JPH0758695A - 光空間伝送方式 - Google Patents

光空間伝送方式

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Publication number
JPH0758695A
JPH0758695A JP5200618A JP20061893A JPH0758695A JP H0758695 A JPH0758695 A JP H0758695A JP 5200618 A JP5200618 A JP 5200618A JP 20061893 A JP20061893 A JP 20061893A JP H0758695 A JPH0758695 A JP H0758695A
Authority
JP
Japan
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optical
data
information
transmission
light source
Prior art date
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Pending
Application number
JP5200618A
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English (en)
Inventor
Tadashi Ishikawa
匡 石川
Kimiyuki Oyamada
公之 小山田
Hiroyuki Furuta
浩之 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Hoso Kyokai NHK, Japan Broadcasting Corp filed Critical Nippon Hoso Kyokai NHK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はビームを細く絞っても、方向調整を
容易にしてビーム追尾機構を簡素化するとともに、CN
比を高くして画像などの高品質伝送や長距離伝送を可能
にし、さらに送信部や受信部が大きく振動しても、受信
部側でビームを確実に受光し得るようにし、これによっ
て運用性を大幅に向上させる。 【構成】 送信部1によって周辺部分に複数の方向調整
用ビーム4が配置され、中心部分にデータ用ビーム3が
配置されたビーム束5を生成してこれを受信部2で受光
させてデータ用ビーム3中の情報を電気信号に変換させ
るとともに、方向調整用ビーム4に基づいてデータ用ビ
ーム3の方向を検出させ、これを受信部2側から前記送
信部1に帰還させて、この送信部1から出射されるビー
ム束5の方向を制御させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放送や通信分野における
画像伝送や音声伝送、データ伝送などを始め、ビル間伝
送、構内伝送、宇宙空間伝送などで使用される光空間伝
送方式に関する。
【0002】[発明の概要]本発明は光空間伝送方式に
関するもので、送信部から情報伝達用ビームとこの情報
伝達用ビームを囲むように方向調整用ビームとを出射さ
せ、受信部によって前記情報伝達用ビームを受光させ、
情報信号を再生させるとともに、前記方向調整用ビーム
を受光させ、この方向調整用ビームに基づいて前記情報
伝達用ビームの方向ずれを検出させ、この検出結果に基
づいて前記送信部から出射される情報伝達用ビームおよ
び方向調整用ビームの出射方向を制御することにより、
情報伝達用ビームを細く絞っても、受信部においてビー
ムを確実に受光し得るようにし、これによって方向調整
を容易にしてビーム追尾機構を簡素化するとともに、C
N比を高くして画像などの高品質伝送や長距離伝送を可
能にし、さらに送信部や受信部が大きく振動しても、受
信部側でビームを確実に受光し得るようにし、運用性を
大幅に向上させる。
【0003】
【従来の技術】放送や通信分野における画像伝送や音声
伝送、データ伝送などを始め、ビル間伝送、構内伝送、
宇宙空間伝送などでの使用が期待される光空間伝送シス
テムでは、送信部で使用される光源の光出力が小さく、
さらに受信部の受光感度も低いため、送信部から受信部
に対して出射されるビームを絞って伝送しなければなら
ない。
【0004】このため、このような光空間伝送システム
では、受信部側において、送信部から出射される細い単
一のビームを確実に受光させるために、受信部からもビ
ームを出射し送信部でこのビームの出射方向を検出し、
この検出結果に基づいて光学系を制御してビーム出射方
向を調整し、受信部側で前記ビームを確実に受光し得る
ようにし、回線の信頼性を高めている。
【0005】図15はこのようなビーム追尾機構を備え
た送信部の一例を示す構成図である。
【0006】この図に示す送信部151は入力された情
報信号に基づいた光信号を生成する光源152と、この
光源152から出射される光信号を取り込んで図16に
示す円形となる指定された方向のビーム154にして出
射する光学系153と、この光学系153から出射され
るビーム154を受け、これを受信部(図示は省略す
る)側に出射する大口径レンズ155と、CCDや4Q
Dによって構成され、受信部から出射されたビームの出
射方向を検出する位置センサ156と、この位置センサ
156の検出結果に基づいて駆動信号を生成する駆動回
路157と、この駆動回路157から出力される駆動信
号に基づいて前記光学系153を駆動してビーム154
の出射方向を調整するビーム追尾機構158とを備えて
いる。
【0007】そして、情報信号が入力されたとき、光源
152によって光信号を生成し、これを光学系153お
よび大口径レンズ155によってビーム154にして受
信部側に出射するとともに、位置センサ156によって
受信部から出射されたビームの出射方向を検出し、この
検出結果に基づき、駆動回路157によってビーム追尾
機構158を制御し、前記光学系153から出射される
ビーム154の出射方向を制御して、前記ビーム154
の光軸を受信部が置かれている方向に一致させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の光空間伝送システムにおいては、次に述べるよ
うな問題があった。
【0009】まず、送信部151から出射されるビーム
154の径を小さくしているので、ビーム154の方向
調整が難しく、高度なビーム追尾機構158が必要にな
り、コスト高になってしまうという問題があった。
【0010】また、送信部151や受信部が大きく振動
したとき、送信部151側から出射されたビーム154
が受信部によって受光されなくなってしまうという問題
があった。
【0011】そこで、このような問題を解消するため
に、送信部151から出射されるビーム154の径を大
きくすることも行われているが、このような方法では、
ビーム154の密度が低くなってCN比が低下し、運用
性が低下するのみならず、画像などの高品質伝送や長距
離伝送が不可能になってしまうという問題があった。
【0012】本発明は上記の事情に鑑み、ビームを細く
絞っても、受信部側においてビームを確実に受光するこ
とができ、これによって方向調整を容易にしてビーム追
尾機構を簡素化することができるとともに、CN比を高
くして画像などの高品質伝送や長距離伝送を可能にし、
さらに送信部や受信部が大きく振動しても、受信部側で
ビームを確実に受光することができ、これによって運用
性を大幅に向上させることができる光空間伝送方式を提
供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による光空間伝送方式は、送信部側では、情
報信号に基づき情報伝送用光源を動作させて情報伝達用
ビームを生成するとともに、識別のための情報を付加し
た少なくとも1つ以上の方向調整用光源を動作させて前
記情報伝達用ビームを包み込むように方向調整用ビーム
を生成して受信部側に出射し、受信部側では、前記情報
伝達用ビームを受光して情報信号を再生するとともに、
前記方向調整用ビームを受光して前記情報伝達用ビーム
の方向ずれを検出し、この検出結果を前記送信部側に帰
還してこの送信部側から出射される前記情報伝達用ビー
ムおよび前記方向調整用ビームの出射方向を制御するこ
とを特徴としている。
【0014】
【作用】上記の構成において、送信部側において、情報
信号に基づき情報伝送用光源を動作させて情報伝達用ビ
ームを生成するとともに、指定された周波数の方向調整
用信号に基づいて少なくとも1つ以上の方向調整用光源
を動作させて前記情報伝達用ビームを包み込むように方
向調整用ビームを生成させて受信部側に出射し、受信部
側において、前記情報伝達用ビームを受光して情報信号
を再生するとともに、前記方向調整用ビームを受光して
前記情報伝達用ビームの方向ずれを検出し、この検出結
果を前記送信部側に帰還してこの送信部側から出射され
る前記情報伝達用ビームおよび前記方向調整用ビームの
出射方向を制御することにより、情報伝達用ビームを細
く絞っても、受信部においてビームを確実に受光し得る
ようにし、これによって方向調整を容易にするととも
に、CN比を高くして画像などの高品質伝送や長距離伝
送を可能にし、さらに送信部や受信部が大きく振動して
も、受信部側でビームを確実に受光し得るようにし、こ
れによって運用性を大幅に向上させる。
【0015】
【実施例】図1は本発明による光空間伝送方式の第1実
施例を適用した光空間伝送システムの一例を示す構成図
である。
【0016】この図に示す光空間伝送システムは送信部
1と、受信部2とを備えており、送信部1によって周辺
部分に複数の方向調整用ビーム4が配置され、中心部分
にデータ用ビーム3が配置されたビーム束5を生成して
これを受信部2で受光させてデータ用ビーム3中の情報
を電気信号に変換させるとともに、方向調整用ビーム4
に基づいてデータ用ビーム3の方向を検出させ、これを
受信部2側から前記送信部1に帰還させて、この送信部
1から出射されるビーム束5の方向を制御させる。
【0017】送信部1は入力された情報信号に基づいて
データ用光信号を生成するデータ用光源6と、識別のた
めに入力された周波数f1 〜fn の正弦波で強度変調し
た方向調整用光信号を生成する方向調整用光源7と、こ
れらデータ用光源6および方向調整用光源7から出射さ
れるデータ用光信号および方向調整用光信号を取り込ん
で図2に示す如く周辺部分に複数の方向調整用ビーム4
が配置され、中心部分にデータ用ビーム3が配置された
ビーム束5にして出射したり、受信部2側から出射され
る光信号(制御用光信号)を受光して集光したりする光
学系8と、この光学系8から出射されるビーム束5を受
け、これを受信部2側に出射したり、前記受信部2から
の光信号(制御用光信号)を受けてこれを前記光学系8
に出射したりする大口径レンズ9と、前記光学系8を介
して前記制御用光信号を取り込んで駆動信号を生成する
駆動回路10と、この駆動回路10から出力される駆動
信号に基づいて前記光学系8を駆動してビーム束5の出
射方向を調整するビーム追尾機構11とを備えている。
【0018】そして、入力された情報信号および方向調
整用信号に基づいてビーム用光源6と、方向調整用光源
7とを動作させてデータ用光信号と、方向調整用光信号
とを生成し、光学系8および大口径レンズ9によってこ
れをビーム束5にして受信部2側に出射するとともに、
前記大口径レンズ9によって前記受信部2側から出射さ
れる制御用光信号を取り込み、駆動回路10によって前
記制御用光信号に基づいてビーム追尾機構11を制御さ
せて前記光学系8から出射されるビーム束5の出射方向
を制御させ、前記ビーム束5が受信部2側に確実に受光
されるようにする。
【0019】受信部2は前記送信部1から出射されるビ
ーム束5を受光してこれを集光したり、入射された制御
用光信号を取り込んでこれを前記送信部1側に出射した
りする大口径レンズ15と、この大口径レンズ15によ
って集光されたビーム束5を取り込んでこれをデータ用
ビーム3と、複数の方向調整用ビーム4とに分離して出
射したり、入射された制御用光信号を取り込んでこれを
前記大口径レンズ15側に出射したりする光学系16
と、この光学系16によって分離されたデータ用ビーム
3を受光して光電変換し、前記データ用ビーム3に含ま
れている情報信号を再生する受光器17と、前記光学系
16によって分離された各方向調整用ビーム4を受光し
て光電変換し、これら各方向調整用ビーム4の搬送波レ
ベルを比較し、この比較結果に基づいて前記データ用ビ
ーム3の方向ずれ量を検出して制御信号を生成する検出
回路18と、この検出回路18から出力される制御信号
に基づいて制御用光信号を生成して前記光学系16に出
射する制御用光源19とを備えている。
【0020】そして、大口径レンズ15によって前記送
信部1から出射されるビーム束5を受光して集光しなが
ら、光学系16によって前記ビーム束5をデータ用ビー
ム3と、複数の方向調整用ビーム4とに分離するととも
に、受光器17によって前記データ用ビーム3を光電変
換してこのデータ用ビーム3に含まれている情報信号を
再生する。
【0021】さらに、この動作と並行するように、検出
回路18によって前記光学系16で分離された前記各方
向調整用ビーム4を受光してその搬送波レベルを比較
し、この比較結果に基づいて前記データ用ビーム3の方
向ずれ量を検出するとともに、制御用光源19によって
前記方向ずれ量を補正するのに必要な値を含む制御用光
信号を生成し、これを光学系16および大口径レンズ1
5を介して送信部1側に出射する。
【0022】これによって、送信部1側から出射される
ビーム束5の中心が受信部2の大口径レンズ15の中心
からずれれば、受信部2側の検出回路18によってこれ
が検出されて制御用光源19から制御用光信号が出射さ
れ、これが光学系16および大口径レンズ15を介して
送信部1側に伝達される。
【0023】そして、この送信部1の大口径レンズ9お
よび光学系8を介して前記制御用光信号が受光され、駆
動回路10によって前記制御用光信号に対応する駆動信
号が生成されるとともに、ビーム追尾機構11によって
前記駆動信号に基づき光学系8が駆動されて送信部1側
から出射されるビーム束5の中心と、受信部2の大口径
レンズ15の中心とが一致するように制御される。
【0024】このようにこの第1実施例においては、中
心部の映像(データ)用ビーム3を複数の方向調整用ビ
ーム4で包み、さらに受信部2側において前記各方向調
整用ビーム4の搬送波レベルを比較して前記データ用ビ
ーム3のずれ方向を検出し、この検出結果に基づいて送
信部1側から出射されるビーム束5の出射方向を制御す
るようにしているので、捕捉追尾範囲を大幅に広げるこ
とができ、これによって自動追尾範囲を広げて送信部1
や受信部2が大きく振動しても通信不能にならないよう
にすることができるとともに、マイクロ波(電波)と同
程度の運用性を確保することができる。
【0025】また、この第1実施例においては、送信部
1から出射されるデータ用ビーム3の径を細く絞ること
ができるので、送信部1から出射されるデータ用ビーム
3の光出力を小さくしても、受信CN比を高くすること
ができるとともに、伝送距離を延ばすことができる。
【0026】また、この第1実施例においては、複数の
方向調整用ビーム4によって伝送される識別信号とし
て、周波数f1 〜fn の正弦波を使用し、制御信号の光
伝送にも耐雑音性に優れたパルス変調方式を採用してい
るため、これによって各方向調整用ビーム4のビーム径
を大きくして、捕捉範囲を広げ、方向調整を容易にする
ことができる。
【0027】なお、方向調整用ビームの識別の手段とし
ては、前記のように異なる周波数の正弦波で変調を行う
他に、異なるパルス列で変調を行う、あるいは個々の光
源に異なる波長のものを使用するなどの手段でもよい。
【0028】また、この第1実施例においては、データ
用ビーム3を細く絞しても、送信部1側から出射される
データ用ビーム3を受信部2側で確実に受光させること
ができるので、CN比を高くして画像などの高品質伝送
や長距離伝送を可能にし、さらに送信部1や受信部2が
大きく振動しても、受信部2側でビーム束5を確実に受
光することができ、これによって運用性を大幅に向上さ
せることができる。
【0029】図3は本発明による光空間伝送方式の第2
実施例を適用した光空間伝送システムで使用される送信
部の光学系部分の一例を示す構成図である。
【0030】この図に示す光学系部分は入力された情報
信号に基づいてデータ用光信号を生成するデータ用キャ
ン型光源20と、このデータ用キャン型光源20の周囲
に配置され、入力された周波数f1 〜fn の方向調整用
信号に基づいて方向調整用光信号を生成する複数の方向
調整用キャン型光源21と、これらデータ用キャン型光
源20および各方向調整用キャン型光源21から出射さ
れるデータ用光信号および方向調整用光信号を各々、取
り込んで平行な光信号にする複数の第2レンズ22と、
これらの各第2レンズ22によって得られた各光信号を
取り込んで集光する第1レンズ23と、この第1レンズ
23から出射される各光信号を受光して図4に示す如く
周辺部分に複数の方向調整用ビーム26が配置され、中
心部分にデータ用ビーム25が配置されたビーム束27
にして出射する大口径レンズ24とを備えている。
【0031】そして、入力された情報信号および方向調
整用信号に基づいてデータ用キャン型光源20と、各方
向調整用キャン型光源21とを動作させてデータ用光信
号と、方向調整用光信号とを生成し、各第2レンズ22
によってこれを平行にするとともに、第1レンズ23に
よって集光した後、大口径レンズ24によってこれをビ
ーム束27にして受信部(図示は省略する)側に出射す
る。
【0032】このようにしても、上述した第1実施例と
同様に、中心部のデータ用ビーム25を複数の方向調整
用ビーム26で包み、さらに受信部側において前記各方
向調整用ビーム26の搬送波レベルを比較して前記デー
タ用ビーム3のずれ方向を検出し、この検出結果に基づ
いて送信部側から出射されるビーム束27の出射方向を
制御することができ、これによって捕捉追尾範囲を大幅
に広げることができ、この結果自動追尾範囲を広げて送
信部や受信部が大きく振動しても通信不能にならないよ
うにすることができるとともに、マイクロ波(電波)と
同程度の運用性を確保することができる。
【0033】また、この第2実施例においても、受信C
N比を高くして伝送距離を延ばすことができるととも
に、送信部や受信部が大きく振動しても、受信部側でビ
ームを確実に受光することができ、これによって運用性
を大幅に向上させることができ、さらに各方向調整用ビ
ーム26のビーム径を大きくすることにより、捕捉範囲
を広げて方向調整を容易にすることができる。
【0034】図5は本発明による光空間伝送方式の第3
実施例を適用した光空間伝送システムで使用される送信
部の光学系部分の一例を示す構成図である。
【0035】この図に示す光学系部分は半導体レーザな
どによって構成されるデータ用光源(図示は省略する)
によって生成されたデータ用光信号を取り込んで端面か
ら出射するデータ用光ファイバ30と、図6に示す如く
このデータ用光ファイバ30の周囲に配置され、半導体
レーザなどによって構成される複数の方向調整用光源
(図示は省略する)により生成された各方向調整用光信
号を取り込んで端面から出射する複数の方向調整用光フ
ァイバ31と、これらデータ用光ファイバ30および各
方向調整用光ファイバ31から出射されるデータ用光信
号および各方向調整用光信号を各々、取り込んで平行な
光信号(データ用ビーム33および複数の方向調整用ビ
ーム34)にして出射する大口径レンズ32とを備えて
いる。
【0036】そして、データ用光源および各方向調整用
光源によって生成されたデータ用光信号および各方向調
整用光信号を取り込んでデータ用光ファイバ30および
各方向調整用光ファイバ31の各端面から出射するとと
もに、大口径レンズ32によってこれをビーム束35に
して受信部側に出射する。
【0037】このようにしても、上述した第1、第2実
施例と同様に、中心部のデータ用ビーム33を複数の方
向調整用ビーム34で包み、さらに受信部側において前
記各方向調整用ビーム34の搬送波レベルを比較して前
記データ用ビーム33のずれ方向を検出し、この検出結
果に基づいて送信部側から出射されるビーム束35の出
射方向を制御することができ、これによって捕捉追尾範
囲を大幅に広げることができ、この結果自動追尾範囲を
広げて送信部や受信部が大きく振動しても通信不能にな
らないようにすることができ、マイクロ波(電波)と同
程度の運用性を確保することができる。
【0038】また、この第3実施例においても、受信C
N比を高くして伝送距離を延ばすことができるととも
に、送信部や受信部が大きく振動しても、受信部側でビ
ームを確実に受光することができ、これによって運用性
を大幅に向上させることができ、さらに各方向調整用ビ
ームのビーム径を大きくすることにより、捕捉範囲を広
げて方向調整を容易にすることができる。
【0039】また、この第3実施例においては、光源部
分にデータ用光ファイバ30および複数の方向調整用光
ファイバ31を使用しているので、送信部の光学系およ
び受信部の光学系を小さくすることができ、これによっ
て光空間伝送システム全体を小型化することができる。
【0040】図7は本発明による光空間伝送方式の第4
実施例を適用した光空間伝送システムで使用される送信
部の光学系部分の一例を示す構成図である。
【0041】この図に示す光学系部分は半導体レーザな
どによって構成される複数のデータ用光源(図示は省略
する)によって生成された各データ用光信号を取り込ん
で端面から出射する複数のデータ用光ファイバ36と、
図8に示す如くこれらの各データ用光ファイバ36の周
囲に配置され、半導体レーザなどによって構成される方
向調整用光源(図示は省略する)により生成された複数
の方向調整用光信号を取り込んで端面から出射する複数
の方向調整用光ファイバ37と、これらの各データ用光
ファイバ36および各方向調整用光ファイバ37から出
射される各データ用光信号および各方向調整用光信号を
各々、取り込んで平行な光信号(複数のデータ用ビーム
39および複数の方向調整用ビーム40)にして出射す
る大口径レンズ38とを備えている。
【0042】そして、各データ用光ファイバ36および
各方向調整用光ファイバ37によってデータ用光源およ
び各方向調整用光源により生成された各データ用光信号
および各方向調整用光信号を取り込んで各端面から出射
するとともに、大口径レンズ38によってこれをビーム
束41にして受信部側に出射する。
【0043】このようにしても、上述した第1〜第3実
施例と同様に、中心部の各データ用ビーム39を複数の
方向調整用ビーム40で包み、さらに受信部側において
前記各方向調整用ビーム40の搬送波レベルを比較して
前記データ用ビーム39のずれ方向を検出し、この検出
結果に基づいて送信部側から出射されるビーム束41の
出射方向を制御することができ、これによって捕捉追尾
範囲を大幅に広げることができ、この結果自動追尾範囲
を広げて送信部や受信部が大きく振動しても通信不能に
ならないようにすることができるとともに、マイクロ波
(電波)と同程度の運用性を確保することができる。
【0044】また、この第4実施例においても、受信C
N比を高くして伝送距離を延ばすことができるととも
に、送信部や受信部が大きく振動しても、受信部側でビ
ーム束41を確実に受光することができ、これによって
運用性を大幅に向上させることができ、さらに各方向調
整用ビーム40のビーム径を大きくすることにより、捕
捉範囲を広げて方向調整を容易にすることができる。
【0045】また、この第4実施例においては、光源部
分に複数のデータ用光ファイバ36および複数の方向調
整用光ファイバ37を使用しているので、送信部の光学
系および受信部の光学系を小さくすることができ、これ
によって光空間伝送システム全体を小型化することがで
きる。
【0046】また、この第4実施例においては、複数の
データ用光源を用いているので、これらのデータ用光源
に同一の情報信号を供給することにより、大口径レンズ
38から出射されるビーム束41中のデータ用ビーム3
9の出力を高めて受信CN比を高くすることができ、ま
た前記各データ用光源に互いに異なる情報信号を供給す
ることにより、大口径レンズ38から出射されるビーム
束41中の各データ用ビーム39で複数の情報を同時に
伝送することができる。
【0047】図9は本発明による光空間伝送方式の第5
実施例を適用した光空間伝送システムで使用される送信
部の光学系部分の一例を示す構成図である。
【0048】この図に示す光学系部分は平面状に形成さ
れた基板45上に、図10に示す如く中心部分にデータ
用半導体レーザ素子46が配置され、このデータ用半導
体レーザ素子46を中心として“十”字状に複数の方向
調整用半導体レーザ47が配置され、入力された情報信
号および方向調整用信号に基づいて1つのデータ用光信
号と複数の方向調整用光信号とを生成する面発光レーザ
光源48と、複数のマイクロレンズを有し、前記面発光
レーザ光源48のデータ用半導体レーザ素子56および
各方向調整用半導体レーザ素子47から出射されるデー
タ用光信号および方向調整用光信号を各々、取り込んで
平行な光信号にするレンズアレー49と、このレンズア
レー49によって得られたデータ用光信号および各方向
調整用光信号を取り込んで集光する第1レンズ50と、
この第1レンズ50から出射されるデータ用光信号およ
び方向調整用光信号を受光して周辺部分に複数の方向調
整用ビーム53が配置され、中心部分にデータ用ビーム
52が配置されたビーム束54にして出射する大口径レ
ンズ51とを備えている。
【0049】そして、入力された情報信号および方向調
整用信号に基づいて面発光レーザ光源58上のデータ用
半導体レーザ素子46と、各方向調整用半導体レーザ素
子47とを動作させてデータ用光信号と、複数の方向調
整用光信号とを生成し、レンズアレー49によってこれ
を平行にするとともに、第1レンズ50によって集光し
た後、大口径レンズ51によってこれをビーム束54に
して受信部側に出射する。
【0050】このようにしても、上述した第1〜第4実
施例と同様に、中心部のデータ用ビーム52を複数の方
向調整用ビーム53で包み、さらに受信部側において前
記各方向調整用ビーム53の搬送波レベルを比較して前
記データ用ビーム52のずれ方向を検出し、この検出結
果に基づいて送信部側から出射されるビーム束54の出
射方向を制御することができ、これによって捕捉追尾範
囲を大幅に広げることができ、この結果自動追尾範囲を
広げて送信部や受信部が大きく振動しても通信不能にな
らないようにすることができ、マイクロ波(電波)と同
程度の運用性を確保することができる。
【0051】また、この第5実施例においても、受信C
N比を高くして伝送距離を延ばすことができるととも
に、送信部や受信部が大きく振動しても、受信部側でビ
ーム束54を確実に受光することができ、これによって
運用性を大幅に向上させることができ、さらに各方向調
整用ビーム53のビーム径を大きくすることにより、捕
捉範囲を広げて方向調整を容易にすることができる。
【0052】図11は本発明による光空間伝送方式の第
6実施例を適用した光空間伝送システムで使用される送
受信部の光学系部分の一例を示す構成図である。
【0053】この図に示す光学系部分は入力された情報
信号に基づいて波長λ1のデータ用光信号を生成するデ
ータ用光源55と、このデータ用光源55の周囲に配置
され、入力された方向調整用信号に基づいて波長λ2の
複数の方向調整用光信号を生成する複数の方向調整用光
源56と、これらデータ用光源55および各方向調整用
光源56から出射されるデータ用光信号および各方向調
整用光信号を取り込んで平行なデータ用ビーム58およ
び複数の方向調整用ビーム59にして伝送先側に出射す
る大口径レンズ57と、前記データ用光源55および各
方向調整用光源56と前記大口径レンズ57との間に配
置され、偏光方向を検出して、前記データ用光源55お
よび各方向調整用光源56から出射されるデータ用光信
号および各方向調整用光信号を透過させ、前記大口径レ
ンズ57に供給するとともに、伝送先側から出射され、
前記大口径レンズ57によって集光されたビーム束61
を反射するビームスプリッタ62とを備えている。
【0054】さらに、この光学系部分は前記ビームスプ
リッタ62によって反射されたビーム束61を波長弁別
してこのビーム束61を構成する波長λ1のビーム(デ
ータ用ビーム63)を透過させるとともに、波長λ2の
ビーム(方向調整用ビーム64)を反射させる波長分波
器65と、この波長分波器65を透過した波長λ1のデ
ータ用ビーム61を受光して光電変換し、前記データ用
ビーム61に含まれている情報信号を再生するデータ用
受光器66と、前記波長分波器65によって反射された
波長λ2の方向調整用ビーム64を受光して光電変換
し、この方向調整用ビーム64に含まれている方向ずれ
を示す制御信号を生成する方向調整用受光器67とを備
えている。
【0055】そして、情報信号および各方向調整用信号
が入力されたとき、これら情報信号および各方向調整用
信号に基づいてデータ用光源55および各方向調整用光
源56を動作させてデータ用光信号および複数の方向調
整用光信号を生成するとともに、ビームスプリッタ62
を透過させて大口径レンズ57に供給し、この大口径レ
ンズ57によってビーム束60にして受信部に出射させ
る。
【0056】また、この動作と並行して、前記受信部か
ら出射されるビーム束61を受光して収束させながら、
ビームスプリッタ62によって反射させた後、波長分波
器65によって波長λ1のデータ用ビーム63と、波長
λ2の各方向調整用ビーム64とに分離するとともに、
データ用受光器66によって前記データ用ビーム63を
光電変換してこのデータ用ビーム63に含まれている情
報信号を再生し、さらに方向調整用受光器67によって
前記各方向調整用ビーム64を光電変換してこれら各方
向調整用ビーム64に含まれている方向ずれを示す制御
信号を生成する。
【0057】このようにしても、上述した第1〜第5実
施例と同様に、中心部のデータ用ビーム58を複数の方
向調整用ビーム59で包み、さらに受信側となる送受信
部において前記各方向調整用ビーム59の搬送波レベル
を比較して前記データ用ビーム58のずれ方向を検出
し、この検出結果に基づいて送信側となる送受信部から
出射されるビーム束60の出射方向を制御することがで
き、これによって捕捉追尾範囲を大幅に広げることがで
き、この結果自動追尾範囲を広げて各送受信部が大きく
振動しても通信不能にならないようにすることができ、
マイクロ波(電波)と同程度の運用性を確保することが
できる。
【0058】また、この第6実施例においても、受信C
N比を高くして伝送距離を延ばすことができるととも
に、各送受信部が大きく振動しても、受信側となる送受
信部でビーム束60を確実に受光することができ、これ
によって運用性を大幅に向上させることができ、さらに
各方向調整用ビーム59のビーム径を大きくすることに
より、捕捉範囲を広げて方向調整を容易にすることがで
きる。
【0059】さらに、この第6実施例においては、送受
信部から出射されるデータ用ビーム58の波長を“λ
1”にするとともに、各方向調整用ビーム59の波長を
“λ2”にしているので、受信感度を向上させることが
できるとともに、データ用ビーム58と、各方向調整用
ビーム59とが干渉しないようにすることができる。
【0060】図12は本発明による光空間伝送方式の第
7実施例を適用した光空間伝送システムで使用される送
信部の光学系部分の一例を示す構成図である。
【0061】この図に示す光学系部分は入力された情報
信号に基づいたデータ用光信号を生成するデータ用光源
70と、このデータ用光源70の周囲に配置され、入力
された周波数f1 〜fn の方向調整用信号に基づいた方
向調整用光信号を生成する複数の方向調整用光源71
と、これらデータ用光源70および各方向調整用光源7
1から出射されるデータ用光信号および各方向調整用光
信号を各々、取り込んで平行な光信号(データ用光信号
および複数の方向調整用光信号)にする複数の非球面レ
ンズ72と、これらの各非球面レンズ72からの光信号
を取り込んで集光する第1レンズ80と、駆動回路73
から出力される駆動信号に基づいて回転駆動され、前記
第1レンズ80によって得られた各光信号を取り込むと
ともに、光軸74に対して前記各光信号の結像点を垂直
方向にずらす平行プリズム75と、この平行プリズム7
5によって結像点が決定された各光信号を受光して周辺
部分に複数の方向調整用ビーム78が配置され、中心部
分にデータ用ビーム77が配置されたビーム束79にし
て出射する大口径レンズ76とを備えている。
【0062】そして、入力された情報信号および方向調
整用信号に基づいてビーム用光源70と、各方向調整光
源71とを動作させてデータ用光信号と、方向調整用光
信号とを生成し、各非球面レンズ72によってこれを平
行にするとともに、第1レンズ80によって集光しなが
ら駆動回路73から出力される駆動信号に応じて平行プ
リズム75の傾き角度を調整して前記第1レンズ80に
よって集光された結像点位置を調整した後、大口径レン
ズ76によってこれをビーム束79にして受信部側に出
射する。
【0063】この場合、図13に示す如く平行プリズム
75の屈折率が“n”であり、その厚みが“t”である
とき、前記平行プリズム75の傾き角度θと、結像点の
移動量hとの間に次式が成り立つ。
【0064】
【数1】 そして、この(1)式から明らかなように、結像点の移
動量hは平行プリズム75を構成する光学材料の屈折率
nで変わり、図14に示す如く通常の光学ガラスよりも
大きな屈折率のときの方が、前記平行プリズム75の傾
き角度θと、結像点の移動量hとがより線形な関係とな
ることから、屈折率nが“2”に近い例えばLiNbO
3 などの光学材料を使用することにより、結像点の異な
るデータ用光源70からのデータ用光信号および各方向
調整用光源71から方向調整用光信号の光ビーム形状を
変えることなく、ビーム束79全体の出射方向を大きな
角度まで制御することができる。
【0065】このようにしても、上述した第1〜第6実
施例と同様に、中心部のデータ用ビーム77を複数の方
向調整用ビーム78で包み、さらに受信部側において前
記各方向調整用ビーム78の搬送波レベルを比較して前
記データ用ビーム77のずれ方向を検出し、この検出結
果に基づいて送信部側から出射されるビーム束79の出
射方向を制御することができ、これによって捕捉追尾範
囲を大幅に広げることができ、この結果自動追尾範囲を
広げて送信部や受信部が大きく振動しても通信不能にな
らないようにすることができ、マイクロ波(電波)と同
程度の運用性を確保することができる。
【0066】また、この第7実施例においても、受信C
N比を高くして伝送距離を延ばすことができるととも
に、送信部および受信部が大きく振動しても、受信部側
でビーム束79を確実に受光することができ、これによ
って運用性を大幅に向上させることができ、さらに各方
向調整用ビーム78のビーム径を大きくすることによ
り、捕捉範囲を広げて方向調整を容易にすることができ
る。
【0067】また、この第7実施例においては、平行プ
リズム75を回転させる簡易なものであるため、光学系
の構造を簡素化および小型化することができ、さらに大
きな回転角度で、小さな移動量を得ることができるた
め、回転精度を余り厳しくしなくても、高精度な追尾を
行うことができる。
【0068】また、上述した第1〜第5実施例および第
7実施例においては、片方向光伝送を行う場合を例にと
って本発明による光空間伝送方式を説明しているが、上
述した第6実施例のように、双方向伝送を行うようにし
ても良い。
【0069】この場合、受信部からのビーム束も同時に
制御する必要があるため、上述した光空間伝送方式と同
様な方法によって受信部側から送信部側に伝送されるビ
ーム束を制御する。
【0070】また、上述した第1〜第7実施例において
は、受信部によってビーム束の方向ずれ量に応じた制御
用光信号を生成し、これを送信部側に伝送して送信部側
から出射されるビーム束の出射方向を制御するようにし
ているが、このような制御用光信号に代えて無線信号を
使用し、受信部側によって検出された方向ずれ量を送信
部側に伝送してこの送信部から出射されるビーム束の出
射方向を制御するようにしても良い。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ビ
ームを細く絞っても、受信部においてビームを確実に受
光することができ、これによって方向調整を容易にする
ことができるとともに、CN比を高くして画像などの高
品質伝送や長距離伝送を可能にし、さらに送信部や受信
部が大きく振動しても、受信部側でビームを確実に受光
することができ、これによって運用性を大幅に向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光空間伝送方式の第1実施例を適
用した光空間伝送システムの一例を示す構成図である。
【図2】図1に示す送信部から出射されるビーム束の形
状例を示す図である。
【図3】本発明による光空間伝送方式の第2実施例を適
用した光空間伝送システムで使用される送信部の光学系
部分の一例を示す構成図である。
【図4】図3に示す大口径レンズから出射されるビーム
束の形状例を示す図である。
【図5】本発明による光空間伝送方式の第3実施例を適
用した光空間伝送システムで使用される送信部の光学系
部分の一例を示す構成図である。
【図6】図5に示すデータ用光ファイバおよび各方向調
整用光ファイバの配置例を示す図である。
【図7】本発明による光空間伝送方式の第4実施例を適
用した光空間伝送システムで使用される送信部の光学系
部分の一例を示す構成図である。
【図8】図7に示す各データ用光ファイバおよび各方向
調整用光ファイバの配置例を示す図である。
【図9】本発明による光空間伝送方式の第5実施例を適
用した光空間伝送システムで使用される送信部の光学系
部分の一例を示す構成図である。
【図10】図9に示す面発光レーザアレーの詳細な構成
例を示す正面図である。
【図11】本発明による光空間伝送方式の第6実施例を
適用した光空間伝送システムで使用される送受信部の光
学系部分の一例を示す構成図である。
【図12】本発明による光空間伝送方式の第7実施例を
適用した光空間伝送システムで使用される送信部の光学
系部分の一例を示す構成図である。
【図13】図12に示す平行基板の厚さtと、屈折率n
と、傾き量θと、結像点の移動量hとの関係例を示す構
成図である。
【図14】図12に示す平行基板の厚さtと、屈折率n
と、傾き量θと、結像点の移動量hとの実例を示すグラ
フ図である。
【図15】従来から知られている光空間伝送システムで
使用される送信部の一例を示す構成図である。
【図16】図15に示す送信部から出射されるビームの
形状例を示す図である。
【符号の説明】
1 送信部 2 受信部 3 データ用ビーム(情報伝達用ビーム) 4 方向調整用ビーム 5 ビーム束 6 データ用光源(情報伝送用光源) 7 方向調整用光源(方向調整用光源) 8 光学系 9 大口径レンズ 10 駆動回路 11 ビーム追尾機構 15 大口径レンズ 16 光学系 17 受光器 18 検出回路 19 制御用光源

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信部側では、情報信号に基づき情報伝
    送用光源を動作させて情報伝達用ビームを生成するとと
    もに、識別のための情報を付加した少なくとも1つ以上
    の方向調整用光源を動作させて前記情報伝達用ビームを
    包み込むように方向調整用ビームを生成して受信部側に
    出射し、 受信部側では、前記情報伝達用ビームを受光して情報信
    号を再生するとともに、前記方向調整用ビームを受光し
    て前記情報伝達用ビームの方向ずれを検出し、この検出
    結果を前記送信部側に帰還してこの送信部側から出射さ
    れる前記情報伝達用ビームおよび前記方向調整用ビーム
    の出射方向を制御する、 ことを特徴とする光空間伝送方式。
  2. 【請求項2】 前記送信部は複数の光源単体と、これら
    の各光源単体からの光をほぼ平行なビームにするレンズ
    と、このレンズによって生成された複数のビームを集光
    させる第1レンズと、この第1レンズによって集光され
    たビームを平行にして空間に出射する大口径レンズとを
    備えた請求項1記載の光空間伝送方式。
  3. 【請求項3】 前記送信部は各光源単体からの光を受け
    て出射端から出射する複数の束ねられた光ファイバと、
    これらの各光ファイバの出射端から出射される光を平行
    にして空間に出射する大口径レンズとを備えた請求項1
    記載の光空間伝送方式。
  4. 【請求項4】 前記送信部は複数の光源が面状に配置さ
    れた光源によって複数の光を生成する面光源と、この面
    光源によって生成された複数の光を各々平行な光にする
    マイクロレンズアレーとを備えた請求項1または2記載
    の光空間伝送方式。
  5. 【請求項5】 前記送信部は情報伝送用として使用され
    る複数の光ファイバを束ね、これらの光ファイバの周り
    に複数の方向調整用として使用される光ファイバを束ね
    た請求項1または2記載の光空間伝送方式。
  6. 【請求項6】 前記送信部は情報伝送用として使用され
    る複数の光ファイバによって各々異なる情報伝達用の光
    を伝送する請求項5記載の光空間伝送方式。
  7. 【請求項7】 前記送信部から出射される情報伝達用ビ
    ームの波長と方向調整用ビームの波長を異なる波長に
    し、前記受信部は波長分離器によって受光した情報伝達
    用ビームと方向調整用ビームとを分離する請求項1記載
    の光空間伝送方式。
  8. 【請求項8】 前記送信部は各光源によって得られた情
    報伝達用ビームと方向調整用ビームを受けて大口径レン
    ズに導く平行プリズムと、この平行プリズムの回転角度
    を調整して前記情報伝達用ビームと方向調整用ビームの
    結像点をシフトさせる駆動回路を備えた請求項1記載の
    光空間伝送方式。
  9. 【請求項9】 前記送信部は前記平行プリズムとして、
    屈折率が高いLiNO3 を用いた請求項8記載の光空間
    伝送方式。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002314487A (ja) * 2001-04-16 2002-10-25 Telecommunication Advancement Organization Of Japan 光空間通信装置
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