JPH075869Y2 - 排ガス浄化用モノリス担体の外周部セル目詰め装置 - Google Patents

排ガス浄化用モノリス担体の外周部セル目詰め装置

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JPH075869Y2
JPH075869Y2 JP1989017384U JP1738489U JPH075869Y2 JP H075869 Y2 JPH075869 Y2 JP H075869Y2 JP 1989017384 U JP1989017384 U JP 1989017384U JP 1738489 U JP1738489 U JP 1738489U JP H075869 Y2 JPH075869 Y2 JP H075869Y2
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JP
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monolith carrier
carrier
monolith
exhaust gas
filling
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JP1989017384U
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Inventor
武則 東
正敏 河合
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キャタラー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、排ガス浄化用モノリス担体の外周部セル内
に耐熱性物質の目詰め材を均一に充填することができる
ようにした目詰め装置に関するものである。
[従来の技術] モノリス触媒をコンバータ容器に保持する方法として、
触媒端面外周部をリテーナにより固定する方法がある。
このような触媒コンバータでは、リテーナに接するモノ
リス触媒のセル(細孔)に流れ込む排ガス量は極めて少
ないため、モノリス触媒全体にPt、Pd、Rh等の触媒成分
を均一に担持させると高価なPt、Pd、Rh等の貴金属が無
駄になる。
そこで、このリテーナに接する部分(約3mm)のセル内
には触媒成分を担持しない技術が提案されている(実開
昭57−44921号公報、特公昭63−12658号公報等)。
また、モノリス担体の外周部セル内に耐熱性物質を充填
する方法として、活性アルミナ等のスラリーを筆により
目詰めしたり、セル内に充填しない部分にプラスチック
製の円盤等の目詰め治具を密着させ、外周近傍のセル内
にコージェライト含有ペーストを充填している(特公昭
63−12658号公報)。
この場合に、モノリス担体を目詰め治具上に密着させる
装置として、第6図に示すような装置が使用されてい
る。これは、コ形フレーム11の開口部に設けられたスラ
イドガイド12上を、二又状挟持部材14を端部に有する1
対の挟持金物13をシリンダ15により対向して前後動させ
る構成になっている。そして、モノリス担体1を対向す
る挟持部材14により挟持し、第7図に示すように目詰め
治具5上に密着させるようになっている。
[解決しようとする課題] しかし、円形又は楕円形のモノリス担体1を目詰め治具
5上に設置する場合、モノリス担体1のもつ2〜5mmの
寸法のバラツキ及びモノリス担体1のもつ摩擦力の大き
さ並びにセット方法のまずさ等により、モノリス担体1
が目詰め治具5上にずれてセットされる。
このため、第8図に示すように、両端面に均一に目詰め
部3を形成することができなくなり、第9図及び第10図
に示すように、目詰め部3が不均一になって、リテーナ
に覆われない排気ガスを流す必要のあるセルを目詰めし
たり、リテーナに覆われる排気ガスの流れないセルに目
詰めしないことになる。このような状態で目詰めされた
モノリス担体に触媒成分であるPt、Pd、Rh等の貴金属を
担持するため、触媒性能の低下や、貴金属の無駄を生ず
ることになる。
また、断面形状が楕円形のモノリス担体1が第11図に示
す状態で挾持され、第12図に示すように目詰め治具5と
ずれている場合に、モノリス担体1の位置を正常な位置
に直そうとすると、モノリス担体1の挟持部材14との摩
擦力が強いため、モノリス担体1に割れ、欠けが生じる
等の問題がある。
この考案は上記のような問題を解消できるようにした排
ガス浄化用モノリス担体の外周部セル目詰め装置を提供
することを課題とするものである。
[課題を解決するための手段] この考案の排ガス浄化用モノリス担体の外周部セル目詰
め装置は、断面形状が円形、楕円形等の排ガス浄化用モ
ノリス担体の外周部セルのみに浸漬法により目詰めさせ
るために、上記モノリス担体を目詰めしない部分を覆う
目詰め治具上に載せる目詰め装置で、上記目詰め装置が
上記モノリス担体を挟持するモノリス担体の中心線に対
し対称な4つの可動式挟持部で構成され、上記挟持部は
上記モノリス担体を鉛直な中心線の回りに回動可能に挟
持する構成になっていることを特徴とするものである。
[作用] モノリス担体は中心線に対して対称な4つの可動式挟持
部で挟持され、この挟持部がモノリス担体を回動可能に
挟持できるようになっているので、モノリス担体を目詰
め治具上に正確にセットすることができる。これによ
り、モノリス担体外周部でセルを均一幅で目詰めするこ
とができる。
[実施例] 以下に、本考案の1実施例を第1図及び第2図により説
明する。
コ字状のフレーム11の開口部にスライドガイド12が設け
られている。このガイド12に1対のL形の挟持金物13が
対向してスライドできるように設けられている。そし
て、これら挟持金物13は、スライドガイド12上をシリン
ダ15によりリンクを介して対向して前後動されるように
なっている。これら挟持金物13の端部に、先端部に挟持
部21を有する1対の挟持アーム22が接続されている。こ
うして、4個の挟持部21が挟持されるモノリス担体1の
中心に対して対称になるようになっている。
挟持部21は、第2図に示すように、挟持アーム22の先端
部にローラ23を回転可能に設けて構成されている。この
ローラ23の材質は、鉄、プラスチック又は硬質ゴムでも
よい。
こうして、モノリス担体1は、その中心に対して対称な
挟持部21に回動可能に挟持されるので、第3図に示すよ
うに目詰め治具5の上に正確にセットすることができ
る。
次に、他の実施例を第4図及び第5図により説明する。
1対の挟持金物13がスライドガイド12上を対向して前後
動される構成は第1図に示すものと同様になっている。
そして、この例では、1対の挟持金物13のそれぞれの端
部に1対の挟持部31が接続され、4個の挟持部31が挟持
されるモノリス担体1の中心に対して対称になるように
なっている。この挟持部31は、挟持アーム32に沿ってコ
字状体33を内向きに突設させて構成されている。そし
て、コ字状体32の長辺部には、前後にバネ33を介装して
挟持片34が長手方向に移動可能に設けられている。
こうして、モノリス担体1は、その中心に対して対称な
挟持部31に回動可能に挟持されるので、第5図に示すよ
うに目詰め治具5の上に正確にセットすることができ
る。
[試験例] 第1図に示す装置を用いて、円柱状のモノリス担体の外
周部セルに目詰めした。
モノリス担体は、公称直径107mm、公称長さ78mmの市販
のものである。このモノリス担体は、第1図に示す4個
の回動可能な挟持部21により、中心に対して回動可能に
挟持され、直径101mmの円柱状の目詰め治具上に、目詰
め幅が均一になるようにセットされる。そして、その外
周より3mmに目詰めした。目詰めは、γ−アルミナ粉
末、硝酸アルミニウム、水よりなるスラリー中に6秒浸
漬して外周部セルに目詰め後、100℃で乾燥して、目詰
めしたモノリス担体を得た。
この第1試験例に対応して、比較例として、試験例と同
じモノリス担体及び目詰め治具を用い、第6図に示す従
来の二又状挟持部材14を有する装置により、モノリス担
体を目詰め治具上に載置した。そして、試験例と同様に
して目詰めした。
次に、第2試験例として、第4図に示す装置を用いて、
楕円状の端面を有するモノリス担体の外周部セルに目詰
めした。
モノリス担体は、公称長径146.3mm、公称短径76.5mm、
公称高さ143.5mmの市販のものである。このモノリス担
体は、第4図に示す4個の回動可能な挟持部31により、
中心に対して回動可能の挟持され、長径140.3mm、短径7
0.5mmの端面が楕円形の目詰め治具上に、目詰め幅が均
一になるようにセットされる。そして、その外周より3m
mに、上記第1試験例の場合と同様にして、目詰めし、
目詰めしたモノリス担体を得た。
この第2試験例に対応して、比較例として、試験例と同
じモノリス担体及び目詰め治具を用い、第11図に示す従
来の2又状挟持部14を有する装置により、モノリス担体
を目詰め治具上に載置した。そして、試験例と同様にし
て目詰めし、目詰めしたモノリス担体を得た。
こうして得られた試験例1、2及び比較例1、2の目詰
めしたモノリス担体の外周からの目詰め幅を、外周の8
か所でノギスにより測定した。その測定値を第1表に示
す。
本考案装置を用いて得られた試験例1、2のモノリス担
体の目詰め幅は、比較例1、2で得られたモノリス担体
の目詰め幅に比べて、非常に均一になっている。
なお、本考案装置は、モノリス担体の外周部セルを均一
に目詰めする場合だけでなく、モノリス担体をコーティ
ングする際のモノリス担体の設置等の場合にも使用でき
る。
[考案の効果] この考案の排ガス浄化用モノリス担体の外周部セル目詰
め装置は上記のようなもので、セル目詰め幅を均一にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案装置の1実施例を示す説明図、第2図は
挟持部の説明図、第3図は第1図のIII−III矢視図、第
4図は他の実施例の説明図、第5図は第4図のV−V矢
視図、第6図は従来の目詰め装置の1例の説明図、第7
図は第6図のVII−VII矢視図、第8図は目詰め幅が不均
一なモノリス担体の断面図、第9図及び第10図はそれぞ
れ目詰め幅が不均一なモノリス担体に断面図、第11図は
従来の目詰め装置で断面楕円形のモノリス担体を挟持し
た場合の説明図、第12図は第11図のXII−XII矢視図であ
る。 1…モノリス担体、3…目詰め部、5…目詰め治具、2
1、31…挟持部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面形状が円形、楕円形等の排ガス浄化用
    モノリス担体の外周部セルのみに浸漬法により目詰めさ
    せるために、上記モノリス担体を目詰めしない部分を覆
    う目詰め治具上に載せる装置で、上記目詰め装置が上記
    モノリス担体を挾持するモノリス担体の中心線に対し対
    称な4つの可動式挾持部で構成され、上記挾持部は上記
    モノリス担体を鉛直な中心線の回りに回動可能に挾持す
    る構成になっていることを特徴とする排ガス浄化用モノ
    リス担体の外周部セル目詰め装置。
JP1989017384U 1989-02-16 1989-02-16 排ガス浄化用モノリス担体の外周部セル目詰め装置 Expired - Lifetime JPH075869Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6362549A (ja) * 1986-09-04 1988-03-18 Toyota Motor Corp 排ガス浄化用モノリス触媒の外周部目詰め装置
JPS6369549U (ja) * 1986-10-28 1988-05-10

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