってアナログ
映像信号を再生しており、このため、「ダビング禁止」
とすべき著作権のある記録済媒体(例えば市販の映像記
録済ビデオテープ,ソフトテープ)から再生したアナロ
グ映像信号を「ダビング禁止」とすることが困難とな
る。従って、デジタルVTRで再生された映像信号をダ
ビングする際のアナログダビング防止はできなかった。
【0007】しかし、デジタルVTRは、「ダビング禁
止」のデジタル映像信号をデジタル記録した後これを再
びデジタル映像信号として出力すると、再生されたデジ
タル映像信号には「ダビング禁止」の著作権情報も出力
されるので、再生されたこのデジタル映像信号をダビン
グする際のデジタルダビング防止は勿論可能である。そ
して、このデジタルダビングに関し、上記したSCMS
の様な手法のデジタルダビング防止方法を用いて著作権
情報をデジタル映像信号中の識別情報(ID)格納部分
に格納することが考えられ、この方法を用いると著作権
のある記録済媒体から再生されるデジタル映像信号は1
回だけデジタルダビングが可能となるが、アナログ入力
端子から供給されるアナログ映像信号に関しては「ダビ
ング許可」のものであっても1回しかデジタルダビング
できないという問題があった(これは個人が作成したオ
リジナルなソフトテープに対しても1回しかデジタルダ
ビングできないことである)。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は下記(1),(2)の構成になるデジ
タル信号再生装置、記録媒体を提供する。 (1) 著作権情報と共に映像信号をデジタル記録し、
デジタル記録した映像信号を著作権情報に基いてアナロ
グ出力する手段を有するデジタル信号記録再生方法を用
いたデジタル信号再生装置であって、映像信号の同期信
号に係る波形信号を複数メモリするメモリを有し、著作
権情報と共にデジタル記録した映像信号を再生するのに
際し、デジタル記録した映像信号中の著作権情報に応じ
て映像信号の有効画面期間以外の同期信号として波形信
号を選択的に用いて特定の同期信号周辺の波形を変化さ
せることを特徴とするデジタル信号再生装置。 (2) 著作権情報と共に映像信号をデジタル記録し、
デジタル記録した映像信号を著作権情報に基いてアナロ
グ出力する手段を有するデジタル信号記録再生方法を用
いた装置に用いられる記録媒体であって、著作権保護の
有無あるいは記録許可回数に関する著作権情報を映像信
号と共に記録したことを特徴とする記録媒体。
【0009】
【実施例】図1はデジタル信号記録再生装置のブロック
図、図2,図3は夫々著作権権保護の有無に関する情報
として1ビット情報を用いた場合を説明するための図、
図4,図5は夫々記録許可回数に関する著作権情報とし
て2ビット情報を用いた場合を説明するための図、図6
〜図8は本発明の主要部である同期信号付加回路の第1
〜第3実施例ブロック図である。
【0010】本発明になるデジタル信号再生装置は、大
略、映像信号の同期信号に係る波形信号を複数メモリす
るメモリを有し、著作権情報と共にデジタル記録した映
像信号を再生するのに際し、デジタル記録した映像信号
中の著作権情報に応じて映像信号の有効画面期間以外の
同期信号として波形信号を選択的に用いて特定の同期信
号周辺の波形を変化させる構成(即ち、復号化回路6,
上記したメモリを含む同期信号付加回路7,D/A変換
回路8)を備えたものである。
【0011】また、本発明になる記録媒体は、大略、デ
ジタル信号記録再生装置1に用いられる記録媒体であっ
て、著作権保護の有無あるいは記録許可回数に関する著
作権情報を映像信号と共に記録したものである。
【0012】さて、デジタル信号記録再生装置は1は、
図1に示すように、AGC回路2,A/D変換回路3,
有効画面切出回路4,符号化回路5,回転ヘッド(図示
せず)から構成される記録系A、復号化回路6,同期信
号付加回路7,D/A変換回路8から構成される再生系
Bからなる。
【0013】まず、その記録動作について説明する。ア
ナログ映像信号入力端子(図示せず)から入力されるア
ナログ映像信号はキードAGC回路2に供給されここで
例えば映像信号中の水平同期信号の振幅を一定の応答時
間を持ちながら常時一定にするよう映像信号のゲインは
制御される。そしてこのAGC回路2から出力されその
信号レベルが常時一定に調整された映像信号はA/D変
換回路3に供給され、ここでA/D変換したデジタル映
像信号を有効画面切出回路4に出力する。有効画面切出
回路4はこのデジタル映像信号から全映像信号中の水平
垂直同期信号部分(含むブランキング期間)を除く有効
画面部分に関するデジタル信号を切り出す。そしてこの
切り出されたデジタル信号はブロック分割、直交変換等
の周知の信号処理をされた後、符号化回路5に出力され
る。符号化回路5は有効画面部分に関するデジタル信号
を量子化・可変長符号化等の符号化を行い、さらに記録
再生に必要な同期信号、ID信号、誤り訂正符号等の付
加情報をこれに付加した記録信号を出力する。この記録
信号は記録アンプ等の記録手段を介して回転ヘッドに供
給され、回転ヘッドはビデオテープである記録媒体上を
順次走査することにより記録媒体にこの記録信号を順次
連続して記録する(いずれも図示せず)。
【0014】次に、その再生動作について説明する。記
録媒体に記録された信号は回転ヘッドの順次走査により
再生され、プリアンプ(図示せず)を経て再生信号とし
て復号化回路6に供給される。復号化回路6は前記した
符号化回路5の符号化動作と相補的な復号化動作をする
ものであり、プリアンプから供給される再生信号中の同
期信号、ID信号、誤り訂正符号等の付加情報に基づい
て再生信号の誤り訂正等の信号処理を行った後、逆量子
化・可変長符号復号化等の復号化動作を行った再生信号
を同期信号付加回路7に出力する。同期信号付加回路7
は前記した有効画面部分に関するデジタル信号であるこ
の再生信号に、水平垂直同期信号(含むブランキング期
間)部分に関するデジタル信号と共にデジタル映像信号
をD/A変換回路8に出力することによりこの映像信号
を出力する。
【0015】さて、上記した記録系Aを構成する符号化
回路5において、有効画面切出回路4から出力され量子
化・可変長符号化等の符号化を行ったデジタル信号に記
録再生に必要な同期信号、ID信号、誤り訂正符号等の
付加するに際し、この付加情報の一部に後述する著作権
保護情報(「ダビング禁止」あるいは「ダビング許可」
等の著作権情報)を格納するものである。例えば、同期
信号、ID信号、誤り訂正符号等の付加情報中のID信
号中にこの著作権情報を格納する。このID信号にはポ
インタ,ブロックナンバ等の情報が予め格納されてお
り、さらに1ビットの著作権保護の有無に関する情報あ
るいは2ビットの記録許可回数に関する情報の著作権情
報を格納するものである。
【0016】この著作権保護情報としては、次の
(1),(2)の情報が考えられる。 (1)著作権保護の有無を示す情報(例えば、1ビット
情報) (2)デジタルダビングの許可回数を示す情報(例え
ば、2ビット情報) (1)著作権保護の有無を示す情報 著作権保護の有無を示す情報として、「1ビット情報」
を用いる。即ち、 「0」レベルの場合は、「ダビング禁止」 「1」レベルの場合は、「ダビング許可」 の情報を意味する。
【0017】さて、著作権保護情報として上記した著作
権保護の有無を示す情報が格納されたデジタル記録信号
をアナログ再生信号として出力するデジタル信号記録再
生装置1の再生時、図2に示すように、復号化回路6は
回転ヘッドを介して再生された再生信号中のID信号内
の上記した著作権情報を前述の復号化動作と並行して解
読する。
【0018】(1−1A)著作権保護の有無を示す1ビ
ット情報が「0」レベル(「ダビング禁止」)の場合 復号化回路6はここから出力する再生信号に「出力許可
フラグを立てずに出力」する旨の情報を付加する。これ
により、次段の同期信号付加回路7は「出力許可フラグ
を立てずに出力」する旨のこの情報を解読し、復号化回
路6から供給される再生信号に対して、例えば垂直ブラ
ンキング期間内の特定水平同期信号周辺の波形(例えば
垂直ブランキング期間内の等化パルス波形)を正常値よ
り周期的に変化させた垂直ブランキング信号及び有効画
面部分に係わる正常値を有する水平垂直同期信号と共に
デジタル映像信号をD/A変換回路8に出力する。この
結果、D/A変換回路8から出力するアナログ再生信号
はその垂直ブランキング期間の一部の波形が周期的に変
化する信号となる。
【0019】このアナログ再生信号をTV受像機でモニ
タする場合、TV受像機のAGC回路は一般にVTR等
の記録装置のAGC回路と特性が異なるので、この垂直
ブランキング信号のレベル変動の影響に無関係に正常な
画質の画像を得ることができる。しかし、このアナログ
出力信号をデジタルVTR(あるいはアナログVTR)
のアナログ映像信号入力端子を介して記録AGC回路ま
たはクランプ回路に供給すると(ダビングを開始する
と)、この記録AGC回路またはクランプ回路は供給さ
れるアナログ映像信号中の垂直ブランキング期間内の特
定信号の正常な振幅レベルも基準としてAGC制御また
はクランプ動作を行っているため、この特定信号周辺の
波形が周期的に変化するとAGC回路またはクランプ回
路はこの変化周期に応じてゲイン,クランプレベルも変
動してしまい、画質が悪化して正常な画質のアナログ再
生信号を記録することができないことにより、この映像
ソフトに係る著作権を保護することが可能となる。
【0020】ここで、現行のVTRはAGC回路の方式
として KeyedAGCが用いられており、この方式はAG
Cのためのレベル検出手段として周期信号の先端(シン
クチップ)と同期信号のバックポーチのレベル差を一定
とするように動作するものである。一方、TV受像機等
の映像信号入力のAGC回路は同期信号を含む映像信号
全体を一定のレベルにしようと動作するものが大半であ
る。このため、上記したように特定同期信号付近のは波
形を変形しても同期がかかる限り正常な画面を見ること
ができる。
【0021】こうして、デジタル化して記録された映像
信号を再生したアナログ映像信号出力を再びデジタル化
して記録するダビング防止が可能となると共に、正常な
画面をモニタすることができる。デジタル出力された映
像信号は当然、「ダビング禁止」の信号と共に出力され
るので続く記録装置で記録することはできない。
【0022】(1−1B)上記した著作権保護の有無を
示す1ビット情報が「1」レベル(「ダビング許可」)
の場合 復号化回路6はここから出力する再生信号に「出力許可
フラグを立てて出力」する旨の情報を付加する。これに
より、次段の同期信号付加回路7は「出力許可フラグを
立てて出力」する旨のこの情報を解読し、復号化回路6
から供給される再生信号に、垂直ブランキング期間内の
特定信号周辺の波形を正常値とした垂直ブランキング信
号及び有効画面部分に係わる正常値を有する水平垂直同
期信号と共にたデジタル映像信号をD/A変換回路8に
出力する。この結果、D/A変換回路8から出力するア
ナログ出力信号はその垂直ブランキング信号の波形が正
常値となる。
【0023】このアナログ再生信号をTV受像機でモニ
タする場合、TV受像機のAGC回路はこの垂直ブラン
キング期間内の特定水平同期信号の振幅レベルを基準と
していないので、この垂直ブランキング信号のレベルに
無関係に画質が良い正常な再生画像を得ることができ
る。同様に、このアナログ出力信号をデジタルVTR
(あるいはアナログVTR)のアナログ映像信号入力端
子を介して記録AGC回路またはクランプ回路に供給す
ると(ダビングすると)、この記録AGC回路またはク
ランプ回路は供給されるアナログ映像信号中の垂直ブラ
ンキング期間内の特定水平同期信号の正常値である振幅
レベルを基準としてAGC制御またはクランプを行って
いるため、このAGC回路またはクランプ回路はこの正
常値に応じてゲイン,クランプレベルも正常値になり、
正常な画質のアナログ映像信号を記録することができ
る。デジタル出力に関しても当然「ダビング許可」が共
に出力されるのでデジタルダビングも可能となる。
【0024】こうして、著作権保護情報として上記した
著作権保護の有無を示す情報に応じて、例えば「ダビン
グ禁止」である場合、アナログ出力信号を続く記録装置
で正常に記録することが困難となるように一部の波形を
変形することと、デジタル出力信号を続く記録装置で記
録不可能とするためにデジタル出力信号と共に「ダビン
グ禁止」情報を出力することで、デジタル記録するダビ
ングの禁止あるいは許可が可能となり、無制限なダビン
グを防止できる。
【0025】さて、上記したのはデジタル信号記録再生
装置1から出力されるアナログ出力信号のアナログダビ
ングの無制限な(不正)防止について述べたが、ここで
は、デジタル信号をデジタル信号記録再生装置1でデジ
タルダビングの無制限な(不正)防止について述べる。
【0026】著作権保護の有無を示す情報が格納された
アナログ記録信号をデジタル記録信号として記録するデ
ジタル信号記録再生装置1の記録時、図3に示すよう
に、符号化回路5は有効画面切出回路4から出力されブ
ロック分割、直交変換等の周知の信号処理をしたデジタ
ル信号中のID信号内の上記した著作権情報を前述の符
号化動作と並行して解読する。
【0027】(1−2A)著作権保護の有無を示す1ビ
ット情報が「0」レベル(「ダビング禁止」)の場合 符号化回路5はここから出力するべき記録信号に「記録
できない」旨の情報を付加する。この結果、この記録信
号は符号化回路5から出力できない。こうして、無制限
(不正)なデジタルダビングを防止することができ、こ
の映像ソフトに係る著作権を保護することが可能とな
る。
【0028】(1−2B)上記した著作権保護の有無を
示す1ビット情報が「1」レベル(「ダビング許可」)
の場合 符号化回路5はここから出力するべき記録信号に「許可
のまま記録」可能である旨の情報を付加する。この結
果、この記録信号は符号化回路5から出力することがで
き、この記録信号は記録アンプ等の記録手段を介して回
転ヘッドに供給され、回転ヘッドは記録媒体上を順次走
査することにより記録媒体にこの記録信号を記録する。
こうして、デジタルダビングを行うことができる。
【0029】(2) デジタルダビングの許可回数を示
す情報 上記した(1)著作権保護の有無を示す情報において
は、著作権保護情報として著作権保護の有無を示す「1
ビット情報」を用いた場合を説明したが、ここでは、著
作権保護情報として記録許可回数を示す「2ビット情
報」を用いた場合について説明する。著作権保護情報と
して記録許可回数を示す「2ビット情報」は、 「11」レベルの場合は、「無制限許可」 「10」レベルの場合は、「2回までダビング許可」 「01」レベルの場合は、「1回までダビング許可」 「00」レベルの場合は、「禁止」 の4種類がある。
【0030】さて、著作権保護情報として上記したデジ
タルダビングの許可回数を示す情報と共に記録されたデ
ジタル化された映像信号をアナログ出力信号として出力
する手段を有するデジタル信号記録再生装置1の再生
時、図4に示すように、復号化回路6は回転ヘッドを介
して再生された再生信号中のID信号内の上記した著作
権情報を前述の復号化動作と並行して解読する。
【0031】(2−1A) 許可回数を示す2ビット情
報が「11」レベル(「無制限許可」)の場合 復号化回路6はここから出力する再生信号に「無制限許
可のまま出力」する旨の情報を付加する。これにより、
次段の同期信号付加回路7は「無制限許可のまま出力」
する旨のこの情報を解読し、復号化回路6から供給され
る再生信号に、垂直ブランキング期間内の特定信号の波
形を正常値とした垂直ブランキング信号及び有効画面部
分に係わる正常値を有する水平垂直同期信号を付加した
デジタル映像信号をD/A変換回路8に出力する。この
結果、D/A変換回路8から出力するアナログ再生信号
はその垂直ブランキング信号周辺の波形が正常値である
信号となる。またデジタル出力からは「ダビング無制
限」のフラグと共に映像信号が出力される。
【0032】このアナログ再生信号をTV受像機でモニ
タする場合、画質が良い正常な再生画像を得ることがで
きると共に、正常な画質のアナログ映像信号を出力する
ことができ、こうして、デジタル記録信号を正常なアナ
ログ出力信号として出力することができ、続いてのアナ
ログダビング、デジタルダビングの両方を無制限に繰り
返すことが可能となる。
【0033】(2−1B) 許可回数を示す2ビット情
報が「10」レベル(「2回までダビング許可」)の場
合 復号化回路6はここから出力する再生信号に「2回まで
ダビング許可」する旨の情報を付加する。これにより、
次段の同期信号付加回路7は「2回までダビング許可」
する旨のこの情報を解読し、復号化回路6から供給され
る再生信号に、垂直ブランキング期間内の特定信号の波
形を周期的に変化させた垂直ブランキング信号及び有効
画面部分に係わる正常値を有する水平垂直同期信号を付
加したデジタル映像信号をD/A変換回路8に出力す
る。この結果、D/A変換回路8から出力するアナログ
再生信号はその垂直ブランキング信号周辺の波形が周期
的に変化する信号となる。
【0034】このアナログ再生信号をTV受像機でモニ
タする場合、TV受像機のAGC回路は水平同期信号の
振幅レベルを基準としていないので、この垂直ブランキ
ング信号のレベル変動の影響に無関係に正常な画質の画
像を得ることができる。しかし、このアナログ再生信号
をデジタルVTR(あるいはアナログVTR)のアナロ
グ映像信号入力端子を介して記録AGC回路またはクラ
ンプ回路に供給すると(ダビングを開始すると)、この
記録AGC回路またはクランプ回路は供給されるアナロ
グ映像信号中の全ての水平同期信号及び垂直ブランキン
グ期間内の特定水平同期信号の正常な振幅レベルを基準
としてAGC制御またはクランプ動作を行っているた
め、この特定水平同期信号周辺の振幅レベルが周期的に
変化するとこのAGC回路またはクランプ回路はこの変
化周期に応じてゲイン,クランプレベルも変動し、画質
が悪化し正常な画質のアナログ再生信号を記録すること
ができないことにより、この映像ソフトに係る著作権を
保護することが可能となる。デジタル出力信号は映像信
号と「2回」まで許可フラグが共に出力され、続く記録
装置では「1回許可」として記録される。
【0035】これにより、デジタル化して記録された映
像信号を再生したアナログ映像信号を再びデジタル化し
て記録しその後無制限にダビングされることを防止する
ことが可能となる。
【0036】(2−1C) 許可回数を示す2ビット情
報が「01」レベル(「1回までダビング許可」)の場
合 上記した(2−1B)の場合と同様に、アナログ再生信
号はその垂直ブランキング信号周辺の波形が周期的に変
化する信号となり、これによって、正常な画質の画像を
TV受像機でモニタできるが、アナログダビングには不
適な信号となりこのアナログ映像信号を再びデジタル化
して記録し、その後、無制限にダビングを繰り返すこと
を防止することができる。
【0037】(2−1D) 許可回数を示す2ビット情
報が「00」レベル(「禁止」)の場合 上記した(2−1B),(2−1C)の場合と同様に、
アナログ再生信号はその垂直ブランキング信号周辺の波
形が周期的に変化する信号となり、これによって、正常
な画質の画像をTV受像機でモニタできるが、再度のダ
ビングには不適な信号となりこのアナログ映像信号を再
びデジタル化して記録し、その後、無制限にダビングを
繰り返すことを防止することができる。デジタル出力信
号にも「ダビング禁止」が共に出力され、デジタルダビ
ングも禁止される。
【0038】さて、上記したのはデジタル信号記録再生
装置1から再生されるアナログ出力信号のダビング(ア
ナログダビング)の無制限な(不正)防止について述べ
たが、ここでは、アナログ映像信号をデジタル信号記録
再生装置1でダビング(デジタルダビング)の無制限な
(不正)防止について述べる。ここでは一度アナログダ
ビングがなされるとその後無制限にデジタルダビングが
繰り返されてしまう問題を解決しようとしている。
【0039】著作権保護情報としてデジタルダビングの
許可回数を示す情報を共に持つデジタル映像信号を(デ
ジタルダビングの場合)記録するデジタル信号記録再生
装置1の記録時、図5に示すように、符号化回路5は解
読する。
【0040】(2−2A)許可回数を示す2ビット情報
が「11」レベル(「無制限許可」)の場合 符号化回路5はここから出力するべき記録信号に「無制
限許可のまま記録」する旨の情報を付加する。この結
果、この記録信号は符号化回路5から出力することがで
き、この記録信号は記録アンプ等の記録手段を介して回
転ヘッドに供給され、回転ヘッドは記録媒体上を順次走
査することにより記録媒体にこの記録信号を記録する。
こうして、デジタル入力を無制限にデジタルダビングを
行うことができる。
【0041】(2−2B) 許可回数を示す2ビット情
報が「10」レベル(「2回までダビング許可」)の場
合 符号化回路5はここから出力するべき記録信号に「1回
まで許可として記録」する旨の情報を付加する。この結
果、この記録信号は符号化回路5から出力することがで
き、この記録信号は記録アンプ等の記録手段を介して回
転ヘッドに供給され、回転ヘッドは記録媒体上を順次走
査することにより記録媒体にこの記録信号を記録する。
こうして、映像信号をあと1回までデジタルダビングを
行うことができる。
【0042】(2−2C) 許可回数を示す2ビット情
報が「01」レベル(「1回までダビング許可」)の場
合 符号化回路5はここから出力するべき記録信号に「禁止
として記録」する旨の情報を付加するため、この記録信
号は符号化回路5から出力することができない。この結
果、この記録信号は符号化回路5から出力することがで
き、この記録信号は記録アンプ等の記録手段を介して回
転ヘッドに供給され、回転ヘッドは記録媒体上を順次走
査することにより記録媒体にこの記録信号を記録する。
【0043】(2−2D) 許可回数を示す2ビット情
報が「11」レベル(「禁止」)の場合 この記録信号は符号化回路5から出力することができな
い。この結果、この記録信号は符号化回路5から出力で
きない。こうして、デジタルダビングの許可回数を制限
することができる。
【0044】上述したように、著作権保護の有無に関す
る著作権情報あるいは記録許可回数に関する著作権情報
と共にデジタル映像信号が記録された記録媒体をアナロ
グあるいはデジタル再生する場合、上記した再生系Bを
構成する同期信号付加回路7において、著作権情報に応
じて、その波形が正常である正規の同期信号を付加する
か、あるいは、その波形が正常ではなく周期的に変化す
るように同期信号を上記した有効画面部分に付加するか
を選択する。
【0045】こうした同期信号を付加する方法の一つと
して、これらの同期信号に係る波形データを予めメモリ
(例えばROM)に記憶しておき、そして、著作権情報
に基づいて、メモリから該当する同期信号の波形データ
を読み出して有効画面部分に応じたデジタル信号にこれ
を付加する方法が考えられる。この場合、正規の同期信
号の波形データ以外に、一部の振幅を変化させる等の操
作を行った正規でない同期信号の波形データも一種類以
上用意しておき、場合に応じて読み出すアドレスを変更
し、異なる振幅の同期信号を出力する方法も考えられ
る。
【0046】さて、同期信号を変化させる方法として、
メモリの内容を正規のものと正規以外の波形データを用
意しておき、著作権が保護されている信号の場合、一定
の周期で付加する同期信号周辺のデータを正規以外のも
の同士または、正規以外のものと正規のものを変化させ
る。
【0047】図6に示す構成の同期信号付加回路7は制
御回路7a、メモリ7b、切換スイッチ7c、多重回路
7dから構成される。メモリ7bは正規波形データメモ
リ部7b1,変形波形データメモリ部7b1〜7bnが
順に記憶されており、また、切換スイッチ7cは接点7
c1〜7c5からなる。
【0048】制御回路7aは上記した復号化回路6から
供給される有効画面部分に関するデジタル信号を分離し
て得た著作権保護の有無に関する著作権情報あるいは記
録許可回数に関する著作権情報が供給されると共に、こ
の同期信号付加回路7内の図示せぬ同期信号発生回路か
ら出力する水平垂直同期信号に応じたタイミング信号及
び「ダビング許可」,「ダビング禁止」等の著作権情報
信号が供給され、これに応じて、メモリ7bに格納され
た複数の波形データを上記のタイミング信号で読み出す
ようこれを制御する。メモリ7bは異なるアドレスを先
頭に正規の同期信号データである正規波形データを記録
するメモリ部7b1と正規以外の同期信号データである
変形波形データを記録するメモリ部7b2〜7bnとを
有している。
【0049】著作権保護をする必要がある場合 制御回路7aは「ダビング禁止」の著作権情報信号が供
給されるとメモリ7bに対して、このメモリ7bのデー
タのうちメモリ部7b1、メモリ部7b2〜7bnから
変形波形データを周期的またはランダムに読み出す旨の
アドレス信号(制御信号)を出力する(ここでは必要に
応じて正規波形データを出力しないようにしても良
い)。また、変形波形データはメモリ部7b2〜7bn
の一部からだけ出力するようにしても良い。また、メモ
リアドレスのあるビットを変化させると正規の同期信号
と正規以外の同期信号の読み出しを切り替えることがで
きるように構成することも可能である。また、制御回路
7aは「ダビング禁止」の著作権情報信号が供給される
とメモリ7bに対して上記した制御信号を出力すると共
に、切換スイッチ7cに対し、接点7c5を所要の接点
7c1〜7c4に接続する旨の切換制御信号を出力す
る。
【0050】こうして、メモリ7bから出力された波形
データは切換スイッチ7cを介して多重回路7dの一方
の入力端子に供給される。多重回路7dの他方の入力端
子には上記した復号化回路6から出力される全映像信号
の有効画面に応じたデジタル信号が供給されている。
【0051】この結果、多重回路7dは全映像信号の有
効画面に応じたデジタル信号の水平垂直同期信号期間に
相当する部分に前記した波形データが順次多重され、特
に、垂直ブランキング期間における特定水平同期信号の
波形が周期的に変化するした信号として、次段のD/A
変換回路8に出力され、アナログ映像信号として出力さ
れる。
【0052】著作権保護をする必要がない場合 制御回路7aは「ダビング許可」の著作権情報信号が供
給されるとメモリ7bに対して、このメモリ7bのデー
タのうち正規の同期信号のメモリ部7b1から正規波形
データを読み出す旨のアドレス信号(制御信号)を出力
する。また、制御回路7aは「ダビング許可」の著作権
情報信号が供給されるとメモリ7bに対して上記した制
御信号を出力すると共に、切換スイッチ7cに対し、接
点7c5を接点7c1に接続する旨の切換制御信号を出
力する。こうして、メモリ7bから出力された波形デー
タは切換スイッチ7cを介して多重回路7dの一方の入
力端子に供給される。多重回路7dの他方の入力端子に
は上記した復号化回路6から出力される全映像信号の有
効画面に応じたデジタル信号が供給されている。
【0053】こうして、多重回路7dは全映像信号の有
効画面に応じたデジタル信号の水平垂直同期信号期間に
相当する部分に前記した波形データが順次多重され、特
に、垂直ブランキング期間における特定水平同期信号の
振幅レベルが正常値である信号として、次段のD/A変
換回路8に出力され、アナログ映像信号として出力され
る。
【0054】ところで、同期信号付加回路において、著
作権を保護する必要のある信号に関しては正規の同期信
号波形データの一部または全部に対して重畳するデータ
を加算することにより不正なダビングを防止することが
できる。下記の例では加算を行うようになっているが加
算以外の演算でもよいことは明らかである。
【0055】図7に示す同期信号付加回路7は重畳波形
データメモリ7e1、正規波形データメモリ7e2、切
換スイッチ7f、多重回路7d,7gから構成される。
メモリ7e1,7e2には水平垂直同期信号に応じた同
一のタイミング信号がアドレス信号として供給される。
「ダビング許可」,「ダビング禁止」等の著作権情報信
号は切換制御信号として切換スイッチ7fに供給され
る。図示せぬ制御回路は上記した復号化回路6から水平
垂直同期信号に応じたタイミング信号及び「ダビング許
可」,「ダビング禁止」等の著作権情報信号が供給さ
れ、これに応じて、メモリ7e1,7e2に格納された
波形データを上記のタイミング信号で読み出すようこれ
を制御する。
【0056】著作権保護をする必要がある場合 制御回路は「ダビング禁止」の著作権情報信号が供給さ
れるとメモリ7e1,7e2に対して、夫々出力する旨
のアドレス信号(制御信号)を出力する。これと同時に
制御回路7aは「ダビング禁止」の著作権情報信号が供
給されると切換スイッチ7cに対し、接点7f2を所要
の接点7f1に接続する旨の切換制御信号を出力する。
こうして、重畳波形データメモリ7e1から出力された
波形データは切換スイッチ7fを介して多重回路7gの
一方の入力端子に供給される。多重回路7gの他方の入
力端子には上記した正規波形データメモリ7e2の出力
が供給されている。こうして、多重回路7fは正規波形
データに重畳波形データが重畳された波形データを多重
回路7dの一方の入力端子に供給される。多重回路7d
の他方の入力端子には上記した復号化回路6から出力さ
れる全映像信号の有効画面に応じたデジタル信号が供給
されている。こうして、多重回路7dは全映像信号の有
効画面に応じたデジタル信号の水平垂直同期信号期間に
相当する部分に前記した波形データが順次多重され、特
に、垂直ブランキング期間における特定水平同期信号の
振幅レベルが周期的に変化した信号として、次段のD/
A変換回路8に出力され、アナログ映像信号として出力
される。
【0057】著作権保護をする必要がない場合 制御回路は「ダビング許可」の著作権情報信号が供給さ
れると正規波形データメモリ7e2のみ出力する旨のア
ドレス信号(制御信号)を出力する。これと同時に制御
回路7aは「ダビング許可」の著作権情報信号が供給さ
れると切換スイッチ7cに対し、接点7f2を接点7f
1から開放するよう切換制御信号を出力する。こうし
て、正規波形データメモリ7e2から出力された波形デ
ータは多重回路7gの一方の入力端子に供給される。多
重回路7gの他方には入力がない。多重回路7fは正規
波形データを多重回路7dの一方の入力端子に供給され
る。多重回路7dの他方の入力端子には上記した復号化
回路6から出力される全映像信号の有効画面に応じたデ
ジタル信号が供給されている。この結果、多重回路7d
は全映像信号の有効画面に応じたデジタル信号の水平垂
直同期信号期間に相当する部分に前記した波形データが
順次多重され、特に、垂直ブランキング期間における特
定水平同期信号の振幅レベルが周期的に変化するした信
号として、次段のD/A変換回路8に出力され、アナロ
グ映像信号として出力される。
【0058】図8に示す同期信号付加回路7は重畳波形
データのメモリ部7e1、正規波形データメモリ7e
2、多重回路7d,7gから構成される。メモリ7e
1,7e2には水平垂直同期信号に応じた同一のタイミ
ング信号がアドレス信号として供給される。また、メモ
リ7e1には「ダビング禁止」の著作権情報信号が供給
される。図示せぬ制御回路は上記した復号化回路6から
水平垂直同期信号に応じたタイミング信号及び「ダビン
グ許可」,「ダビング禁止」等の著作権情報信号が供給
され、これに応じて、メモリ7e1,7e2に格納され
た波形データを上記のタイミング信号で読み出すようこ
れを制御する。著作権保護をする必要がある場合、制御
回路は「ダビング禁止」の著作権情報信号が供給される
と重畳波形データメモリ7e1に対して出力する旨のア
ドレス信号(制御信号)を出力する。こうして、重畳波
形データメモリ7e1から出力された波形データは多重
回路7gの一方の入力端子に供給される。多重回路7g
の他方の入力端子には上記した正規波形データのメモリ
部7e2の出力が供給されている。こうして、多重回路
7fは正規波形データに重畳波形データが重畳された波
形データを多重回路7dの一方の入力端子に供給され
る。多重回路7dの他方の入力端子には上記した復号化
回路6から出力される全映像信号の有効画面に応じたデ
ジタル信号が供給されている。多重回路7dは全映像信
号の有効画面に応じたデジタル信号の水平垂直同期信号
期間に相当する部分に前記した波形データが順次多重さ
れ、特に、垂直ブランキング期間における特定水平同期
信号の振幅レベルが周期的に変化するした信号として、
次段のD/A変換回路8に出力され、アナログ映像信号
として出力される。
【0059】著作権保護をする必要がない場合 制御回路は「ダビング許可」の著作権情報信号が供給さ
れると正規波形データのメモリ部7e2のみ出力する旨
のアドレス信号(制御信号)を出力する。こうして、正
規波形データメモリ部7e2から出力された波形データ
は多重回路7gの一方の入力端子に供給される。多重回
路7gの他方には入力がない。多重回路7fは正規波形
データを多重回路7dの一方の入力端子に供給される。
多重回路7dの他方の入力端子には上記した復号化回路
6から出力される全映像信号の有効画面に応じたデジタ
ル信号が供給されている。この結果、多重回路7dは全
映像信号の有効画面に応じたデジタル信号の水平垂直同
期信号期間に相当する部分に前記した波形データが順次
多重され、特に、垂直ブランキング期間における特定水
平同期信号の振幅レベルが周期的に変化するした信号と
して、次段のD/A変換回路8に出力され、アナログ映
像信号として出力される。
【0060】上記したデジタル信号記録再生装置は、著
作権を保護すべき信号を記録する場合、記録媒体に記録
する信号の一部に著作権が保護されていることを示すす
フラグを付加しておき、再生時、この信号が存在する場
合出力する映像信号のうちの同期信号周辺の波形(有効
画面期間以外の波形)を周期的に変化させるものである
が、これをランダムに変化させても良い。
【0061】また、上記デジタル信号記録再生装置は、
同期信号の波形を複数種類のメモリデータとして用意し
ておき、著作権が保護されていない信号の場合は正規の
同期信号波形をここから読み出し、著作権が保護されて
いる信号の場合、正規以外の波形(1種類以上)または、
正規の波形と正規以外の波形(1種類以上)を周期的また
はランダムにに読み出すよう構成しても良い。また、こ
のメモリデータは同一のメモリの異なるアドレスであっ
ても異なるメモリであっても良い。
【0062】さらに、上記デジタル信号記録再生装置
は、再生系Bが出力する同期信号の波形を作成する回路
において、著作権の保護されない信号に関しては正規の
同期信号波形をメモリから読み出す等して付加し、著作
権が保護されている信号を出力する場合には正規の同期
信号波形の一部または全部に他の信号を重畳する回路を
有する。
【0063】さらにまた、上記ものは同期信号の波形を
作成する回路において、著作権が保護されている信号を
出力する場合には正規の同期信号波形の一部または全部
に他の信号を重畳する回路があるが、これに限らず同期
信号の波形データに対して他の値を加算または減算する
方法であっても良く、また、重畳する方法としてメモリ
などから出力される同期信号の波形データに対して他の
値を乗算する方法であっても良い。
【0064】上記したもののうち、アナログ出力の信号
に対しては以上の操作を行うが、ディジタル出力の信号
に対しては以上の操作を行わないものである。また、上
記記録再生装置のうち入力信号がR,G,B の場合、G 信号
にのみ上記方式を適用するものである。
【0065】
【発明の効果】上述したように、請求項1に記載の本発
明になるデジタル信号再生装置は、著作権情報と共に映
像信号をデジタル記録し、デジタル記録した映像信号を
著作権情報に基いてアナログ出力する手段を有するデジ
タル信号記録再生方法を用いたデジタル信号再生装置で
あって、映像信号の同期信号に係る波形信号を複数メモ
リするメモリを有し、著作権情報と共にデジタル記録し
た映像信号を再生するのに際し、デジタル記録した映像
信号中の著作権情報に応じて映像信号の有効画面期間以
外の同期信号として波形信号を選択的に用いて特定の同
期信号周辺の波形を変化させるものであるから、著作権
の許諾に係わる意思表示を誤りなく映像信号と共に伝送
することができので、著作権者の許諾がない映像信号の
複製を防止することができ、また、映像信号の複製を防
止されている場合であっても、例えばTV受像機でモニ
タすることは可能となる。
【0066】また、請求項2に記載の本発明になる記録
媒体は、著作権情報と共に映像信号をデジタル記録し、
デジタル記録した映像信号を著作権情報に基いてアナロ
グ出力する手段を有するデジタル信号記録再生方法を用
いた装置に用いられる記録媒体であって、著作権保護の
有無あるいは記録許可回数に関する著作権情報を映像信
号と共に記録したから、著作権の許諾に係わるこうした
著作権情報を映像信号と共に記録してあるので、著作権
者の許諾がない映像信号の複製を確実に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル信号記録再生装置のブロック図であ
る。
【図2】著作権権保護の有無に関する情報として1ビッ
ト情報を用いた場合を説明するための図である。
【図3】著作権権保護の有無に関する情報として1ビッ
ト情報を用いた場合を説明するための図である。
【図4】記録許可回数に関する著作権情報として2ビッ
ト情報を用いた場合を説明するための図である。
【図5】記録許可回数に関する著作権情報として2ビッ
ト情報を用いた場合を説明するための図である。
【図6】本発明の主要部である同期信号付加回路の第1
実施例ブロック図である。
【図7】本発明の主要部である同期信号付加回路の第2
実施例ブロック図である。
【図8】本発明の主要部である同期信号付加回路の第3
実施例ブロック図である。
【符号の説明】
1 デジタル信号記録再生装置 2 AGC回路 3 A/D変換回路 4 有効画面切出回路 5 符号化回路 6 復号化回路 7 同期信号付加回路 7b,7b1〜7bn,7e1,7e2 メモリ 8 D/A変換回路 A 記録系 B 再生系

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】著作権情報と共に映像信号をデジタル記録
    し、デジタル記録した映像信号を著作権情報に基いてア
    ナログ出力する手段を有するデジタル信号記録再生方法
    を用いたデジタル信号再生装置であって、 映像信号の同期信号に係る波形信号を複数メモリするメ
    モリを有し、 著作権情報と共にデジタル記録した映像信号を再生する
    のに際し、デジタル記録した映像信号中の著作権情報に
    応じて映像信号の有効画面期間以外の同期信号として波
    形信号を選択的に用いて特定の同期信号周辺の波形を変
    化させることを特徴とするデジタル信号再生装置。
  2. 【請求項2】著作権情報と共に映像信号をデジタル記録
    し、デジタル記録した映像信号を著作権情報に基いてア
    ナログ出力する手段を有するデジタル信号記録再生方法
    を用いた装置に用いられる記録媒体であって、 著作権保護の有無あるいは記録許可回数に関する著作権
    情報を映像信号と共に記録したことを特徴とする記録媒
    体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997047133A1 (fr) * 1996-06-04 1997-12-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif d'enregistrement et de reproduction
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JP2009089424A (ja) * 2008-12-02 2009-04-23 Hitachi Ltd 映像情報出力装置、映像情報出力方法、映像情報送信装置、映像情報送信方法、映像情報受信装置及び映像情報再生装置
JP2012049762A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Nippon Antenna Co Ltd 映像配信用伝送機器
JP2012070446A (ja) * 1996-12-20 2012-04-05 Thomson Consumer Electronics Inc トランスポートパケットの処理装置

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