JPH0757867A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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Publication number
JPH0757867A
JPH0757867A JP13343794A JP13343794A JPH0757867A JP H0757867 A JPH0757867 A JP H0757867A JP 13343794 A JP13343794 A JP 13343794A JP 13343794 A JP13343794 A JP 13343794A JP H0757867 A JPH0757867 A JP H0757867A
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JP
Japan
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voltage
current
frequency
input
heating coil
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Application number
JP13343794A
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English (en)
Inventor
Hai-Don Lee
海敦 李
Joung-Savp Shin
鍾燮 辛
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Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱コイルに入力される電流変動量を検出す
ることにより、入力電源電圧の変動のさいにも加熱コイ
ルに一定の共振電流を供給して調理を行いうる誘導加熱
調理器を提供することにある。 【構成】 制御手段と、前記交流電源入力端から入力さ
れる商用交流電圧の零電位を検出する零電圧検出手段
と、前記制御手段の制御により発振周波数を可変する可
変周波数発生手段と、前記可変周波数発生手段からの発
振周波数により駆動信号を出力するインバータ駆動手段
と、前記インバータ駆動手段からの駆動信号により高周
波信号を生ずるインバータ手段と、前記インバータ手段
により駆動される加熱コイルに入力される電流変動量を
検出する電流検出手段と、前記電流検出手段により検出
された加熱コイルの入力電流変動量および負荷設定手段
により設定された基準電流量を比較する比較手段とから
なる誘導加熱調理器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱コイルに一定の共
振電流を供給し、調理を行う誘導加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の誘導加熱調理器は、日特
開昭56−123686号がある。同公報に開示された
誘導加熱調理器は、図1に示すごとく、交流電源入力端
1から入力される商用交流電圧を直流に全波整流する整
流手段100と、この整流手段100から出力される直
流電圧をうけて、高周波信号を生ずるインバータ手段1
10と、このインバータ手段110のスイッチング素子
TR1をターンオン/ターンオフ動作させるよう駆動信
号を出力することはもとより、前記誘導加熱調理器の全
体的動作を制御するインバータ制御手段120と、前記
インバータ手段110により駆動される加熱コイル65
に入力される電流を感知するよう、加熱コイル65を駆
動するさい変化する交流電源入力端1の入力電流を検出
し、前記インバータ制御手段120に出力する入力電流
検出手段130とから構成される。
【0003】上記のごとく構成された誘導加熱調理器に
おいて、使用者が動作スイッチ(図示なし)をオンする
と、交流電源入力端1から入力される商用交流電圧が整
流手段100のブリッジ整流器101により直流電圧に
全波整流される。
【0004】前記ブリッジ整流器101により全波整流
された直流電圧に含まれているリプル成分は、平滑用キ
ャパシタC1をとおしてフィルタリングされながら、そ
のフィルタリングされた直流電圧が前記平滑用キャパシ
タC1に充電される。
【0005】このさい、前記インバータ制御手段120
から出力される同期制御信号がインバータ手段110の
スイッチング素子TR1のベイス端子に印加されると、
スイッチング素子TR1がターンオンされながら平滑用
キャパシタC1に充電された電圧により電流が加熱コイ
ル65をとおしてスイッチング素子TR1をへしつつ、
共振用キャパシタC2に流れるようになり、閉回路が構
成される。
【0006】したがって、前記加熱コイル65には共振
電流が流れつつ、この電流により加熱コイル65に載置
された調理容器66の表面に渦電流が生じ、調理容器6
6が加熱を開始する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
誘導加熱調理器においては、前記インバータ手段に1つ
のスイッチング素子を使用して加熱コイルを駆動させる
ことにより、高共振電圧が生ずるため、交流電源入力端
から入力される商用交流電圧が220Vの場合には、前
記スイッチング素子のスイッチング速度が遅延されなが
らも内圧が上がり、スイッチング素子が破損されうるの
みならず、機器の安全が保障できないとの問題点があっ
た。
【0008】
【発明の目的】したがって、本発明は上記のごとき問題
点の解決のためなされたものであって、本発明の目的
は、電流検出手段により加熱コイルに入力される電流変
動量を検出することにより、入力電源電圧の変動のさい
にも加熱コイルに一定の共振電流を供給して調理を行い
うる誘導加熱調理器を提供することにある。
【0009】本発明の他目的は、誘導加熱調理器の初期
動作のさい、スイッチング素子をとおして共振用キャパ
シタに流れる突入電流を小さくして、前記スイッチング
素子および加熱コイルの破損を防止するとともに、機器
の安全を保障できる誘導加熱調理器を提供することにあ
る。
【0010】本発明のさらに他目的は、共振電流検出部
により加熱コイルに流れる共振電流を検出することによ
り、非金属調理器容器を使用するときにも、発振周波数
を可変して出力電力を安定化して、機器を安定に駆動で
きる誘導加熱調理器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のため、
本発明による誘導加熱調理器は、交流電源入力端から入
力される商用交流電圧を直流電圧に全波整流する整流手
段と、前記交流電源入力端から入力される商用交流電圧
の零電位を検出する零電圧検出手段と、前記零電圧検出
手段により検出された商用交流電圧の零電位に同期して
前記誘導加熱調理器の全体的な動作を制御する制御手段
と、前記制御手段から出力される制御信号をうけて発振
周波数を出力する可変周波数発振手段と、前記可変周波
数発振手段から出力される発振周波数によりスイッチン
グ素子を駆動するよう駆動信号を出力するインバータ駆
動手段と、前記インバータ駆動手段からの駆動信号によ
り前記整流手段から出力される直流電圧が入力されて高
周波信号を生ずるインバータ手段と、前記インバータ手
段により駆動される加熱コイルに一定の共振電流を供給
するよう前記加熱コイルに入力される電流変動量を検出
する電流検出手段と、前記電流検出手段により検出され
た加熱コイルの入力電流変動量および負荷設定手段によ
り設定された基準電流量を比較し、発振周波数を可変す
るよう、比較電圧信号を前記可変周波数発振手段に出力
する比較手段とからなることを特徴とする。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付された図面を
参照して詳述する。図2に示すごとく、整流手段10は
交流電源入力端1から入力される商用交流電圧を直流に
全波整流するものであって、この整流手段10は前記交
流電源入力端1からの商用交流電圧を直流に全波整流す
るブリッジ整流器11と、このブリッジ整流器11によ
り全波整流された直流電圧に含有されているリブル成分
をフィルターリングするとともに、その全波整流された
直流電圧を充電するよう、ブリッジ整流器11の出力端
に接続された平滑用キャパシタC1と、ブリッジ整流器
11の整流効率を高めるよう、一側がブリッジ整流器1
1に接続され、他側が平滑用キャパシタC1に接続され
たチョークコイルL1とから構成されている。
【0013】零電圧検出手段20は、交流電源入力端1
から入力される商用交流電圧の零電位を検出し、制御手
段30は零電圧検出手段20から出力される零電圧検出
信号が入力されて商用交流電圧の零電位に同期し、誘導
加熱調理器をオン、オフさせることはもとより、前記誘
導加熱調理器の全体動作を制御するマイクロコンピュー
タである。
【0014】また、可変周波数発振手段40は、加熱コ
イル65により可変周波数を可変するよう制御手段30
から出力される制御信号をうけて一定の可変周波数を発
振するものであって、この可変周波数発振手段40は、
制御手段30から出力される同期制御信号をうけて加熱
コイル65により可変された発振周波数を生ずる周波数
発振部41と、制御手段30から出力される同期制御信
号をうけて周波数発振部41から生じる発振周波数が正
常周波数状態を保持するよう、周波数発振部41に入力
される電圧を下降させる正常周波数保持部42と、周波
数発振部41から生じる発振周波数が可聴周波数以下に
降下するのを防止するよう、前記発振周波数の最低周波
数を保持する最低周波数保持部43とから構成されてい
る。
【0015】また、前記インバータ駆動手段50は、前
記可変周波数発振手段40から発振される可変周波数に
より後述するインバータ手段60のスイッチング素子T
R1,TR2を交番してターンオンまたはターンオフ動
作をするようスイッチング素子TR1,TR2のベイス
端子に駆動信号を出力する。
【0016】また、前記インバータ手段60は、前記イ
ンバータ駆動手段50から出力される駆動信号により、
整流手段10から入力される直流電圧をうけて高周波信
号を生ずるものであって、前記インバータ手段60は、
前記インバータ駆動手段50から出力される駆動信号を
入力されて、加熱コイル65に共振電流を生ずるように
交番してターンオン/ターンオフ動作をするスイッチン
グ素子TR1,TR2と、前記スイッチング素子TR
1,TR2のターンオン/ターンオフ動作のさい整流手
段10の平滑用キャパシタC1に充電された電圧が印加
されて充放電しつつ電圧源が形成されるよう前記スイッ
チング素子TR1,TR2に並列接続された共振用キャ
パシタC2,C3と、前記スイッチング素子TR1,T
R2の初期ターンオン動作のさい前記共振用キャパシタ
C2,C3に流れる突入電流を減少し、前記スイッチン
グ素子TR1,TR2および加熱コイル65を保護する
よう前記共振用キャパシタC2,C3に並列接続された
分圧抵抗R1,R2と、前記スイッチング素子TR1,
TR2のターンオフ動作のさい生じる逆起電力をバイパ
スして、前記スイッチング素子TR1,TR2を保護す
るようスイッチング素子TR1,TR2のコレクタ端子
とエミッタ端子に、それぞれ並列接続された保護用ダイ
オードD1,D2とから構成されている。
【0017】一方、前記加熱コイル65は、スイッチン
グ素子TR1,TR2のターンオン/ターンオフ動作に
より生じる正弦波交流電流により調理用器66に渦電流
を生じ、調理用器66の調理物を加熱するよう一側がス
イッチング素子TR1,TR2の接続点に接続され他側
が共振用キャパシタC2,C3の接続点に直列接続され
ている。
【0018】さらに、電流検出手段70はインバータ手
段60により駆動される加熱コイル65に入力される電
流変動量を検出するものであって、この電流検出手段7
0はインバータ手段60により駆動される加熱コイル6
5に一定の共振電流を供給するよう、加熱コイル65の
変化する共振電流を検出する共振電流を検出する共振電
流検出部71と、加熱コイル65に載置された調理用器
66が適正容器であるかを判別するよう、交流電源入力
端1の変化する電流変動量を検出して、制御手段30に
出力する入力電流検出部73とから構成されている。
【0019】前記共振電流検出部71は、前記インバー
タ手段60により駆動される加熱コイル65の共振電流
変動量を検出する変流器CT1と、前記変流器CT1に
より検出された共振電流変動量を電圧に変換するよう、
前記変流器CT1の2次側に並列接続された抵抗R3
と、前記抵抗R3により変換された電圧信号をうけて半
波整流するダイオードD3と、ダイオードD3により半
波整流された直流電圧に含まれているリプル成分をフィ
ルタリングするよう、前記ダイオードD3のカソード端
子に一側が接続され、他側を接地された抵抗R6および
キャパシタC4とから構成されている。
【0020】また、前記入力電流検出部73は、前記交
流電源入力端1から出力される商用交流電圧をうけて前
記加熱コイル65の駆動のさい変化する交流電源入力端
1の電流変動量を検出する変流器CT2と、前記変流器
CT2により検出された電流変動量を電圧に変換するよ
う、前記変流器CT2の2次側に並列接続された抵抗R
4と、前記抵抗R4により変換された電圧信号を直流に
全波整流するブリッジ整流器731と、前記ブリッジ整
流器731により全波整流された直流電圧に含まれてい
るリプル成分をフィルタリングするよう、前記ブリッジ
整流器731の出力端に並列接続された抵抗R5および
キャパシタC5とから構成されている。
【0021】また、負荷設定手段80は、インバータ手
段60により駆動される加熱コイル65に一定の共振電
流を供給するよう、加熱コイル65の基準電流量の電流
リミットを設定する可変抵抗VRであって、この負荷設
定手段80は設計者が製品を出荷するさい、製品仕様に
より電流リミットを設定するのである。
【0022】また、図において、比較手段90は、電流
検出手段70により検出された加熱コイル65に入力さ
れる電流変動量に比例する電圧信号が非反転端子(+)
に入力されるとともに、負荷設定手段80により電流リ
ミットを設定された基準電圧信号は反転端子(−)に入
力され、可変周波数発振手段40に入力される電圧を可
変するよう、これを比較する比較機である。一方、未説
明符号5は、前記誘導加熱調理器をオン、オフさせる動
作スイッチである。
【0023】図4は、図3の各部分における出力波形図
であって、図4Aは図3のA点における交流入力波形
図、図4Bは図3のB点における出力波形図、図4Cは
動作スイッチをオンするさいの図3のC点における出力
波形図、図4Dは動作スイッチをオンするさいの図3の
D点における出力波形図、図4Eは動作スイッチをオン
するさいの図3のE点における出力波形図、図4Fは動
作スイッチをオフするさいの図3の点における出力波形
図、図4Gは動作スイッチをオフするさいの図3のD点
における出力波形図である。
【0024】以下、上記のごとく構成された誘導加熱調
理器の作用効果について説明する。まず、誘導加熱調理
器に電源が供給されると、交流電源入力端1から図4A
の波形(図3のA点における交流入力波形図)で表示さ
れる商用交流入力電圧が整流手段10に供給される。前
記整流手段10に供給された商用交流電圧(図4Aの波
形)はブリッジ整流器11をとおして直流電圧に全波整
流され、その全波整流された直流電圧に含まれているリ
プル成分は、平滑用キャパシタC1をとおしてフィルタ
ーリングされ、そのフィルターリングされた直流電圧が
平滑用キャパシタC1に充電される。
【0025】前記平滑用キャパシタC1に充電された電
圧は、インバータ手段60の分圧抵抗R1,R2により
分圧され、共振用キャパシタC2,C3にそれぞれ1/
2ずつかかる。
【0026】一方、零電圧検出手段20では、交流電源
入力端1から供給される商用交流電圧(図4Aの波形)
の零電位を検出し、図4Bの波形(図3のB点における
出力波形図)で表示される零電圧検出信号を制御手段3
0に出力する。
【0027】このさい、使用者が動作スイッチ5をオン
すると、図4Cの波形(図3のC点における出力波形
図)で表示されるスイッチオン信号が制御手段30に入
力される。
【0028】したがって、前記制御手段30ではスイッ
チオン信号(図4Cの波形)の入力のさい、零電圧検出
手段20から出力される零電圧検出信号(図4Bの波
形)が入力されて商用交流電圧の零電位に同期し、前記
誘導加熱調理器を動作するよう図4Dの波形(図3のD
点における出力波形図)で表示される同期制御信号を可
変周波数発振手段40の周波数発振部41と正常周波数
保持部42に出力する。
【0029】これにより、前記周波数発振部41では制
御手段30から出力される同期制御信号(図4Dの波
形)が入力されて加熱コイル65を駆動するための発振
周波数を生ずる。
【0030】前記周波数発振部41により生じた発振周
波数は制御手段30からの同期制御信号(図4Eの波
形)の入力のさい、周波数発振部41に入力される図4
Eの波形(図3のE点における出力波形図)で表示され
る電圧により決定される。
【0031】つまり、前記周波数発振部41に入力され
る電圧(図4Eの波形)が上昇すると発振周波数も上昇
し、周波数発振部41に入力される電圧(図4Eの波
形)が下降すると、発振周波数も下降することにより、
可変される発振周波数(約20〜30KHz)がインバ
ータ駆動手段50に入力される。
【0032】このさい、前記正常周波数保持部42は制
御手段30から出力される同期制御信号(図4dの波
形)が入力されて、周波数発振部41に入力される電圧
(図4Eの波形)を高電圧から低電圧に下降させること
により、周波数発振部41から生じる発振周波数が正常
周波数状態を保持できるようにする。
【0033】前記周波数発振部41から生じた発振周波
数(約20〜30KHz)がインバータ駆動手段50に
入力されると、インバータ駆動手段50では周波数発振
部41から生じた発振周波数により加熱コイル65を駆
動するための駆動信号をインバータ手段60に出力す
る。
【0034】したがって、前記インバータ手段60では
インバータ駆動手段50から出力される駆動信号をスイ
ッチング素子TR1,TR2のベイス端子から入力され
て、スイッチング素子TR1,TR2が交番にターンオ
ン/ターンオフ動作するようになる。
【0035】前記スイッチング素子TR1,TR2がタ
ーンオン動作すると、整流手段10の平滑用キャパシタ
C1に充電された電圧により電流がスイッチング素子T
R1をとおして加熱コイル65と変流器CT1をへて共
振用キャパシタC3に流れる。
【0036】このさい、前記加熱コイル65に供給され
た共振電流は加熱コイル65と共振用キャパシタC3に
より決定された時定数だけ増加してから減少するように
なるが、前記時定数により決定された電流量がゼロ
(0)となる時点でスイッチング素子TR1がターンオ
フされつつ、スイッチング素子TR1がターンオンされ
る。
【0037】前記スイッチング素子TR1がターンオン
動作すると、整流手段10の平滑用キャパシタC1に充
電された電圧により電流が共振用キャパシタC2をとお
して変流器CT1と加熱コイル65をへしつつスイッチ
ング素子TR2に流れる。
【0038】このさい、前記加熱コイル65に供給され
た共振電流は加熱コイル65と共振用キャパシタC2に
より決定された時定数だけ増加してから減少するように
なるが、前記時定数により決定された電流量がゼロ
(0)となる時点で、スイッチング素子TR2がターン
オフされつつ、スイッチング素子TR2がターンオンさ
れる。
【0039】上記のごときスイッチング素子TR1,T
R2のターンオン/ターンオフ交番動作により加熱コイ
ル65には、20〜30KHzの正弦波交流電流が流
れ、この電流により、加熱コイル65に載置された調理
用器66の表面に渦電流が生じつつ、調理用器66が加
熱し始める。
【0040】一方、前記スイッチング素子TR1,TR
2の初期ターンオン動作のさいには、平滑用キャパシタ
C1に充電された電圧の1/2電圧が共振用キャパシタ
C2,C3のそれぞれかかっているため、共振用キャパ
シタC2,C3に流れる突入電流を減少し、スイッチン
グ素子TR1,TR2と加熱コイル65の破損が防止さ
れる。
【0041】このさい、前記スイッチング素子TR1,
TR2のターンオン/ターンオフ交番動作による加熱コ
イル65の駆動のさい、変化する共振電流変動量を共振
電流検出部71の変流器CT1から検出し、その検出さ
れた共振電流変動量は抵抗R3により電圧変動量に変換
される。
【0042】前記抵抗R3により電圧変動量に変換され
た電圧信号は、ダイオードD3をとおして半波整流され
つつ、比較手段90の非反転端子(+)に入力される。
【0043】このさい、前記スイッチング素子TR1,
TR2のターンオン/ターンオフ交番動作による加熱コ
イル65の駆動のさい、変化する交流電源入力端1の入
力電流変動量を入力電流検出部73の変流器CT2から
検出し、その検出された入力電流変動量は抵抗R4によ
り電圧変動量に変換される。
【0044】前記抵抗R4により電圧変動量に変換され
た電圧信号は、ブリッジ整流器731をとおして直流電
圧に全波整流されつつ、比較手段90の非反転端子
(+)に入力されるとともに、制御手段30に入力され
る。
【0045】したがって、比較手段90は共振電流検出
部71のより検出された加熱コイル65の共振電流変動
量および入力電流検出部73により検出された交流電源
入力端1の入力電流変動量に比例する電圧信号を非反転
端子(+)をとおして入力されるとともに、負荷設定手
段80により電流リミットを設定された基準電圧信号を
反転端子(−)からうけて、これを比較する。
【0046】前記比較手段90により比較された電圧信
号は、周波数発振部41にフィードバックされ発振周波
数を可変させる。
【0047】このさい、最低周波数保持部43では比較
手段90により可変された比較電圧信号があまりに低下
され、発振周波数が可聴周波数以下に下らないように、
周波数発振部41に入力される電圧信号の下降を防止
し、図4Eの波形に表されたこどく、最低周波数を保持
する。
【0048】一方、制御手段30では、入力電流検出部
73により検出された交流電源入力端1の入力電流に比
例する電圧信号が入力されて、加熱コイル65に載置さ
れた調理用器66が適正負荷であることを判断する。
【0049】もし、前記加熱コイル65に調理用器66
が不載置であるか、非適正容器の小物負荷(さじ,はし
など)が載置されていれば、スイッチング素子TR1,
TR2には瞬間、過度の電流が流れるが、交流電源入力
端1から入力される電流変動量は無視できるほどに、き
わめて小さい。
【0050】したがって、前記入力電流検出部73では
交流電源入力端1の変化する入力電流を変流器CT2を
とおして検出し、制御手段30に出力する。
【0051】これにより、制御手段30では表示手段
(図示なし)をとおして、加熱コイル65に載置された
調理用器66が適正容器でないのを示す動作エラーを表
す。
【0052】さらに、前記制御手段30では、零電圧検
出手段20により検出された商用交流電圧の零電位に同
期し、図4Gの波形(図3のD点における出力波形図)
で表示される同期制御信号を可変周波数発振手段40に
出力することにより、誘導加熱調理器の動作を中断さ
せ、回路を安全に保護する。
【0053】また、前記加熱コイル65に載置された調
理用器66が非金属調理容器とアルミニウム調理容器の
場合には、インピーダンスが低下され、加熱コイル65
の共振電流が増加されるが、これを共振電流検出部71
の変流器CT1から検出し、比較手段90に出力する。
【0054】前記比較手段90では共振電流検出部71
により検出された共振電流に比例する電圧信号を、負荷
設定手段80により設定された基準電圧信号と比較し、
可変された電圧信号を周波数発振部41に出力する。
【0055】したがって、前記周波数発振部41では比
較手段90により可変された電圧信号が入力されて変化
される加熱コイル65の状態により発振周波数を可変さ
せる(約60〜70KHz)。
【0056】これにより、インバータ駆動手段50で
は、周波数発振部41により可変された発振周波数によ
りスイッチング素子TR1,TR2の駆動のための駆動
信号を、インバータ手段60に出力することにより、非
金属容器の非金属調理容器にたいしても、安定化された
出力電力を供給して機器を安定に保護できる。
【0057】上記のごとき、誘導加熱調理器の動作のさ
い、使用者が動作スイッチ5をオフすると、図4Fの波
形(図3のC点における出力波形図)で表示されるスイ
ッチオフ信号が、制御手段30に入力される。
【0058】したがって、前記制御手段30ではスイッ
チオフ信号(図4Fの波形)の入力のさい、零電圧検出
手段20から出力される零電圧検出信号(図4Bの波
形)が入力されて商用交流電圧の零電位に同期し、図4
Gの波形(図3のD点における出力波形図)で表示され
る同期制御信号を可変周波数発振手段40に出力する。
【0059】これにより、前記可変周波数発振手段40
では制御手段30から出力される同期制御信号(図4G
の波形)が入力されて周波数発振を中断する。
【0060】前記可変周波数発振手段40で周波数で周
波数発振が中断されると、インバータ駆動手段50では
スイッチング素子TR1,TR2のベイス端子に駆動信
号をそれ以上には出力しないため、スイッチング素子T
R1,TR2はターンオフされる。
【0061】つまり、前記交流電源入力端1から供給さ
れる商用交流電圧の零電位に同期し、スイッチング素子
TR1,TR2がターンオフ動作されスイッチング素子
TR1,TR2の流れる電流が最小のとき、誘導加熱調
理器を停止させることにより、スイッチング素子TR
1,TR2を保護するようになる。
【0062】
【発明の効果】上述のごとく、本発明による誘導加熱調
理器によれば、電流検出手段により加熱コイルに入力さ
れる電流変動量を検出することにより、入力電源電圧の
変動のさいにも加熱コイルに一定の共振電流を供給して
調理が行えるし、誘導加熱調理器の初期動作のさい、ス
イッチング素子をとおして共振用キャパシタに流れる突
入電流を小さくして、前記スイッチング素子および加熱
コイルの破損を防止するとともに、機器の安全を保障で
きる効がり、共振電流検出部により加熱コイルに流れる
共振電流を検出することにより、非金属調理容器を使用
するときにも、発振周波数を可変して出力電力を安定化
して、機器を安全に駆動できる優れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来による誘導加熱調理器の全体的な制御回
路。
【図2】本発明の一実施例による誘導加熱調理器の制御
ブロック図。
【図3】本発明の一実施例による誘導加熱調理器の詳細
回路図。
【図4】図3の各部分における出力波形図であって、図
4Aは図3のA点における交流入力波形図、図4Bは図
3のB点における出力波形図、図4Cは動作スイッチを
オンするさいの図3のC点における出力波形図、図4D
は動作スイッチをオンするさいの図3のD点における出
力波形図、図4Eは動作スイッチをオンするさいの図3
のE点における出力波形図、図4Fは動作スイッチをオ
フするさいの図3のC点における出力波形図、図4Gは
動作スイッチをオフするさいの図3のD点における出力
波形図である。
【符号の説明】
1 交流電源入力端 10 整流手段 20 零電圧検出手段 30 制御手段 40 可変周波数発振手段 41 周波数発振部 42 正常周波数保持部 43 最低周波数保持部 50 インバータ駆動手段 60 インバータ手段 65 加熱コイル 70 電流検出手段 71 共振電流検出部 73 入力電流検出部 80 負荷設定手段 90 比較手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源入力端から入力される商用交流
    電圧を直流電圧に全波整流する整流手段と、前記交流電
    源入力端から入力される商用交流電圧の零電位を検出す
    る零電圧検出手段と、前記零電圧検出手段により検出さ
    れた商用交流電圧の零電位に同期して前記誘導加熱調理
    器の全体的な動作を制御する制御手段と、前記制御手段
    から出力される制御信号をうけて発振周波数を出力する
    可変周波数発振手段と、前記可変周波数発振手段から出
    力される発振周波数によりスイッチング素子を駆動する
    よう駆動信号を出力するインバータ駆動手段と、前記イ
    ンバータ駆動手段から出力される駆動信号により前記整
    流手段から入力される直流電圧が入力されて高周波信号
    を生ずるインバータ手段と、前記インバータ手段により
    駆動される加熱コイルに一定の共振電流を供給するよう
    前記加熱コイルに入力される電流変動量を検出する電流
    検出手段と、前記電流検出手段により検出された加熱コ
    イルの入力電流変動量および負荷設定手段により設定さ
    れた基準電流量を比較し、発振周波数を可変するよう、
    比較電圧信号を前記可変周波数発振手段に出力する比較
    手段とからなることを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記可変周波数発振手段は、前記制御手
    段から出力される制御信号をうけて発振周波数を生ずる
    周波数発振部と、前記制御手段から出力される制御信号
    をうけて前記周波数発振部から生じる発振周波数が正常
    周波数状態を保持するように前記周波数発振部に入力さ
    れる電圧を下降させる正常周波数保持部と、前記周波数
    発振部から生じる発振周波数が可聴周波数以下に下降す
    るのを防止するよう、前記発振周波数の最低周波数を保
    持する最低周波数保持部とから構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 前記インバータ手段は、前記インバータ
    駆動手段から出力される駆動信号をうけて加熱コイルに
    共振電流を生ずるよう交番してターンオン/ターンオフ
    動作をするスイッチング素子TR1,TR2と、前記ス
    イッチング素子TR1,TR2のターンオン/ターンオ
    フ動作のさい平滑用キャパシタC1に充電された電圧が
    印加されて充放電しつつ電圧源を形成するよう前記スイ
    ッチング素子TR1,TR2並列接続された共振用キャ
    パシタC2,C3と、前記スイッチング素子TR1,T
    R2の初期ターンオン動作のさい前記共振用キャパシタ
    C2,C3に流れる突入電流を減少し、前記スイッチン
    グ素子TR1,TR2および加熱コイルを保護するよう
    前記共振用キャパシタC,C3に並列接続された分圧抵
    抗R1,R2と、前記スイッチング素子TR1,TR2
    のターンオフ動作のさい生じる逆起電力をバイパスして
    前記スイッチング素子TR1,TR2を保護するようス
    イッチング素子TR1,TR2のコレクタ端子とエミッ
    タ端子にそれぞれ並列接続された保護用ダイオードD
    1,D2とから構成されていることを特徴とする請求項
    1記載の誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 前記電流検出手段は、前記インバータ手
    段により駆動される加熱コイルに一定の共振電流を供給
    するよう、加熱コイルの変化する共振電流を検出する共
    振電流検出部と、前記加熱コイルに載置された調理容器
    が適正容器であるかを判別するよう前記交流電源入力端
    の変化する入力電流を検出する、入力電流検出部とから
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の誘導加
    熱調理器。
  5. 【請求項5】 前記共振電流検出部は、前記インバータ
    手段により駆動される加熱コイルの共振電流変動量を検
    出する変流器CT1と、前記変流器CT1により検出さ
    れた共振電流変動量を電圧に変換するよう前記変流器C
    T1の2次側に並列接続された抵抗R3と、前記抵抗R
    3により変換された電圧信号をうけて半波整流するダイ
    オードD3と、ダイオードD3により半波整流された直
    流電圧に含まれているリプル成分をフィルタリングする
    よう前記ダイオードD3のカソード端子の一側が接続さ
    れ、他側を接地された抵抗R6およびキャパシタC4と
    から構成されていることを特徴とする請求項4記載の誘
    導加熱調理器。
  6. 【請求項6】 前記入力電流検出部は、前記交流電源入
    力端から出力される商用交流電圧をうけて前記加熱コイ
    ル駆動のさい変化する交流電源入力端の入力電流変動量
    を検出する変流器CT2と、前記変流器CT2により検
    出された電流変動量を電圧に変換するよう前記変流器C
    T2の2次側に並列接続された抵抗R4と、前記抵抗4
    により変換された電圧信号を直流に全波整流するブリッ
    ジ整流器と、前記ブリッジ整流器により全波整流された
    直流電圧に含まれているリプル成分をフィルタリングす
    るよう前記ブリッジ整流器の出力端に並列接続された抵
    抗R5およびキャパシタC5とから構成されていること
    を特徴とする請求項4記載の誘導加熱調理器。
JP13343794A 1993-07-19 1994-06-15 誘導加熱調理器 Pending JPH0757867A (ja)

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KR199313329 1993-07-19
KR199310500 1993-07-19
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Effective date: 19970624