JPH0758623A - Cmos入力回路 - Google Patents

Cmos入力回路

Info

Publication number
JPH0758623A
JPH0758623A JP5206270A JP20627093A JPH0758623A JP H0758623 A JPH0758623 A JP H0758623A JP 5206270 A JP5206270 A JP 5206270A JP 20627093 A JP20627093 A JP 20627093A JP H0758623 A JPH0758623 A JP H0758623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
potential
channel transistor
gate
logic
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5206270A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuto Tsuchida
一人 土田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP5206270A priority Critical patent/JPH0758623A/ja
Priority to US08/273,935 priority patent/US5463330A/en
Publication of JPH0758623A publication Critical patent/JPH0758623A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/01Modifications for accelerating switching
    • H03K19/017Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits
    • H03K19/01707Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits in asynchronous circuits
    • H03K19/01721Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits in asynchronous circuits by means of a pull-up or down element
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • H03K19/0185Coupling arrangements; Interface arrangements using field effect transistors only
    • H03K19/018507Interface arrangements
    • H03K19/018521Interface arrangements of complementary type, e.g. CMOS

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 同一の論理に対応する電位を異なる電位に迅
速に変換する。 【構成】 CMOS回路7にはそれぞれ電位点50,5
2によって電位VCC,VEE1 が与えられており、その出
力はトランジスタ3aのゲートに与えられている。また
トランジスタ3aのドレインには、電位VEE2 を与える
電位点53が抵抗4を介して接続されている。トランジ
スタ6のゲートはトランジスタ3aのドレインと共に抵
抗4を介して電位点53に接続されている。トランジス
タ5のゲートは入力端子INに接続されている。 【効果】 抵抗4を介してトランジスタ6のゲートの電
位が電位VEE2 へ向かって低下する時の時定数は、トラ
ンジスタ5のゲートにおける容量が関与しないので小さ
く、トランジスタ6のゲートの電位の低下は迅速にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はCMOS入力回路に関
し、特に同一論理を示す電位を変換する入力回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図23は、従来のCMOS入力回路70
の構成を示す回路図である。CMS入力回路70はPチ
ャネルトランジスタ71及びNチャネルトランジスタ7
2を備え、それぞれには2値論理に対応する電位VCC
EEが与えられる。入力端子INに与えられた信号のレ
ベルによって、安定状態においては出力端子OUTには
電位VCC,VEEのいずれかが与えられる。
【0003】例えばゲートアレイで構成された装置から
出力される信号は論理“L”,“H”に対応してそれぞ
れ0V,5Vの電位をとる。このような信号を受ける場
合には、CMOS入力回路70に与えられる電位VCC
EEもそれぞれ電位0V,5Vを採る。このため出力端
子OUTにも0V〜5Vの電位が与えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、論理“L”,
“H”に対応して0V,5Vの電位をとる装置からの信
号を入力する入力回路であっても、その出力端子に接続
される次段の回路において扱うことのできる信号の範囲
が0V〜5Vに無い場合がある。例えば、次段の回路に
おいて論理“L”,“H”には電位−5V,5Vがそれ
ぞれ対応する場合がある。このような場合にはCMOS
入力回路70の出力端子OUTをそのまま次段の回路に
与えることはできないという問題点があった。
【0005】この発明は上記の問題点を解消するために
なされたもので、同一論理に対応する電位を異ならせる
変換が可能で、かつ高速動作が可能なCMOS入力回路
を提供することを目的とすものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるCMO
S入力回路の第1の態様は、(a)互いに相補的な第1
及び第2論理に対応する入力信号が与えられる入力端子
と、(b)前記入力信号を受け、前記入力信号が前記第
2論理に対応する場合には前記第1論理に対応する第1
電位をとり、前記入力信号が前記第1論理に対応する場
合には前記第2論理に対応する第2電位をとる、中間信
号を出力するインバータと、(c)前記第1論理に対応
する第3電位が与えられる第1端と、第2端とを有し、
前記中間信号が前記第1論理に対応する場合に前記第1
及び第2端が絶縁状態となり、前記中間信号が前記第2
論理に対応する場合に前記第1及び第2端が導通状態と
なるスイッチング素子と、(d)前記入力信号が与えら
れるゲートと、前記第1論理に対応する第4電位が与え
られるソースと、ドレインとを有し、前記入力信号が前
記第1論理に対応する場合にオフし、前記入力信号が前
記第2論理に対応する場合にオンする第1MOSトラン
ジスタと、(e)前記スイッチング素子の前記第2端に
接続されたゲートと、前記第2論理に対応する第5電位
が与えられるソースと、ドレインとを有し、前記第3電
位が前記ゲートに与えられた場合にオンする第2MOS
トランジスタと、(f)前記第2MOSトランジスタの
前記ゲートに接続され、前記第2MOSトランジスタを
オフする方向の電流を供給する電流供給回路と、(g)
前記第1及び第2MOSトランジスタのいずれの前記ド
レインにも共通して接続された出力端子と、を備える。
【0007】望ましくは、第2の態様として前記第1M
OSトランジスタのゲート幅を、前記第2MOSトラン
ジスタのゲート幅よりも大きくする。
【0008】また、前記第3電位は前記第1電位と等し
くても、また前記第4電位と等しくてもよい。また、前
記電流供給回路は、前記第2MOSトランジスタの前記
ゲートに接続された第1端と、前記第2論理に対応する
第6電位が与えられる第2端と、を含む抵抗から実質的
に構成することができる。
【0009】望ましくは、第3の態様としてこの抵抗
は、電流源で置換できる。
【0010】
【作用】この発明において、互いに相補的な第1及び第
2論理の少なくとも一方には異なる複数の電位が対応し
ている。第1MOSトランジスタは、そのゲートに入力
信号が与えられており、入力信号が第2論理に対応する
場合にオンする。一方、中間信号は第1論理に対応して
いるので、スイッチング素子はオフする。この際、第1
MOSトランジスタのゲート容量には関係なく、第2M
OSトランジスタのゲート容量のみに関係して電流供給
回路が第2MOSトランジスタをオフ状態へと導く。こ
のため、基本的に第1及び第2MOSトランジスタは相
補的にオン/オフし、出力端子には第1論理に対応して
第5電位が与えられる。
【0011】但し、過渡的に第1及び第2MOSトラン
ジスタの両方がオンする時期がある。第2の態様におい
ては、第1MOSトランジスタのゲート幅を第2MOS
トランジスタのゲート幅よりも大きくすることにより、
出力端子の電位が第5電位へと遷移する初期状態が、一
層第5電位に近づく。また、第2MOSトランジスタの
ゲート幅を小さくすることで、そのゲート容量を低減
し、出力端子の電位が第5電位へと遷移する際の時定数
が小さくなる。
【0012】第2MOSトランジスタをオフさせる電流
供給回路は、第2MOSトランジスタのゲートの電位
を、抵抗を用いて第2論理に対応する第6電位へと導く
ので、所定の時定数で該ゲートの電荷を引き抜く。特に
第3の態様においては、電流供給回路が電流源からな
り、一定の電流で該ゲートの電荷を引き抜く。
【0013】
【実施例】A.この発明の前段階となる考え方: (A−1)構成及び動作:この発明の実施例の詳細な説
明に入る前に、この発明自体ではないが、その前段階と
なる考え方(以下「前段階思想」という)について回路
図を用いて説明する。この前段階思想は、単に同一論理
に対応する電位を異ならせる変換が可能な思想であり、
後述する発明は更に高速な動作が可能なCMOS入力回
路に関するものである。
【0014】図1はこの前段階思想を具体化するCMO
S入力回路100の構成を示す回路図である。CMOS
入力回路100は従来のCMOS入力回路70と同様の
構成を有するCMOS回路7,8を備えている。
【0015】CMOS回路7には比較的高い電位、例え
ば5Vの電位VCCと、比較的低い電位、例えば0Vの電
位VEE1 とが与えられている。詳しくは、Pチャネルト
ランジスタ1及びNチャネルトランジスタ2のゲートが
入力端子INに共通に接続されている。そしてPチャネ
ルトランジスタ1及びNチャネルトランジスタ2のソー
スには、それぞれ電位VCC及び電位VEE1 を与える電位
点50,52が接続されている。
【0016】Pチャネルトランジスタ3aのゲートは、
Pチャネルトランジスタ1及びNチャネルトランジスタ
2のドレインに共通して接続されている。またPチャネ
ルトランジスタ3aのドレインには抵抗4を介して、電
位VEE1 よりも低い、例えば−5Vの電位VEE2 を与え
る電位点53が接続されている。またPチャネルトラン
ジスタ3aのソースには電位点50が接続されている。
【0017】CMOS回路8においては、Pチャネルト
ランジスタ5及びNチャネルトランジスタ6のゲートが
Pチャネルトランジスタ3aのドレインに共通に接続さ
れており、それぞれのソースには電位点50,53が接
続されている。
【0018】そして出力端子OUTはPチャネルトラン
ジスタ5及びNチャネルトランジスタ6のドレインに共
通して接続されている。
【0019】このように構成されたCMOS入力回路1
00の動作について説明する。入力端子INに与えられ
る信号が論理値“H”に対応して電位VCCを採る場合、
Pチャネルトランジスタ1及びNチャネルトランジスタ
2がそれぞれオフ、オンするので、CMOS回路7は電
位VEE1 を出力する。即ちPチャネルトランジスタ3a
のゲートには電位VEE1 が与えられる。このためPチャ
ネルトランジスタ3aはオンし、そのドレインには電位
CCが与えられることになる。
【0020】よってCMOS回路8は、Pチャネルトラ
ンジスタ5及びNチャネルトランジスタ6がそれぞれオ
フ、オンするので、出力端子OUTには電位VEE2 が与
えられる。
【0021】一方、入力端子INに与えられる信号が論
理値“L”に対応して電位VEE1 を採る場合、Pチャネ
ルトランジスタ1及びNチャネルトランジスタ2がそれ
ぞれオン、オフするのでCMOS回路7は電位VCCを出
力する。即ちPチャネルトランジスタ3aのゲートには
電位VCCが与えられる。このためPチャネルトランジス
タ3aはオフし、そのドレインには抵抗4を介して電位
EE2 が与えられることになる。
【0022】よってCMOS回路8は、Pチャネルトラ
ンジスタ5及びNチャネルトランジスタ6がそれぞれオ
ン、オフするので、出力端子OUTには電位VCCが与え
られる。
【0023】結局、CMOS入力回路100は入力端子
INに与えられた論理を反転して出力端子OUTに与え
るインバータとして機能し、しかもその論理に対応する
電位の一方を変換する機能をも併せ備える。つまり入力
端子INにおいて論理“H”,“L”に対応する電位は
それぞれ電位VCC,VEE1 であるが、出力端子OUTに
おいて論理“H”,“L”に対応する電位はそれぞれ電
位VCC,VEE2 である。
【0024】(A−2)前段階思想の問題点 このような構成をとるCMOS入力回路100は、従来
の技術において招来していた問題点を解決しているよう
に見える。しかし、このままではその動作が遅くなり、
高速動作が要求されるCMOS回路においては不適当と
なるという、新たな問題点を招来することになる。
【0025】既述のようにPチャネルトランジスタ3a
がオフする際には、最終的には抵抗4を介してそのドレ
インに電位VEE2 が与えられることになる。しかし、P
チャネルトランジスタ3aのドレインにはCMOS回路
8の備えるPチャネルトランジスタ5及びNチャネルト
ランジスタ6の両方のゲートが共通に接続されている。
このためCMOS回路8に入力する電位は、2つのトラ
ンジスタのゲート容量と抵抗4とで定まる時定数によっ
て低下してゆくことになり、電位VEE2 へと向かう出力
の電位の遷移は急峻ではなくなってしまう。CMOS回
路8の出力は直接に出力端子OUTに与えられるので、
この電位の遷移の遅延は結局CMOS入力回路100の
動作の遅延を招来することになる。
【0026】この発明は、同一論理に対応する電位の変
換という前段階思想の効果を保ちつつ、その動作を高速
にするものである。
【0027】B.一方の論理に対応する電位の変換を行
う実施例: (B−1)第1実施例:図2は、この発明の第1実施例
にかかるCMOS入力回路101の構成を示す回路図で
ある。前段階思想にかかるCMOS入力回路100と同
様にしてCMOS回路7には電位VCC,VEE1 が与えら
れており、その出力はPチャネルトランジスタ3aのゲ
ートに与えられている。またCMOS入力回路100と
同様にして、Pチャネルトランジスタ3aのドレインに
は抵抗4を介して電位点53が接続されている。
【0028】しかし、CMOS入力回路100とは異な
り、Pチャネルトランジスタ5及びNチャネルトランジ
スタ6のゲートは共通に接続されてはいない。Nチャネ
ルトランジスタ6のゲートはCMOS入力回路100と
同様にPチャネルトランジスタ3aのドレインと共に抵
抗4を介して電位点53に接続されているものの、Pチ
ャネルトランジスタ5のゲートは入力端子INに接続さ
れている。即ち、この発明の第1実施例たるCMOS入
力回路101は、Pチャネルトランジスタ5のゲートの
接続される箇所が異なるという点で前段階思想の具体例
たるCMOS入力回路100と異なっている。
【0029】このように構成されたCMOS入力回路1
01の動作について説明する。入力端子INに与えられ
る信号が論理値“H”に対応して電位VCCを採る場合に
は、Pチャネルトランジスタ3aはオンし、そのドレイ
ンには電位VCCが与えられることになる。よってNチャ
ネルトランジスタ6はオンする。一方、Pチャネルトラ
ンジスタ5は、そのゲートが入力端子INに接続されて
おり、電位VCCが与えられるのでオフする。よって出力
端子OUTには電位VEE2 が与えられる。
【0030】一方、入力端子INに与えられる信号が論
理値“L”に対応して電位VEE1 を採る場合、Pチャネ
ルトランジスタ3aはオフする。この時、Pチャネルト
ランジスタ5はそのゲートに電位VEE1 が与えられるの
でオンする。通常、入力端子INに信号を与える回路の
駆動能力は大きいのでこのスイッチングは迅速に行われ
る。一方、抵抗4を介してNチャネルトランジスタ6の
ゲートの電位が電位VEE2 へ向かって低下し始める。こ
の電位の低下に関する時定数は、CMOS入力回路10
0の場合と比較してPチャネルトランジスタ5のゲート
における容量が関与しない分小さくなる。つまりNチャ
ネルトランジスタ6のゲートの電位の低下は迅速にな
る。
【0031】このため、Nチャネルトランジスタ6は、
CMOS入力回路100の場合と比較して早めにオフす
る。よって出力端子OUTの電位が電位VCCに達するの
に必要な時間は短くなる。
【0032】以上のように動作するため、CMOS入力
回路101はCMOS入力回路100と同様、同一の論
理に対応する電位の一方を変換する機能を備える一方、
更にその動作を高速に行うことができる。
【0033】図3及び図4は第1実施例の効果を示すシ
ミュレーショングラフである。図3は図1に示された前
段階思想にかかるCMOS入力回路100の動作を示
し、図4は第1実施例にかかるCMOS入力回路101
の動作を示す。シミュレーションにおいては全てのゲー
ト幅を50μmに同一にし、抵抗4を100kΩ、電位
CC,VEE1 ,VEE2 をそれぞれ5V,0V,−5Vと
設定した。即ち、Pチャネルトランジスタ3aがオンし
た場合には抵抗4には100μAが流れるように設定さ
れている。また入力端子INには0Vまたは5Vの値を
とる矩形波が200ns周期で入力するものとしてい
る。具体的には時刻0nsで5Vから0Vへと立ち下が
り、時刻100nsで5Vから0Vへと立ち上がり、時
刻200nsで0Vから5Vへと立ち下がる矩形波を設
定しているが、グラフが複雑になるのを回避するために
図示していない。
【0034】いずれのグラフも実線は出力端子OUTに
おける電位の、破線はNチャネルトランジスタ6のゲー
トにおける電位の、それぞれ波形を示している。CMO
S入力回路100の出力端子OUTの電位が遷移するの
に要する時間(以下「遷移時間」という)が約73ns
であるのに対し、CMOS入力回路101の遷移時間は
約37nsと改善されていることがわかる。このような
遷移時間の改善は、破線で示されるNチャネルトランジ
スタ6のゲートにおける電位の低下が急峻になったこと
に起因すると考えられる。抵抗4を介して電位点53に
接続されるゲート容量が小さくなったためである。この
ように短い遷移時間を得られるため、CMOS入力回路
101は20MHzの信号にも対応することができる。
【0035】(B−2)第1実施例の変形:(B−1)
において示されたシミュレーションは、全てのトランジ
スタのゲート幅を50μmに統一した場合に関するもの
であった。しかし、Pチャネルトランジスタ5及びNチ
ャネルトランジスタ6のゲート幅を調整することによっ
て、CMOS入力回路101の遷移時間を更に改善する
ことができる。
【0036】図5は、図4に示されたシミュレーション
において他の条件を同一にし、Pチャネルトランジスタ
5のゲート幅を10倍の500μmにし、Nチャネルト
ランジスタ6のゲート幅を0.4倍の20μmとしてシ
ミュレーションを行った結果を示すグラフである。この
場合の遷移時間は約17nsであり、図4に示された場
合よりも更に遷移時間が短縮されている。
【0037】この発明と前段階思想との効果の相違はこ
のようにトランジスタサイズを調整した場合に顕著に現
れる。図6は図3に示されたシミュレーションにおいて
他の条件を同一にし、Pチャネルトランジスタ5のゲー
ト幅を10倍の500μmにし、Nチャネルトランジス
タ6のゲート幅を0.4倍の20μmとしてシミュレー
ションを行った結果を示すグラフである。この場合には
出力端子OUTの電位は5Vまで上昇しきれず、遷移時
間は100ns以上となり、図3に示された場合(遷移
時間73ns)と比較して遷移時間が劣化してしまうこ
とがわかる。
【0038】同様のトランジスタサイズの調整を行った
にもかかわらず、この発明ではより改善され、前段階思
想では却って劣化する原因はトランジスタのゲート容量
にあると考えられる。
【0039】CMOS入力回路101(この発明)では
Pチャネルトランジスタ5のゲート容量が電位点53に
よって行われる電位の低下の時定数に関与しないのに対
し、CMOS入力回路100(前段階思想)ではPチャ
ネルトランジスタ5のゲート容量がこの時定数に関与す
る。このためPチャネルトランジスタ5のゲート幅を大
きくし、そのゲート容量を増大させると、CMOS入力
回路100の動作は遅くなる。
【0040】次に、この発明においてトランジスタサイ
ズを調整することで遷移時間が一層短くなる理由につい
て説明する。図7は、図4に示されたシミュレーション
において他の条件を同一にし、Nチャネルトランジスタ
6のゲート幅のみを0.4倍の20μmとしてシミュレ
ーションを行った結果を示すグラフである。この場合の
遷移時間は約22nsであり、図5に示された場合の遷
移時間(17ns)には及ばないものの、図4に示され
た場合の遷移時間(37ns)よりも短縮されている。
即ち、Nチャネルトランジスタ6のゲート幅のみを小さ
くしても遷移時間の改善は可能である。Nチャネルトラ
ンジスタ6のゲート容量が低下し、これと抵抗4との積
で決定される時定数が小さくなり、Nチャネルトランジ
スタ6がオフするタイミングが早くなったために遷移時
間が短縮されたと考えられる。
【0041】一方、Nチャネルトランジスタ5のゲート
幅のみを大きくしても遷移時間の改善は可能である。図
8及び図9は、図4に示されたシミュレーションにおい
て他の条件を同一にし、Pチャネルトランジスタ5のゲ
ート幅のみをそれぞれ2倍の100μm、10倍の50
0μmとしてシミュレーションを行った結果を示すグラ
フである。これらの場合の遷移時間はそれぞれ約35n
s,約28nsであり、図5に示された場合の遷移時間
(17ns)には及ばないものの、図4に示された場合
の遷移時間(37ns)よりも短縮されている。即ち、
Pチャネルトランジスタ5のゲート幅のみを大きくして
も遷移時間の改善は可能である。これはPチャネルトラ
ンジスタ5のゲート容量は直接には遷移時間には関与し
ないものの、そのオン抵抗によって遷移時間の短縮を招
来するためと考えられる。
【0042】図10は出力端子OUT近傍を等価的に示
した回路図である。CMOS入力回路100,101の
いずれに対しても、出力端子OUT近傍は等価的に、電
位点50と出力端子OUTの間に接続されるPチャネル
トランジスタ5のソース・ドレイン間の抵抗R5 と、電
位点53と出力端子OUTの間に接続されるNチャネル
トランジスタ6のソース・ドレイン間の抵抗R6 とで表
される。
【0043】これらの抵抗R5 ,R6 は、それぞれが代
表するトランジスタの状態によってその大きさが様々な
値をとる可変抵抗として表現される。Nチャネルトラン
ジスタ6のゲートの電位は、抵抗4とNチャネルトラン
ジスタ6のゲート容量とで決定する時定数によって徐々
に低下するので、入力端子INに与えられた信号の電位
が電位VCCから電位VEE1 に遷移した直後では、抵抗R
6 の値はまだNチャネルトランジスタ6のオン抵抗程度
の小さな値をとっている。
【0044】一方、Pチャネルトランジスタ5は、その
ゲートが入力端子INに接続されているので、入力端子
INに与えられた信号の電位が電位VCCから電位VEE1
に遷移すると、Pチャネルトランジスタ5は直ちにオン
する。このため、抵抗R5 の値はPチャネルトランジス
タ5のオン抵抗の値まで急激に低下する。
【0045】従って、入力端子INに与えられた信号の
電位が電位VCCから電位VEE1 に遷移した直後において
はPチャネルトランジスタ5とNチャネルトランジスタ
6に貫通電流が流れる。このため、抵抗R5 の値が小さ
いほど抵抗R5 における電圧降下が小さく、出力端子O
UTの電位は速やかに電位点50が与える電位VCCを目
指して上昇する。ここで、Pチャネルトランジスタ5の
ゲート幅を大きくすることによりそのオン抵抗が小さく
なるので、図10に示した抵抗R5 の値をも小さくする
ことができる。
【0046】この後、Nチャネルトランジスタ6は、そ
のゲート電位が低下し、オフするので抵抗R6 の値が非
常に大きくなって遷移時間経過後、出力端子OUTの電
位が電位VCCに至る。しかし、Pチャネルトランジスタ
5のゲート幅を大きくすることにより、入力端子INに
与えられた信号の電位が電位VCCから電位VEE1 に遷移
した直後における出力端子OUTの電位を高めることが
できるので、遷移時間を短縮させることができる。
【0047】このように、入力端子INに接続されるゲ
ートを有するトランジスタのゲート幅を大きく、抵抗を
介して電位点に接続されるゲートを有するトランジスタ
のゲート幅を小さくすることで、この発明の第1実施例
の効果を一層高めることができる。
【0048】(B−3)第2実施例:図11はこの発明
の第2実施例にかかるCMOS入力回路102の構成を
示す回路図である。CMOS入力回路102は、この発
明の第1実施例にかかるCMOS入力回路101の抵抗
4を電流源40に置換した構成をとっている。このよう
な構成をとることによっても、前段階思想にかかるCM
OS入力回路100と比較して遷移時間の短縮を実現す
ることができる。
【0049】図12は、CMOS入力回路102の動作
のシミュレーションを示すグラフである。電流源40に
流れる電流を、CMOS入力回路101においてPチャ
ネルトランジスタ3aがオンした場合(但しオン抵抗を
無視する)に抵抗4に流れる電流値100μAに等しく
設定し、他の条件を同一にして図4に示されたシミュレ
ーションと同様のシミュレーションを行った結果を示
す。
【0050】このようなシミュレーションに対応する回
路として図13のような構成を持つCMOS入力回路1
02aを例示できる。ここで電流源40は、Nチャネル
トランジスタ42,43及び抵抗41からなるカレント
ミラー回路を構成している。抵抗41の抵抗値は抵抗4
の抵抗値と等しく、電位点50とNチャネルトランジス
タ42のドレイン及びゲート、並びにNチャネルトラン
ジスタ43のゲートに共通して接続されている。Nチャ
ネルトランジスタ42,43のソースは共通して電位点
53に接続され、Nチャネルトランジスタ43のドレイ
ンはPチャネルトランジスタ3aのドレイン及びNチャ
ネルトランジスタ6のゲートに共通して接続されてい
る。
【0051】図12に示されたシミュレーションの場合
の遷移時間は約15nsであり、図4に示された場合よ
りも更に遷移時間が短縮されている。これは、Nチャネ
ルトランジスタ6のゲートから電位点53に流れる電
流、即ちNチャネルトランジスタ6のゲート容量に蓄積
された正の電荷を引き抜く電流が、CMOS入力回路1
01においては抵抗4を介して流れるので徐々に低下す
るのに対し、CMOS入力回路102においては電流源
40によって流されるので一定の電流値を保ち続けるこ
とに起因する。以下、これを半定量的に説明する。
【0052】Nチャネルトランジスタ6のゲート容量を
0.14pFとすると、CMOS入力回路101におい
てCMOS回路7の動作が理想的であれば、時刻100
nsから、
【0053】
【数1】
【0054】だけ経過してNチャネルトランジスタ6の
ゲートの電位が0Vに達する。一方、CMOS入力回路
102においては、引き抜くべき電荷量をQとして時刻
100nsから、
【0055】
【数2】
【0056】だけ経過してNチャネルトランジスタ6の
ゲートの電位が0Vに達する。
【0057】実際には他の要因も関係するが、上記の数
1、数2からも理解できるように、電流源40を用い、
一定の電流値を以てNチャネルトランジスタ6のゲート
に蓄えられた電荷を引き抜くことで一層の高速動作を図
ることができる。
【0058】(B−4)第3実施例:図14はこの発明
の第3実施例にかかるCMOS入力回路103の構成を
示す回路図である。CMOS回路7には電位VCC及びV
EE1 が与えられている。詳しくは、Pチャネルトランジ
スタ1及びNチャネルトランジスタ2のゲートが入力端
子INに共通に接続されている。そしてPチャネルトラ
ンジスタ1及びNチャネルトランジスタ2のソースに
は、それぞれ電位点50,52が接続されている。
【0059】Nチャネルトランジスタ3bのゲートは、
Pチャネルトランジスタ1及びNチャネルトランジスタ
2のドレインに共通して接続されている。またそのドレ
インには抵抗4を介して電位点50が接続されている。
またそのソースには電位点53が接続されている。
【0060】Pチャネルトランジスタ5のゲートはNチ
ャネルトランジスタ3bのドレイン及び抵抗4に共通し
て接続され、そのソースは電位点50に接続されてい
る。また、Nチャネルトランジスタ6のソースは電位点
53に接続され、そのドレインはPチャネルトランジス
タ5のドレインと共に出力端子OUTに共通して接続さ
れている。そしてNチャネルトランジスタ6のゲートが
入力端子INに接続されている。
【0061】このように構成されたCMOS入力回路1
03の動作について説明する。入力端子INに与えられ
る信号が論理値“L”に対応して電位VEE1 を採る場合
には、Nチャネルトランジスタ3bはオンし、そのドレ
インには電位VEE2 が与えられることになる。よってP
チャネルトランジスタ5はオンする。一方、Nチャネル
トランジスタ6は、そのゲートが入力端子INに接続さ
れており、電位VEE1が与えられるのでオフする。よっ
て出力端子OUTには電位VCCが与えられる。
【0062】一方、入力端子INに与えられる信号が論
理値“H”に対応して電位VCCを採る場合、Nチャネル
トランジスタ3bはオフする。この時、Nチャネルトラ
ンジスタ6はそのゲートに電位VCCが与えられるのでオ
ンする。通常、入力端子INに信号を与える回路の駆動
能力は大きいのでこのスイッチングは迅速に行われる。
一方、抵抗4を介してPチャネルトランジスタ5のゲー
トの電位が電位VCCへ向かって上昇し始める。この電位
の上昇に関する時定数は、CMOS入力回路101の場
合と類似してNチャネルトランジスタ6のゲート容量が
関与しない分小さくなる。つまりPチャネルトランジス
タ5のゲートの電位の上昇はCMOS入力回路101と
同様に迅速になる。
【0063】以上のように動作するため、第3実施例も
第1実施例と同様にして、同一の論理に対応する電位の
一方を変換する機能を備え、しかもその動作を高速に行
うことができる。但し、第1実施例は入力端子INの電
位が論理“H”から論理“L”に遷移する場合の高速化
を実現するものであったが、この第3実施例は入力端子
INの電位が論理“L”から論理“H”に遷移する場合
の高速化を実現するものである。
【0064】なお、もちろんのこと、CMOS入力回路
102と類似して、CMOS入力回路103における抵
抗4を電流源に置換して更に高速化を図ることもでき
る。
【0065】(B−5)第4実施例:(B−1)乃至
(B−4)においては、論理“L”を異なる電位に変換
するCMOS入力回路について説明した。しかし、この
発明は論理“H”を異なる電位に変換する場合にも容易
に適用することができるのは明白である。
【0066】図15は、そのような場合にこの発明を適
用したCMOS入力回路104の構成を示す回路図であ
る。ここでは論理“H”に対応する電位を電位VCC1
ら電位VCC2 へと変換させるため、電位VCC1 ,VCC2
をそれぞれ与える電位点51,54を設けている。例え
ばこれらの電位はそれぞれ5V,3Vを採る。
【0067】CMOS回路7には電位VCC1 ,VEE1
与えられ、その出力はNチャネルトランジスタ3bのゲ
ートに与えられる。Nチャネルトランジスタ3bのソー
スは電位点52に接続され、ドレインは抵抗4を介して
電位点54に接続されている。Pチャネルトランジスタ
5及びNチャネルトランジスタ6のそれぞれのソースは
電位点54,52に接続され、それぞれのドレインは共
通して出力端子OUTに接続されている。Pチャネルト
ランジスタ5のゲートはNチャネルトランジスタ3bの
ドレインに接続され、Nチャネルトランジスタ6のゲー
トは入力端子INに接続されている。
【0068】以上のように構成されているので、CMO
S入力回路104は変換されるべき電位に対応する論理
へと遷移する信号(ここでは“L”から“H”への遷
移)が入力端子INに与えられた場合に、前段階思想と
比較して迅速な動作を得ることができる。この意味でC
MOS入力回路104はCMOS入力回路101と類似
している。
【0069】図16は、CMOS入力回路105の構成
を示す回路図である。CMOS入力回路105は、変換
されるべき電位に対応する論理からこれと異なる論理へ
と遷移する信号(ここでは“H”から“L”への遷移)
が入力端子INに与えられた場合に迅速な動作を得るこ
とができる、という点でCMOS入力回路103と類似
している。
【0070】CMOS回路7には電位VCC1 ,VEE1
与えられ、その出力はPチャネルトランジスタ3aのゲ
ートに与えられる。Pチャネルトランジスタ3aのソー
スは電位点54に接続され、ドレインは抵抗4を介して
電位点52に接続されている。Pチャネルトランジスタ
5及びNチャネルトランジスタ6のそれぞれのソースは
電位点54,52に接続され、それぞれのドレインは共
通して出力端子OUTに接続されている。Nチャネルト
ランジスタ6のゲートはPチャネルトランジスタ3aの
ドレインに接続され、Pチャネルトランジスタ5のゲー
トは入力端子INに接続されている。
【0071】つまり、CMOS入力回路105のCMO
S入力回路103に対する関係は、CMOS入力回路1
04のCMOS入力回路101に対する関係と同じであ
る。
【0072】もちろん、CMOS入力回路104,10
5においてもCMOS入力回路102のように、抵抗4
の代わりに電流源を用いることもできる。
【0073】C.両方の論理に対応する電位の変換を行
う実施例:第1乃至第4実施例においては、2値論理の
うち、対応する電位が変換される論理は一方のみであっ
たが、この発明によれば“H”、“L”のいずれの論理
をも異なる電位に変換することも可能である。
【0074】(C−1)第5実施例:図17は、この発
明の第5実施例にかかるCMOS入力回路106の構成
を示す回路図である。CMOS回路7には、入力端子I
Nに入力する信号の論理“H”,“L”のそれぞれに対
応する電位VCC1 (例えば5V)及び電位VEE1 (−5
V)が与えられている。詳しくは、Pチャネルトランジ
スタ1及びNチャネルトランジスタ2のゲートが入力端
子INに共通に接続されている。そしてPチャネルトラ
ンジスタ1及びNチャネルトランジスタ2のソースに
は、それぞれ電位VCC1 を与える電位点51、電位V
EE1 を与える電位点52が接続されている。
【0075】Pチャネルトランジスタ3aのゲートは、
Pチャネルトランジスタ1及びNチャネルトランジスタ
2のドレインに共通して接続されている。またPチャネ
ルトランジスタ3aのドレインには抵抗4を介して電位
点53が接続されている。またそのソースには電位点5
1が接続されている。
【0076】Nチャネルトランジスタ6のゲートはPチ
ャネルトランジスタ3aのドレイン及び抵抗4に共通し
て接続され、そのソースは電位点53に接続されてい
る。また、Pチャネルトランジスタ5のソースは電位点
54に接続され、そのドレインはNチャネルトランジス
タ6のドレインと共に出力端子OUTに共通して接続さ
れている。そしてPチャネルトランジスタ5のゲートが
入力端子INに接続されている。
【0077】電位点53,54はそれぞれ電位VCC2
EE2 を与える。電位VCC2 ,VEE2 は例えばそれぞれ
3V,−3Vに設定され、それぞれ出力端子OUTに与
えられる信号の論理“H”,“L”に対応する。以下、
同一の論理に対して異なる電位へ変換する動作について
説明する。
【0078】入力端子INに与えられる信号が論理値
“H”に対応して電位VCC1 を採る場合、Pチャネルト
ランジスタ3aは、そのゲートに電位VEE1 が与えられ
るのでオンする。この時、Nチャネルトランジスタ6は
そのゲートに電位VCC1 が与えられるのでオンする。一
方Pチャネルトランジスタ5は、そのゲートに入力端子
INと等しい電位VCC1 が与えられるので、オフする。
よって出力端子OUTには電位VEE2 が与えられる。従
って、入力端子INに与えられる信号が論理値“H”に
対応して電位VCC1 を採る場合、出力端子OUTに与え
られる信号が論理値“L”に対応して電位VEE2 をと
る。
【0079】入力端子INに与えられる信号が論理値
“L”に対応して電位VEE1 を採る場合、Pチャネルト
ランジスタ3aは、そのゲートに電位VCC1 が与えられ
るのでオフする。Nチャネルトランジスタ6は、抵抗4
を介して接続される電位点53によってそのゲートの電
位が低下するので、オフする。第1乃至第3実施例と同
様にして抵抗4はPチャネルトランジスタ5のゲートに
は接続されていないのでそのオンからオフへの状態の遷
移は、迅速に行われる。また、Pチャネルトランジスタ
5のゲートは入力端子INに与えられた電位VEE1 を受
けてオンするので、このオンへの状態の遷移も迅速に行
われる。よって出力端子OUTにおいては、論理値
“H”に対応して電位VCC2 が与えられる。
【0080】以上のように動作するため、第5実施例も
第1乃至第4実施例と同様にして、論理の反転を迅速に
行う機能を有している。さらに、同一の論理に対応する
電位の両方を変換することができる。
【0081】ここでPチャネルトランジスタ3aは、オ
ンした場合にNチャネルトランジスタ6をオンさせれば
よいので、そのソースには必ずしも電位VCC1 を与える
必要はない。図18はCMOS入力回路107の構成を
示す回路図である。CMOS入力回路106と異なるの
は、Pチャネルトランジスタ3aのソースが電位点54
に接続されていることのみである。このように、Pチャ
ネルトランジスタ3aのソースに電位VCC2 が与えられ
た場合でも、Pチャネルトランジスタ3aがオンするこ
とにより、Nチャネルトランジスタ6がオンし、CMO
S入力回路106と同様の効果を得ることができる。ま
た、第2実施例と類似して抵抗4を電流源に置換しても
よい。
【0082】(C−2)第6実施例:第5実施例では、
入力端子INに与えられる信号が“H”から“L”へ遷
移する場合の動作速度を改善するものであったが、第3
実施例と同様に、この逆の場合にこの発明を適用するこ
ともできる。
【0083】図19はこの発明の第6実施例にかかるC
MOS入力回路108の構成を示す回路図である。Nチ
ャネルトランジスタ3bのゲートは、Pチャネルトラン
ジスタ1及びNチャネルトランジスタ2のドレインに共
通して接続されている。またNチャネルトランジスタ3
bのドレインには抵抗4を介して電位点54が接続され
ている。またそのソースには電位点52が接続されてい
る。
【0084】Pチャネルトランジスタ5のゲートはNチ
ャネルトランジスタ3bのドレイン及び抵抗4に共通し
て接続され、そのソースは電位点54に接続されてい
る。また、Nチャネルトランジスタ6のソースは電位点
53に接続され、そのドレインはPチャネルトランジス
タ5のドレインと共に出力端子OUTに共通して接続さ
れている。そしてNチャネルトランジスタ6のゲートが
入力端子INに接続されている。
【0085】このように、CMOS入力回路108のC
MOS入力回路106に対する関係は、CMOS入力回
路103のCMOS入力回路101に対する関係と同一
であるため、第6実施例も第5実施例と同様の効果を得
ることができる。
【0086】もちろん、CMOS入力回路107と類似
して、Nチャネルトランジスタ3bのソースを電位点5
3に接続してもよい。また、第2実施例と類似して抵抗
4を電流源に置換してもよい。
【0087】D.応用例:図20は、この発明を適用し
たCMOS入力回路109の構成を示す回路図である。
CMOS入力回路109はそれぞれ電位VCC1
CC2 ,VEE1 ,VEE2,VEE3 を与える電位点51,
54,52,53,55に接続されている。これらの電
位は例えば、それぞれ5V,3V,0V,−3V,−5
Vに設定される。そしてCMOS入力回路109は、論
理“H”,“L”に対して電位5V,0Vがそれぞれ対
応する信号(以下「5V系信号」という)を、論理
“H”,“L”に対して電位3V,−3Vがそれぞれ対
応する信号(以下「3V系信号」という)へと変換す
る。
【0088】図21はCMOS入力回路109が適用さ
れる回路200の構成を示すブロック図である。回路2
00においては、3V系信号を取り扱う回路(以下「3
V系回路」という)94と、5V系信号を取り扱う回路
(以下「5V系回路」という)93,95が混在してい
る。これらの回路93〜95に対してマイクロコンピュ
ータ91が制御命令を与え、またゲートアレイ92から
所定の信号が与えられている。ここでマイクロコンピュ
ータ91から与えられる命令や、ゲートアレイ92から
与えられる信号が5V系信号であった場合、5V系回路
93,95はこれらの信号をそのまま電位を変換するこ
となく受けることができる。しかし、3V系回路94で
は、これらの信号の電位を変換する必要がある。更に
は、5V系回路93,95から伝達される信号の電位を
も変換する必要がある。
【0089】図22は、同一の論理であっても、異なる
電位を扱う装置の例を示すブロック図である。回路20
0aはコピー機の一部であり、ダイミングジェネレータ
93aは信号処理回路94aに5V系信号を与える。信
号処理回路94aにはサンプルホールド回路、ゲインコ
ントロールアンプ、黒レベルクランプ回路が備えられて
おり、これらは全て3V系信号を取り扱う。このような
場合には5V系信号を3V系信号に変換するCMOS入
力回路109が要求される。
【0090】図20に戻ってCMOS入力回路109の
構成と動作を説明する。入力端子INに与えられる信号
のスパイクに対する保護のため、入力端子INはダイオ
ードD1,D2を介してそれぞれ電位点51,55に接
続されている。そして更に抵抗20を介してCMOS回
路7に接続されている。抵抗20とCMOS回路7との
接続点と電位点51との間には、ゲートが電位点52に
接続されることによって常時オンしているPチャネルト
ランジスタ21が接続され、プルアップの処理がなされ
ている。
【0091】CMOS入力回路109におけるCMOS
回路7は、第5実施例で示されたCMOS入力回路10
7において設けられたものと同じ構成を有しており、N
チャネルトランジスタ2のソースも第5実施例と同様に
して電位点52に接続されているものの、Pチャネルト
ランジスタ1のソースは電位点51ではなく電位点54
に接続されている。このように接続された場合でも、5
V系信号で論理“H”に対応する電位5Vが両トランジ
スタ1,2のゲートに共通して与えられた場合には、電
位点54の与える電位3Vよりも高いので、Pチャネル
トランジスタ1はオフする。その一方、Nチャネルトラ
ンジスタ2はオンするので、CMOS入力回路109に
おいてもCMOS回路7はCMOS入力回路107にお
いて設けられたものと同じ動作を行うことができる。
【0092】Pチャネルトランジスタ3aは、CMOS
入力回路107と同様にそのゲートがCMOS回路7の
両トランジスタ1,2のドレインに共通して接続され、
そのソースが電位点54に接続される。そしてそのドレ
インにはNチャネルトランジスタ6のゲートが接続され
ている。しかし、Nチャネルトランジスタ6のゲートに
は抵抗4の代わりに電流源44が接続される。このよう
に抵抗4を電流源44で置換しても同様の効果が得られ
ることは、第5実施例で述べた通りである。
【0093】但し、電流源44はNチャネルトランジス
タ6のゲートと電位点55との間に接続されている。こ
れは、電流源44には必ずしも電位VEE2 が与えられな
くとも、Nチャネルトランジスタ6をオフさせる際にそ
のゲートから正の電荷を引き抜くことができるためであ
る。Nチャネルトランジスタ6がオンする際には、Pチ
ャネルトランジスタ3aがオンしているので、電位点5
5の電位VEE3 が動作に影響を与えることはない。
【0094】なお、ここで電位点55は、電流源44を
構成するトランジスタや、後述するトランジスタ601
をも含めて、Nチャネルトランジスタのバックゲート電
位として電位VEE3 を与えている。Nチャネルトランジ
スタ6のバックゲート電位も電位VEE3 を採るが、CM
OS入力回路107と同様にNチャネルトランジスタ6
のソースは電位点53に接続されて電位VEE2 が与えら
れ、電位VEE2 よりも電位VEE3 の方が低く設定される
ので、Nチャネルトランジスタ6の動作に支障はない。
【0095】Pチャネルトランジスタ5のゲートはCM
OS入力回路107と同様、入力端子INに接続され、
そのドレインはNチャネルトランジスタ6のドレインに
接続されている。しかし、Pチャネルトランジスタ5の
ソースは電位点51に接続されている。
【0096】よって、Pチャネルトランジスタ5及びN
チャネルトランジスタ6のそれぞれのドレインが共通し
て接続される点、即ち、CMOS入力回路107におけ
る出力端子OUTに対応する点においては、論理
“H”,“L”にそれぞれ電位VCC1 ,VEE2 が対応
し、論理“H”の電位は変換されていない。よって3V
系信号を得るためには論理“H”の電位として電位V
CC2 を対応させる回路を更に設ける必要がある。
【0097】Pチャネルトランジスタ501は上記の対
応をさせるために設けられており、そのゲートはPチャ
ネルトランジスタ5及びNチャネルトランジスタ6のそ
れぞれのドレインに共通して接続されている。そしてP
チャネルトランジスタ501のソースは電位点54に接
続されて電位VCC2 が与えられている。またそのドレイ
ンにはNチャネルトランジスタ601のドレインが接続
されており、ここに出力端子OUTが接続される。そし
てNチャネルトランジスタ601のソースには電位点5
3が接続されて電位VEE2 が与えられており、そのゲー
トはPチャネルトランジスタ501のゲートに接続され
ている。
【0098】このCMOS入力回路109におけるCM
OS回路7の動作の説明において述べたように、Pチャ
ネルトランジスタ501のソースには電位VCC2 が与え
られているものの、これは電位VCC1 よりも低いので、
両トランジスタ501,601のゲートに電位VCC1
与えられた場合にはNチャネルトランジスタ501はオ
フする。また、ここに電位VEE2 が与えられた場合は当
然オンするので、結局出力端子OUTには論理“H”,
“L”に対応して電位VCC2 ,VEE2 が与えられること
になる。
【0099】CMOS入力回路109は以上のように、
まず論理“L”の電位を変換し、その後論理“H”の電
位を変換しており、全体として両方の論理の電位を変換
している。
【0100】なお、Nチャネルトランジスタ501のバ
ックゲート電位として電位点51から電位VCC1 が与え
られているが、これはソースに与えられる電位VCC2
りも高いので、Nチャネルトランジスタ501の動作に
支障はない。
【0101】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、第2MOSトランジスタを迅速にオフしつつ、同
一の論理を異なる電位へと変換することができる。
【0102】特に、第2の態様では、出力端子の電位が
第5電位へと遷移する初期状態を一層第5電位に近づ
き、また、出力端子の電位が第5電位へと遷移する際の
時定数が小さくなるので、その動作は一層迅速になる。
【0103】また、第3の態様では、第2MOSトラン
ジスタをオフさせる際に、そのゲートに蓄積された電荷
を一定電流で引き抜くので、一層迅速な動作を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前段階思想を示す回路図である。
【図2】この発明の第1実施例を示す回路図である。
【図3】この発明の第1実施例の効果を示すグラフであ
る。
【図4】この発明の第1実施例の効果を示すグラフであ
る。
【図5】この発明の第1実施例の変形の効果を示すグラ
フである。
【図6】この発明の第1実施例の変形の効果を示すグラ
フである。
【図7】この発明の第1実施例の変形の効果を示すグラ
フである。
【図8】この発明の第1実施例の変形の効果を示すグラ
フである。
【図9】この発明の第1実施例の変形の効果を示すグラ
フである。
【図10】この発明の第1実施例の変形の効果を説明す
る回路図である。
【図11】この発明の第2実施例を示す回路図である。
【図12】この発明の第2実施例の効果を示すグラフで
ある。
【図13】この発明の第2実施例を示す回路図である。
【図14】この発明の第3実施例を示す回路図である。
【図15】この発明の第4実施例を示す回路図である。
【図16】この発明の第4実施例を示す回路図である。
【図17】この発明の第5実施例を示す回路図である。
【図18】この発明の第5実施例を示す回路図である。
【図19】この発明の第6実施例を示す回路図である。
【図20】この発明の応用例を示す回路図である。
【図21】この発明の応用例を示すブロック図である。
【図22】この発明の応用例を示すブロック図である。
【図23】従来の技術を示す回路図である。
【符号の説明】
3a,5 Pチャネルトランジスタ 3b,6 Nチャネルトランジスタ 4 抵抗 7 CMOS回路 40,44 電流源 50〜55 電位点 101〜109,102a CMOS入力回路 IN 入力端子 OUT 出力端子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】図23は、従来のCMOS入力回路70
の構成を示す回路図である。CMOS入力回路70はP
チャネルトランジスタ71及びNチャネルトランジスタ
72を備え、それぞれには2値論理に対応する電位
CC,VEEが与えられる。入力端子INに与えられた信
号のレベルによって、安定状態においては出力端子OU
Tには電位VCC,VEEのいずれかが与えられる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】この発明は上記の問題点を解消するために
なされたもので、同一論理に対応する電位を異ならせる
変換が可能で、かつ高速動作が可能なCMOS入力回路
を提供することを目的とするものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】一方、チャネルトランジスタ5のゲート
幅のみを大きくしても遷移時間の改善は可能である。図
8及び図9は、図4に示されたシミュレーションにおい
て他の条件を同一にし、Pチャネルトランジスタ5のゲ
ート幅のみをそれぞれ2倍の100μm、10倍の50
0μmとしてシミュレーションを行った結果を示すグラ
フである。これらの場合の遷移時間はそれぞれ約35n
s,約28nsであり、図5に示された場合の遷移時間
(17ns)には及ばないものの、図4に示された場合
の遷移時間(37ns)よりも短縮されている。即ち、
Pチャネルトランジスタ5のゲート幅のみを大きくして
も遷移時間の改善は可能である。これはPチャネルトラ
ンジスタ5のゲート容量は直接には遷移時間には関与し
ないものの、そのオン抵抗によって遷移時間の短縮を招
来するためと考えられる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0089
【補正方法】変更
【補正内容】
【0089】図22は、同一の論理であっても、異なる
電位を扱う装置の例を示すブロック図である。回路20
0aはコピー機の一部であり、ダイミングジェネレータ
93aは信号処理回路94aに0〜5V信号を与える。
信号処理回路94aにはサンプルホールド回路、ゲイン
コントロールアンプ、黒レベルクランプ回路が備えられ
ており、これらは全て±5V信号を取り扱う。このよう
な場合にはCMOSの耐圧を考慮してBiCMOS回路
のCMOS部の電圧を下げたり、また±5V信号系でC
MOSをスイッチとして用いる場合には±3Vでそのス
イッチを駆動したりする必要があり、CMOS入力回路
109の様な回路が要求される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)互いに相補的な第1及び第2論理
    に対応する入力信号が与えられる入力端子と、 (b)前記入力信号を受け、 前記入力信号が前記第2論理に対応する場合には前記第
    1論理に対応する第1電位をとり、 前記入力信号が前記第1論理に対応する場合には前記第
    2論理に対応する第2電位をとる、中間信号を出力する
    インバータと、 (c)前記第1論理に対応する第3電位が与えられる第
    1端と、第2端とを有し、 前記中間信号が前記第1論理に対応する場合に前記第1
    及び第2端が絶縁状態となり、 前記中間信号が前記第2論理に対応する場合に前記第1
    及び第2端が導通状態となるスイッチング素子と、 (d)前記入力信号が与えられるゲートと、前記第1論
    理に対応する第4電位が与えられるソースと、ドレイン
    とを有し、 前記入力信号が前記第1論理に対応する場合にオフし、
    前記入力信号が前記第2論理に対応する場合にオンする
    第1MOSトランジスタと、 (e)前記スイッチング素子の前記第2端に接続された
    ゲートと、前記第2論理に対応する第5電位が与えられ
    るソースと、ドレインとを有し、 前記第3電位が前記ゲートに与えられた場合にオンする
    第2MOSトランジスタと、 (f)前記第2MOSトランジスタの前記ゲートに接続
    され、前記第2MOSトランジスタをオフする方向の電
    流を供給する電流供給回路と、 (g)前記第1及び第2MOSトランジスタのいずれの
    前記ドレインにも共通して接続された出力端子と、 を備えるCMOS入力回路。
  2. 【請求項2】 前記第1MOSトランジスタのゲート幅
    は、前記第2MOSトランジスタのゲート幅よりも大き
    い、請求項1記載のCMOS入力回路。
  3. 【請求項3】 前記第3電位は前記第1電位及び前記第
    4電位のいずれか一方と等しい、請求項1記載のCMO
    S入力回路。
  4. 【請求項4】 前記電流供給回路は、前記第2MOSト
    ランジスタの前記ゲートに接続された第1端と、前記第
    2論理に対応する第6電位が与えられる第2端と、を含
    む抵抗から実質的に構成される、請求項1記載のCMO
    S入力回路。
  5. 【請求項5】 前記電流供給回路は、前記第2MOSト
    ランジスタの前記ゲートに接続された第1端と、前記第
    2論理に対応する第6電位が与えられる第2端と、を含
    む電流源から実質的に構成される、請求項1記載のCM
    OS入力回路。
JP5206270A 1993-08-20 1993-08-20 Cmos入力回路 Pending JPH0758623A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5206270A JPH0758623A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 Cmos入力回路
US08/273,935 US5463330A (en) 1993-08-20 1994-07-12 CMOS input circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5206270A JPH0758623A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 Cmos入力回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0758623A true JPH0758623A (ja) 1995-03-03

Family

ID=16520552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5206270A Pending JPH0758623A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 Cmos入力回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5463330A (ja)
JP (1) JPH0758623A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013065848A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Samsung Electronics Co Ltd 半導体装置及び半導体装置の動作方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3179350B2 (ja) * 1996-09-09 2001-06-25 日本電気株式会社 レベルシフト回路
FR2760914B1 (fr) * 1997-03-14 1999-05-14 Matra Mhs Circuit convertisseur de niveaux analogiques
JP3400294B2 (ja) * 1997-04-25 2003-04-28 富士通株式会社 プル・アップ回路及び半導体装置
US6084430A (en) * 1997-12-31 2000-07-04 Intel Corporation Input buffer for a mixed voltage environment
US6150843A (en) * 1998-01-29 2000-11-21 Vlsi Technology, Inc. Five volt tolerant I/O buffer
US6501294B2 (en) * 2001-04-26 2002-12-31 International Business Machines Corporation Neuron circuit
US8090450B2 (en) * 2007-06-27 2012-01-03 Greatbatch Ltd. Percutaneous electrode array and system

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5891680A (ja) * 1981-11-26 1983-05-31 Fujitsu Ltd 半導体装置
US4469960A (en) * 1982-07-07 1984-09-04 Motorola, Inc. Voltage translating circuit
US5225721A (en) * 1991-12-18 1993-07-06 Unisys Corporation Signal translator for interconnecting CMOS and BiCMOS logic gates
US5332934A (en) * 1993-01-04 1994-07-26 Masashi Hashimoto Small to full swing conversion circuit

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013065848A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Samsung Electronics Co Ltd 半導体装置及び半導体装置の動作方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5463330A (en) 1995-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4695744A (en) Level shift circuit including source follower output
US5115150A (en) Low power CMOS bus receiver with small setup time
EP0303341B1 (en) Output buffer circuits
US6225844B1 (en) Output buffer circuit that can be stably operated at low slew rate
JP3682857B2 (ja) レベルシフティングパスゲート
US6801064B1 (en) Buffer circuit using low voltage transistors and level shifters
EP1229649B1 (en) Output circuit
US7804350B1 (en) Level shifting using cross-coupled cascode transistors
US20080290901A1 (en) Voltage Shifter Circuit
US20060226873A1 (en) Level shifter translator
KR20010049227A (ko) 레벨조정회로 및 이를 포함하는 데이터 출력회로
JPH05145384A (ja) Cmosレシーバ入力インターフエース回路
US5656954A (en) Current type inverter circuit, current type logic circuit, current type latch circuit, semiconductor integrated circuit, current type ring oscillator, voltage-controlled oscillator and PLL circuit
US4219743A (en) Buffer circuit
JPH0758623A (ja) Cmos入力回路
JPH01288010A (ja) ドライバ回路
KR100308208B1 (ko) 반도체집적회로장치의입력회로
AU593454B2 (en) Apparatus and method for capacitor coupled complementary buffering
US6940332B2 (en) Level shift circuit having control circuits for high speed, area saving and power saving
US5864245A (en) Output circuit with overvoltage protection
US6825699B2 (en) Charge pump circuit, passive buffer that employs the charge pump circuit, and pass gate that employs the charge pump circuit
JPH0252460B2 (ja)
JPH04150224A (ja) 集積回路
US7420394B2 (en) Latching input buffer circuit with variable hysteresis
JPH04284021A (ja) 出力回路