JPH0758203A - 半導体装置の配線構造及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置の配線構造及びその製造方法

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JPH0758203A
JPH0758203A JP22273593A JP22273593A JPH0758203A JP H0758203 A JPH0758203 A JP H0758203A JP 22273593 A JP22273593 A JP 22273593A JP 22273593 A JP22273593 A JP 22273593A JP H0758203 A JPH0758203 A JP H0758203A
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JP
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layer
nitrogen
aluminum
insulating layer
wiring
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JP22273593A
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Hiroshi Sata
博史 佐多
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】開口部の底部におけるアルミニウム系下層配線
層の表面が窒化されることなく、高い信頼性を有する半
導体装置の配線構造及びその製造方法を提供する。 【構成】半導体装置の配線構造は、基体10上に形成さ
れたアルミニウム系下層配線層12と、アルミニウム系
下層配線層12上に形成された絶縁層14と、アルミニ
ウム系下層配線層の上方の絶縁層14に形成された開口
部18と、開口部18内に埋め込まれた、窒素を含まな
い金属配線材料20A、から成る。半導体装置の配線構
造の製造方法は、基体10上にアルミニウム系下層配線
層12を形成し、アルミニウム系下層配線層12上に絶
縁層14を形成し、絶縁層14上に窒素を含む金属化合
物層16を形成し、アルミニウム系下層配線層の上方の
金属化合物層16及び絶縁層14に開口部18を形成
し、開口部18に窒素を含まない金属配線材料20Aを
埋め込む工程から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所謂ビヤホールに特徴
を有する半導体装置の配線構造及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年のVLSIやULSI等に見られる
ように半導体装置の高集積化及び高性能化が進むに伴
い、半導体装置内で配線部分の占める割合が増大する傾
向にある。それ故、半導体素子面積の増加を防止するた
めに多層配線が必須の技術となっている。半導体装置に
おいては、金属配線材料が埋め込まれたビアホールが多
層配線層間を接続するために形成されている。
【0003】次世代以降の超々LSI等の半導体集積回
路においては、その微細化、高集積化が著しく進められ
る。そのため、ビヤホールの開口径は、例えば0.35
μmというように益々小さくなりつつある。このように
開口径が小さくなるに従い、従来のアルミニウムあるい
はアルミニウム合金(以下、Al系合金という)を用い
たスパッタ法では、段差被覆性(ステップカバレッジ)
の点から、高信頼性を有するビアホールを形成すること
が不可能になってきている。
【0004】即ち、Al系合金を用いたスパッタ法にお
いては、開口部のアスペクト比が高くなるに従い、Al
系合金から成るスパッタ粒子が所謂シャドウイング効果
によって開口部底部あるいはその近傍の開口部側壁に堆
積し難くなる。ここで、シャドウイング効果とは、Al
系合金から成るスパッタ粒子が開口部の側壁あるいは底
部に形成される光学的に影の部分には堆積され難い現象
を指す。その結果、開口部底部あるいはその近傍の開口
部側壁におけるAl系合金のステップカバレッジが悪く
なり、かかる部分で断線不良が発生し易くなるという問
題がある。
【0005】半導体基板に形成された下層配線層上に絶
縁層を形成し、かかる絶縁層に設けられた開口部内に金
属配線材料を埋め込み、微細なビアホールを形成する技
術として、所謂ブランケットCVD法、高温アルミニウ
ムスパッタ法あるいはアルミニウムリフロー法が注目さ
れている。
【0006】ブランケットCVD法においては、例えば
下層配線層の上に形成された絶縁層上及びかかる絶縁層
に形成された開口部内に、例えばタングステン層を化学
気相析出法(CVD法)にて堆積させる。その後、絶縁
層上に形成されたタングステン層をエッチバックして除
去することによって、開口部内にタングステンから成る
メタルプラグが形成されたビアホールを完成させる。
尚、このような方法を、以下、タングステンブランケッ
トCVD法と呼ぶ。
【0007】タングステンブランケットCVD法でタン
グステン層を形成する場合、タングステン層の下にTi
NあるいはTiONから成る密着層を形成する必要があ
る。その理由は、タングステンブランケットCVD法で
形成されるタングステン層は、ステップカバレッジには
優れるものの、異種材料層の界面における内部応力の差
に起因して、絶縁層に対する密着性が乏しいからであ
る。通常、密着層はスパッタ法にて形成される。
【0008】高温アルミニウムスパッタ法においては、
例えば下層配線層の上に形成された絶縁層上及びかかる
絶縁層に形成された開口部内に、半導体基板等を高温
(例えば500゜C程度)に加熱した状態で、Al系合
金をスパッタ法にて堆積させ、併せて、絶縁層上にAl
系合金から成る上層配線層を形成する。半導体基板等が
高温に加熱されているため、絶縁層上に堆積したAl系
合金は流動状態となり開口部内に流入する。これによっ
て、開口部内はAl系合金で確実に埋め込まれ、ビアホ
ールが形成される。尚、半導体基板等にバイアス電圧を
印加しながら高温スパッタを行う高温バイアススパッタ
法も、本明細書における高温アルミニウムスパッタ法に
包含される。これらを総称して単に高温アルミニウムス
パッタ法ともいう。
【0009】また、アルミニウムリフロー法において
は、半導体基板等を約150゜Cに加熱した状態で、開
口部内を含む絶縁層上にスパッタ法にてAl系合金を堆
積させる。その後、半導体基板等を高温(例えば500
゜C程度)に加熱して、絶縁層上に堆積したAl系合金
を流動状態として開口部内に流入させて、開口部をAl
系合金で埋め込み、ビアホールを形成する。併せて、絶
縁層上のAl系合金が平坦化されて上層配線層が形成さ
れる。
【0010】これらの高温アルミニウムスパッタ法やア
ルミニウムリフロー法においては、Al系合金と濡れ性
の良いチタン(Ti)を下地層として形成すると、Al
系合金が流動状態にあるとき、Al系合金とTiから成
る下地層との間の界面反応が良好に進行して、Al系合
金と下地層中のTiとがそれらの界面で合金化するた
め、開口部へのAl系合金の埋め込み特性が向上するこ
とが知られている。
【0011】しかしながら、図4に示すように、多層配
線構造を高温アルミニウムスパッタ法あるいはアルミニ
ウムリフロー法にて形成するとき、半導体基板等が高温
に加熱される結果、下層配線層12を構成するAl系合
金がTiから成る下地層40中に拡散し、更に下地層4
0を突き抜け、ビアホール22中に吸上げられる。その
結果、下層配線層12にはボイド42が生成し、下層配
線層12の導通不良や、下層配線層12と上層配線層2
4との間の導通不良が発生するという問題が生じる。
尚、図6中、10は基体、14はSiO2から成る絶縁
層である。
【0012】このような下層配線層を構成するAl系合
金の吸上げ防止のために、Tiから成る下地層の代わり
に、TiNやTiONから成る下地層を開口部内に形成
することが考えられる。即ち、絶縁層に設けられた開口
部は、TiN又はTiONから成る下地層及びAl系合
金にて埋め込まれる。また、TiNあるいはTiONか
ら成る下地層を絶縁層14上にも残し、上層配線層24
を、下からTiNやTiONから成る下地層及びAl系
合金層から構成する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】先に述べたように、タ
ングステンブランケットCVD法でタングステン層を形
成する場合、タングステン層の下にTiNあるいはTi
ONから成る密着層を形成する必要がある。TiNは、
Tiをターゲットとして用い窒素プラズマによる反応性
スパッタ法にて形成することができる。また、窒素ガス
の代わりに窒素ガスと酸素ガスの混合ガスを用いるとT
iONが形成される。あるいは又、TiNは、TiCl
4ガスを水素ガスで還元して、同時に窒素プラズマでT
iN化するプラズマCVD法にて形成することもでき
る。
【0014】ところが、これらの成膜方法においては、
窒素プラズマを用いるため、開口部の底部に露出したA
l系合金から成る下層配線層の表面が窒素プラズマによ
って窒化され、下層配線層の表面に絶縁性の窒化アルミ
ニウムが形成される。その結果、ビアホールのコンタク
ト抵抗の増加、最悪の場合にはビアホールの導通不良と
いう問題が発生する。
【0015】また、図5に模式的な一部断面図を示すよ
うに、スパッタ法にて形成した密着層50は、開口部1
8の上部においてオーバーハング形状となり易く(図5
の(A)参照)、その結果、開口部18の内部にタング
ステン層52をCVD法にて形成したとき、タングステ
ン層52に鬆(ボイド)54が発生し(図5の(B)参
照)、配線の信頼性が乏しくなるという問題がある。
尚、図5中、10は基体、12は下層配線層、14はS
iO2から成る絶縁層である。
【0016】更に、絶縁層14上及び開口部18内にタ
ングステン層52をCVD法にて堆積させた後、絶縁層
14上に形成されたタングステン層52をエッチバック
して除去したとき、図6に模式的な一部断面図を示すよ
うに、開口部18の上部側壁に形成されていた密着層5
0がエッチングされ、タングステン層52から成るメタ
ルプラグと開口部18の側壁の間にトレンチ(リセス)
56が発生する(図6の(A)参照)。絶縁層14及び
メタルプラグ52Aの上に、例えばAl系合金から成る
上層配線層24をスパッタ法にて形成した場合、上層配
線層24の下に、トレンチ(リセス)56が鬆(ボイ
ド)として残り(図6の(B)参照)、配線の信頼性が
乏しくなるという問題がある。
【0017】高温アルミニウムスパッタ法あるいはアル
ミニウムリフロー法において、TiNやTiONから成
る下地層もスパッタ法やCVD法にて形成される。その
ため、開口部の底部に露出したAl系合金から成る下層
配線層の表面が窒素プラズマによって窒化され、下層配
線層の表面に絶縁性の窒化アルミニウムが形成される。
その結果、ビアホールのコンタクト抵抗の増加、最悪の
場合にはビアホールの導通不良という問題が発生する。
【0018】TiNあるいはTiONから成る下地層を
形成しなければ、ビアホールのコンタクト抵抗の増加等
の問題は回避することができる。ところが、この場合に
は、絶縁層上に形成された上層配線層がAl系合金層の
みから構成される。そのため、Al系合金のエレクトロ
マイグレーションによってAl系合金層にボイドや欠損
が生じると、上層配線層の断線に繋がる。然るに、Ti
NあるいはTiONから成る下地層が絶縁層上に存在す
る場合、Al系合金層にボイドや欠損が生じても、かか
る下地層でその部分の導通をとるバイパスが形成される
ために、上層配線層の信頼性が向上する。
【0019】以上のように、密着層あるいは下地層とし
てTiNやTiON等を用い、且つ、Al系合金から成
る下層配線層の表面が窒化されず、場合によってはTi
NやTiON等を含む多層の上層配線層を形成し得る、
半導体装置の配線構造及びその製造方法が強く要望され
ている。
【0020】従って、本発明の目的は、開口部の底部に
おけるアルミニウム系下層配線層の表面が窒化されるこ
となく、高い信頼性を有する半導体装置の配線構造及び
その製造方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、(イ)基
体上に形成されたアルミニウム系下層配線層と、(ロ)
アルミニウム系下層配線層上に形成された絶縁層と、
(ハ)アルミニウム系下層配線層の上方の絶縁層に形成
された開口部と、(ニ)開口部内に埋め込まれた、窒素
を含まない金属配線材料、から成ることを特徴とする本
発明の半導体装置の配線構造によって達成することがで
きる。この場合、窒素を含まない金属配線材料は、タン
グステン、アルミニウム、金又は銅とすることができ
る。
【0022】本発明の半導体装置の配線構造において
は、絶縁層の表面に形成された窒素を含む金属化合物
層、及びその上に形成された窒素を含まない金属配線材
料から成る金属配線材料層の2層構造の上層配線層を更
に備えることができる。この場合、窒素を含まない金属
配線材料を、タングステン、アルミニウム、金又は銅と
し、窒素を含む金属化合物層をTiN、TiON、Ti
WN、WN又はMoNから構成することが望ましい。
【0023】更に、上記の目的を達成するための本発明
の半導体装置の配線構造の製造方法は、イ)基体上にア
ルミニウム系下層配線層を形成する工程と、(ロ)アル
ミニウム系下層配線層上に絶縁層を形成する工程と、
(ハ)窒素を含む金属化合物層を絶縁層上に形成する工
程と、(ニ)アルミニウム系下層配線層の上方の金属化
合物層及び絶縁層に開口部を形成する工程と、(ホ)開
口部に窒素を含まない金属配線材料を埋め込む工程、か
ら成ることを特徴とする。
【0024】本発明の半導体装置の配線構造の製造方法
においては、上記(ホ)の工程に、前記窒素を含む金属
化合物層、及び前記窒素を含まない金属配線材料から成
る金属配線材料層の2層構造の上層配線層を、前記絶縁
層上に形成する工程を更に含ませることができる。窒素
を含む金属化合物層は、TiN、TiON、TiWN、
WN又はMoNから成ることが望ましい。また、窒素を
含まない金属配線材料は、タングステン、アルミニウ
ム、金又は銅であることが望ましい。
【0025】
【作用】本発明においては、開口部を形成する前に絶縁
層上に窒素を含む金属化合物層を形成する。従って、ア
ルミニウム系下層配線層の表面が窒化されることを回避
することができる。また、絶縁層上に窒素を含む金属化
合物層が形成された状態で窒素を含まない金属配線材料
から成る金属配線材料層を形成するので、金属配線材料
層と絶縁層との間の密着性に優れる。しかも、必要に応
じて、窒素を含む金属化合物層及び窒素を含まない金属
配線材料から成る金属配線材料層の2層から上層配線層
を構成することができ、高い信頼性を有する上層配線層
を得ることができる。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して、実施例に基づき本発
明を説明する。
【0027】(実施例1)実施例1は、タングステンブ
ランケットCVD法を本発明の半導体装置の配線構造の
製造方法に適用した例である。実施例1においては、タ
ングステンプラグから構成されたビアホールが形成され
る。即ち、実施例1においては、窒素を含まない金属配
線材料としてタングステンを用いた。また、密着層とし
て機能する窒素を含む金属化合物層はTiNから成り、
スパッタ法にて成膜する。
【0028】実施例1の配線構造を、模式的な一部断面
図である図2の(A)に示す。この配線構造において
は、例えば半導体基板(図示せず)上に形成された下層
絶縁層から成る基体10上にアルミニウム系下層配線層
12が形成されている。このアルミニウム系下層配線層
12の上には絶縁層14が形成されている。また、アル
ミニウム系下層配線層12の上方の絶縁層14には開口
部18が形成されている。更に、この開口部18内に
は、窒素を含まない金属配線材料20A(実施例1にお
いてはタングステン)が埋め込まれており、これによっ
て、タングステンプラグから成るビアホール22が形成
されている。
【0029】以下、実施例1の配線構造の製造方法を、
図1を参照して説明する。
【0030】[工程−100]先ず、例えばSiO2
ら成る下層絶縁層である基体10上に、通常のスパッタ
法や高温アルミニウムスパッタ法あるいはアルミニウム
リフロー法にて、アルミニウム系下層配線層12を形成
する。アルミニウム系下層配線層12は、純Al、ある
いは、Al−1%Si、Al−Si−Cu、Al−C
u、Al−Ge等のアルミニウム合金から形成すること
ができる。
【0031】[工程−110]次いで、アルミニウム系
下層配線層12上を含む基体10上に絶縁層14を形成
する。絶縁層14は、CVD法等の公知の方法で形成さ
れた例えば厚さ1μmのSiO2から成る。
【0032】[工程−120]その後、絶縁層14上
に、窒素を含む金属化合物層16(実施例1において
は、厚さ約50nmのTiNから成る)を形成する。T
iNの成膜はスパッタ法にて行った。スパッタリングの
条件を、例えば、 ターゲット : Ti プロセスガス: Ar/N2=30/70sccm DCパワー : 5kW 圧力 : 0.4Pa 基体温度 : 150゜C とすることができる。こうして、図1の(A)に示す構
造を得ることができる。窒素を含む金属化合物層16の
成膜時、アルミニウム系下層配線層12は絶縁層14で
被覆されている。従って、アルミニウム系下層配線層1
2の表面が窒化されることを回避できる。
【0033】[工程−130]次に、アルミニウム系下
層配線層12の上方の金属化合物層16及び絶縁層14
に、フォトリソグラフィ技術、及び例えばリアクティブ
・イオン・エッチング(RIE)技術を用いて開口部1
8を形成する(図1の(B)参照)。エッチングを、例
えば以下の条件で行うことができる。 使用ガス : CHF3/O2=50/5sccm 圧力 : 5Pa パワー : 1kW 開口部18の径を0.6μmとした。
【0034】[工程−140]その後、タングステンブ
ランケットCVD法にて、開口部18に窒素を含まない
金属配線材料20A(実施例1においてはタングステン
から成る)を埋め込み、同時にこの窒素を含まない金属
配線材料20Aから成る金属配線材料層20を絶縁層1
4上に形成する(図1の(C)参照)。このブランケッ
トタングステンCVDの条件を、例えば、以下のとおり
とすることができる。 第1ステップ(核形成段階) WF6/SiH4/Ar=5/3/2000sccm 圧力 4×102Pa(3Torr) 温度 450°C 第2ステップ(高速成長段階) WF6/H2/Ar=40/400/2250sccm 圧力 1.1×104Pa(80Torr) 温度 450°C
【0035】次いで、絶縁層14上の金属配線材料層2
0及び窒素を含む金属化合物層16を除去して、開口部
18内にタングステンから成るメタルプラグを残し、ビ
アホール22を形成する。こうして、図2の(A)に示
す半導体装置の配線構造が作製される。この半導体装置
の絶縁層14上及びビアホール22上には、更に、例え
ばAl−1%Si等のAl系合金から成る上層配線層を
スパッタ法及びエッチング法等によて形成することがで
きる。
【0036】あるいは又、図2の(B)に模式的な一部
断面図を示すように、絶縁層14上の金属配線材料層2
0及び窒素を含む金属化合物層16を選択的に除去する
ことによって、絶縁層14上に上層配線層24を形成す
る。併せて、開口部18内にタングステンプラグを残
し、ビアホール22を形成する。この上層配線層24
は、絶縁層14の表面に形成された窒素を含む金属化合
物層16と、この金属化合物層16上に形成された窒素
を含まない金属配線材料20Aから成る金属配線材料層
20の2層から構成されている。
【0037】(実施例2)実施例2は実施例1の変形で
ある。実施例2が実施例1と相違する点は、密着層とし
て機能する窒素を含む金属化合物層がTiONから成る
点にある。以下、実施例2を説明する。
【0038】[工程−200]〜[工程−210]基体
10上にアルミニウム系下層配線層12を形成する工
程、及びアルミニウム系下層配線層12上に絶縁層14
を形成する工程は、実施例1の[工程−100]〜[工
程−110]と同様とすることができる。
【0039】[工程−220]その後、絶縁層14上
に、窒素を含む金属化合物層16(実施例2において
は、厚さ約50nmのTiONから成る)を形成する
(図1の(A)参照)。TiONの成膜はスパッタ法に
て行った。スパッタリングの条件を、例えば、 ターゲット : Ti プロセスガス: Ar/N2−6%O2=30/70sccm DCパワー : 5kW 圧力 : 0.4Pa 基体温度 : 150゜C とすることができる。窒素を含む金属化合物層16の成
膜時、アルミニウム系下層配線層12は絶縁層14で被
覆されている。従って、アルミニウム系下層配線層12
の表面が窒化されることを回避できる。
【0040】[工程−230]〜[工程−240]その
後、実施例1の[工程−130]と同様に、アルミニウ
ム系下層配線層12の上方の金属化合物層16及び絶縁
層14に開口部18を形成する(図1の(B)参照)。
次いで、実施例1の[工程−140]と同様に、タング
ステンブランケットCVD法にて、開口部18に窒素を
含まない金属配線材料20A(実施例2においてもタン
グステンから成る)を埋め込み、同時に絶縁層14上に
この窒素を含まない金属配線材料20Aから成る金属配
線材料層20を形成する(図1の(C)参照)。その
後、絶縁層14上の金属配線材料層20及び窒素を含む
金属化合物層16を除去して、開口部18内にタングス
テンから成るメタルプラグを残し、ビアホール22を形
成する。あるいは又、絶縁層14上の金属配線材料層2
0及び窒素を含む金属化合物層16を選択的に除去する
ことによって、絶縁層14上に上層配線層24を形成
し、併せて、開口部18内にタングステンプラグを残
し、ビアホール22を形成する。
【0041】尚、[工程−220]において、ターゲッ
トとして、TiW、W又はMoを用い、密着層として機
能するTiWN、WN、MoNから成る窒素を含む金属
化合物層16をスパッタ法にて絶縁層14上に形成する
ことができる。
【0042】(実施例3)実施例3も実施例1の変形で
ある。実施例3が実施例1と相違する点は、密着層とし
て機能する窒素を含む金属化合物層がCVD法にて形成
されたTiNから成る点にある。以下、実施例3を説明
する。
【0043】[工程−300]〜[工程−310] 基体10上にアルミニウム系下層配線層12を形成する
工程、及びアルミニウム系下層配線層12上に絶縁層1
4を形成する工程は、実施例1の[工程−100]〜
[工程−110]と同様とすることができる。
【0044】[工程−320]その後、絶縁層14上
に、窒素を含む金属化合物層16(実施例3において
は、厚さ約50nmのTiNから成る)を形成する(図
1の(A)参照)。実施例3においては、TiONの成
膜はECRCVD法にて行った。ECRCVDの条件
を、例えば、 使用ガス : TiCl4/H2/N2=20/
26/8sccm マイクロ波パワー : 2.8kW 圧力 : 0.23Pa 基体温度 : 420゜C とすることができる。窒素を含む金属化合物層16の成
膜時、アルミニウム系下層配線層12は絶縁層14で被
覆されている。従って、アルミニウム系下層配線層12
の表面が窒化されることを回避できる。
【0045】[工程−330]〜[工程−340] その後、実施例1の[工程−130]と同様に、アルミ
ニウム系下層配線層12の上方の金属化合物層16及び
絶縁層14に開口部18を形成する(図1の(B)参
照)。次いで、実施例1の[工程−140]と同様に、
タングステンブランケットCVD法にて、開口部18に
窒素を含まない金属配線材料20A(実施例3において
もタングステンから成る)を埋め込み、同時に絶縁層1
4上にこの窒素を含まない金属配線材料20Aから成る
金属配線材料層20を形成する(図1の(C)参照)。
その後、絶縁層14上の金属配線材料層20及び窒素を
含む金属化合物層16を除去して、開口部18内にタン
グステンから成るメタルプラグを残し、ビアホール22
を形成する。あるいは又、絶縁層14上の金属配線材料
層20及び窒素を含む金属化合物層16を選択的に除去
することによって、絶縁層14上に上層配線層24を形
成し、併せて、開口部18内にタングステンプラグを残
し、ビアホール22を形成する。
【0046】尚、[工程−320]において、密着層と
して機能するTiON、TiWN、WN又はMoNから
成る窒素を含む金属化合物層16を、ECRCVD法に
て絶縁層14上に形成することができる。また、ECR
CVD法の代わりにイオンプレーティング法にて、窒素
を含む金属化合物層16を絶縁層14上に形成すること
もできる。
【0047】(実施例4)実施例4は、高温アルミニウ
ムスパッタ法を本発明の半導体装置の配線構造の製造方
法に適用した例である。実施例4においてはAl系合金
から構成されたビアホールが形成される。即ち、実施例
4においては、窒素を含まない金属配線材料としてAl
系合金を用いた。また、下地層として機能する窒素を含
む金属化合物層はTiNから成り、スパッタ法にて成膜
する。
【0048】実施例4の配線構造を、図3の(C)に模
式的な一部断面図にて示す。この配線構造においては、
例えば半導体基板(図示せず)上に形成された下層絶縁
層から成る基体10上にアルミニウム系下層配線層12
が形成されている。このアルミニウム系下層配線層12
の上には絶縁層14が形成されている。また、アルミニ
ウム系下層配線層12の上方の絶縁層14には開口部1
8が形成されている。更に、この開口部18内には、窒
素を含まない金属配線材料30A(実施例4においては
Al系合金)が埋め込まれており、これによってビアホ
ール22が形成されている。また、絶縁層14上には、
金属配線材料層30及び窒素を含む金属化合物層16か
ら構成された2層構造の上層配線層24が形成されてい
る。アルミニウム系下層配線層12及び窒素を含まない
金属配線材料30Aは、純Al、あるいは、Al−1%
Si、Al−Si−Cu、Al−Cu、Al−Ge等の
アルミニウム合金から構成することができる。
【0049】以下、実施例4の配線構造の製造方法を、
図3を参照して説明する。
【0050】[工程−400]〜[工程−410] 基体10上にアルミニウム系下層配線層12を形成する
工程、及びアルミニウム系下層配線層12上に絶縁層1
4を形成する工程は、実施例1の[工程−100]〜
[工程−110]と同様とすることができる。
【0051】[工程−420]その後、絶縁層14上
に、窒素を含む金属化合物層16(実施例4において
は、厚さ約50nmのTiNから成る)を形成する。実
施例4においては、TiNの成膜はスパッタ法にて行っ
た。スパッタリングの条件を、例えば、実施例1の[工
程−120]と同様とすることができる。窒素を含む金
属化合物層16の成膜時、アルミニウム系下層配線層1
2は絶縁層14で被覆されている。従って、アルミニウ
ム系下層配線層12の表面が窒化されることを回避でき
る。
【0052】[工程−430]その後、実施例1の[工
程−130]と同様に、アルミニウム系下層配線層12
の上方の金属化合物層16及び絶縁層14に開口部18
を形成する(図3の(A)参照)。
【0053】[工程−440]次いで、所謂高温アルミ
ニウムスパッタ法にて、下地層として機能する窒素を含
む金属化合物層16上に窒素を含まない金属配線材料3
0A(実施例4においてはAl系合金)を堆積させる
(図3の(B)参照)。高温アルミニウムスパッタの条
件を、例えば以下のとおりとした。 プロセスガス : Ar=100sccm DCパワー : 10kW スパッタ圧力 : 0.4Pa 基体加熱温度 : 500゜C 成膜速度 : 600nm/分 窒素を含む金属化合物層16上に堆積した窒素を含まな
い金属配線材料30A(実施例4においてはAl系合
金)は流動状態となり、開口部18内に流入し、開口部
18は窒素を含まない金属配線材料30Aで確実に埋め
込まれる。
【0054】次いで、絶縁層14上の窒素を含まない金
属配線材料30A及び窒素を含む金属化合物層16を選
択的に除去して、上層配線層24を完成させる(図3の
(C)参照)。こうして、開口部18はAl系合金で埋
め込まれ、ビアホール22が形成されている。また、絶
縁層14上には、Al系合金から成る金属配線材料層3
0及び窒素を含む金属化合物層16(具体的にはTi
N)から構成された2層構造の上層配線層24が形成さ
れる。上層配線層24が窒素を含む金属化合物層16を
備えることによって、Al系合金のエレクトロマイグレ
ーションによる上層配線層の断線を防止することがで
き、上層配線層の信頼性が向上する。
【0055】尚、[工程−420]において、実施例2
の[工程−220]と同様に、窒素を含む金属化合物層
16としてTiONをスパッタ法にて絶縁層14上に形
成することができる。また、ターゲットとして、Ti
W、W又はMoを用い、密着層として機能するTiW
N、WN、MoNから成る窒素を含む金属化合物層16
をスパッタ法にて絶縁層14上に形成することができ
る。
【0056】更には、[工程−420]において、実施
例3の[工程−320]と同様に、絶縁層14上に、T
iNから成る窒素を含む金属化合物層16をECRCV
D法にて形成してもよい。あるいは又、密着層として機
能するTiON、TiWN、WN又はMoNから成る窒
素を含む金属化合物層16をECRCVD法にて絶縁層
14上に形成することができる。また、ECRCVD法
の代わりにイオンプレーティング法にて、窒素を含む金
属化合物層16を絶縁層14上に形成することもでき
る。
【0057】また、高温アルミニウムスパッタ法によっ
て、Al系合金から成る窒素を含まない金属配線材料3
0Aを堆積させる代わりに、CVD法にてAl系合金か
ら成る窒素を含まない金属配線材料30Aを堆積させる
ことができる。また、通常のスパッタ法やCVD法に
て、金又は銅から成る窒素を含まない金属配線材料30
Aを堆積させてもよい。
【0058】(実施例5)実施例5は、アルミニウムリ
フロー法を本発明の半導体装置の配線構造の製造方法に
適用した例である。実施例5においては、実施例4と同
様に、窒素を含まない金属配線材料としてAl系合金を
用い、また、下地層として機能する窒素を含む金属化合
物層はTiNから成り、スパッタ法にて成膜した。以
下、実施例5の配線構造の製造方法を説明する。
【0059】[工程−500]〜[工程−510] 基体10上にアルミニウム系下層配線層12を形成する
工程、及びアルミニウム系下層配線層12上に絶縁層1
4を形成する工程は、実施例1の[工程−100]〜
[工程−110]と同様とすることができる。
【0060】[工程−520]その後、絶縁層14上
に、実施例4と同様に、窒素を含む金属化合物層16
(実施例5においては、厚さ約50nmのTiNから成
る)をスパッタ法にて形成する。
【0061】[工程−530]その後、アルミニウム系
下層配線層12の上方の金属化合物層16及び絶縁層1
4に開口部18を形成する(図3の(A)参照)。
【0062】[工程−440]次いで、所謂アルミニウ
ムリフロー法にて、下地層として機能する窒素を含む金
属化合物層16上に窒素を含まない金属配線材料30A
(実施例5においてはAl系合金)を堆積させる。アル
ミニウムスパッタの条件を、例えば以下のとおりとし
た。 プロセスガス : Ar=100sccm DCパワー : 20kW スパッタ圧力 : 0.4Pa 基体加熱温度 : 150゜C 成膜速度 : 1200nm/分
【0063】その後、基体10の温度を約500゜Cに
加熱する。これによって、絶縁層14上に堆積した金属
配線材料30A(具体的にはAl系合金)は流動状態と
なり、開口部18内に流入し、開口部18は窒素を含ま
ない金属配線材料30Aで確実に埋め込まれる(図3の
(B)参照)。加熱条件を、例えば以下のとおりとする
ことができる。 加熱方式 : 基板裏面ガス加熱 加熱温度 : 500゜C 加熱時間 : 2分 プロセスガス : Ar=100sccm プロセスガス圧力: 1.1×103Pa ここで、基板裏面ガス加熱方式とは、基板裏面に配置し
たヒーターブロックを所定の温度(加熱温度)に加熱
し、ヒーターブロックと基板裏面の間にプロセスガスを
導入することによって基体を加熱する方式である。加熱
方式としては、この方式以外にもランプ加熱方式等を用
いることができる。
【0064】次いで、絶縁層14上の窒素を含まない金
属配線材料30A及び窒素を含む金属化合物層16を選
択的に除去して、上層配線層24を完成させる(図3の
(C)参照)。こうして、開口部18は窒素を含まない
金属配線材料30Aで埋め込まれ、ビアホール22が形
成されている。また、絶縁層14上には、Al系合金か
ら成り窒素を含まない金属配線材料層30及び窒素を含
む金属化合物層16(具体的にはTiN)から構成され
た2層構造の上層配線層24が形成される。
【0065】尚、[工程−520]において、実施例2
の[工程−220]と同様に、窒素を含む金属化合物層
16としてTiONをスパッタ法にて絶縁層14上に形
成することができる。また、ターゲットとして、Ti
W、W又はMoを用い、密着層として機能するTiW
N、WN、MoNから成る窒素を含む金属化合物層16
をスパッタ法にて絶縁層14上に形成することができ
る。
【0066】更には、[工程−520]において、実施
例3の[工程−320]と同様に、絶縁層14上に、T
iNから成る窒素を含む金属化合物層16をECRCV
D法にて形成してもよい。あるいは又、密着層として機
能するTiON、TiWN、WN又はMoNから成る窒
素を含む金属化合物層16を、ECRCVD法にて絶縁
層14上に形成することができる。また、ECRCVD
法の代わりにイオンプレーティング法にて、窒素を含む
金属化合物層16を絶縁層14上に形成することもでき
る。
【0067】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。各実施例における成膜条件や数値は例示であり、適
宜変更することができる。基体10あるいは絶縁層14
は、SiO2以外にも、BPSG、PSG、BSG、A
sSG、PbSG、SbSG、あるいはSiN等の公知
の絶縁材料から構成することができる。
【0068】スパッタ法による各種の層の形成は、マグ
ネトロンスパッタリング装置、DCスパッタリング装
置、RFスパッタリング装置、ECRスパッタリング装
置、また基板バイアスを印加するバイアススパッタリン
グ装置等各種のスパッタリング装置にて行うことができ
る。
【0069】
【発明の効果】本発明においては、開口部を形成する前
に絶縁層上に窒素を含む金属化合物層を形成するので、
アルミニウム系下層配線層の表面が窒化されることを回
避することができ、ビアホールのコンタクト抵抗の増加
を防ぐことができる。また、絶縁層上に窒素を含む金属
化合物層が形成された状態で窒素を含まない金属配線材
料から成る金属配線材料層を形成するので、金属配線材
料層と絶縁層との間の密着性に優れる。しかも、必要に
応じて、窒素を含む金属化合物層及び窒素を含まない金
属配線材料から成る金属配線材料層の2層構造の上層配
線層を形成することができ、金属配線材料層に断線が発
生しても、上層配線層全体では導通状態を保持でき、高
い信頼性を有する上層配線層を得ることができる。
【0070】また、タングステンブランケットCVD法
を採用した場合、開口部の側壁には密着層が形成されな
いので、密着層のオーバーハング形状に起因したタング
ステン層中の鬆(ボイド)の発生を抑制することができ
る。更には、タングステン層のエッチバック時、開口部
の側壁上部の密着層がエッチングされるという従来の問
題が解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の配線構造の製造方法を説明するため
の半導体素子の模式的な一部断面図である。
【図2】実施例1の配線構造を示す模式的な一部断面図
である。
【図3】実施例4の配線構造の製造方法を説明するため
の半導体素子の模式的な一部断面図である。
【図4】従来の高温アルミニウムスパッタ法あるいはア
ルミニウムリフロー法における問題点を説明するための
半導体素子の模式的な一部断面図である。
【図5】従来のタングステンブランケットCVD法にお
ける問題点を説明するための半導体素子の模式的な一部
断面図である。
【図6】図5とは別の、従来のタングステンブランケッ
トCVD法における問題点を説明するための半導体素子
の模式的な一部断面図である。
【符号の説明】
10 基体 12 アルミニウム系下層配線層 14 絶縁層 16 窒素を含む金属化合物層 18 開口部 20,30 金属配線材料層 20A,30A 窒素を含まない金属配線材料 22 ビアホール 24 上層配線層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8826−4M M

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)基体上に形成されたアルミニウム系
    下層配線層と、 (ロ)アルミニウム系下層配線層上に形成された絶縁層
    と、 (ハ)アルミニウム系下層配線層の上方の絶縁層に形成
    された開口部と、 (ニ)開口部内に埋め込まれた、窒素を含まない金属配
    線材料、 から成ることを特徴とする半導体装置の配線構造。
  2. 【請求項2】前記窒素を含まない金属配線材料は、タン
    グステン、アルミニウム、金又は銅であることを特徴と
    する請求項1に記載の半導体装置の配線構造。
  3. 【請求項3】前記絶縁層の表面に形成された窒素を含む
    金属化合物層、及びその上に形成された前記窒素を含ま
    ない金属配線材料から成る金属配線材料層の2層構造の
    上層配線層を更に備えていることを特徴とする請求項1
    に記載の半導体装置の配線構造。
  4. 【請求項4】前記窒素を含まない金属配線材料は、タン
    グステン、アルミニウム、金又は銅であり、前記窒素を
    含む金属化合物層はTiN、TiON、TiWN、WN
    又はMoNから成ることを特徴とする請求項3に記載の
    半導体装置の配線構造。
  5. 【請求項5】(イ)基体上にアルミニウム系下層配線層
    を形成する工程と、 (ロ)アルミニウム系下層配線層上に絶縁層を形成する
    工程と、 (ハ)窒素を含む金属化合物層を絶縁層上に形成する工
    程と、 (ニ)アルミニウム系下層配線層の上方の金属化合物層
    及び絶縁層に開口部を形成する工程と、 (ホ)開口部に窒素を含まない金属配線材料を埋め込む
    工程、 から成ることを特徴とする半導体装置の配線構造の製造
    方法。
  6. 【請求項6】上記(ホ)の工程は、前記窒素を含む金属
    化合物層、及び前記窒素を含まない金属配線材料から成
    る金属配線材料層の2層構造の上層配線層を、前記絶縁
    層上に形成する工程を更に含むことを特徴とする請求項
    5に記載の半導体装置の配線構造の製造方法。
  7. 【請求項7】前記窒素を含む金属化合物層は、TiN、
    TiON、TiWN、WN又はMoNから成り、前記窒
    素を含まない金属配線材料は、タングステン、アルミニ
    ウム、金又は銅であることを特徴とする請求項5又は請
    求項6に記載の半導体装置の配線構造の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1019959B1 (en) * 1997-09-29 2003-02-12 Advanced Micro Devices, Inc. Interconnect structure with a low permittivity dielectric layer
US6835660B2 (en) 2002-11-05 2004-12-28 Oki Electric Industry Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device having metal alloy interconnection that has excellent EM lifetime

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EP1019959B1 (en) * 1997-09-29 2003-02-12 Advanced Micro Devices, Inc. Interconnect structure with a low permittivity dielectric layer
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