JPH075666Y2 - 電源盤取外し安全構造 - Google Patents

電源盤取外し安全構造

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JPH075666Y2
JPH075666Y2 JP14991688U JP14991688U JPH075666Y2 JP H075666 Y2 JPH075666 Y2 JP H075666Y2 JP 14991688 U JP14991688 U JP 14991688U JP 14991688 U JP14991688 U JP 14991688U JP H075666 Y2 JPH075666 Y2 JP H075666Y2
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JP
Japan
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rack
power
lug
panel
power board
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JP14991688U
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茂 坂井
保里 川浪
昌司郎 谷口
哲也 高橋
建次 篠原
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 電源盤取外し安全構造に関し、 電源盤が架より抜け切る前に、作業者に電源盤を支える
態勢に入る猶予を確実に与えることを可能とすることを
目的とし、 架の棚板上を滑らせて該架内に挿入されて実装され、必
要に応じて引き出して該架外に取り外される電源盤の側
面に、引き出し方向先端側に押し下げ操作される操作
部、これとは反対側にラグを有する係止部材を、回動可
能に設け、上記棚板に上記電源盤を案内すべく設けたガ
イド板を、上記電源盤の引き出しの途中で上記ラグを係
止するストッパ部を有する形状とし、上記電源盤を上記
架より取り外すべく引き出したときに、途中で上記ラグ
が上記ストッパ部に衝合して引き出しが一旦制御され、
上記操作部を押し下げ操作することにより上記係止部材
が回動して上記ラグが上記ストッパ部より外れて上記制
限が解除されるように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本考案は電源盤取外し安全構造に関する。
通信設備等の架内には電源盤が挿入されて実装してあ
る。試験等に際して、電源盤を引き出して架より取り外
すことがある。
電源盤は約20kgと重い。電源盤が架より抜け出す過程で
は、電源盤の重量は架により支えられており、作業者の
手には作用しない。電源盤が架より抜け切ると、電源盤
の約20kgという重量が作業者の手に急に作用する。
このため、抜け切る前に作業者に力を入れるための準備
の猶予を与え、抜け切った電源盤を確実に支えることが
出来るようにして、作業者が負傷しないような安全のた
めの構造が必要とされる。
〔従来の技術〕
従来は、架に電源盤を案内するガイド部材が取り付けて
あるだけの構造である。
〔考案が解決しようとする課題〕
電源盤はガイド部材により案内されて抜去されるが、架
よりは一気に抜け出す。このため、作業者が電源盤を支
える態勢に入る前に電源盤が架より抜け切り、電源盤の
重量を支えきれなくなることもある。この場合には、電
源盤が床上に落下し、電源盤を損傷させたり、作業者が
負傷したりする。
本考案は電源盤が架より抜け切る前に、作業者に電源盤
を支える態勢に入る猶予を確実に与えることを可能とし
た電源盤取外し安全構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、架の棚板上を滑らせて該架内に挿入されて実
装され、必要に応じて引き出して該架外に取り外される
電源盤の側面に、引き出し方向先端側に押し下げ操作さ
れる操作部、これとは反対側にラグを有する係止部材
を、回動可能に設け、 上記棚板に上記電源盤を案内すべく設けたガイド板を、
上記電源盤の引き出しの途中で上記ラグを係止するスト
ッパ部を有する形状とし、 上記電源盤を上記架より取り外すべく引き出したとき
に、途中で上記ラグが上記ストッパ部に衝合して引き出
しが一旦制御され、上記操作部を押し下げ操作すること
により上記係止部材が回動して上記ラグが上記ストッパ
部より外れて上記制限が解除されるように構成したもの
である。
〔作用〕
電源盤の引出しが途中で一旦制限されることにより、作
業者に対して電源盤を支える態勢に入るための猶予が確
実に与えられる。
〔実施例〕
第1図は本考案の電源盤取外し安全構造の一実施例を示
す。第2図、第3図は電源盤の実装状態を示し、第4図
は取外し時の状態を示す。
各図中、1は通信設備の架であり、床面2上に設置して
ある。3,4は架1の側板、5は棚板である。
6は箱状の電源盤であり、約20kgと重く、上面の二つの
ハンドル7を持って取り扱われる。
矢印A1は電源盤6の挿入方向を示し、矢印A2は引き出し
方向を示す。
8は係止部材であり、電源盤6の一の側面9の下部に水
平に配してある。
係止部材8は、細長の板部8aを本体とし、この細長板部
8aのうち引き出し方向の端に外方に逆L字状に折曲され
てなる操作部8bを有し、挿入方向の端に外方にL字状に
折曲されてなるラグ8cを有してなる。
この係止部材8は、細長板部8aのうち操作部8b寄りの部
位の丸孔8dを第6図に示すように段付ねじ10により枢支
され、係止用ラグ8c寄りの部位の長孔8eに段付ねじ11が
嵌合し、長孔8eの範囲内で矢印B1,B2方向に回動可能で
ある。回動支点が操作8b寄りにあるため、係止部材8は
矢印B1方向に回動した状態にあり、略水平となってい
る。
12はガイド部材であり、電源盤6を案内しうるように棚
板5上にねじ止めしてある。
ガイド部材12の上縁12aのうち、矢印A2方向の端には、
本考案の要部をなすストッパ部12bが上方に突出して形
成してある。このストッパ部12bが後述するようにラグ8
cを係止する。
またガイド部材12の矢印A2方向端には、電源盤6の挿入
時にラグ8cを案内する斜面部12c及び電源盤6自体を案
内するための外方に斜めに折曲された補助ガイド部12d
が形成してある。
第3図に示すように、電源盤6の反対側の側面にも係止
部材及び棚板5のうちこの側面に対向する部位にもガイ
ド部材が設けてある。この係止部材、ガイド部材は、上
記の係止部材8,ガイド部材12と同じ形状であり、対応す
る部分には添字1を付した同一符号を付し、その説明は
省略する。
次に、電源盤6の実装時及び取外し時の操作及び動作に
ついて説明する。
実装は、第5図に示すように、ハンドル7を持って電源
盤6を持ち上げ、棚板5の端に載せ、矢印A1方向に押し
て棚板5上を滑らせることにより行う。
電源盤6は、補助ガイド部12dにより寄せられ両方のガ
イド部材12,12-1により案内されつつ矢印A1方向に挿入
され、第3図に示すようにブラケット13をブラケット14
にねじ止めして固定される。
ラグ8cは第1図中点aより水平に移動を開始し、斜面部
12cに当接し、これに沿ってb-cで示すように移動し、c-
dで示すようにストッパ部12bを乗り越える。即ち、操作
部8bを押す操作をしなくても、電源盤6を単に矢印A1
向に押す操作をするだけで、ラグ8cはストッパ部12bを
乗り越える。
このように操作部8bを押す操作が不要であるため、電源
盤6の挿入は安全に行われる。
ストッパ部12bを乗り越えた後、ラグ8cは、d-eで示すよ
うに上縁12a上を移動する。
第2図、第3図は電源盤6が架1内に実装された状態を
示す。
電源盤6を架1より取り外すときには、架の背板(図示
せず)を取り外し、ブラケット14のねじを外した後、ハ
ンドル7を持って矢印A2方向に引き、電源盤6を棚板5
上を滑らせる。ラグ8cは点eより上縁12aに沿って移動
する。
第4図に示すように電源盤6の一部が架1より抜け出し
ていよいよ作業者が腕に力を入れて電源盤6の重量を支
えることが必要とされる直前の状態まで電源盤6が引き
出されると、ラグ8cが点dに到り、ストッパ部12dに衝
合し、電源盤6の矢印A2方向移動が制限され停止され
る。
この状態で、作業者は腕に力を入れて電源盤6の重量を
支える準備態勢に入り、このとき既に架1外に出ている
操作部8bを矢印Cで示すように下方向に押す。
これにより、係止部材8は第4図中2点鎖線で示すよう
に長孔8eの範囲で矢印B2方向に回動され、ラグ8cがd-f
で示すように上方に変位してストッパ部12bより高い位
置に到り、係止が解除される。
この後、再度電源盤6を矢印A2方向に引くと、電源盤6
は同方向に移動し、遂には棚板5より外れて、架1より
取り外される。ラグ8cはf-aで示すように、ストッパ部1
2bを乗り越えて移動する。
上記のように、電源盤6の架1よりの抜け出しが途中で
一旦停止されるため、このときに作業者は腕に力を入れ
て電源盤6の重量を支える準備態勢に入ることが出来、
この態勢に入った後に電源盤6が架1より抜け出すた
め、作業者は架1より抜け出した電源盤6を確実に支え
ることが出来る。
従って、電源盤6は静かに床面21上に降ろさせる。
これにより、電源盤6が床面2上に落下し、電源盤6を
損傷させたり、作業者が負傷するような事故が未然に防
止される。
なお、反対側の係止部材81も上記の係止部材8と同様に
操作する。
また、上記のように電源盤の両側に係止部材を設けるこ
とは必ずしも必要ではなく、電源盤の一方の側面にだけ
係止部材を設けた構成でもよい。
〔考案の効果〕
以上説明した様に、本考案によれば、電源盤が架より一
気に抜け出すことはなく、必ず途中で一旦停止されるた
め、作業者は電源盤を支える態勢に入ることが出来、こ
れにより電源盤を床面に落として、電源盤を損傷させた
り、作業者が負傷したりする事故を防止することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電源盤取外し安全構造の一実施例を示
す図、 第2図は電源盤の実装状態の側面図、 第3図は電源盤の実装状態の正面図、 第4図は電源盤の取り外し途中の状態を示す図、 第5図は電源盤を実装するときの最初の状態を示す図、 第6図は係止部材の枢支部の断面図である。 図において、 1は架、5は棚板、6は電源盤、7はハンドル、8は係
止部材、8aは細長板部、8bは操作部、8cはラグ、8dは丸
孔、8eは長孔、9は側面、10,11は段付ねじ、12はガイ
ド部材、12aは上縁、12bはストッパ部、12cは斜面部 を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高橋 哲也 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)考案者 篠原 建次 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】架(1)の棚板(5)上を滑らせて該架内
    に挿入されて実装され、必要に応じて引き出して該架外
    に取り外される電源盤(6)の側面(9)に、引き出し
    方向先端側に押し下げ操作される操作部(8b)、これと
    は反対側にラグ(8c)を有する係止部材(8)を、回動
    可能に設け、 上記棚板(5)に上記電源盤を案内すべく設けたガイド
    板(12)を、上記電源盤の引き出しの途中で上記ラグ
    (8c)を係止するストッパ部(12b)を有する形状と
    し、 上記電源盤を上記架より取り外すべく引き出したとき
    に、途中で上記ラグ(8c)が上記ストッパ部(12b)に
    衝合して引き出しが一旦制限され、上記操作部(8b)を
    押し下げ操作することにより上記係止部材(8)が回動
    して上記ラグ(8c)が上記ストッパ部(12b)より外れ
    て上記制限が解除されるように構成した電源盤取外し安
    全構造。
JP14991688U 1988-11-17 1988-11-17 電源盤取外し安全構造 Expired - Lifetime JPH075666Y2 (ja)

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JP14991688U JPH075666Y2 (ja) 1988-11-17 1988-11-17 電源盤取外し安全構造

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JP14991688U JPH075666Y2 (ja) 1988-11-17 1988-11-17 電源盤取外し安全構造

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JPH0270494U JPH0270494U (ja) 1990-05-29
JPH075666Y2 true JPH075666Y2 (ja) 1995-02-08

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JP14991688U Expired - Lifetime JPH075666Y2 (ja) 1988-11-17 1988-11-17 電源盤取外し安全構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006103731A1 (ja) * 2005-03-28 2006-10-05 Fujitsu Limited 電子装置
JP5573152B2 (ja) * 2009-12-25 2014-08-20 富士通株式会社 装置筐体および装置

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JPH0270494U (ja) 1990-05-29

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